おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の431ページ「第 2-6-22 図 最も成功した投資の実行是非に要した時間」をみましたが、今日は432ページ「第 2-6-23 図 企業分類別に見た投資行動の後押し要因」をみます。
下図から社内のどのような後押しによって、実行に至ったのかを見ると、「稼げる企業(①)」においては、「投資行動を進める手元資金が十分であった」が58.1%となっており、最も回答割合が高く、次いで、「経営者のリーダーシップが発揮された」が50.1%、「投資のタイミングが適切と判断された」が45.9%となっており、これらの回答割合も比較的高いことが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/33/269d4f43cd2a1a957024387a37da1963.png)
続いて、投資に積極的な傾向にある「経常利益率の高い企業(②)」を見てみると、「経営者のリーダーシップが発揮された」が56.8%、「投資のタイミングが適切と判断された」が51.9%となっており、これらの回答割合が高いのは、「稼げる企業(①)」と同様の傾向であり、加えて、「資金調達がスムーズに行われた」が39.2%であり、他の企業と比較して、資金面での回答も高いことが分かります。
。
この結果について白書は、「稼げる企業(①)」と「経常利益率の高い企業(②)」は、ともに資金面での回答が多い傾向にあるが、回答項目に違いが生じているのは、自己資本比率の違いが背景にあると考えられる。
このように、「稼げる企業(①)」や投資に積極的な傾向である「経常利益率の高い企業(②)」は、投資行動を実行する上で、自社の資金力や経営者の統率力、そして、投資のタイミングを適切に捉える分析力や洞察力を重要視している傾向がうかがえる、とあります。
確かに優れた経営者には、分析力と洞察力において独特の嗅覚があるので、納得できますね!
昨日は中小企業白書(2016年版)の431ページ「第 2-6-22 図 最も成功した投資の実行是非に要した時間」をみましたが、今日は432ページ「第 2-6-23 図 企業分類別に見た投資行動の後押し要因」をみます。
下図から社内のどのような後押しによって、実行に至ったのかを見ると、「稼げる企業(①)」においては、「投資行動を進める手元資金が十分であった」が58.1%となっており、最も回答割合が高く、次いで、「経営者のリーダーシップが発揮された」が50.1%、「投資のタイミングが適切と判断された」が45.9%となっており、これらの回答割合も比較的高いことが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/33/269d4f43cd2a1a957024387a37da1963.png)
続いて、投資に積極的な傾向にある「経常利益率の高い企業(②)」を見てみると、「経営者のリーダーシップが発揮された」が56.8%、「投資のタイミングが適切と判断された」が51.9%となっており、これらの回答割合が高いのは、「稼げる企業(①)」と同様の傾向であり、加えて、「資金調達がスムーズに行われた」が39.2%であり、他の企業と比較して、資金面での回答も高いことが分かります。
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この結果について白書は、「稼げる企業(①)」と「経常利益率の高い企業(②)」は、ともに資金面での回答が多い傾向にあるが、回答項目に違いが生じているのは、自己資本比率の違いが背景にあると考えられる。
このように、「稼げる企業(①)」や投資に積極的な傾向である「経常利益率の高い企業(②)」は、投資行動を実行する上で、自社の資金力や経営者の統率力、そして、投資のタイミングを適切に捉える分析力や洞察力を重要視している傾向がうかがえる、とあります。
確かに優れた経営者には、分析力と洞察力において独特の嗅覚があるので、納得できますね!