工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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第14期決算及び役員人事

2020年05月29日 19時27分41秒 | サッカー馬鹿
どうやらJ2は6月27日から再開するようですね。







この話題は明日、詳しく見るとして。



おとといJリーグが各クラブの財務状況を報告していましたが、本日栃木SCが第14回定時株主総会を開き、決算概要及び役員人事について報告され、承認された模様です。



それでは、過去2年の推移も含めて今期の決算を見てみます(第12期→第13期→第14期、昨期との比較)。

【売上高】 6億5800万円→9億6200万円→9億7500万円(+1300万円)
※広告料収入 4億0800万円→5億2500万円→5億0600万円(-1900万円)
※入場料収入 5900万円→1億1500万円→1億1300万円(-200万円)
※Jリーグ分配金 3800万円→1億5000万円→1億4500万円(-500万円)
※その他収入 1億5200万円→1億7200万円→2億1100万円(+3900万円)
【売上原価】 5億0300万円→7億4600万円→7億4700万円(+100万円)
【販売費及び一般管理費】 1億6000万円→2億0000万円→2億1200万円(+1200万円)
【営業利益】 500万円→1400万円→1600万円(+200万円)
【経常利益】 900万円→1200万円→1400万円(+200万円)
【当期純利益】 400万円→1000万円→1000万円(±0万円)

売上高はクラブ史上最高額。当期純利益も6期連続の黒字決算となりました。選手数がかなり多かっただけに人件費がかさんでやや赤字決算になるかな?と思っていたので、1000万円もの黒字を計上したのには驚きました。経営陣は上手くやっていると思います。

現Jリーグ専務理事の木村正明氏が岡山さんの社長時代、「大幅な黒字はスポンサーに対して失礼」ということを語っていた記憶があります。
サッカークラブは企業のスポンサードで得たお金を勝利のために使いますよね。スポンサーはチーム強化のためにお金を出しているので、それをきっちり使い切って強いチームを作り、限りなくゼロに近い収支にするのが理想だというわけです。大幅な赤字決済は問題だけど、スポンサーからいただいたお金を使い切れず余らせて計上した大幅な黒字決済も実はスポンサーに失礼だと。そんなお話をしていました。
サッカークラブとしての理想は、チームを強化して収支を限りなく±0に近くすること。そう考えれば第14期の1000万円という黒字決済は非常に優秀なお金の使い方をしていると視ていいと思います。逆に多少の赤字も債務超過に陥らなければ全く問題ないわけで、先日琉球さんが該当した2018年度からの新ルール(3期以上連続赤字でも、連続赤字の最終年度における期末純資産残高が当該年度の赤字額の絶対値を上回っている場合はライセンスの交付に影響しないというもの)は過度に保守的になるのを防ぎ、サッカークラブの特異性を最大限に活かせるものですよね。



ただ、無計画な赤字計上は賢いやり方とは言えません。±0を目指してやや黒字傾向で決算する、今の栃木SCのようなやり方が最も安全な経営方針でしょうか。いろんな話を耳にしますけど、私が橋本社長の経営方針を支持する理由のひとつです。



そして役員人事では前営業部部長の綾井隆介氏が退任しておりますね。綾井氏がなぜ退任したのかはわかりませんが、以前こんなことを語っていました。

「(浦和)レッズとかセレッソ(大阪)とかと違って、クラブ名が『栃木サッカークラブ』だとブランド力が限定されてしまって、県外のスポンサーを集めにくいんですね。歴史のあるクラブですから、長年応援している人ほど愛着があることは理解しています。ですが、クラブのブランド力を上げていくためにも、早ければ数カ月後には近いうちに結論を出したいですね」

クラブ名変更の議論は綾井氏から始まった話なのでしょうか?今後クラブ名変更の方針に何らかの影響が出るかも知れませんね。

OGPイメージ

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綾井氏に代わり、現営業部部長の飯野博充氏が新任されています。サポーターからフロント入りしたみっちゃん、ついに役員になってしまいましたね。がんばってるなぁ(^^)
コメント
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