おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の411ページ「第 2-6-14 図 企業分類と成長段階との関係」をみましたが、今日は412ページ「第 2-6-15 図 企業分類別に見た企業風土」をみます。
下図から、企業分類ごとに企業風土を見ると、「自社の意思決定はトップダウン型である」や「経営層は人材育成を重視している」といった項目は、どの企業にも、共通して該当する企業風土であることが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/22/53f912fe22198a6da7b0905d4c03fc27.png)
白書は、また、企業分類別に見ていくと、「稼げる企業(①)」では、「経営計画や経営戦略の内容が現場まで浸透している」が34.6%となっており、他の企業よりも回答割合が高く、経営層が事業計画等を策定し、それを全社一体で共有する、という組織的な経営を目指していることがうかがえる。
また、「従業員は、個々の収入・待遇に満足している」に対する回答割合も21.9%と、他の企業より高く、「稼げる企業(①)」は、従業員の自社に対する満足度も高いことがうかがえる。
次に、「稼げる企業(①)」と同様に収益力が高い「経常利益率の高い企業(②)」に着目すると、「経常利益率の高い企業(②)」は、「失敗を恐れず、新たな試みに挑戦する考えが根付いている」に対する回答割合が27.3%となっており、他の企業分類よりも自社の成長に対して積極的な姿勢がうかがえる。
他方で、「自己資本比率の高い企業(③)」は「自社の成り立ち・起源に誇りを持っている」と回答する割合が35.2%となっており、他の企業の回答割合よりも高い。
これとは逆に、「失敗を恐れず、新たな試みに挑戦する考えが根付いている」に対する回答割合は16.7%と、他の企業分類より低い回答割合となっている。
「自己資本比率の高い企業(③)」は、自社の社歴、蓄積やノウハウに自信を持っている一方で、新規事業の展開、新規市場への進出といった新たな試みに課題がある可能性が示唆さ
れる、とあります。
企業風土を利益という角度で見るとこうなるのですね。これは非常に面白い結果ですね。。。
昨日は中小企業白書(2016年版)の411ページ「第 2-6-14 図 企業分類と成長段階との関係」をみましたが、今日は412ページ「第 2-6-15 図 企業分類別に見た企業風土」をみます。
下図から、企業分類ごとに企業風土を見ると、「自社の意思決定はトップダウン型である」や「経営層は人材育成を重視している」といった項目は、どの企業にも、共通して該当する企業風土であることが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/22/53f912fe22198a6da7b0905d4c03fc27.png)
白書は、また、企業分類別に見ていくと、「稼げる企業(①)」では、「経営計画や経営戦略の内容が現場まで浸透している」が34.6%となっており、他の企業よりも回答割合が高く、経営層が事業計画等を策定し、それを全社一体で共有する、という組織的な経営を目指していることがうかがえる。
また、「従業員は、個々の収入・待遇に満足している」に対する回答割合も21.9%と、他の企業より高く、「稼げる企業(①)」は、従業員の自社に対する満足度も高いことがうかがえる。
次に、「稼げる企業(①)」と同様に収益力が高い「経常利益率の高い企業(②)」に着目すると、「経常利益率の高い企業(②)」は、「失敗を恐れず、新たな試みに挑戦する考えが根付いている」に対する回答割合が27.3%となっており、他の企業分類よりも自社の成長に対して積極的な姿勢がうかがえる。
他方で、「自己資本比率の高い企業(③)」は「自社の成り立ち・起源に誇りを持っている」と回答する割合が35.2%となっており、他の企業の回答割合よりも高い。
これとは逆に、「失敗を恐れず、新たな試みに挑戦する考えが根付いている」に対する回答割合は16.7%と、他の企業分類より低い回答割合となっている。
「自己資本比率の高い企業(③)」は、自社の社歴、蓄積やノウハウに自信を持っている一方で、新規事業の展開、新規市場への進出といった新たな試みに課題がある可能性が示唆さ
れる、とあります。
企業風土を利益という角度で見るとこうなるのですね。これは非常に面白い結果ですね。。。