工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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暑かった

2006年07月14日 20時14分49秒 | 工藤鍼灸院の出来事
静岡・天竜で38・2度 列島各地で猛暑 (共同通信) - goo ニュース

いや、今日は本当に暑かった!午前中はとっても晴れていたのに、お昼には突然の雷雨。何だかわけのわからない一日でした。

これだけ暑いと熱中症が心配です。皆さん大丈夫かな・・・と思っていたら、おひとりでしたがそれらしい患者さんがいらっしゃいました。お仕事でずーっと外にいたら体調が悪くなったそうです。
普段は脾虚肝実証で治療している方なのですが、今日は腎虚証でした。来院された際にはずいぶん落ち着いた頃だったようですが、それでもまだ来院時には心熱が旺盛な状態でした。

素問の六節蔵象論には「心は陽中の太陽となし夏気に通ず」とあります。心は夏に盛んに働く臓なのですが、心は元々陽気の多い臓ですから、陽気が多くなりすぎないように通常は陰の臓である腎の気が心熱を抑えています。
しかし、腎気の作用が追いつかなくなるほど陽気が盛んになってしまうと激しい動悸や胸の痛みなどを訴えるようになり、さらに心の陽気が極端に盛んになり過ぎてしまうと重度の熱中症になって死に至るのだと思います。

じゃあ、腎気が盛んならそれで安心か?というとそうでもなく、熱中症の場合とは逆に腎気が旺盛になりすぎると今度は心の陽気がなくなって死に至ります。

腎と心(陰と陽)のバランスは生命活動の維持にとっては非常に重要なのです。冷やしすぎず、暑すぎず。冷房やクールビズなど、上手に工夫をしてこの夏を乗り切っていきましょう!!

・・・というわけで、私、今年の夏は短パンで仕事します。
コメント (1)
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