中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

アウトソーシング成功の分かれ目は??

2018年01月22日 04時55分39秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」554ページ「第2-4-66図 アウトソーシングの実施有無と従業者数の推移」をみましたが、今日は555ページ「第2-4-67図 ⾒える化等実施状況別に⾒た、アウトソーシングの活⽤により得られた効果及び得られると考える効果」をみます。

下図からアウトソーシングの活用により得られた効果を見ると、アウトソーシングの直接的な目的である、「従業員の業務量・業務負担の軽減」、「必要な技術・ノウハウや人材の補完」については、見える化の実施状況による大きな違いは見られないことが分かります。

他方、「総労働時間の短縮」、「既存事業の見直しによる業務効率化」、「自社の強み・弱みの分析・把握」といった副次的な効果や、「自社が注力すべき業務領域への経営資源の集中」といった経営戦略上の効果においては、見える化の実施度合いによって大きな違いが生じている。

白書は、中小企業がアウトソーシングを活用するに当たっては、自社の強みとなる部分を更に伸ばすために、コア業務の補完として専門業務のアウトソーシングを活用するのか、あるいは定型的だが差別化しにくい領域をアウトソーシングすることで、自社の従業員をより付加価値の高い業務領域に集中させるかなど、自社が目指すべき方向性や事業の戦略を見極めた上で、導入を進めることが必要になる。

その前提として、アウトソーシングする業務の抽出のためには、第一に自社の業務フローを整理し、自社でなければできない業務の洗い出しや、何を自社の従業員に任せるかを明確にしなければならない。このように業務プロセスの見える化等を進めることで、アウトソーシングの活用のより高い効果が得られるものと推察される、とあります。

アウトソーシング成功の分かれ目は、業務プロセスの見える化にあるということです。これは納得ですね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

アウトソーシングは従業員を増加させる!!

2018年01月21日 05時00分00秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」553ページ「第2-4-65図 アウトソーシングの活⽤状況別に⾒た、導⼊における課題」をみましたが、今日は554ページ「第2-4-66図 アウトソーシングの実施有無と従業者数の推移」をみます。

下図から2012 年度にアウトソーシングを開始した中小企業と、調査期間中一度もアウトソーシングを利用したことがない企業の、2012 年度からの従業者数の推移を見ると、アウトソーシングの開始により社内の従業者数を減らすことはなく、むしろ若干ではあるが、アウトソーシングを活用した企業の方が、従業者数を増やす傾向にあることが分かります。

アウトソーシングは固定費を削減するためと考えていた自分が恥ずかしい結果です。

考えてみれば、既存の従業員の業務が見直されることで、生産性が高まっていくのは当然のことですね。なるほど、これは勉強になりますね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

アウトソーシングの阻害要因は何ですか??

2018年01月20日 05時01分01秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」549ページ「第2-4-60図 事業展開の方針別に見た、アウトソーシングの必要性が増加した業務」をみましたが、今日は553ページ「第2-4-65図 アウトソーシングの活⽤状況別に⾒た、導⼊における課題」をみます。

下図からアウトソーシングの導入に当たっての阻害要因を見ると、特に「検討中」の企業においては「導入の費用対効果が不明」が 50.0%と最も高く、次いで「適切なアウトソーシング先が
見つからない」としたマッチングについての課題が 32.1%となっていますが、他方、既にアウトソーシングを活用したことのある企業においては、「特に課題はない」とする割合が最も高いことが分かります。

この結果について白書は、検討中の企業において半数もの企業が費用対効果について課題を認識しているのは、製造業務の一部等、既に自社で行っていた直接業務については、原価計算等の予測が立てやすく、自社の業務の代替としての費用対効果を算定しやすい一方で、付加価値を創造する基礎となるマーケティング等の領域や、社内の管理等の支援業務においては、そもそも社内で厳密な採算管理や効果測定を行っていない、あるいは行うことが難しいために、初めて外部への切り離しを行う際には費用対効果の算定が困難になっていることが予想される、とあります。

新しいことに果敢に取り組む者とそうでない者を比較すると、異口同音でこのような結果になるのは、アウトソーシングに限らないということですね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

付加価値向上のためにアウトソーシングしましょう!!

2018年01月19日 05時02分35秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」545ページ「第2-4-56図 経常利益の実績別に見た、人材不足企業のアウトソーシングの活用状況」をみましたが、今日は549ページ「第2-4-60図 事業展開の方針別に見た、アウトソーシングの必要性が増加した業務」をみます。

下図から中小企業におけるアウトソーシングの展望について見ると、「税務・会計」については、安定・維持志向企業において 31.3%と、他の業務領域に比べ特に高い割合となっていることが分かります。

他方、成長・拡大指向企業においては、必要性が増加したと回答する業務の領域は多岐に渡っており、特に「デザイン・商品企画」、「調査・マーケティング」といった専門業務については、安定・維持志向企業に比べ必要性が増加したとする割合が高い。

白書は、成長・拡大志向企業においては、繁閑差への対応や、定型的だが差別化しにくい情報処理や一般事務処理、税務・会計といった業務への対応としてアウトソーシングを活用するだけでなく、自社の製品・サービスの付加価値向上のため、デザイン・商品企画、調査・マーケティングといった分野においても、外部の専門家を活用する重要性が高まっているということが推察できる、とあります。

定型的な業務についてアウトソーシングを考えているようではもう遅いということなのでしょうね。そして我々専門家はいかに付加価値を提供できるか、ここをこれまで以上に研鑽することが求められているということですね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

アウトソーシングすると利益が上がる!!

2018年01月18日 05時00分46秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」545ページ「第2-4-55図業種別に見た、機械化・IT導入・新技術導入における課題」をみましたが、今日は545ページ「第2-4-56図 経常利益の実績別に見た、人材不足企業のアウトソーシングの活用状況」をみます。

下図から人材が不足している企業について、それぞれ経常利益の傾向別にアウトソーシングの活用状況を見ると、人材不足企業においては適時適切にアウトソーシングを行うことで、社内の人材不足を補いながら企業価値を維持・向上させている可能性が示唆されることが分かります。

白書は、人的資源の確保は必ずしも自社雇用によってのみ生み出されるものではない。兼業・副業による外部人材の活用については、既存の従業員との調整や労務管理の面から中小企業においては未だ実施困難な部分があることはコラム 2-4-3 で指摘したが、自社の人材不足を補いながら生産性を向上させるための外部人材の活用としては、業務委託によるアウトソーシングの手法も考えられる、とあります。

これから年度末に向けて、多くの中小企業は仕事に追われることになると思いますが、自社でしかできない部分は自社で特化するが、それ以外はできるだけ外部に回すことがこれからの経営の在り方ということなのでしょうね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

測定する習慣をつけましょう!!

2018年01月17日 05時02分32秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」544ページ「第2-4-54図 経常利益の実績別に見た、人材不足企業の企業価値維持・向上のための取組」をみましたが、今日は545ページ「第2-4-55図業種別に見た、機械化・IT導入・新技術導入における課題」をみます。

下図から機械化・IT 導入及び新技術の導入について、「現在は取り組んでいないが今後の取組を検討する」とした企業について、業種別にその課題を見ると、製造業において6割超、非製造業においては約半数がコスト負担を課題として認識していることが分かります。

白書は、非製造業においては「導入の技術・ノウハウを持った人材が不足」、「導入領域が限られており効果が小さい」、「導入領域がわからない」、「導入に当たって適切な相談相手がいない」とする回答が製造業に比べ高く、社内に知見を持つ人材がいないことや、導入経験が少なく投資効果の測定が難しいこと等を背景として導入に慎重になっていることが推察される、とあります。

今、ものづくり補助金の終了報告を手伝っているのですが、経験とカンを大事にする中小企業にとって定量的な成果の報告は非常に難しいようです。しかし、血税を投入している以上、費用対効果が求められることは当然の義務なので、測定する習慣をつけるようにした方がよいですね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

人材不足であれば機械化・IT化へ投資していますか??

2018年01月16日 05時01分25秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」542ページ「コラム2-4-3⑥図 兼業・副業による中核人材の確保について実施困難・無関心の理由」をみましたが、今日は544ページ「第2-4-54図 経常利益の実績別に見た、人材不足企業の企業価値維持・向上のための取組」をみます。

下図から全体の人材の過不足感について、「中核人材も労働人材も不足している」と回答した企業について、企業価値の維持・向上のための取組の実施状況を経常利益の実績別に見ると、製造業・非製造業の別なく、総じて増益傾向にある企業の実施割合が減益傾向の企業の実施割合を上回っており、特に機械化・IT 導入の取組においてその差が顕著であることが分かります。

この結果について白書は、もちろん、これは増益傾向にあるからこそこのような投資余力があるということでもあり、業績との因果関係を示すものではないが、人材が不足している中でも増益傾向にある企業は、バックオフィスやフロントオフィスへの IT 導入、省力化や作業負担軽減のための機械化や、能力開発による一人当たりの生産性向上といった取組を行い、利益を確保し、生産性の維持・向上を図っている可能性が示唆される、とあります。

人材不足に見舞われている中小企業は、機械化・IT化できるところがないか業務を見直すことが求められる、ということですね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

兼業・副業を受け入れられない理由とは??

2018年01月15日 04時32分09秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」542ページ「コラム2-4-3⑤図 兼業・副業による中核人材の確保を実施・検討する理由」をみましたが、今日は544ページ「コラム2-4-3⑥図 兼業・副業による中核人材の確保について実施困難・無関心の理由」をみます。

下図から兼業・副業により中核人材を雇用することは難しい、あるいは関心はないとした理由について見ると、「既存の従業員との公平性の確保や摩擦の軽減が困難」、「社会保険・時間外労働等の労務管理が複雑化」が上位にあることが分かります。

この結果について白書は、特に「関心はあるが、雇用は難しい」とした企業においては、兼業・副業により外部から優秀な人材を確保することに関心はありつつも、それにより自社に既にいる従業員にも兼業・副業を許容する・しないで不公平感が生じること、マネジメントの複雑化が懸念されていることが推察される、とあります。

業種業態によって兼業・副業の実施の可否、さらには受入の是非が問われると言うことですね。言うなれば傭兵や外人部隊ですので、十分に整備しないと受け入れては行けないということですね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

兼業・副業で人材を確保すると副次的な効果が期待できる!!

2018年01月14日 05時31分26秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」539ページ「コラム2-4-3③図 中小企業における兼業・副業による中核人材の確保の実施・検討状況」をみましたが、今日は542ページ「コラム2-4-3⑤図 兼業・副業による中核人材の確保を実施・検討する理由」をみます。

下図から雇用状況の別に兼業・副業により中核人材を確保する理由について確認すると、雇用中の企業においては「必要な業務領域の人材確保」が最も高く 62.4%となっており、次いで「優秀な人材の確保」が 47.1%となっていることが分かります。

この結果について白書は、 検討中の企業においては「優秀な人材の確保」が最も高く 58.5%となっているほか、「新しいノウハウ・コネクションの獲得」、「既存の従業員の能力向上」、「社内全体の活性化」についても挙げられており、兼業・副業により中核人材を確保することによる副次的効果についても期待が高い傾向がうかがえる、とあります。

私も自分のやり方だけにこだわっていると、ガラパゴスになってしまいそうなので、できるだけ外部の方にお願いして、優秀な方から新鮮な考えを貰うようにしています。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

中核人材は兼業・副業で確保しよう!!

2018年01月13日 05時01分08秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」531ページ「第2-4-53図 多様な⼈材を中核⼈材として活⽤する企業が柔軟な働き⽅を実現するために⾏っている⾒える化等の実施状況と業績の相関」をみましたが、今日は539ページ「コラム2-4-3③図 中小企業における兼業・副業による中核人材の確保の実施・検討状況」をみます。

下図から雇用形態は問わず、兼業・副業による中核人材の確保について中小企業における雇用や検討状況を見ると、「雇用している」、「現状実績はないが雇用を検討中」とする中小企業は 1 割を超えており、「関心はあるが、雇用は難しい」まで含めるとその割合は33.3%となることが分かります。

この結果について白書は、現状有業者全体に占める兼業・副業を行う者の割合が決して大きくないことを踏まえると、近時の人材不足の影響もあり、中小企業において兼業・副業による中核人材の確保について一定程度は前向きな姿勢であることがうかがえる、とあります。

弊社も自分一人では仕事を処理しきれないので、適宜、協力を仰いでいますが、その方たちの多くは兼業・副業です。ネットを使うので場所も選ばず、出来高払いですので、固定費を持たずに優秀な人材を戦力化できることは中小企業には良い取り組みかと思いますね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

見える化は業績にあらわれる!!

2018年01月12日 05時00分40秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」531ページ「第2-4-52図 ⾒える化等実施状況別に⾒た、多様な⼈材の活⽤により得られた効果及び得られると考える効果」をみましたが、今日は531ページ「第2-4-53図 多様な⼈材を中核⼈材として活⽤する企業が柔軟な働き⽅を実現するために⾏っている⾒える化等の実施状況と業績の相関」をみます。

下図から多様な人材を活用している企業について、柔軟な働き方の整備のための業務プロセスの見える化等の実施度合いと、直近の経常利益の傾向を見ると、製造業、非製造業共に業務プロセスの見える化等の取組による業績の差が顕著であることが分かります。

ここまでを踏まえ白書は、多様な人材の活用に向けて、柔軟な働き方ができる職場環境を整備すること、実施の際は従業員の理解を進め、適切なマネジメントを行うこと、そして多様な人材を含めた従業員全員が互いの業務を理解し分担しあうために、社内の業務プロセスの見える化に取り組み、標準化を進めることで、生産性の向上につながることとなる。

人手不足の中小企業にとって、中小企業ならではの柔軟性を活かした、多様な人材の活用を契機とする社内体制の整備は、業績の向上にもつながることとなるため、積極的に取り組んでいくことが重要であるといえよう、とあります。

人材不足に悩む中小企業経営者は肝に銘じないといけませんね。。。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

見える化に取り組む企業は人材が活かせる!!

2018年01月11日 04時40分02秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」530ページ「第2-4-51図 多様な⼈材の活⽤状況別に⾒た、柔軟な働き⽅を実現するための業務プロセスの⾒える化等に関する取組」をみましたが、今日は531ページ「第2-4-52図 ⾒える化等実施状況別に⾒た、多様な⼈材の活⽤により得られた効果及び得られると考える効果」をみます。

下図から多様な人材を活用する企業について、柔軟な働き方の実現のために実施している業務プロセスの見える化等の取組の実施度合いに応じて、「見える化等実施企業」、「準見える化等実施企業」、「未実施企業」に区分し、それぞれについて多様な人材の活用により得られた、及び得られると考える効果について見ると、多様な人材を活用している企業の中でも、業務プロセスの見える化等の取組状況によって人材活用の効果には差が生じていることが分かります。

白書は、業務プロセスの見える化未実施企業においては、多様な人材の活用効果として「特になし」を挙げる割合が最も高く 46.2%、次いで「優秀な人材の確保」が 22.9%となっており、
人材確保以外の副次的効果を挙げる割合は極めて少ない。

他方で、多様な人材を活用しており、業務プロセスの見える化等に取り組んでいる企業では、「社内全体の活性化」、「従業員の能力向上」、「優秀な人材の確保」、「業務の効率化」といった、様々な効果を感じていることが分かる、とあります。

見える化するという当たり前のことが当たり前にできないのが経営資源の乏しい中小企業ですが、これらをすべてが経営者が担うのではなく、できることから始めるというスタンスで行きたいですね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

モジュール化、タスク化、見える化・・・

2018年01月10日 05時00分33秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」529ページ「第2-4-50図 多様な人材の活用状況別に見た、柔軟な働き方を実現するための職場環境の整備に関する取組」をみましたが、今日は530ページ「第2-4-51図 多様な⼈材の活⽤状況別に⾒た、柔軟な働き⽅を実現するための業務プロセスの⾒える化等に関する取組」をみます。

下図から職場環境に関する取組と同様、柔軟な働き方を実現するために行っている業務プロセスの見える化等の取組について、人材の活用状況別に見ると、特に製造業において多様な人材を活用・検討している企業ほど、柔軟な働き方を実現するための業務プロセスの見える化等の取組が進捗している傾向がうかがえます。

白書は、柔軟な働き方の実現や多様な人材を含む従業員間の業務量・業務内容の適切なマネジメントのためには、自社の業務のモジュール化・タスク化を含めた、業務プロセスの見える化や 5Sの取組等が有効だと考えられる、とあります。

モジュール化、タスク化、見える化・・・こういう言い回しはコンパクトで良いですが、コンサルタントである私ですら具体的なイメージが浮かばないので、中小企業経営者には伝わらないかもしれませんね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

働きやすい職場づくりに向けて何をすべきか分からなかったら??

2018年01月09日 05時01分10秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」528ページ「第2-4-49図 就業者から見た、働き方に限定・制約がある人材と同じ職場で円滑に働くために必要だと考えること」をみましたが、今日は529ページ「第2-4-50図 多様な人材の活用状況別に見た、柔軟な働き方を実現するための職場環境の整備に関する取組」をみます。

下図から柔軟な働き方の実現のために行っている職場環境の整備に関する取組について、多様な人材の活用状況別に見ると、製造業・非製造業共に活用中の企業では、「職場環境・人間関係への配慮」について、検討中又は未検討の企業と比較して、より実施されている傾向がうかがえます。

この結果について白書は、多様な人材を活用する中小企業では、柔軟な働き方のための制度面の整備だけでなく、その制度が円滑に運用されるための職場環境を整備することで、柔軟な働き方を実現している可能性が示唆される、とあります。

確かに経営者の号令だけではなく、実際にその中身を具現化させないと形骸化してしまいます。よって、働きやすい職場づくりに向けて何をすべきか分からない場合には、この選択肢から、自社に適する取り組みを検討せよということですね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

同じ職場で円滑に働くために必要と考えることとは??

2018年01月08日 06時18分32秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」527ページ「第2-4-48図 中小企業から見た、多様な人材を活用するに当たっての課題」をみましたが、今日は528ページ「第2-4-49図 就業者から見た、働き方に限定・制約がある人材と同じ職場で円滑に働くために必要だと考えること」をみます。

下図から勤務地・勤務内容・勤務時間等に限定や制約がある人材と同じ職場で働くために、就業者側が必要だと考える企業の取組について見ると、総じて、「上司・管理職の配慮」が最も重視されており、中でも働き方に限定・制約がある人材が周囲にいる者については 44.3%と、とりわけ高い回答割合となっていることが分かります。

白書は、「従業員同士のコミュニケーション確保」についても総じて重視する傾向が強い。他方で、同図を見ると、立場によって必要性の認識には相当の開きがあり、前掲第2-4-48 図のとおり、企業においては課題として第 2 位に「他の従業員との公平性の確保・摩擦の軽減」が挙げられていたが、このような認識の違いに配慮しながら従業員間の融和を図り、業務配分等の適切な調整を行う必要があることを指摘できる、とあります。

このように上司の考え方で職場環境が大きく変わることは私も含め多くの方が経験することだと思いますが、今やそういう時代ではなく、経営者が率先して働きやすい職場づくりに取り組むことが求められるということですね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆