中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

ものづくりの国内回帰が継続している!!

2019年01月31日 05時00分00秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」22ページ「図 112-33 対欧州経常収支の推移」を読みましたが、今日は22ページ「図 113-1 過去1年間で製品・部材を国内生産に戻したケースがある企業割合」を見ます。

下図から経済産業省が 2017 年末に実施したアンケート調査を見ると、海外生産を行っている企業中、約 14%(昨年調査と同水準)が過去1年間で国内に生産を戻しており、国内回帰の動きが一定程度継続して見られることが分かります(図 113-1)。

どこから生産を戻したかを見ると、中国・香港からが全体の 2/3 近く、続いてタイの順、とあります。

ドル円が90円を切った際に、ものづくり企業が逃げるようにして海外で工場を立ち上げ、その後、円安と中国の発展に伴う人件費の上昇に際に、国内回帰が期待されていましたが、実際はどうなのでしょうか。詳しく読んでいきましょう!!

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欧州の貿易黒字は減少している!!

2019年01月30日 05時00分00秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」21ページ「図 112-31 対北米経常収支の推移」を読みましたが、今日は22ページ「図 112-33 対欧州経常収支の推移」を見ます。

下図について白書は、対欧州経常収支もリーマンショックまでは、貿易収支黒字と所得収支黒字がほぼ同額であったが、リーマンショック及び欧州各国の財政危機に伴う景気の低迷により、貿易収支黒字が
大幅に縮小した(図 112-33)。

2012 年には貿易赤字にいったんは転じたが、2016 年に貿易収支は再び黒字化している。2016 年の対欧州の第一次所得収支黒字 2.5 兆円の内訳は、直接投資収益 0.1 兆円に対して、証券投資収益 2.3 兆円であり、証券投資収益が対欧州経常収支黒字の柱であることが分かる、とあります。

日本と欧州は距離があるので貿易は難しいように感じますが、それでも黒字を確保しているのは”メイドインジャパン”の恩恵なのでしょうね。欧州は激動の中にあるので、今後、大きく変わるかもしれませんね〜!!

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北米との貿易黒字は安定して高い!!

2019年01月29日 05時14分42秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」21ページ「図 112-29 対中国経常収支」を読みましたが、今日は21ページ「図 112-31 対北米経常収支の推移」を見ます。

下図について白書は、対北米経常収支は、2008 年に貿易収支黒字と第一次所得収支黒字がほぼ同額だったが、2010 年以降貿易収支黒字額が相対的に大きくなってきており、両者の差は、2014 年に 2.5 兆円、2015 年は 3.2 兆円、2016 年は 2.6 兆円にまで拡大している(図 112-31)。

なお、2016 年における対北米の第一次所得収支黒字 6.3 兆円のうち、直接投資収益は 2.3 兆円であり、証券投資収益は 4.0 兆円であった(図 112-32)。対北米の直接投資収益は、2016 年の我が国の直接投資収益の総額約7.3 兆円に対して3割強に相当する水準であり、自動車を中心とする北米における我が国の企業集積の厚さがうかがえる、とあります。

中国との貿易赤字とは対照的に、北米とは大幅な黒字を確保しているのですね。ですが、直接投資も積極的に行なっている様子なので、こうなるのは必然のような気がしますね〜!!

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中国との貿易赤字は減少傾向にある!!

2019年01月28日 05時36分31秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」20ページ「図 112-28 「知的財産権等使用料」(収支)の地域別推移」を読みましたが、今日は21ページ「図 112-29 対中国経常収支」を見ます。

下図について白書は、第一次所得収支やサービス収支の黒字が増えるなど、日本企業が中国で稼ぐ力は変化しながらも着実に成長してきた。第一次所得収支の黒字は、日本企業の中国現地進出の結果であり、海外子会社からのロイヤリティや知的財産権等使用料収支などがサービス収支の底上げにも貢献している。

また、サービス収支では、訪日観光客の消費である旅行収支の黒字が大きくなっている。一方、近年、貿易赤字が拡大してきたが、2016 年、さらには 2017 年(第Ⅲ四半期まで)において貿易赤字幅が大きく減少しており、経常収支の改善に寄与している、とあります。

中国との貿易収支がこれほど多くの黒字だったとは驚きです。中国が世界中からマネーを引き寄せている状況が伺い知れますね〜!!

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知財収支は中国とASEANで75%を占めている!!

2019年01月27日 05時16分10秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」20ページ「図 112-25 対アジア経常収支の推移」を読みましたが、今日は20ページ「図 112-28 「知的財産権等使用料」(収支)の地域別推移」を見ます。

下図について白書は、特許権などの使用料や経営指導料などが計上される、サービス収支の内訳である「知的財産権等使用料」の収支を見ると、2016 年は減少を示しているものの、我が国製造業のアジア地域への進出拡大などを反映し 2000 年以降順調に黒字幅が拡大してきている、とあります。

さらに国・地域別に見ると、2015 年は中国と ASEAN がその 75% を占めている。2000年にはアジアに占める中国と ASEAN は約4割だったため、2000 年代の製造業のアジア進出は中国・ASEAN への進出が多かったことがうかがえる、とあります。

2000年には産業の空洞化という言葉が現実化し、その後、2013年には中国の勢いが高まってきたということですね。 記憶にありますね〜!!

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対アジア経常収支は辛うじて黒字である!!

2019年01月26日 05時34分26秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」19ページ「図 112-24 経常収支の地域別推移」を読みましたが、今日は20ページ「図 112-25 対アジア経常収支の推移」を見ます。

下図について白書は、対アジア経常収支の特徴は、貿易収支黒字が足下では再び拡大しているものの、長期的に見ると縮小してきた一方で、我が国製造業の進出拡大に伴い直接投資収益と知的財産権等使用料(後述)で稼いでいる点にある、とあります。

直接投資収益を含む第一次所得収支の黒字が2013年に貿易黒字を上回ってから、その関係が定着している。また、知的財産権等使用料を含むサービス収支が堅調に伸びてきた背景には、アジアからの観光客の増加がある。観光客の消費が含まれる旅行収支の改善がサービス収支の黒字に貢献している、とあります。

アジア全体で見るといまだに黒字を確保しているのですね。その中心となっている中国との取引はどうなっているのでしょうか。見ていきましょう!!

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北米は最大の経常収支黒字の計上先である!!

2019年01月25日 05時00分57秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」18ページ「図 112-23 「知的財産権等使用料」収支の推移」を読みましたが、今日は19ページ「図 112-24 経常収支の地域別推移」を見ます。

下図の経常収支の地域別推移について白書は、新興国の経済成長に伴いアジアの比率が年々拡大し、リーマンショック後は米国の景気後退に伴って北米が大きく減少したのに対して、アジアの経常黒字が相対的に底堅く推移したため、経常黒字の中ではアジアがいったんは最大となった。

しかし、2012 年以降、経常収支の黒字幅が回復する中、再び北米が最大の経常収支黒字の計上先となっている。また、ピーク時からの黒字の縮小幅が大きいのは欧州であり、2008 年の9.4 兆円から 2017 年には 3.1 兆円と大幅に縮小している。その一方で、変動が大きかったのは中東であり、原油価格の低下を反映して、経常赤字は 2014 年の 14.0 兆円から 2017年の 4.6 兆円へと半減した、とあります。

トランプ大統領が日本に対して貿易黒字を削減するように言ってくる理由はここにあるのでしょうね。日本がヨーロッパに対して輸出を減少させている代わりに台頭しているのが、一帯一路を掲げる中国ということなのでしょうね~!!

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「知的財産権等使用料」収入が増加している!!

2019年01月24日 05時01分51秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」18ページ「図 112-20 サービス収支の推移」を読みましたが、今日は18ページ「図 112-23 「知的財産権等使用料」収支の推移」を見ます。

下左図の「その他サービス収支」に含まれる「知的財産権等使用料」収支を見ると、過去最大の黒字(2.4 兆円)を計上した 2015 年まで6年連続で増加を続け、2016 年には 2.1 兆円と減少したものの 2017 年には再び 2.4 兆円に増加を示していることが分かります。

白書は上右図について、2016年は「知的財産権等使用料」収支の黒字幅は縮小したものの、2017 年には 2015 年水準に戻っている。我が国製造業の海外展開に伴う海外現地法人からの特許権などの使用料や経営指導料などの受取が、「産業財産権等使用料」収支の増加に寄与している、とあります。

この「知的財産権等使用料」収支とは、特許権や意匠権などの産業財産権の使用料のほか、ノウハウの使用料や経営指導料が含まれる「産業財産権等使用料」収支、
ソフトウェアや音楽・映像などを複製・頒布するための使用権料、著作物の使用料などが含まれる「著作権等使用料」収支から構成される。

我が国では、「著作権等使用料」収支が赤字である一方、「産業財産権等使用料」収支が黒字であり、かつ「産業財産権等使用料」収支の黒字が年々拡大することで、「知的財産権等使用料」収支の黒字拡大に寄与してきた、とあります。

知的財産収入が昔の投資の成果だとすると、次の回収に向けて今どのような投資を行うべきか、これが人ごとではなく重要ですね~!!

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サービス収支が5年連続で縮小している!!

2019年01月23日 04時42分54秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」17ページ「図 112-18 海外での収益の使途(直接投資収益の内数)」を読みましたが、今日は18ページ「図 112-20 サービス収支の推移」を見ます。

下図からサービス収支を見ると、赤字が5年連続で縮小していることが分かります。

この結果について白書は、2017 年の赤字額は 0.7 兆円と、2000 年以降で赤字額は 4.6 兆円縮小しており、比較可能な 1996 年以降では過去最小の赤字となった(図 112-20)。2017 年までの間、黒字に転じた旅行収支の赤字縮小額は 4.8 兆円であることから、サービス収支の赤字幅縮小には旅行収支が大きく寄与していることが分かる(図112-21)。

この 4.8 兆円の旅行収支の改善額のうち、支払の減少が 1.4 兆円、受取の増加が 3.4 兆円である。2011 年以降、支払が横ばいで推移する一方で、受取は6年連続で増加している。2017 年に訪日外国人旅行者数が前年比で 19.3%増加の約 2,869 万人と過去最高を記録するなど、訪日観光消費の増加が主な要因である、とあります。

先日まで見ていた観光白書でも同様の指摘があったと思います。訪日外国人観光客が日本に富をもたらしているということですね~!!

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国内へ還元される金額は増加基調にある!!

2019年01月22日 05時00分57秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」15ページ「図 112-12 「電気機器」の貿易収支の推移」を読みましたが、今日は17ページ「図 112-18 海外での収益の使途(直接投資収益の内数)」を見ます。

下図から2017 年の直接投資収益を見ると8.7 兆円はネットの金額であり、我が国企業が海外で稼いだ利益 12.5 兆円から海外企業が我が国で稼いだ利益 3.8 兆円を差し引いたものであることが分かります。

この結果について白書は、我が国企業が海外で稼いだ利益 12.5 兆円のうち、日本国内へ還元されたのは 6.4 兆円である。一方、6.1兆円は海外で再投資されているが、国内へ還元される金額は増加基調にある、とあります。

日本が海外で稼いだ利益を日本に還元するようになったのは2013年のことなのですね。何があったのでしょうか。気になったので2013年をwikipediaで見てみると、第二次アベノミクスにより85年から104円まで急速に円安が加速したとありますね。日本に対する期待から資金が戻ってきたのでしょうね~!!

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「電気機器」の貿易黒字は増加しているが・・・

2019年01月21日 05時01分38秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」14ページ「図 112-9 「一般機械」の貿易収支の推移」を読みましたが、今日は15ページ「図 112-12 「電気機器」の貿易収支の推移」を見ます。

下図からエレクトロニクスを中心とする「電気機器」の直近 2017年の貿易黒字を見ると、約 1.6 兆円と、3年連続で増加していますが、それでも 2010 年の4割弱の水準にとどまっていることが分かります。

この結果について白書は、2010 年と 2017 年の主な構成品の変化を見ると、「通信機」の貿易赤字額が約 1.8 兆円拡大(2010 年:- 0.6 兆円から- 2.4 兆円)しており、また「半導体など電子部品」の黒字額が約 0.8 兆円縮小(2010 年:+ 2.0 兆円から+ 1.2 兆円)している。

両者(「通信機」と「半導体など電子部品」)で合わせて約 2.5 兆円の貿易黒字縮小に寄与する。同期間における「電気機器」の黒字額の縮小額は約 2.9 兆円であることから、この2品目が大半を占めていることが分かる、とあります。

電機メーカー出身の私としては、この数字を見るのは寂しい限りですが、これも栄枯盛衰、時代の流れなのでしょうね!!

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「一般機械」の貿易黒字は大きく増加している!!

2019年01月20日 06時09分30秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」13ページ「図 112-5「輸送用機器」の貿易収支の推移」を読みましたが、今日は14ページ「図 112-9 「一般機械」の貿易収支の推移」を見ます。

下図から「一般機械」の貿易収支を見ると、「一般機械」の貿易黒字は、前年の 7.3 兆円から 2017 年には 8.5 兆円に大きく増加していることが分かります。

この結果について白書は、機械系を中心とする幅広い製品を含んでおり、製品分野によっては貿易黒字を維持しているものの、電算機類(パソコンなど)は貿易赤字になっていることが分かる、とあります。

数年前はカフェで仕事をしていると、10人中6人位がリンゴのマークでしたが、最近はその流れも落ち着いてきたように感じますね。そもそもパソコンを使わなくなったことも原因なのでしょうね。仕事の仕方がものすごい速さで変わっていますね。どこまでついて行けるのでしょうかね~!!

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「輸送用機器」が貿易黒字を改善させている!!

2019年01月19日 05時02分51秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」12ページ「図 112-1 経常収支の推移」を読みましたが、今日は13ページ「図 112-5「輸送用機器」の貿易収支の推移」を見ます。

下図について白書は、貿易収支全体が改善傾向にある要因の1つとして「輸送用機器」が引き続き一定の貿易黒字を維持していることが挙げられる、とあります。

この結果について白書は、2017 年の「輸送用機器」の貿易黒字額(15.1 兆円)は、リーマンショック以降で最大の黒字幅である。地域別では、対米国黒字が前年から拡大した(5.1 兆円から 5.5 兆円)。その他の地域では、対中東黒字(1.6 兆円から 1.4 兆円)が縮小した一方で、対中国黒字(0.8 兆円から 0.9 兆円)、対 ASEAN 黒字(1.1兆円から 1.2 兆円)や対ロシア黒字(0.3 兆円から 0.4 兆円)が拡大した、とあります。

ちょうど今、アメリカデトロイトでモーターショーが開催されているという報道を見ました。なんとスープラが17年ぶりに復活するそうです!実は私は20代の頃に乗っていたことがあるので、今の若い人がこのような車に興味を持ってくれると、日本が元気になっているようでうれしく感じますね!!

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経常収支黒字は過去最少の水準にある!!

2019年01月18日 05時01分32秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」11ページ「図 111-23 雇用環境の動向」を読みましたが、今日は12ページ「図 112-1 経常収支の推移」を見ます。

下図から我が国の経常収支黒字を見ると、2011 年以降、4年連続で縮小し、2014 年には、比較可能な 1985 年以降で最少を計上したものの、2017 年では 21.9 兆円と 3 年連続で黒字額を拡大させていることが分かります。

この結果について白書は、グローバル化に伴う我が国企業の海外進出や海外の株式・債券などへの投資が活発化したことにより、それらの収益である第一次所得収支が 2017 年では 19.7兆円まで拡大しており、これが経常収支の黒字を支える構造が続いている。

一方で、2016 年に黒字に転じた貿易収支は、2017 年も黒字幅はやや減少したものの黒字を維持している。製造業による経常収支への貢献という観点では、輸出による貿易収支への貢献が注目されがちであるが、2005 年以降第一次所得収支が貿易収支を上回る状況が続いており、経常収支の黒字を支えている、とあります。

第一次所得収支とは、グローバル化に伴う我が国企業の海外進出や海外の株式・債券などへの投資が活発化したことによる収益のことを言うのですね。これがないと日本はなんとか黒字を確保している状況に陥ってしまうのですね。また貿易収支の内訳を見ると「鉱物性燃料」の赤字が気になります。化石燃料と原子力に頼らないエネルギーの必要性を強く感じてしまいますね!

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厚生労働省の「毎月勤労統計調査」が出所ですが・・・

2019年01月17日 04時56分23秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」10ページ「図 111-20 自己資本利益率(ROE)」を読みましたが、今日は11ページ「図 111-23 雇用環境の動向」を見ます。

下図から2017 年の完全失業率を見ると、 2.8% と 1993 年(2.5%)以来 24 年ぶりの低水準、有効求人倍率は 1.50 倍と 1973 年(1.76 倍)以来 44 年ぶりの高水準となるなど、雇用情勢は着実に改善していることが分かります。

白書は、労働需給の引き締まりを受けて、改善の動きは徐々に賃金へ波及しつつある。2016 年半ば以降、企業の設備稼働率が増加傾向を示し、企業の生産活動が回復する(図 111-15・16)につれ、残業時間などを表す所定外労働時間も増加する傾向が見られている(図 111-24)。

製造業における月々の賃金動向を分析すると、2013 年の中頃から対前年同月比でプラスへと転じ、2014 年は通年を通してプラスを維持した。しかし、2016 年の賃金は、前述のように、生産が足踏み状態となったことなどから、ボーナスなどを含む特別に支払われた給与や、残業代などの所定外給与が伸び悩んだ。ただし、その中でも、基本給などからなる所定内給与は 2015 年に比べると上昇してきている、とあります。

良い結果がでているなと思ったのですが、この出所が、今問題となっている厚生労働省の「毎月勤労統計調査」となっています。数字を意図的にいじっている可能性があるとまで報道されています。誰が何のために不正したのでしょうか?非常に嘆かわしいですね。

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