中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

現地委託先企業が勝手に商標登録!

2015年02月28日 05時21分44秒 | 平成25年6月海外展開成功のためのリスク
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成25年6月に中小企業海外展開支援関係機関連絡会議により作成された「海外展開成功のためのリスク事例集」の35ページ「事例 №56 合弁先企業から技術流出」を見ましたが、今日は36ページ「事例 №57 委託先の不正な商標出願」をみます。

現地委託先企業が勝手に売れ筋商品のブランド名を商標出願した、という事例です。

このような事態に対して、本事例集は、以下のように記載しています。

現地販売のない純粋な委託生産であってもまずは現地での商標権取得が必要です。
そして、製造委託契約書では「委託者商標の出願禁止」「委託者製品の独自販売の禁止」の条項を念のために入れておくことが必要です。
知的財産権を取得しておかないと、合弁先が偽物を生産したり、合弁先が不正に商標を取得して、逆に訴えられたりする場合もある、とあります。

信じられないような事例ですが、これが世界だと、日本人の常識は捨てた方が良いですね。

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ブラックボックス化したが、分解された!

2015年02月27日 05時11分15秒 | 平成25年6月海外展開成功のためのリスク
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成25年6月に中小企業海外展開支援関係機関連絡会議により作成された「海外展開成功のためのリスク事例集」の35ページ「事例 №54 海外進出予定先での不正な商標登録を見ましたが、今日は35ページ「事例 №55 ブラックボックス化した製品の模倣品被害と退職者からの技術流出」をみます。

技術流出のリスクを考え、ブラックボックス化して製品を出したが、分解され1週間後には模倣品が出た、さらに、退職者を通じて技術が流出している、という事例です。

このような事態に対して、本事例集は、以下のように記載しています。

コア技術については日本の本社から出さないよう確保しておくとともに、社員の間でその共通認識を形成しておくことや、情報管理体制の構築、現地法人において技術者が長く働いてもらえる職場環境の整備、技術の先進性及び優位性を保持するなどして、模倣・技術流出のリスクに対応することが大切です。

また、未然の防止策として技術者に対して厳格な守秘義務規定を含む契約書を交わすなどの方法も検討するべき、とあります。

他社が開発した製商品を分解・解析し、その原理や製造技術などの情報を獲得して自社製品に応用することをリバースエンジニアリングと呼びますが、これほど短期間に模倣品が出ると打つ手はないですね。

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商標登録を行ったが、すでに出願済み!

2015年02月26日 04時03分47秒 | 平成25年6月海外展開成功のためのリスク
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成25年6月に中小企業海外展開支援関係機関連絡会議により作成された「海外展開成功のためのリスク事例集」の35ページ「事例 №53 複数社からの模倣品被害」を見ましたが、今日は35ページ「事例 №54 海外進出予定先での不正な商標登録」をみます。

国際見本市への出展をきっかけに商標登録を行ったが、すでに出願済みであった、という事例です。

このような事態に対して、本事例集は、以下のように記載しています。

今回の冒認出願を放置しておけば輸出の障害になるばかりか、商標の不正使用に該当してしまうことから、国・県・市等の行政機関に相談の上、冒認出願の拒絶に向けての対応を協議して異議申立てを行うなどして、その阻止を図るべき、とあります。

冒認(ぼうにん)出願とは、発明者又は考案者でない者であって、特許を受ける権利又は実用新案登録を受ける権利を承継しないものがした特許出願又は実用新案登録出願のことです。

これについては特許庁の施策があるので紹介します。

ヨネックスなどの成功企業の取り組みを見ると、特に先願主義の中国を狙うのであれば、日本国内でブランド発表した時点で登録しておかないと、異議申し立ては認められにくいということですね。

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模倣品により売上が激減している!

2015年02月25日 04時05分36秒 | 平成25年6月海外展開成功のためのリスク
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成25年6月に中小企業海外展開支援関係機関連絡会議により作成された「海外展開成功のためのリスク事例集」の33ページ「事例 №52 現地企業からの代金回収の困難」を見ましたが、今日は35ページ「事例 №53 複数社からの模倣品被害」をみます。

模倣品が大量に流入し半値以下で売られて、わが社の売上が激減している、という事例です。

このような事態に対して、本事例集は、以下のように記載しています。

本件は、商標登録ができている国で訴訟を起こして戦うことも考えられますが、やはり、製造元である国で訴訟を起こすなど、自社の厳しい姿勢を模倣業者に示すことによって、自社製品の模倣のリスクが高いことをアピールして行けば、他の業者への波及を防ぐことにもつながる、とあります。

日本企業の社名やロゴを金銭のために第三者が出願することを「悪意の出願」というそうです!
日本にもつい最近まで模倣品がたくさんあったことを考えると、その国のレベルが上がるのを待つしかないのかもしれませんね。

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商社からの代金回収が難しい!

2015年02月24日 04時27分01秒 | 平成25年6月海外展開成功のためのリスク
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成25年6月に中小企業海外展開支援関係機関連絡会議により作成された「海外展開成功のためのリスク事例集」の33ページ「事例 №51 現地での資金調達の困難 」を見ましたが、今日は33ページ「事例 №52 現地企業からの代金回収の困難」をみます。

ローカル商社を活用し販売を行っているが、売れないから払えないといわれることも多く、代金回収が難しい、という事例です。

このような事態に対して、本事例集は、以下のように記載しています。

売掛金の確実な回収のためには、取引先への経営戦略等の聞き取りや訪問による企業規模等の確認、HPの内容等から信用できる相手かどうか分析を行い、場合によっては、信用調査機関等を利用し取引先の会社概要、資産状況、財務状況等を確認しておきましょう。

また、キャッシュフローが滞らないように注意しましょう、とあります。

代金回収のリスクを避けるために商社経由としているのに、このような事態となったら本末転倒ですね!

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日系中小企業が現地の金融機関から借入を行うことは困難!

2015年02月23日 05時25分33秒 | 平成25年6月海外展開成功のためのリスク
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成25年6月に中小企業海外展開支援関係機関連絡会議により作成された「海外展開成功のためのリスク事例集」の33ページ「事例 №50 設立準備期間のキャッシュフローの減少」」を見ましたが、今日は33ページ「事例 №51 現地での資金調達の困難 」をみます。

日系中小企業が現地の金融機関から借入を行うことは非常に困難である、という事例です。

このような事態に対して、本事例集は、以下のように記載しています。

日系の金融機関からの借入、親会社からの借入ともにA国では投注差の範囲内に限るという規制があるため、資金繰りのためには本社(親会社)からの増資に頼らざるを得ません。

進出先の規制を把握し、資金不足に陥らないようにする必要がある、としています。

投注差とは。A国では外資企業の国外からの借入額は制限があり、借入額は当該企業の投資総額と登録資本金との差額までと定められていることとあります。

日系中小企業が現地の金融機関から資金調達を行っているという事例は聞いたことがありませんが、この報告書の通り、難しいのが実情だとすると、日本国内で準備しておかなくてはならないということですね!
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許認可に時間がかかりキャッシュフローが減少した!

2015年02月22日 05時21分32秒 | 平成25年6月海外展開成功のためのリスク
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成25年6月に中小企業海外展開支援関係機関連絡会議により作成された「海外展開成功のためのリスク事例集」の32ページ「事例 № 49 過剰投資による資金繰りの悪化 」を見ましたが、今日は33ページ「事例 №50 設立準備期間のキャッシュフローの減少」をみます。

許認可に時間がかかり、キャシュフローの減少などへの対応も必要となったという事例です。

このような事態に対して、本事例集は、以下のように記載しています。

現地進出におけるあらゆるリスクを想定した事業計画を定め、現地の許可が下りない等の万一の事態が発生した場合には、予め想定した代替案を投入するなどで、不要なキャッシュフローの減少を防ぐ必要、としています。

このアドバイスは評論家的に感じますね!
というのも、そもそもあらゆるリスクを想定することがそもそも不可能ですし、考え得るリスクを想定した場合のキャッシュフローを考えたら、新事業展開はできません。
ですので、ここまではキャッシュを投入できるという絶対額を定めて、その額によって、追加するか撤退するか、機械的に決定した方が良いように感じますね!

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モデル企業とまでいわれた企業が倒産!

2015年02月21日 05時31分37秒 | 平成25年6月海外展開成功のためのリスク
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成25年6月に中小企業海外展開支援関係機関連絡会議により作成された「海外展開成功のためのリスク事例集」の32ページ「事例 № 48 銀行からの与信が得られない」を見ましたが、今日は32ページ「事例 № 49 過剰投資による資金繰りの悪化 」をみます。

日本・現地合作のモデル企業とまでいわれたが、資金繰りが続かず、倒産に追い込まれたという事例です。

このような事態に対して、本事例集は、以下のように記載しています。

海外展開する際には、初期投資だけでなくその後発生が見込まれる追加設備投資や必要運転資金について事前によく検証すべきです。
成り行き任せではなく、中長期的な資金計画を策定し、取引金融機関にも相談したうえで、海外展開を進める必要がある、としています。

どのような業種か分からないので、何ともいえないですが、頻繁にマスコミで取り上げられている企業がある日突然倒産することは日常茶飯事と言えますね。
「義を見てなさざるは勇なきなり」の判断は正しいと思いますが、追い風の時には気がつかない罠があるってことですね!

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主力銀行から信用状取引の審査が降りない!

2015年02月20日 05時43分40秒 | 平成25年6月海外展開成功のためのリスク
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成25年6月に中小企業海外展開支援関係機関連絡会議により作成された「海外展開成功のためのリスク事例集」の30ページ「事例 № 47 現地での日本人管理者の重要性」を見ましたが、今日は32ページ「事例 № 48 銀行からの与信が得られない」をみます。

商品を輸出するため注力したが、主力銀行の信用状取引の審査がおりず諦めた、という事例です。

このような事態に対して、本事例集は、以下のように記載しています。

貿易実務の基本は①情報のやりとり、②商品のやりとり、③お金のやりとりです。
中でも輸出においては代金回収が最も重要な要素です。
代金の回収を確実に行うためには、前金での取引か信用状取引が基本となりますが、信用状取引には銀行の了解が必要です。
貿易取引の開始は、銀行にとっては取引領域の拡大となるため新たに行内稟議と与信審査が必要となります。
従って、まず銀行と交渉し、取引の同意等が得られるように調整を行いましょう、としています。

信用状取引のことをL/Cと呼び、輸出を行う際には申請すれば開設してくれるものと思っていましたが、審査が降りないことがあるんですね。足下をすくわれないように気をつけないといけませんね!

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不慣れな日本人管理者が問題を引き起こす!

2015年02月19日 05時00分09秒 | 平成25年6月海外展開成功のためのリスク
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成25年6月に中小企業海外展開支援関係機関連絡会議により作成された「海外展開成功のためのリスク事例集」の30ページ「事例 № 46 通訳の能力不足」を見ましたが、今日は30ページ「事例 № 47 現地での日本人管理者の重要性」をみます。

現地の事情に無知な日本人管理者を派遣したことから様々な問題が噴出した、という事例です。

このような事態に対して、本事例集は、以下のように記載しています。

現地の文化、風習、社会事情等をよく理解している日本人管理者を派遣することが大切です。
そうした人材がいない場合には、赴任前にできるだけ時間をかけて公的機関やコンサルタントによる研修会などを活用して事前勉強させるべきです。
経理事務に現地人材を充てる場合、複数の担当者の目を通す、日本人管理者が確認するなどにより、管理を行う事も重要、としています。

私もこのケースで海外へ火消しに行ったことがあります。日本では専門分野だけを行っていれば良いですが、海外へ行くと経営全般を行わなくてはならないので、こういうケースが発生してしまうのでしょうね!

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通訳力が足りず商談に至らなかった!

2015年02月18日 05時25分44秒 | 平成25年6月海外展開成功のためのリスク
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成25年6月に中小企業海外展開支援関係機関連絡会議により作成された「海外展開成功のためのリスク事例集」の30ページ「事例 № 45 通訳の立場を利用した不正行為」を見ましたが、今日は30ページ「事例 № 46 通訳の能力不足」をみます。

通訳を手配したが、その通訳力が足りず、商談に至らなかった、という事例です。

このような事態に対して、本事例集は、以下のように記載しています。

通訳のレベルは一様ではないので、今回の場合には、専門知識を有する人材を要望する必要があります。
また、通訳として日本への留学生や現地大学の日本語科卒業生を採用し、自社の製品や技術を熟知してもらう方法もある、としています。

海外見本市に出展する際には、現地で通訳を手配するため、これはよくあることです。
”出たとこ勝負”が怖いのであれば、通訳を複数人依頼するなどの対応策が必要になりますね!

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現地の通訳が不正行為をしたら?

2015年02月17日 05時01分29秒 | 平成25年6月海外展開成功のためのリスク
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成25年6月に中小企業海外展開支援関係機関連絡会議により作成された「海外展開成功のためのリスク事例集」の29ページ「事例 № 44 現地で必要な人材の採用困難」を見ましたが、今日は30ページ「事例 № 45 通訳の立場を利用した不正行為」をみます。

現地企業との交渉や現地従業員との全てのやり取りを通訳経由で行っていたが、その通訳が相手方企業と結託したり、会社の金の不正利用や機密事項の横流しなどを行っていた、という事例です。

このような事態に対して、本事例集は、以下のように記載しています。

通訳には、勝手な解釈をせず正確に相手の言葉を伝えることの大切さを理解させましょう。
また、場合によっては通訳を複数用いたり、現地の言語の分かる社員を(分からないふりをさせて)会議等に参加させるなどチェックを行うことも必要、としています。

現地の言葉の分かる社員を分からないふりをさせて参加させるというのも信じられないようなレベルの低い問題ですが、こういう事態が発生するのも日本から離れているからなのでしょうね。!

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ローカル人材を採用するには?

2015年02月16日 05時23分22秒 | 平成25年6月海外展開成功のためのリスク
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成25年6月に中小企業海外展開支援関係機関連絡会議により作成された「海外展開成功のためのリスク事例集」の29ページ「事例 № 43 英語ができる社員の不在 」を見ましたが、今日は29ページ「事例 № 44 現地で必要な人材の採用困難」をみます。

いわゆるローカル人材の確保が捗らず、それを外注費で補填したために撤退に至った、という事例です。

このような事態に対して、本事例集は、以下のように記載しています。

人材獲得の方法としては、コンサルタント会社や人材紹介業者への依頼や、近隣で操業している企業からの情報収集という方法があります。
また、従業員の採用を行う地域を広げる方法もあります。
その他、将来、幹部候補となる従業員を国の支援施策等を活用して育成を図ることも有効、としています。

日系企業という看板で人材が確保できるほど甘くはないのでしょうから、応募者が口コミを中心に増加していくよう地道な努力で人材を確保していくしかないのでしょうね!

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語学力を持つ担当者がいなかったら?

2015年02月15日 05時59分55秒 | 平成25年6月海外展開成功のためのリスク
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成25年6月に中小企業海外展開支援関係機関連絡会議により作成された「海外展開成功のためのリスク事例集」の27ページ「事例 № 42 マーケティング能力の欠如」を見ましたが、今日は29ページ「事例 № 43 英語ができる社員の不在 」をみます。

取引先とメールでのやりとりを行ったが、経営者は英語が苦手な上に、自分で全てやらないと気が収まらない性格であったため遅延することとなり交渉が頓挫した、という事例です。

このような事態に対して、本事例集は、以下のように記載しています。

海外取引に当たっては、自社の主張を明確に述べることができるだけの語学力をもった担当者が不可欠であり、海外展開を行う際には、参入する以前に社内の態勢を整えておくことが必要です。
日本への留学生や研修生を採用して育成するなどにより、現地人材を確保することも有効、としています。

この事例における語学力は表面的な問題であり、経営者の性格に根本的な問題があるような気がします。
これまで多くの会社を見てきた経験で言うと、経営者がすべて自分でやらないと気が収まらない会社は大きくならないように感じます。
それこそ自分がこの性格なので、この失敗事例は反面教師にしないといけませんね!

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現地のエージェントが役に立たない!

2015年02月14日 06時51分45秒 | 平成25年6月海外展開成功のためのリスク
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成25年6月に中小企業海外展開支援関係機関連絡会議により作成された「海外展開成功のためのリスク事例集」の27ページ「事例 № 41 現地のメーカーとの競争」を見ましたが、今日は27ページ「事例 № 42 マーケティング能力の欠如」をみます。

現地エージェントに任せて出店したが、味は良いが、固い、価格が高いという反応で、二年で撤退に至る、という事例です。

このような事態に対して、本事例集は、以下のように記載しています。

販売を代理店に任せる場合は、その代理店のマーケティング能力(得意分野、営業成績等)や信用情報について調べる必要があります。
また、販売レポート等を提出してもらい、商品の改良や開発につながる情報の収集や、市場分析を行うことも大切です。
代理店契約の場合は、価格の決定を相手任せにせず自社で決定する姿勢が大事です。
また、独占的な契約は極力避けるべき、としています。

販売レポートと聞くと難しい内容のように感じますが、日常的にメールを送り、反応を伺えば良いと思います。問題は待ちの姿勢ではなく、日々問いかけることが求められているのでしょうね!

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