とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

ジャイアンツが弱いからって

2006年07月09日 | とのさまの休日
  拙者はドラゴンズファンなのでなわけです。このところネタを書かないのもそのためってわけではありませんが、ネタファンの方々には面白くないでしょうか

  さて、そのジャイアンツですけど、開幕ダッシュに成功したのに交流戦を境に凋落の一途。ついにカープに抜かれて5位にまで落ちてしまいました。フジテレビには8月以降の試合中継を取りやめると言われ、朝日新聞では球団から東京ドームへの人工芝張替え要求に、選手の年俸を半分にして浮いたお金で張り替えれば誰もが素晴らしいと思うだろうと書かれる(7月8日付朝刊)など、全くもって言われ放題です。

  交流戦といえば昨年のドラゴンズもやはり、これを境に首位をタイガースに明け渡しましたし、来年からのセ・リーグは開幕ダッシュに慎重になる球団も出てくるのではないでしょうか。それにしてもマリーンズスワローズって、なんで交流戦になると目の色を変えてくるんでしょう? やはり賞金という“にんじん”は強い?? 特に今年は「燃え尽き症候群」の感があるマリーンズを見ると思います。

(閑話休題)
  そんなことでジャイアンツが弱いとテレビの野球中継がなくなってしまいます。8月以降のフジテレビの中継にドラゴンズ戦が含まれているかは分かりませんけど、首位チームの試合を中継しないなど暴挙と言わざるを得ないでしょう。どうせ名古屋の東海テレビは中継するでしょうし。
  tvkベイスターズ戦の中継が見られるだけ、まだ恵まれてるほうでしょうかね。

  かつて新聞社からの野球に関するアンケートで、テレビ中継のあり方に問題がある点(例えばシーズン前に放送カードを決めてしまい優勝争いのカードが見られないことなど)を指摘したことがあります。まぁ反映されることなどないでしょうな。視聴率が悪いのはカードが偏っているからということに、いつになったら気付くのでしょうか。それとも、ローカル局はともかく、読売様に逆らって他カード(特にパ・リーグ)を中継するような勇気ある放送局など存在しないのでしょうか。

  そういえば国電水道橋駅の発車チャイムが、10月下旬までの期間限定で球団応援歌「闘魂こめて」になるそうな。何で今さらという気もしますけれど。それなら関内駅はCoC(以下略)。

  ともあれ、いつまでも巨人巨人という時代は、とっくに終わっているのです。

武蔵小山麦酒

2006年07月08日 | とのさまの休日
  武蔵小山へ行ったついでにアーケード内の酒屋で買ってきたでござる。ラベルには「駅地下化記念」の文字がありまする。

  副原料を使わないオールモルトのピルスナータイプで、クセが少なく美味しかったでござる。でも330mlで380円とちと高価なのと、製造が大阪府箕面って…???

「東急ストアで買い物をして電車に乗ろう」

2006年07月06日 | とのさまの休日
  6月26日付の当ブログで、Suicaも利用金額に応じてポイント還元してくれればいいのに、ということを書きました。

  それが通じたってわけではないでしょうけど、東急が似たようなサービスを開始します。概要は7月3日付ニュースリリースをご覧ください。

  要するに東急ストアなどで買い物して貯めたポイントを、来年開始の共通乗車ICカードPASMOで使えるようにするというものです。ただ、東急ストアは200円で1ポイントですから、1000ポイントには20万円分の買い物が必要で、チト忙しいですね。レジ袋不要で2ポイントもらっても先は永そう…。ボーナスポイントもあるけど、そんなに買い物しないし…。

  ひとつ疑問があります。ポイントを移行するPASMOは東急で買ったものでないといけないのか、それとも他社のものでも可なのかという点です。でも自社カードだけが対象なら、他社が同じようなサービスを始めた場合に何枚ものPASMOを持つ羽目になってしまい、共通カードのメリットに乏しくなってしまうため、どこの会社のでも可にしていただきたいところです。東急沿線以外にも東急ストアはあるわけですし。

  最強の使い道としては、貯めたポイントをPASMOに移行して、駅の券売機で回数券を買うことでしょうか。東急とトーチカの回数券は金額式なので、どの駅からでも乗れて、乗り越ししても差額精算で済むため発売開始時から愛用しています。現行の電車《共通》カード「パスネット」でも回数券の購入は可能ですから、おそらく踏襲されると思います。

  おっと、これはヤバイと回数券を廃止しないでくださいね。

駅のエスカレータ考

2006年07月05日 | 新聞×読み
  新聞の投書欄などでもエスカレータの乗り方については議論がかまびすしいところです。やれ片側は急ぐ人のために空けろとか、それは間違った乗り方だと双方に主張がある。一応の正しい乗り方は業界団体が提示していますけど、あまりにも実態にかけ離れすぎ、もはや非現実的と言えましょう。

  それはさておき、拙者としては駅に限ってはエスカレータは原則不要ではないかと考えます。せいぜいホームと改札など1フロア分の上下しかありませんし、バリアフリーならエレベータで事足りると思うのです。(地下5階のような地底駅については改めて考えることにします)

  そのエスカレータも、昇降口が2か所あれば、それぞれに上りと下りを分けて作ればいいものを、同じ側に上下を作って、しかも階段を併設しないから余計に始末が悪い。これでは急ぐなら階段を使えと言われても著しい迂回を強いられ、かえって時間がかかります。

  しかもホーム→改札方向のは電車到着時以外は無人なので甚だ効率が悪い。東急でも東横線の武蔵小杉や日吉のように、分けて設置した例はすでにあるのに、新しくなった反町や目黒線の武蔵小山、西小山ではまた同じ愚を繰り返しているのはどうしたことか。おそらく保守点検の作業性優先で利用者の身になぞなっていないのでしょう。

  同じように何人もが一度に通れる広い階段を潰して上下1基ずつのエスカレータにしてしまった南武線の武蔵小杉は、電車到着のたびにホームが大混雑するようになってしまい明らかな失敗です。さらにエスカレータの混雑を嫌った人々が階段に近い車輌に集中するようになり、特定の車輌が大混雑するという弊害も起こっています。これは鉄道側にとってもデメリットでしょう。

  交通バリアフリー法の下で画一的にでも設置を進めねばならないのでしょうが、乗客の流れなど少しシミュレートしてみればより良い方法が浮かぶはずです。それとも「エスカレータなんか付けてもかえって混乱するだけだぞ」という点を示すための、国に対する無言の抗議なのでしょうか。

新生 武蔵小山駅探訪

2006年07月04日 | とのさまの休日
  去る2日未明に東急目蒲線(電鉄の呼称は目黒線)の不動前~洗足間がやっとこさ地下になりました。

  「やっと」と書いたのは、1994年発行の某鉄道誌に「平成14年(2002年)完成予定」とあるので、延び延びになっていたってわけです。もはや工事がいつ始まったのかさえ定かでありません。

  それはともかく実家へ行くので乗ってみることに。
  やって来たのは西高島平行きの石原、もとい都営車です。洗足駅を出て新線区間へ入った途端に下りの急勾配が。まだ安全確認のため電車は徐行します。地上時代も1000分の22という急勾配だった区間です。そろそろと電車は西小山へ。ホーム柵の開閉チャイムが従来よりもトーンがやや高くなっています。電車は徐行運転のまま右へカーブして武蔵小山へ。スピードアップを伴うダイヤ改定が9月なので、あまりスピードを出しても早く着きすぎてしまうのでしょう。

  武蔵小山は急行との接続を考慮して待避設備があります。当初は急行通過の計画だったのが、地元商店街が資金を出して急行が停車できるようにしたのです。かつてはアーケード側出入口に、誰がいくら出したという一覧表が掲げられていました。拙者の実家にもカンパ依頼の回覧板が来たことがあります。

  さて、今までの武蔵小山駅は島式ホームといって、ひとつのホームの左右に上下の電車が発着するというスタイルだったのですが、新駅は上下ホームが別になりました。そのため今までは目黒方と大岡山方のどちらから乗っても右のドアが開いていたのが、左に変わったわけです。これに慣れるのにしばらくかかるかもしれません。

  駅の出入口は今のところ高校の前に1か所だけ。将来はアーケード側にもできる予定だとか。それまではラッシュ時間帯なぞ混雑するでしょうね。出入口と改札階とを結ぶエレベータはまだなく、車椅子用のリフトが備え付けられています。

  最後に気になったのが、ホームに冷房があるか。今日の午後は涼しかったので判然とせず、また暑い日に改めて訪れることにしましょう。でもホーム中程に待合室があるため、冷房はそこでってこともあるかもしれません。東急に新たなサウナ駅誕生か?

哀歌第9部 ~横浜プリンスホテル

2006年07月02日 | とのさまの休日
  JR根岸線磯子駅を降りると、山の上に聳え立つ巨大な建物があります。それが横浜プリンスホテルで、去る6月30日で歴史に幕を閉じました。
  日韓蹴球世界杯のときはタクシーの乗客が新横浜プリンスホテルのつもりで「横浜プリンスホテル」と告げたため、ここへ連れてこられたり、小机のサッカー場のつもりで「横浜スタジアム」と告げて関内の野球場へ連れてこられたり、そんなエピソードも苦笑ものでした。

  拙者は一度も泊まったことはありませんし、結婚式や夏のビアガーデンなどで訪れたこともありません。では何に思い入れがあるのかというと、やはり仕事絡みです。

  地図にフロアガイドを載せるため(例えば1階に花屋、レストラン○○、といった感じで)フロントへパンフレットをもらいに行くのです。高級ホテルにジーンズ姿の男というのも極めて不釣合いですが、それでも身分や来訪目的を明かせば警戒心は和らぎますし、係の方々は親切でした。

  かつては磯子駅前から送迎バスが運行されていたのですが、それもかなり前に廃止されています。というのは、かつて国道16号沿いにあったボウリング場が閉鎖され、跡地にマンション、その名もプリンスハイツが建ちました。

プリンスブリッジ


  そのマンションの一角にホテルへの専用通路が設置され、そこを通るようになったわけです。1階入口からエレベータを上がり、プリンスブリッジと称される橋を渡れば、そこはホテル。ところがこの通路もホテル利用者以外は通行不可とされながら、山の上の住人が買い物などの生活通路に使っていたのが日常です。高級ホテルにスーパーのレジ袋を提げたおばちゃんというミスマッチも、ここならではだったのかもしれません。(褒めていいのかどうか(^^;) 実は拙者も何度か通っております。

  この通路も今はどうなっているのか、まだ見に行っていません。でも跡地はマンションになるようなので、住民向けの通路として残るのではないでしょうか。でも麓のマンションとは所有者が違うはずなので、新マンション住民が使用料を支払って専用とするのか、あるいは公道扱いとするのかはわかりません。

  磯子駅を降りて山の上に聳え立った威容も時が経てば忘れてしまうでしょう。でも麓のマンションと共にプリンスブリッジの名前は、名残として残してほしいものと思います。