おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の432ページ「第 2-6-23 図 企業分類別に見た投資行動の後押し要因」をみましたが、今日は433ページ「第 2-6-24 図 企業分類別に見た投資行動が実行に至らなかった理由」をみます。
下図から投資行動に至らなかった要因を見ると、「人材の不足」や「知識・ノウハウの不足」といった人材面での要因が高い割合となっていることが分かります。
加えて、「投資のタイミングが時期尚早」という、市場の動向と自社の技術・サービスの見極めに係る項目も高い割合となっており、特に「経常利益率の高い企業(②)」ではその傾向が顕著となっています。
この結果について白書は、「その他の企業(④)」に着目すると、「手元資金の不足」に対する回答割合が31.6%となっており、資金面での課題が重要であることがうかがえる。
さらに、「自己資本比率の高い企業(③)」に着目すると、「リスクが顕在化した際、自社への影響が大きいと判断」に対する回答割合が22.7%であり、「経常利益率の高い企業(②)」と比べると比較的高くなっている。
第 2-6-17図でも、「自己資本比率の高い企業(③)」は保守的な傾向が見て取れたが、第 2-6-24図でも同様の結果がうかがえる、とあります。
中小企業が「ヒト・モノ・カネ・情報」で動きが取れない理由がここでも分かりますね。。。
昨日は中小企業白書(2016年版)の432ページ「第 2-6-23 図 企業分類別に見た投資行動の後押し要因」をみましたが、今日は433ページ「第 2-6-24 図 企業分類別に見た投資行動が実行に至らなかった理由」をみます。
下図から投資行動に至らなかった要因を見ると、「人材の不足」や「知識・ノウハウの不足」といった人材面での要因が高い割合となっていることが分かります。
加えて、「投資のタイミングが時期尚早」という、市場の動向と自社の技術・サービスの見極めに係る項目も高い割合となっており、特に「経常利益率の高い企業(②)」ではその傾向が顕著となっています。
この結果について白書は、「その他の企業(④)」に着目すると、「手元資金の不足」に対する回答割合が31.6%となっており、資金面での課題が重要であることがうかがえる。
さらに、「自己資本比率の高い企業(③)」に着目すると、「リスクが顕在化した際、自社への影響が大きいと判断」に対する回答割合が22.7%であり、「経常利益率の高い企業(②)」と比べると比較的高くなっている。
第 2-6-17図でも、「自己資本比率の高い企業(③)」は保守的な傾向が見て取れたが、第 2-6-24図でも同様の結果がうかがえる、とあります。
中小企業が「ヒト・モノ・カネ・情報」で動きが取れない理由がここでも分かりますね。。。