友人から届いたハマナスの種の保存法について女房に
「湿らせた砂と混ぜて冷蔵庫に保管するんだって。いま時、砂ってないよね。公園?」と言うと、
「砂。あるわよ。タクラマカンの。」と女房。
そう言えば思い出しました。
記録をたどると今から12年前の2000年、西安から敦煌、トルファン、ウルムチまでシルクロードの一部を旅した時の事です。帰路の空港までの途中、砂漠の中を走っていた観光バスが道路脇の砂溜まりなった場所に臨時停車。
「記念にタクラマカン砂漠の砂を持って帰られる方はどうぞ」と現地ガイドの案内。
当時、陶芸教室に通っていた女房は陶芸の土に混ぜて記念の作品でも作ろうかとサラサラとこぼれる砂をビニール袋に入れて持って帰りました。
女房が出してきたのは、その砂です。
せっかく送って貰ったハマナスの種です、何とか発芽させたく、
この砂と、ミズゴケと観葉植物の土の3つの袋に分けて春まで冷蔵庫に保管するつもりです。
砂時計の砂のような粒子の細かいサラサラの砂です。
さて、このシルクロードの砂とハマナスの相性はいかに。