瀬戸際の暇人

只今、夏休み中

2017年、クリスマスには歌を歌おう♪その11

2017年12月31日 18時11分35秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
いよいよ1年が終わるわねェ~今年は貴方にとって良い年だったかしら?
来年は…取敢えず今年より暖かくなれば良いと思うわ。
寒かった1年を締め括る様に、今日なんか東京では雪が降ったそうよ!
メリー北国出身だけど、寒いのは苦手なの…。

「少年&青年漫画に登場するクリスマス・シーン」、第11夜目に紹介するのは――大晦日だよ!「ドラえもん」!!
以前は大晦日恒例テレビ番組の1つだったわね。
1970年頃~1996年まで、小学館発行の月刊学年誌「よいこ」・「幼稚園」・「小学一年生」~「小学六年生」等で連載。
当時の作者名義は「藤子不二雄(藤本弘氏と安孫子素雄氏のユニット名)」で、現在は「藤子・F・不二雄(藤本弘氏)」名義…な事はよく知られてるわね。
未来からタイムマシンに乗って、やって来た狸、もとい猫型ロボットの「ドラえもん」が、勉強も運動も苦手な小学生「野比のび太」を助けようと、お腹の四次元ポケットから未来の道具を出しては、ご近所を巻き込む大騒動に発展する物語。
1979年2度目のテレビアニメ化が大ヒット(1度目のテレビアニメ化は1973年に日本テレビで放送)…以来ずっとテレビ朝日で放送中の国民的長寿アニメ。
タケコプター、どこでもドア、机の引き出しの中のタイムマシン…貴方も昔憧れたんじゃないかしら?

その「ドラえもん」の中より今回紹介するのは、小学館てんとう虫コミックス8巻に収録されている、「マッチ売りのドラえもん」!

楽しいクリスマス・イブなのに、のび太の心は憂鬱…。
理由は同じ組の憧れの女の子、しずちゃん(本名:源静香)の家での毎年恒例クリスマス・パーティーで、隠し芸をやらねばならないから。
芸事に疎い彼としては出来れば遠慮したい、でもクリスマス・パーティー自体は行きたいし、行ったからには隠し芸をやらないとクラスのガキ大将ジャイアン(本名:剛田武)に怒られる。
そこで何時もの如くドラえもんに、何か良い知恵無いか訊きに行くと、ドラえもんも心得ていて、事前に考えてくれていた。
「この本読んでみな」と差し出したのは、アンデルセン作「マッチ売りの少女」の絵本…今更ァ?と思ったのび太だけど、取敢えず頁を開いてみる…。

「マッチ売りの少女が、こごえそうになって、マッチをすりました。
 光の中に、あたたかいストーブが…おいしそうな食べ物が…クリスマス・ツリーが…大好きだったおばあちゃんがあらわれました――
 
 ――そしてマッチ売りの少女は、おばあちゃんにだかれて、天へとのぼり…」

「…何べん読んでも悲しい話だなァ」と涙を流すのび太に、ドラえもんは驚きの事実を告げた。
「実はこれ本当に有った話なんだ。
 未来の世界から、タイムマシンで昔へ行った人が、『ドリームマッチ』を落として来たんだ!それを少女が拾ったんだよ」

…へ~知らなかった…マッチ売りの少女って、ノンフィクションだったのね――ちょっとちょっと~~!!実しやかに嘘吐くわねェ~。
「マッチ売りの少女」はデンマーク出身の童話作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの作として1848年に発表された、れっきとしたフィクションなんだからァ~とツッコミする間も無く、ドラえもんは四次元ポケットの中より「ドリームマッチ」を取り出したの。(ここ、頭の中で例の効果音流してね♪)

「ドリームマッチ」とは、心に思ってるものを映し出すマッチとの事。
「これで皆が思ってる事を次々当てれば、良い隠し芸になるんじゃない?」と、ドラえもんはのび太に言った。
出されれば早速試したくなるのがのび太――シュッとマッチを1本擦ると、モデルガン、双眼鏡、車のプラモデル等が、炎の中に浮かんだ。
「何だ、これ?」
「今年のクリスマス・プレゼントに、ぼくが欲しいと思ってる物!」

良い機会なので、パパやママが今年クリスマスに何をくれる積りか、探りに行くのび太(とドラえもん)。
居間で寛ぐパパの前でドリームマッチを擦ってみる――すると炎の中に浮かんだのは、大きな目覚まし時計。
当てられたパパは、「これでもう寝坊しなくて済むだろう」と言った。
ガッカリしたのび太は、今度はママの前でドリームマッチを擦ってみた――炎の中に浮かんだのは恐怖のゲンコツ!
「火遊びはいけません!!」と叱られた2人は、一目散に逃げ出した。

夕方、のび太とドラえもんは、ママに帰りが遅くなる事を告げて、しずちゃんの家に出掛けた。
のび太達が出掛けた後、パパはママに「折角のクリスマス・イブなのだし、久し振りに夫婦水入らずで、映画でも観に行かないか?」と誘った。
パパの言葉に大喜びで頷くママ。

一方、のび太は道々ドリームマッチを擦って遊んでたせいで、まだしずちゃんの家に着いていなかった…ドラえもんに「遅刻するぞ!」と急かされ、目的地へ向かう。
すると今日のパーティーに参加する筈の友人達が、ゾロゾロ道を戻って来るのに出くわした。
「実は…」と、金持ちボンボンのスネ夫(本名:骨川スネ夫)が、訳を話そうと口を開く、そんな彼にのび太は「当ててみせるから!」と言って待ったをかけた。
ドリームマッチをシュッと擦る――炎の中に浮かんだのは、熱を出してベッドに寝ている、しずちゃんの姿…そうか、それでパーティーは取り止めたのか、と合点がいくのび太。
折角隠し芸を用意したのに~とガッカリしたものの、パーティーの招待者が病気じゃ仕方ない。

外は木枯らし吹いて寒いから、早く家に帰って暖まろう…と、のび太とドラえもんは引き返した…が、自宅に戻ってみれば鍵が掛かってる!!
どうやらパパとママは出掛けたらしい。
門の前で震えながら待つも、パパとママはなかなか戻らなかった。
お腹も減って来たし…クリスマスだってのに、何て悲惨なんだ!!
「そうだ!あのマッチで暖まろう…!」
2人は鼻水垂らしながらドリームマッチを擦り続け、考えられる限りの暖かい&温かい物を思い浮かべる。
ストーブ…湯たんぽ…暖炉…焚き火…ラーメン…大火事…
「…マッチ売りの少女の気持ちが解るなァ…」と呟くドラえもんだった。


…2人とも、大火事は倫理的に不味いんじゃないかしら?(笑)
でも思い浮かべずに居られないほど寒い状況なのが良く解ったわv
のび太君は珍しくジャイアンに虐められず、スネ夫に馬鹿にされず、しずちゃんに嫌われもせずに済んだけど、悲惨なクリスマスに終わったわね~。
ちなみに「マッチ売りの少女」は、作中にクリスマス・ツリーが登場する事で誤解されがちだけど、クリスマス・イブの話ではないの。
詳細は以前の記事を読んで頂くとして…実は大晦日の話なのよ。

という訳で今夜紹介するクリスマス・ソングも、英語圏では大晦日に歌うのが慣わしになってる、「Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)」――ではなく、今回はその日本バージョン「蛍の光」!
スコットランド民謡が原曲の「Auld Lang Syne」は、再会した旧友と思い出話をしながら酒を酌み交わす、という詞の内容…ところが日本に渡り、稲垣千頴氏が詞を作ってあてた「蛍の光」は、卒業式やデパートの閉店時等で頻繁に流された為に、再会とは逆の「別れ」のイメージが強く染み着いてしまったの。
でも今の日本でも、大晦日恒例のNHKテレビ番組「紅白歌合戦」のエピローグや、ディズニーランドのカウントダウンに使われたりしてるわね。
歌はこちらを参考にしてちょうだい♪
それと英語バージョンの方も貼っとくから聴いてみて♪
それじゃあ皆、良いお年を迎えてね♪



【蛍の光(Auld Lang Syne)】




蛍の光♪ 窓の雪♪
書(ふみ)読む月日♪ 重ねつつ♪
何時しか年も♪ すぎの戸を♪
開けてぞ今朝は♪ 別れ行く♪

止まるも行くも♪ 限りとて♪
互(かたみ)に思ふ♪ 千万(ちよろづ)の♪
心の端を♪ 一言に♪
幸(さき)くと許(ばか)り♪ 歌ふなり♪



…こんばんは、びょりです。
今日は間に合ったぞ…!
今回は何となく英詞で全部通そうかと思ったのですが、東京に雪が降ったもんで…「窓の雪」~♪って事で、そっちを取り上げました。

ドラえもんは今も大晦日に放送してるけど、枠が夕方に移ったようで…。

今夜の写真は上野駅にパンダツリーと共に飾ってあった、でっかい熊手。
クリスマスに歳末に正月にと、日本の街は忙しい。
では皆さん、良いお年を~!

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2017年、クリスマスには歌を歌おう♪その10

2017年12月30日 23時55分10秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
明日は大晦日…今年も色んな出来事が有ったわね。
日本は雨ばかり降って全体的に寒い年だったわ、一年を表す漢字一文字、今年は「北」に決定したそうだけど、メリー的には「水」かと思った。
世界では相も変わらず人種や宗教の違いを理由に争ってばかり、同じ人間同士だってのにメリー悲しくなるわ。
「少年&青年漫画に登場するクリスマス・シーン」、第10夜目は和製インディ・ジョーンズ「MASTERキートン」より!

「MASTERキートン」は1988年~1994年にかけ、小学館発行のビッグコミックオリジナルで連載された作品で、原作&作画は浦沢直樹氏、他、脚本一部担当で勝鹿北星氏と長崎尚志氏…一時、作品の原作者が誰かを裁判で争う事態に発展し、単行本の増刷がストップしたってニュースが出たわね。
現在「完全版コミックス」では5巻までが勝鹿氏と長崎氏で、6巻以降は勝鹿氏と浦沢氏が脚本担当とクレジットされてるようね。
内輪のドロドロはさて置き、作品の粗筋を紹介――主人公は「平賀=キートン・太一」、日本人の父親とイギリス人の母親との間に産まれたハーフで、国籍はイギリス。
オックスフォード大学出身、胡桃沢大学の考古学講師にして、世界的保険市場ロイズの下請け保険調査員(オプ:探偵)にして、元SAS(イギリス特殊空挺部隊)のサバイバル教官という、3つの顔を持つ男。
現地で調達した物を利用して、戦闘・脱出をこなす生存術(サバイバル)のエキスパートながら、普段は大石内蔵助を彷彿させる昼行灯タイプ…人は彼を「マスター・キートン」と呼ぶ。
尚、バツイチで美人の娘には頭が上がらず――う~ん、強く賢くバツイチとはいえ美人の妻と可愛い娘持ちって、如何にも大人男子が憧れるヒーロー像ねェ。
そんな万能キャラのキートン先生が、趣味の発掘調査や、探偵業等で、世界を股に掛ける物語。
でも今回は、主人公が発掘も探偵もしない箸休め的なものを紹介――第5巻収録「ノエルの休戦」!

世界最古かつ最大級のクリスマス・マーケットが立つ事で観光客に人気の古都、西ドイツ、フランクフルトの町…クリスマスより1日早い夜、キートンは5年前に大学で講師をしていた際、知り合ったアメリカ人の元留学生にばったり出くわした縁から、彼が参加する集まりにゲストで招かれる事になった。
キートンを招いたのはMr.アンダスン、現在の職業は米国製の電子機器を欧州地区に売り込むセールスマンで、業界ではNo.2の成績だとか。
Mr.アンダスンの説明によると、今夜のパーティーの主旨は、日頃同じ業界で争ってるライバル企業のセールスマン3人が、クリスマスを理由に休戦協定を結び、仲良く酒を飲もうって事らしい。
ドイツの地鶏で作るローストチキンが美味いと評判のレストランに着くと、参加者の1人であるフランス人のMr.モレルが先にテーブル席に座って待っていた。
彼はフランス製の電子機器を欧州地区で販売するセールスマンで、業界ではNo.3の成績との事だ。
Mr.アンダスンは、キートンを今夜のゲストだとMr.モレルに紹介し、未だ全員揃ってはいないものの、取敢えずパーティーを始める事にした。

会食をしている最中、Mr.モレルが腕時計をチラチラと見た。
見た目から神経質そうな紳士の彼は、Mr.アンダスンが評する所によると、「フランス人には珍しく時間に煩い」らしい。
「あの男、我々が嫌いで来るのを止めたかな?」と言って、Mr.アンダスンも周囲をキョロキョロ見回した。
その険の有る言い方から、キートンはこれから来る予定の男を、Mr.アンダスンがあまり好いていない事を察する。
そこへ慌てて店に入って来た男が、Mr.アンダスンと目が合うや、恐縮頻りでテーブルに近寄って来た。
3人目の参加者はMr.山本と言い、日本製の電子機器を欧州地区で販売するセールスマンで、成績は業界で1位との事だった。

参加者全員が揃った所で、テーブルの上にレストラン自慢の、ドイツ地鶏のローストチキンが運ばれた。
Mr.アンダスンもMr.モレルも一口食べるや、「この味にはわが国も敵わない!」と称賛を贈る。
Mr.アンダスンは黙々と食べるMr.山本にも、料理の味の感想を訊ねた。
しかしMr.山本は質問に答えず、遅刻した事を詫びるばかり…入ってから彼はずっとこんな調子で、Mr.アンダスンらが愛想良く世間話を振っているのに乗りが悪い。
生真面目そうな7:3分けの髪型、小肥りの体型、感情の籠らない話し方…Mr.山本の見た目は極めて典型的日本人像だ。
しつこい位に謝罪を繰り返すMr.山本に、Mr.アンダスンは「おたくら日本人はクリスマスも新年も休み無しで忙しいからね」と、皮肉を籠めて返した。
それに対してMr.山本が「いや…まあ…」と曖昧に頷く。

…どうやらMr.アンダスンって人、明朗快活な性格とは裏腹に、偏見が割りと強い人みたい。
思い返せばMr.山本にだけでなく、Mr.モレルに対しても「フランス人には珍しく~」なんて言い方してたし…大体、商売敵が揃って和やかにパーティーしようってのが、土台無理が有ったのかも…。

Mr.モレルは場の空気を変える目的で、クリスマスに纏わる話題を振った。

「クリスマスはキリストのミサ(祭)という意味ですが…ラテン語圏では古くから『ノエル』と呼ばれていました。
 『ノエル』とは、『キリストの誕生』という意味です…私はこの言葉が大好きだなァ」

聖なる日に喧嘩は止そうと暗に仄めかすMr.モレル。
けれどMr.アンダスンには通じず、彼はMr.山本の目の前で、「こういう時、日本では『ブレイコー』って言うんですよね!」等、尚も嫌味ったらしく日本人を馬鹿にする。
その間もMr.山本は能面の様に無感情な顔で、黙々と食事をし続けていた。

二次会で飲み直そうという事になり、場所をバーに移す4人。
しかしそこでもMr.アンダスンは日本人への口撃を止めない。
Mr.山本が言い返さないのを良い事に、嫌味は何時しか私怨の籠った批判へと変化した。
「…日本人達は、本当は欧米人を嫌っていて、それで何もかも買収しようとしてるんじゃないか?
 我々の様に好き嫌いをはっきりさせない連中だから、そのストレスを商売で吐き出してるんだ!
 欧米人が働かない時でも働く勤勉な日本人…そのくせ家族サービスするのはクリスチャンでもないのにイブの日だけ」「おい、おまえ!」
言いたい放題のMr.アンダスンに、Mr.山本の堪忍袋の緒が遂に切れた。
空になったグラスを叩き付け、身を戦慄かせながら立ち上がった彼は、Mr.アンダスンの顔を真っ直ぐ睨み付けて言い返す。
「どうせ日本人は『ええ』とか『まあ』しか言わないさ!!
 だけど世の中にはイエスでもノーでもないものが在るだろ!!
 その人を好きか嫌いか、はっきり解らない時も有るじゃないか!!
 但し、日本人も嫌いな奴には嫌いと言う!
 あんたなんか大嫌いだ!!Mr.アンダスン!」

…大人しい人ほど怒らせると恐いもんよねェ。
けど良く言ってくれたわ、Mr.山本!
確かに日本人は好き嫌いを曖昧に濁すトコ有るけど、好き嫌いが無いわけじゃないんだから!
Mr.山本は言うだけ言うと、テーブルに突っ伏し、一転、嘆きモードに突入したの。

「私だって辛い…こっちの連中は心を開いてくれず、それなのに頑張れば頑張るほど東京の本社は私をこっちに置いてきたがるし…女房は文句を言うし、娘はドイツ語の方が上手く喋れて、偶に一緒に日本映画を観ると、まるで外国人の様に字幕を読んでやがる…!!」
感情の無いロボットの様な男が、初めて見せる人間らしさに、呆気に取られる一同。
そのまま撃沈かと思われた彼だったが、そこは一流セールスマンの矜持で直ぐに立ち直り、「申し訳御座いません!!」と頭を下げた。
更にMr.山本は「皆さんを不愉快にしたお詫びに、埋め合わせをさせて頂きたい」と、一同を自宅に招待するのだった。

市街からタクシーに乗り、閑静な住宅街に降りた4人。
彼が住むと言う、広い大きな邸宅には、明かりが点っていなかった。
時刻は深夜…来てしまったものの、「こんな時間にお邪魔しては家族に迷惑じゃ…?」と遠慮するキートンに、Mr.山本は「女房も子供も日本に帰ったから、気にせず中へ入ってください」と言った。
クリスマスも正月も独りで過ごすと話すMr.山本に、Mr.アンダスンとMr.モレルは掛ける言葉を失くす。
国は違っても、商売敵でも、同じセールスマン同士、家族や仕事の悩みには同情出来た。
4人はMr.山本が作ってくれたホットウィスキーで3度目の乾杯をしたが、一度白けてしまった空気はなかなか戻らない。
Mr.アンダスンも今ではすっかり反省して、しおらしくなっていた。
窓から雪景色を黙って見詰めていたキートンが、名案を思い付いた様に顔を明るくした。

「ノエルに相応しい、仲直りの仕方が有ります――決闘ですよ!」

突如活き活きし出したキートンが、コートも着ないまま、3人を外へと急かす。
雪が積もった広場でキートンが提案したのは、雪合戦による決闘だった。
真冬のドイツの寒さは半端無い、しかも深夜に雪遊びなんて狂気だ!と、3人とも反対したが、キートンは構わずに、雪球をMr.アンダスンの顔目掛けて投げた。
負けず嫌いで乗りの良いMr.アンダスンが直ぐにやり返す。
大人気無く雪合戦に興じるMr.モレルとキートンを、呆然と見詰めるMr.モレルとMr.山本。
ギャラリーで居る2人に、Mr.アンダスンが「参加しないなんてズルイぞ!!」と雪球を投げた。
何時しか4人は童心に返り、雪合戦を楽しんでいた…雪原で米英vs仏日に分かれての戦争は、米英組の逆転勝利に終わった。

決闘を終えた4人の中年は仲直りを果たし、年末の挨拶と共に、笑顔で来年の「ノエルの休戦」を約束した。
帰り際、Mr.山本は3人に、清々しい笑顔で礼を言った。
「今日は…本当に有難う。
 私は…皆さんと知り合えて、本当に良かった」

Mr.山本と別れ、タクシーで市街に戻り、Mr.モレルと道の途中で別れたMr.アンダスンとキートンの2人は、良い気分で雪道を歩く。
コートのポケットに手を入れたMr.アンダスンが、ふと何かが入ってる事に気付いた。
「Mr.山本からのクリスマス・プレゼントだ…!」
キートンがコートのポケットに手を突っ込むと、同じくクリスマス・プレゼントが靴下に詰められ入っていた。
プレゼントは日本製の電子手帳…添えられていたクリスマス・カードには、「メリー・クリスマス!来年も、メイド・イン・ジャパンを宜しく!」とのメッセージ。
Mr.アンダスンは、「これじゃ来年も、Mr.山本がNo.1かなァ」と言って、彼の抜け目無さに感心するのだった。


…日本が電子機器や家電で世界シェア1位だった時代の作品ね。
あの頃はアメリカとの貿易摩擦が問題になってたっけ…思わず遠い目になってしまうわ。
今や家電は中国アメリカ韓国スウェーデンに追い抜かれ、電子機器と言うかスマホはアメリカ韓国中国に…今この話を描くならどんな風になるのかしらね?

国や人種が違っても、子供から大人に成長するのは変わりない。
童心に返らせて和平を為すなんて、キートン先生、流石だわ!
きっと彼らはこれからも、「ノエルの休戦」を楽しむでしょうね。
さてここで今夜のクリスマス・ソングを紹介、「Oh Holy Night」!
プラシド・カポー作の歌詞に、フランスの作曲家アドルフ・アダンが曲を付けたクリスマス・ソングよ。
フランスの「Cantique de Noe(カンティック・ドゥ・ノエル=クリスマスの聖歌という意味)」が、後に英語圏に入ってジョン・サリバン・ドワイトの手で英訳され、「Oh Holy Night」のタイトルで親しまれる様になったの。
更に日本でも由木康が翻訳し、讃美歌第二編「清かに星は煌めき」のタイトルで知られてるわ。
フランス語版、英語版、日本語版の3種で知られてるなんて、今回のテーマ的にピッタリだと思わない?
折角だから、今回はフランス語版英語版日本語版の3バージョンを聴いてみて♪(フランス語の歌詞を紹介出来なくて御免なさい)
明日の大晦日も、メリーと楽しくクリスマス・ソングを歌いましょ♪



【Oh Holy Night(清かに星は煌めき)】




Oh holy night♪
The stars are brightly shining♪
It is the night of the dear Savior's birth♪
Long lay the world in sin and error pining♪
Till He appear'd and the soul felt its worth♪
A thrill of hope the weary world rejoices♪
For yonder breaks a new and glorious morn♪

Fall on your knees♪
Oh hear the angel voices♪
Oh night divine♪
Oh night when Christ was born♪
Oh night divine♪
Oh night, oh night divine♪

Led by the light of Faith serenely beaming♪
With glowing hearts by His cradle we stand♪
So led by light of a star sweetly gleaming♪
Here come the wise men from Orient land♪
The King of Kings lay thus in lowly manger♪
In all our trials born to be our friend♪

Fall on your knees♪
Oh hear the angel voices♪
Oh night divine♪
Oh night when Christ was born♪
Oh night divine♪
Oh night, oh night divine♪

Truly He taught us to love one another♪
His law is love and His gospel is peace♪
Chains shall He break for the slave is our brother♪
And in His name all oppression shall cease♪
Sweet hymns of joy in grateful chorus raise we♪
Let all within us praise His holy name♪

Fall on your knees♪
Oh hear the angel voices♪
Oh night divine♪
Oh night when Christ was born♪
Oh night divine♪
Oh night, oh night divine♪


【日本語版】

清かに 星は煌めき
御子イェス生まれ給う
長くも 闇路を辿り
メシヤを待てる民に
新しき朝は来たり
さかえ有る日は昇る
いざ聞け 御使い歌う
妙なる 天つ御歌を
めでたし 清し今宵

輝く 星を頼りに
旅せし博士のごと
信仰の 光によりて
我らも御前に立つ
馬槽に眠る御子は
君の君 主の主なり
我らの 重荷を担い
安きを 賜う為にと
来たれる 神の子なり

互いに 愛せよと説き
平和の道を教え
全ての くびきをこぼち
自由を与え給う
げに主こそ平和の君
類無き愛の人
伝えよ その福音を
広めよ 聖き御業を
たたえよ 声の限り



…こんばんは、びょりです。
3日続けての日付詐称、誠に申し訳無く…!
ところで「マスターキートン」って、今は半分英語で半分カタカナ表記のタイトルなんでしょうか?
検索したらそう出て来て「?」となった。
以前は完全英語表記だったよなぁと。

今夜の写真は横浜赤レンガ倉庫クリスマス・マーケットの、屋台の屋根に飾られてた、キリスト誕生シーンの人形。
毎年開催される赤レンガ倉庫のクリスマス・マーケットは、ドイツ協力の下で行われてるそうな。

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2017年、クリスマスには歌を歌おう♪その9

2017年12月29日 23時55分55秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
毎年恒例の様に質問してるけど、皆は今年を締め括る大掃除を済ませたかしら?
「忘れてた!今からやる!」って掃除機引っ張り出したそこの人!待って!今日は止めときなさい!
今日は29日、「二重苦」に繋がり縁起が悪いと言って、仕事を避ける日よ。
おまけに今年の12月29日は寅の日で、仏滅と三隣亡が重なる超縁起悪い日なの。
寅、仏滅、三隣亡、と来れば、思い出す漫画が在るわね。
「少年&青年漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第9夜目は鬼門とされる方角「丑寅(うしとら)」が名前の由来な名コンビが活躍する作品、「うしおととら」より紹介するわ!

「うしおととら」は小学館発行の週刊少年サンデーに、1990年6号~1996年45号まで連載された妖怪伝奇アクション漫画で、原作者は藤田和日郎氏。
普通の中学生だった「蒼月潮(あおつき・うしお)」は、雷を操る大妖怪「とら」を封印する「獣の槍」を抜いた事により、妖怪退治の役目を負う。
獣の槍に導かれ、「とら」を相棒に、妖怪退治の旅に出る潮…その旅路は、やがて潮ととらの出生の秘密に関わる、最凶最悪の大妖怪「白面の者」との宿命の戦いへと続くのだった――
――というのが作品の主筋なんだけど、今回は「うしおととら外伝」コミックスに収録されてる、「プレゼント」を紹介するわ!

主人公である蒼月潮のクリスマスの思い出は暗い。
彼の実家はお寺で、お父さんは光覇明宗のお坊様という職業柄、年末年始は家に寄り付く間も無い忙しさ。
クリスマス・イブに仕事で息子を置いてく罪悪感からか、お父さんは子供だった潮に、間違ったクリスマス意識を植え付けた。
「クリスマスとは漢字で『苦理済ます』と表す。その日は己の心を独り切りで見詰める修行の日。修行しない子供の元へは恐ろしいサタンが来るのだ」と…それが誤りであると潮が気付いたのは、小学5年生になった頃だった。
真実を知ってからも、クリスマスは寺での留守番を言い付けられて来たせいで、潮のクリスマスへの思いは、かなり歪んでしまった。
…まるで「うる星やつら」に登場する竜之介の親父の様な非道ぶりねェ、お父さんったら罪悪感抱くのなら、プレゼントくらい渡してあげれば良かったのに。

そういう訳で今年のクリスマス・イブも潮は実家の寺で独りお留守番…けれど中学二年生になった今の彼には、知恵も体力も、留守番引き受けるのを条件にクソ親父から貰った金も有る。
おのれ親父!!今夜は今までクリスマスらしい事やって来なかった分、独りで超ゴージャスに盛り上がってやらぁぁぁ!!!と息巻く潮だった。
要するに潮君、本当はクリスマスにずっと憧れてて、ずっとお祝いしたかったのね。(笑)

学校が終わると潮は早速、街へ繰り出し、幼い頃の憂さを晴らす勢いでショッピングを楽しんだ。
子供の頃に欲しかった玩具に御馳走、サンタのコスチュームと思い付く限り買い込み、大きな袋に詰めて行く…大人買いするその様子を、妬まし気にジッと見詰める子供が居た。
その子の名前は「信太」、まだ小学生の彼もまた、クリスマスに歪んだ感情を抱いてた。

「サンタなんて空想だ…オモチャ会社のインボーさ!
 サンタが本当に居るなら、誰よりもクリスマスを楽しみにしてる妹のゆきの所に何で来ない?
 他の家では家族そろってケーキを食べるのに、何でオレとゆきは2人だけでレトルトカレーを食べなきゃいけないんだ?
 たくさん持ってるヤツの所にしか来ないサンタなんかキライだ!
 両親がいる家だけに来るクリスマスも大キライだ!!」

…信太君と妹のゆきちゃんには父親が居なくて、お母さんは毎晩遅くまで働いてるそうなの。
その為クリスマスだからって、特別な事は何も無かったんですって。
でも妹のゆきちゃんは、誰よりもクリスマスを楽しみにしていて、自分で描いたツリーの絵を飾り、来ないサンタを待って、穴の開いた靴下を吊り下げとくんだとか。
毎年クリスマスの朝、起きて空っぽの靴下を見ては溜め息を吐く妹の姿が切なくて…お兄ちゃんの信太君は今年こそ、ゆきちゃんの靴下をプレゼントで埋めてやろうと、自分の昼食代を貯めてまで、プレゼント代を作ったのよ。
その額2,300円…一体何日分お腹を減らして貯めたのかしら?
頑張って貯めたお金だったのに、信太君はそれを喧嘩してる最中に落としてしまったと言うの。
公園で、裕福そうな家の子供が、「サンタなんか居ない。クリスマスは親が子供に金をくれる日」って笑いながら話してた事にカチーンと来たのね。
気持ちは解るけど、馬鹿なお兄ちゃんねェ。

日が落ちて街灯が点った街中を、何組もの親子が笑顔で歩いて行く。
信太が見詰める玩具屋のショーウィンドゥには、妹のゆきが大好きなアニメに登場する変身ステッキが、税込み2,300円の値札付きで飾られていた。
2,300円…せっかく頑張って貯めたのに!…今の信太の手元には50円玉1枚切り、とても買えない。
然りとて家に手ぶらで帰る諦めもつかず、信太は駅前の植え込みに腰掛け、途方に暮れていた。
すると信太の前で、チャラそうな1組のカップルが、奇妙な噂話を口にした。

「お金が欲しければ、市立公園の使ってない噴水の横の排水口に、小銭を落とせば良い。
 『穴ボコさん』が百倍にして返してくれる」

…都市伝説?怪しさ半端ないけど、藁にもすがる思いでお金が欲しかった信太君は、その噂話に飛び付いたの。

人気の途絶えた夜の公園…水が枯れた噴水の側までやって来た信太は、握り締めていた50円玉に「百倍にしてください!!」と願を懸けてから、聞いた通りに排水口へ落とす。
夜の静寂に――ぽちゃーん…と響く水音…暫く待ったが何も起きず、信太は「やっぱりな…」と呟いた。
世の中そんなウマイ話が有るわけ無い…ガッカリしてその場を離れた信太の耳に――ちゃぽ…!という密かな水音が届く。
思わず足を止め、耳を澄ますと、静寂の中、「金やるよ~~~……」と、得体の知れない不気味な声が地の底から響き――ずるり…!!と排水口から異様な姿の獣が這い出て来た。

「だから……啖らわせろォォ…」

ギョロリと大きい眼に、大きく裂けた口の化物が、2本の腕だけで這いずり、信太の元へ近寄って来る…。
口の中には鋭くて長い歯が何本も生えていた。
信太の全身が恐怖でブルブル震える。
近寄る毎に化物は速度を増し、口から涎を垂れ流して飛び掛かって来た――

必死で逃げながら、信太はバチが当たったと考える。
楽してお金を貰おうと考えた自分に、神様が怒ったのだと。

「金やるよ~~…!」

化物が口から長い舌をでろりと伸ばし、5千円札を吐き出した。
信太の前に、唾液塗れの紙幣が、ぽとりと落とされる。
――5千円…それは信太が喉から手が出るほど欲しかった大金…これさえ有れば、ゆきに好きなオモチャを買ってやれる――信太の脳裏に、サンタを待ち焦がれる、ゆきの顔が浮かぶ――でも…でも…命には代えられねェ!食われちまったらプレゼントも買えないじゃねぇか…!!
信太が化物の顔目掛けて5千円札を投げた瞬間――長い黒髪にサンタの帽子を被った少年が、槍で一突きに化物を倒した。
それは大きな袋を背負ったサンタクロース、では勿論なく、獣の槍の継承者として悪い妖怪を退治する蒼月潮――
――流石ヒーロー!ピンチに駆け付けるなんて格好良いわv

「…槍が鳴るから来てみれば、やっぱり妖怪が現れてたか…おい、大丈夫か?」
襲われた恐怖と助かった安堵がいっぺんに訪れ、ショックで放心したままの信太を潮が気遣う。
長く靡いてた筈の彼の黒髪は、いつの間にか短く変わってた。

…妖怪を滅ぼす為に作られた獣の槍には、扱う者の育毛を促進する驚きの効果が認められてるの…っていうのは勿論ジョーク、獣の槍を使う事で空中から吸収する妖気が、髪の様に長く伸びて見えるわけね。

落ち着いた信太から、公園に来るまでの経緯を聞いた潮は、健気な兄妹愛に心を打たれ、自分の為に買った御馳走や玩具を、大きな袋ごと渡してしまう。
赤の他人の自分に、何故ここまで親切にしてくれるのか…?
「ひょっとして兄ちゃんってサンタ?」
信太にそう訊かれた潮はニッコリ笑って、自分が被っていたサンタ帽子を彼の頭に被せた。

「サンタって、どんなヤツだと思う?」
「…子供が、うれしいプレゼントをくれるヒト」
「なら、おまえにはサンタがちゃんと居るじゃねぇか?」
「え?」
「ゆきちゃんさ。…プレゼントされて、何が嬉しいか知ってるヤツが、サンタクロースなんだもんな」

潮の目線に促された信太が自分のポケットを探ると、妹のゆきが色紙で作ったプレゼントが入っていた。

家に帰った信太は、ゆきに「サンタから貰ったプレゼントだ」と言って、大きな袋から沢山のプレゼントを取り出した。
ケーキにチキンにジュースに玩具に縫いぐるみ…大喜びで御馳走を頬張りながら、ゆきは信太にこう言った。
「でも、おにいちゃん…ゆきには、サンタのぼうしをかぶり、大きなふくろをしょって、むかえにきてくれた、おにいちゃんこそ、サンタにみえたよ!」

一方の潮は、真っ暗で人気の無い自宅の前で、独り佇んでいた。
クリスマスだってのに、今年も変わらず独り切り、御馳走も何も無い…けど慣れてるし、気分は不思議と悪くない。
「後は雪でも降れば文句無しだ…」
そう呟いた潮に、サンタからのプレゼントか、空から雪が降って来る。
潮の家へと続く道の向こうからは、幼馴染みの麻子と真由子が、彼に届ける為の御馳走持って歩いて来ていた。


…本編中での潮の台詞、「欲しい物は皆持ってる」を思い出すわ。
持ってるからこそ、他人に分け与える事が出来るんでしょうね。
サンタクロースも居て欲しいけど、潮の様なヒーローも何処かに居て欲しいわ。
それにしても…この回のとら、メチャクチャ影薄いわね。(笑)
最初と最後にちょっとだけ出て何もしないって、かなり珍しい気がするわ。

さてここで今夜のクリスマスソングを紹介するわ!1957年にアメリカのシンガー・ソングライター、ボビー・ヘルムズが、自身が歌って発表した「Jingle Bell Rock」!
物語のテーマになってるサンタクロースの歌を紹介しようかとも思ったけど、今回サンタソングが続いてる事から敢えて外したの。
軽快なリズムは、ロックなのに耳に優しく響き、一度聴いたら忘れられない。
歌はこちらを参考にしてね!
また明日、メリーと一緒にクリスマス・ソングを歌いましょう♪



【Jingle Bell Rock(ジングルベル・ロック)】




Jingle bell♪ Jingle bell♪ Jingle bell rock♪
Jingle bells swing and jingle bells ring♪
Snowing and blowing up bushels of fun♪
Now the jingle hop has begun♪

Jingle bell♪ Jingle bell♪ Jingle bell rock♪
Jingle bells chime in jingle bell time♪
Dancing and prancing in Jingle bell square♪
In the frosty air♪

What a bright time♪ It's the right time♪
To rock the night away♪
Jingle bell time is a swell time♪
To go gliding in a one horse sleigh♪

Giddy up♪ Jingle horse♪ Pick up your feet♪
Jingle around the clock♪
Mix and mingle in the jingling beat♪
That's the jingle bell rock♪


What a bright time♪ It's the right time♪
To rock the night away♪
Jingle bell time is a swell time♪
To go gliding in a one horse sleigh♪

Giddy up♪ Jingle horse♪ Pick up your feet♪
Jingle around the clock♪
Mix and mingle in the jingling beat♪
That's the jingle bell♪
That's the jingle bell♪
That's the jingle bell rock♪


【訳】

ジングルベル ジングルベル ジングルベル・ロック
鈴が揺れて、鳴り響く
雪が降って、思いきり楽しもう
さあ、ジングルダンスの始まりだ

ジングルベル ジングルベル ジングルベル・ロック
ジングルベルの時間に鈴の音が始まりを知らせるよ
ジングルベル広場で踊って、跳ねよう
凍える外気の中で

なんて明るい時だろう、ぴったりの時間
夜を楽しむのにはね
ジングルベルタイムは素晴らしい時間
馬で引くソリ滑りをするよ

さあ走れ、ジングルの馬、調子を出すんだ
ぶっ通しで鈴を鳴らせ
ジングルビートに入り混じって
これがジングルベル
これがジングルベル
これがジングルベル・ロック


…こんばんは、びょりです。
2日続けての日付詐称申し訳無い…。
ほら、29日って事で休んだんですよ…嘘です。(汗)
今では不吉とされる三隣亡の日ですが、江戸時代の頃までは吉日だったって記録が残ってるとか。

今夜の写真は東京ドーム・シティの今年の冬のイルミネーション、今回はスイーツがテーマと言う事で、お菓子の家が建ってました。
でも本物のお菓子で作ってある訳じゃないのが残念…家の中には有名パティシェが手掛けた工芸菓子が展示してありました。

 



 



   


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2017年、クリスマスには歌を歌おう♪その8

2017年12月28日 23時55分46秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今年は日の並びが良く、長い冬休みを取れた人も居るでしょうね。
一方で、クリスマスも正月休みも関係無い!ってハードモードの人も居るかしら?
社会人だけでなく、受験生も、クリスマスだ~正月だ~って、浮かれてる場合じゃないわよね。
でも時には一息吐いて、クリスマスや正月くらいは、貴方の側に居る人にも目を向けて!
「少年&青年漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第8夜目は「すくらっぷ・ブック」より!

「すくらっぷ・ブック」は秋田書店発行の週刊少年チャンピオンに、1980年22号~1982年21号まで連載されてた漫画で、原作者の小山田いく氏は去年の3月23日に惜しまれつつ他界…って去年も取り上げたから御存知かしら?
でも仕方無いの、ここの元ブログ主にとっての特別枠だから。
そういう訳で去年も取り上げた「すくらっぷ・ブック」の中より、10巻に収録されてる第84話「クリスマス夜想」を、今夜は紹介するわ!

浅間山を背景に建つ学舎、長野県小諸市立芦ノ原中学校。
連載開始時2年7組だった、主人公の晴ボンこと「柏木晴」と、仲間達は、作中で1年経った事で3年7組に進級…灰色の受験生となったの。
例年なら楽しいだけのクリスマス・イブも、今年は一味違うビター・スイート。
特に晴ボンの親友で幼馴染みの「市野清文」君にとって、12月24日は志望校の入学願書受付日…クラスメイトに先んじて入学願書を提出しに、受験校を訪問しなきゃいけない日だった。
クラスメイトの「和泉美晴」ちゃんから「堂々と早退出来て羨ましい」なーんて言われ、市野君は「その分、皆より早く嫌な思いしなきゃならないんだぞ!」って、憂鬱な顔で返したの。
市野君が志望する信濃高専はハイレベル校で有名、その志望率の高さまでハイレベルときてる。
入学願書を提出してしまえば後には退けない、猛勉強でラストスパートだ――とにかく今の彼の頭の中は受験一色なのね。
今日がクリスマス・イブで、今夜は親しい仲間同士、去年の様に、クラスメイトの「五島かがり」ちゃん家の喫茶店「妖精館(アルフヘイム)」で、クリスマス・パーティーを開くって事も、脳内からすっぽり抜け落ちてるくらいだもの。
それどころか、自分の彼女に渡すプレゼントの事まで忘れてたのよ!
…けど持つべきものは親友ね、晴ボンは心得てて、市野君にプレゼントを買う為のお金を、こっそり借してくれたの。
そこへ「準備出来たか?」と、担任の「正木義明」先生が、市野君を呼びに来た。
中学生の彼らは、受験校を訪問する際、教師の引率が必要なのね。
市野君は正木先生に、自分以外の他で信濃高専を受ける生徒が居るのか訊いてみた。
そしたら正木先生、窓の下を指して市野君に言ったの。
「相棒はもう、お待ちかねだぞ!」
正木先生が示す校庭には、クラスメイトで市野君と晴ボンの親友、「坂口光明」君が立っていた。
「坂口が!?」「今まで一言もそんな事言ってなかったのに…!」
「彼は信濃高専建築科を受験する」と、正木先生に教えられた市野君と皆はビックリ!!
唯一先に知らされていた(実はもう1人居るんだけど)かがりちゃんは、「そういう事だ!」と言って悪戯っぽく笑い、市野君の背中を叩いて教室から送り出したの。

校庭で坂口君と対面した市野君は、「何で今まで黙ってたんだ?水くさい!」と口を尖らしたわ。
そんな市野君に、坂口君はニヤリと笑い、「夢に我武者羅に向かう、おまえと晴ボンを見てたら、釣られちまった。その意趣返しだ!」と答えたの。
…でも市野君、独りだけで受けるんじゃないって解り、心細さが無くなったみたい。
それも、親友の坂口君と一緒に頑張るんだもん、鬼に金棒の頼もしさよね!

振り返らずに前を向いて校門を出て行く2人の背中を、晴ボン達は見えなくなるまで見詰めてた。
信濃高専は同じ県内とはいえ、晴ボン達が住む町から、電車を数本乗り継いで行かなきゃ着かない距離に在るらしいの。
おまけに全寮制で、卒業まで5年間は通わなくちゃならない。
市野君だけでなく、坂口君とまで、5年間は離れ離れな事を思うと…特に親友の晴ボンは、2人から置いていかれる様な、酷く寂しい気持ちになったの。

その晩、晴ボン達は喫茶「妖精館」に集まり、クリスマス・パーティーの準備をしながら、市野君と坂口君の帰りを待ってた。
飾り付けをしている最中、晴ボンのライバル「小宮山雅一郎」君の彼女で、坂口君とは親戚同士のお隣さんな「日生香苗」ちゃんが、ボーッと星空を眺めてる市野君の彼女の「青木理美」ちゃんに気付き、どうしたのか声をかけた。(ああ、何て説明的な文章なの…)
そしたら理美ちゃん、寂しそうに笑って言ったの。
「星空を見てたら、自分達が受験生だって事が嘘みたいに思える。
 パッと振り向いたら、そこで市野君が笑って居て、自分達はまだ2年生のままだったりして…そうだったら、どんなに嬉しいか…」
…つまりは現実逃避なんだけど、恋人との別れを目前にして、不安と哀しみに揺れる乙女心、解らなくもないわ。
己の夢に一途な彼は、彼女の気持ちなんて二の次、皆と約束したクリスマス・パーティーにも遅刻する始末だし。
坂口君の彼女のかがりちゃんだって、理美ちゃんと立場は同じ…でも気丈な彼女は、「想像したって現実は変わらない」って理美ちゃんを窘めたわ。
そうね、逃げちゃ駄目、戦わなきゃ、現実と!
クリスマス・パーティーだってのに、今一盛り上らない雰囲気。
「…あいつらに、ここで待ってる2人の姿、見せてやりてぇなあ」
2人を待つ皆の気持ちを代弁するように、雅一郎君がポツリと呟いた。

陽がとっぷり暮れた頃、市野君と坂口君が、漸くパーティー会場に到着。
カララン♪とドア鈴を鳴らし、店に入って来た2人は、シャンパン・シャワーの大歓迎を受けた。
顔面にシャンパンをモロにぶっかけられ(お陰で坂口君は無事)、怒った市野君だったけど、晴ボンの恋人マッキーこと「迎麻紀」ちゃんから、逆に自分の恋人を放っぽって飛んでった薄情ぶりを叱られてしまう。
店内に市野君・坂口君の味方はゼロだから、分が悪いわね。(笑)
それでも市野君は、自分達だって少しは考えてるんだぞと、苦笑いで反論してみせた。
「帰り道の途中、坂口とも話したんだが…もし受かって寮に入っても、バイトして電車賃作って、毎週会いに来ようって…」
「…待てよ?何か最近も似たような台詞聞いた覚え有るぞ――あー!!そういえば先々週、理美ちゃんも市野と同じ事呟いてた!!」
「やだ!!雅一郎君、聞いてたの…!?」
市野君の言葉を聞いた雅一郎君が、重大な事実を思い出したかの様に大声を上げる――実は彼、先々週、理美ちゃんが自宅で「卒業して離れても、毎週1回は市野君に会いに行く」って独り言を呟いたのを、偶然盗み聴いてたの。
詳しくは9巻第82話「アルバムK・R」を参照ねvていうか、先々週からの伏線が、これで無事解消されたってわけ。(笑)
皆が居る前で雅一郎君に秘密をバラされた理美ちゃんの顔は、信州林檎みたいに真っ赤になっちゃった!
会場に漂うラブラブムードに当てられたマッキーは、マスターにシャンパンの追加をオーダーしたわ。(笑)
けど市野君も坂口君も、自分の夢に猪突猛進に見えて、その実ちゃんと彼女の事も考えてるって解って良かったv
卒業したら大人になるまで会えないかも~って不安がってた皆も一安心でしょ♪
偏差値高い学校通って、勉強とバイトを両立し、毎週彼女に会いに行く遠距離恋愛は、想像するより大変に思えるけど、メリーは若い2組のカップルの絆を信じてるわ!

パーティーが終わり、息を白くさせての帰り道、理美ちゃんは隣を歩く市野君に、「楽しいパーティーだったね!」と笑顔で話したの。
「案外それが…サンタクロースのプレゼントだったのかも知れないわね」
「そんなの…」――居るわけないって否定しようとして、市野君は止めた。
その代わり理美ちゃんに、マスターから貰ったクリスマス・カードを暫く見詰めて、自分が合図したら空を見るよう言ったの。
カードにはトナカイが牽くそりに乗ったサンタの絵が、カラーで印刷されてる。
ごく一般的な図柄のこのカードに何か仕掛けでも有るのか、理美ちゃんは不思議に思ったけど、市野君の言う通りジーーッて見たの。
暫く経ってから、市野君が空高くを指差し、理美ちゃんに合図した。

「そら、サンタクロースだ…!!」
「…あ!!」

理美ちゃんの目には、市野君が指した先に、トナカイのそりに乗って星空を駆けるサンタクロースの姿が、確かに見えた。
ひょっとしたらそれは、クリスマス・カードの絵が残像になって見えただけかもしれないけど…この日、理美ちゃんは、サンタクロースが本当に居るって信じたくなった。
市野君も、理美ちゃんにサンタクロースが居るって、信じさせたくなったの…。

日頃、非科学的なものを全否定する超現実主義者の市野君が、理美ちゃんの為にサンタクロースを見せてあげるシーンに、メリー、胸がジンと来ちゃった!
互いに思い合う2人ですもの、どんなに距離が離れていても、心は1つに繋がってるわよね!

さて、ここで今夜のクリスマス・ソングを紹介、アメリカ最古のクリスマス・ソングと言われる、「Up On The Housetop」!
ベンジャミン・ハンビーが作詞・作曲し、1864年に発表されたそうなの。
ジングルベル」は1857年の発表だけど、そっちは元々感謝祭の為に作られた歌だから、クリスマス・ソングとしては、こちらの方が古いのよ。
歌詞中のサンタクロースの呼び名が、ヨーロッパでの「セイント・ニック(聖ニコラウス)」な点に、歌の古式ゆかしさが醸されてる。
歌はこちらを参考にしてね♪
屋根の上のサンタクロース、貴方には見えるかしら?
また明日、メリーと一緒にクリスマス・ソングを歌いましょ♪



【Up On The Housetop(屋根の上で)】




HO HO HO♪
HO HO HO♪
HO HO HO HO HO HO HO HO♪

Up on the housetop reindeer pause♪
Out jumps good ol' Santa Claus♪
Down through the chimney with lots of toys♪
All for the little ones' Christmas joys♪

HO HO HO♪
Oh~♪ who wouldn't go♪
HO HO HO♪
who wouldn't go♪

Up on the housetop♪ click♪ click♪ click♪
Down through the chimney with good Saint Nick♪

First comes the stocking of little Nell♪
Oh dear Santa fill it well♪
Give her a dolly that laughs and cries♪
One that can open and shut its eyes♪

HO HO HO♪
who wouldn't go♪
HO HO HO♪
who wouldn't go

Up on the housetop♪ click♪ click♪ click♪
Down through the chimney with good Saint Nick♪


Look in the stocking of little Bill♪
Oh just see what a glorious fill♪
Here is a hammer and lots of tacks♪
A whistle and a ball and a whip that cracks♪

HO HO HO♪
who wouldn't go♪
HO HO HO♪
who wouldn't go♪

Up on the housetop♪ click♪ click♪ click♪
Down through the chimney with good Saint Nick♪


HO HO HO♪
who wouldn't go♪
HO HO HO♪
who wouldn't go♪

Up on the housetop♪ click♪ click♪ click♪
Down through the chimney with good Saint Nick♪

Down through the chimney with♪
good♪ Saint♪ Nick♪



【訳】

ホッホッホー♪
ホッホッホー♪
ホッホホホッホホホッホー♪

屋根の上で
トナカイを休ませて
サンタクロースが飛び降りて
沢山の玩具を抱えて煙突を通り、降りて来る
その全ては子供達の為のクリスマスのお楽しみ

ホッホッホー♪ 誰か行かないの?
ホッホッホー♪ 誰か行かないの?

屋根の上からコツコツと音をたてて
聖ニコラウスと一緒に煙突を通って降りてくればいいのに

最初はネルちゃんの靴下に近寄ってく
サンタさん、沢山入れてね
彼女には笑ったり泣いたり、目を開けたり閉じたりするお人形をあげよう

ホッホッホー♪ 誰か行かないの?
ホッホッホー♪ 誰か行かないの?

屋根の上からコツコツと音をたてて
聖ニコラウスと一緒に煙突を通って降りてくればいいのに


次にウィル君の靴下に近寄ってく
何て豪華な贈り物なんだ!
ハンマーと沢山の留め金とホイッスルとボールと
ピシッと音を立てる鞭をあげよう

ホッホッホー♪ 誰か行かないの?
ホッホッホー♪ 誰か行かないの?

屋根の上からコツコツと音をたてて
聖ニコラウスと一緒に煙突を通って降りてくればいいのに


ホッホッホー♪ 誰か行かないの?
ホッホッホー♪ 誰か行かないの?

屋根の上からコツコツと音をたてて
聖ニコラウスと一緒に煙突を通って降りてくればいいのに

聖ニコラウスと一緒に煙突を通って降りてくればいいのに



…こんばんは、びょりです。
日付詐称して申し訳無い、間に合いませんでした…!(ガックリ)
基本は1話完結スタイルの「すくらっぷ・ブック」ですが、5巻以降より受験編に突入、最終回までの縦軸として描かれています。
学校が離れ離れになるくらいで、今生の別れの様に大袈裟な…と読んでいて自分が思うのは、幸い遠距離恋愛の経験が無いからなのでしょう…。
出会いと同じ数だけ、別れが有るのよ♪(悲しみよ、こんにちは)

今夜の写真は、横浜赤レンガ倉庫のクリスマス・マーケットで、屋台の屋根に飾ってあったサンタクロース。
見ての通り、カレー等を販売する屋台でした。

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2017年、クリスマスには歌を歌おう♪その7

2017年12月27日 21時57分40秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
突然だけど、貴方は自分の御両親について、どう思ってる?
好き?嫌い?愛してる?
クリスマスから年始にかけ、家族で過ごす人は多いでしょうね。
けれど唐突に好きか嫌いか問われても困っちゃうかしら?
人間色々、親も色々、親子の仲が良好なのは、とっても幸せな事よ。
だからって愛し過ぎちゃうのは、それはそれで問題有りかも?
「少年&青年漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第7夜目は実の母親を愛し過ぎた息子が主役のスラップスティック・コメディー、「八神くんの家庭の事情」より!

「八神くんの家庭の事情」は、小学館が月1で発行していた少年サンデー増刊号に、1986年~1990年まで連載されてた作品。
原作者である楠桂女史は、当時、少女漫画と少年漫画の両方で活躍する、マルチな漫画家で知られてたわ。
ちなみに漫画家の大橋薫女史とは双子の関係、そのせいか絵柄がとても似てるの。

作品の主人公「八神裕司」は、クラスメイトにまで知られる、超マザコン高校生。
けど無理無いわ、だって八神君の母親の「野美」さんったら、高校生の息子よりも若く見えるほど、超キュートなんですもの。
ぶっちゃけ見た目年齢ローティーン!
そのせいで主人公だけでなく、担任の「四日市明」先生や、クラスメイト達まで、彼女にメロメロ。
野美さん最愛の旦那様(主人公にとっては実の父親)「八神陽司」の存在を忘れて、毎日熱烈なラブコール合戦を繰り広げてるの。
罪作りな美魔女を狙う狼の群れ…主人公は愛する母親を護る事が出来るのか!?

作品全体の粗筋紹介はこれくらいにして、今夜はその「八神くんの家庭の事情」より、第1巻に収録されてる「扇情のメリークリスマス」の巻を紹介よ!

花も飛ばない男子校…クリスマス・イブの火種は、主人公のクラスメイトである一ヶ谷一樹君の、「その日は俺んち両親居ないから皆で宴会やろうぜ!」の何気無い一言。
それにクラスメイトの二村純二君が「歳暮で貰った酒瓶持ってく」と乗っかり、同じくクラスメイトの三宅勇三君が「人数増やして派手に行こう!煙草も無礼講!」と盛り上げた所へ、担任の四日市先生が会話に割り込んで来たの。
「八神!!絶対母さんを連れて来いよ!今の事黙ってて欲しかったらな!」
あらら~~…未成年の飲酒喫煙は天下の御法度、3人ともヤバイ発言押さえられちゃったわねェ~。
四日市先生ったら、八神君達の宴会に、自分も参加する気満々ね。
八神君にお母さんを連れて来て貰い、酒席のムードに乗じて迫ろうって魂胆なんだわ。
まったく…独身の男性教師は、これだから嫌ねェ!
超マザコンを自認する八神君の答は勿論NO!
担任に逆らった事で己がペナルティ食らうとしても、愛する母さんを飢えた狼の手に渡す真似は出来ん!!――流石、叶わぬ恋に生きる男は覚悟が違うわ。
けどクラスメイトの友人達は、学校の処分を恐れて、あっさり四日市側に与してしまう…それどころか新たな餌を敵に与えたの。
「アメリカではクリスマスツリーの枝にヤドリギを吊し、『その下に立つ女の子にはキスをしても良い』って風習が有るんだって!それを俺らの宴会でやらないか?」
一ヶ谷君の提案に、皆の鼻息は荒くなる。
相反して、八神君の顔面は限り無く透明なブルーに…
友人達の悪乗りは止まらず、彼らの邪な計画はクラス中に拡がり、内輪だけだった筈の宴会は、「八神の母さんとキスするチャンス有のクリスマス会」に名を変えて、籤引きで当たった10名の男達(四日市先生含む)が参加する規模に発展したの。
男10人がかりで1人の女(しかも人妻)に襲い掛かろうだなんて…思春期の男子はこれだから嫌ねェ~!
「既に1人2千円で会費徴収済だから、当日絶対に母親連れて来いよ!」なんて、諸悪の根源の友人から命令され、激怒する八神君。
でも…彼だって思春期の青少年、好きな女性にキスをしたくなる御年頃。
その日、学校から帰宅した彼を待ち受けていたのは、玄関前で熱いキスを交わす両親の姿。
未だにラブラブな彼の両親は、今でも毎日最低2回はキスしてるそうなの。
実の父親が数え切れないくらいキスをしてるなら、その内の1回くらい実の息子がキスをしても許されるんじゃあ…?(←謎理論)
何より…キスで子供は出来ない!
悪魔の囁きに耳を借してしまった八神君は、明くる朝、学校で悪友達に「当日ちゃんと母さんを連れて行く」と約束。
迷いを断ち切り不敵に笑う彼の顔を見たクラスメイト達は、「遂に八神が実の母親相手に本気になった!!」とどよめく。
「これは手強いぞ…!本気の八神を倒さなきゃ、奴の母さんにキス出来ねぇ!!」「こっちも本気でかかんねーと…!!」――斯くして1人の人妻を巡って、男達によるイブの血戦の火蓋が開いたの。

「あ、でも未だ母さんに話をしてなかった!」、肝心な事に今更気付いた八神君は、その晩、夕飯の支度をするお母さんに、悪友一ヶ谷君宅でのクリスマス会について話す積もりが、思いがけず父さんとの馴れ初め話を聞いてしまうの。
奇遇にもそれは、ヤドリギに纏わる思い出だった。
クリスマス・ツリーの枝にヤドリギを吊るし、その下に立つ女の子には、キスをしても許されるという外国の慣わし。

「キスをされた女の子は怒っちゃ駄目なのに、母さん知らなくて、学校のクリスマス・パーティーでキスをした男の人を、人前で思い切りぶってしまったの!」

実はそれがお父さんとの馴れ初めなのよって、お母さんは八神君に照れながら、でも懐かしむ様に話してくれた。
八神君の心から毒気が急速に抜けて行く…代わって満たすのは罪悪感。
自分は知らずに、母さんの大事な想い出を汚そうとしてたのか…

終業式の日でもあるクリスマス・イブ当日、八神君は四日市先生とクラスメイト達に、「親戚のおばさんが交通事故に遭い、母さんは急遽実家へ帰る事になった」と嘘を吐いたの。
…そんな…野美さんが来ないなんて…ツリーにヤドリギいっぱい吊るしたのに…男だらけのクリスマス・イブなんてあんまりだ!!――と絶望する皆。
「歯を30分も磨いて来たのに!!」
「俺なんか婚約指輪用意したのに!!」
「何考えてんだ四日市!?」
…ほんとに何考えてんでしょーねェ。(笑)
目的を失った集まりは自棄酒パーティーへと移行、泣きながら管を巻く四日市先生とクラスメイト達を、不承不承宥める八神君だった。
今頃、母さんは父さんと、久し振りに2人切りでクリスマス・イブを過ごしている筈…身を引いたのは八神君なりの罪滅ぼしの意識から。
母さんは何時だって父さんを一番に思ってる、お邪魔虫の自分は分を弁え、イブは消えていよう…と深夜11時を回る頃に帰宅した八神君だったけど、意外な事に、お母さんも、お父さんも、クリスマス・パーティーの準備をしたまま、息子の帰りを待ってたの。
「先に眠ってると思ったのに…!」と驚く八神君に、お母さんの野美さんは、「裕司に彼女が出来るまでは、クリスマスは家族で過ごすの!!」ときっぱり告げたのよ。
お母さんが一番に思ってるのは、父さんだけでなく息子もなのね、良いお母さんねェ~、八神君が夢中になるのも解るわ!
ちなみに当の八神君は、お母さんだけにクリスマス・プレゼントを用意していて、お父さんのは忘れてたみたい…遅くまで帰りを待っていてくれたのはお父さんもなのに、イケない息子ねェ。(笑)
皆、家族は大事に、お父さんお母さんは平等に愛してあげてv依怙贔屓は駄目よ!

さてここで今夜のクリスマス・ソングを紹介、「Rockin' Around The Christmas Tree」!
作詞・作曲者は「赤鼻のルドルフ」のメガヒットでも知られる、アメリカの偉大なソングライター、ジョニー・マークス。
1958年ブレンダ・リーが歌ってレコードを出すや、忽ち大ヒットを飛ばしたの。
ヤドリギの下、キスをしようと立ち止まる恋人達が、歌詞の中に出て来るの…今回にぴったりのクリスマス・ソングでしょ?
また、歌詞に、通常なら感謝祭(Thanksgiving Day:サンクスギヴィング・ディ)の時食べるイメージのパンプキン・パイが出て来るけど、これはアメリカのクリスマスが感謝祭繋がりで拡がってった事を表してるんだと思うわ。
アメリカのクリスマス風景が目に浮かんで来るような、明るく賑やかな雰囲気のクリスマス・ソングでしょ?(歌はこちらを参考にしてね♪)

それじゃあまた、明日の夜もメリーと楽しく、クリスマス・ソングを歌いましょ♪



【Rockin' Around The Christmas Tree(クリスマスツリーの周りで踊ろう)】




Rockin' around♪
The Christmas tree at the Christmas party hop♪
Mistletoe hung where you can see♪
Every couple tries to stop♪
Rockin' around♪
The Christmas tree let the Christmas spirit ring♪
Later we'll have some pumpkin pie and we'll do some caroling♪

You will get a sentimental feeling♪
When you hear♪
Voices singing let's be jolly♪
Deck♪ The halls with boughs of holly♪
Rockin' around♪
The Christmas tree have a happy holiday♪
Everyone dancin' merrily in the new old fashioned way♪


You will get a sentimental feeling♪
When you hear♪
Voices singing let's be jolly♪
Deck♪ The halls with boughs of holly♪
Rockin' around♪
The Christmas tree have a happy holiday♪
Everyone dancin' merrily♪
In the new♪
Old♪ 
Fashioned way~~~♪



【訳】

クリスマスツリーの周りで踊ろうよ
醒める事の無いクリスマスパーティーで
ヤドリギが吊り下がってるのが見えるね
カップル達が立ち止まろうとしてる
クリスマスツリーの周りで踊ろうよ
クリスマスの魂を奏でよう
その後は皆でパンプキンパイを食べて
そしてキャロルを歌おうよ

陽気になって歌っている
そんな声を聴いたら
ちょっと感傷的になってしまうかも
ヒイラギの枝で玄関ホールを飾ろう
クリスマスツリーの周りで踊ろうよ
楽しい休暇を過ごそう
皆楽しそうに踊ってる
新しいけれど昔から伝わる楽しみ方さ

陽気になって歌っている
そんな声を聴いたら
ちょっと感傷的になってしまうかも
ヒイラギの枝で玄関ホールを飾ろう
クリスマスツリーの周りで踊ろうよ
楽しい休暇を過ごそう
皆楽しそうに踊ってる
新しいけれど昔から伝わる楽しみ方さ



…こんばんは、びょりです。
息子がマザコン(母親第一)ってのは、母親的には嬉しいでしょうな。
少年漫画雑誌で連載していた作品ですが、少女漫画雑誌で連載してたとしても、同じく人気呼んでたと思います。
後年、漫画とは全然異なる設定でテレビドラマ化、ファンから不満の声が殺到してたっけ…。

今夜の写真は、今年のクリスマスに、横浜山手西洋館の内の1つ、山手234番館にて飾られてたクリスマス・ツリー。
ヤドリギは吊るされてませんが、アメリカのクリスマスをイメージしてのものだそうな。
ちなみにクリスマスのヤドリギの習慣については、こちらの記事をご参照ください。


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2017年、クリスマスには歌を歌おう♪その6

2017年12月26日 21時55分23秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
日本のクリスマスは12月24、25日で終了~!だけど、本当のクリスマスはまだまだ続くよ何処までも…そこまでは行かないけど、本来のクリスマスは、12月25日午前零時から、年を越して1月6日を迎える迄の、十二夜を指すの。
という訳でメリーの記事も、こっからが本番よ♪
12月26日はイギリス等で「ボクシング・デー」と呼ばれ、クリスマスを祝う事が出来なかった家に贈り物をする習慣が有るのよ。
「少年&青年漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第6夜目はボクシング・デーに語るのにぴったりなお話を、「死神くん」の中より紹介するわ!

「死神くん」は1983~1990年にかけ、集英社発行「月刊フレッシュジャンプ」と「月刊少年ジャンプ」に連載されてた漫画。
シュールギャグ漫画「ついでにとんちんかん」で人気を博した、えんどコイチ氏の陰の名作と呼ばれてるわ。
魂を冥界へ連れて行くお役目の「死神くん」が、毎回異なる登場人物に生き方を諭し、(基本的には)昇天させるっていうヒューマン・ドラマなの。
以前、嵐の大野君主演で、テレビドラマ化したわね。
今回紹介する話は「死神くん」4巻に収録されている、「本物サンタクロース」の巻♪

或る所に胸の病気を長い事患ってる少年が居たの。
クリスマスの3日前の夜、自宅のベッドで眠っていたその少年は、見知らぬ小僧に起こされ目を覚ました。
宙を飛び窓から入って来た小僧は、パリッとした背広に蝶ネクタイに帽子という、宛ら笑うセールスマン…もとい、セールスマンみたいな格好。
不思議な小僧が少年に、「しにがみNo.404」とプリントされた名刺を差し出す。
小僧は少年に、自分は死神で、死期が近付いてる者の元へ訪れ、あの世に魂を連れて行くのが仕事だと説明。
「君の命は後3日だよ」…辛い事実を告げられても、少年は取り乱したりせず、淡々と受け止めたの。
まだいたいけな年頃の内に、天に召してしまうなんて、神様も残酷な方ね。
死神小僧も同情が湧いたのかしら?少年に「生きてる間、何かしたい事が有れば、叶えてあげる」って約束したの。
「3日後といえば、クリスマスだね…」
それなら――「サンタクロースに会いたい」と、少年は死神に願ったわ。

場所は変わって、と或る大きな御屋敷では、超お金持ちとして有名な藤本老人が、不機嫌な顔で医師の診察を受けていた。
やがて診察が終わり、医師と看護婦が帰るや、主人が居る寝室の外で待機していた大勢の人達が、蜂の巣をつついた様に噂話を始めたの。
「そろそろ会長は危ないらしい…!」
「亡くなった後、遺産は誰に渡るのか!?」
「会社の年間利益が数百億、個人資産だけでも現金二百億!」
「屋敷に広大な土地、国内外に幾つも有る別荘…」
「コレクションの宝石や美術品だって何百億分も有るぞ!」
「全て金に換えたら一体何千億になるだろう…?」
含み笑いも混じって、ついつい喋り声が大きくなる人達。
隣室で主人が死にかけてるってのに、不謹慎な方々ねェ~。
扉を隔てても聞こえて来る不快なお喋りに、藤本会長の顔は益々不機嫌になってった。
「どいつもこいつも金目当てに集まりやがって…わしゃ絶対に死なんぞっ!!」
死の淵に立ちながら尚、力強く決心する会長、その彼の前に奇妙な格好をした小僧が、ふわ~りと宙に現れたの。
小僧のくせにパリッとした背広に蝶ネクタイに帽子という、小洒落たファッション…って、さっき少年の所に訪れた死神と同じ格好ね、でも別の小僧だわ。
「おまえは誰だ!?」
会長に恐~~い顔で睨まれても、小僧は少しも臆さず、笑顔で「死神No.413」とプリントされた名刺を差し出したの。
――彼こそが、この作品の主人公、「死神くん」!
死神くんは藤本会長に、「後3日の命だ」って告げに来たんですって。
後3日って、さっきの少年と同じ期限ね…2人とも楽しいクリスマスに可哀想…。

翌朝、藤本会長の御屋敷は、主人が突然お亡くなりになった事で、てんやわんやの大騒ぎ。
…あら?会長って確か「後3日の命」って告知されてた筈だけど、亡くなっちゃったの!?
予想より早い主人の死に右往左往する人達を、御屋敷の上空から見下ろす死神くんと会長…良く見ると会長の体からは、魂の尾っぽが伸びてるわ。
ここでネタ晴らし!予定より早い死は、死神くんと取引する事で、会長自身が仕組んだの。
会長は、2日後に生き返る事を条件に、一先ず仮死状態にして貰い、その間、遺産を相続するのに相応しい人物を選び出そうと目論んだのよ。
で、復活後に自身の口から相続人の名を告げて、予定通り3日目の朝、美しく昇天しようって計画らしいわ。
会長の脱け殻が横たわるベッド脇には、宛らダイイング・メッセージの如く、「2日待て」との自筆メモが――2日待ったら一体何が起きると言うのか?
不可解なメッセージを読んだ周囲の人達は、一様に首を傾げる…しかし会長の遺言(?)とあらば、現状のまま2日間待とうと決めたもよう。
つまり2日間は通夜も葬式も火葬場送りもしないで待ってるって事ね、御遺体が腐り難い冬で良かったわァ。
さて、2日の間は皆で和やかに御茶でも飲んでましょ~って訳には行かない。
生前、会長が有り余る資産を、誰にどの様に分配するか公表しなかったもんだから、仁義無き遺産相続争いが勃発してしまったのよ!
え~と確か法律では、妻に財産の2分の1、残りを兄弟で分け合う事になってた筈だけど、何せ莫大な量と額だから…
しかも会長、奥様の影が見えないって事は、先立たれてるのかしら?
そういう状況で、先ず3人の息子達がもめ出した。
3人とも少しでも自分の取り分を増やそうと、生前会長が大切にしていた宝石や美術品や諸々を、この際売っ払って換金してしまおうって点では意見が一致。
で、3人でどう分けるか争ってるそこへ、今度は孫達がやって来たんだけど、誰も会長の死を悼む事無く、お金が自分達の懐にも入るのかが気になる様子。
生前超ウルトラドケチだった会長は、孫達にまで嫌われてたのね。
更に、会長に金を借してたって言う親戚一同やら、自称生き別れの妹の老婆やら、会長の子を孕んだから認知してくれって言う妊婦やら、ツケ代払えって飲み屋の親父やらが集まって、現場はもう滅茶苦茶に混乱!
屋敷で働く人達まで組合を結成し、この好機に出来るだけ多くの退職金を勝ち取ろうと蜂起する様を上空から見ていた会長の血圧は、グングン急上昇したの。(死んでるのに)
すっかり人間不信になってしまう会長…身から出た錆とはいえ、誰にも死を悲しんで貰えないのは哀れね…。
そこで死神くんは、「相続したい人が居ないなら、いっそ世の中で苦労している人達に寄付したらどうか?」って、会長にアドバイスしたのよ。
例えば、病気や事故に遭い苦しんでる人…身寄りの無い子供や老人…人間だけでなく、動物や環境や歴史的建造物にだって良い。
寄付金で救えるかもしれない物や事って、探せばごまんと在るものね。
でも生憎、会長にはボランティア精神ゼロ!
「一代で苦労して築き上げた財産を無関係の奴等にくれてやった所で御礼も期待出来ない!!」なーんてぬかすのよ!
……こっちの爺ィはもっと早くお迎えが来れば良かったのに。
「使い途が無ければ金なんてゴミになるしかない!!」
「他人に遣われるくらいなら溝に棄てた方がマシ!!」
日本の上空で死神くんと会長が激しい火花を散らしている横を、1人のサンタクロースが忙し気に通り過ぎてった。
――と思ったら、サンタじゃなくって、先刻少年の家を訪れた死神くんNo.404号じゃないの!
死神くんNo.413号も彼に気付いて、死神くんNo.404号に「何をしてるんだ」って尋ねたわ。
そしたら死神くんNo.404号は照れ笑いして、「或る少年との約束で、サンタクロース役を演じようとしているとこだ」って答えたの。(死神くん死神くんって紛らわしいわね…)
成る程ねェ、あの少年「死ぬ前にサンタクロースに会いたい!」って、切ない願いを口にしてたものね。
死神の目にも涙…でも404号くん、白い髭も生えてないし、見た目的にサンタクロースを演じるのは無理っぽそう。
どうせなら会長の方が、性格は兎も角、白い髭も生やしており、見た目的にピッタリ…すると死神くんNo.413号がハタと思い付いたのよ――会長にサンタクロース役をやらせようって!
勿論会長は大いに嫌がったわ、「今の自分は魂のみだから他人には姿も見えず声も聞こえず、こんなんでサンタ務まるか~ざ~んねん!!」とかゴネ捲り、対してNo.413号くんも「自分達死神は魂を操れるから全然問題無いんだぞ~!!」と負けずに押し返した。
No.413号くんは、最後の切り札に会長との契約を持ち出し、「あんたの願いを聞いてやったからには、今度はオレの言う事を聞いて貰うぞ!」と強制的にサンタ役を引き受けさせたの。

渋々了承した会長は、クリスマス・イブにサンタの格好で、あの少年の家を訪ねた。
お願いした通りサンタクロースに会えた少年は大喜び!
片やサンタ役の会長は、相変わらずムスッと不機嫌顔…ちょっとー!約束したんだから、ちゃんと演じなさいよー!
窓から見守ってる2人の死神くんも、あんなのに任せて大丈夫なのかと不安でしょーがない。
しかもここに来て重大なミス発覚、少年に渡すプレゼントを用意するの忘れてたんですって!
もう!何の為のサンタクロースよ!?
でも少年はガッカリしたりせず、「プレゼントが無いなら、自分とキャッチボールして遊んで!」って頼んだの…健気ねェ、メリー、ほろりと泣けちゃう。
そんな健気な少年相手に、嫌そうな態度を隠さないサンタ(会長)。
けれどキャッチボールをやってる内に、いつの間にか本気になって遊んでたの。
幼い頃から病弱で父親とキャッチボールして遊ぶ事も無かったって少年が言ってたけど、もしかしたら会長も誰かと遊んだ経験無いまま大人になったのかも知れないわ。
孤独な人生が彼の心をこんなにも頑なにしてしまったのね…。

童心に返って暫し少年とのキャッチボールを楽しんだ会長…でもふと我に返った瞬間、年甲斐も無く子供と本気で遊んだ事が恥ずかしくなり、腹いせに自分はサンタクロースではないとバラしてしまう。
ところが少年は、その事実を聞かされても、笑顔で答えたの。
「サンタクロースが作り話なのは解ってる。
 クリスマスにプレゼントをくれるのはパパとママ。
 けれど、おじさんは無関係の他人のボクの所に来てくれたじゃない。
 ボクのために…なら、やっぱり本物のサンタクロースだよ!!」
嬉し涙を溢して「有難う」と胸に飛び込む少年を、しっかり抱き留める会長の目にも涙…窓から顛末を見届けた死神くん2人は、ニッコリ笑い合ったの。

翌朝、自宅の御屋敷で甦った会長は、驚愕する一族郎党、立会人、弁護士等の前で、今から遺言を公表すると宣言。
その内容は、「屋敷に有る美術品は世界各国の美術館に寄付。宝石等の貴金属類を全て金に換えた上で、自分の全財産を世界中に寄付する」というものだった。

綺麗さっぱり片付け終えた会長は、死神くんが告知した通り、クリスマスの朝、あの世へと旅立ってった。
死神くんNo.413号に連れられての道すがら、会長の魂は、同じく死神くんNo.404号に連れられる少年の魂と再会。
「おじさんとそっくりなサンタに会った事が有る」と話し掛けて来た少年に、会長は照れながら「わしもサンタが居ると信じてる」と答えたの。
2人の死神くんに導かれ、仲良く天へ昇る2人の魂…下界の街ではサンタクロースが、子供達に笑顔を振り撒いてた。

…不朽の名作「クリスマス・キャロル」を思い出させるよな良いお話ね。
スクルージおじさん同様、会長も根は悪い人じゃなかったのよ。
孤独を愛する人も、誰かと繋がりたくなるクリスマス。
貴方の持ち物が、他人との繋がりを、叶えてくれるかもしれないわ。

ここで今夜のクリスマス・ソングを紹介――「Must Be Santa」!
作詞者はウィリアム・フレデリックス、作曲者はハル・ムーア、ボブ・ディランが歌うバージョンが特に有名ね。
繰り返しのレスポンスがテンポ良く、とっても楽しいの♪
ちなみに歌詞に出て来る「ダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン、コメット、キューピッド、ドンダー、ブリツェン」は、サンタクロースのそりを牽く8頭のトナカイの名前。(ルドルフはまだ登場前なの)
歌はこちらを参考にしてね!
それじゃあまた、明日もメリーと一緒にクリスマス・ソングを歌いましょ♪



【Must Be Santa(それはサンタ)】




Who's got a beard that's long and white♪
Santa's got a beard that's long and white♪
Who comes around on a special night♪
Santa comes around on a special night♪
Special night♪
Beard that's white♪
Must be Santa♪
Must be Santa♪
Must be Santa♪ Santa Claus♪

Who wears boots and a suit of red♪
Santa wears boots and a suit of red♪
Who wears a long cap on his head♪
Santa wears a long cap on his head♪
Cap on head♪
Suit that's red♪
Special night♪
Beard that's white♪
Must be Santa♪
Must be Santa♪
Must be Santa♪ Santa Claus♪

Who's got a big red cherry nose♪
Santa's got a big red cherry nose♪
Who laughs this way HO HO HO♪
Santa laughs this way HO HO HO♪
HO HO HO♪
Cherry nose♪
Cap on head♪
Suit that's red♪
Special night♪
Beard that's white♪
Must be Santa♪
Must be Santa♪
Must be Santa♪ Santa Claus♪

Who very soon will come our way♪
Santa very soon will come our way♪
Eight little reindeer pull his sleigh♪
Santa's little reindeer pull his sleigh♪
Reindeer sleigh♪
Come our way♪
HO HO HO♪
Cherry nose♪
Cap on head♪
Suit that's red♪
Special night♪
Beard that's white♪
Must be Santa♪
Must be Santa♪
Must be Santa♪
Santa Claus♪

Dasher Dancer Prancer Vixen♪
Comet Cupid Donner Blitzen♪
Dasher Dancer Prancer Vixen♪
Comet Cupid Donner Blitzen♪
Reindeer sleigh♪
Come our way♪
HO HO HO♪
Cherry nose♪
Cap on head♪
Suit that's red♪
Special night♪
Beard that's white♪
Must be Santa♪
Must be Santa♪
Must be Santa♪ Santa Claus~~~♪


【訳】
誰の髭が長くて白い?
サンタの髭が長くて白い
誰が特別な夜にやって来る?
サンタが特別な夜にやって来る
特別な夜
白い髭
それはサンタ
それはサンタ
それはサンタ サンタクロースに違いない

誰が赤いブーツと服を着てる?
サンタが赤いブーツと服を着てる
誰が長い帽子を被ってる?
サンタが長い帽子を被ってる
帽子を被ってる
赤い服
特別な夜
白い髭
それはサンタ
それはサンタ
それはサンタ サンタクロースに違いない

誰の鼻が赤くて大きい?
サンタの鼻が赤くて大きい
誰がホー、ホー、ホーって笑う?
サンタがホー、ホー、ホーって笑う
ホー、ホー、ホーって笑う
赤い鼻
帽子を被ってる
赤い服
特別な夜
白い髭
それはサンタ
それはサンタ
それはサンタ サンタクロースに違いない

誰がもう直やって来る?
サンタがもう直やって来る
8頭のトナカイがソリを牽いて
サンタのトナカイがソリを牽いて
トナカイが牽くソリ
もう直やって来る
ホー、ホー、ホーって笑う
赤い鼻
帽子を被ってる
赤い服
特別な夜
白い髭
それはサンタ
それはサンタ
それはサンタ サンタクロースに違いない

ダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン
コメット、キューピッド、ドンダー、ブリツェン
ダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン
コメット、キューピッド、ドンダー、ブリツェン
トナカイが牽くソリ
もう直やって来る
ホー、ホー、ホーって笑う
赤い鼻
帽子を被ってる
赤い服
特別な夜
白い髭
それはサンタ
それはサンタ
それはサンタ サンタクロースに違いない



…こんばんは、びょりです。
昨日はメリークリスマスを言い忘れた事に気付きました…今更ですがメリークリスマス。
死神くん、ジャンプ連載前に、少年チャンピオンで、プロトタイプ的な読み切り作品を読んだ覚えが…作者はチャンピオンからジャンプに移籍して正解でしたな。
メジャーになりたいなら雑誌を選べって事か…小山田いく氏もジャンプに移籍してれば今頃…。

今夜の写真は、今年我が家で食べたクリスマス・ケーキ。
Suicaペンギンサンタ、チョコの蓋が被さってるというデザインでした。




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2017年、クリスマスには歌を歌おう♪その5

2017年12月25日 00時00分00秒 | クリスマス
メリーークリスマーーース♪♪
遠い昔、この日は誰にとっても、一年で最も重要な意味を持っていた。
古い陽は沈み、新しい陽が昇る、死と再生の日。
「少年&青年漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第5夜目に紹介するのは、聖夜に相応しい作品、高橋留美子女史原作「うる星やつら」より。
…え?「去年も、うる星やつら紹介してたじゃん」って?そうね、一昨年はアニメ版も紹介してたわ。
リク貰った時にメリーも同じ事を元ブログ主に言ったんだけど、ルーミックと小山田いくと竹本泉は別腹なんですって!(呆)
偏ってて申し訳無いけど、大目に見てやって頂戴!
そういう訳で3年連続になるけど、今夜は「うる星やつら」24巻に収録されてる、「最後のデート」を紹介!

太陽がギンギランギンに照り付ける真夏の或る日、サクラから家に呼ばれたあたる(withラム)は、と或る少女とデートするよう頼まれたの。
なんでもサクラの所へ、そのと或る少女の母親から、依頼が持ち込まれたんですって。
依頼者の母親から預かったという日記帳には、病弱な少女の切ない恋心が、数頁に渡り綴られてたの。

「10月20日、今日もあの方が窓の下を駆け抜けて行った。
 いつも元気で楽しそう。
 爽やかな笑顔、何と言うお名前なのかしら?
 ガールフレンドは居るのかしら?
 一度でいい、お話してみたい。

 10月27日、あの方の名前が解った。
 『4丁目の諸星あたる君だって』、母が調べてくれたのだ。
 『どんな人なの?』と訊いたら、母は困った様に笑って、答えてくれなかった。
 それはそうよね…だって私は、あの方みたいに元気じゃないし…
 それにきっと、もうつき合っている女の子が居るに違いない、ステキな人だもの。
 でも、あの方に私の気持ちを知って欲しい。
 そうしたら私…死んでもいい。」

…可哀想に、日記の少女にとって、窓辺から見る風景だけが、唯一の楽しみだったのね。
戸外へ出る事の叶わない少女が、ふと景色の中へ飛び込んで来た快活な異性に惹かれるのは無理無いわ。
サクラも少女に同情したからこそ、この依頼を受けたんでしょうね。
コミックス1巻によると、(今では信じられないけれど)若い頃のサクラも病弱だったらしいから。
当のあたるは、自分にデートを申し込むほど奇特な…いえ、熱を上げてる少女が居ると聞かされ有頂天!
女好きの彼が、こんな美味しい話を受けない訳が無いわね。
押しかけ女房のラムが傍らで眉を吊り上げるのにも構わず、少女からのデートの申し込みを快諾したの。
「サクラさんの頼みとあらば、例え相手が化物でも!」「それは話が早い!」
――はっっ!この返しはデートの相手が人外のパターン!?
流石あらゆる災難に見舞われた男なだけあって、察しが早いわね。(笑)
言葉の続きを待たずに、あたるが回れ右で逃げ出す、しかしサクラも相手の行動パターンに慣れたもんで、投げ注連縄で彼をあっさり捕縛してしまったの。
そこへサクラの伯父のチェリー(錯乱坊)が、日記の主である少女を連れて来た。
「安心せい!デートの相手は化物ではない!幽霊じゃ!」
「同じ様なもんじゃ!!」とチェリーに怒鳴るあたる…けれど、もじもじ恥じらいつつ姿を現した少女を見て、再び乗り気に。
緩く2つに編んだお下げ髪に、ソバカスの散った可憐な顔立ち――相手が美少女なら、幽霊で身体に触れられなくともOK!!
早速、普段の調子で口説くあたるに、少女は頬を染めて名乗ったの。
彼女の名前、「望」ちゃんって言うんだって。
憧れのあたる君に会って話が出来た望ちゃんは、とっても嬉しそう。
2人が語らう様子を、サクラ・チェリー・ラムの3人は、縁側でスイカを食べつつ見守ってた。
「良いのけ?あのコ、ダーリン(あたる)の事、かなり美化してるみたいだっちゃよ。本当の姿を知ったらガッカリするっちゃ!」
自分の事は棚に上げて…と思わなくもないけど(笑)、ラムからすれば、有りの侭のダーリンを愛する事が出来るのは自分だけだって、自負してるんでしょうね。
そんなラムの懸念に、サクラとチェリーは、「奴の本性を知り娘が幻滅したとして、この世に未練が無くなり成仏出来る事に変わらず、其れもまた善し」と達観した口振り。
サクラとチェリー的には、少女を成仏さえさせれば、仕事は完了なのね。
縁側の3人がスイカを食べ終わる頃、庭の2人の会話も一段落ついた様だった。
望ちゃんが、入院中に編んだと言って、あたる君に毛糸のマフラーを渡す。
…今の季節が真夏な事を考えると、季節外れも甚だしいわねェ~。
でもサクラが言うには、望ちゃんの命日はクリスマスなんですって。
きっとベッドの上で、クリスマス・イブに、あたる君へプレゼントを渡す事を夢見て、一生懸命編んだのね…泣けるわァ~~!
フェミニストを自認するあたる君だもの、少女の真心が詰まった手作りプレゼントを無下には出来ないわ!
彼は笑顔で望ちゃんに御礼を言い、躊躇い無くマフラーを首に巻いて見せた。
キャー!ダーリン格好良い~!!
望ちゃんは大感激!持ってた紙袋から、空かさず手編みの手袋と帽子とレッグウォーマーも取り出して、あたる君に渡したの。
無論これら3点も、あたる君は喜んで装着――キャー!キャー!ダーリン素敵!漢前~~!!
蝉が鳴く夏の午後の炎天下、ジワジワ噴き出す汗を堪えて、乙女の純情に応えてたあたる君だったけど、望ちゃんが「実はセーターも…」と言い掛けた瞬間、とうとう耐え切れなくなって脱走――そんな彼をサクラの投げ注連縄が容赦無く捕縛!!
サクラさんったらキビシィ~~!!
「乗り掛かった舟じゃ!着てやれ!!」
「他人事だと思いやがって!俺は我慢大会しに来たんじゃない!」
「ダーリン、女の子の真心を踏みにじるんじゃないっちゃ!」
「おまえな、生身の女の子から何か貰うとギャーギャー騒ぐくせに…」
あたる君がサクラとラムにヒソヒソ文句を言ってる姿を見て、迷惑そうな気配を察したんでしょうね…望ちゃんは、「無理に着て貰わなくても良い」って、遠慮がちに言ったの。
「どうせセーターは編み掛けだから…途中で死んじゃったから…」

――し~~~~~…んと静まる場の空気。

そんな寂し気な笑顔で言われちゃったら、着ないわけにいかないわよねェ~。
結局、あたる君は手編みのマフラー・帽子・レッグウォーマー・手袋・編み掛けのセーター全部を身に着け、望ちゃんと街へデートに出掛ける事にしたのよ。

陽射しが照り付ける繁華街を、異様な格好の集団がゾロゾロ歩いてく。
毛糸のアイテムで身を固めた青年に、病院を脱け出しでもしたかの様なネグリジェ&スリッパ姿の少女…2人から数歩離れて虎縞ビキニを着た鬼娘と巫女と坊主…通行人はチンドン屋かコスプレイヤーグループとでも思ったんじゃないかしら?(笑)
全ては望ちゃんを成仏させる為!あたる君と愉快な仲間達は、軽~く映画を観て、軽~く食事をし、軽~く遊園地で遊ぶ等して、楽しいデートを演出したんだけど、日が沈み、園内に明かりが点る頃になっても、彼女は現世に留まったまま。
離れた場所で2人のデートを見守ってたラムが、焦れた様に何時成仏するのかをサクラに尋ねたの。
夜になっても引かない蒸し暑さに、厚着で居るダーリンは大分グロッキー気味、如何にタフな彼でも熱射病にならないか心配になったのね。
望ちゃんは未だ思いを遂げ切れずに居る…彼女の心残りが何なのかを知る為、サクラはもう一度、彼女が書いた日記を最後まで読んでみた。

「12月24日、今日はクリスマス・イブ、夢を見た。
 あの方と真っ白い雪の中、腕を組んでいる夢。
 あの方は私の編んだセーターを着て…これが現実だったら、もう何も思い残す事は無い…」

望ちゃんの一番の願いは、真っ白い雪の中で、あたる君と腕を組む事だったのね!
でも雪って……真夏にどうやって叶えたら良いの?(悩)
「雪が降るまで待つしかあるまい」
「そのようですな」
「何、呑気な事言ってるっちゃ!!」
何処までも他人事な態度のサクラとチェリーに、ラムは怒りプンプン!
でもこれって難題だわ…ラムには気の毒だけど、次回より望ちゃんがレギュラーに加わって、あたるを巡り鬼娘と幽霊少女がラブ・バトルするトライアングル・ラブ・コメディって形式で、連載続ける事になるんじゃないかしら?(まるで何処ぞのGS美神ね)
なーんて考えてたその時、奇跡が起こったのよ!

――ドーン!!!と花火が打ち上がり、天高くパッと弾けた光が、まるで真っ白い雪の様に降り注いだの。
「綺麗…」、うっとり呟いた望ちゃんの隣には、彼女が編んだプレゼントを身に着けて微笑むあたる君…その光景はクリスマス・イブに見た夢と同じ。
「腕…組んで良いですか?」
望ちゃんの願いを聞き、腕を差し出す、あたる君。
そっと触れる腕に感触は無かったでしょうけど、夢が叶った望ちゃんは、安らかな笑顔を浮かべて成仏したの。
――薄れ行く、望ちゃんの姿。
夜空に打ち上がる2発目の花火、望ちゃんが成仏したのを見届け、サクラとチェリーとラムが、あたるの側へやって来た。
サクラは「暑さに耐えて良く頑張った!感動した!!」とあたるを誉めて(違)、「もう脱いでも良いぞ」と優しい言葉をかけた。
けれど、あたるはサクラの言葉に首を振り、「もう少し、着てる…」と答えたの。

蝉が鳴く夏の日、あたるとラムは、望ちゃんの墓参りに出掛けた。
あたるが彼女に花と線香を供える、その背中にラムは声をかけた。
「ダーリン…優しかったっちゃね」
「俺はいつだって優しいわい!」

それから暫くして…帰る道すがら、あたるがぽつりと呟いたの。
「それに、幽霊の夢壊しちゃ可哀想だもんな」
何だか彼女が羨ましくなったラムが、「うちも幽霊になろうかな」と聞こえる様に呟けば、あたるは「何言ってんだバカ!」とぶっきらぼうに返したの。

…話の中での季節は夏でも、「クリスマス」がこの話の重要なキーになってるの。
ならクリスマス・ストーリーに数えて問題ナッシングよね!?
後年、原作者が気に入ってる話の内の1つとして、インタビューで語ってたのをメリー覚えてるわ。
「諸星あたる」のツンデレな魅力大爆発、この話を読んで彼のファンになった女性読者も居るんじゃないかしら?

さて、ここらで今夜のクリスマス・ソングを紹介しましょ♪
聖夜にぴったりなクリスマス・ソング、「Silent Night」!
オーストリアのニコラウス教会で司祭を務めてたヨゼフ・モールがドイツ語で歌詞を書き、親友のフランツ・グルーバーがそれに曲を付けて生まれた讃美歌と伝わってるわ。
歌はこちらを参考にしてね♪

明日は26日…日本では今夜でクリスマスを終了し、正月モードに切り替わっちゃうけど、クリスマスの真髄はまだまだこれからよ!
また明日、メリーと楽しく、クリスマス・ソングを歌いましょ♪



【Silent Night(きよしこの夜)】




Silent night, holy night♪
All is calm, all is bright♪
Round yon Virgin, Mother and Child♪
Holy infant so tender and mild♪
Sleep in heavenly peace♪
Sleep in heavenly peace♪

Silent night, holy night♪
Son of God love's pure light♪
Radiant beams from Thy holy face♪
With dawn of redeeming grace♪
Jesus Lord, at Thy birth♪
Jesus Lord, at Thy birth♪

Silent night, holy night♪
Shepherds quakeat at the sight♪
Glories stream from heaven afar♪
Heavenly hosts sing Alleluia♪
Christ the Savior is born♪
Christ the Savior is born♪


【和訳】

聖し、この夜
皆静かに、輝いて
あの聖なる母と子の周りで
聖なる赤子は、優しく穏やかに
神の御元で安らかに眠る
神の御元で安らかに眠る

聖し、この夜
神の御子、清らかな愛の光
あなたの光り輝く、聖なる尊顔
優しき贖罪の、夜明けとともに
主イエス様が、お生まれになった
主イエス様が、お生まれになった

聖し、この夜
羊飼いが見て慄いた
聖なる光が、遥か天井から
天の使いが、神を讃えて歌い
救世主キリストが、お生まれになった
救世主キリストが、お生まれになった



…こんばんは、びょりです。
偏った選択で誠に申し訳無いですが、去年この回を挙げるのを忘れて、大変心残りだったのです。
普段おちゃらけてるキャラが真面目な部分見せると、元からシリアスなキャラ以上に、その一面が強く印象に残るもんですよね。
しかし幽霊でも物持ったりしてるって事は、腕組んだ感覚も有ったりするんじゃないかなあ?
それとも幽霊が物体を動かしてる場合、触れずに念力で浮かせてるって設定なんだろうか…?

今夜の写真は池袋東武デパート屋上に飾ってあった、クリスマス・ツリーのオーナメントの一部。
東武のクリスマス・ツリー自体は綺麗に飾り付けられてたのに、ただ屋上にズラッと数本並べるだけの展示方法が、ツリーの美しさを台無しにしてました…激しく勿体無い。

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2017年、クリスマスには歌を歌おう♪その4

2017年12月24日 20時55分23秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
とうとう楽しいクリスマス・イブがやって来たわね♪
ケーキにチキンにプディングにワインにプレゼント、1年で贅沢が許される最良の日に、貴方が望むのは何かしら?
そちらの殿方は…え?可愛いガールフレンド?
…それはサンタクロースに願っても、叶えるの難しいかもしれないわねェ~って、駄目よ!自棄になってお酒を浴びるほど飲んだりしちゃ!!
「大体、何でサンタクロースはお爺さんなのか」って?「可愛い女の子がプレゼント届けてくれるなら一挙両得なのに」って?
う~~ん、そうねェ~~、そんな貴方には、こんな漫画どうかしら?
「少年&青年漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第4夜目は、講談社が発行する週刊少年マガジン、1998年第4・5合併号に掲載された、赤松健氏原作の読み切り漫画、「いつだってMyサンタ!」を紹介するわ!

これは、クリスマス・イブに出会った青年と少女の物語――
青年は、子供の頃からクリスマスやサンタクロースに関わる物が大嫌いだった。
その理由は、青年が12月24日生まれで、「参太(サンタ)」なんて名前を付けられてしまったから。
おまけに何の因果か、クリスマス・イブは参太の両親が結婚した記念日でもある。
実の息子を放任気味な彼の両親は、毎年クリスマス・イブを迎える度、2人で海外まで遊びに行ってしまう為、参太は子供の頃からずっと、誕生パーティーをして貰えた例が無い。
クリスマス・イブだってのに独り切り…そんな不幸な参太に、少女はクリスマスの幸福をプレゼントすると宣言。
参太の前に現れた不思議な少女の名前は「まい」、なんと彼女の正体は美少女サンタクロースだった!
但し、未だ1人も幸せにした事が無い落ちこぼれの見習いで、背負っているリュックからはプレゼントではなく、何故か新鮮なサンマしか出せない(サンマ出せるだけでも凄いと思うけど、しかも新鮮)。
「今年こそ誰かにクリスマスの幸福を届けて、完璧なサンタクロースになってみせるんだから!!」
「まい」は「参太」と一晩付き合い、彼を幸福にしてみせる!!と意気込むのだが――

この作品、嬉しい事に、赤松健氏が経営するサイト「マンガ図書館Z」で無料閲覧する事が出来るの。
だから今回は敢えて詳細な紹介は控えさせて貰うわ。
果たして美少女「まい」は、クリスマス・イブに青年「参太」を幸せにする事が出来るのか?
貴方自身が読んで確かめて!

大ヒット作「ラブひな」・「魔法先生ネギま!」の作者で知られる赤松健氏が、「ラブひな」連載以前に描いた読み切り作品との事で、2005年12月7日にはオリジナル・ビデオ・アニメ版も発表されたとか。
初期の赤松健作品らしい、ストレス・フリーなラブコメは、肩が凝らずに読めて、パンチラに入浴シーンといったサービスもたっぷりv
ミニスカ美少女サンタに憧れる男子諸君は必読よ!

といったところで少し早いけど、今夜のクリスマス・ソングを紹介、落ちこぼれサンタクロースに合わせて、落ちこぼれトナカイの歌――「Rudolph The Red-nosed Reindeer(赤鼻のルドルフ)」!
落ちこぼれだけど、自分で気付いてないだけで、本当は凄い能力を秘めてるトナカイ、「ルドルフ」の物語を、ジョニー・マークスが歌にした、大ヒット・クリスマス・ソング。
歌はこちらを参考にしてね♪
いつだって出逢いが運命を変えるもの…貴方にも、運命を変えるクリスマスの出逢いが有る事を、メリー祈ってる!
また明日、聖夜にここで待ってるわ♪



【Rudolph The Red Nosed Reindeer(赤鼻のルドルフ)】




Rudolph the red nosed reindeer♪
Had a very shiny nose♪
And if you ever saw it♪
You would even say it glows♪
All of the other reindeer♪
Used to laugh and call him names♪
They would never let poor Rudolph♪
Join in any reindeer games♪

Then one foggy Christmas Eve♪
Santa came to say♪
Rudolph with your nose so bright♪
Won't you guide my sleigh tonight♪

Then how the reindeers loved him♪
And they shouted out with glee♪
"Rudolph the red nosed reindeer♪
You'll go down in history♪


【訳】

赤鼻のルドルフ、ピカピカのお鼻を持っていた
君も見たら、きっと光ってると思う筈さ
他のトナカイ達は、笑って悪口さえ言っていた
一緒に遊んでさえくれなかった

ある霧の濃いクリスマスイブ
サンタが来て言った
「ルドルフや、その明るい鼻で道を照らしてくれないか?」

仲間のトナカイ達は、ルドルフを見直して
歓喜の中こう叫んだんだ
「赤鼻のルドルフ、お前は歴史に残るトナカイだ!」



…こんばんは、びょりです。
「続きはwebで!」なんて、手抜きが過ぎるぞミス・メリー!
赤松健氏の作品は画が可愛いと思う、特に女の子。
ページを開く度にパンチラに目が行ってしまう…開き直りにも取れるサービスっぷりが、いっそ清々しい。
お話は他愛もないものなので、粗筋紹介するのに苦労するのは良く解る。(笑)

今夜の写真は那須どうぶつ王国(←音出るので気を付けて)で撮ったトナカイ。
本物はこんなにも厳つい、角から歴戦の猛者っぷりが窺える。

クリスマス・イブおめでとう!チョッパー誕生日おめでとう!(然り気無く…)


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2017年、クリスマスには歌を歌おう♪その3

2017年12月23日 20時47分47秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
いよいよ明日はクリスマス・イブ!
サンタクロースからのプレゼントが楽しみな日ね♪
優しくて子供が大好きなサンタクロースのお爺さんは、クリスマスの夜にトナカイが牽くソリに乗って、世界中の子供達にプレゼントして廻る…でもこれって実は、比較的新しいサンタクロース像で、初期のサンタクロース像は全然違うものだったって、メリーが以前ここで話したわよね?
初期のサンタクロースは、プレゼントをするだけでなく、子供を怖がらせる存在でもあったのよ。
「少年&青年漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、3夜目に紹介するのは、本当は怖ろしいサンタクロース…なんちゃって、楳図かずお氏作『恐怖』シリーズより!

ホラー漫画界の巨匠、楳図かずお先生を御存知ない人は、多分居ないでしょうね。
子供の頃に先生の漫画を読んで、トラウマ植え付けられた人は多いと思うわ。
それにしてもサンタクロースが恐ろしいなんて想像つかない…って人、今夜紹介する楳図かずお氏著『恐怖』の2巻に収録されてる、『サンタクロースがやってくる』を読めば、クリスマス・イブに眠れなくなる事請け合いよ!
『恐怖』シリーズは、みやこ高校新聞部に所属するエミ子と夏彦が、実体験した恐怖を語る百物語的スタイル。

事の起こりはクリスマス・イブ…エミ子と友人達は、一男先生の家でのクリスマス・パーティーに招かれた。
そこで、先生のクリスマスに纏わる身の上話を聴いたの。

先生は物心つく前に両親を亡くし、元大工だったお爺さんに育てられたんですって。
幼かった先生を、お爺さんは目に入れても痛くない溺愛振りで、器用な手先で拵えた鳩笛を売ってはお金に換え、駄菓子や絵本を買って喜ばせる事を、楽しみにしていたそうなの。
両親の居ない先生は、そんなお爺さんに甘えるだけ甘えてた…朧げに残る記憶の中のお爺さんは、白い口髭を伸ばし、穏やかに笑ってる姿だとか。
祖父1人子1人の生活は、或る日、お爺さんが病に臥した事で、激変してしまう…2人きりだった生活の中に、おばさんが入り込み、世話をするようになったそうなの。
おばさんは、1日中お爺さんに泣いて縋る先生を厭い、2人を引き離したんですって。
意地悪なおばさんに睨まれ、お爺さんが寝ている部屋に入る事すら許されなくなった先生は、夜毎涙で枕を濡らしたんだとか。
時折、我慢出来なくなった先生が、おばさんの目を盗んでお爺さんの部屋を覗くと、寝たきりのお爺さんも同じ思いで居るのか、ジッと見詰めて来たそうなの。
その内、お爺さんは、おばさんに隠れて、何事かをしている様だった…容態が日増しに悪化し、遂に起き上がれなくなったお爺さんは、おばさんに大きな皮を持って来るよう頼むと、それで大きな袋を拵えたんですって。
お爺さんが亡くなる数日前の夜、先生がお爺さんの部屋を覗くと…お爺さんは枯れ枝の様な手で、玩具をいっぱい皮袋の中へ詰めていた…その光景があまりに異様に思えて、先生は大人になった今でも忘れられずにいるそうなの。
今際の際、お爺さんは、おばさんや親戚の人が席を外してる間に、先生に掠れた声で、こう言い残したんですって。

「一坊、爺ちゃんは、おまえと別れるのが一番辛いのじゃ…」

幼い先生の事を、お爺さんは「一坊(かずぼう)」って、呼んでたそうなのね。
お爺さんは先生に遺作となる鳩笛を渡し、「どうしても辛くて我慢出来ん時は、その鳩笛を吹くのじゃ」と伝え、玩具がいっぱい詰まった皮袋を胸に抱き、亡くなったんですって。
その日は12月25日…丁度クリスマスの夜で、雪が降ってたんだとか。
亡くなったお爺さんのご遺体は、遺言通り玩具が入った皮袋も一緒に埋葬され、幼い先生は意地悪なおばさんに引き取られる事になったんですって。
お爺さんを亡くしたばかりの頃、先生は悲しみに暮れて、泣いてばかり居たらしいの。
そんな先生を、おばさんは容赦無く折檻した為、恐ろしくて仕方なかったとか。
けれど一緒に暮らしてく内に、意地悪だと思ってたおばさんが、本当は涙もろくて優しい人だって事が解って来た。
成長するにつれ、お爺さんに甘えて我儘放題に育てられた自分の方が、間違いだった事に気付いたそうなのね。
次第にお爺さんの記憶は薄れ、活発な子供時代を過ごす間に、あの鳩笛を何処かへ失くしてしまい…結局、鳩笛を一度も吹かないまま、大人になった――というのが自分の、クリスマスに纏わる生い立ち話だと、先生は語り終えたの。
それから先生は、膝に抱いてた一人息子の「佳司」君を、エミ子達に紹介してくれた。
佳司君は、先生が言うには、お爺さんと一緒に暮らしてた頃の自分にそっくりらしいの。
幼い頃の先生同様、佳司君にもお母さんは居ない…でも先生は、お爺さんみたいに甘やかしたりしないとエミ子達に言い、「サンタクロースからプレゼントを貰いたいなら、早く寝なさい」と、佳司君に自室へ戻るよう諭したの。
まだ幼い佳司君は、サンタクロースが居るって信じてたから、先生の言葉に素直に頷いて、居間を退出したわ。

佳司君が出て行ってから暫く経った頃、先生と友人達とでトランプに興じていたエミ子は、「ホー」っていう奇妙な物音を聞いたの。
まるで鳩の鳴き声の様な…けれどエミ子の他は誰にも聞こえなかったらしく、友人達から「気のせいよ」と言われた彼女は、特に気にしない事にしたのね。
一晩中雪が降り頻りホワイトクリスマスとなったその日以降、先生の様子はおかしくなった。
道を歩いてる時も深刻な顔で何かを考え込んでいる様子…心配になったエミ子は「悩み事なら相談に乗りますよ」と申し出たの。
一旦は断った先生だったけど、数日後、思い詰めた顔でエミ子に打ち明けた。

あの日、クリスマスパーティーが終わった後で、先生は佳司君の部屋へ行き、こっそりプレゼントを置こうとしたんですって。
ところが、ベッドの側に吊るしてあった筈の靴下が床に転がり、中には玩具が入ってたそうなの。
一体この玩具を何処で手に入れたのか、先生が問い詰めても佳司君は「サンタのおじさんからもらった」としか話してくれなかったんですって。
古ぼけた玩具だったから、おおかた何処かで拾った物を、佳司君が自分で入れたんだろうって、無理矢理納得してたそうなの。
ところがクリスマスを過ぎても、玩具は毎晩1ずつ、佳司君の部屋に置かれるんですって。
それに…プレゼントが置かれる前には、決まって「ホー」という奇妙な物音が聞こえる…先生が言うには、その音は、昔お爺さんから貰った鳩笛を吹く音に、よく似ているらしいのね…。
エミ子は、クリスマスパーティーに招かれた夜、自分も同じ様な物音を聞いた事を打ち明けた。
不吉な予感に駆られたエミ子は、その夜、先生と共に、佳司君の部屋の隣で見張る事にしたの。
すると部屋の中から「ホー」っていう奇妙な物音が――確かに聞こえた!――直ぐに先生とエミ子は部屋に飛び込んだけど、佳司君の他は誰も居ない――でも先生は、佳司君が慌てて背中に何かを隠したのを見逃さなかったの。
先生が怒って渡すように言うと、佳司君は家の外へ飛び出してった。
走りながら「ホー」と笛を吹いた佳司君は、道に積もった雪で滑って転んでしまった。
追い付いた先生が佳司君の手から落ちた物を拾うと――それはやはり、先生が昔、お爺さんから貰った鳩笛だったのよ。

証拠品を押さえられたからには誤魔化せないと思ったんでしょうね、佳司君は先生とエミ子に訳をすっかり話したの。
或る日、佳司君は、押し入れを探索していて、古物の中から偶然鳩笛を見付け、クリスマス・イブに吹いてみたんですって。
すると、窓を閉めて鍵を掛けていたのに、部屋の中へ見知らぬお爺さんが入って来たそうなの。
きっとお爺さんはサンタクロースで、煙突から応接室に有る暖炉を通り、入って来たんだ――佳司君は、そう思ったんだって。
お爺さんは何故か佳司君の事を「かずぼう」と呼び、「また虐められたんだな、可哀想に…」と言って憐れんだんですって。
佳司君が、自分の名前は「けいじ」で、誰にも虐められてないと言っても、聴いてくれなかったそうなの。
「かずぼう(一坊)」は、幼かった頃の先生に、お爺さんが付けた愛称…もしや佳司君の元へ毎夜現れるサンタクロースの正体は、先生のお爺さんの幽霊…!?
それも、どうやらお爺さんは、佳司君の事を「一坊」だと思い込んでるみたい…エミ子の不吉な予感は益々強まったの。

クリスマスの夜、お爺さんは背負っていた袋から玩具を取り出し、佳司君にプレゼントしてくれた。
プレゼントを渡す時、お爺さんは、この事を誰にも言ってはいけないよと口止めした上、「爺ちゃんに会いたくなったら鳩笛を鳴らすのじゃ」と、佳司君に約束させたそうなの。
プレゼントが嬉しかった佳司君は、約束通り誰にもこの事を言わず、毎晩鳩笛を吹いては、お爺さんと会ってたんですって。
けれど今夜のお爺さんは、プレゼントを渡した後に、「袋が空になってしまったから、もう渡せない」って、佳司君に言ったそうなの…。

全てを聴き終えた先生は、佳司君の部屋で寝ずの番をする事にしたの。
エミ子も先生に付き合う事を決め、万一を考えて同じ新聞部の夏彦さんも呼び、その夜は3人で佳司君を守る事にした。

雪が静かに降る夜更け…すやすやと眠る佳司君の傍で、先生は幼い頃の自分を呼ぶ声を聞いた。
部屋には何処から入ったのか、蒼白い顔のお爺さんが立ってたの。
その姿は正しく、幼い頃の自分に優しくしてくれた、お爺さん――そのお爺さんが、「可哀想に一坊…また虐められたんだな…」と言って、佳司君の方へ近付いて来る。
先生は眠る佳司君を抱き締め、「一坊は私で、これは息子の佳司だ!!」と叫んだ。
エミ子も、夏彦さんも、先生も、恐怖を感じて、逃げようとしたけど、体が金縛りに遭ったように動かない。
お爺さんが、枯れ枝の様な腕を伸ばして、佳司君の頭を掴んだ――その力は、骨皮だけの腕とは思えぬ恐ろしい強さで、頭を掴まれた佳司君が「ぎゃあああ…!!!」と金切り声を上げる――メリメリッ…ボキッ…!!!と嫌な音を響かせ、頭と胴体が別れ別れになってしまった…!

お爺さんは佳司君の生首を袋の中へ仕舞うと、「これからはずっと爺ちゃんと一緒だ」と言って、ドアの向こうへスーッと消えてしまったの…。
先生の腕の中には、佳司君の首無しの亡骸が残されており、夥しく滴る血で床は真っ赤に染まってた。

クリスマスからずっと降り続く雪は、今夜も止みそうにない……


……身の毛もよだつって、こういう話を言うんでしょうね~~。
孫を可愛がってくれたお爺さんが、その孫の一人息子を惨たらしく殺してしまう理不尽さ。
祖父の孫への愛着が生んだ悲劇…メリー読んだ後、ショックで放心してしまったわ!
…口直しにクリスマス・ソングを紹介するわね――第3夜目は「Santa Claus is coming to town(サンタが街にやって来る)」よ!
ヘヴン・ギレスピー作詞、フレッド・クーツ作曲、日本ではジングルベルに並ぶ知名度ね。
けど元の英歌詞は、愉しげな曲に似合わず、結構恐いの。
クリスマスにやって来るのは、本来サンタクロースではなく、自然の精霊や祖先の霊だった。
今夜、貴方の元へやって来るのは、何かしら…?

歌はこちらを参考にしてね♪
また明日、メリーと楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



【Santa Claus Is Coming To Town(サンタが街にやって来る)】




You better watch out♪
You better not cry♪
Better not pout, I'm telling you why♪
Santa Claus is coming to town♪

He's making a list♪
And checking it twice♪
Gonna find out Who's naughty and nice♪
Santa Claus is coming to town♪

He sees you when you're sleeping♪
He knows when you're awake♪
He knows if you've been bad or good♪
So be good for goodness sake♪

You better watch out♪
You better not cry♪
Better not pout, I'm telling you why♪
Santa Claus is coming to town♪

Santa Claus is coming to town♪



【訳】

気を付けるんだ
泣くのはダメ
ふくれっ面もダメ
何故かって?
それはサンタが街にやって来るからさ

サンタはリストを作って
2回もチェックしてる
誰が良い子か悪い子かを
サンタが街にやって来る

君が寝てる間もサンタは見てる
君が起きてる時も知ってる
良い子か悪い子かをみんな知ってるんだ
だから良い子にしていなよ!

気を付けるんだ
泣くのはダメ
ふくれっ面もダメ
何故かって?
それはサンタが街にやって来るからさ



…こんばんは、びょりです。
楳図かずお氏著『恐怖』シリーズは、月刊「平凡」にて1966~1970年迄連載された作品との事。
かなり古い作品な為、掲載雑誌が少女向けか少年向けかも、判らないんですよ。
「月刊平凡」で検索すると、平凡社が出版してたアイドル雑誌が上がるのですが…果たして当たりかはっきりせず。(汗)
もしアイドル雑誌に掲載されてた場合、少年&青年向けに含めるのは誤りって事になる。
しかし後に楳図かずお氏が少年&青年向け作家にシフトした事から、無理矢理男性誌側に含めて今回紹介させて頂いた。
…要するに掟破りしてでも、なるだけ早くに挙げたかったのだ。(笑)
史上最恐のサンタクロースっつうか、自分が選ぶトラウマ漫画ベスト10入りです。
因みにこのベスト10に、楳図かずお氏のホラー漫画が、3作はランクインしている。
ホラー好きな自分でも、この方の漫画を枕元に置いとくのは、とても勇気が要る…。

今夜の写真はJR上野駅、中央改札口出た所に飾られてた、「パンダフル・クリスマス」なデコレーションの数々。
今年は上野動物園に待望の子パンダ、「シャンシャン」が誕生。
「サンタ」ならぬ、「パンダ」が街にやって来た。
今、上野の街はパンダ一色です…いや、パンダだから二色か?

 






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2017年、クリスマスには歌を歌おう♪その2

2017年12月22日 22時15分07秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
本日12月22日は冬至、北半球では太陽の位置が最も低く、日照時間が最も短くなる日ね。
単純に考えて1年で最も暗~く寒~くなりがちな日だからこそ、明る~く暖か~く過ごしましょ☆ってのがクリスマスを楽しむ根本。
恋人や家族と、或いは友人達と楽しく過ごすのがクリスマスのスタンダード…でもそれが叶わない人達も居るものよね。
もしも暗~く(心が)寒~い人が暴発しちゃって、クリスマスをハッピーに過ごす人達に牙を剥いたら?――助けて!!お巡りさん!!
「日本の少年・青年漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第2回目の今夜紹介するのは「逮捕しちゃうぞ」より!

「逮捕しちゃうぞ」は1986年1号~1992年51号迄、講談社発行のモーニング&パーティ増刊号で連載された作品。
藤島康介原作のこの作品は、「ああっ女神さまっ」に並ぶ氏の代表作で、アニメ化や実写ドラマ化もされてるわ。
若く可愛くナイスバディで破天荒な婦警コンビが主役のポリス・アクション・コメディーとくれば、人気出たのにも納得。
こち亀に相棒に踊る捜査線といい、皆ポリス・アクション大好きよね~。
さて、この「逮捕しちゃうぞ」から紹介するのは、第5巻に収録されてる「クリスマスツリー爆破計画」!

嬉しい楽しいクリスマス・イブ、墨東署交通課に務める小早川美幸は朝からルンルン気分♪
反対に相棒の辻本夏実は朝からダーク…同じ課に所属する巡査で中嶋剣と言う相思相愛の相手が居る美幸と違って夏実はシングル、密かに思ってる課長はクリスマスなのに夜勤が決まっており、誘ってくれる人どころか誘いたい人も居ないときてる。
同居人の美幸がイブに中嶋とのデートに出掛けてしまえばクリボッチ確実…独り部屋に閉じ籠り、独りビデオを観て、独りでクリスマス・ソングを歌って過ごすクリスマス…嗚呼っ暗いっ想像するだけで暗過ぎるっっ!!
絶望に喘ぐ夏実に同僚の婦警らは概ね同情的、どうやら墨東署交通課には圧倒的にシングルが多いようね。
てゆーかニューハーフ婦警の葵双葉ちゃんが性別通り女好きだったなら、1人だけでもシングル脱出が叶ったかもしれないのに…。

同時刻…世界の片隅で不幸な男が、独り自室で更なる不幸を呼ぶ企みを悶々と練ってたの。
「おのれクリスマス…異教徒のイベントの分際で日本人を毎年堕落に導くとは許し難い!日本人がクリスマスを祝うナンセンスに鉄槌を!クリスマス・ツリーもケーキも皆無くしてしまえ!!」
クリボッチの自分を余所にイチャイチャし捲る輩なぞ皆滅んでしまえば良い!!と、他者への僻みやっかみを募らせた不幸な青年は、罰当たりにも聖夜に独りテロ計画を実行に移す――テロも「独り」で実行するとこが泣かせるわね…。

12月23日の押上、商店街のクリスマス・ツリーが何者かに爆破される事件が発生、知らせを受けた夏実と美幸はパトカーで現場に急行。
事件発生当時、商店街は大勢の人間で賑わってたとの証言だったが、不幸中の幸いで怪我人はゼロ、だが真っ黒に焦げて飛び散ったクリスマス・ツリーを見た2人は顔を曇らせる。
「過電流で発火ってんじゃなさそうね…」
現場の状況を注意深く調べていた美幸が、木端に紛れ落ちていた物を拾い上げる。
広げたそれはレジャーシート大のクロスワードパズル、しかも既製品ではなく手製の物だった。

「今回は挨拶代わりだ。
 次はでっかいやつをお見舞いする。
 そのクロスワードが解けたら時間と場所を教えよう。
 世の恋人どもにクリスマスの下らなさを教えてやるのだ。」

目的はクリスマスを台無しにしてカップル達を不幸にする事!?――何て陰湿な犯人なの!!
わざわざビッグサイズのクロスワードを自作する辺りに犯人の執念深さが推察される。
自身も犯人のターゲットに含まれる美幸の瞳が、怒りの炎を宿してメラメラ燃え上がったわ。

「クリスマスは恋人達だけのものじゃない!!
 キリスト教じゃない者が祝って何が悪い!?
 サンタクロースは子供達のヒーローなのよ!!
 日本中の子供が彼を待ってるのよ!!
 こいつはきっとクリスマスに独りで相手も無く閉じ籠ってる様な奴よ!!」

美幸がプロファイリングした犯人像は夏実も先だって予想したものだったけど…「クリスマスなのに独りで相手も無く閉じ籠り」ってワードは、夏実と、同類の同僚達の心を無情にもグサグサ刺し貫いたわ。(笑)
あな恐ろしや、クリスマス格差が生む亀裂、とはいえ警察官として正義を愛する心は同じ!
美幸の言う通りクリスマスは恋人達だけのイベントではない、人々の幸せなクリスマスを護る為、私達の手で惨劇を未然に防ぐのよ!
夏実、美幸、頼子、葵の墨東署交通課婦警4人組は一致団結し、犯人が拵えた超難問クロスワードパズルの解読を試みる。
1人は睡魔に負けて途中離脱したが、犯行予告時間の12月25日午前零時迄に何とか解読を終え、爆破予定のポイントに指定された「綿糸町クリスマス・ツリー」が建つ商店街にパトカーで駆けつける。
一般市民を避難させた後、爆弾の解体に名乗りを上げた美幸だったが、そんな彼女を嘲笑う様に、起爆装置は複雑な保護回路の塊だった。
流石はクリスマスのカップルを呪う様な根の暗い犯人ね――なんて感心してる場合じゃない!このままじゃ解体間に合わず爆発しちゃう!!(え?警備部機動隊の爆発物処理班に任せないのかって?美幸はメカニックのエキスパートで彼女の腕前には誰も敵わないのよvちなみに彼女と夏実が乗るパトカーの改造なんかも手掛けてるのv)
焦る美幸の後を引き継ぎ今度は夏実が、予め署の倉庫から持って来たチェーンソーでツリーを切り倒すと、自慢の怪力で無人の綿糸公園まで担いでブン投げ――た所でジャスト!ツリーは華々しく爆散!!
遠巻きに見ていた野次馬は、冬の夜を輝かす眩い花火に思わずウットリ。
群衆に紛れ警察が右往左往する様を見物してた犯人も、想像してた以上のエンターテイメントな眺めに「スゲー!!!」と興奮抑えられず、飛び上がった拍子に、コート裏に隠していた工具や爆発物の材料がボトボト落ちてハイ御用!
敢え無くお縄についたってワケ☆
婦警4人組の頑張りのお蔭で聖夜の惨劇を未然に防げたのは良いけれど…署内ではクリスマスだってのに美幸に忘れられた中嶋君が、課長の横で拗ねてデスクワークに励んでましたとさ☆
皆の暮らしの安全を護る警察官の仕事って大変!
クリスマスにパトロールするお巡りさんを見掛けたら感謝しなきゃ!

じゃあここで2曲目のクリスマスソングを紹介――「Joy To The World(諸人こぞりて)」!
アイザック・ワッツが作詞し、ローウェル・メーソンが作曲した、クリスマス・キャロルの王道。
やっぱりクリスマス・ソングは1人より2人以上で歌った方が楽しいわよねv(歌はこちらを参考にして♪)
ってなわけで明日もメリーと楽しく歌いましょう♪



【Joy To The World(諸人こぞりて)】




Joy to the world♪ The Lord is come♪
Let earth♪ Receive♪ Her King♪
Let every heart♪ Prepare Him room♪
And heaven and nature sing ♪
And heaven and nature sing♪
And heaven♪ And heaven♪ And nature sing♪


Joy to the world♪ The Savior reigns♪
Let men♪ Their songs♪ Employ♪
While fields and floods♪ Rocks, hills and plains♪
Repeat the sounding joy♪
Repeat the sounding joy♪
Repeat♪ Repeat♪ The sounding joy♪


Joy to the world♪
Joy to the world♪
Joy to the world♪
Joy to the world♪


Joy to the world♪ The Lord is come♪
Let earth♪ Receive♪ Her King♪
Let every heart♪ Prepare Him room♪
And heaven and nature sing ♪
And heaven and nature sing♪
And heaven♪ And heaven♪ And nature sing♪

And heaven♪ And heaven♪ And nature sing♪


【日本語版】

諸人こぞりて♪ 迎えまつれ♪
久しく♪ 待ちにし♪
主は来ませり♪
主は来ませり♪
主は♪ 主は♪ 来ませり♪


この世の闇路を♪ 照らし給う♪
妙なる♪ 光の♪
主は来ませり♪
主は来ませり♪
主は♪ 主は♪ 来ませり♪


しぼめる心の♪ 花を咲かせ♪
恵みの♪ 露おく♪
主は来ませり♪
主は来ませり♪
主は♪ 主は来ませり♪


平和の君なる♪ 御子を迎え♪
救いの♪ 主とぞ♪
褒め称えよ♪
褒め称えよ♪
褒め♪ 褒め称えよ♪



…こんばんは、びょりです。
藤島康介作品では「ああっ女神さまっ」より「逮捕しちゃうぞ」の方が好み、ちなみに美幸派です。
話的にはツッコミ所有り捲りの他愛もない物ばかりですが、それは「ああっ女神さまっ」も同じ、藤島康介作品は話より絵を楽しむべきかと。
「ああっ女神さまっ」同様に原作者の車やバイクへの強い拘りが見えて楽しいです。

今夜の写真は横浜赤レンガ倉庫で開催中の、クリスマスマーケットに飾られてた、ビッグ・クリスマス・ツリー。
幸い、爆破はされませんでした。(されたら困る)


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