中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

人手不足の影響を強く受けている!

2017年11月30日 05時22分06秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」468ページ「第2-4-3図 事業展開の方針別に見た、人材の過不足状況」をみましたが、今日は470ページ「第2-4-5図 ⾮製造業における業務領域別に⾒た⼈材不⾜の状況」をみます。

下図から非製造業における人材不足の状況を、業務領域別に確認すると、成長・拡大志向企業においては、フロントオフィスの人材の不足感が最も強く、中核人材では 5 割、労働人材においては 6 割を超える企業が「営業・販売・サービス」について不足を感じていることが分かります。

この結果について白書は、非製造業の中でも、労働集約的であり、生産と消費が同時に行われる傾向の強い業態のサービス業等においては、一般的に在庫を持つことができず、また、機械化等によるフロントオフィスの省力化が難しいため、人手不足の影響を強く受けている可能性が示唆される、とあります。

また、白書は、非製造業も製造業と同様に、「財務・会計」については比較的不足感が小さい傾向にある。これは、業務の一部について、顧問税理士・会計士等への移譲を進めやすいこと、会計ソフト等の IT 導入の効果により、比較的少人数で対応することが可能であること等が背景として考えられる、とあります。

昨日も小規模事業者のコンサルティングを行いましたが、「財務・会計」について、一人目の経営者は全く分からない、二人目の経営者はすべて税理士に任せていると仰っていました。ほとんどの経営者がこのどちらかに入ると思いますが、人材が不足する現況においては経営者は、カバーできていない部分を補完しないといけないのかもしれませんね。

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製造業では過半数が不足を感じている!!

2017年11月29日 04時40分12秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」466ページ「第2-4-1図 本章における人材の定義」をみましたが、今日は468ページ「第2-4-3図 事業展開の方針別に見た、人材の過不足状況」をみます。

下図から事業展開のために人材を必要とする「成長・拡大」と「安定・維持」の二類型について、人材の過不足状況を見ると、成長・拡大を方針とする企業にとっては、中核人材、労働人材共に過半数の企業が不足を感じており、成長への制約要因となっていることがうかがえます。

次に、製造業のうち、「成長・拡大志向企業」の状況を確認すると、通常フロントオフィス部分となる「営業・販売・サービス」や、現業部門である「生産・運搬」については中核人材、労働人材共に過半数が不足を感じていることが分かります。

白書は、特に「生産・運搬」の領域においては労働人材の不足が 58.3%と、現業の人手不足感が強い。また、「研究開発・設計」が 44.8%、「内部管理」が 35.8%、「経営企画」が31.7%と、これらの領域においては労働人材に比べ中核人材の不足感が相対的に強く、成長のコアとなる専門業務や、マネジメントを担うべき人材が不足していることが分かる、とあります。

地方の中小製造業の「生産・運搬」の現場へ行くと、そこで働くのは年配の方ばかりで、若手をみるだけで思わず活気を感じてしまいます。労働人材の働き場所が日本には少なくなったことも地方が衰退してしまう要因のように感じてしまいますね。

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半数の企業が人材不足である。。。

2017年11月28日 04時57分20秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」459ページ「第2-3-52図 個人におけるシェアリングエコノミーを利用する上での課題」をみましたが、今日は466ページ「第2-4-1図 本章における人材の定義」をみます。

下図の通り白書は、中小企業が求める人材として、高い専門性や技能等を有し、事業活動の中枢を担う「中核人材」と、そうした中核人材の指揮を受けて、事業の運営に不可欠たる労働力を提供する「労働人材」の二つに区分して分析を行うとあります。

これを踏まえ、下図からそれぞれの人材区分の過不足状況を見ると、約半数もの中小企業が不足感を抱えていることが分かります。

現場に行っても人材不足は当たり前で、この状況は克服できないと考える傾向にありますが、白書はどのように人材不足を考えているのでしょか。明日から見ていきます!!

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シェアリングエコノミーの効果とは??

2017年11月27日 05時35分56秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」458ページ「第2-3-51図 シェアリングエコノミーを活用していない企業における課題」をみましたが、今日は459ページ「第2-3-52図 個人におけるシェアリングエコノミーを利用する上での課題」をみます。

下図からシェアリングエコノミーの活用に係る利用者としての課題を見ると、「事故やトラブル時の対応が不安」が最も多く、「利用したことはないが、今後利用したい」という者の回答が 55.4%、「利用したことがなく、今後も利用するつもりはない」という者の回答が 46.9%となっていることが分かります。

次に、提供者としての課題を見ると、利用者の課題と同様に「事故やトラブル時の対応が不安」という課題が多い。また、「利用したことはないが、今後利用したい」者では、「仕組み全体のルールが明確でなく不安」という課題が 25.0%となっており、「利用したことがなく、今後も利用するつもりはない」という者では、「面識のない相手とのやり取りが不安」という課題が 37.4%となっている、とあります。

最後に、シェアリングエコノミーを活用したことによる効果を定性面と定量面から見ると、定性面では、遊休資産の活用や新たな収益源の創出といった点に効果を感じている企業の割合が高くなっており、定量面においては、コストの削減や利益の増加を感じている企業の割合が高くなっていることが分かります。

不安や課題はあるものの効果を考えると使わざるを得ないというのが中小企業が取るべき方向性のようですね!!

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シェアリングエコノミーを活用していくための課題とは??

2017年11月26日 05時04分33秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」456ページ「第2-3-49図 経営者年代別に見た、シェアリングエコノミーの認知度」をみましたが、今日は458ページ「第2-3-51図 シェアリングエコノミーを活用していない企業における課題」をみます。

白書は、シェアリングエコノミーを活用していくために、シェア事業者、提供者及び利用者における、共通の課題と個別の課題を分析しています。

シェア事業者、提供者及び利用者の共通の課題から見てみると、事業参入を検討している企業、未検討の企業に関わらず、「技術・ノウハウを持った人材が不足している」という課題が多い。

加えて、事業参入を検討している企業においては、「適切な相談相手が見つからない」という課題が 33.0%、事業参入が未検討の企業においては、「ルールが明確でなく、参入しづらい」という課題が 30.3%となっている。

次に、利用者の課題を見てみると、事業参入を検討している企業では、「利用する場所・モノ等の品質が不安」といった点が挙げられている一方で、事業参入を未検討の企業では、「面識のない相手とのやりとりが不安」という課題が 56.9%となっており、事業参入への検討状況の違いにより、不安視する点が異なっていることが分かる、とあります。

黎明期だけに各々の立場で異なる課題を理解しながら、乗り越えて行かないといけないということでしょうね!!

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若い経営者ほどシェアリングエコノミーを活用している!!

2017年11月25日 05時01分48秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」454ページ「第2-3-47図 シェアリングエコノミーの認知度」をみましたが、今日は456ページ「第2-3-49図 経営者年代別に見た、シェアリングエコノミーの認知度」をみます。

下図から経営者の年代別にシェアリングエコノミーの認知度を見ると、若い経営者ほど、シェアリングエコノミーの活用度や認知度が高い傾向にあることが分かります。

白書は、具体的に見てみると、シェアリングサービスを知っており、既に活用している者の中で50~59歳の割合は40.0%、40~49歳は32.0%となっている。

他方で、シェアリングエコノミーを知らない者の中で 60~69 歳の割合は、38.5%となっている。このように、若い世代ほど、シェアリングエコノミーといったような新しい概念をビジネスに活用する傾向にあることが示唆される、とあります。

次に、①シェア事業者、②提供者、③利用者の三つの立場から、シェアリングエコノミーへの関心度を見ると、シェアリングエコノミーに関心があり、事業参入を検討しているのは、場所・モノ・サービスの利用者としての立場が最も高く、13.6%となっています。

このようにシェアリングエコノミーは関心が高いことが分かりますが、課題や問題点にはどのようなことがあるのでしょうか?明日、見ていきます!!

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シェアリングエコノミーを知っていますか??

2017年11月24日 05時10分00秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」443ページ「第2-3-44図 新技術の活用状況別に見た、経常利益率の傾向」をみましたが、今日は454ページ「第2-3-47図 シェアリングエコノミーの認知度」をみます。

下図からシェアリングエコノミーに対する認知状況を企業と消費者に分けて見ると、(1)企業においては、活用している割合は 1%未満であるが、「知っているが、活用していない」を含めると約 25%が認知しており、他方で、(2)消費者では「活用している」が 16.8%、「知っているが、活用していない」を含めると約 70.0%と、関心が高いことが分かります。

次に、業種別にシェアリングエコノミーの認知度を見ると、シェアリングエコノミーを知っており、既に活用している割合は、サービス業が最も高く、45.8%となっていることが分かります。

また、シェアリングサービスを知っているが、活用はしていない者においては、サービス業が 32.2%となっており、次いで、製造業が31.8%となっていることが分かります。

白書は、シェアリングエコノミーについて、様々な分野で新たなサービスが開発されており、現時点で一義的に定義を行うことは困難であるが、本項では「個人等が保有する活用可能な資産等をインターネット上のマッチングプラットフォームを介して他の個人等も利用可能とする経済活性化活動」として捉えることとする、とあります。

実は弊社の社用車も昨年の夏からシェアリングエコノミーになっています。白書はどのように考えているのか、読み進んでいきます!!

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新技術を活用した効果には何があるのか??

2017年11月23日 06時05分17秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」442ページ「第2-3-42図 新技術の活用における課題」をみましたが、今日は443ページ「第2-3-44図 新技術の活用状況別に見た、経常利益率の傾向」をみます。

下図から新技術の活用状況と経常利益率の傾向との関係を見ると、新技術を活用している企業の方が、経常利益率も増加傾向にあり、新技術を活用している者においては、経常利益率が増加傾向にあるのは 43.5%であるのに対して、新技術を活用していない者においては、28.9%となっていることが分かります。

次に、新技術を活用した効果を業種別に見ると、製造業においては、「業務の効率化・コスト削減」が 47.5%と最も多く、続いて、「人的ミスの削減」が 40.7%、「生産管理、在庫管理の高度化・最適化」が 32.2%となっており、他方で、非製造業においては、「売上高の増加」が 49.2%と最も多く、次いで「利益の増加」が 38.1%、「顧客ニーズの適切な把握」が 33.3%となっていることが分かります。

白書は、製造業においては、業務効率化や生産プロセス等への導入によるコストの削減が効果として期待されており、非製造業では、業績に結び付く効果が期待されている傾向にあること
が分かる、とあります。

確かに新技術は製造業での活用はなんとなく想像できるのですが、非製造業ではどのように使うのか、まずアイデア出しから始めることが求められるのかもしれませんね。

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新技術を活用するために支援して欲しいことは何ですか??

2017年11月22日 04時34分13秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」440ページ「第2-3-40図 経営者年代別に見た、新技術の活用状況」をみましたが、今日は442ページ「第2-3-42図 新技術の活用における課題」をみます。

下図から新技術を活用していない企業が抱える課題について見ると、「技術・ノウハウを持った人材が不足している」という課題が最も多く、45.1%となっている。続いて、「自社の事業への活用イメージがわかない」が 38.5%、「新技術について理解していない」が 30.2%となっていることが分かります。

こうした課題について、企業が期待する公的支援について見ると、総じて、「補助金・助成金制度の拡充」を求める声が大きいことが分かります。

課題別に期待する公的支援を見ていくと、「技術・ノウハウを持った人材が不足している」という課題に対しては、「人材育成・人材紹介」が 44.2%の回答となっており、続いて「専門家等による助言、技術的支援の提供」が 37.3%となっています。

また、「自社の事業への活用イメージがわかない」という課題については、「専門家等による助言、技術的支援の提供」が 34.2%、「人材育成・人材紹介」が 32.1%となっています。

新技術は何を自社にもたらしてくれるのか、「自社の事業への活用イメージがわかない」という課題が最も共感できますね。

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50歳を過ぎて新技術で悩んだら・・・

2017年11月21日 05時00分57秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」439ページ「第2-3-39図 業種別に見た、新技術の活用状況」をみましたが、今日は440ページ「第2-3-40図 経営者年代別に見た、新技術の活用状況」をみます。

下図から経営者年代別に新技術の活用状況について見ると、総じて、50 歳未満の経営者の方が活用している割合が高いことが分かります。

白書は、50 歳未満について見てみると、「従業員の稼働状態・動線を「見える化」し、業務プロセスを改善」が 11.5%、「顧客・取引先のニーズの把握」及び「受注、生産、在庫状況等を統一的に把握・管理」が 11.4%となっている。

50 歳以上においては、「顧客・取引先のニーズの把握」が 6.8%、「製品・サービスの稼働状況、顧客・取引先ニーズを把握し新製品・サービスを開発」が 6.5%、「従業員の稼働状態・動線を「見える化」し、業務プロセスを改善」及び「受注、生産、在庫状況等を統一的に把握・管理」が 6.2%となっている、とあります。

次に、外部リソースの活用状況別に、新技術の活用状況を見ると、外部リソースを活用している者の方が、総じて、新技術の活用割合が高いことが分かります。

白書は、新技術の活用の際、自社の経営資源が限られる場合でも、外部リソースの活用により経営資源の制約を克服し、積極的に活用するという側面が示唆される、とあります。

新技術を用いて自社で何ができるのか?50歳を過ぎてこのように新技術の活用で悩んだら外部の専門家に相談せよ!ということですね。

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IoT、ビッグデータ、AI 、ロボットを使っていますか??

2017年11月20日 04時53分22秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」433ページ「第2-3-36図 外部リソースの活用による効果」をみましたが、今日は439ページ「第2-3-39図 業種別に見た、新技術の活用状況」をみます。

下図から中小企業における、新技術の活用の実態や課題等について見ると、総じて新技術の活用状況は 1 割未満と低いものの、その中でも活用されている業務領域が存在していることが見て取れます。

白書は、製造業、非製造業別に詳細を見ていくと、製造業、非製造業ともに、「顧客・取引先のニーズの把握」への活用が多く、製造業では、1.8%、非製造業では 2.1%となっている。活用を検討している者も含めると、製造業では、「受注、生産、在庫状況等を統一的に把握・管理」が、10.4%となっている。続いて、「従業員の稼働状態・動線を「見える化」し、業務プロセスを改善」が 9.5%、「バックヤード・アシスタント業務の自動化・省力化」が 7.9%となっている。

非製造業に着目すると、「製品・サービスの稼働状況、顧客・取引先ニーズを把握し新製品・サービスを開発」が 7.6%、「従業員の稼働状態・動線を「見える化」し、業務プロセスを改善」が 6.3%となっている、とあります。

なお、新技術とは、IoT、ビッグデータ、AI (人工知能)、ロボットのことを指します。私のクライアントを見回しても新技術はまだまだ無縁と思っていましたが、全体に見ても1割と見ると、なんとなくホッとしちゃいますね!!

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外部リソースからオープンイノベーションへ!!

2017年11月19日 05時05分52秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」431ページ「第2-3-34図 新事業展開の成否別に見た、外部リソースの活用状況」をみましたが、今日は433ページ「第2-3-36図 外部リソースの活用による効果」をみます。

下図から外部リソースの活用による効果を見ると、必要な技術・ノウハウや人材の補完が最も回答割合が高く、63.0%となっており、次いで、「必要な人材、体制を確保するコストの削減」が 35.6%、「既存業務の見直しによる業務効率化、コストの削減」が 32.9%となっていることが分かります。

次に、新事業展開の成否に関わらず、技術・ノウハウを持った企業との連携・共同研究開発が多いことが見て取れる。また、新事業展開に成功した企業と成功していない企業を比較すると、成功した企業の方が、オープンイノベーションの活用割合が高いことが分かります。

白書は、他方で、実際に外部リソースを活用している企業は、「自社で業務を行う場合と比べて柔軟・臨機応変な対応がなされない」といった点には、ほとんど課題を感じていないことや、とりわけ、「特に問題は生じなかった」への回答割合が多数を占めている。

外部リソースの活用、そして、オープンイノベーションと外部連携が高度で専門的となってきましたが、こういうことが絵空事ではないという経営体制を築くことが経営者の役割ということでしょうね!!

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外部リソースを活用しよう!!

2017年11月18日 05時03分43秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」424ページ「第2-3-33図 マーケティング実施状況と新事業の効果との関係」をみましたが、今日は431ページ「第2-3-34図 新事業展開の成否別に見た、外部リソースの活用状況」をみます。

下図から中小企業における外部リソースの活用状況を見ると、マーケティングの各活動において、新事業展開に成功した企業は成功していない企業に比べて、外部リソースを活用している傾向にあることが分かります。

次に、外部リソースの活用状況別に課題を見ると、外部リソースを活用していない企業は、「必要な人材、体制を自前で確保する場合と比較して、コストが割高に思われる」や「適正な契約金額の相場が分からない」、「自社で業務を行う場合と比べて柔軟・臨機応変な対応がなされない」、といった点に課題を感じていることが分かります。

白書は、他方で、実際に外部リソースを活用している企業は、「自社で業務を行う場合と比べて柔軟・臨機応変な対応がなされない」といった点には、ほとんど課題を感じていないことや、とりわけ、「特に問題は生じなかった」への回答割合が多数を占めている。

外部リソースの活用は、未活用の企業にとっては、上記のように多くの課題を感じているものの、一度活用した企業は、さほど課題を感じることなく外部リソースを有効に活用し、自社で注力すべき業務領域に経営資源を集中でき、効果を感じていることが示唆される、とあります。

また、白書は、自社で不足する人材を確保する取組も重要であるが、それには時間や費用を要することや、人材採用に当たっての体制整備や担当者を設ける必要があることから、経営資源に限りのある中小企業においては、外部のリソースを積極的に活用していくことも、業績向上に向けて有効な方策になり得る、とあります。

確かにそうは思いますが、図に上げられた課題にブロックされてしまうことも少なくないので、この課題を事前に意識した上で取り組むことが重要なのでしょうね!!

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取り組みたいが、人材不足が深刻!!

2017年11月17日 05時03分06秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」422ページ「第2-3-31図 新事業展開の成否別に見た、マーケティング活動の評価・検証に係る取組状況」をみましたが、今日は424ページ「第2-3-33図 マーケティング実施状況と新事業の効果との関係」をみます。

下図から新事業展開によって得られた効果を、マーケティングの実施状況別に見ると、総じて、マーケティング活動の実施状況が高まるのに従い、新事業展開の効果を感じる傾向にあることが分かります。

白書は、マーケティングの実施状況については、①四つのマーケティング活動全て実施している企業、②自社の強みの把握と市場ニーズの把握に向けた取組及び PR に係る取組を実施している企業、③自社の強みの把握と市場ニーズの把握に向けた取組を実施している企業、④自社の強みの把握に向けた取組のみ実施している企業、⑤いずれもやっていない企業、の五つに分けており、例えば、「新規顧客の獲得」においては、③から⑤の企業では、55%程度の回答割合であるのに対して、①及び②では 60%程度の回答割合となっています。

特に、「新規顧客の獲得」においては、情報戦略活動の実施が好影響を与えていることが分かる。また、「企業の知名度向上」や「従業員の意欲向上」においても、⑤から①に推移するに従い、効果を感じている企業の割合が高まっていることが見て取れる、とあります。

要するに、四つのマーケティング活動を単独で実施するのではなく、全てを一貫して実施することを目指すことで、新事業展開の成功や企業の業績の向上につながる傾向にあるが、他方で、いずれの取組においても、人材の不足という課題が深刻であることもうかがえるということです。

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四つのマーケティング活動は一貫して実施する!!

2017年11月16日 05時01分37秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」420ページ「第2-3-29図 新事業展開の成否別に見た、一般消費者に向けたPR活動」をみましたが、今日は422ページ「第2-3-31図 新事業展開の成否別に見た、マーケティング活動の評価・検証に係る取組状況」をみます。

下図から、マーケティング活動の評価・検証に係る取組状況について、新事業展開の成否別に分析してみると、成功した企業は半数近くがマーケティング活動の評価・検証に係る取組を行っているのに対して、成功していない企業は 4 割程度の実施状況となっていることが分かります。

次に、マーケティング活動の評価・検証に係る課題を見ると、新事業展開に成功していない企業では、「ノウハウを持った人材が不足している」が 51.7%、「担当者がおらず、担当部署もない」が 39.3%となっており、人材面での課題が多く挙げられていることが分かります。

これらを踏まえて白書は、ここまで、四つのマーケティング活動を取り上げ、それぞれの取組が新事業展開に与える影響やその重要性について確認してきた。これら四つの取組は、どれか一つのみを実施するのではなく、全ての活動を一貫して実施していくことが重要であると考えられる、とあります。

具体的にどのようなことでしょうか。明日、見ていきます!!

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