きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

日本二十六聖人記念館 長崎

2018-09-03 | 美術館・博物館・記念館・園
記念館東側のモザイク壁画。
近寄ってみると、色んな素材が使われています。
陶器や破砕タイルをコンクリートに埋め込んだ、今井兼次の二十六聖人へ捧げる、壮大な祈りの壁画。



右上から天の光がさし、中央に生命の樹が描かれています。







二十六聖人記念館の礎石 石面に彫られているのは、「イエスの平和」を意味するもの。



いつか訪れてみたいと思っていた 場所です。

竣工 1962年
設計 今井兼次
所在 長崎県長崎市西坂町7-8
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日本26聖人記念聖堂 聖フィリッポ教会

2018-08-25 | 教会・礼拝堂
夜の西坂の丘
右手に、不思議な塔が見えました。







まるで 生き物のよう。両手を高く掲げ、天に昇っていきそうにも見える。
この教会を設計した今井兼次は、「天の門」と名付け、天高いところでつながりアーチになっている
と語っているようです。




二十六聖人の一人であるメキシコ人宣教師 フィリッポ・デ・ヘスス(24歳)に捧げられた教会
フィリピンから司祭になるためにメキシコに向かう途中、船が座礁して日本で布教活動中に捉えられ殉教。
メキシコからの寄付で建てられました。。




日曜日のミサ前の時間。外壁の写真を撮っていたら、
見学どうぞ、と 声をかけられ、聖堂内へ。












明治になっても、キリスト教弾圧が続いたことを知ったときの驚きを
ふと 思い出しました。
2018年6月から同12月まで、外装工事のため覆われて塔は見えないようです。

竣工 1962年
設計 今井兼次
所在 長崎県長崎市西坂町7-8
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西坂の丘 西坂公園「二十六聖人記念碑」

2018-08-23 | 公園
夕食後、気になっていた場所へ。
急な坂道をのぼっていくと、左手に公園が。
ライトアップされていましたが、人影もなく、静かな夜でした。



翌朝、再訪。
訪れたのは、2018年3月。
長崎空港に着いたときは、肌寒く、桜は蕾でしたが、
翌日は暑いくらいの陽気に誘われて、西坂公園の桜は綺麗に咲きだしていました。



「二十六聖人記念碑」
豊臣秀吉の命令で1597年(慶長2年)に西坂の丘で殉教した26聖人を記念したものです。
ブロンズ像部分は 1962年に舟越保武が4年をかけて制作したもの。台座は今井兼次が制作。
現在は高層ビルが立ち並び、見えませんが、かつては、ここから長崎港を一望するように設置されたのだそうです。
手を合わせる殉教者像の中で、聖ペドロ・バプチスタと聖パウロ三木の二人は、手を広げています。










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旧グラバー邸 

2018-07-19 | 西洋館
長崎港を一望できる小高い南山手の丘の上に、旧グラバー邸はあります。
幕末に建てられた、現存する最古の洋風建築です。
建物の周囲をぐるっとベランダがめぐり、リゾート地の別荘風。
3月末の訪問なので、お花は春の花壇です。


















竣工 1863年(文久3年)
所在 長崎市南山手町8-1
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ベルギー王国大使館別荘特別公開 2018年

2018-06-28 | 西洋館
小雨の降る土曜日。
少し早起きして、ドライブしました。
東北自動車道を、北へ。

今年、日光中禅寺湖畔のベルギー王国大使館別荘が
建てられてから90年を迎え、6月に数日間一般公開されました。
1928年(昭和3年)に、大倉財閥の大倉喜七郎男爵からベルギー国王に寄贈された
現役の大使館別荘です。

着いた時、雨にもかかわらず、すでに長い列ができていて
最後尾につくと、公開のちらしを手渡されました。















今日は、うるさいにゃー。













雨のため、テラスには出られませんでした。
公開は、1階の玄関ホールとサロンが2部屋。
おもてなしの生花や、レースのドイリー、小物たち。
大使ご夫妻のお人柄が伝わってきます。
晴れていれば、湖畔の風景も楽しめたでしょうが、生憎の雨で
外はけぶっていました。
出入りする人の流れにおどろきつつ、見学を終えました。







朝、東北道下り線 佐野サービスエリアで、トイレ休憩。
のはずが、売店の充実ぶりに目が点に。
トミカが、ずらりと並んでいます。
あと、リカちゃん。ドレスや、パパとママまで並んでいます。
あれやこれや悩みつつ、トミカを2種購入しました。
期待して、上り線佐野サービスエリアの売店をのぞくと、タカラトミーのコーナーは小さくて、ちょっとがっかりでした。

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長崎 大浦天主堂

2018-06-19 | 教会・礼拝堂
天主堂入口で拝観料を支払うと、立派な小冊子がもらえます。
こころの自由 ここにはじまる
「大浦天主堂物語」

キリスト教の伝来と迫害の歴史。そして大浦天主堂創建の記録などが写真を交えて綴られています。
日本二十六聖人に捧げられた天主堂で、創建153年を迎えたそうです。
この小冊子を、心静かに聖堂内で読む時間がなかったのが悔やまれます。




信徒発見の記念碑







1867年フランスから届いたマリア像「日本之聖母」が、訪れるひとを迎えてくれます。







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嬉野温泉 豊玉姫神社で美肌祈願

2018-06-09 | 
豊玉姫様となまず様のお話

昔々、岩屋の神様が海の神様で龍宮城の乙姫様の
豊玉姫様を、嬉野の池に迎えようと
日向の里まで行きました。

岩屋の神様と豊玉姫様が嬉野の地に着いたとき、
嬉野村の池に一匹の六尺はあるおおきななまずが
たいそう汚れて傷ついて苦しんでいました。

それを見た心のやさしい豊玉姫様はかわいそうに
思って嬉野の川辺からこんこんと湧き出るお湯をそっと
かけてあげました。

するとなまずは見違えるように白く、きれいな肌になって
元気になりました。なまずは大変感謝をして
豊玉姫様のお使いになりました。

ある時、嬉野でひどい皮膚の病がはやりました。
豊玉姫様はどうしたらいいものかと悩み
なまずに相談しました。

なまずは
「お困りなら私が力になりましょう」
と言って村の人々に自分の身体を
なでさせました。
なまずに触れた人たちは
たちまち肌が玉のように輝き、
綺麗になりました。

そして来る日も来る日も、池から顔を出し
人々のために尽くし、村の人々の皮膚の病を
すっかり治すことができました。

大役を終えたなまずは、それから村の人々に災いが
起こりそうになると池から顔を出し人々に危険を
告げるようになりました。

それ以来、
嬉野の人々はなまずを
神様のお使いとして奉り大事にするようになりました。

豊玉姫神社に祭られている豊玉姫様は
海の神様で 竜宮城の乙姫様です。
その肌はとても白くて美しく、
美肌の神様として広く親しまれています。

嬉野町光案内所発行「豊玉姫神社パンフレット」より













願いを込めて「願い水」をひしゃくでなまず様にかけます。美肌になれますように。



参道の祠にも、なまず様が。


たくさんご利益がありそうです。
そう、ぬいぐるみの「姫リン」は、なまず様がモデルです。
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佐賀 嬉野温泉大正屋 水晶の間

2018-06-01 | 現代建築
武雄温泉を足早に見学してから向かったのは、
嬉野温泉。
吉村順三の手がけた、大正屋に泊まります。
光りの射し込むロビーは、とても華やか。














本館、東館、離れとある中で、離れの「水晶の間」を予約しました。
扉を開けると、リビング・本間(10畳)、次の間(6畳)があります。(広くて、住みたい気分。)

本間と次の間の間に化粧コーナーがあり、
とても気に入りました。
部屋の浴室でも温泉が楽しめます。







4枚の大きな障子は、すべて壁の中に収納されます。




吉田五十八も、こういうの好きでしたよね。

ふすまの模様も、素敵。


次の間  
どこでくつろぐか、悩みつつ、庭を散策。池には亀がいるそうです。



苔玉が木漏れ日で光っていて、面白い風景でした。



ガラス越しに庭の緑を楽しみながら、緑茶をいただく。
柔らかな光に包まれて
日常を忘れるのも、いいものです。
建物だけではなく、インテリアまで手がけた吉村順三の空間。
こだわりは、大浴場にもあります。
「滝の湯」と「四季の湯」。私は滝の湯がおすすめ。美肌になったかどうかは、秘密です。(笑)

旅館のパンフレットは、
施設の案内が美しい写真で綴られ、ミニ写真集のよう。
オーナーの、建物ともてなしの心を大切に思う気持ちが伝わってきます。



包装の袋から出たい「姫リン」。 この話は、また次回。

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春の女子会

2018-05-19 | 
4月の中旬、レジャーシートを持って新宿御苑でお花見はどう?と話したら、
皆乗り気だったけれど、今年は異常気象で2週間ぐらい早く桜は散ってしまいました。
本来なら、八重桜が見事な季節なのに。
桜は散ってしまったので、どうしようと連絡したら、
「新緑も 綺麗よね!」との返事。
当日午後から雨の予報だったこともあり、
手ぶらでお散歩することに。
新宿東南口 9時集合。いつもながら、集合時間が早いです。





  

旧洋館御休所の脇の八重桜も、終わっていました。


大温室
 
  


つつじ山は、遠足に来た小さい子が、かくれんぼの真っ最中。賑やかでした。


大きなユリノキ チューリップに似た花が、満開。




母と子の森 ラクウショウの不思議な森を見せたくて。
白い花は、オオアマナ 




ハンカチの木
新宿御苑は、都会のオアシス。大好きな場所です。来年は、みんなで八重桜を見に来ようと誓ったのでした。

お昼を御苑前のお店で済ませ、目黒へ移動。平日なので空いているかなあと、果実園 リーベル 目黒店へ。
フルーツパフェを注文したのはいいけれど、けっこう時間がかかり チョット冷や汗。
天気予報は当たって、雨が降り出しました。
庭園美術館のすぐ隣だから、行ってみない?と誘ってみたものの
ごめん。隣ではなかった。。とても気になっていた建物は、リノベーションされて、港区の施設と生まれ変わりました。




雨と風が強く、傘が飛びそう。



感慨深いものがありました。

庭園美術館は、いつ来ても優美です。













もちろん、夕食をともにして解散。
この日、歩いた距離は15.88㎞。22,484歩。自分でもびっくり!
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武雄温泉新 楼門・新館

2018-05-06 | 近代建築
武雄温泉は九州の名湯で、開湯は約1,200年又は1,300年前といわれ、
歴史ある温泉(弱アルカリ単純泉)です。
写真では見ていましたが、まるでテーマパークの建物のような感じ。

楼門は、1914年、新館は1915年竣工。
浮世を忘れて、心ゆくまで温泉を楽しんでほしいという思いから竜宮城のような楼門になったそうです。
設計は、佐賀県出身の辰野金吾。近代和風建築も、有りなんですね。


2019年3月末まで見学できます
十二支見たかったなあ。



木造2階建ての新館(共同浴場)は、1973年まで共同浴場として使われていました。
現在は、重要文化財に指定されて公開中。







八角形の湯気抜き天井のある浴室外観
一階は、左右に男湯と女湯があり、同じ広さになっています。

大理石の浴槽

地元有田産のマジョリカタイル


二階は、休憩用の大広間や個室がいくつも。









おお、こんなところに。


正面入口2階には、火灯窓(花頭窓)があり、楼門がまるで絵のように見えます。

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有田 陶山神社 

2018-05-01 | 
境内にJR九州佐世保線の線路があり踏切が設置されています。
磁器製の大鳥居や狛犬など、初めてみました。多くは明治時代のものです。





















やきものの街、有田らしい神社です。

所在◇佐賀県西松浦郡有田町大樽2-5-1
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香蘭社 香蘭社陳列場

2018-04-29 | 西洋館










香蘭社本店は、明治38年(1905)に建てられた洋館です。
歴史を感じる空間は、大変美しく
並んでいる器より、天井ばかり見上げていました。
1階はショールームで、2階は古陶磁陳列館。香蘭社の歴史を学べます。

家では、縁取りに金をあしらったバラの小皿や、濃紺の縁取りのサザンカの銘々皿を使っています。


香蘭社のマーク「蘭の花」の透かし彫りがあしらわれた階段



外のトイレも、香蘭社仕様。

もう少し時間があればなあと思いつつ、後にしました。
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深川製磁本店  深川製磁陳列場

2018-04-26 | 近代建築
有田に着いて、一番先に向かったのは深川製磁本店。
2階の「参考館」見学の予約をしていました。
係の方の案内で、深川製磁の歴史と、名品の数々を鑑賞。
宮内庁御用達の器の遍歴など、興味深いものがありました。

建物は、1934年に建てられた
スクラッチタイルが美しい木造3階建。
トレードマークの富士山のデザインが、あちこちに。












お店の中から撮した一枚。

1階は店舗で、本店だけあり、高価なものから廉価なものまで品揃えは豊富です。

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藍水 らんすい のうつわ

2018-04-17 | 
3月中旬に長崎方面を旅してきました。
9時過ぎに長崎空港に降り立つと、気温は5℃。想定外の寒さでびっくり。桜は、まだつぼみでした。
アレヤコレヤと悩みつつ、1日目は波佐見・有田方面へ。

あこがれの「藍水」を目指します。

藍水のうつわを、初めて手にしたのは、松本の「陶片木」。
優しげな 草花の模様の器で、ちょっとゆがんでいたり、縁が波打つお皿。
今までみたことのない、うつわでした。
2011年冬2012年夏

道路際の駐車場に車をとめて、ドキドキしながら進みます。



店内に入ると、舞い上がってしまいました。ずーっと見ていたい。。そんな気持ちでいっぱい~。










 


紅茶を頂きました。


この日購入した小鉢



右は小皿と箸置きです。

家にある、藍水のお皿



陶片木と、東京ドームで開催されるテーブルウェア・フェスティバルで購入したものです。

ひまわりの大皿

見ていると、元気が湧いてきます。

食器棚を整理して、買ってきたお皿を並べました。
わくわくしながら、お料理を盛り付けています。
高価な器ですが、使って楽しみたいと思います。

うつわ藍水 らんすい
長崎県東彼杵郡波佐見町折敷瀬郷855-1
お店のトイレの洗面ボールも焼き物で、見事です。
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旧金毘羅大芝居「金丸座」

2018-03-12 | 日本建築
1835年(天保6年)に建てられた芝居小屋で、現存する日本最古の芝居小屋
「金丸座」を見学しました。

木戸は狭く、中に入ると、左右に下足を預かる場所があります。




華やかな空間。




楽屋



奈落には、スライド式に舞台へと昇っていく仕掛けがあり、人力で動きます。(ブラタモリで映っていました。)



竹で編んだ格子の天井から、花吹雪が舞うそうです。


移築復元、そして耐震構造補強を行い現在の場所にあります。
ここで春に催される「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は、
大人気で、すぐにチケットは売り切れるそうです。
現役の芝居小屋なのが、凄い!
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