毎週来てくれる小学6年生の女の子がいます。初診は小学4年生の頃でしたから、もうかれこれ2年も通ってくれている鍼灸治療のベテランです(^^)
初診の頃は小さくて身体の線も細く、まだまだ幼い子どもでした。それが、6年生にもなると急に背が伸びてきたように感じます。腕や足も太くなり、背中やお腹にも少しずつお肉がついてきて、日に日に成長していくのがわかります。
こうしてお子さんの成長を見守る事ができるのもまた、この仕事の大きな喜びでもあります。自分の子どもの成長とはまた違った感覚ですよね。
お母さんに「○○ちゃん、この頃急に大きくなってきましたよね」というお話をしたら、「本人は“太った、太った”って気にしてるんですよぉ・・・」というお返事が。
それは成長なんだよ、太ったわけじゃないんだよ、何気にしてるの!?
・・・ま、こう思うのも女の子の成長の証でしょうか(^^;) こういう変化も子どもから大人への第一歩ですものね。
お子さんの場合、治療は大人より簡単なものになります。大人と同じように治療をしてしまうと刺激が多すぎて発熱したり下痢したりしますから、とにかく慎重に脈を診ながら治療を進めます。鍼やお灸の量も少なくなりますから、必然的に治療時間も短くなります。
大人と子どものちょうど中間である思春期真っ只中のお子さんは、治療が不足すれば効果は得られませんし、逆に治療し過ぎてもうまくありません。この調節が非常に難しく、一番慎重に治療を進めなければならない年代の患者さんだと言えます。
そろそろ少し治療を変えて行かなければならない時期ですね・・・。この微妙な変化がまた難しくて治療も少々悩んでしまいますが、悩んだ分だけ喜びも大きくなるものですv(^^)v