瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

2022年、クリスマスには歌を歌おう♪その10

2022年12月31日 18時52分53秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今夜は一年の締め、大晦日!!
キリスト教の暦名で呼ぶなら「シルヴェスター(ジルベスター)」――これは紀元314〜335年まで在位していたローマ教皇シルヴェスター1世の名前が由来になってるの。
伝え聞くところによると、彼自ら新年の祝祭に自分の名を付けたそうよ。
キリスト教の暦名って殆どが殉教した聖人名で、教皇の名前が付けられてるのは「シルヴェスター」だけなんですって。
由来の教皇はよっぽど自己主張強い人だったのね〜。
一年の節目の大晦日には彼の世の扉が開いて、精霊や亡霊が群れ為し此の世へやって来ると云われてるの。
日本のお盆みたいだって?
昔は日本でも大晦日には地獄の蓋が開いて、魑魅魍魎や亡霊がやって来ると云われていたのよ。
日本で怪談の季節が夏に移動したのは江戸時代以降で、それ以前は冬の方が不思議で怖い話多かったんだから!
雪が積もる寒い国ほど、冬を恐れる気持ちは強いの。
まして北欧の冬は、太陽が一日の殆ど隠れたままだもの。
だから大晦日には冬の魔物を払おうと、花火を打ち上げたり、鐘を煩いくらい鳴らすのね。
鐘といえば日本でも大晦日に撞くわね…あれは百八つの煩悩を祓う為って言うけど、由来を辿ればヨーロッパと同じかもしれないわ。
大晦日には怨霊や精霊だけでなく、祖先の霊も帰って来ると信じられてるの。
ますます日本のお盆に似てるって?
そうね〜、日本に節分って行事が有るじゃない?
あれと良く似た習慣がヨーロッパにも有るんですって。
日本と同じ様に穀物の種を家中に撒きながら、福は家に残れ、魔物は外へ去れ、みたいな呪文を唱えるらしいの。
冬至の頃、魔物達と共に祖先の霊も帰って来るから、家に彼らの為の食べ物を用意して歓待するんだけど、そのまま居着かれては困る…だから冬の終わりには福だけ残して大人しく帰ってくださいってお願いするのよ…ちょっと調子が良い頼み事に思えるかしら?
それはさて置き、日本の節分の「鬼」も、昔は一年の節目に訪れる祖先の霊を指しての呼び方だったかもしれないわ。

大晦日に訪れる魔物達の力で、その夜は不思議な事が起きると言うわ。
それで大晦日には魔物達の力を借りて来る年が幸運かを占うの。
日本でも年の初めに御神籤を引くわね。
所変わっても同じ頃に似た習慣が残ってるなんて不思議だわ。

それじゃあ今年最後のクリスマス・ソングを紹介、大晦日といえばこの歌よね――Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)♪
言わずと知れた日本の唱歌「蛍の光」の原曲で知られるスコットランド民謡で、歌詞はスコットランドの詩人ロバート・バーンズ作のものが広く知られてるわ。
日本の「蛍の光」は別れや終わりのイメージが強いけど、スコットランドでは年始や披露宴や誕生日等のお祝いに歌われる事が多いんですって。
英米では年越しカウントダウンの際の定番曲で、日本でも紅白の終わりは「蛍の光」で〆るわね。
今年最後のメリーの話を聴いてくれて有難う!
皆、良い年を迎えてね!!



【Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)】




(参考映像)

Should auld acquaintance be forgot♪
And never brought to mind♪
Should auld acquaintance be forgot♪
And days of auld lang syne♪

And days of auld lang syne my dear♪
And days of auld lang syne♪
Should auld acquaintance be forgot♪
And days of auld lang syne♪


And there's a hand my trusty fiere♪
And gies a hand o' thine♪
We'll tak a cup o' kindness yet♪
For auld lang syne♪

For auld lang syne, my dear♪
For auld lang syne♪
We'll tak a cup o' kindness yet♪
For auld lang syne♪


【訳】
旧き友は忘れたまま、
決して心に戻る事は無いのか?
旧き友も、
懐かしき昔の日々も忘れるべきなのだろうか?

懐かしき昔の日々よ、我が愛しき者よ
懐かしき昔の日々よ
旧き友も、
懐かしき昔の日々も忘れるべきなのだろうか?


この手を取れ、我が信友よ
そして手を貸してくれ
優しさの一杯を交わそうではないか
懐かしき昔の為に

懐かしき昔の日々、我が愛しき者の為に
過ぎ去りし懐かしい昔の為に
優しさの一杯を交わそうではないか
懐かしい昔の為に



…こんばんは、びょりです。
写真はハウステンボス、アートガーデンに建つ観覧車から観た、場内の夜景です。
今年一年留守にして御免なさい(汗)
こんなブログですが、来年も宜しくお願い致しますm(_ _;)m
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2022年、クリスマスには歌を歌おう♪その9

2022年12月30日 17時05分10秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
明日は大晦日、一年経つのなんて当たり前ねえ〜。
今夜のお話は昨夜予告した通り「サンタクロース」について――クリスマスイブが終わったのにって?
国によってはサンタに代わってこれからプレゼントを配るモノが居るのよ!

サンタクロースの正体は紀元270~340年頃の古代ギリシャ人の町ミュラに居た司教「聖ニコラウス」、とよく言われるけど、実はそれ以前から世界中にプレゼントの贈り人が居たのよ。
まだキリスト教がヨーロッパを支配する以前、冬至の頃には来年の幸福を携えて稀(まれ)人が訪れたの。
オーストリアやドイツのシャープ、クランプス、ブットマンドル、北欧のヨール・スヴェン、ユール・キャット、ユール・バック、ユール・プッキ、同じく北欧のユール・ニッセ、ユール・トムテ、イギリスのファーザークリスマス、イタリアとロシアのベファナ、バーブシュカ、そして日本のナマハゲ…稀人は時に動物の毛皮や藁を身に纏い、悪魔の様に恐ろし気な姿をしていた。
シャープ、クランプス、ブットマンドルの様に、村町を練り歩き、人を見付けると枝で引っ叩いたりするから、子供は皆恐れて泣くんだけど、枝で叩かれた者は来年の健康を約束されてるから、大人達は進んで我が子を差し出すのね。
これら稀人は自然の精霊や土地神や祖先の霊が具現化したもので、一年の終わりに森から来年の豊穣を贈りにやって来ると考えられたの。
稀人の多くはキリスト教の洗礼を受けて、一部は聖ニコラウスの従者の形で残されているわ。

聖ニコラウスがプレゼントの贈り人としてメジャー化した理由は、民衆からとても人気が有ったからみたい。
現トルコ、イスタンブール近くのゲミレル島に在る聖堂には、聖ニコラウスの遺骨が埋葬されていて、実在の人物らしいわ。
ただ、民衆に人気が高かった「聖ニコラウス」さんは、ミュラの歴史上少なくとも3人は居て、この内の誰がサンタクロースのモデルの「聖ニコラウス」さんか、はっきりしてないらしいの(汗)。
ちなみにヨーロッパでは12/6を「聖ニコラウスの日」に定めている国が在るんだけど、元々はこの日に子供達へプレゼントを渡していたそうよ。
ところが宗教改革者のルターが「プレゼントはキリスト様から贈られるべき」と唱えた事により、プレゼントを贈る習慣はイエス・キリストの生誕を祝う12/25に移動したの。
それでも聖ニコラウスの民衆人気は途絶えず、今に至るまで子供達にプレゼントを贈り続けているという訳。
ドイツ等では12/6の「聖ニコラウスの日」にも子供達にプレゼントを贈る習慣が残ってる、ドイツの子供達は二度クリスマスプレゼントが貰えるのね、メリー羨ましいわ!

現在のサンタクロースは、世界各地の稀人達の特徴をブレンドし洗練したもの。
モデルの聖ニコラウスはアジア人だったけど、キリスト教の洗礼を受けて北欧ヨーロッパ人に変わった。
1822年、アメリカの学者クレメント・ムーアが「聖ニコラウスの訪い」という詩の中で、「聖ニコラウスはトナカイに牽かれた橇で空を飛びやって来る」イメージを創作――この詩が大反響を受けてサンタクロースのスタイルは大体固まったの。
時が進んで1931年、コカ・コーラ社の冬の販売促進キャンペーン用に、ハッドン・サンドブロムというアメリカの画家が、今も見られるサンタクロースのあの紅白衣装を着せて、クリスマスのポスターを描いた。
広告の力で拡がったサンタクロース像は、今や世界の子供達のヒーローに‼――サンタクロースを自社のブランドカラーで染めるなんて凄いわコカ・コーラ‼
ちなみに「サンタクロース」の名前は、17世紀にアメリカに入植したオランダ人だそうよ。
オランダ語で「サンクト・ニコラウス」を発音したら、「シンタ・クラース」って訛った事で、「サンタクロース」の呼び名が誕生したらしいわ。

それじゃあ今夜のクリスマスソングを紹介するわね——「赤鼻のトナカイ(Rudolph The Red Nosed Reindeer)」♪
クレメント・ムーア博士は、サンタクロース像だけでなく、橇を牽くトナカイ達のイメージも創った。
ダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン、コメット、キューピッド、ドナー、ブリッツェンと、それぞれに名前を付けて8頭のトナカイを生み出したの。
とっても想像力有る方だったのね✨
時が進んで1938年、同じアメリカ人のロバート・L・メイが、娘の為に書いた童話「ルドルフ」を元に、ジョニー・マークスが作詞・作曲した「Rudolph The Red Nosed Reindeer(赤鼻のルドルフ)」が大ヒット。
8頭居たトナカイに1頭加えて、サンタクロースを手伝うトナカイは9頭になった。
後から来た「ルドルフ」は歌の力で一番人気のトナカイに——トップスターは遅れてやって来る、の言葉通りね!
今夜のメリーの話はこれでおしまい!また明日、楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



【赤鼻のトナカイ(Rudolph The Red Nosed Reindeer)】




参考映像

真っ赤なお鼻の♪
トナカイさんは♪
何時も皆の♪
笑いもの♪

でも♪ その年の♪
クリスマスの日♪
サンタのお爺さんは♪
言いました♪

暗い夜道は♪
ピッカピッカの♪
お前の鼻が♪
役に立つのさ♪

何時も泣いてた♪
トナカイさんは♪
今宵こそはと♪
喜びました♪


真っ赤なお鼻の♪
トナカイさんは♪
何時も皆の♪
笑いもの♪

でも♪ その年の♪
クリスマスの日♪
サンタのお爺さんは♪
言いました♪

暗い夜道は♪
ピッカピッカの♪
お前の鼻が♪
役に立つのさ♪

何時も泣いてた♪
トナカイさんは♪
今宵こそはと♪
喜びました♪


…こんばんは、びょりです。
いや~大晦日近くになっても何もやれてませんよ(汗)。
神よ、明日の大晦日に掃除する暴挙をお許しください💦
写真は2021年ハウステンボスのクリスマスタウンで撮影した物、阿蘭陀坂46でも狙ってるのかな?
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2022年、クリスマスには歌を歌おう♪その8

2022年12月29日 17時46分02秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
クリスマスが終わって寂しい気分で居る貴方!
前にも言ったけど、本来のクリスマスはまだまだ1/5の零時まで続くわよ!!
メリーのクリスマスに纏わる話だって、まだまだこれから!!
今夜の話は昨日の続きで、クリスマスの乱痴気騒ぎに眉を顰める者現る!!――ってとこから始めるわ!

キリスト教徒により古代の冬至祭がイエスの誕生日に変えられ、「クリスマス(キリストのミサ)」と呼ばれる様になっても、異教時代の派手な祝宴は変わらず続けてた。
飲んで食べて歌って仮装して踊って夜遅くまでの乱痴気騒ぎ、偉大な教祖様の誕生日を祝う日に不真面目だ!!――って真面目なキリスト教徒はクリスマスの馬鹿騒ぎを非難したの。
16世紀にキリスト教会の堕落を憂いたマルティン・ルターらが宗教改革を開始、新教プロテスタント派は「クリスマスは静かに祈りを捧げる日」であると訴えた。
英国王チャールズ一世が処刑され共和制を敷いたイギリスでは、1647年にクリスマスの祝宴禁止の発令が出されるも、これに多くの国民が反発して暴動が起こり、1660年の王政復古に繋がったと云われるわ。
とはいえ厳格なキリスト教徒は、国からクリスマスの祝宴が再び認可されても、自分達が信じる教義に則り質素に過ごしたそうよ。
意外に思うかもしれないけど、アメリカでは19世紀半ばまでクリスマスの祝宴を違法と定めていた国が少なくなかったんですって!

宗教改革者のマルティン・ルターは、「サンタクロース」の存在もお気に召さなかったみたい。
ルターが居た時代には、サンタクロースの前身と言われる「聖ニコラウス」が、お供を引き連れ子供達にプレゼントを贈る習慣が根付いてた。
けれど彼は、「善きものは全てイエス・キリスト様から贈られるべき」と考え、「聖ニコラウス」を消そうとしたの。
ルターの尽力により、プロテスタント圏のオランダ等では、姿の見えない「サンタクロース(聖ニコラウス)」が、プレゼントを投げ込む習慣が生まれたわ。
詳しくは「ユール·クラップ」についての記事を読んでね♡
祝宴もサンタクロースも、愉しみはなかなか消せないものね。
だって楽しみ無くして人は生きられないもの!
次回はクリスマスのビッグスター「サンタクロース」について、更に深く語るわよ!!

…といったところで今夜のクリスマス・ソングを紹介――「Santa Claus is coming to town(サンタが街にやって来る)」♪
ヘヴン・ギレスピーが作詞した元歌は、サンタクロースの陰と陽を感じさせる深い歌詞。
元々のサンタクロースは今みたいな好々爺じゃなかったのよ…その辺りも次回改めて話すとして、また明日、メリーと楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



【Santa Claus Is Coming To Town(サンタが街にやって来る)】




参考画像

You better watch out♪
You better not cry♪
Better not pout, I'm telling you why♪
Santa Claus is coming to town♪

He's making a list♪
And checking it twice♪
Gonna find out Who's naughty and nice♪
Santa Claus is coming to town♪

He sees you when you're sleeping♪
He knows when you're awake♪
He knows if you've been bad or good♪
So be good for goodness sake♪

You better watch out♪
You better not cry♪
Better not pout, I'm telling you why♪
Santa Claus is coming to town♪

Santa Claus is coming to town♪



【訳】

気を付けるんだ
泣くのはダメ
ふくれっ面もダメ
何故かって?
それはサンタが街にやって来るからさ

サンタはリストを作って
2回もチェックしてる
誰が良い子か悪い子かを
サンタが街にやって来る

君が寝てる間もサンタは見てる
君が起きてる時も知ってる
良い子か悪い子かをみんな知ってるんだ
だから良い子にしていなよ!

気を付けるんだ
泣くのはダメ
ふくれっ面もダメ
何故かって?
それはサンタが街にやって来るからさ


…こんばんは、びょりです。
アメリカの歴史を大雑把に語るとプロテスタントが宗教的な対立を切っ掛けに新大陸へ渡った事から始まりますからねえ。
しかし現在移民大国で知られるアメリカには様々な宗教を信じる人々が居て、その為「メリークリスマス」ではなく「ハッピーホリディ」なる挨拶の方がポピュラーになりつつあるとか…宗教上の対立って厄介だね。
写真は2021年に撮影した、長崎ハウステンボスのクリスマスタウン。
もしかしたら日本の方がアメリカより「メリークリスマス」って自由に言えるかもしれない。
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2022年、クリスマスには歌を歌おう♪その7

2022年12月28日 17時13分38秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
テレビを点けたら今年の重大ニュースを振り返っていて、歳末感押し迫って思えるわ。
今年は痛ましいニュースが多かったわね…来年は世界に平和が訪れる事をメリー心から祈ってる!

今夜お話するのは中世ヨーロッパのクリスマスよ!
ヨーロッパのほぼ全域がキリスト教化された中世期で、クリスマスは誰もが欠かせないゆく年くる年恒例イベントになったの。
貴族も庶民もクリスマスの間は一年で一番のご馳走を食べて娯楽に興じたわ。
宮廷ではマスカレード…仮面舞踏会が催され、誰とも知れない相手と昼夜問わず踊り明かしたそうよ。
家畜を何百頭も屠っての大御馳走、仮装、舞踏、博打、これらが王や貴族や僧侶達のクリスマスの愉しみ方だった。
対して庶民も、宮廷の宴ほどではなくても、精一杯のご馳走を用意し、演劇等の娯楽を愉しんだの。
中世の庶民にとって、クリスマスの娯楽といえば、演劇だった。
クリスマスの時期には旅芸人の一座が各所を廻り、無言劇を演じる事で家々からお金や物を貰ったの。
日本の獅子舞の伝統に似てるわね。
劇の内容はイエス・キリストの生誕劇、それから聖ジョージと呼ばれるヒーローが竜やトルコ騎士をやっつけるものが伝統的に選ばれたそうよ。
イエス・キリストの生誕劇は、最初教会の礼拝で行われていたものを、その内に職人組合などがやるようになり、次第に庶民的な内容に変わっていったと云うわ。
その他、聖書には関係無い道徳劇なんかも演じられる様になり、キリスト教化したとは言うものの、中世のクリスマスは古代ローマ時代のサトゥルナーリア祭やユールの祭と変わりないお祭り騒ぎだった。
ところが16世紀頃になって、クリスマスの乱痴気騒ぎに眉を顰める人々が現れてね……この続きはまた明日!

それじゃあ今夜のクリスマスソングの紹介――賛美歌第2編128番、「God Rest You Merry, Gentlemen(世の人忘るな)」♪
イギリス人のウィリアム・サンズが蒐集した、古くからイギリスで歌われてるクリスマス・キャロルの内の1つで、昔はクリスマスに家々を廻る聖歌隊がこのキャロルを好んで歌い、お金や物を貰ったそうよ。
今夜の話はこれでおしまい、また明日、楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



             
【God Rest You Merry, Gentlemen(世の人忘るな)】




参考画像

God rest you merry, gentlemen♪
Let nothing you dismay♪
Remember Christ our Savior♪
Was born on Christmas day♪
To save us all from Satan's pow'r♪
When we were gone astray♪

O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪

From God our heavenly Father♪
A blessed angel came♪
And unto certain shepherds♪
Brought tidings of the same♪
How that in Bethlehem was born♪
The Son of God by name♪

O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy ♪

The shepherds at those tidings♪
Rejoiced much in mind♪
And left their flocks a-feeding♪
In tempest, storm, and wind♪
And went to Bethlehem straightway♪
This blessed babe to find♪

O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪

But when to Bethlehem they came♪
Whereat this infant lay♪
They found him in a manger♪
Where oxen feed on hay♪
His mother Mary kneeling♪
Unto the Lord did pray♪

O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪

Now to the Lord sing praises♪
All you within this place♪
And with true love and brotherhood♪
Each other now embrace♪
This holy tide of Christmas♪
All others doth deface♪

O tidings of comfort and joy♪
Comfort and joy♪
O tidings of comfort and joy♪


【訳】

神が歓びをくださるように、御紳士方
狼狽えなさるな
救い主イエス・キリストが
この日生まれた事をお忘れか
我らを悪魔の力から救い出される為に
我らが道を誤り彷徨う時には

慰めと喜びの訪れよ
慰めと喜び
慰めと歓びの訪れよ


天の父なる神から
褒むべき天使が遣わされた
とある羊飼い達に
彼の知らせをもたらす為に
如何にしてベツレヘムに
主の御名によりて神の御子が生まれ給うたかを

慰めと喜びの訪れよ
慰めと喜び
慰めと歓びの訪れよ


「恐れるな」と天使は言った
「怖がる事は無い、
 今日、救い主がお生まれになったのだ、
 清く輝く乙女から
 主を信じるもの全てを
 悪魔の力と支配から解き放つ為。」

慰めと喜びの訪れよ
慰めと喜び
慰めと歓びの訪れよ


今こそ主に向かい褒め歌え
この場に連なる皆様方
愛する人と仲間と共に
互いに今こそ抱き合おう
このクリスマスの聖なる季節は
何者にも汚されない

慰めと喜びの訪れよ
慰めと喜び
慰めと歓びの訪れよ



…こんばんは、びょりです。
映画「クリスマスキャロル」だったか?ドケチのスクルージの家に、少年聖歌隊が訪れてこの歌を歌うシーンを観た覚えが有ります。
あとは「ホーム・アローン」とか…結構、映画に登場するクリスマスキャロルのイメージです。
写真は今年のクリスマス、ハウステンボスの場内ホテルの一軒、ホテルアムステルダム内の「ア·クール·ヴェール」レストランに飾られていたクリスマスデコレーションです。
可愛いジオラマで印象に残りました♡
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2022年、クリスマスには歌を歌おう♪その6

2022年12月27日 22時04分39秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
皆の家や近所では、クリスマスツリーに代わって、門松が飾られてるかしら?
今夜は予告通りクリスマスツリーについて話すわね!

今やクリスマスのアイコンとして表示されるくらい、クリスマスには欠かせないアイテムだけど、このツリーも本来キリスト教とは関係無い異教のシンボルだった物。
大本はキリスト教誕生前から在った樹木信仰で、嘗ては世界中どこでも見られたわ。
北欧神話の天へ通ずる巨木「ユグドラシル」を貴方は知ってるかしら?
太古、人は森から生まれ、恵みを頂いていた…その記憶が森の樹木を神格化したのね。
樹木信仰の極初期は広葉樹をシンボルにしていたけど、次第に冬でも枯れない常緑樹へと対象が移って行ったの。
大昔の人は樹木を食べ物や装飾品で飾り立て、季節の変わり目に豊穣を祈願したの。
クリスマスツリーだけでなく、クリスマスリースやアドベントクランツ、ヤドリギにヒイラギと、クリスマスに樹木は付き物。
ブッシュ・ド・ノエル」の元になった「ユールの丸太(或いは薪)」と呼ばれる習慣も有るわ。
日本の正月飾りの門松も同じく樹木信仰から来るものよ。
冬でも枯れずに葉を繁らせる常緑樹は、永遠の命のシンボルだったのね。

最初キリスト教は樹木信仰を異教の迷信と弾圧したものの、民衆からの反発が非常に大きかった為に、キリスト教の教義である三位一体を表してると言ってモミの木のみ信仰を赦したの。
中世には聖書の一節である「エデンの園」がクリスマスの道徳劇として人気を博し、劇の一幕に登場する楽園の林檎を吊るしたモミの木は今のクリスマスツリーの原型になった。
中世以降は家庭でもクリスマスツリーが飾られる様になり、ヨーロッパからアメリカ更にはアジアにも紹介されたという訳。
キラキラ輝くオーナメントで飾られたクリスマスツリーは、見た目が綺麗で映えるから人気を呼ぶのも解るわ。
ブームになるには「バエ」って大事よね♡

それじゃあ今夜のクリスマス・ソングを紹介、クリスマスツリーと言えば——「もみの木」よ♪
ドイツ北部に古くから伝わる民謡に、ドイツ人のヨハン・アウグスト・ツァルナックと、エルンスト・アンシュッツが共同で歌詞を付けたオリジナルの曲名は「O Tannenbaum」、ドイツ語でずばり「モミの木」。
今回紹介するのは翻訳家で童謡詩人の中山知子が作詞した日本語版よ。
今夜のお話はここまで、また明日、楽しくクリスマス・ソングを歌いましょ♪



【もみの木(O Tannenbaum)】




(参考映像)

樅の木♪ 樅の木♪
何時も緑よ♪
樅の木♪ 樅の木♪
何時も緑よ♪

輝く♪ 夏の日♪
雪降る♪ 冬の日♪

樅の木♪ 樅の木♪
何時も緑よ♪


樅の木♪ 樅の木♪
梢静かに♪
樅の木♪ 樅の木♪
梢静かに♪

喜び♪ 悲しみ♪
優しく♪ 見守る♪

樅の木♪ 樅の木♪
梢静かに♪


樅の木♪ 樅の木♪
繁れ豊かに♪
樅の木♪ 樅の木♪
繁れ豊かに♪

雨にも♪ 挫けず♪
風にも♪ 折られず♪

樅の木♪ 樅の木♪
繁れ豊かに♪



…こんばんは、びょりです。
写真は元日本郵便局内に出来た商業施設「KITTE丸の内」のクリスマスツリー、北欧の森のイメージで綺麗でした!
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2022年、クリスマスには歌を歌おう♪その5

2022年12月26日 20時56分56秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
日本では12/25の夜にはクリスマス飾り降ろしちゃうのね。
でも本来のクリスマスは12/25の零時〜1/5の零時まで続く、十二夜のお祭りだったのよ。
今でもカトリック信徒が多い国では、旧来の伝統を守って十二夜お祝いするし、クリスマスの飾りは2/2まで降ろさないわ。
日本でも地方によっては、冬至よりも早く正月の飾り付けをして、旧正月になるまで降ろさないとこ在るでしょ?それとおんなじ!
「十二夜」続くお祝いはキリスト教由来ではなく、ゲルマン民族の冬至祭「ユール」から伝わったものなの。
ゲルマン民族の彼らはヴァイキングとして海を渡り、雪深い北欧の国へやって来た。
北極圏に近い北国では、冬至の頃に太陽が全く昇らず、恐ろしい闇に閉じ込められる。
それだから太陽の復活を殊更願い、長い冬のお祭りが生まれたのよ。
十二夜の間は火を絶やさず、大地からの収穫物であるパンとビールを交換し合い、大事な家畜を殺して神々に来年の豊作を祈願したの。

キリスト教は信徒達が熱心に布教を繰返したお陰で、11世紀頃にはヨーロッパの殆どをキリスト教化するのに成功したけど、その過程で様々な異教と出合い衝突を繰り返して来た。
時には争いにも発展したけど、ミトラス教やローマのサトゥルヌス教を呑み込んだ様に、異教の文化を取り込み自分のものにして膨れ上がって行ったの。
争いを繰り返すより、文化を自分色に染める方が、平和に侵略出来るものね。
クリスマスの習慣で宗教的な意味を感じられない物の多くは、キリスト教ではない異なる宗教が由来だったりするわ。
代表的なのがクリスマスツリー等の飾り――これについては改めて明日の夜に話すわね!

それじゃあ今夜のクリスマスソングを紹介――「Deck the hall with boughs of holly(ヒイラギの枝で玄関を飾ろう)」♪
原曲はウェールズに昔から伝わるクリスマスから新年にかけてのキャロル。
日本では明治に松崎功が翻訳した賛美歌第2編129番の「ヒイラギ飾ろう」のタイトルで知られてるわ。
今夜はこれでおしまい、また明日、一緒に楽しく歌いましょう♪



【ひいらぎ飾ろう(Deck the hall with boughs of holly)】



参考映像

ひいらぎ飾ろう♪
ファララララーンラ♪ ランランラン♪
晴れ着に着替えて♪
ファララララーンラ♪ ランランラン♪

キャロルを歌おう♪
ファララン♪ ファララン♪ ランランラン♪

楽しいこの時♪
ファララララーンラ♪ ランランラン♪


輝くこの夜♪
ファララララーンラ♪ ランランラン♪
キャロルに合せて♪
ファララララーンラ♪ ランランラン♪

楽しく踊ろう♪
ファララン♪ ファララン♪ ランランラン♪
昔を偲んで♪
ファララララーンラ♪ ランランラン♪


…こんばんは、びょりです。
日本でクリスマスは商業イベントなので、12/25の夜にはクリスマスデコレーションの一切合切降ろしてしまいます。
その早変わりを大変と言いつつ日本人は楽しんでる様に見えますね(笑)
写真は今年食べたヴィタメールのクリスマスケーキ。
金のヒイラギ飾りがゴージャスっぽい✨
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2022年、クリスマスには歌を歌おう♪その4

2022年12月25日 00時00分00秒 | クリスマス
メリークリスマーース♪♪
聖クリスマスおめでとう♡
皆、クリスマスケーキは食べたかしら?
キリスト教を信じてない人でもクリスマスはお祝いしなくちゃね!…だって本来は太陽の復活を祝う日だったんだから!!
なのにそれがイエス・キリストの誕生を祝う日になったのは何故かって?
それは昨日さらっと説明した通り、ライバル宗教を吸収して、キリスト教を大きくする為だったの。
キリスト教史が伝えるところによると、紀元325年、小アジアのニケアでキリスト教の公会議が開かれ、12/25をイエス・キリストの誕生日にする事を決めたそうよ。
イエス・キリストは世界を明るく照らすメシア(救世主)、喩えるなら太陽神の如き偉大な御方、そんな御方の誕生日に太陽神の誕生日は相応しい――という理屈で当時12/25に行われていた太陽神ミトラスの誕生日を奪っちゃったんですって。
他人の誕生日を奪っちゃうなんて、ジャイアンも唖然呆然ね!
誕生日を12/25にする以前は、1/6をイエス・キリストの誕生日って定めていたそうよ。
これは何故かって言うと、ローマの太陽暦で1/1は天地創造の始まりと考えられていて、6日目に人間が創造された事になってる――この天地創造の物語も聖書に同じく書き記されてるわね。
ミトラス教だけでなく、古代ローマ神教も、キリスト教のベースになった事が解るわ。
それはさて置きイエス・キリストは人の子として誕生したから、1/6に誕生したと考えるのが理に適ってる…今でもアルメニア等の東方教会側では1/6にクリスマス、つまりイエス・キリストの生誕を祝っているわ。
一方ローマ等の西方教会側では12/25を聖クリスマスに定め、1/6はキリストが公に現れた日(エピファニー)としたの。
同じキリスト教の信徒内でも、誕生日を動かすのには、大いに揉めた様ね。

それじゃあ今夜歌うクリスマスソングを紹介するわ!
ヨゼフ・モールが作詞し、フランツ・クサーヴァー・グルーバーが作曲した、クリスマスキャロルの王道――Silent Night♪
今回は由木康が訳した日本語版の「きよしこの夜」を歌うわ。
今夜はここまで、また明日も楽しくクリスマス・ソングを歌いましょ♪



【きよしこの夜(Silent Night)】





参考映像

聖し♪ この夜♪
星は♪ 光り♪

救いの御子は♪
馬槽の中に♪

眠り給う♪
いとやすく♪


聖し♪ この夜♪
御告げ♪ 受けし♪

牧人達は♪
御子の御前に♪

額づきぬ♪
畏みて♪

アーーー……メーーーー……ン♪



…メリークリスマス!びょりです。
いや〜数分遅れましたね(汗)
写真はハウステンボスの王道イルミネーションの1つ、「光の教会」。
明日の夜には日本は正月モードですよ(笑)
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2022年、クリスマスには歌を歌おう♪その3

2022年12月24日 20時52分11秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
いよいよ待ちに待ってたクリスマス・イブね♡
今年はグッドタイミングに土曜日重なって、ケーキ屋さんもチキン屋さんも大盛況大行列半端無いと思うわ!!

今夜お話するのは「イエス・キリストの誕生日が12/25」になった理由よ。
今でこそ世界三大宗教の一角を占めるキリスト教だけど、最初の頃は極小さなカリスマ1宗教に過ぎなかったの。
その頃はローマ帝国が世界を支配していて、古代ギリシャ神に影響を受けたローマの神々への信仰が圧倒的だったのよ。
古代ローマの民が最も崇拝していたのが、農耕の神サトゥルヌス。
サトゥルヌスはギリシャ時代の大神ゼウスことジュピターにローマの神殿奥深くに閉じ込められていて、その神が年に一度の12/17〜12/24の短い期間だけ解放されると信じられていた――旧年から新年を跨いで行われる古代ローマ人のお祭りは「サトゥルナーリア」と呼ばれ、クリスマスの原型の一つと考えられてるわ。
「サトゥルナーリア」は享楽的な古代ローマ人の性質を色濃く反映した無礼講のお祭り。
祭の間、民も貴族も身分の差無く、飲めや食べや歌えや踊れや破天荒に楽しんだと云うわ。
今クリスマスで見られるコスプレやプレゼントの習慣も「サトゥルナーリア」祭で既に有ったの。
クリスマスの楽しい雰囲気は、主にこの「サトゥルナーリア」祭から引き継がれたものね。

同じ頃、12/25を祝日に定める宗教が存在したわ――それはミトラス教。
古代ペルシャ起源の太陽神且つ軍神で、こちらはローマの軍人から信仰を集めていた。
太陽神ミトラスは当時の暦で12/25だった冬至の日に岩から誕生したと考えられ、信徒は12/25に太陽神の復活を祈祷してたの。
日曜を聖なる祝日に定める等、キリスト教の教義の大部分は、このミトラス教に重なってるのよ。
ミトラス教はキリスト教がローマの国教化する頃には消滅してしまった…キリスト教に吸収されてしまったんでしょうね。
ミトラスは一節には弥勒菩薩の前身と云われてるの、だとすれば仏教の下地にもなった神様かもしれないわ。

じゃあここで今夜のクリスマスソングを紹介!
アメリカ、ボストンのジェームズ・ロード・ピアポント牧師が、元は感謝祭用に作った歌――「Jingle Bells(ジングルベル)」よ♪
元の用途は違ったものの、今ではクリスマスに欠かせない歌よね!
今夜はここまで、また明日、楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



【Jingle Bells(ジングルベル)】




参考映像

Dashing through the snow♪
In a one-horse open sleigh♪
Over the fields we go♪
Laughing all the way♪
Bells on bob-tail ring♪
making spirits bright♪
What fun it is to ride and sing♪
A sleighing song tonight♪

Oh~♪
Jingle bells♪ jingle bells♪ jingle all the way♪
O what fun it is to ride In a one-horse open sleigh♪
Hey♪
Jingle bells♪ jingle bells♪ jingle all the way♪
O what fun it is to ride In a one-horse open sleigh♪


A day or two ago♪
I thought I'd take a ride♪
And soon Miss Fanny Bright♪
Was seated by my side♪
The horse was lean and lank♪
Misfortune seemed his lot♪
He got into a drifted bank♪
And we, we got upsot♪

Oh~♪
Jingle bells♪ jingle bells♪ jingle all the way♪
O what fun it is to ride In a one-horse open sleigh♪
Hey♪
Jingle bells♪ jingle bells♪ jingle all the way♪
O what fun it is to ride In a one-horse open sleigh~~♪


【訳】
雪の中を駆け抜ける、1頭立てのソリ
広がる雪原に、笑い声が溢れる
鈴が鳴り渡れば、一層明るく
ソリの歌を歌って楽しもう

ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
ソリ遊びの楽しさよ
ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
ソリ遊びの楽しさよ


数日前、ソリに乗ろうと考えた
隣に座ったミス・ファニーブライト
痩せ細った馬が運悪く
雪の吹き溜まりに突っ込んで
僕らは見事に引っ繰り返った

ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
ソリ遊びの楽しさよ
ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
ソリ遊びの楽しさよ


…こんばんは、びょりです。
写真はハウステンボス、アートガーデンの光の滝に数分間隔で映されるクリスマス映像。
クリスマスシーズンのハウステンボスは綺麗ですよ!
今年はクリスマス過ぎての白銀のイルミネーションも綺麗ですよ!!
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2022年、クリスマスには歌を歌おう♪その2

2022年12月23日 22時23分39秒 | クリスマス
はぁい♪私はクリスマスの妖精、ミス・メリー♪
クリスマスが大好き♡毎年クリスマスには、ここでブログ主に代わって、クリスマスのお話と歌を歌うのを楽しみにしてるんだけど、コロナ禍のせいで三年間来日出来ず辛かったわ〜!
漸く出入国制限が解けた今年は、今までのおさらいの意味で、クリスマスを真面目に解説したいと思うの。
メリーが語るクリスマス物語、ご清聴お願いね♡

昨日はクリスマスが、本来キリストの誕生祭ではなくて、冬至祭だった事を話したわね。
それを聴いて貴方は、「だったらキリストの本当の誕生日はいつなの?」って、疑問を持ったんじゃないかしら?
…キリストの誕生日がいつかは、残念ながら記録に残ってないの…
これはメリーの想像だけど、イエス・キリストを神の御子として祀り上げる為に、弟子が人間イエスの誕生の記録を葬ったんじゃないかしら?
イエスを神の御子として崇めるには、人間として生誕した日より、神として復活・降臨した日こそ重要というわけ。
それでも謎を解く鍵は聖書に残されてる――救世主誕生を恐れて、2歳以下の男児を皆殺しにせよとの命を出した、ユダヤ王ヘロデについての記録よ!
ヘロデ王は紀元前4年の4/1前後に亡くなったと云われてる、という事は紀元前にイエス・キリストは誕生してたって事ね。
もうこの時点でイエス・キリストの誕生年を境に紀元を分けたという、そのゴールポストが動いてしまったわ(笑)
イエス・キリストの誕生日についても記録が無いと言ったけど、キリスト教史で最古の教主生誕祭は5月に行われてたって記録、実は残ってるんですって!
「だったらイエスは5月に産まれたんじゃないの?何で12/25に替えたの??」って声に出した貴方、結論を急いでは駄目よ!
この続きは次回…明日の夜をお楽しみにね♪

それじゃあ今夜のクリスマスソングを紹介――イングランド西部に17世紀以前から伝わるクリスマスキャロルを、イギリスの弁護士ウィリアム・サンディーズが1833年に発表し有名になった「The first noel」こと、日本で賛美歌103番として歌われる「牧人ひつじを」――日本版の歌詞は津川主一が訳したと云われるわ。
今夜はここまで…また明日、楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



【牧人、羊を(The first noel)】




参考映像

牧人♪ 羊を♪
守れるその宵♪

妙なる♪ 御歌(みうた)は♪
天(あめ)より響きぬ♪

喜び♪ 讃えよ♪
主イエスは生まれり♪


仰げば♪ 御空(みそら)に♪
煌く明星(あかほし)♪

夜昼♪ 清かに♪
輝き渡れり♪

喜び♪ 讃えよ♪
主イエスは生まれり♪


くすしき♪ 光の♪
導くまにまに♪

博士は♪ まぶねの♪
主イエスにまみえぬ♪

喜び♪ 讃えよ♪
主イエスは生まれり♪



…こんばんは、本来のブログ主のびょりです。(汗)
いや〜メリーさん、宗教の大元に斬り込んで大丈夫なのか、他人事ながら気になりますが、自称クリスマスの妖精の人外なので問題無いのでしょう。
今回ご紹介くださった「牧人ひつじを」、英語版の「The first noel」も私好きです。
「ノエルノエル…」の繰返し部分が特に好き。
去年日本語版を紹介してる事だし、今年は英語版にして欲しかった…!
尚、去年も説明してますが、歌詞の「くすしき」とは「神秘的」な様を指しての表現です。
写真は今年デパートで見掛けた羊のオーナメント、愛嬌有って可愛い。
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2022年、クリスマスには歌を歌おう♪その1

2022年12月22日 21時04分02秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
町にクリスマスソングが流れる頃、私はこのブログにやって来る。
…今年は前触れしなかったから、油断したかしら?
一年振りに戻ったら空き家同然のブログじゃないの!!
クリスマスが近いってのに、ブログ主は何処行っちゃったのよ⁉
せめて私が居る今夜から十二夜の間は、明るく楽しくクリスマスソングを歌って、幸せな年を迎えるわよ♪
コロナ禍というブランクも有った事だし、今年は「クリスマス」をおさらいしようかしらね?
一般的に「クリスマス」はキリストの誕生を祝う日って認識されてるけど、歴史を辿ると実はそうじゃないの…イエス・キリストが産まれる遙か昔から「クリスマス」は世界中で祝われて来たわ。
ここで皆に尋ねるけど、今日は何の日かしら?――そう!今日は「冬至」と言って、北半球では一年の内で最も昼が短く最も夜が長くなる日よ!
古代人にとっては太陽こそが神であり、その太陽が隠れる事は世界の終わりを意味したの。
一年で最も夜が長い「冬至」を古代人は暗黒の日と恐れ、一方で「冬至」を過ぎれば昼が長くなる事を喜んだの。
必然的に「冬至」が一年の節目になり、古代人は「冬至」を境に太陽が死んで蘇ると考えたのよ。
「冬至」を特別な日に据えた古代人は、この日を盛大にお祝いしたわ――この「冬至祭」がクリスマスの下敷きになってるの。
次回からはそんな「冬至祭」がどうしてキリストの誕生祭になったかを解説してくわね!

それじゃあクリスマスソング一曲目を歌いましょうか?
賛美歌の父と言われるイギリス人のアイザック・ウォッツが作詞し、アメリカ人のL・メーソンがドイツ生れのヘンデル作曲『メサイア』のテーマを下地に作曲した、ワールドワイドなクリスマスソング――「諸人こぞりて(Joy To The World)」♪
歌って今夜はお別れ…また明日、一緒に楽しく歌いましょう♪



              
【Joy To The World(もろびと、こぞりて)】




参考映像

Joy to the world♪ The Lord is come♪
Let earth♪ Receive♪ Her King♪
Let every heart♪ Prepare Him room♪
And heaven and nature sing ♪
And heaven and nature sing♪
And heaven♪ And heaven♪ And nature sing♪


Joy to the world♪ The Savior reigns♪
Let men♪ Their songs♪ Employ♪
While fields and floods♪ Rocks, hills and plains♪
Repeat the sounding joy♪
Repeat the sounding joy♪
Repeat♪ Repeat♪ The sounding joy♪


…どうも、ご無沙汰していて済みません、元のブログ主のびょりです。(汗)
ほぼ一年振りに帰ったら、空き家な筈が灯り点いてて慄きました。
鍵かけても入って来るクリスマスの亡霊メリーさんは怖いなあ(・・;
十二夜の間は諦めて暴れるに任せ、無事に退散する事を願います。
写真はハウステンボス、現アムステルダムシティ(旧ビネンスタッド)に建つスタッドハウスこと光の教会。
2021年11月末に撮影したものです。
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