中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

過去に事業を辞めた理由は何ですか??

2018年03月31日 05時00分00秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」148ページ「コラム 2-1-4 ①図 過去の起業経験の有無」をみましたが、今日は149ページ「コラム 2-1-4 ②図 再チャレンジとしての起業希望者・起業準備者が過去の事業を辞めた理由」をみます。

下図から再チャレンジとしての起業希望者・起業準備者が過去に事業を辞めた理由について、はじめに男性について見てみると、男性は年代によらず、「資金繰り、資金調達が難しかった」の割合が最も高くなっていることが分かります。

またそのほか、34 歳以下の年代は「人材確保・育成が難しかった」、「必要な設備等の確保が難しかった」、35~59 歳と60 歳以上の年代は「収入が少なかった」、「新たな顧客・販路の開拓が難しかった」、「業績が悪化した」等の割合がそれぞれ高くなっています。

次に、女性について見てみると、34 歳以下の年代は「資金繰り、資金調達が難しかった」、「新たな顧客・販路の開拓が難しかった」、「時間的・肉体的な負担が大きかった」の順になっており、一方で 35~59 歳と60 歳以上の年代については、「収入が少なかった」、「家庭の問題(結婚・出産・介護等)のため」、「資金繰り、資金調達が難しかった」等の割合が高くなっています。

白書は、男性については、資金繰りや資金調達が困難であることが理由として最も強くなっている。また、34 歳以下の男性については、人材や設備の確保が困難という理由の割合が高いことからも、事業規模を大きくしようとしたものの、人材や設備等の経営資源が確保できなかったために、事業を辞めたものと考えられる。このように、男性は年代によって事業を辞めた理由が多岐にわたっていることが分かる。

他方で、女性については、資金繰りや資金調達が難しかったことよりも、事業による収入が少なかったことが事業を辞めた理由としては強く、さらに、結婚・離婚・出産・育児・介護といった家庭環境が変化したことや、事業に対して時間的・肉体的な負担が大きかったことにより、事業を辞めている割合もまた男性に比べて高いことがうかがえる、とあります。

撤退の理由は様々であり、必ずしも資金繰りに限らないということがポイントです。固定観念は持たない方が良いですね!!

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過去に起業に失敗したものの・・・

2018年03月30日 05時00分00秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」147ページ「第 2-1-36 図 過去に起業を諦めたことがある起業準備者・起業家が、再度起業を志すきっかけとなった⽀援施策等の内容」をみましたが、今日は148ページ「コラム 2-1-4 ①図 過去の起業経験の有無」をみます。

下図から男女別、年代別及び起業後に目指している成長タイプ別に、過去の起業経験の有無を起業希望者・起業準備者にみると、男性の方が女性に比べて「起業経験あり」の割合が高くなっていることが分かります。

年代別に見ると、60 歳以上の年代の方がほかの年代に比べて「起業経験あり」の割合が高く、さらに起業を検討している業種については、いずれの年代についても、過去に経験した事業と同業種で起業を希望している割合が高くなっている。

また、起業後に目指している成長タイプ別に見てみると、高成長型を目指している起業希望者・起業準備者の方が、安定成長型、持続成長型を目指している起業希望者・起業準備者に比べて、「起業経験あり」の割合が高くなっていることが分かる、とあります。

このコラムについて白書は、これまで本文では、円滑な起業を促すための支援の在り方や、過去の起業関心者が再度起業を志すための支援の在り方等について分析してきたが、今後我が国の起業家を増やしていくためには、過去に起業に失敗した起業希望者・起業準備者の、再チャレンジとしての起業を促進していくこともまた重要である、とあります。

失敗した人に焦点を当てると言うことですね。読み進んでいきます!!

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再度起業を志すきっかけは何ですか??

2018年03月29日 05時00分00秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」146ページ「第 2-1-35 図 起業家が起業を諦めそうになったものの諦めなかった時の相談相手及び過去の起業関心者が起業を諦めた時の相談相手の状況」をみましたが、今日は147ページ「第 2-1-36 図 過去に起業を諦めたことがある起業準備者・起業家が、再度起業を志すきっかけとなった⽀援施策等の内容」をみます。

下図から、過去に起業を諦めたことがある起業準備者・起業家が、利用することで再度起業を志すきっかけとなった支援施策等について見ると、「インターネット等による起業・経営に関する情報提供」をはじめ、「起業・経営相談」、「起業・経営支援講座等」等様々な支援施策等を利用することで、一度は起業することを諦めたものの、再度起業を志していることが分かります。

白書は、この結果からも、過去に起業を諦めたことがある起業準備者・起業家は、起業することを諦めた後で、インターネット等を通して起業に関する情報を見たり、家族や友人、周囲の起業家や経営者等に相談したりすることで、再度起業についての関心が強くなり、再び起業を志したものと考えられる、とあります。

「情報提供」→「相談」→「講座開催」を繰り返すことが我々支援者に求められている、ということを強く読み取りたいと思います~!!

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起業を諦めた時に相談相手はいましたか??

2018年03月28日 05時00分00秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」145ページ「第 2-1-34 図 過去の起業関心者が、過去に起業を諦めた理由」をみましたが、今日は146ページ「第 2-1-35 図 起業家が起業を諦めそうになったものの諦めなかった時の相談相手及び過去の起業関心者が起業を諦めた時の相談相手の状況」をみます。

下図から、過去に起業を諦めそうになったことがあるが、諦めずに起業にまで至った起業家について、諦めそうになった時に相談した相談相手の状況について見ると、過去に起業を諦めそうになったものの、諦めずに起業にまで至った起業家は、過去に起業することを諦めそうになった時に約6割が「家族・親戚、友人・知人」、約3割が「周囲の起業家・先輩経営者」に相談していることが分かります。

他方で、過去に起業を諦めてしまったことがある過去の起業関心者については、半数以上が「相談相手はいなかった」と回答していることからも、起業を諦めそうになった時の周囲の相談相手の存在は起業を諦めることをとどまらせるためにも非常に重要であるといえよう、とあります。

これは起業前に限らず、起業後において何か新しいことに取り組もうと考えているときに、誰か相談相手がいると前向きになりますね。誰かに相談することで目標を公言する効果があるのかもしれませんね。これは取り入れたいですね~!!

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起業を諦めた理由は何ですか??

2018年03月27日 05時00分00秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」144ページ「第 2-1-33 図 過去の起業関心者の起業に対するイメージ」をみましたが、今日は145ページ「第 2-1-34 図 過去の起業関心者が、過去に起業を諦めた理由」をみます。

下図から、過去の起業関心者に対して、過去に起業を諦めた理由を見ると、「資金調達が困難」と回答する割合が最も高く、次いで「起業への不安(収入の減少、失敗時のリスク等)」の順になっており、またこれらの二つの項目の割合が突出して高くなっていることが分かります。

起業者の相談を受けていると、明らかに収入の読みが甘く、数ヶ月以内の資金ショートが感じられる方が少なくありません。第三者がみてもそうなのですから、本人はこの2点に不安を感じるのは当然とも言えますね!!

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起業に対するイメージは??

2018年03月26日 05時19分52秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」135ページ「第 2-1-30 図 男⼥・年代別に⾒た、起業準備者が起業できていない理由」をみましたが、今日は144ページ「第 2-1-33 図 過去の起業関心者の起業に対するイメージ」をみます。

下図から過去の起業関心者の起業に対するイメージを起業希望者・起業準備者と比較したものであるが、これを見ると、過去の起業関心者は「リスクが高い(失敗時の負債等)」、「所得・収入が不安定である」といった、マイナスイメージを有する割合が起業希望者・起業準備者に比べて特に高くなっていることが分かります。

白書は、起業無関心者のうち、起業希望者・起業準備者になり得る過去の起業関心者に着目し、その実態について見ていくとともに、過去に起業を諦めそうになったことがある又は諦めたことがある起業希望者・起業家にも着目し、起業を諦めそうになったものの諦めなかった時の相談相手の状況や、一度は起業を諦めたものの、再度起業を志したきっかけ等についても確認していくことで、過去の起業関心者が再度起業を志すきっかけや支援の在り方について検討していく、とあります。

創業塾を通じて起業者・創業者を輩出するためにはどうしたらよいのか、ここから探っていきたいと思います!!

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起業できていない理由はお金ですか??

2018年03月25日 09時45分29秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」134ページ「第 2-1-29 図 男⼥・年代別に⾒た、起業準備者が起業準備を始める際に利⽤したかった⽀援施策等の内容」をみましたが、今日は135ページ「第 2-1-30 図 男⼥・年代別に⾒た、起業準備者が起業できていない理由」をみます。

下図から起業準備者が起業できていない理由にみると、いずれの年代についても「資金調達ができていない」の割合が最も高く、次いで「事業に必要な専門知識、経営に関する知識・ノウハウの不足」の順になっていることが分かります。

白書は、そのほか34歳以下の年代では「周囲(家族・親戚、友人・知人、起業家・経営者等)に反対されている」、35歳以上の年代では「起業への不安(収入の減少、失敗時のリスク等)」の割合も高くなっている。

続いて、女性について見てみると、男性と同様に「資金調達ができていない」の割合がいずれの年代においても高くなっている。また、そのほか34歳以下、35~59歳未満の年代では「家庭環境の変化(結婚・出産・介護等)」、60歳以上の年代では「健康・体調面の不安」の割合も、それぞれほかの年代に比べて高くなっていることが分かる。

以上をまとめると、起業準備者が起業できていない理由としては、性別や年代を問わず、資金調達ができていないことが最も大きな理由となっている。さらには、男性は事業に必要な知識・ノウハウ不足や周囲の反対や起業することへの不安、人材が確保できていないといった理由により、女性も事業に必要な知識・ノウハウの不足を筆頭に、家庭環境の変化、健康・体調面への不安といった様々な理由を年代によってそれぞれ抱えているために、起業が実現できていないことが考えられる、とあります。

この資金調達についても現場でよく取り上げられる問題ですが、では、いったいいくら準備すれば良いのでしょうか?これを算出するために、「収支計画書」と「資金繰り表」から「損益分岐点売上高」を求めれば、おおよそ必要な金額が求められると答えています。つまり、「収支計画書」と「資金繰り表」を作らないと分からないと言うことです!!

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「起業・経営支援講座等」のニーズが高い!!

2018年03月24日 06時24分05秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」133ページ「第 2-1-28 図 男⼥・年代別に⾒た、起業準備者が起業準備を始める際に利⽤した⽀援施策等の内容」をみましたが、今日は134ページ「第 2-1-29 図 男⼥・年代別に⾒た、起業準備者が起業準備を始める際に利⽤したかった⽀援施策等の内容」をみます。

下図から起業準備者が起業準備を開始する際に利用したかったができなかった支援策等について見ると、男女共に、いずれの年代についても「起業・経営支援講座等」の割合が最も高くなっていることが分かります。

白書は、男性について見てみると、次いで34歳以下は「起業支援融資(再チャレンジ支援融資除く)」、35~59歳は「起業支援出資」、60歳以上は「保育施設や家事支援、介護支援等の家庭との両立支援」の順にそれぞれなっており、年代によって利用したかった支援施策等が異なっていることが分かる。

次に、女性について見てみると、いずれの年代についても「起業・経営支援講座等」に次いで「起業支援補助金・助成金」となっている。

また、男女共に、「起業支援融資(再チャレンジ支援融資除く)」、「起業支援補助金・助成金」、「起業支援出資」、「再チャレンジ支援融資」といった、資金調達面の支援を回答する割合が高くなっている。

以上をまとめると、起業準備者は性別、年代を問わず、起業準備を開始する際に創業スクール等の起業・経営支援講座や、融資や出資、補助金・助成金といった資金調達面の支援施策を利用したかったものの、実際には利用できなかったことが考えられる。

さらに、女性の起業準備者は起業準備を開始する際に、保育施設、介護施設等の家庭との両立支援を利用していることは第 2-1-28 図で確認してきたが、第 2-1-29 図からも、男性についても家庭との両立支援を利用したかったことが見て分かる。

このように、今後起業準備者数を増加させるためには、きめ細かなものを含め、支援施策を更に拡充していくことが求められる、とあります。

まずは、「起業・経営支援講座等」をしっかり実施していくことが我々に求められていると捉えなくてはいけませんね!!

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起業準備を始める際に支援施策を利用しましたか??

2018年03月23日 05時00分30秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」132ページ「第 2-1-27 図 男⼥・年代別に⾒た、起業準備者が具体的な起業準備に踏み切った理由」をみましたが、今日は133ページ「第 2-1-28 図 男⼥・年代別に⾒た、起業準備者が起業準備を始める際に利⽤した⽀援施策等の内容」をみます。

下図は、起業準備者に対して、起業準備を始める際に利用した支援施策等について聞いた図です。

はじめに男性について見てみると、いずれの年代についても、「インターネット等による起業・経営に関する情報提供」、「起業・経営相談」の割合が高いことが分かります。そのほか、34歳以下、35~59歳の年代は「起業・経営支援講座等」も活用している一方で、年代が上がるにつれて「起業に伴う各種手続に係る支援」を利用する割合が上がっていることが分かります。

次に、女性について見てみると、いずれの年代についても「起業・経営相談」の割合が最も高く、次いで「インターネット等による起業・経営に関する情報提供」の順になっています。さらに、34歳以下、35~59歳の年代については「起業・経営支援講座等」の割合も比較的高く、また34歳以下と60歳以上の年代については「保育施設や家事支援、介護支援等の家庭との両立支援」を利用している人も一定数いることが分かります。

白書は、以上より、起業準備者は起業準備を開始する際に、性別や年代を問わず、家族や友人や、周囲の起業家・経営者や商工会・商工会議所等の支援機関に起業や経営に関する相談を行う、インターネット等を利用して、ミラサポといった経営支援サイト等を通して起業に関する情報を収集するといった行動をとっていることが考えられる。

さらに、59歳以下の年代の起業希望者は創業スクール等の起業関連のセミナーへの参加、34歳以下や60歳以上の女性の起業希望者は保育施設や介護支援等のサービスも利用していることが分かる、とあります。

私は起業したときに中小企業診断士だったのですが、起業に関する実務的な知識はなかったことから、インターネットや専門書を利用して徹底的に調べた記憶があります。ですが、それは職業的にそうさせたのであって、コンサルタントでない方は自分ですべて解決しようとせず、ネットや支援機関に気軽に相談することを推奨します!!

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起業に踏み切った理由は何ですか??

2018年03月22日 05時01分49秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」131ページ「第 2-1-26 図 男⼥・年代別に⾒た、起業希望者が起業準備に着手していない理由」をみましたが、今日は132ページ「第 2-1-27 図 男⼥・年代別に⾒た、起業準備者が具体的な起業準備に踏み切った理由」をみます。

下図から、具体的な起業準備に踏み切った理由について見ると、男女共に、いずれの年代においても、「起業について家族の理解・協力を得られた」の割合が最も高くなっていることが分かります。

また、男性について見てみると、34歳以下の年代は「製品・商品・サービスの具体的なアイデアを思いついた」、「起業についての相談相手が見つかった」、35~59歳の年代は「事業に必要な知識や経験が蓄積された」、「製品・商品・サービスの具体的なアイデアを思いついた」、60歳以上の年代は「事業に必要な知識や経験が蓄積された」、「時間的な余裕ができた」の割合がそれぞれ次いで高くなっている。

続いて、女性について見てみると、「起業について家族の理解・協力を得られた」の割合が最も高く、次いで、34歳以下と35~59歳の年代は「家庭環境の変化(結婚・出産・介護等)」、「周囲(家族、友人、取引先、起業家・経営者等)に勧められた」、60歳以上の年代は「具体的な事業化の方法が分かった」、「周囲(家族、友人、取引先、起業家・経営者等)に勧められた」の順になっていることが分かる。

これについて白書は、以上より、起業準備を開始するためには、性別や年代を問わず、起業について家族の理解・協力を得ることが重要であることが分かった。そのほか、男性においては製品・商品・サービスの具体的なアイデアが思いつくことや事業に必要な知識や経験を習得すること、女性においては家庭環境の変化や家族、友人をはじめとした周囲に起業を勧められることも、起業準備を開始するきっかけになるものと考えられる、とあります。

具体的なアイデアを思いついた上で、家族の理解・協力を得ることが起業には必要ということですね。これは納得ですね!!

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起業準備に着手していない理由とは。。。

2018年03月21日 05時02分58秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」129ページ「第 2-1-25 図 起業後に目指している成⻑タイプ別に⾒た、起業家コミュニティへの参加状況」をみましたが、今日は131ページ「第 2-1-26 図 男⼥・年代別に⾒た、起業希望者が起業準備に着手していない理由」をみます。

下図から、起業希望者が具体的な起業の準備に着手していない理由について、はじめに、男性について見てみると、34歳以下と60歳以上の年代については「事業に必要な専門知識、経営に関する知識・ノウハウの不足」の割合が最も高く、次いで「起業への不安(収入の減少、失敗時のリスク等)」、「資金調達方法の目途がつかない(補助金、自己資金を含む)」の順になっていることが分かります。

他方で、35~59歳の年代は「起業への不安(収入の減少、失敗時のリスク等)」の割合が最も高く、次いで「資金調達方法の目途がつかない(補助金、自己資金を含む)」の順になっていることが分かる。

以上より、34歳以下と60歳以上の男性の起業希望者は、事業に必要な専門知識や経営知識・ノウハウが不足しているために起業準備段階に進めておらず、また35~59歳の男性の起業希望者については、失敗した時の負債といった不安や、起業する際の資金調達の目途が立っていないために起業準備に着手できていないことが分かる。

次に、女性について見てみると、いずれの年代についても、「事業に必要な専門知識、経営に関する知識・ノウハウの不足」の割合が最も高い。

そのほか、34歳以下と35~59歳の年代は次いで「起業への不安(収入の減少、失敗時のリスク等)」、「資金調達方法の目途がつかない(補助金、自己資金を含む)」となっているが、60歳以上の年代については「起業への不安(収入の減少、失敗時のリスク等)」の割合は低下し、一方で「資金調達方法の目途がつかない(補助金、自己資金を含む)」の割合が高くなっている。

さらに、60歳以上の年代については、「家庭環境の変化(結婚・出産・介護等)」の割合についても、ほかの年代に比べて高くなっている。

また、男性の起業希望者と比べて、女性の起業希望者は「起業の具体的なイメージができていない」と回答している割合も高い傾向にある。

以上より、女性の起業希望者は、男性に比べて起業の具体的なイメージが十分できておらず、そのほか事業に必要な専門知識や経営知識も不足しているために起業準備を行えていないことが分かる。

さらに、59歳以下の女性の起業希望者は起業への不安のため、60歳以上の女性の起業希望者は資金調達の目途がつかず、さらに家庭環境の変化のために起業準備に着手できていないことが分かる、とあります。

この結果は起業したからと言って解消する訳ではないし、10年近く経営している私であっても、「事業に必要な専門知識、経営に関する知識・ノウハウの不足」は日々痛感しています。

自分が「think think no action」な人か、それとも「action before think」の人か、どちらかってことですよね!!

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「起業家コミュニティ」に参加していますか??

2018年03月20日 05時00分51秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」128ページ「第 2-1-24 図 年代別、起業後に目指している成⻑タイプ別に⾒た、海外就学経験の有無」をみましたが、今日は129ページ「第 2-1-25 図 起業後に目指している成⻑タイプ別に⾒た、起業家コミュニティへの参加状況」をみます。

下図から、組織又は個人が主催する、起業家や起業に関心のある者の集まりである「起業家コミュニティ」への参加状況を見ると、起業希望者・起業準備者全体のうち起業家コミュニティに参加している割合は44.6%と、参加割合は決して高くないことが分かります。

白書は、起業前に目指している成長タイプ別に見てみると、持続成長型、安定成長型、高成長型の順に参加割合が上がっており、高成長型を目指している起業希望者・起業準備者の約6割が起業家コミュニティに参加していることが分かる。

次に、参加している理由について見てみると、高成長型を目指している起業希望者・起業準備者は、「ビジネスのヒントを得るため」、「起業に必要なノウハウ(事業計画策定方法等)を得るため」の割合がほかの成長タイプに比べて高いことから、周囲から事業に関するヒントやノウハウを習得するために、起業前に起業家コミュニティに積極的に参加していることが考えられる。

他方で、持続成長型を目指している起業希望者・起業準備者は、「成功した起業家・経営者と知り合うため」の回答割合がほかの成長タイプに比べて高いことから、起業前に起業家コミュニティに参加することで、事業に必要な知識やノウハウだけではなく、人脈・ネットワーク等も形成しようとしていることが推察される。

最後に、起業家コミュニティに参加していない理由について見てみると、「起業家コミュニティの存在を知らないため」の割合が最も高くなっている。他方で、高成長型を目指している起業希望者・起業準備者は「参加することにメリットを感じないため」の回答割合がほかの成長タイプに比べて高くなっている。

高成長型を目指している起業希望者・起業準備者はほかの成長タイプに比べて起業家コミュニティの参加割合が高いが、そうした外部コミュニティを必要としていない人も一定数存在しているものと考えられる、とあります。

私は「参加することにメリットを感じないため」に起業家コミュニティに参加したことはなかったです。ですが、最近は周囲から事業に関するヒントやノウハウを習得するためにセミナーや講習に時間を見つけては参加するようにしています。

起業時は不安から成功した人の意見に左右され過ぎてしまうような気がしますね。また何よりも経営者は孤独であることに慣れる必要があるとも思うので、私はしばらくは参加しなくても良いようなきがしますね!!

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海外就学経験がある人ほど、高い成長を目指す!!

2018年03月19日 05時00分56秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」127ページ「第 2-1-23 図 男⼥別、起業後に目指している成⻑タイプ別に⾒た、現在の職業」をみましたが、今日は128ページ「第 2-1-24 図 年代別、起業後に目指している成⻑タイプ別に⾒た、海外就学経験の有無」をみます。

下図から、起業希望者・起業準備者の海外就学経験について見ると、若い年代ほど「海外就学経験あり」と回答した割合が高い傾向にあることが分かります。

白書は、起業後に目指している成長タイプ別に見ると、高成長型を目指している起業希望者・起業準備者は、「海外就学経験あり」と回答した割合がほかの成長タイプに比べて最も高くなっている。

このことからも、年代が若い起業希望者・起業準備者ほど海外就学経験がある割合が高く、さらに、海外就学経験がある人ほど高成長型を目指して起業しようとしていることが推察される、とあります。

成長力の強い国で成功を目指す人たちを間近に見ていると、そういう気持ちになりますよね。これは気づきを与えてくれる非常に良い調査ですね!!

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起業希望者の現在の職業は??

2018年03月18日 05時46分29秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」126ページ「第 2-1-22 図 男⼥別、年代別に⾒た、起業後に目指している成⻑タイプ」をみましたが、今日は127ページ「第 2-1-23 図 男⼥別、起業後に目指している成⻑タイプ別に⾒た、現在の職業」をみます。

下図から起業希望者・起業準備者の現在の職業について男女別、起業後に目指している成長タイプ別に見ると、まず全体を見ると、起業希望者・起業準備者全体のうち約半数が「企業の正規雇用者」となっています。

また、全体の約8%が「企業経営者(個人事業者、法人の代表取締役)」と回答していることから、起業希望者・起業準備者の中には、既に事業を営みつつ、別の事業で起業しようとしている人が一定数いることが分かります。

続いて、男女別に見てみると、男性は「企業の正規雇用者」、「企業経営者(個人事業者、法人の代表取締役)」の割合が女性に比べて高い一方で、女性は「専業主夫・主婦」、「企業の非正規雇用者」の割合が男性に比べて高くなっています。

次に、起業後に目指している成長タイプ別に見ると、いずれの成長タイプについても約半数が「企業の正規雇用者」であるが、高成長型は「企業経営者(個人事業者、法人の代表取締役)」、安定成長型は「学生」、持続成長型は「専業主夫・主婦」の割合がそれぞれほかの成長タイプに比べて高くなっていることが分かります。

男性は経営者、女性は専業主婦というのは、現場の感覚に近いですね。読み進んでいきましょう!!

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起業後に目指している成長タイプはどれですか??

2018年03月17日 05時00分44秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」125ページ「第 2-1-21 図 男⼥別、年代別に⾒た、起業する際に検討している起業パターン」をみましたが、今日は126ページ「第 2-1-22 図 男⼥別、年代別に⾒た、起業後に目指している成⻑タイプ」をみます。

下図から起業希望者と起業準備者に対して、起業後に目指している成長タイプについて見ると、全体のうち約6割は安定成長型を目指していると回答しており、高成長型を目指している割合は1割程度にとどまっていることが分かります。

また、男女別に見ると、男性の方が女性に比べて高成長型、安定成長型を目指している割合がいずれも高い。次に、年代別に見てみると、若い年代ほど高成長型、安定成長型の回答割合が高く、60歳以上のシニアほど持続成長型の割合が高くなっていることが分かる、とあります。

経営者の中には、会社というものは株主のために高成長を目指すべきである!という考え方をお持ちの方は少なくないと思います。私は今は完全にライフワークバランスの安定型になっていますが、かといって成長を諦めた訳ではありません。追い求めるのではなくタイミングが来るのを準備しながら待つのも経営の在り方ような気がしています!

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