中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

経営者の年齢が高くなるにつれ・・・

2017年04月30日 04時41分51秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)457ページ「コラム 2-6-5 図 都道府県別に見た中小企業経営者の 65 歳以上年齢割合の推移(1995-2015)」をみましたが、今日は458ページ「第 2-6-40 図 経営者の年齢別に見た企業の成長段階」をみます。

下図から経営者の年代別に企業の成長段階を見ると、経営者の年代が若いほど成長段階と回答した企業の割合が多く、経営者の年齢が高くなるにつれ、成熟段階の企業が多くなることが分かります。

次に下図から、経営者の年齢別に競争環境の変化に対する認識を見ると、70歳以上の経営者において、「市場のニーズが多様化している」や「技術・サービスの質が高度化している」に対する回答割合が低くなっていることが見て取れます。

私のまわりでは70歳以上の経営者は珍しくないのですが、年を取ると、市場に吹く風が感じられなくなってしまうということなんですね。何となく寂しいですね。。。

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滋賀県は経営者の高齢化が進んでいない!?

2017年04月29日 05時08分20秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)455ページ「第 2-6-38 図 産業別に見た中小企業経営者の 65 歳以上年齢割合の推移」をみましたが、今日は457ページ「コラム 2-6-5 図 都道府県別に見た中小企業経営者の 65 歳以上年齢割合の推移(1995-2015)」をみます。

下図から、1995 年度と2015 年度における、都道府県別の企業経営者年齢の増減を見ると、例えば、滋賀県では、1995 年から2015 年にかけて経営者の65 歳以上年齢割合が 15%ポイント増加となっており、比較的、高年齢化が進んでいない地域であることが分かります。

白書は、首都圏に着目すると、ほとんどの地域で高齢化割合が 20%ポイント以上増加しており、高齢化が進んでいる様子が見て取れる、とあります。

滋賀県でどのような取組を行ったのかが分からないのですが、高齢化しているのは首都圏に限らず全国的な傾向であると言うことですね。

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高齢化する経営者の現状は?

2017年04月28日 05時00分32秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)454ページ「第 2-6-37 図 年代別に見た中小企業の経営者年齢の分布」をみましたが、今日は455ページ「第 2-6-38 図 産業別に見た中小企業経営者の 65 歳以上年齢割合の推移」をみます。

下図から産業別に、経営者の65歳以上年齢の割合の推移を見ると、製造業では、65歳以上年齢の割合が15%ポイント程度増加し、非製造業では、10%ポイント程度増加していることが見て取れます。

この結果について白書は、製造業と非製造業で、5%ポイント程度の開きはあるものの、経営者の高齢化が進展していることが分かる、とあります。

次に、企業の従業員規模別に経営者の高齢化割合の経年推移を見ると、1995年では、従業員規模が20人以下の企業において、65歳以上年齢の割合が最も低かったのに対して、2015年では、同規模の企業で、65歳以上年齢の割合が最も高くなっていることが分かります。

この結果について白書は、企業規模が小さくなるに従い、企業内の新陳代謝が進んでいない傾向にあることがうかがえる、とあります。

今年、私は「地域における事業承継の現状と課題」をテーマに取り組んで行こうと思っているので、この現状を踏まえた白書の考えが非常に気になりますね!!

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中小企業の経営者の年齢は??

2017年04月27日 04時52分14秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)447ページ「第 2-6-36 図 中長期事業計画を策定しない理由」をみましたが、今日は454ページ「第 2-6-37 図 年代別に見た中小企業の経営者年齢の分布」をみます。

下図から1995年から5年ごとに代表者年齢の推移を見ると、1995年では、経営者年齢のピークは47歳であるが、2000年代に推移するにつれ、年齢層のピークもシフトし、2015年では、ピークの年齢は66歳となっていることが分かります。

この図の序文として、白書は、企業の新陳代謝とは、産業全体の企業の参入、退出や開業、廃業を指すことが多いが、本節で取り上げる企業の新陳代謝とは、企業内における経営者や経営者層の若返りや交代を指し、経営者の年齢と企業の収益力の関係を分析していくこととする。

中小企業の場合、経営状況の改善、悪化は経営者の手腕に依存している場合が多い。

企業が成長する上で、経営者の新陳代謝を進めることは、重要な課題の一つといえるであろう。

本節では、このような認識のもと、まずは経営者年齢の現状を確認する。

これを踏まえた上で、経営者の年代の違いによる、成長への意識や投資意欲の違いを分析し、最後に、経営者が交代したことによる業績への影響を確認する、とあります。

今、公募中の「持続化補助金」も経営者の年齢がポイントになっているようです。読み進んでいきましょう!!

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事業計画は不要と思ってしまう理由は・・・

2017年04月26日 05時14分31秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)446ページ「第 2-6-35 図 中長期事業計画を策定する理由」をみましたが、今日は447ページ「第 2-6-36 図 中長期事業計画を策定しない理由」をみます。

下図から中長期事業計画を策定しない理由を見ると、「計画通りに事業が進むことがないため」が43.5%の回答割合となっているほか、「作成コストに見合う効果が得られないため」が25.5%となっており、事業計画の作成効果を得ることができないと感じている経営者が多いことが分かります。

また、「日々の仕事に追われ作成する時間がないため」も29.8%となっており、回答割合が高い傾向にあることも読み取れます。

この結果について白書は、上述の通り、中長期事業計画を策定している経営者は、その効果を認識し、全社的に成長を目指している傾向が見られ、そのような経営者は自社が成長段階であると回答している割合が高いことから、計画的な経営と企業の成長には一定の関係があることが示唆される。

事業計画に基づいた経営を行っていくことが、今後の中小企業の課題であるといえる、とあります。

計画策定を推進する立場でありながら、今回の回答には納得できる部分もあります。ですが、成長を目指している経営者であれば、このようには感じないというのは、良い刺激になりますね!!

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事業計画を作成する理由は何ですか??

2017年04月25日 04時56分31秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)445ページ「第 2-6-34 図 企業分類別に見た中長期事業計画への投資行動の反映有無による経常利益率の違い」をみましたが、今日は446ページ「第 2-6-35 図 中長期事業計画を策定する理由」をみます。

下図から中長期事業計画を作成する理由を見ると、「従業員と共有し成長への動機づけが行えるため」が70.8%で、最も高い回答割合となっていることが分かります。

この結果について白書は、計画的な経営が課題であることは上述したとおりであるが、この回答結果からも、経営者が全社一体となることが自社の成長につながるという意識を持っていることは、計画的な経営を実践していく上で重要なことだといえる。

また、「実績値と計画値を比較し、自社の課題を明らかにできるため」や「事業の見直し、組織体制の構築に役立つため」といった項目への回答割合が高いことから、収益力が高い企業ほど、計画的な経営を心掛けようとしている、とあります。

私の場合は、経営者が直面している悩みや課題を聞き、それを経営者とともに整理しながら気づきを与えることが任務と考えています。よって、基本的に、その企業の従業員と接することはあまりないので、動機付けは経営者に任せています。

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中長期計画には投資を織り込もう!!

2017年04月24日 05時00分00秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)444ページ「第 2-6-32 図 企業分類別に見た中長期事業計画の策定状況」をみましたが、今日は445ページ「第 2-6-34 図 企業分類別に見た中長期事業計画への投資行動の反映有無による経常利益率の違い」をみます。

下図からな収益力の高低における傾向の違いについて、投資行動の有無という観点を加えて分析してみると、「稼げる企業(①)」については、さほど差はないものの、それ以外の企業については、中長期事業計画の作成有無により、収益力に差があることが見て取れます。

この結果について白書は、中長期事業計画に投資行動の計画も盛り込むことで、より着実に計画が遂行され、その結果が収益力に結び付いていることが示唆される、とあります。

中長期の計画の中に、投資を織り込むということです。投資に必要な額をキャッシュフローから求めていくと、必要な売上高が算出されるということです。ここは基本ですね!!

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中長期の事業計画を策定すると稼げる企業になる!!

2017年04月23日 05時00分00秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)443ページ「第 2-6-31 図 企業分類別に見た事前リスク評価分析の効果」をみましたが、今日は444ページ「第 2-6-32 図 企業分類別に見た中長期事業計画の策定状況」をみます。

下図から中長期事業計画の策定率の実態を見ると、「経常利益率の高い企業(②)」では56.5%、「その他の企業(④)」では57.3%の策定率となっていますが、他方で、「稼げる企業(①)」は46.4%、「自己資本比率の高い企業(③)」は43.4%となっており、「経常利益率の高い企業(②)」や「その他の企業(④)」と比べて策定率が低い傾向にあることが分かります。

我々、中小企業診断士は、中小企業の中長期の事業計画の策定を支援することが頻繁にあります。

その中で、中長期事業計画の取組状況と収益力の関係については考えたことがなかったので、これは興味深いデータですね!!

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リスクを予め把握しておく!

2017年04月22日 05時00分00秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)442ページ「第 2-6-30 図 企業分類別に見た事前リスク評価の実施者」をみましたが、今日は443ページ「第 2-6-31 図 企業分類別に見た事前リスク評価分析の効果」をみます。

下図から事前のリスク評価分析の効果について見ると、「リスクをあらかじめ把握できた」と回答した割合が6割程度となっているが分かります。

白書は、他方で、「経常利益率の高い企業(②)」では、「リスクが顕在化する前に防ぐことができた」が20.0%、また、「リスクの顕在化による影響を想定内に抑制できた」が18.3%と、これら2つの回答割合が「稼げる企業(①)」や「自己資本比率の高い企業(③)」に比べて高い傾向にある。

「リスクの顕在化による影響を想定内に抑制できた」の回答割合が「稼げる企業(①)」や「自己資本比率の高い企業(③)」よりも高い傾向にあるのは「その他の企業(④)」も同様であるが、この背景には、「経常利益率の高い企業(②)」や「その他の企業(④)」は事前のリスク評価を行っているものの、その分析内容に改善の余地がある可能性が考えられる、とあります。

喉元過ぎれば熱さを忘れるでリスクが去ると緊張感が低下してきますが、平常時に具体的に細かい積み上げをしておくことが肝要ということですね。

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たまには外部機関の意見も取り入れてみよう!!

2017年04月21日 05時00分00秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)441ページ「第 2-6-29 図 企業分類別に見たモニタリングの効果」をみましたが、今日は442ページ「第 2-6-30 図 企業分類別に見た事前リスク評価の実施者」をみます。

下図から投資の検討段階における事前評価の方法を見ると、全体の傾向として、「社内の人材のみ」に対する回答割合が5割程度となっていることが分かります。

白書は、「社内の人材が中心となり、適宜、外部に相談」に対する回答割合も、「稼げる企業(①)」で36.5%、「経常利益率の高い企業(②)」では32.8%、また、「自己資本比率の高い企業(③)」でも35.7%と3割を超えている。

特に、「その他の企業(④)」では43.7%となっており、外部機関の意見も取り入れ、投資行動の是非を決定する企業も一定数存在することがうかがえる、とあります。

外部機関は岡目八目なのでこういう結果になるのでしょうが、現場にいると、社内は垂直に対して、外部は水平の関係なので、言いやすいということがあるように感じますね。

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投資にはモニタリングが重要である!!

2017年04月20日 04時49分48秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)440ページ「第 2-6-28 図 企業分類別に見たモニタリングの実施者」をみましたが、今日は441ページ「第 2-6-29 図 企業分類別に見たモニタリングの効果」をみます。

下図から企業分類別に投資行動に係るモニタリングの効果を見ると、「遅延なく進められた」とする回答が多数を占めていることが分かります。

白書は、「事業の遅延は発生したが、想定内の遅延・支出に抑えられた」と回答している割合も全体的に3割程度となっており、モニタリングを実施することが、投資の成功率を高めることにつながっていると考えられる。

さらに、「自己資本比率の高い企業(③)」に着目すると、「事業の遅延が想定外ではあったものの、一定程度の遅延・支出に抑えられた」と回答する割合が18.8%と、他の企業よりも高い傾向となっている。

モニタリングを実施することで、想定外の事態が生じても早急な対策を実施でき、軌道修正が図れることが投資を成功に導くことのできた要因の一つであると推察される、とあります。

想定外の事態が起きることを想定していながらも、その対策のために迅速な軌道修正を行うという心構えが、大きな鍵になりそうですね。

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誰がチェックすると成果が出るのか??

2017年04月19日 05時18分18秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)439ページ「第 2-6-27 図 企業分類別に見たモニタリングの実施頻度」をみましたが、今日は440ページ「第 2-6-28 図 企業分類別に見たモニタリングの実施者」をみます。

下図から企業分類別に投資行動に係るモニタリングの実施者について見ると、モニタリング実施企業の全体的な傾向として、「経営層と現場」で行う割合が高く、現場と経営層の情報共有を重要視する姿勢がうかがえます。

白書は、「経常利益率の高い企業(②)」では、「現場と外部機関」や「経営層と外部機関」という回答割合も合計で10.2%となっており、社内の人材だけでなく外部の人材も活用することで、投資の成功率を高めていることが示唆される、とあります。

経営者と現場に、我々のような外部機関が加わると、緊張感が伴うのかもしれませんね。。。

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毎日でもチェックしたくなるのは・・・??

2017年04月18日 05時43分52秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)435ページ「第 2-6-26 図 企業分類別に見た投資行動の失敗要因」をみましたが、今日は439ページ「第 2-6-27 図 企業分類別に見たモニタリングの実施頻度」をみます。

下図から企業分類別に投資行動に係るモニタリングの頻度を見ると、「稼げる企業(①)」や「経常利益率の高い企業(②)」では、「一週間に一度」に対する回答割合が高いことが見て取れます。

白書は、他方で、「自己資本比率の高い企業(③)」は「月に一度」に対する回答が5割を超えており、投資行動に係るスケジュール管理や人材管理等に課題がある可能性が考えられる、とあります。

確かに、何か新しい取り組みを行うのであれば、その動向が気になって仕方がないはず。「月に一度」であれば、その程度の位置づけということですね。。。

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なぜ投資が失敗してしまうのか??

2017年04月17日 04時54分25秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)434ページ「第 2-6-25 図 企業分類別に見た投資行動の成功要因」をみましたが、今日は435ページ「第 2-6-26 図 企業分類別に見た投資行動の失敗要因」をみます。

下図から投資行動の失敗要因を見ると、「想定以上のコストが掛かった」という資金面での要因が高くなっていることが分かります。

また、「経常利益率の高い企業(②)」においては、「事前のリスク評価分析が不十分であった」が28.0%、「事前調査で想定需要を把握できなかった」が25.6%となっており、投資実施前の検討に係る要因が他の企業と比較して高い回答割合となっているほか、「適切なモニタリングが行えていなかった」という投資の実施段階での要因も19.2%となっています。

以上を踏まえ、白書は、第 2-6-25図や第 2-6-26図を通して、投資の成功要因や失敗要因を分析してきたが、稼げる企業や投資に積極的な傾向である「経常利益率の高い企業(②)」は、投資検討段階での事前評価や投資実施中の進捗管理等を重要視している傾向にある。

そこで、以下では、モニタリングや事前評価の方法等について、分析していく、とあります。

想定以上にコストがかかることは事前評価と進捗管理が甘いということなのでしょうね。これも再確認しておいた方がよいですね。

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投資を成功させるには??

2017年04月16日 04時36分38秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)433ページ「第 2-6-24 図 企業分類別に見た投資行動が実行に至らなかった理由」をみましたが、今日は434ページ「第 2-6-25 図 企業分類別に見た投資行動の成功要因」をみます。

下図から投資行動が成功に至った要因を見ると、どの企業も、「投資のタイミングが適切であった」に対する回答割合が高いことが分かります。

白書は、市場の動向に対する自社の製品・サービスの見極めが想定通りであったことが、投資を成功に導く大きな要因と考えていることが分かる、とあります。

また白書は、企業分類別に特徴を見ると、「稼げる企業(①)」は、「適切な人員の配置であった」という人材面の要因や、「事前のリスク評価分析が役に立った」という投資行動前の検討プロセスを成功要因として考えている傾向にあることが分かる。

加えて、「経常利益率の高い企業(②)」の企業と同水準ではあるが、「適切なモニタリングが行われていた」に対する回答割合が21.7%となっており、比較的高い傾向にある。

続いて、「経常利益率の高い企業(②)」に着目すると、「市場の成長性が想定通りであった」が28.7%であることや、「技術・サービス力の優位性が想定通りであった」が30.7%と、事前分析評価に係る要因が他の企業よりも高い回答割合となっている。

また、上述のとおり、「適切なモニタリングが行われていた」に対する回答割合も22.1%となっており、「自己資本比率の高い企業(③)」や「その他の企業(④)」と比較して高い傾向にある。

このように、「稼げる企業(①)」や「経常利益率の高い企業(②)」は、投資のタイミングに加えて、投資検討段階での事前評価分析や投資実施中の進捗管理等を重視していることがうかがえる。

他方で、「自己資本比率の高い企業(③)」に着目すると、「想定内のコストに収めることができた」という費用面での要因が高くなっていることが見て取れる、とあります。

事前の評価、実施するタイミング、そして実行中の進捗管理が重要と言うことですね。当然とはいえ、再確認になりますね。

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