リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

霧と太陽の自然の造形と春の自然の恵みと

2022年02月13日 | 日々の風の吹くまま
2月12日(土曜日)。☀☀。いつもよりちょっとばかり早起き。どういうわけか、カレシが英語レッスンを4つも詰め込んで、最初のが午前9時、その次が10時半、3番目が午後1時という強行軍になってしまったので、さっさと朝ご飯を食べて、カレシは英語先生モード。レッスン中はオフィスの中や外の廊下で掃除機をかけるのが憚られるので、ワタシは洗濯だけすることにして、いつもの土曜日の掃除は明日。

空は晴れ上がっているけど、フレーザー川に沿って濃い霧。入江のある北の方からじゃなくて、東の上流の方から来ているので、今日のは「川霧」なんだろうな。ふわふわした霧の向こうにサレーセントラルのタワー群もベーカー山も見えて、何となく不思議な眺め。普通の霧にはめったに覆われないフレーザー埠頭がすっぽり霧の中で、ガーダーを上げたガントリークレーンが1基。後の2基が背中しか見えないのは船が入っていて荷役中なんだろうな。船が見えないのはそれだけ霧が厚いということだろうな。でも、そのうちに霧の層がさらに下流の方に流れて行って、3基のクレーンがはっきり見えて来たら、あら、何だか川辺の水鳥のよう。いや、大きいから恐竜かな。霧が流れて行った先は、見えるのはアレックスフレーザー橋の主塔とアナシス島の工業団地の煙突から立ち昇る蒸気だけ。カメラの視界に飛び込んで来た鳥の群れは、黒っぽいからカモメじゃなさそうだけど、ハトかな、カラスかな。









リビングの窓の下、6番ストリートのオフィスビルの屋上に現れた何とも不思議なパターン。水たまりができたのかと思ったけど、これまで平坦だった屋上に急にできるなんて信じられないし、この2、3日のうちで急遽作ったものだとしても何が目的なのか全く見当がつかないし、だいたいからして屋上に水を張る理由が思い浮かばないし、でも、青い色はどうしても水たまりに見えてしまうし、でも、でも・・・。でも、バルコニー側で川の下流の霧の写真を撮っていて、はたと思い当たった。この方向(ブラウ・オブ・ザ・ヒル地区)は古い3階建てのアパートがたくさんあって、どれも平たい屋根の上は霜が降りて真っ白。あはぁ、そうか。不思議なパターンは屋上の換気扇やAC設備の影で、日陰になって解けなかった霜が太陽の角度で青く見えているってことじゃないのかな。たまたま日差しが建物と一直線になったからの現象で、謎が解けてみればなぁ~んだ。でも、自然の造形はほんとにミステリアスで、大昔だったら神がかりの伝説が生まれたかもしれないな。



ちょうど晩ご飯の支度を始める頃になって、マティニのグラスを片手に、きのう向かいのヴィクターの店で買って来たリブアイ・ステーキの付け合わせを考えていたら、マットから「来たよ」というメール。マスクとフォブを掴んでそれっとロビーに下りて行って、注文してあったきのこを受け取って、しばし「地産地消」についておしゃべり。去年ずっと奥のハリソン・ホットスプリングスにマイホームを買ったマットは、敷地が千坪近く(!)あるので、果樹を植え、イチゴやラズベリーを植え、野菜を植えてと、庭造りの計画がいっぱい。山の中ではもうイラクサが芽を出しているそうで、何だか今年の春は駆け足でやって来ている感じ。ワタシの大好物のこごみやユキザサが顔を出すのも遠くないね。スィートシスリーを見つけたら忘れないでね、ウォッカに漬けてビターズの代わりにするんだから。箱いっぱいのきのこを抱えて帰って来て、マットに代金を送金してから、さっそくヒラタケをソテーしてステーキの付け合わせ。初めて見るヤマブシタケはやっぱり何とも奇妙なきのこで、ほのかに茹でたてのカニの匂い。レシピ、調べてみようっと。


ヤマブシタケ

ヒラタケ、マイタケ、クロラッパタケ、ヤマブシタケ


よく晴れた日は春だ、春だと気分が弾むね

2022年02月12日 | 日々の風の吹くまま
2月11日(金曜日)。☀🌤。朝日がまぶしい朝。けっこうエンジンの調子がいい感じ。カレシも調子がいいらしくて、まだ11時前なのに「今日のウォーキングはクィーンズパークに行こう」。いいねえ。まだ花は咲いていないだろうけど、人様の庭にクロッカスがスノードロップがどれだけ芽を出しているか見て来ようか。あまり通らないところをと言うことで、6番ストリートから北の境界の6番アベニューに右折、2番ストリートで南下、5番アベニューに右折して6番ストリートに戻る、ちょっと長めのルート。予想に反して、あちこちでスノードロップが白い可憐な花を咲かせていて、クロッカスや水仙の芽もいたるところでにょきにょき。春が来てるじゃないの。


挿し木したシャコバサボテンも、まだ小さいのに大きなつぼみ

午後、テレワーク中のArts Clubのキャシーにメールを書き始めたところで、そのキャシーから電話。今、月決めの寄付(GivingEveryMonth)を募るGEMキャンペーンをやっていて、ADC(芸術監督サークル)のメンバーとして年間60万円を最低額として寄付して来たけど、それを12で割れば月5万円になって家計の収支を管理しやすくなるし、Arts Clubには毎月すぐに使える資金が入るし、その上でまとまった遊休資金があればいつでも追加で寄付すればいいわけで、まさにウィンウィン。

さっそく今月からクレジットカードに請求してもらう手続きをしたので、電話はそのお礼。久しぶりなので話が弾んだついでに、(ADCのメンバーには、好きな作品をひとつ選んで個人スポンサーなるとキャストのサイン入りの額縁入りポスターがもらえる特典があるので)再来週からプレビューが始まる『Kim’s Convenience』の個人スポンサーにまだなれるかと聞いたら、「まだ間に合うわよ」との返事。ばんざぁ~い。来週にも座席数50%の制限が解除になれば、オープニングナイトのレセプションもできるようになるかな。ほんとにそうなるといいね(Keep my fingers crossed)。

買い物から帰って来たら、今度はきのこ屋のマット君からマイタケとヤマブシタケがあるけどいる?というテキストメール。初めて聞くヤマブシタケってどんなのかなとググってみたら、うはぁ、何とも風変わりなきのこ。メールのやり取りで、マイタケとヤマブシタケの他に、ヒラタケとクロラッパタケも注文して、「じゃあ、あしたマーケットの帰りに持って行くからね」。ちょうど月曜日はバレンタインデイだから、珍しいきのこ尽くしなんてのもいいかもしれないね。今日は春だ、春だと気持が弾むような1日で、夕暮れの最後の光芒でオレンジ色に染まった風景が何ともすてき・・・。



演劇ワークショップ~セリフの言い方しだいで違うドラマになる

2022年02月11日 | 日々の風の吹くまま
2月10日(木曜日)。🌫☁。不思議な夢を見ていたようで、外出して帰って来たら家の中が何か二次元っぽい雰囲気になっていて、もしかしてザッカーバーグの「メタバース」とかいうところに迷い込んだんじゃないだろうねえ、なんてカレシに言っていて目が覚めた。外はまた一寸先も見えない濃霧。せいぜい30メートルくらいしか離れていない5番アベニューのマンションが影も形もなくて、無限の白い空間に漂っているような感じ。

のんびり起きて、のんびり構えていたら、シーラから電話。暮れに来ると言っていたのに、とうとうその機会がないまま2月になってしまって、心配になって電話しようかと思っていたところで、市役所に犬の鑑札をもらいに行った帰りに寄っていいかと言うので、もちろん。地下1階のビジター用駐車場から「来たよぉ」と電話がかかって来たのは1時間ほどしてからで、ここしばらく呼出し電話は通じてもユニットから解錠できない状態なので、下までお迎え。かなりやせたように見えるけど、不整脈で掃除サービスはドクターストップがかかったままなので、長年のお客が別荘やリゾートに行っている間の犬の世話や留守番サービスでけっこう忙しくていたらしい。良かったぁ。6月のクルーズのときにはまた留守番をしてもらうことになっているので、大掃除はダメよと念を押したら、「無理をしないで少しずつやるから大丈夫よ」。去年もダメと念を押して行ったのに、クルーズから帰って来たら家中が上から下までピッカピカ。掃除のプロの三つ子というのか・・・。

紅茶を飲みながらおしゃべりして、シーラが帰ったのと入れ替わりに、ヒラから今日のワークショップで使う簡単な台本が来たので、印刷して、声を出して読んで予行演習。人物1と人物2の他愛のない短いやりとりなんだけど、口調を変えると違った場面が浮かんでくるからおもしろい。たっぷり充電したラップトップをミニチュア工房に設定して、3時開始の5分前にズームのリンクに接続して、深呼吸。先生のヒラが画面に現れて、まず出欠。参加者は定員の14人。半分は何らかの形で演劇活動をしている人たちで、多民族都市の本領を発揮して、スペイン人、ロシア人、日本人、中国人、フィリピン人、アフリカ人、「その他カナダ人」と多彩な顔触れ。定番の自己紹介と受講の動機や目標の発表で始まって、最初のエクササイズは、思いつく歌の1節を出し合って、2人1組になって、ヒラが選んだ2つをつないだセリフを、互いに出し合う「3つの感情」を込めて言ってみるというもの。最近のポップスの歌詞にありそうな荒唐無稽っぽいせりふを「怒り、皮肉、愛情」とか「エキサイト、内気、悲嘆」とか、一見つながりのない感情を短いせりふによどみなく込めると言うのはなかなか難しい。

後半は印刷しておいた「台本」を使って場面を作るエクササイズで、前半とは別の2人がペアになって、「場所」、「時」、「誰」、「動作」の4つを設定して、人物1と人物2を交代で演じてみるというもの。ワタシのパートナーはIT系の仕事をしながら演劇活動をしているというリッキで、「寝室」、「朝」、「カップル」、「荷造り」という設定で、ゴー。それぞれが想像した2人の人物の「関係」と「相互の感情」を推し量って演じるので、考えている暇はないから脳みそは100メートルダッシュみたいな感じ。役を交代しながらやっていたら、全部まったく違った「ドラマ」になって、笑ったり、顔を見合わせてため息をついたり、感心し合ったり。いやぁ、楽しいの何のって。次回からは実際の脚本を使うそうなので、何だかどっぷりと深みにはまってしまいそう。エンジンを吹かして、ギアをシフトしようっと。


春風と共にお金に関わる郵便が増えて来た

2022年02月10日 | 日々の風の吹くまま
2月9日(水曜日)。☁☁。どよぉ~んとしたこぶの日(週の中日)。予報にあった雨も霧もいったいどうしちゃったのやら。でも、最高気温が8度くらいで、日中は曇り空でもほとんどヒーターが入らないし、日なたではもうクロッカスが頭を出しているそうだから、春の気配が濃厚と言うところ。なんだけど、春風と共にやって来るのが税金やら何やら、とにかくお金にまつわる郵便物の類。あぁ~あ。

と言うわけで、今日はまず所有する住宅を空き家のままにしておくと取られる「空き家税」とでもいう税金の「対象外申告」。バンクーバー圏には投機目的で買われて放置されている住宅が相当な数あって、住宅価格の高騰と供給不足の付け焼刃的な対策として考え出された税金で、税率は公的な評価額の2%。払いたくなければ空き家を売るか賃貸に出すかだけど、売れば値上がり益に、賃貸に出せば家賃収入に所得税がかかるから、ま、政府としてはどっちにしても税金が入って来るしくみ。自分が今住んでいる家しか持ってないよという人は、課税対象外であることを申告すればいいんだけど、毎年のことだし、共同名義ならそれぞれが別々に申告しなければならないし、申告を怠れば我が家なら200万円の納税通知が来ることになるからめんどうくさい。ま、オンラインでやれるので、カレシの分、ワタシの分とやって5分もかからないから、通知が来たらさっとやってしまえば済むことなんだけど。

次はマンション管理組合の年次総会の分厚い書類。案の定、何かと修理や保全の出費が嵩んで目減りしてしまった準備金を補填するための特別賦課金の徴収が議題に上がっている。所有面積に応じて金額を割り当てるので、我が家(公称135平米)は47000円ほど。でも、同時に管理費も大幅な引き上げになっているから、全体の4分の3の賛成が得られるかどうかはかなり微妙だな。毎月の管理費も面積に応じて決まるから、我が家は一気に1万円ちょっと増えて月額84000円。うはぁ、年金の増額分がそっくり吹っ飛んじゃう。もっとも、区分所有マンションでは管理費には、水道料金やごみ収集料金、給湯やガスの料金など、戸建てなら自分で直接払う経費が含まれているので、リタイアして1日中在宅なら水もお湯もガスもけっこう多めに使っていそうだし、インフレで公共料金も値上げラッシュのご時世であれば、こんなもんかな。

歯のクリーニングの予約があるカレシを送り出して、Google Meetでハイディとビデオ会議をやる準備。どっちもまだ相手に設定してもらっている段階で、ズームはかなり慣れけど、Google Meetは今回が初めてなので、ちょこっと使い方を調べて、何だ、簡単じゃないの。マイクとカメラをチェックして、スピーカーをオンにして、準備完了。予定の時間にハイディが画面に現れて、うわぁ、お久しぶりぃ、元気にしてたぁ、とおしゃべりを開始。ワタシがこれから進みたい方向とか、翻訳したい作品のこととか、べちゃくちゃ。平次郎の翻訳は先住民の演劇グループを紹介してもらえることになって、一歩踏み込んだところで本格的なアドバイスを仰げそうで、こりゃあ、ぐずぐずしていられない。あちこちで背中を押してもらえるワタシはほんっとに運に恵まれていると実感。よし、頭のくもの巣を払って、がんばろっと。


がんばれ、タグボート(出港する貨物船の舳先を河口に向けているところ)


友だちも恋人も伴侶も欲しいときにゲットするものなの?

2022年02月09日 | 日々の風の吹くまま
2月8日(火曜日)。☁☂☁☂。わりと普通に目が覚めて、おや、まだ霧が出ているのかなと思って起きてみたら、なぁ~んだ、ただの曇り空がどよぉ~ん。午後の買い出し以外は特にイベントがないからどうでもいいんだけど、今の時期は空がどんよりしているだけで気が滅入りがちになる。まあ、夜明けが近いとわかっているからこその苛立ちかもしれないけどね。

カレンダーを見たら、あしたは劇作家集団の元締のハイディとミーティングがあり、あさっては演劇ワークショップの1回目があって、エキサイティングな日になりそうなので(と口実を付けて)、今日もだらだら。カレシはある+英語学習サイトに投稿している「今日の句動詞」を使った英文が送られて来るたびに添削したり、毎日殺到する「英語教えて」リクエストにお断りメールを送ったり、前にやっていたグループレッスン「金曜クラブ」の運営を引き継いだタイの元生徒ジラカン(本職は教師)の近況報告を聞いたり。何でもときどき女の子を漁るアメリカ人男が入り込んで来て、すでに3人グループから「削除」したらしい。明らかな婚活女子も同様にお引き取り願っているんだそうで、「ここは英語を勉強するところで、マッチングサービスじゃないのよ」とプンプン。あはは、ネット世界の「出会い」事情は20年前とちっとも変わってないみたい。

でも、小町横丁の掲示板なんかを見ていて、人と人との関係もずいぶん変わったもんだなあと思うことが多くなったな。友情も恋愛も結婚も、みんなふとした「出会い」から発展するものだと思っていたけど、デジタル時代はどうもそうじゃなくなっているような気がする。ひと言で言って、友だちも恋人も伴侶も(自分が)欲しいときに「ゲット」するものになっているような感じがする。遊ぶ相手が欲しいから、恋愛したいから、結婚したいから、ネットで探すという感じかな。つまり、友情も恋愛も結婚も、自分設定した「スペック」に基づいて、「アルゴリズム」に従って選り分けて、全部がYESに当てはまる友だち/恋人/伴侶を「ゲット」しようと言うわけで、何だかオンラインショッピングと違わないように見えるけど、それがデジタル時代の出会いなのかもしれないな。だから、運よくスペックにぴったりの相手が見つかっても、相手とのつながりを「関係性」という何ともよくわからない言葉でしか表現できないのかもしれないな。ワタシとしては、「私とあなたの関係性は~」なんて言われたら背筋がゾクゾクッとしてしまいそう。

初めにアプリありき(There’s an app for that)で、アルゴリズムありきで、検索ありきの世界には、「一期一会」と言う概念は存在しないのかもしれない。まあ、「一期一会」には自分欲しいものを自分欲しいときにゲットするというモバイル的な視点がまったくないから、ある意味で「びっくり要素」が大きすぎて、デジタル人には「選択を間違ったらどうしよう」という不安が募るだけなのかもしれないな。アルゴリズムでゲットしたって必ずしも正しい選択をしているわけじゃないだろうに、「一期一会」の出会いは「縁があってそうなる」ものだからね。でも、そういうアナログなところに人間同士の真の友情や愛情が潜んでいると思うんだけど、どう?


歯が治って、食卓だけはいつもの日常に

2022年02月08日 | 日々の風の吹くまま
2月7日(月曜日)。☀🌤⛅。あれ、雨が降っているはずじゃなかったのかな。気温が高めだから、まだ2月上旬だというのにほぼ日中は暖房はオフ。近場の山の雪はすっかり消えてしまったし、はて、これって暖冬ってことになるのかな。とにかく起き抜けから気持がいいので、ゆうべエアフライヤーで焼いておいた超厚切りベーコンと久しぶりのスクランブルエッグで朝ご飯。私たちの年になったらしっかりとたんぱく質を摂らないとね。この先何十年も人生があるなら話は別だけど、2人とも「余生」を生きてるんだから、ワタシはLife is good(生きるってのいいもんだよ)と言って人生を終えるつもりなんだから、何よりも楽しいこと、うれしいこと、おいしいことを最優先しなくちゃ。もちろん節度を守るのは大事だけど、あれは怖い、これは危ない、あのサプリ、このサプリを飲まなきゃと毎日カリカリしていたらストレスになって、逆効果じゃないかと思うけどね。

まずは、木曜日から始まるArts Clubの「Acting 102」ワークショップ関連のメディア使用権の承諾書にサインして、講師のヒラに返送。授業中のビデオや写真をArts Clubが広報やファンドレイジングに使用するを承諾するもので、メディアで使う場合にどういう風に描写されたいかという質問には「アジア系の高齢女性」と書いておいた。Arts Clubがソーシャルメディアに載せる写真には視覚障害者のための説明を付けているので、もしワタシが写っていたら、「アジア系の高齢女性」と○○で××の人がかくかくしかじかやっている場面というような説明になるわけ。プロの役者ならもっと細かい説明が意味を成すかもしれないけど、ワタシは押しかけエキストラみたいなもんだから、ありふれた描写でいいじゃない。ヒラから受け取ったという知らせと「先週は楽しそうだったわよぉ」という返信が来て、演技指導を受けることで芝居脚本の翻訳に役立てられるという動機はまじめではあるけど、よぉし、大いに遊んじゃおうっと。

根管治療をした左上の奥歯は、指を突っ込んでぐっと噛んでみたら痛かったのは指の方で、頬骨の辺りを強く推すとまだちょっとだけ痛みがあるけど、ほぼ完治というところかな。右側だけで食べ物を噛んでいたけど、一番奥の臼歯の根が割れて金冠ごと抜いた後に残った大きな隙間がじゃまっけで不便だったから、両側でしっかり噛めるようになったのはありがたい。根管治療で神経を取ってしまうと、栄養が届かなくなった歯は脆くなるんだそうで、抜いた奥歯の隣の歯も、2、3年前に硬いものを噛んだはずみに壊れて修理をした経緯がある。そうでなくても、年を取るにつれて歯も老朽化するわけで、やっぱり日ごろから手入れを怠らないようにしなければダメだなあと、改めて肝に銘じた次第。だって、もしも老朽化した歯を次々と抜かざるをえなくなったら、インプラントは痛そうだし、かと言って隙間だらけになってしまったらおいしいものを食べるのに困りそうだし、だからといって全部抜いて入れ歯というのは気乗りがしないもん。

どうやらまともに噛めるようになったけど、今日のランチは手始めと言うことでパスタ。ソースは市販のトマトとニンニクだけのシンプルなものを温めて、食べるときに削ったパルメザンチーズをぱらぱら。食べながらスマホで新聞を読んでいたら、イタリア人がナポリタン・スパゲッティにダメ出ししたとかいう見出しがあって、記事は有料なので読めなかった(日本の新聞は見出しだけで十分だから問題なし)けど、思わず笑ってしまった。だって、イタリアにはケチャップがないんだから、イタリア料理とは言えないと思うし、日本にしかないんだから、れっきとした日本の「洋食」のひとつに数えていいと思うんだけどな。日本人が外国の「すし」にダメ出しをするのと同じことで、日本のは「寿司」で、外国のは「スシ」。ところ変われば品変わるって言うじゃないの。まあ、ワタシはケチャップそのものが好きじゃないので、日本で「ナポリタン」を食べることはなさそうだけど、ケチャップ好きのカレシは「この次に日本に行くことがあったら食べてみたいな」。うん、コロナの鎖国が解けたらいつか、ね。


ニューヨークタイムズのクロスワードパズルは楽しいにつきる

2022年02月07日 | 日々の風の吹くまま
2月6日(日曜日)。☀🌤。うわっ、いい天気だっ。ゆうべはちょっぴり頑張って12時半ぐらいに寝たので、ちゃんと8時過ぎに目を覚まして、8時半に起床。まだ太陽が低いから、リビング/ダイニングいっぱいに日が差し込んで、まぶしいくらい。でも、午後、陽気に誘われてバルコニーに出たら、あら、お日様の周りに虹。天気予報アプリを見たら、あしたは雨の予報。しかも、暖かい高気圧の塊が停滞して、冷たい空気の層を地表近くに押さえ込むので、また何日も濃霧の日が続きそうなんだって。何でも去年の夏の(千年に一度の)「ヒートドーム」と同じブロッキングと言う現象だそうで、夏だったら猛暑地獄になるところ。たしかに40度超の猛暑よりは「霧ドーム」の方がしのぎやすいけど、それでも来る日も来る日も五里霧中ってのはやっぱり鬱陶しいよねえ。



今日は何もしないでのんびりすると決めて、日がな1日クロスワードパズル三昧。ニューヨークタイムズのクロスワードが好きすぎて、月15米ドルでデジタル版を購読中。ゲームセクションだけ購読(5ドル)する手もあるけど、そこはそれ泣く子も黙る?NYTだから、パズルのついでに記事も読もうというわけ。購読するとアーカイブにアクセスできて、毎日のパズルに加えて過去のものにも挑戦できるのがいい。アーカイブにあるのは1993年11月からなので、ざっと28年と3ヵ月分。休刊日がないから、トータルで1万と何百個か。毎日のパズルをやりながら、やっと2003年の2月まで来たところだから、あとまだ6700個くらい残っている勘定で、気が遠くなる感じ。でも、この他にも、月1のボーナスパズルが1997年2月分から、毎日携帯でちょこちょこっとやれるミニパズルが2014年8月分から、さらにアクロスティックパズルが週1で1999年9月分から、そして多彩なひねりをきかせたバラエティパズルが週1で1997年4月分からあるので、最終的にはいったいどれだけあるのか想像もつかない。

ニューヨークタイムズにはクロスワードパズルの他にも数独をはじめとするゲームがいくつもあって、IT業界からゲーム事業を総括する人材を引き抜いて来たそうだし、最近SNSで大ヒットしたというWordleという単語探しゲームを買収して話題になっているし、ゲームセクションの充実に力を入れている観があるから、ゲームセクションのみの購読者が世界に80何万人もいると聞いても驚かないな。まあ、クロスワードパズルひと筋のワタシは、アーカイブのパズルだけで手一杯なので、他のパズルに手を出すとしたら、たぶん来世になるんじゃないかなあ。最近購読し始めたイギリスのザ・ガーディアンにもクロスワードパズルがあるから、イギリス英語とアメリカ英語でどんな違いがあるのか、そのうちそっちも試そうかと思ってはいるけど、はてさて。

ニューヨークタイムズのクロスワードパズルは80年の歴史があるので、現在の編集長(ウィル・ショーツ)は4代目。ワタシが虜になったのは30年くらい前の3代目のユージン・マレスカが編集長だった頃で、当時のパズルは(日曜版しか入手できなかったせいもあって)ちょっとインテリ向け過ぎるところがあったけど、ショーツ編集長になってからは難易度の幅がぐんと広がって、辞書の使用OKという方針に沿ってWordPlaysのクロスワード辞書と提携するようになったので、ファンの層が拡大したんだろうと思う。月曜日のパズルが一番簡単で、日を追うごとに少しずつ難しくなって、金曜日、土曜日となると巧妙なひねりが入って来るし、人気一番の日曜版のパズルは縦横21マスあって、タイトルのテーマに沿ったひねりがいたるところに潜んでいるから楽しい。デジタル版は秒単位で所要時間を測ることができて、最短時間と平均時間の記録も見られるのがいいところで、ワタシの最短記録は月曜日のパズルが4分6秒(平均10分)、日曜日は21分36秒(平均42分)。はて、今日のは「Sci-Fi Showdown」と言うタイトルだけど、どのくらいでやれるかな。チャレンジ、チャレンジ、ひたすらチャレンジ。


オミクロン株でコロナが急に身近なものになった

2022年02月06日 | 日々の風の吹くまま
2月5日(土曜日)。☁☁。また起床は9時過ぎ。まあ、ゆうべは寝酒をやりながら1時近くまで話に花が咲いて、おまけに2人ともぐっすり眠ったもので、目が覚めた時にはすでに9時になろうと言う時間。まあ、どういう風の吹きまわしだったのか知らないけど、とりとめのない「夫婦の会話」を楽しむのはいいもんだ。きのう治療した奥歯は、まだものを噛めないけど、頬骨の下の痛みは指先でほっぺたを押してやっと感じる程度になったので、この分なら明日あたりには感じなくなるかな。ずっと昔、痛みに対する耐性が強すぎるとドクターに言われたことがあるけど、市販の鎮痛薬が苦手なワタシにとっては、適当に気を紛らわせて痛いのをやり過ごす方が気楽でいい。

朝ご飯が終わったらもう10時近くで、何だか1日が短くなった感じ。それでも、洗濯機を回して、掃除、掃除。カレシもヘッドフォンで音楽を聴きながらバスルームの掃除で、いつもの土曜日。大汗をかきつつ、仕上げのモップかけが終わった頃にはもうランチの時間で、カレシは1時からレッスンがあるから、息をつく暇もなくキッチンに直行。今日のランチは先おとといの晩ご飯の残りの薄切りの牛肉を使ってライスヌードルのフォー。ランチの後は晩ご飯のコーニッシュヘンにレモンを詰めて小さいスロークッカーにセットして、解凍してあった大西洋サケでグラヴラックスを仕込んで、乾き上がった洗濯物を片付けて、やれやれとひと息。でも、動き回っている間は歯の痛みには気付かないし、運動にもなるしで、一石二鳥というところ。

後は先週コロナ陽性になってレッスンを休んだ東京のN君とのレッスンを聞くともなく聞きながら、クロスワード。やっぱり想像した通り、子供たちが保育園で感染して来たのをもらったらしい。ワクチンを2回接種していたN君は発熱と筋肉痛、長男は無症状で次男は微熱のみ。検査が陰性だった奥さん(ワクチン2回接種済み)は、テレワークの傍ら「患者」の世話をするのにてんてこまい。特に元気な子供たちは「隔離」の意味がわかるはずもなく、外へ出たがるのを抑えるのがひと苦労だったとか。でも、日本のマンションの作りからして、感染した人が自宅療養で完全に隔離するのはかなり難しいんじゃないかと思うから、そんな状況で奥さんだけが陰性のままだったのはラッキーだったな。もしも全員が陽性だったら食料品の調達もままならなかっただろうと思うもの。オミクロン株が広がってから、身近な範囲に感染した人が数人出たんだけど、みんな無症状か軽症で済んだのは何より。

ローカルの新聞サイトに、メトロバンクーバーの下水の分析結果によるとオミクロン株は1ヵ月前にピークを過ぎていたという記事があって、コロナは減退しつつあると思われるということだった。人間の体に入ったウィルスはいずれ排泄されるので、下水に含まれるウィルスの量を分析することで、(1週間ほどのずれはあるけど)市中での感染の規模を推し量ることができるというわけ。実際にサンプル中のウィルスの量の増減は第2波、第3波の感染数の増減とかなり一致していたそうで、陽性率や入院患者数、死亡者数などのデータと併用すれば、感染状況や見通しの判断がより的確になるというのが記事の主旨。そっか、そういうところにもトンネルの出口が見えているんだな。そういえば、先週の定例会見でのボニー先生の表情がこれまでになく明るかったような気がする。うん、あとひと息というところかな。夜明け前が一番暗いというじゃないの、ね。


長いこと歯の手入れをさぼっていたツケが回って来た

2022年02月05日 | 日々の風の吹くまま
2月4日(金曜日)。☁🌧☁。いったん目が覚めて、何だぁ、まぁだ7時じゃないのぉ、早すぎるよぉと寝返りを打ったのが運の尽きで、次に目が覚めたらもう8時半過ぎで、2人してぐずぐずして、起きたのはほぼ9時。んっとにリタイア暮らしってのんきなもんだ。ま、それが普通のリタイア暮らし(であるべき)なんだろうけど、時にはこんなんでいいのかなあと思ってしまうのは、まだリタイア暮らしの修行が足りないのかな。もう4年目に入ったんだけどなあ。

今日は午後1番で先月炎症を起こしていた奥歯の根管治療。ずっと前に金冠を被せた歯の根管が、X線写真でもほとんど見分けられないほどひどく石灰化していて、それで炎症を起こしたということで、根管治療が必要になった次第。先週反対側の奥歯の充填をし直してくれたソニア先生も「これだけ石灰化していると治療が難しくて、ここには設備がないからできないの」。それで、ララニ先生が隣のバーナビーのブレントウッド地区で経営する別のクリニックにいる根管治療の専門医にやってもらうことになって、バスで行くか電車で行くか思案。バス(123番)の方が電車より10分短いので、最終的にバスで行って、終わったらカレシに車で迎えに来てもらって、ついでにブードルズを買って来ることで決定。

バス停までは徒歩5分で、時刻表より5分ほど遅れて来たバスが見えて来たところで、あはっ、コンパスカードを忘れて来ちゃった。でも、そこはよくしたもので、バンクーバー圏の公共交通機関はVISAが使えるようになっているので、慌てることなくバスに乗り込んでクレジットカードをピッ。ただし、シニア用コンパスカードなら200円で済むところ、クレジットカードなら割引なしの305円。ま、うっかり忘れて来ちゃったんだからしょうがないね。モールの外にあるバス停で下車して、クリニックまでは徒歩5分。予約の時間より15分も早かったので、とりあえず支払いを先に済ませて、リラックス。何しろ充填のやり直しやクリーニングでとっくに歯科保険の今年1年の限度額を使い果たしたので、根管治療は全額自己負担でしめて17万円。まあ、長らく歯の手入れをさぼっていたツケが回って来たというところ。

治療そのものは1時間ほどで、途中で居眠りしそうになったくらい楽々。(なぜか歯医者の椅子で眠くなる癖があって・・・。)まだ麻酔が残る口をもぐもぐさせながら領収書を受け取って、外に出てカレシに終わったよぉと電話。金曜日のラッシュなので時間がかかると踏んで、Whole Foodsに行こうとしたら、その向かいに州営の酒屋があるじゃないの。回れ右して酒屋に入って、ジンの棚に突進してブードルズを2本ゲット。待ち合わせの角で寒風の中で待つこと15分でカレシが来て、そのまま家路。ハッピーアワーに間に合って帰って来たけど、2日くらいは痛むよと言われた通り、頬骨の下がちょっとずきずきで、上下の歯が当たるとイテテ。よし、晩ご飯は手っ取り早く冷凍ラザーニャで済ませよっと。まずは痛みなんか気にしないで、リラックス、リラックス。ほら、雨が止んで雲が切れた夕暮れの空に、虹のアーチが・・・。





ワクチン義務化反対のデモが思いがけない方向に発展?

2022年02月04日 | 日々の風の吹くまま
2月3日(木曜日)。🌫☂。きのうは1日中雪になったり雨になったり曇ったりで落ち着かない天気だったけど、一夜明けたら今度は濃霧。よく眠り過ぎて目を覚ましたのが9時で、窓からの視界は端から端までほぼゼロ。予報は雨だったから、そのうち降り出すのかと思っていたけど、午後になっても空の高いところが心なしか青みがかって見えるような霧がかかったままで、そのうち霧雨みたいなしょぼぉ~い天気。それでも、おかげで午後のウォーキングや買い物には影響がなかったからいいか。

劇作家集団PTCのハイディから「来週水曜日の午後3時はどうかしら」とメール。何かみんな続々と冬眠の穴から出て来ている感じで、みんな中断されていた計画の立て直しやら、新しい計画の構想作りで大忙しらしい。コロナのおかげで2年も冬眠を余儀なくされていたわけで、すごい量のエネルギーが溜まっているだろうな。掴みどころのないストレスでうじうじしていたワタシだって、きのうのジャムセッションで笑いに笑って、何だかシャンペンのコルクを抜いたような気分。午後に血圧を測ってみたら、ここしばらく130/85ぐらいだったのが、ワタシの「正常値」レベルの120/75に下がっていて、まさに効果てきめん。やっとやる気が出て来た芝居の翻訳や短編小説創作にもエンジンがかかりそうで、プロのアドバイスを仰げるのはほんっとにラッキー。

バンクーバー圏の演劇界のいたるところで動きが活発なのは、「コロナは流行性感染病のひとつになりつつある」という声を反映しているんだと思う。演劇はひとつの作品を舞台に上げるのにものすごい時間がかかるから、明日から規制を撤廃すると言われたところで、はい、それではというわけには行かない。そこで専務理事のピーターが旗振り役になって、ボニー先生やディックス保健大臣との話し合いの場を設けていたのが、ここへ来てトンネルの出口が近いと言う手ごたえをつかんだんだろうな。大手メディアのGlobal Newsの特集ページに毎日載っているカナダ全国と各州の状況を示すグラフはどこも急な下降線を辿っているのがはっきりしているし、入院患者数(以前は新規感染者数)と死亡者数の14日間平均の推移を示すグラフにもその兆候が見える。



数は激減したとは言え、オタワではトラック部隊がまだ議事堂周辺を占拠して自由を取り戻せと叫んでいるけど、社会経済活動の規制の緩和や撤廃の見通しがはっきりして来たところで、メディアの関心が彼らを組織した人物あるいは団体の正体に移っている。クラウドファンディングのサイトGoFundMeで驚異的な短時間に何と数億円もの資金を集めて、その中には異常に巨額の寄付もあることがわかって、いろいろな疑問が出て来たわけで、サイトは集まった寄付金を凍結。どうやらカナダ西部(というかアルバータ州)のカナダからの独立を叫ぶ活動家が背後にいることが見えて来て、安全保障の専門家が何らかの危険な資金源が存在する可能性を指摘するは、議会がサイトの運営者の召喚を決議するはの騒ぎで、コロナやワクチンとは全然関係のない方向に発展しているから、何がどこでどうなるかわからない。ここはstay tunedということで。



即興芝居のジャムセッション、天気も即興?

2022年02月03日 | 日々の風の吹くまま
2月2日(水曜日)。☁❆☂❆☁。起きた時はどんよりした曇り空。朝ご飯が済んだ頃に白いものがちらちら。すぐにわわわっと雪もようになって、あっという間にルーフデッキが白くなり、ほどなくして小雨っぽくなって雪が解け始めたと思ったら、また雪がちらちらで、そのうち雨がしょぼしょぼ。午後は雨と雪の間を縫うようにどんよりした曇り空。何だか1日中こんな具合で、雪にするか雨にするか、どっちかに決めてくれぇと言いたくもなる。





今日は楽しみにしていたArts Clubの即興芝居のジャムセッション。朝のメールでズームのリンクを知らせて来たので、まずはラップトップのバッテリをチェック。充電コードをつないで、画面のバッテリのアイコンにマウスを当てたら、何と「フルチャージまで40分」。セッションは11時15分からだから、時間はたっぷりあるけど、しばらく使わないでいるうちにそんなにも減っていたのにびっくり。チェックして良かった。11時ちょっと前にラップトップをレクルームに持って行って、ミニチュア工房で使っているカートにセットして、カメラとマイクをチェック。こっちはしっかり大丈夫。送られて来たリンクをクリックして、ミーティングの設定。先生のヒラから「あと5分で始めます」というメッセージが来て、何かわくわく。11時15分、ヒラが画面に表れて、セッションがスタート。生徒は8人くらいで、プロの俳優が3人。

順番に簡単に自己紹介した後で、まずはどこか遠い世界の村に巨大なモンスターが来て暴れているという設定で、セリフなしの表情と動作だけでモンスター撃退のストーリーを紡ぐレッスン。モンスターが振り回す拳骨をかわしたり、反撃パンチを繰り出したり、拳骨が当たって悲鳴を上げたり。ひとしきり体を動かして声を上げてウォーミングアップしたら、次は役者役の人(プロの俳優)に断片的な筋書きを提案してその場で演じてもらうと言う試み。役者役が「この後どうなるの」と聞いたら、次の人が筋書きの続きを提案。森の中に埋められているお金を探す話から、埋めた場所の地図にマークがない話になって、それでも見つけたお金でなぜか砂漠の真ん中にオイスターバーを開店、蜃気楼のごとく現れた客との応答、食中毒になって、客の中の医者と出会って、共同でレストランを開く話になって、最後は何とゲイカップルが誕生。いやぁ、笑ったの何のって。

短い休憩でひと息入れた後は、2人で脚本家と役者のペアを組んでの筋書き作り。ワタシの相手のジェーンはプロの俳優で、まずは彼女が脚本でワタシが役者役。車で走っていたら穴ぼこでバウンスして車内の荷物が散乱して、という出だしで、ワタシ→整理していたら別れたボーイフレンドの手紙が見つかった。ジェーン→ボーイフレンドに電話。ワタシ→甘ぁ~い手紙を読んだけど、あんたはやっぱりサイテー。これからハワイに行くのでバイバイ。ジェーン→ハワイに着いたら荷物がなくて丸裸。ワタシ→お日様燦々のビーチで裸でこんがり焼いていたら、あら、ちっちゃな水着のすごいイケメンが現れて、ヘイ、ベイビー。ここで役目を交代して、ワタシ→ムキムキのイケメンが手を差し伸べてくれた。ジェーン→その手を取って立ち上がって、(思い入れたっぷりに)ありがとう。ワタシ→雲が出て来て、そろそろ日が沈みそう。ジェーン→(イケメンを素通りして)あぁ~、ハワイらしいすばらしい夕焼けだわぁ~。最後の肩透かしに2人とも大爆笑。いやぁ、久しぶりに笑いまくって、ストレス解消効果は満点で、元気がもりもり。これだからインプロヴ(即興芝居)はやめられないんだよなあ。


春は大掃除の季節ということになっているので

2022年02月02日 | 日々の風の吹くまま
2月1日(火曜日)。☀🌤☀。如月2月。朝からいい天気。明日は爆弾低気圧が通過するそうで、気温が急降下して雪が降るという注意報が出ているけど、どれぐらいの雪が降るかは気象予報の専門家でも予測がつかないそうな。翌日には雨になると言う話だけど、やぁねぇ、もう。

今日はレクルームに詰み上がった通販やクリスマスの小包の段ボール箱の整理。リサイクル用段ボールの大きなコンテナが地上階のごみルームの外に置いてあって、平たく潰して入れる決まりになっているんだけど、ぐうたらな人は潰していないのを蓋を開けて放り込むので、すぐに溢れてコンテナの周りには入らなかった段ボールがごろごろ。そこで今は、蓋に鍵をかけて開けられないようにして、その下の15センチくらいの隙間から潰したものを差し込むようになっているんだけど、それでも引っ越しなどがあるといっぱいになることが多い。でも、段ボールの回収日は月曜日なので、火曜日ならまだスペースがあると踏んで、ウォーキングに行くついでに捨てようと、10個くらいあった箱を片っ端から開いて、足で踏みつけてぺったんこ。

おかげでレクルームはすっきりしたけど、まだ家中あちこちにカレシが捨てたがらない不用品とか使わなくなった電子機器や器具類があるから、うん、大掃除の季節の春だし、引っ越しの時にお世話になった1-800-GOT-JUNK?に持って行ってもらおうか。今から30年以上前にアメリカ生まれで当時バンクーバーの大学生が学資を稼ぐために立ち上げて、今ではかなり広くフランチャイズを展開している廃品回収会社。成功し過ぎて大学は中退したそうだけど、そもそもアメリカで高校を中退して、カナダに来て東部の大学に談判して入学したというから、生まれつきの商売上手なのかな。会社名をフリーダイアルの番号で綴ったところがミソで、その番号も持ち主のアメリカのある役所に談判して無償で譲らせたと言うからすごい。濃い青の地に白で会社名をでかでかと書いたトラックはどこでも目立つもの。回収した廃品は、リサイクルできるものはリサイクル、まだ使えるものは修理や掃除をして慈善事業に寄付するので、ゴミ捨て場に廃棄されるのは全体の40%くらいだそう。よし、どのくらい捨てるものがあるか、ちょっと調べてみようっと。

あんまり天気がいいもので、カレシの提案でそれぞれカメラを持ってクィーンズパーク界隈のウォーキング。ニューウェストミンスターの草分け時代から「お屋敷町」だったところで、市全体がそうなんだけど、碁盤目の主要道路の間に短い小路が入り組んでいたりして、大きな家のすぐ隣に質素な家があったりで趣豊か。市の歴史遺産地区なので、築100年を超える家が保護されていて、よく映画やテレビドラマのロケをやっているけど、それくらいの古い由緒ある家となると、溜まったガラクタも普通のガラクタじゃないんだろうなあ。

ロケ撮影によく使われる家



屋根の風見鶏ならぬ風見馬がすてき
歩道の再舗装のときに保存された刻印(1番ストリート、1912年)
クィーンズ公園ではもうマンサクが咲いていた


世界はウィズコロナの方に舵を切りつつあるのに

2022年02月01日 | 日々の風の吹くまま
1月31日(月曜日)。🌤🌤。日が差して、明るくて、とっても気持がいい。もう1月の最後の日で、早くも1年の12分の1が過ぎたってことだけど、はて、去年も同じことを言ってたんじゃないかな。もしかしたら、毎年おんなじことを言ってるのかもしれない。あほくさ。でも、今年は何となく春が来るというか、世の中の雰囲気が明るくなって来ているような感じがするな。そうそう、去年の今ごろはキッチンの改装が始まってたんだね。あ、やっぱり時間の経つのって早いもんだな。年を取るほどに俊足になるみたい。

首都オタワではまだトラック運転手の「抗議行動」が続いているらしい。きのうの新聞サイトに載っていた写真を見たら、ああ、やっぱりねという感じ。何百人、何千人いるのか知らないけど、誰もマスクをしていないし、よくよく見ると、缶ビール片手に騒いでいる連中もいて、サッカー試合に集まったフーリガンそっくり。いい年のおっちゃんもずいぶんいるけど、やってることはイヤイヤ期の2歳児と同じか。レストランが軒並み休業して、食べるものに困ってホームレスの救援施設に押しかけて食事を要求したとか、ナチのかぎ十字の旗を振り回すヤツとか、救急車に投石するとか、当たりかまわず立ちションするとか、記念碑を汚すとか、もう狼藉のやり放題で、仕事にも学校にも行けないオタワの市民は怒り心頭。コロナの規制撤廃(と政権転覆?)の要求が通るまで居座ると息巻いているそうだけど、マスクもせずにワクチンも未接種の連中には帰って来てほしくないなあ。

でも、コロナの規制と医療サービスは各州の管轄だから、トルドー君ができるのは国境の管理くらいないんだよね。オタワに押しかけたのだって、元々は国境でのワクチン接種義務の免除を要求してのことだったはずだけど、組織したのは運送業界やトラック運転手の団体じゃないから、カルト化しつつあるQアノン系統の過激グループに利用されたんじゃないかと思う。そんなときに首相のトルドー君(ワクチン3回接種済み)が「コロナに感染しました」と発表。子供たちが感染していたそうなので、「家庭内感染」というやつか。無症状なので、公邸で隔離しながら職務を続行するそうだけど、はて、「話し合おうじゃないか」と、盛り上がっている連中の中にマスクなしで入って行ったらどうかなあ。あの連中にはコロナなんて存在しないんだから、感染の心配はないだろうし、願ったり叶ったりじゃないかと思うんだけど、と妄想。

現実は、ほとんどの州が規制緩和や(段階的な)撤廃の方向に動き始めていて、ワクチン接種とマスク着用でだんだんに元の自由な暮らしを取り戻せそうな期待感が高まっているし、厳しい対策を取って来たヨーロッパ各国も続々と規制の緩和や撤廃が始まっていて、日本でいう「ウィズ・コロナ」に舵を切ったとというところ。だから、オタワでお祭り騒ぎをやっている連中がよけいにアホくさく見えるんだろうな。まあ、「他人に指図されるのはまっぴらごめん、オレたちの自由にさせろ」というおっちゃん2歳児たちには何を言ってもムダ、ムダ。うん、ラジオから聞こえるたびにワタシがあっ、tantrum song(癇癪ソング)だっとやる、1980年代に一世を風靡したカナダのハードロックバンド「ラヴァーボーイ」の『Turn Me Loose』をテーマ曲としてさしあげることにするか。