中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

中小企業への不満から退職している。。。

2016年07月31日 04時41分30秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)45ページ「第 1-2-19 図 従業者規模別非農林雇用者数の推移」をみましたが、今日は46ページ「第 1-2-21 図 中小企業離職者の離職理由」をみます。

下図から、2014年に中小企業からの離職者の離職理由を確認すると、中小企業の離職者のうち離職理由が判明しているのは248万人だが、そのうち個人的理由による離職が7割程度を占めており、リストラクチャリング(企業からの依頼に応じた希望退職も含む)等の経営上の理由は、5%程度にとどまっていることが分かります。

次に、前職の離職理由からその他の個人的理由にあたるものを抜き出すと、「労働条件が悪い」が12.2%、「職場の人間関係」が9.8%、「収入が少ない」が9.3%となっており、以下、「仕事の内容に興味を持てず」、「会社の将来が不安」、「能力・個性・資格を生かせず」と続いていることが分かります。

これらを踏まえ白書は、中小企業からの離職理由の約7割を占める「その他の個人的理由」には、労働条件や収入等、待遇面や職場環境、仕事内容への不満が含まれることが推測される、とあります。

中小企業への不満で退職せざるを得ない、労働者の苦労が見えてくる結果ですね。。。
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中小企業の人手不足感は強まっている!

2016年07月30日 05時57分55秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)44ページ「第 1-2-18 図 人件費の推移」をみましたが、今日は45ページ「第 1-2-19 図 従業者規模別非農林雇用者数の推移」をみます。

下図から、実際の従業者数について、総務省「労働力調査」により従業者規模別の非農林雇用者数の推移を確認すると、従業者が1~29人の企業で働く雇用者の数は減少傾向にあり、ここ20年で約212万人の減少となったことが分かります。

他方で規模の大きな企業で働く雇用者数は増加しており、従業者500人以上の企業で働く雇用者数は過去20年で約313万人増加しています。

この結果について白書は、全体の雇用者数が増加する中、規模の小さな企業で働く雇用者数は減少していることが分かる、とあります。

これを踏まえ、次に中小企業の人手不足感について中小企業の従業員過不足DIの推移を確認すると、2013年第4四半期から全業種で不足に転じており、特に建設業、サービス業では不足感が強いことが分かります。

賃上げの議論の中で、先進国の中で、日本が最も最低賃金が低いという報道がありました。従業員が確保できない中で、賃上げせざるを得なくなるとどうなるのでしょうか?

労働者と経営の両方のバランスを考えながら、先行きをみなければならない経営者の苦労が、賃上げで増えるような気がしますね!

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中小企業の人件費は横ばい傾向にある!!

2016年07月29日 04時38分23秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)42ページ「第 1-2-16 図 中小企業が直面している経営上の問題点(2015 年)」をみましたが、今日は44ページ「第 1-2-18 図 人件費の推移」をみます。

下図から、人件費の推移を規模別に見ていくと、大企業・中小企業共に2008年後半から2010年前半にかけて低下し、翌年に上昇したものの、2012年より再び減少に転じており、以降の推移には差が見られており、大企業は、2013年第3四半期以降、緩やかな上昇傾向にあるが、中小企業は、2014年以降は横ばい傾向にある、ことが分かります。

第 1-2-12 図でみたとおり、中小企業は人件費の減少が経常利益を押し上げる要因となっています。

昨日、2016年度の最低賃金の目安を全国平均で時給24円引き上げ822円にすると決めるという報道がありましたが、時給を上げても人材不足にある現況を白書はどのように見ているのでしょうか。明日、みていきます!

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中小企業の経営問題は「需要の停滞」である!!

2016年07月28日 04時32分17秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)40ページ「第 1-2-14 図 売上高 業種別分解(2009 年と 2015 年の第 1-4 四半期の平均 増加分)」をみましたが、今日は42ページ「第 1-2-16 図 中小企業が直面している経営上の問題点(2015 年)」をみます。

下図から、卸売業・小売業・サービス業について中小企業の経営上の問題点を景況調査により確認すると、どの業種においても、「需要の停滞」が上位に位置しており、他にも、卸売業であれば、「販売単価の低下・上昇難」、小売業であれば「大・中型店の進出による競争の激化」、サービス業であれば「利用者ニーズの変化への対応」等、売上高の伸び悩みへと直結する課題を一番の経営上の問題として上げている事業者も多いことが分かります。

経営相談に乗っていると「需要の停滞」に対する経営戦略はとても難しいので、経済成長期のコンサルタントはどんなに楽だったのだろうかと羨ましくなることがあります。

昨日、28兆円の新経済対策が発表されましたが、この「需要」を喚起するためのスイッチをオンにすることができれば、景気の流れは一気に変わっていくのでしょうね!

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中小企業で売上を押し上げているのは建設業のみである!?

2016年07月27日 04時28分19秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)39ページ「第 1-2-13 図 売上高の推移」をみましたが、今日は40ページ「第 1-2-14 図 売上高 業種別分解(2009 年と 2015 年の第 1-4 四半期の平均 増加分)」をみます。

下図から2009年の第1-4四半期の平均と足下の2015年の第1-4四半期の平均について、業種別規模別の分解をみると、大企業は、6分類の業種全て売上を上方に押し上げているが、特に製造業
が売上の伸びをけん引しています。

他方で中小企業は、上方に押し上げている業種は建設業のみであり、製造業は微減、卸売業・小売業・サービス業の3業種は2~3兆円程度マイナスに寄与していることが分かります。

これを踏まえ白書は、こうした売上に関連する指標として、2005年の生産水準を100とした指数である、規模別製造工業生産指数を利用して、中小製造業の生産動向を確認しています。

上図の通り、中小企業の生産は、2014年6月に大きく落ち込んだが、2014年12月から持ち直しの動きが見られた。

しかし、同年5月から11月まで前月比マイナス又は横ばい傾向が続き、以降は持ち直しの動きも見られたものの、直近の2月は再び低下しており、一進一退の推移であまり強い動きとはいえない、とあります。

中小企業でプラスなのは建設業であるならば、下請体質であるので過酷な価格競争に直面している現場の声とも一致しますね!

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中小企業の売上高は伸び悩んでいる!!

2016年07月26日 04時31分25秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)38ページ「第 1-2-12 図 経常利益の要因分解」をみましたが、今日は39ページ「第 1-2-13 図 売上高の推移」をみます。

下図のとおり、大企業と中小企業の売上高をみると、大きく差が見られることが分かります。

この結果について白書は、両者とも2007年から2008年前半にかけてピークを迎えていたが、2008年、2009年にかけてリーマン・ショックの影響もあって大きく落ち込んだ。

その後、大企業は、2009年第4四半期以降、増加傾向にあったが、足下では横ばいの傾向となっている。

他方で中小企業は、2010年後半に一時的に増加したものの、2011年以降、再び落ち込んでおり、足下では緩やかな増加傾向にあるものの、2015年10-12月期時点では、リーマン・ショック後の水準を下回っている。

このことから、中小企業の売上高は大企業に比べて弱い動きを示しているといえる、とあります。

これまでみてきたとおり、資金繰り、採算性、利益は好調であったにもかかわらず、売上高は伸び悩んでいるといういうことです。この理由について、明日、みていきます!

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自社の収益構造を分解してみよう!!

2016年07月25日 04時48分17秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)37ページ「第 1-2-11 図① 経常利益の推移」をみましたが、今日は38ページ「第 1-2-12 図 経常利益の要因分解」をみます。


上図について白書は、大企業は、変動費の減少(+2.2兆円)が経常利益の増加に大きく寄与しており、次に、売上高の増加(+2.0兆円)、減価償却費の減少(+1.3兆円)が寄与している。

他方、中小企業を見ると、最も大きく寄与している項目は同じく変動費の減少(+1.7兆円)であるものの、次に寄与しているのは、人件費の減少(+1.4兆円)で、大企業では増加に寄与していた売上高については、減少方向に寄与している(▲0.9兆円)、とあります。

つまり、大企業は、売上高を拡大させる一方で、売上高が増加すれば同じく増加する変動費が、原油・原材料価格の低下もあって低く抑えられ、また、国内設備投資を抑えることで、経常利益を増加させている。

これに対し、中小企業は、売上高は伸び悩んだが、変動費や人件費が減少したことで、経常利益を増加させていることが分かる、とあります。

中小企業の経営者は是非、自社の収益構造を変動費、固定費で分解し、損益分岐点売上高を算出してください。

自社の売上高が増加すると利益はどれくらい増えるのかを把握しておくこと、これが、今後の経営戦略の根幹になります!

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中小企業の利益は過去最高水準にある!?

2016年07月24日 04時37分24秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)36ページ「第 1-2-10 図 中小企業の採算(経常利益)DI の推移」をみましたが、今日は37ページ「第 1-2-11 図① 経常利益の推移」をみます。

下図から経常利益の実額について財務省「法人企業統計調査」をみると、中小企業の経常利益は、2013年以降はおおむね増加傾向にあり、水準としても足下の2015年10-12月期(後方4四半期移動平均)は過去最高水準となっていることが分かります。

白書は、年度ベースで長期的に経常利益の規模別の推移を見ても、特に大企業の伸び幅が大きいが、中小企業についても2010年度以降は安定して伸びており、どちらもリーマン・ショック前の水準を上回り、過去最高水準にあるあることが分かる、とあります。

確かに回復傾向にあるようですが、中小企業の場合、勝ち組と負け組の格差が大きいのでこういう結果になるような気がしますね!

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企業の採算は上昇しているが・・・

2016年07月23日 06時57分31秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)35ページ「第 1-2-9 図 中小企業の資金繰り DI の推移」をみましたが、今日は36ページ「第 1-2-10 図 中小企業の採算(経常利益)DI の推移」をみます。

下図から景況調査の採算(経常利益)DIを見ると、リーマン・ショックの影響もあり、2008年から2009年第1四半期にかけて大幅に低下したが、以降はおおむね上昇傾向にあることが分かります。

しかしながら、2014年第2四半期から2015年第1四半期に低下したが、第2四半期は上昇に転じ、足下では再び低下しています。

この理由について白書は触れていませんが、2014年4月といえば、消費税が8%に引き上げられた時です。

つまり、消費税を8%に上げてから、景気は回復していないことがこの採算から読み取れるということですね!

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資金繰りが改善している!!

2016年07月22日 04時30分52秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)33ページ「第 1-2-8 図① 地域別業況判断 DI の推移」をみましたが、今日は35ページ「第 1-2-9 図 中小企業の資金繰り DI の推移」をみます。

下図から中小企業の資金繰りの状況を、景況調査の資金繰りDIにより確認すると、リーマン・ショックにより2008年から2009年第1四半期にかけて低下したものの、その後は着実に上昇しており、2014年第1四半期にはリーマン・ショック前の水準を上回っていることが分かります。

この結果について白書は、2014年第2四半期には消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動の影響等により低下したが、以降は再び上昇傾向にあったものの、足下の2016年1-3月期では低下している、とあります。

金融緩和の影響かもしれませんが、ここまで資金繰りが改善しているとは驚きですね!

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北海道の景況が悪化している!!

2016年07月21日 04時31分18秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)33ページ「第 1-2-7 図 規模別業況判断 DI の推移」をみましたが、今日は33ページ「第 1-2-8 図① 地域別業況判断 DI の推移」をみます。

下図から地域別の景況感をみると、2015年に入ってから全地域で上昇傾向にあったが、足下では一部を除き低下していることが分かります。


次に、業種別にみると、2015年に入り、卸売業、小売業、サービス業で横ばい傾向にあり、製造業、建設業については横ばいから低下傾向にあることが分かります。

地域別では北海道が悪く、九州が良くなっています。九州は地震の影響が心配されますが、人気の北海道がここまで悪化しているとは知らなかったですね!

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中小企業の景況感をみる!

2016年07月20日 04時36分51秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)31ページ「第 1-2-6 図① 倒産件数の推移(長期)」をみましたが、今日は33ページ「第 1-2-7 図 規模別業況判断 DI の推移」をみます。

下図から中小企業の景況感をみると、リーマン・ショック後大きく落ち込んだが、以降は持ち直しの動きをみせており、2013年には、リーマン・ショック前の2007年の水準にまで達しています。

2014年の消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要とその反動減等もあり、2014年第1四半期(1-3月期)から第3四半期(7-9月期)にかけて大きく上下し、その後は総じて見れば横ばい傾向にあるが、足下では弱い動きも見られます。

水準としては、日銀短観では、2013年第4四半期(10-12月期)以降、最近の業況が「良い」と答えた企業が「悪い」と答えた企業を上回って推移するようになり、景況調査でも、リーマン・ショック後に最もDIが低下した7年前の2009年第1四半期と比べ足下では30.7ポイント上昇しています。

では、地域別業況はどうなっているのでしょうか。明日みていきます!

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倒産するリスクは少ないが・・・

2016年07月19日 04時36分04秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)28ページ「第 1-2-3 図② 小規模企業純開廃業数(開業数-廃業数)業種内訳(2012 年→ 2014 年)」をみましたが、今日は31ページ「第 1-2-6 図① 倒産件数の推移(長期)」をみます。

下図から倒産件数の推移を見ると、2015年の倒産件数は8,812件と、2014年に続き、2年連続で1万件を下回っていることが分かります。

この結果について白書は、これはバブル景気の1989-90年以来、25年ぶりの水準である。

年間の倒産件数については2009年以降、7年連続で前年を下回っている。

2000年以降の推移について規模別に見ると、2015年では、大企業の倒産が6件、中規模企業の倒産が1,159件、小規模企業の倒産が7,647件となっており、近年でもっとも倒産の多かった2008年と比べると、中規模企業の倒産件数は4,210件減少している。

他方で、小規模企業の倒産件数も、2008年と比べると2,510件(約25%)減少しており、どの規模においても倒産件数は減少している、とあります。

倒産するリスクはないが元気はない、これが日本の中小企業の現況といえますね!

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開業数が廃業数を上回った業種は医療・福祉のみ!!

2016年07月18日 07時18分19秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)27ページ「第 1-2-3 図① 小規模企業数 推移の内訳(2012 年→ 2014 年)」をみましたが、今日は28ページ「第 1-2-3 図② 小規模企業純開廃業数(開業数-廃業数)業種内訳(2012 年→ 2014 年)」をみます。

下図から2012年から2014年にかけての小規模企業の開業数・廃業数についてみると、開業数が廃業数を上回った業種は医療・福祉(+0.5万者)のみで、他の業種は、製造業その他(計▲5.2万者)、商業(計▲6.2万者)、サービス業(医療・福祉を含む)(計▲5.7万者)と、大くくり化した3業種全てで同程度廃業が開業を上回っていることが分かります。

医療・福祉の開業が増加しているのは知っていましたが、すべての業種をみて開廃業の差でプラスになるのは、医療・福祉だけだとは知らなかったですね!

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小規模企業の減少は廃業が要因である!!

2016年07月17日 05時38分24秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)26ページ「第 1-2-2 図② 中規模企業 開廃業 業種内訳(2012 年→ 2014 年)」をみましたが、今日は27ページ「第 1-2-3 図① 小規模企業数 推移の内訳(2012 年→ 2014 年)」をみます。

下図から小規模企業数の推移の内訳を確認すると、2012年から2014年の2年間で9.1万者の減少であったが、そのうち、開廃業については、開業が28.6万者、廃業が45.7万者であり、開業から廃業を引いた数が▲17.1万者と廃業が大きく上回っていることが分かります。

また、規模間移動については、中規模企業から小規模企業への移動が6.3万者であり、小規模企業から中規模企業への移動が6.8万者であった。

これらを踏まえ白書は、中規模企業と小規模企業間での移動が▲0.5万者であることを考えると、小規模企業の減少のほとんどの要因が廃業であり、廃業数が開業数を大きく上回ったことが影響していると説明しています。

では、どのような業種で増加しているのでしょうか。明日、みていきます!

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