中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

自動車を中心に進行する地産地消

2014年12月31日 05時12分23秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書96ページ「図 123-3 海外生産拠点選定の最重視項目」を見ましたが、今日は97ページ「図 123-4 今後3年間の海外設備投資見通し」をみます。

下左図により、今後の海外設備投資の見通しを最終製品のサプライチェーンごとに見ると、自動車のサプライチェーンで他製品に比べて相対的に海外設備投資の意欲が強いことが分かります。

次に、下右図により、工程別に見ると、「部品」や「賃加工」(熱処理やめっき加工など)が他工程に比べて積極的な見通しとなっていることが分かります。

これらの結果について白書は、我が国企業が、新興国を中心に拡大する海外需要を取り込む上では、海外での設備投資及び現地生産の拡大は不可逆な流れとも言える。

自動車を中心に進行する地産地消や現地調達化の動きが影響している可能性があるということですね。

ということで、今年もなんとか毎朝ブログを更新することができました。ご愛読いただいている皆さまに感謝を申し上げ、本年最後のブログとさせていただきます。皆さま、よいお年をお迎えください!

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立地を選定する際に考慮すべき事項とは?

2014年12月30日 05時01分52秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書96ページ「図 123-2 (過去 5 年以内の)海外生産拠点の新設・増強の目的」を見ましたが、今日は96ページ「図 123-3 海外生産拠点選定の最重視項目」をみます。

下図により、海外生産拠点を新設・増強するに際して、立地選定について最も重視した点を見ると、「顧客がいる、マーケットが大きい」との回答比率が最も高くなっており、海外拠点の果たす役割において、現地需要の獲得という位置づけが強まっていることが分かります。

これ以外の回答には、「ランニングコスト(人件費、原材料費等)が安い」、「初期コスト(土地、建物等)が安い」、「基盤産業がある」、「部品等の調達先がある」、「円高の影響を回避できる」、「技能・知識を持った人材がいる」、「販売チャネルがある」、「政治リスクが低い」、「調達や生産に関する規制がない」、「エネルギーコストが安い」、「税金(法人税等)が安い」、「通信・交通等のインフラが整っている」となっています。

全てが揃っているような理想的な立地はないので、この中で自社にとってどれが最も優先順位が高いか、これを決定して選定いくのでしょうね。

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海外展開の目的はコスト削減だけではない!

2014年12月29日 05時30分55秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書95ページ「図 123-1 海外現地生産比率の推移」を見ましたが、今日は96ページ「図 123-2 (過去 5 年以内の)海外生産拠点の新設・増強の目的」をみます。

下図により、過去5年以内に海外生産拠点を新設・増強した目的を見ると、「人件費の抑制」との回答が48.4%に達した一方、「新規顧客・マーケットの獲得」が53.3%、「既存顧客との取引維持」も52.0%に上っていることが分かります。

これについて白書は、企業の海外展開の目的がコスト削減だけではなく、顧客との取引関係も重視しつつあることがうかがえる、としています。

中国をはじめアジア諸国における労働コスト上昇という環境下、企業は成長市場に対応し、海外需要を取り込むために海外展開を進めているということですね。

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海外現地生産によるメリットとは??

2014年12月28日 06時00分05秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書89ページ「図 122-48 起業家活動の国際比較」を見ましたが、今日は95ページ「図 123-1 海外現地生産比率の推移」をみます。

下図により、我が国製造業の海外生産比率の推移を見ると、景気動向の影響を受けて上下しつつも、海外生産比率は年々上昇しており、また、5年後の見通しにおいても一層高まることが見込まれていることが分かります。

この背景として白書は、新興国を中心に高い経済成長が続くなど、海外市場が拡大するに伴って、その需要を取り込むために我が国製造業の海外生産及び海外投資は拡大が続いている、説明しています。

円安になれば国内景気は回復すると見込まれていましたが、円高時の海外生産移管が景気回復を遅らせていると言われています。となると、このグラフの通り、5年後にさらに海外生産が増加すると、為替のメリットはない上に、国内での雇用の場が減少することから、景気は悪化してしまうのでしょうか?

海外現地生産によるマクロ経済でのメリットを考えてしまいますね!

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ベンチャー投資促進税制とクラウドファンディング

2014年12月27日 07時17分31秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書89ページ「図 122-48 起業家活動の国際比較」を見ましたが、今日は89ページ「図 122-48 起業家活動の国際比較」をみます。

下図はベンチャーキャピタル投資の対GDP比の比較(2012年)ですが、これを見ると、米国の7分の1以下、韓国の半分程度の資金しか供給されていないことが分かります。

この結果について白書は、我が国の金融資本市場が間接金融主体で発達してきた結果、リスク回避的な構造が主流になっており、ベンチャー企業への投資のような、中長期でリスクをとる直接金融の資金が不足している。

ベンチャー投資促進税制やクラウドファンディング(ベンチャー企業と投資家をインターネットサイト上で結び付け、多数の投資家から少額ずつ資金を集める仕組み)の規制緩和(金融商品取引法上の特例)への動き等、金融面の環境整備は徐々に進展しており、こうした施策を通じて、ベンチャーへの資金供給が拡大することが期待される、とあります。

ベンチャー投資促進税制は私が中小企業診断士になった10年前からありますが、未だに使ったことも使った人もありません。その一方、クラウドファンディングは少額で手軽に投資ができるので、近いうちに企画してみたいですね!

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起業者を増やすための療法はあるのか?

2014年12月26日 05時24分21秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書84ページ「図 122-42 影響の大きい海外現地の商習慣など」を見ましたが、今日は89ページ「図 122-48 起業家活動の国際比較」をみます。

下図は、アンケートを実施し、起業者・起業予定者であるとの回答を得た割合(起業活動指数)ですが、これを見ると、日本は4.0と最下位にあることが分かります。

この結果について白書は、そもそも起業に挑戦する人材が絶対的に少ない現状がある。

我が国においては、起業が職業の選択肢となっておらず、社会全体として、新しいことに挑戦する起業家精神が低調であると言われている。

さらに、新しい事業での成功者を正当に評価する意識も十分ではない。

また、リスクを適切に判断し、果敢に経営判断を行うための一定の基礎的素養や知識・経験を持つ人材の絶対量が不足している。

技術開発型ベンチャーでは、技術を理解した上で、ビジネスモデルを描き、事業化に持っていくプロジェクトマネージャーの不足も課題となっている、としています。

ベンチャー企業を創出・育成するためには「ヒト(人材)」が不足しているということが、ここのテーマですが、この原因を克服するためにはどのような環境整備が求められるのか、白書を読んでも残念ながら分かりませんね。

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「特段影響する事項なし」を目指す!

2014年12月25日 05時38分22秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書83ページ「図 122-41 影響の大きい海外政府の規制など」を見ましたが、今日は84ページ「図 122-42 影響の大きい海外現地の商習慣など」をみます。

下図により GNT企業にとって影響の大きい海外現地の商習慣を見ると、「模倣品の発生」が40.6%、「売掛金回収の引き延ばし」が38.5%、「相手先都合による受取拒否」が11.5%となっていることが分かります。

この結果について白書は、海外における模倣品の発生や海外取引先との契約上のトラブルに苦労する企業が多く、こうした課題解決を支援することが求められる、としています。

上図をみると「特段影響する事項なし」が30.2%となっており、この白書の指摘を実践している企業が相当数いることが分かります。
相手先の商慣習を入念に調査し、準備しておくことが肝要であると示唆しているのでしょうね。

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海外展開に関する規制は撤廃されるのか?

2014年12月24日 04時53分22秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書81ページ「図 122-39 今後利用したい資金調達方法」を見ましたが、今日は83ページ「図 122-41 影響の大きい海外政府の規制など」をみます。

下図により GNT企業にとっての輸出や海外展開に関して影響の大きい海外政府の規制を見ると、「高率の関税」が36.3%、「許認可申請に対する恣意的対応」が24.2%、「送金規制」が23.1%となっていることが分かります。

この結果について白書は、国内から海外へ製品を輸出する際の関税や海外現地で事業活動をする際の許認可、あるいは海外での事業収益を国内に還流させる際の送金規制などが、GNT企業の事業活動の制約要因となっている、としています。

このところTPPの進展が見られなくなりましたが、仮に合意されると、ここで挙がっている制約要因は解消されるのでしょうか。また、仮にそうなったとしたら、海外だけでなく国内の許認可や規制も撤廃されるのでしょうか?

今から10年前にはEU(欧州連合)がなかったことを踏まえると、そんな時代が来ても不思議で無いかもしれませんね!

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言葉だけでなく、活用方法まで学びたい!

2014年12月23日 06時32分48秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書81ページ「図 122-38 重視している資金配分先」を見ましたが、今日は81ページ「図 122-39 今後利用したい資金調達方法」をみます。

下右図により今後利用したい資金調達方法を見ると、「銀行からの通常融資」が46.9%と最も多く、次いで剰余金(自己資金)の取崩しが32.7%となっていることが分かります。

次に、下左図により資金調達に関する課題を見ると、「銀行融資への依存が大きく、財務体質が悪化しやすい」との回答が26.2%と最も多く、さらに、「投資額が大きくなりがちであり、リスクが過大となる」が20.2%、「資金調達方法の選択肢が少ない」が15.5%となっていることが分かります。

白書はこの結果について、GNT企業の多くは、研究開発や国内での設備投資、海外でのマーケティング活動に資金を投入したいと考えているが、投資額の大きさによるリスクや銀行融資への依存による財務体質の悪化を懸念していると考えられる、としています。

資金調達の種類の中に、メザニンファイナンスという言葉があります。意味を調べると、株式等による資金調達をエクイティファイナンス、社債によるそれをデッドエクイティファイナンスの中間に位置する劣後債、劣後ローンなどを指すようです。

こういう新しい言葉を含め、その具体的な活用方法まで実務的に学ぶことができる研修があれば、より活躍の場が広がる・・・と考えるのは、甘えている証拠なのですかね。

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研究開発向けの支援施策を求む!

2014年12月22日 05時04分31秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書80ページ「図 122-35 大企業 OB 人材の採用意向」を見ましたが、今日は81ページ「図 122-38 重視している資金配分先」をみます。

GNT企業が重視している資金配分先を見ると、「研究開発」が77.6%と最も多く、次いで、「国内での設備投資」が32.7%、「海外でのマーケティング活動」が31.6%となっていることが分かります。

白書はこの結果について、研究開発を重視する姿勢が見てとれる。さらに、国内での生産を重視しながら、海外市場の開拓に取り組む姿勢がうかがえる、としています。

最近、ものづくり補助金が平成27年度も継続されるというニュースが入ってきていますが、これは回答にある「国内での設備投資」を支援するものであり、最も回答が多い「研究開発」向けではありません。

もちろん「研究開発」向けの国の支援施策も多くあるのですが、そのテーマは先端技術を求められることが多く、大企業に経営資源が近い中小企業でないと採択は難しい印象があります。

とはいえ、最先端ではないかもしれないが、自社の経営革新に必要な研究開発を行いたい中小企業は多いので、ここに支援を行うと効果は大きいかもしれませんね!

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OB人材を活用するのは難しい!

2014年12月21日 05時05分44秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書79ページ「図 122-33 外国人材の募集方法」を見ましたが、今日は80ページ「図 122-35 大企業 OB 人材の採用意向」をみます。

下左図により、GNT企業の大企業のOB人材に関する考えを見ると、「OB人材を必要としており、既に採用実績がある」との回答が34.3%、「OB人材を必要としており、今後採用を検討している」が10.1%、「OB人材を必要としているが、採用する予定はない」が9.1%となり、大企業のOB人材を必要としている割合が過半数となっていることが分かります。

次に、下右図により、大企業のOB人材に対して期待する事項を見ると、「技術開発力の向上」が50.0%、「生産管理力の向上」が15.4%、「販路開拓力の向上」が11.5%となり、全体として技術面・開発面での貢献を期待する割合が高くなっていることが分かります。

その一方で、大企業のOB人材を採用する際の課題を見ると、「適当な人材を見つけにくい」との回答が65.2%と最も多いほか、「企業文化が合わない」が53.3%、「報酬・処遇の決め方が難しい」が42.2%の順で多くなっていることが分かります。

白書にもあるとおり、多くのGNT企業が大企業のOB人材を求めているものの、上記のような課題から十分にOB人材を活用する環境が整っていないことが分かりますね。!

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求める人材との出会いは困難である!

2014年12月20日 05時19分17秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書79ページ「図 122-32 必要とする外国人材」を見ましたが、今日は79ページ「図 122-33 外国人材の募集方法」をみます。

下左図により、GNT企業の外国人材の募集方法を見ると、「人材紹介業者からの紹介」が24.1%、「公募」が20.7%、「知人からの紹介」が21.8%、「大学等による外国人留学生の紹介」が14.9%となっており、主に外部からの紹介を活用しながら、外国人材を採用していることが分かります。

次に、下右図により、外国人材の採用に関する課題を見ると、「適当な人材を見つけにくい」が56.7%と最も多くなっていることが分かります。

この結果について白書は、外国人材を求めながらも、自社の求める外国人材を見つけにくいことが大きな課題となっている、とあります。

GNT企業であっても求める人材との出会いは困難であるってことですね!

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商慣習に精通した水先案内人を求む!

2014年12月19日 05時08分32秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書78ページ「図 122-31 日本人の新卒採用・教育に関する課題」を見ましたが、今日は79ページ「図 122-32 必要とする外国人材」をみます。

下図により、 GNT企業の外国人材に対するニーズ(単純労働以外)を見ると、「海外での営業責任者」が49.5%と最も多く、「海外での経営幹部」が31.3%、「海外での製造責任者」が25.3%の順で多くなっていることが分かります。

この結果について白書は、主に外国人材を海外現地における営業人材として期待する傾向が強いことが分かる、とあります。

外国という新市場を開拓するには商慣習に精通した現地の水先案内人が必要ということですね!これは納得です!!

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GNT企業も新卒採用・教育に苦戦している!

2014年12月18日 04時45分25秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書78ページ「図 122-30 イノベーション推進のため組織面で重視する事項」を見ましたが、今日は78ページ「図 122-31 日本人の新卒採用・教育に関する課題」をみます。

下図により、GNT企業における日本人の新卒採用・教育に関する課題を見ると、「自社の知名度が低く、応募者が集まりにくい」との回答が31.6%と最も多いほか、「採用基準に達する応募者が少ない」が17.3%で次に多くなっていることが分かります。

この結果について白書は、世界シェアが高いGNT企業といえども、取り扱う製品分野がニッチであるがゆえに、一般的な知名度が低く、量、質ともに希望する人材を確保することが難しくなっているものと考えられる、とあります。

中小企業を始めて訪問する際に、できるだけ多くの情報を収集しようと、その企業のホームページを検索しますが、そもそもホームページが無かったり、更新されていなかったりすることが少なくありません。

そんな不安なイメージを抱えながら、経営者と話すと、実はGNT企業であったりする、そのギャップがたまらない時がありますが、良い人材を確保しようと思ったら、情報発信は非常に重要であることが分かりますね!

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イノベーションに求められる人材とは??

2014年12月17日 05時19分57秒 | 2014年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2014年版ものづくり白書77ページ「図 122-29 海外市場での成功のために人材面で重視している事項」を見ましたが、今日は78ページ「図 122-30 イノベーション推進のため組織面で重視する事項」をみます。

下図により、イノベーション推進のために組織面で重視する事項を見ると、「海外顧客との密なるコミュニケーションを可能とする人材の育成」が86.9%と最も多く、次いで、「顧客志向を理解した技術者の育成」が75.8%、「技術的に卓越した製品開発を行う技術者の育成」が75.8%となっていることが分かります。

これについて白書は、自社の製品やサービスについて海外の顧客に伝えるとともに、海外顧客のニーズを理解したうえで自社の対応に反映できるような「営業人材」の育成を重視する傾向、加えて、技術者の育成においても、技術そのものだけでなく、顧客志向を意識した人材の育成を重視していることがうかがえる、とあります。

顧客の立場に立ったサービスをコミュニケーションを図りながら提供できる人材、確かにイノベーションを図るには鬼に金棒ですね。


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