中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

ビジネスを取り巻く環境は変化すると思いますか??

2019年02月28日 05時23分13秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」49ページ「図 115-32 今後の事業展開の方向性」を読みましたが、今日は50ページ「図 115-34 ビジネス環境の変化への認識」を見ます。

下図からビジネスを取り巻く環境は大きく変化するかどうかについて尋ねた結果を見ると、半数超の企業が今後「大きな変化(大規模な変化、これまでよりは大きな変化)が見込まれる」と回答(図 115-34)していることが分かります。

業種別にみると、「大きな変化が見込まれる」割合は輸送用機械で高く、自動車関連業界におけるビジネス環境の変化が他の産業に比べて大きいと見込まれている(図 115-35)ことが分かります。

私は「大規模な変化が見込まれる」に投じます。10年後ではなく5年後であれば大規模ではないようが気もしますが、特に自動車の今の常識は大きく変わっていくと思いますね。

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既存事業領域で拡大していく!!

2019年02月27日 06時21分56秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」48ページ「図 115-31 現在の事業領域やポジションに対する満足度」を読みましたが、今日は49ページ「図 115-32 今後の事業展開の方向性」を見ます。

下図から今後の事業展開の方向性を見ると、複数回答&最も重視項目のいずれについても、異なる事業領域への進出や既存領域の事業拡大よりも、「現在の事業領域の延長で 、 事業
を拡大していきたい」企業の割合が突出しており、既存事業領域での拡大志向が強いことが分かります。

規模別では、大企業ほど「現在の事業領域の延長で 、 事業を拡大していきたい」と考える割合が高まるのに対し、中小企業の方が「現在の事業領域で 、 現事業を着実に継続していきたい」の割合が高く、安定志向が強い傾向にある(図 115-32)ことが分かります。

私は飽きっぽい性格なので、すぐに新しいことに目が行ってしまうのですが、既存事業領域での拡大、これが基本ですよね。

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現在の事業領域やポジションに満足していますか??

2019年02月26日 05時01分54秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」45ページ「図 115-22 各指標の各クラスターの平均得点比較」を読みましたが、今日は48ページ「図 115-31 現在の事業領域やポジションに対する満足度」を見ます。

下図から現在の事業領域やポジションに満足しているかどうかを見ると、1/3 の企業が現在の事業領域やポジションに満足している一方で、2/3の企業は現状に満足していないという結果であることが分かります。

この結果について白書は、満足していない企業の割合が満足している企業の割合を大きく上回り、「現状を打破しないといけない」という危機感を持っている企業が多い一方で、1/3 の企業は現在の状況に満足している。また、満足している傾向は中小企業の方が強いことが分かる、とあります。

この質問、素朴でありながら、良い質問ですね。私も「満足していない」に一票を投じます。

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IoTを活用すると業績が向上する!!

2019年02月25日 04時46分48秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」45ページ「図 115-22 各指標の各クラスターの平均得点比較」を読みましたが、今日は45ページ「図 115-22 各指標の各クラスターの平均得点比較」を見ます。

下図からIoT の利活用度合いと今後 3 年間の業績見通し(国内外の営業利益)の関係性を見ると、クラスター D から A に向かうほど、今後の営業利益の見通しについて「増加」「やや増加」と回答する企業の割合が高く、IoT 活用に積極的なグループほど、今後の業績は明るい見通しを持っている傾向にあることが分かります。

また、下図からIoT の利活用度合いと事業展開の積極性の関係をみると、IoT 利活用に積極的なグループほど、異業種への進出や既存事業の拡大に意欲的である。また、IoT の利活用度合いと変化に対する備えの度合いとの関係をみると、IoT 利活用に積極的なグループほど、ビジネス環境を取り巻く大きな変化に対応した備えを推進している傾向にあることが分かります。

IoT などのデジタル技術活用への挑戦度合いと業績や事業展開などへの積極性には一定の相関関係があるということですね。読み進んでいきましょう!!

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IoTの活用を規模と業種で見てみると・・・

2019年02月24日 04時37分49秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」44ページ「図 115-21 4つのクラスターの特徴」を読みましたが、今日は45ページ「図 115-22 各指標の各クラスターの平均得点比較」を見ます。

下図について白書は、分析に用いた8つの指標の平均得点をクラスター別に比較すると、IoT などの技術の活用に対して最も積極的なのがクラスターAであり、以下、B、C、Dと進むにつれ、IoT の活用度が低くなっていくとあります。

また従業員規模別・企業規模別の構成をみると(図 115-23・24)、クラスターDからAに向かって IoT活用度が高くなるほど、規模の大きい企業の比率が高まっており、また、業種別では、機械産業(一般機械、電気機械、輸送用機械)の比率が高まる傾向がみられる(図 115-25)、とあります。

規模と業種により取り組み方が異なることは分かりました。では、これが経営にどのような影響を与えているのでしょうか。明日見ていきます!!

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IoT の活用度合い等を分析すると・・・

2019年02月23日 07時35分36秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」42ページ「図 115-16 データ収集の目的」を読みましたが、今日は44ページ「図 115-21 4つのクラスターの特徴」を見ます。

白書は、IoT などの技術の生産プロセス全般における活用状況に関する回答結果をもとに類型化分析を実施しIoT の活用度合いとその他の取組の相関関係を分析した結果、下表の4つのクラスターに分類することができたとあります。

明日、この結果について見ていきましょう!

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データ収集の利用目的は何ですか??

2019年02月22日 04時48分51秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」41ページ「図 115-14 収集したデータの活用に至っていない理由」を読みましたが、今日は42ページ「図 115-16 データ収集の目的」を見ます。

下図からデータ収集の利用目的を見ると、「製造工程全般の効率化」、「品質の向上」、「生産計画の精度向上」の順であった(図 115-16)ことが分かります。

また、白書は、業種別の収集しているデータの利用目的をみると、化学工業では「コストダウン」、鉄鋼業では「トレーサビリティの実施」を重視する傾向が強い(図 115-17)。さらに、主力製品分類別でみると、「原材料 ・ 素材」や「賃加工」では、「品質の向上」「トレーサビリティの実施」の割合が相対的に高く、素材系企業において品質に対する意識が高いことが伺える(図 115-18)、とあります。

データを収集する目的は何かということよりも、目的を明確にしていることが重要なのでしょうね。そして目的が明確な企業はますます強くなっていくということですね!

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データサイエンティストがいないことがネックになっている!?

2019年02月21日 04時01分46秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」39ページ「図 115-12 生産プロセスにおいて何らかのデータ収集を行っているか」を読みましたが、今日は41ページ「図 115-14 収集したデータの活用に至っていない理由」を見ます。

白書はデータを使いこなせる組織を作り上げるためには、「経営層による利用目的の明確化」及び「共通認識醸成」、経営戦略的視点を持ってデータ利活用を実行に移せる「人材の確保」などが必須条件となってくると考えられる。

しかし、この点、昨年末のアンケート調査において、生産プロセスの改善・向上などに向けて収集したデータの利活用に至っていない理由を聞いたところ、「知見を持った人材を確保できないため」が 50.7% と最も多く、データサイエンティストなど、専門的な知識を持った「人材」が社内にいないことがネックとなっていることが見て取れる(図 115-14)、とあります。

データサイエンティストというのはメディアの中だけの存在かと思っていましたが、こういう人材が本当に必要とされているんですね。考え方を変えないといけませんね!

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実行へ移すことが不可欠!!

2019年02月20日 05時06分43秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」39ページ「図 115-10 データの収集 ・ 利活用にかかる戦略 ・ 計画を主導する部門」を読みましたが、今日は39ページ「図 115-12 生産プロセスにおいて何らかのデータ収集を行っているか」を見ます。

下図から設備の稼働状況などの生産プロセスにおけるデータ収集を行っている企業の割合を見ると、昨年調査と比べほぼ横ばい(66.6% → 67.6%)となっている(図115-12)ことが分かります。

この図の序文として白書は、データの収集・利活用にかかる戦略や計画策定が経営マターに移行してきたことは、データを活用したビジネスモデル革新やそれによる付加価値獲得を経営層が我が事として捉え始めたという意識変化の証左であるといえる。一方で、ビジネスモデル革新やそれによる付加価値獲得につなげるためには、実際にデータ収集・利活用を実行へと移すことが不可欠である、とあります。

実行へ移すことが不可欠、耳が痛い指摘ですね。経営者といえど所詮は人間。分かっているけどできないのが人間と言っていても始まらないので、読み進んでいきましょう!

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データを管理するのは社長ですか?それとも現場ですか??

2019年02月19日 04時42分24秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」38ページ「図 115-9 日米の業種別 全要素生産性の比較(2015 年)」を読みましたが、今日は39ページ「図 115-10 データの収集 ・ 利活用にかかる戦略 ・ 計画を主導する部門」を見ます。

下図から経済産業省が 2017 年 12 月に実施したアンケート調査を見ると、データの収集・利活用にかかる戦略・計画を主導する部門に関して、「経営者 、 経営戦略部門」が55.1% と過半数を超える一方で、「製造部門」が 22.3%、「情報システムを統括する部門」が 9.6% となっていることが分かります。

この結果について白書は、2016 年調査と比較すると、「経営者、経営戦略部門」が大幅に増加(29.6% → 55.1%)する一方、「製造部門」が大幅に減少(44.8% → 22.3%)しており、データ利活用が現場マターから経営マターに変化してきており、経営戦略上のデータ利活用の重要性への認識が急速に高まっていることが伺える(図 115-10)、とあります。

規模別でみると、大企業・中小企業ともに経営者・経営戦略部門が主導する割合が大幅に増えている一方で、大企業の方が未だに「製造部門」などの現場が主導している割合が高く、経営層が主導する形でのデータ収集・利活用が一層求められている(図 115-11)、とあります。

確かに経営者もデータを持つべきだと思いますが、「製造部門」主導の方が新たなものづくりが生まれてきそうな感じがしてよいのですが、今のデータ管理はそういうことではなくなったということなのでしょうね。

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ソリューション展開を図り着実に対価を得ていく!

2019年02月18日 05時12分11秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」36ページ「図 115-6 製造業の実質労働生産性の時系列変化」を読みましたが、今日は38ページ「図 115-9 日米の業種別 全要素生産性の比較(2015 年)」を見ます。

下図について白書は、違う尺度・違う分析手法でみれば、日本の製造業の生産性は米国に比べると劣っていないという計測も存在する、とあります。

慶応大学の野村浩二教授が、米国ハーバード大学のジョルゲンソン教授及び米国商務省のサミュエルズ氏と行った共同研究よると、日本の製造業の全要素生産性(2015 年)は米国よりも 1.2%高いという結果となり、サービス業などその他の業種が米国を下回るものの、我が国製造業にも生産性の優位性がまだ残っているという分析がなされている。

計測において乖離が生じる大きな要因は、マクロの購買力平価をすべての製品の内外価格差として代用した簡易な計算では、日本の製造業の生産量が小さく評価され、生産性が過小となるバイアスを持つことによっている。また同分析では、製造業の競争力が高く評価された 1990 年代初めには、日本の製造業の生産性は 10-15%ほど米国よりも高かったことも指摘されている。

要するに、、我が国製造業が一層の労働生産性を上げていくためには、ロボット・IT・IoT などの活用や働き方改革を通した業務の効率化・合理化の追求だけではなく、いかにデジタル技術などを活用して新たな「付加価値」を獲得していくことができるかが重要であり、そのためにはソリューション展開を図り着実に対価を得ていくことが求められているということです。

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日本の労働生産性は大きく後退している!!

2019年02月17日 06時01分48秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」35ページ「図 115-5 製造業における ROE の国際比較」を読みましたが、今日は36ページ「図 115-6 製造業の実質労働生産性の時系列変化」を見ます。

下図から我が国製造業における購買力平価換算した実質労働生産性を見ると、欧米主要国と同様に、1990 年代以降、着実な上昇基調が見られることが分かります。

一方で、我が国の製造業の名目労働生産性水準(2015 年)は、OECD 加盟国の中でデータが得られた 29 か国中第 14 位となっており、これは米国のおおむね7割の水準である。特に、製造業が GDP や就業人口の 2 割程度を占めるドイツ・イタリア・韓国など、同じ産業構造を有する国々と比較すると、日本はイタリア・韓国などを上回っているものの、第四次産業革命においても協力国でもありライバルでもあるドイツをやや下回る水準となっている(図 115- 7)。

この経年変化をみてみると、1990 年代から2000 年までトップクラスに位置していたが、その後順位が大きく後退している。米ドル換算していることから、為替変動の影響を受けているものの、2000 年以降順位が大きく後退し、トップクラスに位置する国との差が拡大している、とあります。

1995年から2000年は「JAPAN as NO1」の時代。その後スイスが2010年に突然現れ、米国をかわしてダントツの一位となっている点が興味深いですね。それにしても欧米人はなぜこれほど労働生産性が高いのか、中国が1位となるのはいつのことか、様々な興味が沸いてくる面白い図表ですね!!

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ROEが日本企業は低すぎる!!

2019年02月16日 05時01分59秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」35ページ「図 115-4 モビリティサービス化の潮流」を読みましたが、今日は35ページ「図 115-5 製造業における ROE の国際比較」を見ます。

下図から日本、米国、欧州の製造業に属する主要企業の数値を時系列で比較すると、我が国製造業の ROE 水準は欧米企業に比べると常に低く、2016 年の米国の 18.1%、欧州の 13.4% に対して、日本は 8.5% となっていることが分かります。

この結果について白書は、引き続き低収益性が我が国製造業における主要課題の一つとなっている、とあります。

ROEとはROE(Return On Equity)とは、自己資本利益率のことをいい、算出式は当期純利益÷自己資本になります。つまり、株主が拠出した自己資本を用いて企業が株主のためにどれだけの利益をあげたか、株式配当の源泉、株主としての投資効率を測る指標です。ので、これが日本企業は低いということですが、米国は極めて高いですね!!!

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車は単なる移動手段となっている!!

2019年02月15日 05時28分59秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」34ページ「図 115-3 電動化の流れ」を読みましたが、今日は35ページ「図 115-4 モビリティサービス化の潮流」を見ます。

下図について白書は、コネクテッドや自動走行を織り込んだモビリティサービス化が急速に拡大している。顧客たる消費者の関心が、車の所有から、移動手段としての車の活用によるサービスへと移りつつある、とあります。

白書は、それに合わせて、従来の車所有を前提とした、車づくりありきのビジネスモデルでは立ち行かなくなり、多様な個々の生活者のライフスタイルや社会課題を出発点とした、サービス中心のビジネスモデルが主導権を握ることが予想される。その際には、車そのものよりも、顧客接点のサービスが自動車の付加価値の源泉となりうることから、米中をはじめとする他国の IT 企業などを中心に世界各国で競争が激化している、とあります。

我々の世代はスーパーカーブームの世代なので、大人になったら車を持つことが憧れでした。もうそういう時代ではないということですね~!!

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電動化の流れに乗っていますか??

2019年02月14日 05時19分48秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」34ページ「図 115-2 自動車産業を取り巻くメガトレンド(CASE)」を読みましたが、今日は34ページ「図 115-3 電動化の流れ」を見ます。

下図について白書は、とりわけ、ハイブリッド自動車(HV)やプラグインハイブリッド自動車(PHV)に加えて、電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)の普及に伴う車の電動化の流れは、環境対策やエネルギーの安定供給という社会的課題を背景に、急速に進んでいくと考えられている。また、この電動化の流れは、自動化(Autonomous)・利活用(Shared & Service)といった他のメガトレンドとも連動する形で、普及が進んでいる。

特に、シェアリングとの親和性は高く、米欧に加えて公共交通やタクシー利用が未成熟の新興国都市部(例:中国など)において、ガソリン車ではなく最初から電気自動車のシェアリングサービスが生まれつつあり、自動車メーカーは海外市場獲得の観点でこれらの動向を注視することが必要となっている、とあります。

私は今カーシェアリングでハイブリッドカーに乗っていますが、経済性・静粛性・走行性を考えると、これまでの車の買い方、選び方、乗り方は選ばなくなると思っています。これが時代の流れなのでしょうね!!

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