中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

訪日外客数の増加に取り残されないように・・・

2016年08月31日 04時28分18秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)97ページ「第 2-1-9 図 日本の貿易収支の推移」をみましたが、今日は98ページ「第 2-1-10 図 訪日外客数の推移」をみます。

下図から訪日外客数の推移を見ると、リーマン・ショックの影響があった2009年や、東日本大震災が発生した2011年は、訪日外客数に落ち込みが見られるものの、その数は年々増加している傾向にあることが分かります。

この結果について白書は、特にアジアや中国からの訪日外客数に目を向けると、2006年当時からその割合は比較的高かったものの、2014年には訪日外客数の8割を占めており、アジアや中国からの訪日外国人旅行者の需要を取り込んでいくことが重要であるといえる、とあります。

この数字は今も右肩上がりですが、現場視点で気になるのは、観光地であるにもかかわらず、訪日外客数の増加の恩恵を受けていない地域が少なくないことです。

行政や首長に頼らず、そして、英語ができなくても、積極的に外国人観光客を呼び込んでいる中小企業の貪欲さに学びたいですね!

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日本は貿易赤字に転落している!

2016年08月30日 04時24分20秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)95ページ「第 2-1-7 図 地域別の中間層・富裕層の人口」をみましたが、今日は97ページ「第 2-1-9 図 日本の貿易収支の推移」をみます。

下図から我が国の貿易収支の推移をみると、1996年から2010年にかけて、一貫して貿易黒字であったが、2011年に貿易赤字に転落していることが分かります。

これについて白書は、これは、東日本大震災により、化石燃料等の輸入が増えたことも大きな要因の一つであるが、加えて、我が国の海外における競争力の低下も要因の一つとして考えられる。

企業が外需を取り込む必要がある一方で、今後は、海外市場でも競争力の高さを発揮していくことが課題の一つであるといえる、とあります。

昔のように稼げなくなった日本の突破口として、中小企業が期待されていると言うことですね!

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中小企業は高い成長が見込まれている地域へ進出せよ!

2016年08月29日 04時39分54秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)92ページ「第 2-1-5 図 主要国の人口推移」をみましたが、今日は95ページ「第 2-1-7 図 地域別の中間層・富裕層の人口」をみます。

下図から地域別の中間層・富裕層の将来推計人口を見ると、先進国の中間層・富裕層の人口はほぼ横ばいである一方で、南西アジアやASEAN、中国等のアジア地域で中間層・富裕層の人口の増加が見込まれていることが分かります。

これについて白書は、中小企業は、これらの需要を取り込んでいくことが、稼ぐ力を強化する上で重要な要素である、とあります。

次に、地域別実質GDPの推移を見ると、1990年代には、アジア市場が占める実質GDPの割合は小さいが、その後、市場が拡大し、2020年には、著しく成長することが見込まれており、同様に、中南米地域の実質GDPの推移を見てみると、2000年以降成長の速度が速まり、2020年には高い成長が見込まれていることが分かります。

白書は、アジア市場をはじめとした外国市場の需要を取り込んでいくことが必要となるとしていますが、中小企業にとっては、言うは易く行うは難しですよね。

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ドイツも日本と同様に少子高齢化が進んでいる!

2016年08月28日 05時08分20秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)91ページ「第 2-1-4 図 業種別に見た取引額が最も多い親事業者への依存度」をみましたが、今日は92ページ「第 2-1-5 図 主要国の人口推移」をみます。

下図から主要国の人口推移(実績・予測)を見ると、米国、英国、フランスでは、人口増加が予測されており、日本、ドイツでは、人口減少が予測されていることが分かります。

これについて白書は、米国、英国、フランスでは、移民が増加していること及び、合計特殊出生率が比較的高い水準にあることが主な人口増加の要因であると考えられる。

他方で、ドイツや日本は、特殊出生率が低く、今後は人口減少傾向になることが予測されている、とあります。

次に、主要国の高齢比率の推移(実績・予測)を見ると、1990年以前には、最も高齢比率の低かった我が国が、現在では高齢比率が一番高くなっており、将来においてもその傾向が続く予測となっていることからも、我が国の高齢化が進んでいることが分かります。

これについて白書は、他国を見ると、第 2-1-5図で人口が減少傾向にあると予測されたドイツが、我が国に次いで高齢比率が高くなると予測されており、人口が増加傾向にあると予測された米国、英国、フランスについては、相対的に低い水準で推移すると予測されている、とあります。

少子高齢化は日本だけでなく、ドイツでもみられると言うことですが、白書に、ドイツから学べることはあるのか、この後をみても、残念ながらありませんでした。。。

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建設業でも脱下請が加速している!!

2016年08月27日 05時12分07秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)90ページ「第 2-1-3 図 下請事業者が常時取引している親事業者の数」をみましたが、今日は91ページ「第 2-1-4 図 業種別に見た取引額が最も多い親事業者への依存度」をみます。

下図から業種別に親事業者への依存度を確認すると、製造業では、取引額が最も多い親事業者への依存度が高く、サービス業や建設業では、取引額が最も多い事業者への依存度が30%以下の割
合が4割を超えており、取引先が分散傾向にあることが分かります。

製造業と建設業で高く、サービス業で低いイメージがありますが、実際には、建設業でも脱下請が加速していると言うことです。

これは現場でもよく聞かれる声であり、公共工事の縮小はこういうところにもプラス・マイナスの影響が出ると言うことです!

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中小企業は下請けから脱却している!!

2016年08月26日 04時28分13秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)89ページ「第 2-1-2 図 取引額の最も多い親事業者への依存度」をみましたが、今日は90ページ「第 2-1-3 図 下請事業者が常時取引している親事業者の数」をみます。

下図から親事業者数別に依存度を見ると、1995年では、常時取引している親事業者が5社以下の割合が70%程度であったが、2014年には、60%以下まで減少していることが分かります。

他方で、20社以上の割合は、1995年には10%程度であったが、2015年には、17%程度まで増加していることが見て取れます。

これらを踏まえ、白書は、下請事業者の親事業者に対する依存率は下がっており、かつ、取引額が多い親事業者への依存度も減少傾向にあることが分かる。

このように、従来の大企業の下請を中心として固定的な取引関係が変化していることがいえよう、とあります。

下請けからの脱却というのが、中小企業のあるべき姿の一つでもあるので、これは良い流れといえるのでしょうね!

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親事業者への依存度は低下している!

2016年08月25日 04時34分44秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)85ページ「コラム 1-3-2 生産性の国際比較」をみましたが、今日は89ページ「第 2-1-2 図 取引額の最も多い親事業者への依存度」をみます。

下図から請取引の関係における下請事業者の親事業者への依存度を見ると、1991年には、親事業者へ依存度が30%を超えている事業者は、約80%であったのに対して、その割合は年々減少し、2014年には、60%程度まで落ち込んでおり、10%超~30%や10%以下の割合が増加傾向にあることが分かります。

白書は、中小企業を取り巻く経済構造は変化している。

特に、これまでの大企業の下請を中心とした取引構造の希薄化や、少子高齢化による国内需要の縮小、労働者の不足といった課題が顕在化してきており、中小企業はこれらの課題と向き合いながら、稼ぐ力を強化していく必要がある、としています。

下請として親事業者との取引はどうなっているのか、明日からみていきます!

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中小飲食・宿泊業の生産性は英仏独よりも高い!?

2016年08月24日 04時31分33秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)85ページ「コラム 1-3-2 生産性の国際比較」をみましたが、今日は85ページ「コラム 1-3-2 生産性の国際比較」をみます。

下図から英国、フランス、ドイツとの業種別、規模別の労働生産性について、水準の変化を比較をみると、各国共に総じて上昇傾向にあり、効率的に付加価値を上げる取組が各国の企業で進んでいると考えられることが分かります。


この結果について白書は、我が国中小企業の時間当たり労働生産性は飲食・宿泊業を除いて他国と比べて低く、とりわけ製造業、運輸・情報通信業においては、時間当たりで見て足下で 5 購買力平価換算 USドル以上の差が生じている。

大企業について同様に推移を比較すると、中小企業と同様、各国における時間当たり労働生産性はイギリスの卸売・小売業を除き総じて上昇傾向にある。

また、我が国における大企業の時間当たり労働生産性水準は、どの業種においても他国と比べて高い水準で推移している。

とりわけ卸売・小売業と運輸・情報通信業では他国の水準を大きく上回っており、こうした層にある企業が我が国全体の労働生産性水準を引き上げていると考えられる。

生産性の水準の変化について規模別に分けて分析すると以上のような特徴が見られ、大企業の生産性は高い水準で推移し日本全体の生産性を牽引している一方、中小企業については飲食・宿泊業を除いて他国より低い水準で推移しており、課題があると考えられる、とあります。

中小企業については飲食・宿泊業の生産性の低さをしばしば指摘されるので、この結果には驚きですね!!

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我が国の生産性は他国と比較して低い・・・

2016年08月23日 04時29分55秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)83ページ「コラム 1-3-1①図 入社 5年後従業員定着率別生産性の水準」をみましたが、今日は85ページ「コラム 1-3-2 生産性の国際比較」をみます。

下図から2013年のOECD 加盟国の労働生産性比較において、日本は 34 か国中 22 位であったことが分かります。

この結果について白書は、こうした結果を受け、近年、サービス産業の生産性向上の必要性が注目されている、とあります。

昨年度の白書にもあったような記憶がありますが、我が国の生産性は他国と比較して低いと言う記事は頻繁に目にします。

これを踏まえ、今年の白書は新たな視点でこの問題を見ていくようです。明日からみていきます!

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従業員の定着が労働生産性を高める好循環になる!

2016年08月22日 04時31分01秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)82ページ「事例 1-3-1①図 売上高及び売上高伸び率(対前年度比)の推移」をみましたが、今日は83ページ「コラム 1-3-1①図 入社 5年後従業員定着率別生産性の水準」をみます。

下図から従業員定着率別に労働生産性の水準を比較したものをみると、業種別の労働生産性平均を100とした時、製造業、非製造業、サービス業のいずれにおいても従業員定着率 90%以上と回答した企業の労働生産性が最も高い水準となっており、また、非製造業においては、従業員定着率 30%未満と回答した企業の労働生産性は、業種平均を約 2割下回る水準となっていることが分かります。

次に、製造業、非製造業、サービス業の入社 5 年後の従業員定着率の状況を確認すると、サービス業では 30%未満と回答した企業が製造業、非製造業を上回り最も高く、同時に 90%以上と回答した企業の割合が最も低くなっていることが分かります。

これらについて白書は、従業員定着率の向上は製造業、非製造業、サービス業いずれにおいても生産性向上のために重要な取組である一方で、サービス業の従業員定着率は相対的に低い様子が確認された。サービス業においては、従業員定着率向上のための取組が求められる、とあります。

労働生産性を高めれば従業員の定着が高まり、それがさらに労働生産性を高めるという好循環サイクルが形成されるということです。この逆になっている中小企業は、設備投資できるところがないか検討すべきということですね!!

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理容業にPOSシステムを導入するメリットは?

2016年08月21日 04時47分54秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)79ページ「第 1-3-16図 中小企業における労働生産性分布と大企業平均との比較」をみましたが、今日は82ページ「事例 1-3-1①図 売上高及び売上高伸び率(対前年度比)の推移」をみます。

下図は、白書に事例として取り上げられている企業の売上高の推移です。

この企業は理容業で、経営者が1994年に店のレジにPOSシステムを導入しています。

詳細にデータを取ると、それによって誤った評価を受けている従業員も存在することが分かった、とあります。

詳しくは白書本文を読んでいただきたいのですが、POSシステムをコンビニではなく理容業に導入することで成功する事例は、学ぶべき点が多々あると思います。是非、本文を読んでみて下さい!!

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積極的な設備投資が儲かる中小企業を生み出す!

2016年08月20日 05時18分48秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)77ページ「第 1-3-14図 中小小売業における労働生産性の分布状況」をみましたが、今日は79ページ「第 1-3-16図 中小企業における労働生産性分布と大企業平均との比較」をみます。

下図を見ると、どの業種においても、およそ1~3割の中小企業が同業種の大企業の平均を超える生産性を有しており、規模による生産性の格差を超えた企業活動が営まれていることが分かります。

この結果について白書は、平均のみの比較では大企業より低い水準となっている中小企業だが、分布を確認すると、どの業種にも一定層、大企業を超える生産性を上げる中小企業が存在していることが確認された、とあります。

そしてまとめとして白書は、こうした労働生産性の高い中小企業の特徴を分析すると、大企業よりも生産性の低い同業中小企業と比べて設備投資額や資本装備率が高くなっていた。

生活関連サービス業のように、他業種と比べて資本装備率が低い業種においても、積極的に設備投資を行い、高い労働生産性を有している中小企業も存在していることが明らかになった、とあります。

どのような業種にあっても積極的な設備投資が儲かる中小企業を生み出すということです!

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投資と人件費の好循環を生み出そう!

2016年08月19日 04時28分39秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)75ページ「第 1-3-12図 中小生活関連サービス業 ,娯楽業における労働生産性の分布状況」をみましたが、今日は77ページ「第 1-3-14図 中小小売業における労働生産性の分布状況」をみます。

下図を見ると、34.5%もの中小企業が大企業平均以上の生産性となっていることが分かります。

次に下図から、大企業平均以上の生産性を上げている中小企業とその他の中小企業を比較すると、大企業平均以上の生産性を上げている中小企業では、

・とりわけ設備投資額がその他の中小企業の平均を大きく上回っている。

・情報処理・通信費、資本装備率についても同様に高い水準となっており、高い売上高を上げている。

・従業員一人当たりにかけている人件費を見ても、労働生産性が大企業を上回る中小企業ではそれ以下の中小企業の二倍以上となっている。

・他方で、資本生産性を見ると、労働生産性が高い企業よりも低い企業の方が大きくなっている、ことが分かります。

この結果について白書は、中小小売業においては、資本装備率や設備投資額の高さが労働生産性の高い企業の特徴であったのに対して、資本生産性の影響は見られなかった。

中小小売業の生産性は他業種と比べて高いとは言えないが、労働生産性で比較した場合、大企業小売業の平均を上回る企業の割合は最も高い。

このように高い生産性を上げる中小小売業では、積極的な設備投資やIT化が行われ、従業員一人当たり人件費も大きくなるという好循環が生じていると考えられる、とあります。

投資と人件費の好循環とは納得ですね!

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設備投資を行った企業は生産性が高い!!

2016年08月18日 04時35分37秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)73ページ「第 1-3-10図 資本装備率の分布状況」をみましたが、今日は75ページ「第 1-3-12図 中小生活関連サービス業 ,娯楽業における労働生産性の分布状況」をみます。

下図について白書は、中小生活関連サービス業,娯楽業の分布状況と大企業生活関連サービス業,娯楽業の平均(約577万円/人)との比較を見ると、大企業平均である約577万円/人以上の層に、21.9%もの中小企業が存在していることが分かります。

この結果を踏まえ白書は、大企業平均以上の中小企業とそれ以外の中小企業について、様々な指標(①資本金、②従業員数、③企業年齢、④売上高、⑤設備投資額21、⑥情報処理・通信費、⑦従業員一人当たり人件費、⑧資本装備率、⑨資本生産性)の平均を確認したものを見ると、大企業平均以上の労働生産性を持つ中小企業では情報処理・通信費、設備投資額、資本装備率ともに大企業平均以下の中小企業の水準を上回っている、とあります。

大企業の平均を上回る労働生産性を持つ中小生活関連サービス業,娯楽業は、非常に高い売上高を上げ、設備投資やIT支出を積極的に行っている姿が見られた。

以上のことから、中小生活関連サービス業,娯楽業の生産性は業種別に比較すると全体の中では低い水準にあるものの、積極的な設備投資による資本装備率の引き上げやIT化等の取組の結果、大企業以上の生産性を持つ中小企業も2割以上存在していることが分かった、とあります。

設備投資を行った企業は生産性が高いというのは分かりますが、なぜ設備投資に前向きになれるのか、その経営者の意思決定プロセスをいつも知りたいと思ってしまいますね!

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労働生産性を分解してみる!!

2016年08月17日 04時11分11秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)71ページ「第 1-3-8図 付加価値額伸び率に対する資本、労働、TFPの寄与度」をみましたが、今日は73ページ「第 1-3-10図 資本装備率の分布状況」をみます。



上の2図について白書は、情報通信業は最も資本集約度が低い一方で、資本生産性が最も高い。

また、電気・ガス・熱供給・水道業は最も資本装備率が高い一方、資本生産性は最も低くなっている。

労働生産性の平均で見ると情報通信業では861万円/人、電気・ガス・熱供給・水道業では1,299万円/人と両業種共に高い水準となっており、労働生産性の高い企業においても、その高め方には業種ごとの特徴が現れている。

他方で、医療,福祉業や飲食サービス業では資本生産性が高い一方で資本装備率は低いことから、所有している資本は効率的に活用できているものの、労働集約的な側面が強く、労働生産性の押し下げ要因の一つとなっている可能性があると考えられる、とあります。

労働生産性 = 付加価値額÷労働力から算出されますが、これをさらに分解して、労働生産性 = 資本装備率「資本ストック÷労働力」×資本生産性「付加価値額÷資本ストック」としたものです。

「資本装備率」は機械や設備への投資の程度を表し、「資本生産性」とは、保有している機械や設備、土地等の資本がどれだけ効率的に成果を生み出したかを定量的に数値化したものです。

実務では小規模企業に対してこの数式を用いて計算することは難しいのですが、経営分析の際にはこういう視点があるということを覚えておくことが大事ということですね!

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