きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

東京さぬき倶楽部

2013-12-17 | 戦後建築
早稲田エクステンションセンターの講座で見学した場所を
数回に別けて紹介します。
講師は、建築史家 倉方俊輔さんです。
写真の整理が遅いのと、団体見学のため思うように写真が撮れないのと
再訪しよう!と思いつつかなわず
UPが遅くなりました。

午前中、テーマの建築家の講義を受け、その建築家の建物を見学に行きました。
説明に耳を傾け、メモすると 写真は撮れません…。

この回は、今年生誕100年の大江宏。

さぬき倶楽部は、門の右には「讃岐会館」、左には「東京さぬき倶楽部」のプレートがあります。
1972年に「東京讃岐会館」として香川県の県営宿泊施設として開業し、2003年に民間経営になり
名称が「東京さぬき倶楽部」と改称され、香川県民以外の一般宿泊ができるようになりました。
レストランもあるので、気軽に利用できそうです。









フロントやロビーの壁を飾るのは、香川県産の土を使った焼土タイル。

置いてある家具は、香川県との関わりが深い
日系二世の家具デザイナー ジョージ・ナカシマの作品です。

ジョージ・ナカシマは、帝国ホテル建設の際、フランク・ロイド・ライトに伴って来日し、
東京事務所を開設したアントニン・レーモンド建築事務所に入所した建築家です。

レーモンド経営のペンシルベニア州ニューホープの農場に移住し、その後家具製作を始めました。
作品は高く評価され、世界の美術館に収蔵されています。
訪れたら素材の美しさをひきだした 大らかで、座り心地の良い椅子を
是非体験してみてください。

















レースのようなグリルスクリーン




別館「花樹海」は
明治三十三年頃建てられた藤田四郎氏本邸の一部を移築したもの。
裏手の庭園にある石碑には「御田八幡宮旧跡」とあり、
今は都営地下鉄泉岳寺駅近くにある御田八幡神社が、最初はここにあったようです。

残念ながら、再開発の予定があるそうです。

さぬき倶楽部の見学後、ぶらぶらと街歩き。


可愛らしいモニュメントのある、オーストラリア大使館


旧逓信省簡易保険局


綱町三井倶楽部


慶應義塾大学


 
建築会館

東京さぬき倶楽部
竣工 1972年
設計 大江 宏
所在 東京都港区三田1-11-9

2013.4.27

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2 コメント

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こんばんは (いどきち)
2013-12-18 20:27:02
御田八幡宮の狛犬さんなら知っていますが、
東京さぬき倶楽部は知りませんでした。
きゃおさん、もうすぐ建築博士になる。
返信する
いどきちちゃんへ (きゃおきゃお)
2013-12-19 00:16:09
こんばんは。

庭に、石碑がありました。
狛様もいて、なかなかいいお顔でしたよ。
いどきちちゃんは、御田八幡宮に行かれたことがあるんですね。さすが~。
うどんを食べに行ったらUPしようと思いつつ
行けなかたのでUPできませんでした。
地下鉄の駅から、近いんですよ。
講師の先生の話を聞いていると、ますます建物好きになりそうです。
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