中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

金融機関に求めるサービスとは??

2017年02月28日 05時01分18秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)362ページ「第 2-5-78 図 中小企業のクラウドファンディングによる資金調達の経験と今後の意向」をみましたが、今日は365ページ「第 2-5-79 図 取引先から求められていると金融機関が考える経営支援サービス」をみます。

下図から取引先から求められていると金融機関が考える経営支援サービスを見ると、「販路・仕入先拡大支援」、「事業承継支援」、「経営計画・事業戦略等策定支援」の項目が全体的に高くなっていることが分かります。

この結果について白書は、金融機関の業態別に見ると、前述の項目以外では、都市銀行で「海外展開支援」、地方銀行・第二地方銀行で「M&A支援」、政府系金融機関で「諸制度の情報提供」の項目が高くなっている。

これは、金融機関の業態によって、取引先の成長の段階や、事業展開の志向性が異なっており、それぞれの取引先の特性に沿った経営支援サービスへのニーズを感じているためだと考えられる、とあります。

金融機関には様々な情報が入ることから、その情報を活用できると、取引先だけでなく金融機関にとっても大きなメリットがあるということですよね。

つまり、地域においては金融機関を動かす仕組みを作らないといけないってことですね!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

クラウドファンディングを利用してみたいですか??

2017年02月27日 05時23分46秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)361ページ「第 2-5-77 図 国内クラウドファンディングの市場規模推移」をみましたが、今日は362ページ「第 2-5-78 図 中小企業のクラウドファンディングによる資金調達の経験と今後の意向」をみます。

下図から中小企業によるクラウドファンディングの利用状況等を確認すると、中小企業における資金調達手段として、クラウドファンディングの利用経験のある企業は1.1%にとどまってい
ることが分かります。

また、第 2-5-78図(2)から、今後の利用の意向を見ると、積極的に利用する、状況次第で利用を検討すると回答した企業が合わせ3.7%と、現在の利用企業の割合に比べれば多いが、その割合自体はまだまだ低い状況であり、今後の意向で「分からない」と回答している企業が34.4%おり、クラウドファンディング自体の認知度もまだまだ低いことが分かります。

これらを踏まえ白書は、クラウドファンディングに対する中小企業の認知度は低いものの、実際にクラウドファンディングを通じて自社の製品開発に成功した企業も存在する。

こうした多様な資金調達手段を利用することで、企業が自社の活路を見いだす可能性も広がっているといえるのではないか、とあります。

今後の利用の意向は、過去に利用したことがある企業だけに絞ると、どうなったのでしょうか?

クラウドファンディングは他の資金調達と比べて、どのようなメリットやデメリットがあるのか、ここが知りたかったですね!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

クラウドファンディングを利用して見よう!!

2017年02月26日 05時46分13秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)361ページ「第 2-5-76 図 クラウドファンディングのプロセス(例)」をみましたが、今日は361ページ「第 2-5-77 図 国内クラウドファンディングの市場規模推移」をみます。

下図について白書は、国内のクラウドファンディングの市場規模の推移を示したものだが、2015年には28,373百万円と推定されており、前年の1.5倍近くにまで拡大している、とあります。

次に、中小企業によるクラウドファンディングの利用経験を見ると、利用経験のある企業は1.1%にとどまっており、また、今後の利用の意向を見ると、積極的に利用する、状況次第で利用を検討すると回答した企業が合わせて3.7%となっていることが分かります。

この結果について白書は、現在の利用企業の割合に比べれば多いが、その割合自体はまだまだ低い状況である。

また、今後の意向で「分からない」と回答している企業が34.4%おり、クラウドファンディング自体の認知度もまだまだ低いことが分かる、とあります。

知名度は高いが利用度がここまで低いということに驚きますが、成功している企業も多いので、利用してみたいですね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

クラウドファンディングで資金調達をする!

2017年02月25日 07時22分56秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)360ページ「第 2-5-75 図 ABL の融資対象先検討時における課題」をみましたが、今日は361ページ「第 2-5-76 図 クラウドファンディングのプロセス(例)」をみます。

下図について白書は、クラウドファンディングは、資金調達を検討している者が、インターネット上の資金調達サイトを利用して資金募集を行い、その資金募集ページを見た不特定多数の人々から出資を受けることで資金調達を可能とする仕組みになっている、とあります。

白書は、中小企業がクラウドファンディングを利用するメリットとしては、事業の評価が困難、会社設立から日が浅い、必要資金が少額等の理由から、金融機関から資金調達ができなかった事業者が、資金調達サイトを通じて自社のプロジェクト等をアピールすることで資金調達が可能になることが考えられる。

また、自社の取組を資金調達サイトに掲載することで、自社の広告につながったり、マーケティング活動に利用できたりする面もある、とあります。

地域活性化の資金調達手段としてクラウドファンディングは注目されていますが、恥ずかしながら、一度も実施したことはありません。

理由として、不特定多数の方に自分たちによる自分たちのための取り組みをどのようにアピールすれば良いか分からないことと、出資してくれた方にどのようなリターンをすべきなのかがよくイメージできないためです。

ですが、我々は補助金に頼り過ぎているきらいがあるので、近いうちに一つ、実施してみたいですね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

ABLが直面している課題は何か??

2017年02月24日 04時46分25秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)359ページ「第 2-5-74 図 業態別に見た ABL 実行金額の割合と ABL 実行件数の割合」をみましたが、今日は360ページ「第 2-5-75 図 ABL の融資対象先検討時における課題」をみます。

下図からABLの融資対象先検討時における課題を見ると、「物件の担保としての適性について判断ができない」、「取引先の在庫などの資産の管理状況について把握ができていない」、「ABLに対する企業の認知度が低い」の項目が高くなっていることが分かります。

この結果について白書は、企業の商流については把握ができているものの、企業が保有する売掛債権や在庫等の動産が担保として適正かどうか判断できないことや、そうした資産を企業がしっかり管理できているのかを把握できていないことが理由として挙げられている。

こうした課題を乗り越えていくには、本節で重要性が確認された、企業の事業性や経営課題を把握し、より詳細に企業のことを理解することが必要ではないだろうか。

他方で、企業側への認知度が低い点も課題となっているが、ABLの市場規模が拡大するにつれてこの課題は解決されることが予想されるため、地道に取組を進めていく中で、企業にABLのメリットを理解してもらい、利用を促進していくことが重要であろう、とあります。

想像通りの回答ですが、そうであるが故に克服していくのは難しいのでしょうね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

ABLの実行割合は??

2017年02月23日 05時01分19秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)358ページ「第 2-5-73 図 ABL の融資金額と融資件数の推移」をみましたが、今日は359ページ「第 2-5-74 図 業態別に見た ABL 実行金額の割合と ABL 実行件数の割合」をみます。

下図からABLの融資金額及び融資件数に占める金融機関の業態別の割合を見ていくと、地方銀行が金額基準で37.9%、件数基準で26.1%と最も高くなっていることが分かります。

また、地域金融機関(地方銀行、第二地方銀行、信用金庫、信用組合)の割合を合計すると、金額基準で64.2%、件数基準で63.3%となっており、地域金融機関を中心にABLの普及が進んでいることが分かります。

では、中小企業は簡単にABLを利用できるのでしょうか。明日、見ていきます!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

ABLという融資手法を知っていますか??

2017年02月22日 04時26分23秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)354ページ「第 2-5-72 図 成長投資の際に、金融機関に望む条件や性質」をみましたが、今日は358ページ「第 2-5-73 図 ABL の融資金額と融資件数の推移」をみます。

下図について白書は、ABLの融資金額と融資件数の推移を見ると、2012年度から急激に融資金額が増加しており、2013年度には9,327億円まで増加したが、2014年度は8,965億円と微減した。

また、件数を見ると、2008年度以降2011年度まで減少傾向にあったが、2012年度以降毎年3,000件弱の増加を続けている。

足下では金額が減少するものの件数は増加していることから、1件当たりの小口化が進んでいる、とあります。

ABLとは、「Asset Based Lending」の略で、企業が保有する「在庫」や「売掛債権」、「機械設備」等を担保とする融資手法である。

旧来金融機関の融資の担保は「不動産担保」が中心であったが、不動産価値の下落に伴う担保価値の低下を受け、不動産に過度に依存した融資からの脱却が金融機関に求められている。

こうした流れを受け、近年ABLが推進されている。

企業がABLを利用するメリットは、事業の拡大縮小にも対応した資金調達ができ、自社の必要運転資金額に応じた借入れが可能となることが挙げられる。

つまり、売上増加時は在庫や売掛債権の増加分に応じた運転資金の調達可能が可能となる。

こういう融資手法は昔からあったような気がしますが、ABLというのですね。恥ずかしながら、初耳でした~。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

金融機関に望む条件や性質とは??

2017年02月21日 04時32分50秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)351ページ「第 2-5-71 図 条件変更後の業況感とその変化の要因」をみましたが、今日は354ページ「第 2-5-72 図 成長投資の際に、金融機関に望む条件や性質」をみます。

下図から中小企業が成長投資を行う際に、金融機関に望む条件や性質について見ると、全ての段階において、「担保・保証を必要としない」、「当初の一定期間に低い金利が適用される」といった項目が50%を超えていることが分かります。

白書は、また、「元金の返済について据え置き期間が長い」についても30~40%程度となっており、投資後すぐに収益に結びつかないと考えられる成長投資については、調達コストを抑えるために当初一定期間は金利が低いことが期待されており、資金繰り負担を軽減するために元金の返済が開始するまでの据置期間を長くとることを中小企業が望んでいることが分かる。

しかし、一般的には、こうした成長投資資金は金融機関にとってリスク性が高いとされていることから、成長資金の全てを民間金融機関が提供することは難しいと考えられている。

こうした問題を解決するためにも、政策金融機関によるリスクマネーの供給が必要とされている。

また、起業の成長の段階別に見ると、起業段階では「出資(増資)」と回答している企業が22.2%おり、企業年齢が比較的若いと考えられる企業ほど増資等の資本戦略に柔軟な姿勢もある。

このように、成長投資のための資金を調達するには、通常の金融機関からの借入れとは異なった多様な資金調達も検討することが必要であろう、とあります。

民間の企業は株主に対して経営責任を取らなければならないので、この観点から言えば、金融機関がリスクを回避するのは当然とは思います。

この中で、どのような企業に対してリスクマネーを供給していくのか、これは難しい決断が迫られますね!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

条件変更すると、企業はどう変わるのか?

2017年02月20日 04時55分26秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)349ページ「第 2-5-70 図 経営改善計画策定時の相談相手」をみましたが、今日は351ページ「第 2-5-71 図 条件変更後の業況感とその変化の要因」をみます。

下図から条件変更後の業況感とその変化の要因を見ると、金融機関との関係は業況改善企業は「金融機関に何でも相談できるようになった」が50.7%と最も高く、業況悪化企業は「金融機関から前向きの資金を得られなかった」が70.7%となっていることが分かります。

この結果について白書は、業況悪化企業は資金不足が業況悪化の要因と考えている一方で、業況改善企業は様々な相談を金融機関に行えたことが業況改善の要因と考えている。

企業が業況を改善させるためには成長に向けた資金が不可欠であることは疑いの余地がないが、金融機関に資金面だけではない様々な相談を行い、そうした相談の中で共有された経営課題を解決するために、金融機関が提供する経営支援サービスを受けることも、業況改善の近道になると考えられる、とあります。

良いことだけでなく悪いことを相談できるようになれれば、真のパートナーといえるのでしょうが、ビジネス効率を考えるとそういう訳にも行かないこともこの結果から感じ取れますね!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

経営改善計画の相談相手は誰が良いか??

2017年02月19日 05時00分05秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)348ページ「第 2-5-69 図 経営改善の提出状況と計画策定時の金融機関の役割」をみましたが、今日は349ページ「第 2-5-70 図 経営改善計画策定時の相談相手」をみます。

下図から、経営改善計画を策定するに当たり、条件変更を認めた金融機関以外に、相談したり助言を得たりした相手を見ると、「税理士・公認会計士」と回答した企業が50.0%と最も多く、続いて「条件変更を認めた他の金融機関」が37.8%となっていることが分かります。

この結果について白書は、前項では投資を実施する際の相談相手として「税理士・公認会計士」、「金融機関」が多く挙げられたが、こうした条件変更時の経営改善計画策定時にも、「税理士・公認会計士」や「金融機関」が重要な役割を果たしているといえる、とあります。

お金を専門とする税理士・公認会計士はこの分野のエキスパートであることが、これからも伺えますね!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

経営改善計画を提出しましたか??

2017年02月18日 05時00分34秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)346ページ「第 2-5-68 図 複数回の条件変更の経験の有無とその理由」をみましたが、今日は348ページ「第 2-5-69 図 経営改善の提出状況と計画策定時の金融機関の役割」をみます。

白書は、金融機関が企業の条件変更を認める際は、企業に対して経営改善計画の提出を求めることが多い。

これは、今後企業の支援を継続するか否かを判断するための材料として、その企業の経営の見通しを知る必要があるからである、とあります。

下図は、最初に条件変更をした際の経営改善計画の提出状況等をみたものです。

これを見ると、

・経営改善計画の提出を行った企業は75.6%であり、全体の4分の3が提出している。
・67.2%の企業が「自社が作成し金融機関が認めた」と回答している。

また、経営改善計画の内容をみると、「リストラ」が45.6%、「プロセス・イノベーションへの取組」が57.2%となっており、新事業展開や新商品・新サービスの開発等の新しい付加価値を生み出す取組よりも、人員削減によるコストカットや、既存の商品・サービスの製造方法や提供方法の見直しが重要視されていることが分かります。

経営改善計画という名前を聞くだけで恐怖を感じてしまいますが、売上高と利益を高めるための前向きな計画と考えて取り組んだ方が、精神的にポジティブになれそうな気がしますね!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

半数以上が複数回の条件変更を受けた経験がある!

2017年02月17日 05時01分24秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)345ページ「第 2-5-67 図 条件変更が認められなかった場合に想定された状況」をみましたが、今日は346ページ「第 2-5-68 図 複数回の条件変更の経験の有無とその理由」をみます。

下図から複数回の条件変更について見ると、金融機関から条件変更が認められた企業のうち、半数となる50.4%の企業が、複数回の条件変更を受けた経験があると答えていることが分かります。

また、複数回の条件変更に至った理由を見ると、「当初から返済条件の再度変更を見込んでいた」が58.3%と最も高くなっており、この結果について白書は、当初の返済条件の変更は、企業にとって暫定的な条件変更でしかなかったということになり、企業の資金繰りの一時的な救済としかならなかったのではないだろうか。

他方で、「予想以上に外部環境が悪化した」と回答した企業は44.7%となっており、2008年のリーマン・ショック、2011年には東日本大震災が発生しており、我が国経済は未曽有の経済危機や災害を短期間に二度も経験しており、こうした外部環境の急激な変化により複数回の条件変更は肯定できる。

このように、条件変更内容に対する課題や、急激な外部環境変化の影響もあり、複数回の条件変更を繰り返している企業が多いことが分かる、とあります。

最初から返済条件の変更を見込んでいる企業がこれほど多いとは驚きですね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

条件変更が認められなかったら・・・?

2017年02月16日 05時01分00秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)344ページ「第 2-5-65 図 条件変更を初めて認めた金融機関の借入残高順位」をみましたが、今日は345ページ「第 2-5-67 図 条件変更が認められなかった場合に想定された状況」をみます。

下図から条件変更が認められなかった場合に想定された状況を見ると、「資金繰りに窮して倒産、廃業していた」が52.8%、「大幅なリストラや資産の売却を余儀なくされた」が19.0%おり、あわせて70%超の企業が大きな影響があったと回答していることが分かります。

この結果について白書は、金融円滑化法では、金融機関に対し、中小企業・小規模事業者から相談があった場合に、その実情に応じてきめ細かく対応し、適切かつ積極的な金融仲介機能の発揮に努めることが求められた。

そのためこの金融円滑化法の効果が企業の存続に多大な影響を及ぼしていたと推察される、とあります。

この法律は、本来倒産していた企業を延命させているという非難の意見もありますが、それでも継続させたいのが経営者というものですよね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

ドラマのように金融機関が親身になって支援しているか?

2017年02月15日 05時30分48秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)343ページ「第 2-5-64 図 金融機関に認められた条件変更の内容」をみましたが、今日は344ページ「第 2-5-65 図 条件変更を初めて認めた金融機関の借入残高順位」をみます。

下図から条件変更を初めて認めた金融機関の借入残高順位を見ると、「借入残高一位の金融機関」と回答した企業が85.5%と最も高くなっていることが分かります。

この結果について白書は、借入残高一位のほとんどがその企業のメインバンクと思われるが、このメインバンクが条件変更を認めるかどうかでその他の銀行の支援姿勢が変わると想定されるため、メインバンクが最初に企業の条件変更を認めていると考えられる、とあります。

では、次に、条件変更を認めた後の金融機関の態度について見ると、「親身になって支援してくれた」と回答した企業が61.8%と最も多く、過半数の企業に対して金融機関が親身に対応していることが分かります。

他方で、「新規資金の貸出に応じてくれなかった」が24.8%、「厳しい経営改善計画の策定・実施を要求してきた」が24.3%おり、金融機関の態度に対し不満を感じている企業も存在していることが分かります。

親身になって応援する主人公が中心の金融系ドラマは、テレビの中だけの世界ではないということですね。安心できる結果ですね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

金融機関に認められた条件変更とは??

2017年02月14日 04時03分45秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)341ページ「第 2-5-62 図 リスクテイク行動を取る上で相談・検討する相手」をみましたが、今日は343ページ「第 2-5-64 図 金融機関に認められた条件変更の内容」をみます。

下図から条件変更によって認められた内容を見ると、「元本支払い猶予」が最も多く37.9%となっており、次いで「1年超の返済期間繰延」、「1年以内の返済期間繰延」となっていることが分かります。

この結果について白書は、返済期間繰延を回答した企業の合計は54.7%となり、条件変更の大半は、暫定的に返済条件を変更するものであることが分かる、とあります。

現場では条件変更を行っている企業は非常に多いことから、当たり前のことのように感じますが、その一方で、金融に疎(うと)い私は、この辺のことを全く知りません。せっかくですので、少し勉強していきましょう~!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆