おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2013年度ものづくり白書 164ページの「EMS企業の業績推移」をみましたが、今日は170ページの「日韓エレクトロニクス企業の研究開発投資」をみます。
研究開発費をみると、サムスン電子は年々研究開発費を増やしており「リーマンショック」後に一時的に減少したものの2011年は7,173億円と日系3社平均のほぼ倍に達していることが分かります。
このように日系3社は個別企業ベースではサムスン電子に大きく劣っていますが、3社合計では1兆1,085億円と引き離していることも分かります。
次に、設備投資をみると、日系3社は平均額で3,379億円、合計額で1兆136億円ですが、サムスン電子は1兆5,788億円であり、遠く及ばなくなっていることが分かります。
新興国を中心にマーケットが急速に拡大している環境下では、競争力を維持・強化するために、設備投資や研究開発投資に多額の資金を継続的に投じることが不可欠ですが、日本は同一業種内の企業数が多く、各社が個別に設備投資や研究開発投資を行っているため、投資内容が重複したり、規模が海外企業に見劣りしたりするなどの課題を抱えているということです。
合従連衡の必要性は以前から指摘されていますが、具体的な動きは取りづらいというのも、日本人らしいところなのでしょうね。
昨日は2013年度ものづくり白書 164ページの「EMS企業の業績推移」をみましたが、今日は170ページの「日韓エレクトロニクス企業の研究開発投資」をみます。
研究開発費をみると、サムスン電子は年々研究開発費を増やしており「リーマンショック」後に一時的に減少したものの2011年は7,173億円と日系3社平均のほぼ倍に達していることが分かります。
このように日系3社は個別企業ベースではサムスン電子に大きく劣っていますが、3社合計では1兆1,085億円と引き離していることも分かります。
次に、設備投資をみると、日系3社は平均額で3,379億円、合計額で1兆136億円ですが、サムスン電子は1兆5,788億円であり、遠く及ばなくなっていることが分かります。
新興国を中心にマーケットが急速に拡大している環境下では、競争力を維持・強化するために、設備投資や研究開発投資に多額の資金を継続的に投じることが不可欠ですが、日本は同一業種内の企業数が多く、各社が個別に設備投資や研究開発投資を行っているため、投資内容が重複したり、規模が海外企業に見劣りしたりするなどの課題を抱えているということです。
合従連衡の必要性は以前から指摘されていますが、具体的な動きは取りづらいというのも、日本人らしいところなのでしょうね。