中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

チラシ、ダイレクトメールは意味があるのか??

2017年08月31日 04時56分59秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」233ページ「第2-1-81図 安定成長型企業と安定成長型になれなかった企業別に見た、各成長段階で融資を受ける際に利用した担保・保証等の条件」をみましたが、今日は236ページ「第2-1-83図 安定成長型企業と安定成長型になれなかった企業別に見た、成長段階ごとの販路開拓の取組」をみます。

下図から安定成長型企業と安定成長型になれなかった企業で各成長段階に行った販路開拓の取組の違いを見ると、安定成長型企業は安定成長型になれなかった企業に比べて、チラシのポスティング、ダイレクトメールによる販路開拓に取り組んでいる割合が、各成長段階で一貫して高いことが分かります。

白書は、業界紙やフリーペーパーを利用した販路開拓についても、成長初期、安定・拡大期において、安定成長型になれなかった企業に比べて利用割合が高くなっている、とあります。

持続化補助金の相談で、チラシのポスティング、ダイレクトメールを実施したいという相談を数多く受けます。チラシのレスポンス率は0.1%と聞いたことがあるので、どうなのかなと思っていましたが、これを見る限り有効ということですね。考え方を改めたいと思います!!

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自社が成長するか、成長しないかをチェックする!

2017年08月30日 05時03分35秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」232ページ「第2-1-80図 安定成長型企業と安定成長型になれなかった企業別に見た、成長段階ごとに利用した資金調達方法」をみましたが、今日は233ページ「第2-1-81図 安定成長型企業と安定成長型になれなかった企業別に見た、各成長段階で融資を受ける際に利用した担保・保証等の条件」をみます。

下図から融資により資金調達を行う際に利用した担保・保証等の条件について、安定成長型企業と安定成長型になれなかった企業で比較した図を見ると、信用保証協会の保証については、いずれの成長段階においても、安定成長型企業の方が安定成長型になれなかった企業に比べて利用している割合が高いことが分かります。

白書は、担保・保証によらない融資については、特に安定・拡大期において、安定成長型になれなかった企業に比べて安定成長型企業の利用割合が高くなっている、とあります。

次に、成長段階ごとの人材確保について、安定成長型企業と安定成長型になれなかった企業での取組の違いを見ると、「ハローワークその他の公的支援機関」、「インターネットや求人誌」、「民間の人材紹介会社」、「公的補助金・助成金や雇用促進税制」、「就職説明会・セミナー」といったいずれの取組についても、創業期から安定・拡大期にかけて、安定成長型企業の方が安定成長型になれなかった企業に比べて、利用割合が一貫して高く、さらに成長段階が進んでいくにつれて回答差が広がっていることが分かります。

白書は、前掲第 2-1-66 図の高成長型企業と高成長型になれなかった企業の人材確保の取組と比較してみると、高成長型企業よりも安定成長型企業の方が、いずれの成長段階においても様々な人材確保の取組を行っていることが分かる、とあります。

ここまでの設問に対して、自社がどれくらい取り組んでいるのかをチェックすると、自社が今後成長するのか、しないのかが、なんとなく分かってしまいますね!!

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成長する企業の資金調達方法とは??

2017年08月29日 04時41分58秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」231ページ「第2-1-79図 経営者の年代別に見た、安定成長型企業と安定成長型になれなかった企業の割合」をみましたが、今日は232ページ「第2-1-80図 安定成長型企業と安定成長型になれなかった企業別に見た、成長段階ごとに利用した資金調達方法」をみます。

下図から資金調達の取組について見ると、安定成長型企業は安定成長型になれなかった企業に比べて、成長初期と安定・拡大期において、民間金融機関と政府系金融機関からの融資を利用している割合が高いことが分かります。

白書は、融資以外の公的補助金・助成金についても、安定成長型企業の方が安定成長型になれなかった企業に比べて、創業期から安定・拡大期にわたり利用している割合が一貫して高くなっていることが分かる、とあります。

クラウドファンディングの中には、何月何日何時にいくら募集開始というところがあります。その募集時刻に資金の集まり具合を見ていると、莫大な金額が数分で埋まっていくこともあるので、成長する企業はこういうのを活用しているだろうなと思ってしまいます!

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経営者の年代が若いほど成長する!!

2017年08月28日 05時16分51秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」230ページ「第2-1-78図 安定成長型企業が成長段階ごとに利用した支援施策等の内容」をみましたが、今日は231ページ「第2-1-79図 経営者の年代別に見た、安定成長型企業と安定成長型になれなかった企業の割合」をみます。

下図から安定成長型企業と安定成長型になれなかった企業の割合について、経営者の年代別に見ると、経営者の年代が若くなるにつれて、安定成長型になれなかった企業の割合が低くなっている傾向にあることが分かります。

この理由について、白書は触れていませんが、若い方が固定観念がないので、自由に経営できるからではないでしょうか。起業するなら、気が熟す前の方がよいということですね!

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「起業・経営相談」が求められている!

2017年08月27日 04時55分41秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」229ページ「第2-1-77図 安定成長型企業における成長段階ごとの販路開拓の取組」をみましたが、今日は230ページ「第2-1-78図 安定成長型企業が成長段階ごとに利用した支援施策等の内容」をみます。

下図から安定成長型企業が各成長段階で利用した支援施策等について見ると、いずれの成長段階についても、「起業・経営相談」の割合が最も高くなっていることが分かります。

白書は、創業期は「起業に伴う各種手続に係る支援」、「起業支援融資」等について、成長初期や安定・拡大期に比べて回答割合が高い。

また、成長初期については、「インターネット等による起業・経営に関する情報提供」、「起業支援補助金・助成金」、「人材確保のための支援」、「販路開拓のための支援」といった割合が創業期に比べて高まっている。

そして、安定・拡大期については、「起業・経営相談」や「起業支援融資」、「起業・経営支援講座等」以外の取組については、おおむね成長初期よりも割合が高くなっていることからも、安定・拡大期において多くの支援施策等を活用していることが分かる。

このように、安定成長型の企業についても、高成長型企業と同様に、成長段階が進むにつれて利用している支援施策等が変化しており、また活用度合いも高まっていることから、起業後に安定成長型に円滑に成長していくためには、各成長段階に適した支援施策等を活用していくことが重要であると考えられる、とあります。

中小企業には右腕人材がいない場合が多いので、経営相談や経営支援講座が求められる、ということですね。しかし、言い訳ではないですが、教える立場からすると、その道の専門家に新しい知識を提供するというのは、かなり難しいことです!

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販路開拓は紹介が最強である!!

2017年08月26日 04時53分28秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」228ページ「第2-1-76図 安定成長型企業の、成長段階ごとの販路開拓における課題」をみましたが、今日は229ページ「第2-1-77図 安定成長型企業における成長段階ごとの販路開拓の取組」をみます。

下図から安定成長型の企業が各成長段階で取り組んだ販路開拓の方法について見ると、いずれの成長段階においても、「友人・知人・取引先等からの紹介」の割合が最も高くなっていることが分かります。

白書は、創業期、成長初期、安定・拡大期と成長段階が進むにつれて、「インターネット、新聞、テレビ等による周知・広報」、「展示会・イベント等への出展」、「ソーシャル・ネットワーキング・サービスによる周知・広報」等の取組の割合が高まっている。

また、前掲第 2-1-61 図で見た、高成長型企業が行っている販路開拓の取組と比較してみると、高成長型は成長段階が進むにつれて、最も回答割合が高い項目が「友人・知人・取引先等からの紹介」から「インターネット、新聞、テレビ等による周知・広報」に変化している一方で、安定成長型企業も高成長型企業と同様に、成長段階が進むにつれて、「友人・知人・取引先等からの紹介」の割合が低下し、「インターネット、新聞、テレビ等による周知・広報」、「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」等の別の販路開拓方法の割合が高まっているものの、成長初期、安定・拡大期についても依然として「友人・知人・取引先等からの紹介」の割合が最も高くなっていることからも、安定成長型の企業が主として行っている販路開拓の方法は、創業期から安定・拡大期まで一貫して友人・知人・取引先等を活用した紹介・口コミであることが分かる、とあります。

今、何を買うにも、どこに行くにも、口コミを頼りにする時代になったので、販路開拓においては、特に重要な役割を担うようになるのでしょうね。信頼は一日にしてならず、ということですね!

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販路開拓の課題から感じる経営の難しさ!

2017年08月25日 04時47分29秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」226ページ「第2-1-74図 安定成長型企業が成長段階ごとに必要としている社内人材」をみましたが、今日は228ページ「第2-1-76図 安定成長型企業の、成長段階ごとの販路開拓における課題」をみます。

下図から安定成長型企業が各成長段階で抱えている販路開拓の課題について見ると、創業期については、「新規顧客へのアプローチ」の割合が最も高く、次いで「市場・顧客ニーズの把握」、「自社の強みの見極め」の順になっていることが分かります。

白書は、「新規顧客へのアプローチ」、「既存顧客とのつながりの強化」、「販路開拓を行うための人材の確保」、「製品・商品・サービスの PR」の項目については、成長段階が進むにつれて回答割合が高まっていることが分かる。

以上のことからも、安定成長型の企業は、起業時は市場・顧客ニーズを把握し、自社の強みを見極めた上で新規顧客へのアプローチを行おうとしているものと推察される。

さらに、成長初期、安定拡大期と成長段階が進むに当たり、新規顧客へのアプローチには引続き取り組みながらも、併せて既存顧客のリピート率の向上といった既存顧客とのつながり強化や、販路開拓強化のための必要な人材の確保も行おうとしていることが考えられる、とあります。

まさに白書にあるとおり、この課題を抱える経営者から頻繁に相談を受けますね。問題は自社の強みです。自分で考える強みと第三者が見るそれは、必ずしも一致していない場合が多く、毛強みの優先順位が違うと、採るべき戦略も異なってきます。

どれを道を選んでも正解と考えたいですが、実際には遠回りしていたり、本来得るべきものを取れていなかったり。これがいつも最も悩ましい相談といえますね!

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右腕人材を必要としている!!

2017年08月24日 05時01分49秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」224ページ「第2-1-72図 安定成長型企業が融資を受ける際に利用した担保・保証等の条件」をみましたが、今日は226ページ「第2-1-74図 安定成長型企業が成長段階ごとに必要としている社内人材」をみます。

下図から安定成長型の企業が成長段階ごとに必要としている社内人材について見ると、全ての成長段階で、「経営者を補佐する右腕人材」の割合が最も高くなっていることが分かります。

白書は、いずれの社内人材についても、成長段階が進むにつれて、それぞれのニーズが高くなっていく傾向にあり、特に安定・拡大期については、「後継者候補となる人材」、「経営企画ができる人材」の割合が高くなっていることが分かる。

このことから、安定成長型の企業は、成長していくにつれて企業の将来や事業の今後の方向性や展開方法が課題として顕在化し、その結果、後継者候補となる人材や経営企画ができる人材をはじめとして、多様な人材を必要と考えるようになっていることが推察される、とあります。

続いて、安定成長型の企業が、各成長段階で取り組んだ人材確保の方法について見ると、いずれの成長段階においても「ハローワークその他の公的支援機関の活用」の割合が最も高くなっていることが分かります。

白書は、創業期においては、そのほか「家族・親族、友人・知人の採用」、「前職等関係者の採用」の割合が成長初期、安定・拡大期に比べて高くなっているが、成長段階が進むにつれてこれらの割合は低下しており、一方で、「ハローワークその他の公的支援機関の活用」、「インターネットや求人誌の活用」、「民間の人材紹介会社の活用」をはじめとした取組については、創業期、成長初期、安定・拡大期と成長段階が進むにつれて、回答割合が上がっている。

このことから、安定成長型の企業は成長していくにつれて、ハローワークやインターネット、求人誌をはじめとして、様々な方法で多様な人材を確保しようとしていることが考えられる、とあります。

待ちに待った右腕人材が雇えても、それは一時的・・・というのが、中小企業の実態のように感じます。なぜ人材が流出してしまうのか、これは非常に難しい課題のように感じますね!

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担保・保証等の条件はどうなっていますか??

2017年08月23日 04時44分23秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」223ページ「第2-1-71図 安定成長型企業が成長段階ごとに利用したかった資金調達方法」をみましたが、今日は224ページ「第2-1-72図 安定成長型企業が融資を受ける際に利用した担保・保証等の条件」をみます。

下図から安定成長型の企業が融資により資金調達を行う際に利用した担保・保証等の条件について見ると、創業期から安定・拡大期にわたり、「代表者、役員による保証」の割合が最も高く、次いで「信用保証協会による保証」となっていることが分かります。

白書は、前掲第 2-1-56 図で見た、高成長型企業が融資を受ける際に利用した担保・保証等の条件と比較してみると、安定成長型企業は「保証会社による保証」の割合が高成長型企業に比べて高い傾向にある一方で、「担保・保証によらない融資」の割合については高成長型企業に比べて低い傾向にあることが分かる。

このことから、安定成長型企業は高成長型企業と同様に代表者や役員、信用保証協会の保証、不動産の担保等の条件で資金調達を行っている割合は高いが、一方で担保・保証によらない融資の利用は高成長型企業に比べて進んでいないことが推察される、とあります。

次に、安定成長型企業が融資により資金調達を行う際に利用したかったができなかった担保・保証等の条件について、成長段階別に見ると、創業期から安定・拡大期にかけて、「担保・保証によらない融資」の割合が一貫して高くなっていることが分かります。

白書は、そのほか成長初期、安定・拡大期には「売掛金・債権等の担保」、「動産の担保」の割合も続いて高くなっている。

このように、安定成長型企業は、担保・保証によらない融資のニーズが創業期から安定・拡大期を通して一貫して高く、さらに成長初期、安定・拡大期については、企業が保有する売掛債権や在庫・機械設備等の動産を担保としての融資を希望している傾向にあることが分かる。

しかし、実際には前述の通り、担保・保証によらない融資を活用できている割合は低く、売掛債権や動産担保による融資の活用も同様に進んでいない、とあります。

経営者の仕事は「ヒトとカネ」に集約されることが、これを見ても感じ取れますね!

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利用したかったができなかった資金調達方法とは??

2017年08月22日 05時10分59秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」222ページ「第2-1-70図 安定成長型企業が成長段階ごとに利用した資金調達方法」をみましたが、今日は223ページ「第2-1-71図 安定成長型企業が成長段階ごとに利用したかった資金調達方法」をみます。

下図から安定成長型の企業が利用したかったができなかった資金調達方法について、各成長段階別に見ると、創業期は、「民間金融機関からの借入れ」、「政府系金融機関からの借入れ」の割合が高くなっていることが分かります。

また、白書は、成長初期は、「公的補助金・助成金の活用」、安定・拡大期は「ベンチャーキャピタル、投資組合・ファンド等からの出資」、「クラウドファンディングの活用」等の割合がそれぞれ高くなっていることが分かる。

前述第 2-1-70 図の実際に活用した資金調達方法と比較すると、安定成長型企業は、創業期においては金融機関から借入れしたいというニーズが高い一方で、実際には経営者本人の自己資金等を活用している。

成長初期に入ると、金融機関からの融資を受けられるようになる一方で、新たに公的補助金・助成金のニーズが高まっており、さらに安定・拡大期については、ベンチャーキャピタルや個人投資家からの出資や、クラウドファンディングの活用といった多様な資金調達を希望するようになっているが、実際には出資や補助金については活用できておらず、依然として金融機関からの融資を中心に資金調達を行っていることが分かる、とあります。

金融機関以外からの資金調達を求めるが、実際には難しいということです。これには誰もが納得するのはないでしょうか!

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資金調達の方法は何ですか??

2017年08月21日 05時06分44秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」221ページ「第2-1-69図 安定成長型企業の、成長段階ごとの資金調達における課題」をみましたが、今日は222ページ「第2-1-70図 安定成長型企業が成長段階ごとに利用した資金調達方法」をみます。

下図から安定成長型の企業が各成長段階で利用した資金調達方法について見ると、創業期は、「経営者本人の自己資金」の割合が最も高く、次いで「家族・親族、友人・知人等からの借入れ」、「民間金融機関からの借入れ」の順になっている一方で、成長初期と安定・拡大期は、「民間金融機関からの借入れ」の割合が最も高くなっていることが分かります。

白書は、成長段階が進むにつれて、「経営者本人の自己資金」、「家族・親族、友人・知人等からの借入れ」については回答割合が低下しており、その一方で「政府系金融機関からの借入れ」については回答割合が高まっていることが分かる。

このことからも、安定成長型の企業は、創業期には経営者の自己資金や家族・親族等からの借入れにより資金調達をしているが、成長初期、安定・拡大期と成長段階が進むにつれて、経営者の自己資金や家族・親族等からの借入れで資金調達を行わずに、金融機関や公的補助金・助成金等の外部から資金調達を行う企業が増加していることが見て分かる、とあります。

私は公的補助金や助成金を希望する経営者のお手伝いしますが、自分用にはこれまで書いたことはないので、「経営者本人の自己資金」と「民間金融機関からの借入れ」ですね。!

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補助金・助成金活用に課題を感じていますか??

2017年08月20日 05時34分46秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」218ページ「第2-1-68図 高成長型企業と高成長型になれなかった企業別に見た、成長段階ごとに利用した支援施策等の内容」をみましたが、今日は221ページ「第2-1-69図 安定成長型企業の、成長段階ごとの資金調達における課題」をみます。

下図から安定成長型の企業が資金調達を行う際の課題について、成長段階ごとに見ると、補助金・助成金活用における課題については、創業期は「どんな支援制度があるか分からない」の割合が高く、成長初期、安定・拡大期は「手続等の煩雑さ」の割合が最も高くなっていることからも、安定成長型の企業は、創業期にはどのような補助金や助成金があるのか分からない人が多いため、十分利用できておらず、また成長初期、安定拡大期には、補助金・助成金の制度を認識してはいるが事業計画書をはじめとした必要書類の準備等手続が煩雑であるために、利用することを諦めていることが分かります。

私は毎年始めに各省庁の施策をチェックしますが、それでも「どんな支援制度があるか分からない」という状態です。なので、これを解決するのは相当に難しいことと思いますね!

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企業を成長させたいならば・・・

2017年08月19日 05時39分11秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」215ページ「第2-1-66図 高成長型企業と高成長型になれなかった企業別に見た、成長段階ごとの人材確保の取組」をみましたが、今日は218ページ「第2-1-68図 高成長型企業と高成長型になれなかった企業別に見た、成長段階ごとに利用した支援施策等の内容」をみます。

下図から高成長型企業と高成長型になれなかった企業で、各成長段階で利用した支援施策等の内容の違いについて見ると、高成長型企業は、起業に伴う各種手続に係る支援や販路開拓のための支援、そして起業家等支援ネットワークのいずれの取組についても、全ての成長段階において利用している割合が高くなっていることが分かります。

これまでを踏まえ白書は、高成長型になれなかった企業は、高成長型企業に比べて、民間金融機関や政府系金融機関からの融資や公的補助・助成金の利用割合が低く、さらに安定・拡大期における担保・保証によらない融資も進んでいない。

また、そのように外部から資金を円滑に調達できていないこともあいまって、人材確保については、特に成長初期以降にハローワークやインターネット・求人誌といった様々な人材確保の取組ができておらず、さらに、販路開拓についても、高成長を遂げた企業は成長段階が進むにつれて、インターネット、ソーシャル・ネットワーキング・サービス、ポスティング、業界紙といった様々な媒体を用いた周知・広報や、展示会や商談会、ビジネスマッチングといった販路開拓に係る支援を積極的を活用している一方で、高成長型になれなかった企業はこれらの販路開拓の取組や販路開拓に係る支援の取組が人材確保の取組以上にできていないことが推察される。

また、高成長型になれなかった企業は、起業時の法人登記や許認可手続、事業計画・補助金申請書作成といった起業手続に係る支援や起業後の先輩起業家・経営者との交流会等の起業家支援ネットワークをはじめとした各種支援についても、高成長型企業に比べて利用できていないことが、目指していた高成長型になれなかった要因の一つになっているのではないかと考えられる。

以上より、高成長型を目指して起業した企業が、起業後にイメージどおりの高成長を遂げられるためには、担保・保証によらない融資による資金調達や、販路開拓の取組を積極的に行っていくことが求められよう、とあります。

確かに、私のところに相談する経営者を見ると、自分でもできるが、それよりも時間とコストを踏まえると、外注した方が効率的と考える方が多いですね。

また、今、担保・融資によらない資金調達の代表がクラウドファンディングなのでしょう。このところ急増しているので、私も面白そうな企業に投資してみたいと思っています!

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販路開拓に成功し、高く成長するには!

2017年08月18日 05時00分51秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」214ページ「第2-1-65図 高成長型企業と高成長型になれなかった企業別に見た、各成長段階で融資を受ける際に利用した担保・保証等の条件」をみましたが、今日は215ページ「第2-1-66図 高成長型企業と高成長型になれなかった企業別に見た、成長段階ごとの人材確保の取組」をみます。

下図から成長段階ごとの人材確保の取組について、高成長型企業と高成長型になれなかった企業の違いを見ると、高成長型企業は高成長型になれなかった企業に比べて、特に成長初期と安定・拡大期において、「ハローワークその他の公的支援機関」、「インターネットや求人誌」、「公的補助金・助成金や雇用促進税制」を利用し人材確保を行っている割合が高くなっていることが分かります。

次に、成長段階ごとの販路開拓の取組について、高成長型企業と高成長型になれなかった企業の違いについて見ると、高成長型企業は高成長型になれなかった企業に比べて、成長初期、安定・拡大期においてインターネット、新聞、テレビ等のメディアによる周知・広報を行っている割合が高いこと分かります。

この結果について白書は、チラシのポスティングやダイレクトメールによる周知・広報、ソーシャル・ネットワーキング・サービスによる周知・広報、業界紙やフリーペーパー等による周 知・広報のいずれについても、高成長型企業の方が創業期から安定・拡大期にわたって利用している割合が一貫して高いことが分かる、とあります。

人材確保に関する助成金が数多くあることは承知しており、これを活用している中小企業が多いという認識もあります。

気になるのは、SNSを活用ですね。このハードルが高いのが中小企業の実情なのでしょうね!

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御社の事業の将来性を訴えかける媒体はありますか??

2017年08月17日 05時01分58秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」211ページ「第2-1-63図 経営者の年代別に見た、高成長型企業と高成長型になれなかった企業の割合」をみましたが、今日は214ページ「第2-1-65図 高成長型企業と高成長型になれなかった企業別に見た、各成長段階で融資を受ける際に利用した担保・保証等の条件」をみます。

下図から融資により資金調達を行う際に利用した担保・保証等の条件について、高成長型企業と高成長型になれなかった企業とで利用割合を比較した図を見ると、高成長型企業になれなかった企業は高成長型企業に比べて、いずれの成長段階においても信用保証協会の保証を利用している割合が高いことが分かります。

この結果について白書は、他方で、担保・保証によらない融資の利用については、高成長型企業は高成長型企業になれなかった企業に比べて、特に成長初期、安定・拡大期において、利用している割合が高くなっている。

また、第 2-1-56 図で見てきたように、現状では創業期、成長初期において、融資を受ける際に代表者・役員や信用保証協会の保証、不動産の担保等の条件を利用している割合が高いため、今後、担保・保証によらない融資をより多くの企業が利用するためには、金融機関に事業の将来性を評価してもらえるように、企業側は、自社の強みや課題、ビジネスモデル、今後事業見通し等について、事業計画書の策定等を通してしっかり伝えていくことが必要であると考えられよう、とあります。

事業の将来性を訴えかける資料は、金融機関向けに限らず、自社のホームページ等の広告物や補助金等の申請にも利用できるので、時間があるときにしっかりと作り込んでおくことを推奨します。

ただし、その際は、自分で書くのではなく、中小企業診断士等の第三者と作り込んだ方が、客観的で魅力的な資料に仕上がります!

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