中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

男性起業家の平均年齢は49.7歳!!

2018年02月28日 04時48分13秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」98ページ「第 2-1-2 図 起業希望者及び起業家の性別構成の推移」をみましたが、今日は100ページ「第 2-1-4 図 男⼥別に⾒た、起業家の業種構成の推移」をみます。

下図から起業家の業種構成の推移を男女別に見ると、男性は農林漁業といった一次産業や、建設業の割合が女性に比べて高ぃ、また、男女共に、近年製造業、卸売業、小売業、飲食サービス業の割合が低下しており、一方で、学術研究,専門・技術サービス業、生活関連サービス業,娯楽業、教育,学習支援業をはじめとしたサービス業や医療,福祉の割合が上がっていることが分かります。

白書は、女性については、特に小売業、飲食サービス業の割合が近年低下傾向にある一方で、その他のサービス業の割合が増加傾向にあることが分かる、とあります。

次に、起業家、起業準備者、起業希望者の平均年齢の推移を男女別に見ると、少子高齢化の影響により、起業家、起業準備者、起業希望者の平均年齢は男女共に年々上昇していることが分かります。

白書は、男性については、1979年から2012年にかけて男性全体の平均年齢が40.4歳から49.3歳と8.9歳上昇しているのに対して、男性起業家の平均年齢は、39.7歳から49.7歳へ10歳と男性全体平均を上回るペースで起業家の平均年齢が上昇している。

それに対し、女性については、1979年から2012年にかけて女性全体の平均年齢が42.2歳から52.1歳と9.9歳上昇しているのに対して、女性起業家の平均年齢は37.1歳から44.7歳と7.6歳の上昇にとどまっている、とあります。

男性起業家の平均年齢が49.7歳とは、まさに、私とほぼ同世代のバブル世代ですね。これは興味深いデータですね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

女性はなかなか起業に至らない。。。

2018年02月27日 05時05分23秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」97ページ「第 2-1-1 図 起業の担い手の推移」をみましたが、今日は98ページ「第 2-1-2 図 起業希望者及び起業家の性別構成の推移」をみます。

下図から起業希望者と起業家について男女別の構成を見ると、1997年以降、女性の起業希望者割合が増加傾向にある一方で、全体の起業家に占める女性起業家の割合は、1997年以降減少傾向にあることからも、近年女性が働き方の一つとして起業を考えるようになっているものの、実際にはなかなか起業にまで至っていないことが分かります。

次に、第 2-1-3 図の起業家の年齢別構成を男女別に見ると、起業家全体に占める60歳以上の起業家の割合は、1979年以降男女共に増加傾向にあり、また、足下の2012年の60歳以上の起業家割合は、女性が20.3%に対し、男性が35.0%と、女性に比べ男性の方が高くなっていることが分かります。

この結果について白書は、男性の場合サラリーマンを定年退職した後に、セカンドキャリアとして起業を選択している人が女性に比べて多いためであると推察される、とあります。

創業塾を開催した際に、受講生の属性をみると、白書と同じような結果になりますね。これは納得ですので、次に行きましょう!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

毎年一定数の起業家が一貫して誕生している!

2018年02月26日 04時46分58秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」94ページ「雇用関係によらない働き方について」をみましたが、今日は97ページ「第 2-1-1 図 起業の担い手の推移」をみます。

下図から我が国の起業を担っている起業希望者数、起業準備者数、起業家数の経年推移を見ると、起業希望者数、起業準備者数は1997年以降減少傾向にあり、その結果起業家数も2002年38.3万人、2007年34.6万人、2012年30.6万人と徐々にではあるが減少していることが分かります。

白書は、他方で、起業準備者数と起業家数の減少ペースについては、起業希望者数の減少ペースに比べて緩やかであり、起業希望者に対する起業家の割合については、1997年から2012年にかけて、13.1%、18.6%、19.9%、20.2%と増加しており、その結果、起業希望者数が大きく減少している一方で、毎年一定数の起業家が一貫して誕生していることが分かる。

また、兼業・副業として起業を検討している起業希望者、起業準備者(以下、それぞれ「兼業・副業としての起業希望者」、「兼業・副業としての起業準備者」という。)及び、兼業・副業として起業した起業家(以下、「兼業・副業としての起業家」という。)について見てみると、全体の起業希望者、起業準備者に占める、兼業・副業としての起業希望者、起業準備者の割合は2002年以降それぞれ増加傾向にある(起業希望者全体に占める兼業・副業としての起業希望者の割合は、2002 年:31.7%、2007 年:41.6%、2012 年:44.7%となっている。また、起業準備者全体に占める兼業・副業としての起業準備者の割合は2002 年:30.8%、2007 年:38.0%、2012 年:43.8%となっている)。

他方で、全体の起業家に占める兼業・副業としての起業家の割合も、2002年以降増加傾向にある(2002年:2.9%、2007年:4.0%、2012年:4.2%)が、起業希望者や起業準備者に比べ、割合が低いことからも、兼業・副業としての起業が新しい働き方の一つとして注目されてきているものの、実際に起業に至ることは少ないことが分かる、とあります。

毎年一定数の起業家が一貫して誕生している、ということに、都市部にいる方は納得できると思いますが、少子高齢化の町村部に行くと、創業者に出会えることはまずありません。そういう中で、白書は起業・創業をどのように考えているのか、読み進んでいきます!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

白書が見る、フリーランスという働き方

2018年02月25日 05時11分02秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」91ページ「コラム 1-3-2図① 中小企業等経営強化法のスキーム」をみましたが、今日は94ページ「雇用関係によらない働き方について」をみます。

白書は、今後の我が国の産業構造の変化を踏まえると、自ら柔軟な働き方を希望したり、育児・介護などの制約がある働き手にとって、フリーランス・アライアンス等の「雇用関係によらない働き方」が働き方の「選択肢」となることは重要である。

2016 年度に実施した経済産業省の調査によると、働き手の大半が「満足」で「今後も現在の働き方を続けたい」との結果が出た一方で、フリーランスを活用する企業はわずか 2 割にとどまった。

そして、課題及び対応方針として、フリーランス等の「雇用関係によらない働き手」は、“スキル ” や “ 置かれている環境 ” 等によって、異なった課題を抱えており、必要となる打ち手も異なる。

①スキル向上・教育訓練、②働き手の安心につながる環境整備、③企業等の取組を進めていくことによって、「雇用関係によらない働き方」を働き方の「選択肢」として確立していく、とあります。

私が独立した十年前にはフリーランスというと「不適合者」や「脱落者」のようなイメージがあったのですが、時が過ぎた今、これを読んで下さっている方の中には、私のようにフリーランスという立場を選択されている方も少なくないと思います。

そして、今、フリーランスの雇用環境を整備しようと国が検討し始めていますが、フリーランスの良さは社会に拘束されない”自由”であることですので、その居心地の良さには踏み込んで欲しくないですね。。。(笑)

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

「経営力向上計画」を作成しよう!!

2018年02月24日 04時55分45秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」88ページ「第 1-3-18図 現職の従業者規模別現職の⼊職理由の割合」をみましたが、今日は91ページ「コラム 1-3-2図① 中小企業等経営強化法のスキーム」をみます。

下図は中小企業等経営強化法のスキームについての説明です。

これについて白書は、中小企業等経営強化法は、中小企業等の生産性を高めるための政策的な枠組みである「中小企業等経営強化法」が 2016 年 7月1日に施行された。

事業者は、事業分野別指針に沿って「経営力向上計画」を作成し、認定を受けることで税制や金融支援等の措置を受けることができる。

具体的には、
①業種を所管する大臣が、業種毎に、生産性向上の優良事例を指針化する。
②この指針に沿った取組を行う中小企業・小規模事業者に対し、固定資産税の軽減措置を含め、金融や税制等で支援する。
③同時に、商工会・商工会議所、地域金融機関といった地域の支援機関が、中小企業・小規模事業者の取組を促すなど支援を行う。
というスキームとなっている、とあります。

この「経営力向上計画」、もちろん概要は知っていますが、中小企業にとって直接的なメリットがないので、あまり関心はなかったのですが、先日、中小企業診断士の理論研修を受けた際に、「経営力向上計画」という言葉が何回も出てきたので、認識を改めようと思っています!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

仕事の内容が重要視されている!!

2018年02月23日 05時43分40秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」86ページ「第 1-3-16図 規模別給与額の推移」をみましたが、今日は88ページ「第 1-3-18図 現職の従業者規模別現職の⼊職理由の割合」をみます。

下図について白書は、現職に入職する理由について、現職の従業者規模別に最も多いものを確認すると、どの従業者規模でも「仕事の内容に興味」であり、どの従業者規模の企業に入職する場合であっても、仕事の内容が重要視されていることが分かります。

白書は、また、従業者規模間で差のある項目について確認すると、「会社の将来に期待」、「収入が多い」といった項目については、割合の水準としては高くはないものの、従業者規模が大きくなるほど割合が増加しており、離職理由の裏返しとなっているといえる、とあります。

次に、中小企業からの転職理由を見ると、転職先の従業者規模が同じ中小企業間での転職で最も多かった理由が「仕事の内容に興味」(23.2%)であるのに対して、中小企業から大企業では「労働条件が良い」(21.4%)となっていることが分かります。

また白書は、そのほか、中小企業から大企業への転職では、同じ中小企業間での転職に比べて、収入や会社の将来性を転職の理由として挙げる割合が高くなっている。

次に、大企業からの転職理由を見ると、転職先の従業者規模が大企業間の場合で最も多かった理由が、「仕事の内容に興味」(23.4%)であるのに対し、大企業から中小企業では「労働条件が良い」(22.4%)となっている。

そのほか、大企業から中小企業への転職では、「とにかく仕事に就きたかった」(19.1%)を理由として挙げる割合が高くなっている、とあります。

会社選びの際に「仕事の内容に興味」があるのは当然ですので、「将来」「収入」「労働条件」を大事に考えてしまうのは当然です。ですが、そもそもこれは労働者の声であることを、経営者はよく考えないと行けませんね。。。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

大企業と中小企業のお給料にはどれくらいの差があるのか??

2018年02月22日 05時01分12秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」84ページ「第 1-3-15図 前職の従業者規模別前職の離職理由の割合」をみましたが、今日は86ページ「第 1-3-16図 規模別給与額の推移」をみます。

下図について白書は、中小企業においては、離職理由として「収入が少ない」ことを挙げる割合が高いが、実際の賃金の水準について、従業者規模別の給与額の推移を見ると、大企業と中小企業の正社員の賃金は、ここ20年間、中小企業が27.5~29.8万円、大企業が33.8~38.4万円程度で推移しており、賃金格差が解消されないままであることが分かる、とあります。

次に、従業者規模別の賃上げ率を見ると、100~299人の従業者規模の企業の賃上げ率は、おおむね他の従業者規模よりも低い水準で推移していることが分かります。

白書は、ただし、100~299人の従業者規模の企業の賃上げ率は着実な上昇傾向にあり、近年では他の従業者規模の企業との差が縮小しつつある、とあります。

差が解消しつつあるとはいえ、毎月数万円もの差があるとなると、給料よりも仕事とも言ってられないですよね。。。!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

大企業を辞める理由、中小企業を辞める理由

2018年02月21日 05時00分44秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」77ページ「コラム 1-3-1図② 産業別就業者数の推移」をみましたが、今日は84ページ「第 1-3-15図 前職の従業者規模別前職の離職理由の割合」をみます。

下図から前職を離職した理由について、前職の従業者規模別に最も多いものを確認すると、従業者規模が1~29人の企業では、「収入が少ない」(20.5%)、30~99人の企業では「労働条件が悪い」(17.7%)、100~299人の企業及び300人以上の企業では「定年・契約期間の満了」(19.4%、42.5%)となっていることが分かります。

白書は、特に従業者規模間で割合に差があるものを確認すると、「収入が少ない」、「会社の将来が不安」、「会社の都合」、「職場の人間関係」については、従業者規模が大きくなるにつれて理由として挙がる割合が低下している一方で、「定年・契約期間の満了」の割合は従業者規模が大きくなるにつれて上昇している。

中小企業からの離職の理由は、収入面によるものが最も多く、将来性を不安視しての退職や、会社の都合による退職も大企業に比して多いと考えられる。

他方で、大企業からの離職理由は、定年・契約期間の満了が最も多く、定年まで勤め上げるケースや、有期雇用の期間が満了した場合が多いと考えられる。

また、「結婚・出産・育児・介護・看護」等の個人的理由や、「仕事の内容が不満」、「能力・個性・資格を生かせない」といった、仕事の内容に関する理由が挙がる割合は、いずれの従業者規模においても5%程度と、あまり大きくなく、従業者規模間でも大きな差は見られなかった、とあります。

大企業を辞める理由、中小企業を辞める理由は人それぞれかと思いますが、こういう結果を見ると心当たりがありますよね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

製造業の就業者数は減少している!!

2018年02月20日 05時02分31秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」74ページ「第 1-3-6図 完全失業率の要因分解」をみましたが、今日は77ページ「コラム 1-3-1図② 産業別就業者数の推移」をみます。

下図について白書は、産業構造の変化を受けて、我が国全体の就業者数の構造も大きく変化している。

製造業の就業者数は緩やかな減少傾向にある一方で、医療,福祉の就業者数は一貫して増加を続けており、2002 年時点と比較するとほぼ倍増していることが分かる、とあります。

このところ、ものづくり企業から、仕事はあるが担い手が集まらないために売上高を伸ばすことができない、という相談が多くなっています。製造業は魅力的な職場ではなくなっているということなのでしょうね。。。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

雇用のミスマッチの根拠とは??

2018年02月19日 04時47分41秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」72ページ「第 1-3-4図 求⼈倍率・完全失業率の推移」をみましたが、今日は74ページ「第 1-3-6図 完全失業率の要因分解」をみます。

下図について白書は、足下では需要不足による失業率がマイナスになっており、現在生じている失業は、企業と求職者の間で求める能力・資格・労働条件等についての違い(ミスマッチ)が発生していることや、求職者の求職活動と企業の選考活動等の労働移動に時間を要していることによる、構造的失業であることが分かる、とあります。

雇用のミスマッチという言葉は頻繁に耳にしますが、この分析が元になっていたとは知らなかったですね。何事にも根拠があるということですね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

労働市場は25年ぶりの高水準にある!!

2018年02月18日 06時43分51秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」71ページ「第 1-3-2図 就業者数・就業率の推移」をみましたが、今日は72ページ「第 1-3-4図 求⼈倍率・完全失業率の推移」をみます。

下図について白書は、労働力人口に占める完全失業者の割合を示す、完全失業率について見ると、近年は低下傾向が続いており、足下では22年ぶりの低水準となっていることが分かります。

白書は、有効求職者数に対する有効求人数の比率であり、労働市場の需給状況を示す有効求人倍率についても引き続き上昇を続けており、足下では25年ぶりの高水準にある。

新規求人倍率、有効求人倍率、正社員の有効求人倍率についても同じく上昇を続けている、とあります。

次に、有効求人倍率について地域別に見ると、2016年の有効求人倍率は、47全ての都道府県で1倍を超えており、全国的に求人数が求職者数を上回っていることが分かります。

雇用状況の改善もアベノミクスの成果の一つなのでしょうね。都道府県毎に見ると、福井県が最も高くなっています。先日、福井県にお邪魔した際に、金沢と大阪を結ぶ新幹線の工事があちこちで見られたので、これもプラスに作用しているのでしょうね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

就業者数は増加している!!

2018年02月17日 05時00分44秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」64ページ「第 1-2-41図 倒産効果の内訳(第 1期及び第 3期)」をみましたが、今日は71ページ「第 1-3-2図 就業者数・就業率の推移」をみます。

下図から就業者数の推移を見ると、生産年齢人口が減少する中で、減少傾向が続いていたが、就業率の増加により、足下では4年連続で上昇していることが分かります。

また、年齢と性別ごとに確認すると、ここ20年で、特に60~69歳の高齢者の中でも比較的若い年齢層と、いわゆるM字カーブの谷の部分である、女性の25~44歳の年齢層で労働参加が進んでいることが分かります。

少子高齢化により労働人口は減少していると思っていたのですが、就業者数は増加していることは驚きですね。間違った固定観念を排除しないといけませんね。。。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

倒産効果という言葉!

2018年02月16日 05時00分37秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」58ページ「第 1-2-33図① プラスの再配分効果をもたらす企業の特徴(業種構成)」をみましたが、今日は64ページ「第 1-2-41図 倒産効果の内訳(第 1期及び第 3期)」をみます。

下図について白書は、倒産企業のTFPが業種の平均よりも低い場合、倒産効果はプラスとなるが、平均よりも高い場合、倒産効果はマイナスとなる。

第1期から第3期にかけて、プラス、マイナスの倒産効果をもたらす企業の割合は大きく変わっておらず、おおむね倒産企業の6割が全体のTFPを押し上げ、残り4割が全体のTFPを押し下げる構図となっている、とあります。

押し上げに寄与する倒産企業の割合が高いものの、ごく一部の規模の大きな企業の倒産によって全体の倒産効果がマイナスになっている。ここからは、こうしたマイナスの倒産効果の大きい企業に焦点を当てて特徴を見ていく、とあります。

倒産はマイナスばかりでなくプラスになることもある。倒産効果という言葉は刺激的ですね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

TFPの高い企業が積極的に売上を拡大している

2018年02月15日 05時00分32秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」57ページ「第 1-2-32図 再配分効果の内訳」をみましたが、今日は58ページ「第 1-2-33図① プラスの再配分効果をもたらす企業の特徴(業種構成)」をみます。

下図について白書は、プラスの再配分効果を持った存続企業の業種構成について、第1期及び第3期で比較すると、全体として大きな変化は見られない。また、経営指標を比較すると、第1期における、売上高増加率はほとんどゼロであったが、第3期には10%近い増加率となっている、とあります。

白書は、このことから、第1期においては、TFPの低い企業がシェアを縮小することによって再配分効果がプラスになっていた側面が大きかったものが、第3期においては、TFPの高い企業がシェアを拡大することで再配分効果のプラス幅を拡大させたと推測される。

実際に、第1期から第3期にかけて、シェアを縮小することでTFPの上昇に寄与した企業(TFPの低い企業)の割合は26%から16%に低下する一方で、シェアを拡大することでTFPの上昇に寄与した企業(TFPの高い企業)の割合は34%から44%に上昇している。

第1期、第3期とも中小企業間では健全な競争環境が担保されているといえるが、第3期では、TFPの高い企業が積極的に売上を拡大していく、より望ましい側面が見られたといえる、とあります。

分かるような分からないような。。。TFPに対する独特な読み方に感じますね。あまりピンとこないので、少し読み飛ばしましょう~!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

再配分効果は中小企業に寄与している!

2018年02月14日 05時03分30秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」56ページ「第 1-2-31図① 存続企業の特徴(業種構成)」をみましたが、今日は57ページ「第 1-2-32図 再配分効果の内訳」をみます。

下図について白書は、TFPが業種平均よりも高い存続企業のシェアが拡大する場合や平均よりも低い存続企業のシェアが縮小する場合、再配分効果はプラスとなり、TFPが業種平均よりも高い存続企業のシェアが縮小する場合や平均よりも低い存続企業のシェアが拡大する場合、再配分効果はマイナスとなる。

第1期から第3期にかけて、プラス、マイナスの再配分効果をもたらす企業の割合は変わっておらず、存続企業の6割が全体のTFPを押し上げ、残り4割が全体のTFPを押し下げ、押し上げ効果が押し下げ効果を大幅に上回る構図となっている、とあります。

白書は、これまで見てきたとおり、再配分効果は3期間を通じて中小企業のTFPの上昇に最も寄与しており、再配分効果のプラス幅は第1期から第3期にかけて拡大している。

これは、第1期から第3期にかけて、マイナスの再配分効果がほとんど変わらなかった一方で、プラスの効果が拡大したことが背景にある。ここからは、プラスの再配分効果の拡大に焦点を当てて分析していく、とあります。

昨日のスピルオーバー効果についての補足という感じですね。読み進んでいきましょう!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆