今日は残念なニュースがありました。
J3の秋田さんが2014年から2019年まで常態的に観客動員数の水増しを行っていたことが発覚し、それに対する処分が発表されました。でも罰金400万円はそんなに重い処分とは思えない金額ですけど・・・。
今シーズンの秋田さんは成績もいいだけに、現場とは無関係のこういうところでマイナス評価を下されるのはもったいないですし、非常に残念に思います。懸命に戦っている選手達がかわいそうです。
過去を振り返ると2010年当時J1だった大宮さん、2017年のJ2長崎さん、そして昨年はJFLの奈良クラブさんなどが観客動員数の水増しを行っていたことが発覚、制裁金の処分を下されたことがありました。
Jリーグの規約には以下のような条文がございます。
第23条〔Jクラブの健全経営〕
②JクラブはJリーグに対し,各会計年度終了後105日以内に次の書類を提出しなければならない.
(1)当該会計年度の貸借対照表および損益計算書
(2)主管した試合およびイベント等の収支明細書
④Jクラブは,前2項の書類に虚偽の記載をしてはならない.
実体が伴わない水増し発表ですから、当然ながら収支報告にも虚偽の申告をしている可能性があり、秋田さんはこの条文に反する可能性があります。
そしてJリーグの制裁は以下のように規定されています。
第149条〔制裁の種類〕
①Jクラブに対する制裁の種類は次のとおりとし,これらの制裁を併科することができる.
(1)譴責 始末書をとり,将来を戒める
(2)制裁金 1件につき1億円以下の制裁金を科す
(3)勝点減 リーグ戦の勝点を1件につき15点を限度として減ずる
(4)出場権剥奪 リーグカップ戦における違反行為に対する制裁として次年度のリーグカップ戦への出場権を剥奪する
(5)除名 Jリーグから除名する(ただし,総会において正会員現在数の4分の3以上の多数による議決を要する)
さすがに今回も勝ち点の剥奪にまでは発展しないと思いますが、譴責で済まされる事態ではありません。秋田さんの案件は制裁金が科されるのが極めて妥当な判断だと思いますが、その金額に関してもきちんと規定があります。
第159条〔2,000万円以下の制裁金〕
次の各号のいずれかに該当する場合は,2,000万円以下の制裁金を科す.
(1)第23条〔Jクラブの健全経営〕第4項に違反した場合
2017年の長崎さんには制裁金300万円、2010年の大宮さんには制裁金2000万円が科されています。そして今回の秋田さんに科される制裁金は400万円でした。
長崎さんと秋田さんに比べて10年前の大宮さんに対する制裁金が巨額なのは、大宮さんの案件がJリーグにおける初の水増し発覚だったためでしょうか?見せしめのために規定上限いっぱいの制裁金が科されたのかも知れませんが、長崎さんと今回の秋田さんに科された金額は事の重大さを鑑みてれば非常に軽い処分に思えてなりません。
今シーズンは観客動員にも制限がありますから不正をしてまで水増しするメリットはまったくありません。もし万が一現在も不正を行っているクラブがあれば、この機会に止めて欲しいです。さすがにないでしょうけど。
観客動員数の虚偽申告はクラブの、そしてJリーグの信頼を失墜させる非常に悪質な行為です。もう二度と同じような行為で罰せられるクラブが出ないことを願いたいです。
J3の秋田さんが2014年から2019年まで常態的に観客動員数の水増しを行っていたことが発覚し、それに対する処分が発表されました。でも罰金400万円はそんなに重い処分とは思えない金額ですけど・・・。
Jリーグ、ブラウブリッツ秋田の懲罰決定を発表。入場者数の水増しなどで罰金400万円「自らの運用を顧みず、その後も本件行為を続けてきたものであり、その責任は重い」https://t.co/Nt9sJsM4wn
— フットボールチャンネル⚽️ (@foot_ch) September 17, 2020
ブラウブリッツ、入場者数水増し 罰金400万円 #akita #秋田 https://t.co/TIkwillWzp
— 秋田魁新報社 (@sakigake) September 17, 2020
今シーズンの秋田さんは成績もいいだけに、現場とは無関係のこういうところでマイナス評価を下されるのはもったいないですし、非常に残念に思います。懸命に戦っている選手達がかわいそうです。
過去を振り返ると2010年当時J1だった大宮さん、2017年のJ2長崎さん、そして昨年はJFLの奈良クラブさんなどが観客動員数の水増しを行っていたことが発覚、制裁金の処分を下されたことがありました。
Jリーグの規約には以下のような条文がございます。
第23条〔Jクラブの健全経営〕
②JクラブはJリーグに対し,各会計年度終了後105日以内に次の書類を提出しなければならない.
(1)当該会計年度の貸借対照表および損益計算書
(2)主管した試合およびイベント等の収支明細書
④Jクラブは,前2項の書類に虚偽の記載をしてはならない.
実体が伴わない水増し発表ですから、当然ながら収支報告にも虚偽の申告をしている可能性があり、秋田さんはこの条文に反する可能性があります。
そしてJリーグの制裁は以下のように規定されています。
第149条〔制裁の種類〕
①Jクラブに対する制裁の種類は次のとおりとし,これらの制裁を併科することができる.
(1)譴責 始末書をとり,将来を戒める
(2)制裁金 1件につき1億円以下の制裁金を科す
(3)勝点減 リーグ戦の勝点を1件につき15点を限度として減ずる
(4)出場権剥奪 リーグカップ戦における違反行為に対する制裁として次年度のリーグカップ戦への出場権を剥奪する
(5)除名 Jリーグから除名する(ただし,総会において正会員現在数の4分の3以上の多数による議決を要する)
さすがに今回も勝ち点の剥奪にまでは発展しないと思いますが、譴責で済まされる事態ではありません。秋田さんの案件は制裁金が科されるのが極めて妥当な判断だと思いますが、その金額に関してもきちんと規定があります。
第159条〔2,000万円以下の制裁金〕
次の各号のいずれかに該当する場合は,2,000万円以下の制裁金を科す.
(1)第23条〔Jクラブの健全経営〕第4項に違反した場合
2017年の長崎さんには制裁金300万円、2010年の大宮さんには制裁金2000万円が科されています。そして今回の秋田さんに科される制裁金は400万円でした。
長崎さんと秋田さんに比べて10年前の大宮さんに対する制裁金が巨額なのは、大宮さんの案件がJリーグにおける初の水増し発覚だったためでしょうか?見せしめのために規定上限いっぱいの制裁金が科されたのかも知れませんが、長崎さんと今回の秋田さんに科された金額は事の重大さを鑑みてれば非常に軽い処分に思えてなりません。
今シーズンは観客動員にも制限がありますから不正をしてまで水増しするメリットはまったくありません。もし万が一現在も不正を行っているクラブがあれば、この機会に止めて欲しいです。さすがにないでしょうけど。
観客動員数の虚偽申告はクラブの、そしてJリーグの信頼を失墜させる非常に悪質な行為です。もう二度と同じような行為で罰せられるクラブが出ないことを願いたいです。