瀬戸際の暇人

夏が終わってしまった…!

あにめぞん感想、ざっくばらん86

2019年10月04日 17時57分11秒 | 漫画&アニメ
彼是ず~~~っと止めてたテレビアニメ版「めぞん一刻」の感想文……実に6年振りになりますか。(汗)
MXでの再放送はとっくの昔に終了し、いっそここで打ち止め~なんて一時はヘタレた事考えてました。
だが後10話、たった10話残して止めるのは、良いのか自分それで!?と反省しましたんで、頑張って完結目指します。
11月にBSNHKプレミアムでルーミックアニメ特集するしな!
という訳で6年の時を遡り、前回の続きです。

・第86回「衝撃の一夜!明日菜のサラダ記念日!?」脚本:高屋敷英夫 コンテ:吉永尚之 演出:茂木智里 作画監督:中嶋敦子

…前回、三鷹と決闘する積りが、警官に追い駆け廻された挙句、ぐでんぐでんに酔っ払って帰路に着いた五代君。
土砂降りの雨の中、時計坂駅の前で彼を待って居たのは、険しい顔の響子さんだった。
「飲んでるんですね…」と呟いた響子さんに、五代が頬を激しく引っ叩かれるという前回ラストシーン。
五代と三鷹が響子さんを巡り決闘しようとしたなんて裏事情、その場に居なかった響子さんには知る由も有りませんから。
大事な卒業試験を明日に控えて、酒をしこたま飲んで帰って来たんじゃ、誤解されても仕方ないとはいえ、響子さんお願いだから話を聴いてやって。(汗)
「大学を卒業して保父になろうとしてたんじゃないんですか!?貴方自身で決めた事でしょう!?」
五代が一生懸命に追う道なら、それが何であろうと響子さんは応援する積りで、晩御飯を用意して待って居たというのに、つくづく間の悪い五代君です。
「私はもう知りません!!大学を卒業したいなら、もう少し真面目にしたらどうですか!!」
言うだけ喚いた後、響子さんは土砂降りの町中へ。
ずぶ濡れで駆けて行く響子さんを、呆然と見送る五代、彼の隣には彼女が置き去りにした傘が、雨水を貯めて転がっていました――ここでタイトルコール、舞台は三鷹のマンションに変わります。

五代同様ぐでんぐでんに酔っ払って帰宅した三鷹を待っていたのは、叔父から勝手に決められた婚約者の明日菜お嬢様だった。
自室のドアの前に酔っ払って座り込んだままの三鷹の体を心配し、部屋へ入るよう根気強く説得する明日菜お嬢様。
だが素面でない彼は、普段のフェミニスト振りを保てなくて、彼女に冷たい態度で当たる。
「…貴女こそ、こんな所で何してんです?未だ僕らは結納交わしたわけじゃないんだから、赤の他人でしょ?」
妙な噂が立ったら困るから早く帰れ、拒絶する三鷹に明日菜お嬢様は、結納の件で訪ねて来た事を告げるが、今の彼に「結納」の二文字は禁句。
途端に不貞腐れて「結納の事なら叔父にでも訊いてくれ」と嘲笑う三鷹、「どうせ自分は何時も蚊帳の外なんだから」と…。
三鷹にとっては政略結婚で、明日菜お嬢様は好きな相手じゃないですからね~、寄って集って意に沿わない結婚に追い込まれる境遇、はっきり言って不憫。
ですが明日菜お嬢様にとっては、出会いは見合いでも、三鷹は恋しい御方…その彼が自分との結婚を心底嫌がってると初めて知った衝撃。
これまでもお嬢様は、他に付き合ってる女が居るのを承知で追い詰めて来たけれど…「三鷹さんと別れてください」と頼むため、響子さんに付き纏ったりしたけれど(汗)、何時か自分に振り向いてくれると信じてたんでしょう。
響子さんも怖いけど、明日菜お嬢様も良く考えたら恐ろしい女性です。
ぶっちゃけ「めぞん一刻」に登場する女性は、朱美さん以外全員ヤンデレ
中でも明日菜お嬢様のヤンデレ度は頂上級なのですが、そんな彼女も三鷹から本気で冷たくされて、「結納を取り止める」事を決意します。
お嬢様、この世には伝わらない愛が有る事を、初めて知ったのですね。
泣いてその場から走り去るお嬢様の後ろ姿を見詰め、つい「助かった…!」と呟いてしまう三鷹さんは正直者。(笑)
彼女が忘れていった飼い犬のサラダちゃんに、「おまえの御主人は良い人だなぁ…」なんて話しかけるが、三鷹さん、残念ながら未だ終わってないぞ、目の前の円らな瞳のポメラニアンは、貴方の運命を変える小悪魔だ。
サラダちゃんを扉の外に残して部屋に入っていれば或いは、なんて考えたりもしたけれど、既に響子さんの心が五代の方へ向いていた以上、彼が畜生にならない限り、道は変わらなかったでしょうなー。
誰にでも優しい人は何時だって損をするのよ。

その頃、明日菜お嬢様は、マンションの階段を下りて行く途中で、サラダちゃんを忘れた事に気付く。
慌てて引き返した彼女が見たのは、開きっ放しのドアから、男の脚だけが突き出た光景。
お嬢様が去った後、酔いが回った身体を動かしてドアを開けたものの、電池が切れて玄関に倒れこんだんですね~。
熟睡する三鷹さんの周りで、心配気に鼻を鳴らすサラダちゃん、そこへやって来たのが部屋の主のペットで、同じポメラニアン犬の「マッケンロー」だ。
愛らしい瞳のサラダちゃん(♀)を、飼い主仕込みの白い歯で誘うマッケンロー(♂)…2匹の間に恋心が芽生えるのは漫画的に必然だった。
横たわる御主人そっちのけで、部屋にサラダを連れ込むマッケンロー…去勢しときゃ良かったのに三鷹さん。
明日菜お嬢様としては、今は飼い犬の事より、倒れたままの三鷹さんが心配。
ベッドまで運ぼうとするも女の細腕では無理、肩を貸して持ち上げようとし、押し倒される形で三鷹と偶然キスをしてしまう!

一晩中降り頻った翌朝は快晴、明日菜お嬢様は、ベッドで眠る三鷹を起こさないよう、静かに退室する――マッケンローとの別れを惜しむサラダちゃんを連れて。
家への帰り道、車内で気まずそうに俯く明日菜お嬢様に、運転手の君田さんは前を向いて運転しながら、「昨夜の事は奥様や旦那様には報告致しません」と告げる。
明日菜お嬢様は君田さんの心遣いに感謝し、同時に「済みません」と小さく謝るのだった。
一方、喉の渇きを覚えて目を覚ました三鷹さんは、ダイニングテーブルにホカホカ湯気が立つ朝御飯が並んでるのを見て、昨夜自分が明日菜お嬢様を押し倒してキスをした事を思い出す。
……その後の記憶は朧気で思い出せない、三鷹さんの胸に宿る不安と焦り。
この時の朝御飯、原作では夏だった為、焼き茄子の煮浸しっぽい物が描かれてたのですが、アニメでは冬に変えられた為、焼き鮭等の温かい料理に変更されてます。
何れにしてもお嬢様らしく良妻教育をきっちり受けてるなーと感じられる料理の出来栄え、ヤンデレにさえ目を瞑れば、若くて美人で家事が得意なんて、理想のお嫁さんですわ。
はっきり言ってアニメ版の明日菜お嬢様は、原作より瞳がパッチリと可憐で若々しく、響子さんと並んでも全く引けを取らない。
原作の明日菜さんは、響子さんより年下なのに、老け顔に描かれていて、見た目から脇役だった。

舞台は変わり一刻館では、愉快な住人達とゆかりお婆ちゃんが、卒業試験を受けに大学へ向かう五代君を、威勢の良いエールで送り出していた。
「え~~五代君の来年の健闘を祈って~~~フレー!!フレー!!ごーだーい!!!」
来年の健闘…何時もながら縁起の悪い住人達のおちょくりを受ける五代の反応は、何時もと違って頗る鈍い。
彼が元気を無くす理由の殆どは管理人さん、そういえば今朝は見送りにも参加してなかった…察しを付けた住人達は管理人室に直行し、問題の彼女を問い詰める。

一「で、何が有ったんだい?」
朱「五代君の目、真っ赤だったわよー」
四「昨夜はあまり寝付かれない様でしたからねえ、お婆ちゃん?」
婆「さあ?おら、ぐっすり寝とったけんなぁ~」

……祖母より赤の他人の四谷さんの方が、五代の様子を気に懸けてる理不尽。(笑)
煩い野次馬達にせっつかれた響子さんは、昨夜酔っ払って帰った五代に怒り、思い切り引っ叩いた事情を話した。
それを聞いて一瞬黙る住人達と婆ちゃんだったが、直ぐに管理人さんの肩を持つように言った。

婆「管理人さん、気にするこたね!悪いのは裕作らかんなぁ」
朱「そうよね!飲んで来たんじゃねェ~」
四「…しかしぃ、これで五代君は間違い無く、卒業出来ませんなぁ…!」
四谷さんの言葉を聞いて、思わず息を呑む響子さんだったが、住人達はお構いなく喋り続ける。
朱「気にしちゃダメ!管理人さん!」
一「うん!五代君には同情の余地が無い!」
四「やはり卒業は無理でしょうなぁ~」
一「そりゃあ、管理人さんに殴られちゃ…」
朱「ものすごい精神的ダメージよねェ~」

言葉では管理人さんの味方に回りつつ、かえって罪悪感を煽るスタイルが素敵。(笑)
唯一お婆ちゃんだけは、肉親って事で五代に厳しく当たる気持ちや、将来の嫁と認める管理人さんへの思いから、真に味方してる様に聞こえるけど、他は故意に罪の意識持たせてますな。(笑)
演じてる声優さん達の演技が巧いから、聴いてて各々の気持ちが伝わり、可笑しいったらない。
千葉繁さんや三田ゆう子さんなんか、うる星でのキャラのイメージ引き摺るかと心配してましたが、どちらも四谷さんと朱美さんを、声の演技でしっかりキャラ立ててました。

一刻館の住人達が無責任なトークをかましてる頃、五代は大学で試験の答案に向かっていた。
しかし頭の中に浮かぶのは昨夜の響子さん、「貴方自身の問題でしょ!?」との言葉が重く響く。

再び一刻館に舞台を移しての夕刻、買い物から帰った一の瀬さんは、庭で響子さんが掃き掃除をしている場に出くわす。
一「どうしたんだい?そんな所で…五代君でも待ってんのかい?」
響「べ、別にィ~!」
一「またぁ~~♪どっかで飲んだくれてんじゃないのぉ~?」
響「まさか!明日も試験有るんですよ!」
一「じゃあ……逃げたんだ!」
響「まさか…」
一の瀬さんに図星を突かれて誤魔化すも、態度でバレバレの響子さんが可愛いv
そんな彼女をニヤニヤ笑いで追い詰める一の瀬さん…片っぽの買い物袋に酒瓶ギッシリ詰まってるのが細かい描写。(笑)

その頃、当の五代君はといえば、バイト先のキャバレー「バニー」に居たのでした。
キャバレー内の託児所の子供達は、大好きな五代お兄ちゃんが来てくれて大喜び。
子供達の笑顔に包まれる彼は、大学を卒業して保父になるという自分の夢を、見詰め直すのだった――ここまでAパート。

アイキャッチを挟んでBパート――結局、五代君は夜が明けても一刻館に帰って来ませんでした、てとこからスタート。
一「とうとう帰って来なかったねぇ」
四「ちゃんと試験を受けるんでしょうかねぇ~」
朱「無理よォ、管理人さんに引っ叩かれたんじゃあ」
早朝から庭を掃いてる響子さんを間に会話する住人達…ジロジロ見られる立場に置かれ、彼女としては甚だ居心地が悪い。
「何ですか?」と不機嫌を隠さず問う彼女に、住人達は意地の悪い笑顔で口々に答えるのだった。
四「目標を失ったわけですな、五代君は」
朱「――よね!管理人さんの為に、卒業して保父になろうとしてたんだし!」
響「そういう仕事の選び方って、おかしいんじゃないですか!?」
朱「そーいう男なのよ、あいつは」
一「根性無いからねぇ~」
響「根性が有るとか無いとかの…!」
四「その男が覗いてますよ」
響「え?」
四谷さんが向いてる方へ一同倣えば、塀の陰より恐る恐る顔を覗かせる五代がそこに居た。
…住人達に見付かった際の五代の笑い方が、如何にも小市民キャラっぽくて上手い。
めぞん以前は小者な脇役を演じる事が多かった二又一成氏、めぞん以降は生きるのが下手な実直青年キャラの声を多くアテてます。
二又一成氏にとってアニメめぞんの五代役は、演技の転機になった作品かもしれない。

その後、一刻館では婆ちゃんを交え、五代の部屋にて彼から事情を聴取。
五代が話すには、試験を受けた後でバイト先のキャバレーに泊まったとの事。
そこで彼は一晩考え、「暫く一刻館には戻らず、キャバレーに泊まり込んで、ベストを尽くす(試験に集中する)」と決意したとか。
一「ここもベストだと思うけどね」
朱「お酒も有るし」
四「私も居るし」
…勉強に集中したいなら、一刻館から脱出するのが最善策だと、私でも思うな。(笑)
普段は優柔不断の五代だが、ここは退けない正念場、住人達の引き留めに屈さず、当日の内に一刻館を出て行く事にした。
門の前で五代を見送る婆ちゃんと響子さん、その様子を2階の窓から見詰めるギャラリー(一の瀬朱美四谷)。
「時々着替えとか取りに戻る」と言う五代に、とにかく試験を頑張るよう励ます響子さん。
本当は他に言いたい事有っても、今の彼女は未だ素直になれない。
知ぃってぇ~るぅ~のにぃ♪目が合う度~♪何かが邪魔を~♪してぇ~るのぉ~♪(映画めぞん主題歌「硝子のキッス」より)
片や婆ちゃんは門を出た五代を呼び止めて忠告した。
「裕作!人間素直が肝心だ!…無理をすると碌なこた無ぇ!」
婆ちゃん!その言葉は響子さんの方に言ってくれ!
アニメでゆかり婆ちゃんは暗い場面の賑やかし役として重宝されてたが、どうせなら響子さんから素直な気持ちを引き出す役割させて欲しかったな。
ゆかり婆ちゃん言うには「響子さんは若い時の自分と同じ立場」って話(笑)、アニメで原作より出番増えたものの、大体は一刻館の住人達と一緒に騒ぐだけの役割で物足りなかった。

話は再び三鷹側へ、明日菜お嬢様から「あの夜の真実」を訊き出そうと、彼女の自宅を訪ねた三鷹さん。
だが応対したお母様が仰るには、彼女は暫く伊豆の別荘で過ごすとの事…置き手紙には意味深な内容が認められていた。

「三鷹さんも、私も、未だ気持ちの整理がついておらず、結納を交わすのは時期尚早かと思います。
 どうか、結納の日取りを延期してください。」

三「延期?……確か昨夜は結納を取り止めると言った筈…!」
「延期」、意味は決まった期日を延ばす事、一晩経っての微妙なニュアンス変更に、不安を益々募らせる彼だった。(笑)
「まさか昨夜酔って最後まで致したとか…?俺ならやりかねん!!」
普段、女ったらしな人は、己が信じられず気の毒だね、て言うか余罪が有ると見た。(笑)
けど子供が出来てたら、ちゃんと責任取る覚悟で居る三鷹さん偉い、女ったらしだけど生粋のフェミニストってのは、諸星あたるとかにも通ずるかな。
とは言え真実が解明されるまでは、彼女の御家族に洗い浚い打ち明ける勇気は無い。
お母様から何が有ったか問われる前に退散した彼は、駐車場で車を磨いていた運転手から、穴の開くほど顔を見詰められる。
挨拶も無く無言で居る態度から、九条家お付きの運転手は、どうやら三鷹に悪印象を抱いてる様だった。
背中を向けた運転手が、いきなり喋り出す。

「私……九条家で20年運転手を勤めさせて頂いて居ります。
 明日菜お嬢様が赤ん坊の頃から、ずっとです。
 小さい頃から素直で…とてもお優しい方でした。
 昨夜の事も…お嬢様は貴方を庇って、御自分一人の胸にしまって居られるのだと思います」

一方的に喋り終えた運転手が、再び黙々と車磨きに専念する。
その背中に三鷹は明日菜お嬢様の行き先を尋ねた、言葉を聞いた運転手が穏やかに微笑む。
余談ですが、九条家の広大な日本家屋内客間に、旧型ストーブがぽつんと置いてある光景に、趣を感じました。
季節の興趣が削がれるのを理由に、本宅では冷暖房とか入れないのかなと想像。
ちなみに原作ではこのシーン夏なのでストーブは無い。
季節を感じる小道具が置いてあるのは絵的に良いですね。
更に余談ですが、三鷹の愛車は原作だと日産・シルビアだったのが、アニメでは番組スポンサーへの配慮でトヨタ自動車のソアラに変更されたとか…wiki情報より。

舞台は変わってキャバレー「バニー」では、赤ん坊のオムツを替えてる五代に、マネージャーの飯岡さんが、試験中なのにアパートへ帰らない訳を訊いていた。
ここより自分の部屋で勉強した方が集中出来るだろうって…いやいや飯岡さん、彼が借りるアパート室には生ける「ポルターガイスト(騒々しい亡霊)」が棲み着いてるから。
それに五代にとっては漸く訪れたアイデンティティの目覚め、とは言え彼から「今まで自分は好きな女性の為に頑張って来たが、己1人支えられない人間に、他人を支える事は出来ないと悟った。だから彼女から離れて独りでやってみたい」とか何とか哲学的な話をブツブツ聞かされても、事情を知らない飯岡さんは鼻白むだけだ。
飯「…でよぉ、とどのつまり女に逃げられたのか、逃げて来たのか、どっちだ?」
五「そーいう事じゃなくてねぇ~!」
飯「逃げて来たんなら絶対に戻んなよ!とにかく、相手が頭下げるまで逃げまくれ!男と女はよ、追っかけた方が負けなんだぜ。逃げて逃げて逃げまくれ!」
五「それで追っかけて来なかったら、どーすんですかぁ!?」
飯「バッキャロー!!そん時は潔く全速力で駆け戻って土下座すんだよ!!女なんざ単純だからイチコロだぜ!」
言いたいだけ言って猛然と退出する飯岡さん格好良い!!
彼の人生が窺える深いお言葉、特に赤字で表した部分は人生の格言として心に置きたい。(笑)
ちなみに「飯岡」さんってのはアニメ版で名付けられたもので、原作では名前も苗字も出て来ないキャラです。
この頃の留美子作品って、話の中で特に困らなければ、レギュラーでも名無しで通してたのよな。(例:うる星キャラの両親達)
ファンとしては記事で挙げ易いから名前が付けられて有難い。

またまた場面変わって、舞台は潮騒響く伊豆の海辺。
三鷹は明日菜お嬢様を追い駆け、海を見晴らす九条家の別荘まで来ていた。
偶々庭で大輪の菊に水を遣っていたお嬢様は、三鷹の突然の訪問に驚いて如雨露を落としてしまう。
階段を上がる途中で、転がり落ちる如雨露を拾った三鷹は、アポ無の訪問を詫びた。
「済みません、明日菜さん…お帰りが待てなくて」
別荘前の浜辺で二人きり、海の蒼を見詰めたまま、暫く無言になる。
最初に口を切ったのは三鷹だった、「朝御飯、美味しかったです」との彼の言葉に、頬を染めて喜ぶ明日菜お嬢様。
雰囲気が幾分和らいだ所で、三鷹は本題に入った。
「あの日、一晩中居たのか」尋ねる三鷹に、「はい」と控え目に、しかしはっきりと頷く明日菜お嬢様。
三「何か失礼な事をしたんでしょうね?」
明「お気になさらないで。私、何とも思ってませんから」
お嬢様に背を向け話を聴いてた三鷹が、頭に手を当てて静かに絶望の表情を浮かべる。(笑)
明「あの!…何も覚えていらっしゃらないのですか?」
三「いえ!全然ってわけじゃ、ないんですが…!」
明「私は…忘れません、女ですから!でも安心なさって!結婚を迫ったりしません…ここまで来て頂いただけで充分です」
打ち寄せる白い波が、貝殻を1つ、お嬢様の足元に運ぶ。
まるで昼ドラの様だ。(笑)
運転手といい、お嬢様といい、三鷹さんを静かに追い詰めてってますね~。
さながら打ち寄せる波の様に。
結婚を迫ったりしないと言いながら、最後まで取り止めなかった辺りに、お嬢様の御執心を感じるのでした。
恋する心はサスペンス。

またまたまた舞台はキャバレー「バニー」に戻る。
思い切り余談ですが、自分が勤める会社までの道程に、キャバレー「バニー」ってのが実際に在りまして、人が近くを通り掛かる度に「バニーちゃん居るよ~!」と声掛けしてます。
令和になっても未だに昭和な趣きのキャバレーが残ってるのは感慨深い、めぞんファンが多く訪れたりしてんじゃないかと…。
閑話休題、キャバレーの事務所では、仕事&勉強疲れから、五代が机に突っ伏して眠っていた。
その横ではマネージャーの飯岡さんが、美人キャバ嬢を相手にお喋り。
飯岡さんから五代の事情を聴き、眠る彼に同情の視線を送るキャバ嬢のお姉さん。
すると五代は寝言で「響子さん…響子さん…」と繰り返し呟いた。
「響子さんって誰?」とキャバ嬢のお姉さんが尋ねる、まー当然気になりますわな。
「こいつの女(スケ)だろ」と、明け透けに答えた飯岡さんは、「この様子じゃ長くはもたない」と予感するのだった。
…実際長くもたなかったし、原作にも在る描写だけど、この回の五代の「響子さんからの独立宣言」って、一体何だったんだろうなーって、今でも思ってる。
あとこれはアニメ版への不満なんすが、卒業試験と保育士試験の勉強が、ごちゃ混ぜに描かれていて気になる。
キャバレー「バニー」で五代が広げてた参考書は保育士試験の物、卒業試験の方が先に来るのに大丈夫なのか?
既に最終回の期日と後に続く映画公開日が決まってた為、アニメ版では五代の大学卒業と保育士試験が同時進行で描かれるという無茶振り。
五代君でも卒業はギリギリ出来そうって事にして、保育士試験だけに集中した方が、展開が散漫にならずに済んだと思うのだ。

(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画○ …次回予告は五代君、一の瀬さん、四谷さん、朱美さん、タイトル読みは響子さんという、お馴染みのメンバーでした。


【続】
9年振りのレビューって事で、つい長々と書いてしまった…次回からテンポ良く短めに纏める様に致します、でないと終わらせられない。(汗)
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今日はナミさんの誕生日

2019年07月03日 00時01分56秒 | 漫画&アニメ
7月3日はナミさんの誕生日――ナミさん、ハピバ♪
…近年はなかなか祝えなかっただけに、こうして言えて良かった。
お祝いに花とスイーツをいっぱい用意したよ!
ここで問題です!この中に偽物は幾つ、本物は幾つ有るでしょうか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

過去を埋める事を優先してるので、今は、これが精一杯。(と何度目かのカリオストロネタ)(汗)
しかし今でも変わらずナミさんを愛してます…本当に。

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あにめぞん感想、ざっくばらん85

2013年11月06日 22時20分19秒 | 漫画&アニメ
ちょ~っとサボってたらまた数話溜めてた…。(汗)
しかしまー後残り10話位?予定通りなら12月中旬には終るMX再放送。
ここまで書いてきたんだ、最後まで頑張れと自分に鞭打ち、前回に続いてのあにめぞんレビューです。


・第85回「ここが正念場!五代と三鷹宿命の対決」脚本:高屋敷英夫 コンテ・演出:澤井幸次 作画監督:河南正昭

…太郎と花子の件も一件落着、一刻館に久々訪れた平和な晩、五代の部屋では何時もの如く宴会が催されていた。
今夜の肴は2人の子供達の母、かすみさんから届いた手紙で、同封されてた写真には彼女とその子供達と、3人の子連れの新しい父ちゃんが笑顔で写っている。
かすみさん、旅行中、見事に口説き落としたんですね~、経験値の高さは伊達じゃない。(笑)
向うさんは取敢えずハッピーエンドを迎え、片や五代はっつうと――明後日の大学卒業試験を前に猛勉強中なのでした。
原作では保育士(あの時代はまだ保母資格?)資格取得の為の試験なんすけど、アニメの五代はまだ大学を卒業していない設定だから。
放送期間の短縮を受けたスタッフ的には苦肉の策な事は理解出来るが、卒業すらしない内にプロポーズして結婚する気で居るアニメの五代のイメージは良くないわな。
「結婚は五代さんが大学を卒業し、就職して一人前になってからの話」と考えてた原作の響子さんだったら、決して快く頷いたりしなかったろう。
アニメの五代の場合、大学へ通う事より、保父のアルバイトや、キャバレーでの仕事を優先してる様に見えるから、尚更悪い。
設定変えといて展開は原作通りにするから、あちこち綻びが目に付く破目になるのだ。

朱「あんたぐらいしょっちゅう正念場を迎えてる人も居ないわねー。」
四「来年はどんな正念場が待ち受けているのでしょうかー?」

正念場を前に必死で勉強する五代の部屋で、唯一味方である響子さんから叱られようとも、相変わらず遠慮無く宴会する住人達の的を射た会話に爆笑。
ほんまに五代の人生は毎度崖っぷちの綱渡りですがな。

五代が虐められてるそこへ、彼の祖母が缶ビール片手に銭湯から帰宅。
婆ちゃん、まだ居るよ…。
孫の為に響子さんと一緒になって、不良住人達を部屋から追い出してくれるかと思いきや、逆に宴会に混じって騒ぐ始末。
原作の婆ちゃんは五代にとって最大の味方だが、アニメの婆ちゃんは四谷朱美一の瀬夫人と同等の人でなしだね。(笑)

舞台変わって明日菜お嬢様宅では、三鷹の叔父が御両家の両親交え、結納の段取りを進めていた。
勿論、当事者である三鷹には知らされていない。
五代だけでなく三鷹の周辺も、当人の思惑なんて知ったこっちゃない人物ばかりですな~。
てか三鷹の両親、以前彼から響子さんを紹介されてるのに気にも懸けない辺り、大物ならではの雑さを感じます。
ぶっちゃけ彼の御両親が結婚するまでの経緯話を訊いてみたい、御父様なんか婚約者軽く十人は居たんじゃねーの?
それはともかく明日菜お嬢様は「これで漸く正式な婚約者になれる」と大喜び。
だが次の日お嬢様は三鷹のテニススクールで噂好きな奥様達から、響子さんと三鷹が互いの両親を交え見合いをしてた話を耳にする。
同じくその場で噂を耳に入れた三鷹は、彼女にそれが事実であると告白。

『済まない…僕はまだ響子さんを諦められない…。』

婚約してる女性の前で堂々と、「他の女との付き合い止める気有りません」と明かす三鷹だったが、明日菜お嬢様は動じなかった。
だって今更、結納の日取りも決った事だしと…!
あれほど断ったのに本人の知らない所で着々と結婚話が進められて行く三鷹さん、哀れ。(涙)
温厚な彼も自己中な叔父の態度に遂にぶち切れる。
そして三鷹の形相が厳しく変化した事から明日菜お嬢様は、彼には結納の件を知らされてない事を漸く察するのです。
はっきり言って、超鈍い。
その鈍感さで悪気無く人を追い詰める彼女が怖い。
ラブコメじゃなかったら軽くホラー映画。(笑)

舞台は一刻館に戻り、玄関を出た五代が大学へと出かけるシーン。
一体何話振りに観たシーンでしょう?(笑)
出かけようとする彼に響子さんは夕食を作って待って居ると約束。(既に気分は世話女房、これで恋心を否定するんだから、彼女は罪深い…)
一刻館前で2人が良いムードを醸してるその塀裏では、九條明日菜お嬢様が愛犬サラダちゃんを連れて、響子さんと話をする切っ掛けを狙っていた。(笑)
そこへ一刻館を出た五代がお嬢様を発見、第60話以来になる再会、互いに初めて名乗り合い、五代は彼女が三鷹の婚約者である事を知る。
更には結納まで仲が進んでいる女が居ながら、未だ響子さんを諦めてない事を知らされた五代は、憤然と三鷹のマンションまでやって来て、彼に「これ以上響子さんを惑わさないで欲しい」と文句を言う。
ただでさえ周囲に足を引っ張られ、最近苛々が募っていた三鷹にとって、五代の一言は堪忍袋の緒を切るのに充分だった。
「僕は昔から口がたってね…口喧嘩では負けた事が無い。口下手な君にはハンデが多かろう…」と言って決闘を申し込んだのです!!
1人の女を巡ってガチンコ対決とは、めぞん一刻らしからぬ展開!
ちょっと待て2人とも!これはルーミック漫画だぞ!?
その頃響子さんはご馳走を作って、婆ちゃんと一緒に五代の帰りを待っていた。(試験前という事を考えると海老フライより豚カツなんかの方が良かったんじゃ…)
腹が減って我慢出来ない婆ちゃんは、五代を待たずに食べてしまおうと提案。
アニメでは婆ちゃんってシリアス展開に一息吐かせるギャグキャラなのな。(笑)

舞台は公園に変り、通常とは違うシリアス顔で、2人の男が相向う。
決闘前に枯れ葉を使ってデモンストレーションする2人には笑った。

五代「へえ、手が早いのは女相手だけじゃなかったんですね」
三鷹「君は枯れ葉相手にも奥手なんだな」

長きに及ぶ三角関係にも遂に決着!?意外にもその手段は熱血青春漫画の様にガチンコで!?――と盛上げといてギャグで落すのが流石ルーミック。(笑)
三鷹が当初指定した公園はカップルだらけで決闘の雰囲気にそぐわず、場を変えたそこへ巡回中の警官がやって来て、決闘寸前だった2人は慌てて仲直りを演じ逃亡する。
だが現場で取調べされた際、五代が素直に決闘する積りで居た事をゲロ、そのせいで警官に尾行される破目になり、2人は通りがかったおでん屋台で止む無く一杯やる。(自転車でツーと警官が戻って来たのに焦り、おでんを呑み込む五代に笑)
暫く時間を潰して、もう良いだろうと立ち上がる2人、だが五代が間抜けにも鞄を置き忘れ、親切な屋台のおやじが心配して通りがかった警官に、事情を話して鞄を返すよう頼んだ為に、2人はとことん決闘の邪魔をされてしまう。
酒屋の自販機横で五代に無事鞄が返される頃には、2人ともすっかり決闘する気力が萎えていた。
警官との鬼ごっこに疲れ果てた2人は、自販機で買った缶ビールで酒盛りする。
「…何で君なんかとこうして呑む破目になったんだ?」、愚痴を零す三鷹に五代も「僕だって明日は大事な卒業試験が有るのに…」と返す。
それを聞いて大いに呆れる三鷹――そーなんです、貴方がライバル視してるその男は、単位も足りずに大学卒業すらままならない奴なんですよー。
原作では保父さんになる為の資格取得試験なんですけどね~、原作以上に情けなさ大爆発ですよね~。(笑)
酔っ払った五代は「響子さんの為に卒業する!!!」と三鷹に向って力強く宣言。
まともに相手をするのがアホらしくなった三鷹は、早く帰れと言って五代を追っ払う。
「音無さんも何故あんな男に肩入れするのだ…」
空しい気持ちを抱えてマンションに帰宅する三鷹、部屋の前では明日菜お嬢様が待っていた。

一方、改札口を出た五代の前には、響子さんが傘を差して待っていた。
「飲んでるんですね…」と呟いた彼女、直後、五代の頬が激しく叩かれる。
重苦しい空気を孕んで降り出す雨、女神2人の手により、2人の男の運命の輪が、ゆっくりと回転する…な~んてな。

雨降る中、五代の頬を張る響子さんは美しかった!
ただ12月頭に夕立ってのは時季にそぐわないよう感じたけど…このシーンは雨が降ってないと雰囲気出ないわな。
婆ちゃんが居るのと卒業試験な事以外は今回も大体原作通りで、シリアスに行く積りが決らない面白さを上手く再現していた。
でも欲を言えば警官との鬼ごっこの辺り、更にコミカルに描けたんではないかなあと、折角アニメとして遊べるシーンだったのに勿体無い。

(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画○ …次回予告は五代、一の瀬さん、四谷さん、朱美さん、タイトル読みは響子さん。次回こそ…婆ちゃんは帰るのか!?


【続】
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あにめぞん感想、ざっくばらん84

2013年09月23日 12時32分04秒 | 漫画&アニメ
「暑さ寒さも彼岸まで」
今年はなっかなか涼しくならなかったけど、今日は涼しいです。
やはり昔の人が伝えて来た言葉には信憑性が有る。
一昨日は墓参りで里帰りしたけど、田舎は既に鈴虫が大合唱する季節を迎えておりました。
サザエさんの予告的な挨拶はここまでにして、前回あにめぞん感想の続きで御座います。


▲第84回「疑惑1000%、響子のスキャンダルナイト」脚本:小西川博 コンテ:吉永尚之 演出:鈴木行 作画監督:中嶋敦子

…「今夜が駄目なら、明日も部屋を取ります。明日も駄目なら次の日も…貴女の心が開くまで、僕は部屋を取り続けます。」

ライバル三鷹が衝撃クサイ台詞で〆た前回、一方の五代はと言うと、未だ一刻館玄関前から一歩も進めずに居た。
捜そうにも車で連れ去られては行方が掴めず、出来る事と言えば響子さんを信じて待つだけ…正直言って情けない。
諸星あたるが同状況(最終巻参照)に立たされた時、諦めずとことん捜し回ってた事を考えると、キャラと作品の違いが際立って見える。
玄関前で一緒に母親が迎えに来るのを待ってた太郎から、逆に慰められてる始末。(笑)
でも太郎君、部長が帰りを待ってるのは君のママじゃなく、管理人さんなんだよ。

待つ身は辛く、時間経過とともに募り行く不安。
再び捜そうと五代が立ち上がったそこへ、タイミング良く響子さんのパパが車でやって来た。
見合いを終えて別れたものの、パパとしては響子さんと2人で、話がしたくて来たらしい。
恐らくは「三鷹はいけ好かないから止めとけ」と、父親らしく忠告しに来たんでしょう。(笑)
だが五代から「まだ帰って来てない」と聞かされ、顔が一気に蒼褪めるパパ。
即座に踵を返して捜しに行こうとするパパの車に、ちゃっかり同乗する五代。
「早く捜しましょう!御義父さん!!」←ちゃっかり。
婆ちゃんに太郎と花子を預け、パパの手助けをちゃっかり借りた五代は、主人公らしく漸く動き出すのだった。

その頃響子さんは、海を眺める展望ラウンジで、瀬戸際に追い詰められていた。
部屋を取ってあると話す三鷹に、響子さんは「冗談なんでしょう…?」と、弱々しく笑って返す。
そんな彼女の前で、三鷹はルームキーを揺らして見せた。
「これ、何に見えます?」と――彼は自分の本気を伝える。

「貴女の心を開くキーが見付かれば良いのに…それとも抉じ開けなくちゃいけないのかな?」
…よくもこんだけクサイ台詞が言えるもんだと感心する。(笑)
三鷹に会ったばかりの響子さんなら、この一言に気持ちが揺れたかもしれない。
だが時既に遅く彼女の心は決っていた、彼の敗因は恋敵の五代を侮り、余裕を持ち過ぎた事かと。
とは言え追い詰められて尚、往生際の悪い響子さんは、アパートに電話を入れさせてくれと彼に頼む。
ここでの三鷹の一言は強烈だった。

「また、五代君を呼ぶんですか?」

図星を指されて思わず否定する響子さんだが、そんな彼女に三鷹は畳み込む。

「ですよね!これは貴女と僕の問題なんだから!」

フェミニスト三鷹さんらしからぬキツイ台詞だが、元を糺すと響子さんがはっきり断らないから悪い。
断らないで来たのは相手への思い遣りだけでなく、嫌われたくないという狡さも有ったろう。
それなのに土壇場まで五代に助けを求めるのは卑怯と、三鷹は暗に諭してるのですよ。
流石はテニスコーチである――ってあんま関係無いか。(汗)

しかし他人から言われても性格は変えられない。
響子さんは一刻館へ電話をかけるが、応対に出た一の瀬さんは酔っ払っていて、五代は何処かへ出かけたと聞かされる。(近くで聞き耳立ててる三鷹の顔が怖い)
救いの手を得られず、響子さんは三鷹と共に夜の公園へ。

その頃、響子パパと五代は当て所無く2人の居場所を捜していた。
おのれイケメン可愛い娘を何処へ攫った!?
苛々が募り、思わずガソリンスタンドで煙草を取り出して、スタッフから注意を受けてしまう響子パパ。
その時、五代の頭に天啓が閃いた!!

「そうだ!!クサイ所です!!――夜景が綺麗で、品の良いスカイバー、海の見える公園!!」
「成る程、そりゃクサイ!」

流石は留美子先生、クサイとクサイを引っかけ、見事に洒落ている。(笑)
この会話が今回1番の笑い所かと。
で、五代君大当たりなんだが、夜景が綺麗で、品の良いスカイバー、海の見える公園なんて、都会には沢山有るからね。
残念ながら大して絞られてない、結局この後もパパと五代は2人の居場所を当て所無く捜し続けるのだった。

一方、正に夜景が綺麗で品の良いスカイバーから、とある海の見える公園へと移動した2人はというと――
この期に及んで響子さんは、どうすれば三鷹を傷付けずに断れるか考えていた。
そんな彼女に対し、三鷹は「どうしたって残酷ですよ」と、キツイ言葉をぶつける。

「…残酷です!」

確かに、何年も待たせといて、断るんだからな。
待ち続けた三鷹さん、もう三十路ですよ。(笑)
これ男女が逆ならもっと洒落にならん話で(女の場合出産適齢期が有るから)、同じくこずえちゃんに長い事本意を伝えず来た五代も残酷だと思う。
泣いて謝る響子さんだが、本人の言う通り、謝っても許される事じゃない。
穿った見方だが、原作者はここ、三鷹に同情する気持ちで、描いてたんだろうなぁと。(笑)
原作者は女性だが決してヒロイン贔屓をせずに、客観視して描いてる点が凄い。
響子さんははっきり言ってしまえば卑怯だし、我儘だし、欲深だし、八方美人の優柔不断なんだけど(五代もな)、ちゃんと周囲のキャラにそれを指摘させる事で読者に溜まるガスを抜いてるんだな。
それが無ければ五代にも響子さんにも、読者への非難が集中してたと思う。
響子さんの場合、未亡人という設定が免罪符になっていた。
フェミニストの三鷹さんとしちゃ、泣かれれば無理強いは出来ず、今夜は部屋をキャンセル。
「そんな(悲しい)顔しないで…!こんな風に…心も抱けたら良いのに…!」

何処までもフェミでクサイ三鷹さんに頭が下がるが、そこが貴方の弱点なんだって、だから。(笑)

一方、五代と響子パパは、何処かの公園で疲れて途方に暮れていた。
もう夜が明ける…結局2人の行方は掴めなかった。
諦めて帰ろうと言う響子パパ、だが五代は諦め切れず、もう少し捜してみると言う。
眠たい顔で「どうしてそんなに君は一生懸命娘を捜してくれるのか」と尋ねる響子パパ。
五代はパパに思い切って、初めて「響子さんと結婚したい」事を告白。
てっきり怒られると覚悟して振り向くが、告白してる間に昇った朝陽の眩しい光に公園は包まれ、疲れたパパはぐっすり眠りこけていた。(笑)

一方、一刻館にタクシーで独り戻った響子さんは、早朝から玄関前で惣一郎さんとともに、五代の帰りを待っていた。
するとそこへ響子パパの車に同乗した五代が猛スピードで帰宅。
「男と女が一晩中遊び歩いてて何も無かったで済まされるか!!!」と、車内で怒り心頭だったパパだが、素直に娘に謝られた上何も無かったと聞くや即座に鎮火。(笑)
何処までも娘バカな父は、「お父さんはおまえを信じてる!!」と言って、帰って行ってしまう。
残された五代と響子さんは微妙な空気を漂わせつつ会話するのだった。

お互いに聞きたい事、言いたい事は有る。
けれど「何も無かったのか」を訊けば、相手を信用していない様に思われる。
そもそも自分はそれを相手に訊ける立場に在るのか?
彼女の気持ちをはっきり掴めない五代としちゃ、帰りの時刻を訊くのがやっと。
響子さんにしたって五代に、三鷹とは何も無かった事を信じて欲しい。
けれど訊かれてないのに釈明したら、かえって疑いを増しそうだし、自分が五代を想ってるのがバレバレ。
本当に似た者同士である。(笑)

「…(帰りが)2時か…微妙な時間だな…」

一眠りした後も、すっきりしない五代の心中。
昨夜、四谷の部屋で一晩中宴会をした為か、他の住人達は午前を過ぎても目覚めず、一刻館はやけに静かだった。
玄関前では今日も太郎が花子を抱いて、母親の帰りを待って居る。
五代は太郎の隣に座り、彼とは違う考え事で、頭をいっぱいにして居た。

その頃、三鷹はコートで昨夜の鬱積をぶつけるように、独りテニスの練習に打ち込んでいた。
男の切なさを感じさせるシーンですね。(個人的には要らんかったように思うけど)

場面は一刻館玄関前で待つ太郎と花子と五代に戻る。
やや経って、響子さんが惣一郎さんに御飯をあげに来た。
またも流れる微妙な空気、太郎達は気付かない。
用事を終えて戻るかと思いきや、響子さんは太郎達を挟んで、五代と並ぶように座り込んだ。
互いに無言のまま。
かすみさんの帰りを信じて待つ太郎に、響子さんは言う、「太郎君のママが羨ましい」と。
それを訊いた五代はムッとし、「僕だって管理人さんの事信じて待ってましたよ」と言う。
それを皮切りに始まる何時もの痴話喧嘩。(笑)
信じてない五代に響子さんは昨夜、自分と三鷹の行動を話した。
途中の2人のアップがとても見物。(笑)
漫画でも良い表情に感じたが、アニメの2人の表情も負けてない。
響子さんが振り向くタイミングも素晴しかったです。
五代に信じて貰おうと一生懸命話す響子さんは、幼い少女の様で可愛らしいv

このまま2人のラブコメで終りそうだったが、忘れちゃいけないかすみさんの存在。
1週間後の昨日に迎えに来る約束だったのに、今日が暮れかける今になっても現れない。
ママを心底信じていた太郎の目にも涙の膜が張り、五代と響子さんの胸に不安が渦巻く。
もしもこのまま迎えに来なかったら……?
不安が限界値を超えた太郎は母のポケベルに電話を入れる。
呼び出し中のまま、過ぎて行く時間。
耐えられず泣き出す太郎、幼い兄の不安が伝わり、赤ん坊の花子まで大泣き。
五代と響子さんが必死に宥めてるそこへ、何故か一刻館の2階からかすみさんが現れた。
実はかすみさん、昨夜の内に迎えに来てたんだけど、四谷の部屋での宴会に混じって、そのまま眠りこけてたんだそうな。
昨日は子供達と五代が響子さんの見合いの件で一刻館を留守がち、他住人達は宴会に明け暮れて連絡しなかった為に気付くのが遅れたと。
実に予想通りのオチである。(笑)

最後は目出度し目出度しでまた宴会。
五代の婆ちゃんに心配したか尋ねられ、素直に頷く太郎君。
「でも太郎君はお母さんを信じてたのよね!」と、五代へのあてつけでしつこく言う響子さん。

この後の孫と響子さんの痴話喧嘩を、訳知り顔で眺める婆ちゃんと他住人達は要らない気がした。
五代の「俺と管理人さんはただの住人と管理人の関係で…」って台詞も。
最早ただの住人と管理人の関係でない事は、2人ともに認めてる筈なんだからさ。
アニメは何が何でも「纏めよう」とするのが気に入らない。
それ以外の演出で悪いと感じたのは、今回無いですけど。

夜景を眺める響子さんの表情。
泣きながら三鷹に謝る響子さんの表情。
タクシーに乗って独り帰る響子さんの表情。(トンネル内のライトの演出も良かった)
振り返り五代を睨む響子さんの瞬間の表情。(笑)
今回は響子さんの表情が実に素晴しく描かれていた。
この回だけで響子さんのプロモーションビデオが作れそうです。
三鷹も格好良く描かれてたが、太郎は河南さんが描く方が可愛いかな。
今回の太郎君、何となくひねた表情に感じられた。
ちなみに演じてるのは、あにめぞんでの何でも屋、林原めぐみさんだが、相変わらず上手いね。
かすみさん役は小宮さん…ディーン期のランちゃんを演じてた人か!(懐かし~)

(個人的評価)脚本○ 演出○ 作画○ …次回予告は五代、一の瀬さん、四谷さん、朱美さん、タイトル読みは響子さん。五代の婆ちゃんは次回に帰るんでしょーか?


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あにめぞん感想、ざっくばらん83

2013年09月08日 17時47分21秒 | 漫画&アニメ
祝!!東京五輪2020年開催決定!!!
…前日迄のマドリード優勢報道は一体何だったんだ?
今日は朝刊届くのが遅く、新聞社決定する迄刷るの待ってたんだろうなと。
問題多々有れど、今年1番の明るいニュースになりそうで喜ばしい。
といったところで前回の続きで御座います。


・第83回「追いかけてヨコハマ、響子さんが逃げる!?」脚本:小西川博 コンテ:小島多美子 演出:近藤英輔 作画監督:河南正昭

…響子さんに迫る陰謀の魔の手!しかし渦中の本人はその影にすら気付けず居た。
なんて表現だと響子さんには内緒で両家の見合いを企む三鷹と、響子さんの母親がとてつもなく悪役に感じてしまう。(笑)
しかし母親の立場からすれば、20代後半も過ぎて独身のままな娘を心配する気持ちは解るというもの。(あ、なんか耳が痛い)
そこへやって来て母親から見ればルックス良し資産持ち社交的な性格と、超優良物件な男が我が娘に結婚申し込んでいたら、そりゃあ当人を騙してでも見合いに引き出すだろう。
手段はアレだが娘を思う母の愛故。
片や響子さんの父親は相手がイケメンという事も有って気に喰わない。
こちらも父親の心情として良く解るもの。(笑)
ところでその頃三鷹のライバルである主人公は、響子さんのご両親から存在すら気に懸けて貰えず…哀れ。(涙)

さてこっからは今回のストーリー。
前回から1週間後、約束通りなら今日はかすみさんが、太郎と花子を迎えに来る日。
五代が花子を背中におぶり布団を干してたそこへ、彼のお婆ちゃんがめかしこんだ姿で現れた。
お婆ちゃんの言う事にゃ、今日は朝早くから同窓会へ出かける予定なんだと。
その為に上京したんだって、第81回で話してましたね、そういえば。
いやしかしちょっと待て、五代の婆ちゃんが一刻館に着いたのって、太郎と花子を預かる前だったよね?
それから約1週間も一刻館で過しつつ、時々キャバレーで遊んだりしてたんすか!
同窓会参加を名目にするなら、もうちっと遅くの上京でも良かったわな。
婆ちゃん経験者の割りに、子守ちっとも手伝ってくれんし。(笑)
アニメで登場させたはいいけど原作では出て来ない為に活躍のさせ方が解らず、だから今回早々に同窓会へ向わせカメラ外に出したんだろうなと。

五代の婆ちゃんが御友人の迎えの車で走り去ったあと、響子さんも出かける仕度を整え玄関に現れた。
見れば婆ちゃんに負けず劣らず(?)、美しく装った御姿。
まるで見合いにでも行くような…五代の不安は的中し、響子さんを迎えに三鷹の車が一刻館前で停まった。
自分の母親から「お父さんの誕生日を祝って、ホテルで家族水入らずの食事」と説明を受けていた響子さんは、虚を衝かれる。
…三鷹の奴……まさか響子さんを騙して…!?
気色ばむ五代だが、彼と違って三鷹は響子さんの母親からの覚えが目出度い。
妨害しようにも手立て無く(太郎と花子の面倒も見なくちゃいけないし)、2人を見送る五代だった。

一刻館他住人達の悪意無き囃しを聞き流すも、五代の心は鬱々と落ち込んで行く。
『響子さんに限ってそんな……けど響子さん、案外流され易いから……』
心配なら追っ駆けてけば良いと思うも、彼の性格だからしょうがないね。
だがそんな頼りない彼に代り、小さな騎士が響子さんの傍に付いていた。
実は太郎君が内緒で三鷹の車に入り込んでたんですね~。
よく気付かれずに車中に居られたな。(笑)

ホテルに到着した響子さんは、何時もニコニコ歯がキラキラ(流石)な三鷹の両親と初顔合せ。
してやったりな表情を浮かべる自分の母親に、さり気無く怖い顔して見せる響子さん。
片や響子さんの父親は(以下割愛)
それぞれの思惑を乗せ、いざ見合いの席へ…向おうとしたところで、響子さんの母親は娘の傍に小さな子供が居る事に気付いた。
途端、嫌な顔に変る響子さんの母親。
母親が「大事な見合いの席に連れて来るなんて、相手様に失礼じゃないの!」と文句を零すのを聞きながら、響子さんは五代に助けを呼ぶ言い訳が出来た事を密かに喜ぶ。
丁度同じ頃、一刻館では姿が見えなくなった太郎を五代が捜索していた。

五代が電話に出て話すシーン、ふと訪れた静寂の間が良い按配。
「太郎君を迎えに来て」、彼女が言外に匂わせた、『早く私を迎えに来て!』というメッセージに、五代は気付くのです。
響子さんは自分の意思でそこに居るわけでなく、一刻も早く逃げたいと思っている事に。
直ぐに出かける積りが他住人達は宴会の真っ最中。
こういう時こそお婆ちゃんが居れば助かるのに…!(いや助からないか?)
かすみさんは未だ子供達を迎えに来ず、五代は花子をおぶったまま、ホテルへ急いで迎えに行く。
ところがライバルも然る者、響子さんの安堵した様子から、五代がこちらへ向ってる事を察知し、彼女だけを庭に連れ出すのだった。
それに一歩遅れて五代が現場へ到着、面会した響子さんの母親は、清々した様子で太郎を彼に押し付けた。
その相向いには年配の夫婦が座っている、響子さんの母親が口にした謝罪の中で、五代は2人が三鷹の両親である事に気付き、今日設けられた会が見合いな事を覚る。
太郎の口から響子さんは三鷹と庭に出た事を知らされた五代は急いで後を追う。

しかし途中で彼の行く手を妨害する罠が!
なんと五代の婆ちゃんの同窓会も、このホテルで開かれていたのだ!!
話に邪魔だから排除したものと考えてたのに、ここでのトラップに利用するとは意外だった。(笑)
自分の孫を集まってる友人達に紹介すると、婆ちゃんに無理矢理引っ張られる五代。
年配の御婦人達にもみくちゃにされる五代。(笑)
実にアニメ的な演出だが笑わせて貰った。

その頃、響子さんは五代が迎えに来るのを今か今かと待ち焦がれていた。
だが彼女よりも三鷹の方が五代の姿を先に捉える。
彼は響子さんを素早く隠し、五代に相対して、「今夜は彼女を帰さない」と大胆に挑発。
そうはさせじといきり立つ五代だが、太郎と花子が池に落ちそうなのを助ける隙に、三鷹は響子さんを連れて、横浜の海が見える眺めの良いホテルレストランへと、ドライブに出かけた。
五代だけでなく、ちゃんと三鷹さんも彼らしくスマートに、子供達を助けてるのが良い。(笑)
一方五代は子供達を助けようとして、自分が池にぼちゃんと嵌りました…哀しい格差だ。

その後びしょ濡れのままホテル内を駆けずり回り(顰蹙)、車で走り去る響子さんと一瞬見詰め合ったものの、五代は結局響子さんと三鷹の行方を追うのを諦め、とぼとぼと一刻館に帰り着く。
夕刻を過ぎたのに、かすみさんは未だ、迎えに来ていなかった………信じて良いの?

夜の帳が下りる頃、響子さんは横浜の港を眺める席で、三鷹とグラスを合わせていた。(この場面、かつてのEDだった、ファンタジーを思い出させる)
三鷹が強引なのは何時もだが、今日の彼の態度は度が過ぎる、その事に怖ろしさを感じる響子さん。
響子さんと違って彼は他人の気持ちに敏感だから、彼女の心が五代寄りなのに気付いてしまってる。
気が付けば彼も30歳、普通に考えても焦る気持ちは良く解る、待たせ過ぎだよ響子さん。(笑)
「今夜は食事だけで終える積りは無い、このホテルに部屋を取っている」
三鷹の言葉に怯える響子さん。
だが彼は無理矢理抱く気は無い、響子さんが自分に心を向けるのを待つと言う。

「今夜が駄目なら、明日も部屋を取ります。
 明日も駄目なら、その次の日も…貴女の心が開くまで、僕は部屋を取り続けます。」
余程の金持ちでなければ吐けない台詞ですね。(笑)
真面目に言ってる本人には申し訳無いが、クサ過ぎて聞いた瞬間爆笑してしまった。
いよいよ土壇場に追い込まれてしまった響子さん。
次回、彼の情に絆され、朝帰りしてしまうのか!?
響子さんもそうだが、五代最大のピーンチ!!
そんな彼に止めを刺すよな婆ちゃんの酷い言葉。
「裕作ぅ~~~!!響子さんの事は諦めろぉ~~~!!!」って、それは肉親の言葉としてあんまりだ。
原作でも響子さんに「愛の重みが同じなら、金持ちの方を選べ」なんて進言したりもしたが、本音孫の恋路を誰よりも応援しているのが婆ちゃんである。
なのにこんな心無い台詞はぶつけないだろうと。
脚本家か演出家が知らんけど、言わせたのは大変不味かった。
ここまで婆ちゃんを出した意味が全く不明、何の手助けもしないなら出さんで欲しい。

作画は今回動画が粗かった。
アップは良いけど、引くとキャラの横顔が崩れてたり。(最初の玄関での響子さんとか)
花子と太郎の仕草は無茶苦茶可愛かったですが、特に花子の寝返りシーン。
子供らしい無邪気さがとても良く描けてたと思うが、シッカロールは肺に吸い込むと危険だぞ。(汗)

(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画△ …次回予告は五代、一の瀬さん、四谷さん、朱美さん、タイトル読みは響子さんと何時ものメンバー。五代の婆ちゃんは一体何時まで一刻館に居るのでしょう?


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あにめぞん感想、ざっくばらん82

2013年09月04日 20時12分00秒 | 漫画&アニメ
一足早く「今年を表す漢字一文字」を予想してみる。
今年は――「猛」!!
色んな事が猛々しかった一年で終りそう、なんて先読みはさて置いて、前回レビューの続き。
漸くMXの再放送に追着いた!(しかし今週金曜また放送有るんだけど…)


・第82回「満点パパ! 五代くんの子育てストーリー」脚本:高屋敷英夫 コンテ・演出:茂木智里 作画監督:鈴木俊二

…結婚してもいないのに一男一女のパパになってしまった五代。
正に一難去ってまた一難、苦難が整理券持ってやって来る様な彼の人生。
取敢えず押し付けられた子供達を抱え、一刻館に戻って来た五代は、響子さんや他住人達に訳を話す。
相も変わらず四谷・朱美・一の瀬さんは真面目に取り合ってくれず、「隠し子じゃないのぉ?」なんて茶化すが、母性愛の強い響子さんは一目で子供達を気に入り、「ずっとここに居ても良いのよv」なんて優しい笑顔を見せるのだった。
……っておいおい。(汗)
不思議に思うんだが、響子さんって一人っ子なのに、小さい子供の面倒見るの上手過ぎる。
母性愛はルーミックヒロインの殆どが持ってる特質で、男性読者が強く憧れる要素にもなっている、が、現実的に響子さんの家族構成を考えると有得ない気がする。
漫画だから現実的に考える必要無いんですけどね。(笑)

話を先に進めましょう。
一刻館に居候を許して貰ったものの、それは一時的な措置である。
次の日キャバレーに出勤した五代は、上司の飯岡さんからかすみさんの住所を聴き出す。
その際他のキャバレー嬢から、彼女は懇意の客と逃げ出す常習者だとの噂を聞いた。
常習者…パパがいっぱい!?なんだか凄まじい人生である。
「幼い2人の子供を捨てて客と逃げるなんて、それでも母親か!?」
憤然とする五代は渡された地図を頼りに、かすみさんの家を探し出す。

演出の話になるけど、走る地下鉄の描写がリアルで良いと感じた。

既に男と逃げてる不安が大きかったが、意外にもかすみさんはまだ自宅に居た。
それも呑気にシャワーを浴びてる最中で、彼女から覗きと間違えられた五代は、お湯をかけられびしょ濡れになる。

「…部長さん…なすてこんな所に?」
「……取敢えずシャワー止めてくれませんか?」

(原作通りだが)ここの会話には笑った。(台詞違ってたら御免)

かすみさんが言う事にゃ(彼女の方言がまた良い)、今度の旅行中に元客の男を旦那にする積りらしい。
だからそれまで太郎と花子を1週間預かっていてくれ、と…勿論五代は「冗談じゃない!」と怒る。
2人がもめてるそこへ、太郎からのポケベルが鳴った。
「花子のむずかりを止めるには、どうしたら良いか?」との相談に、「立て抱っこして背中を優しく叩け」と答えるかすみさん。
思わずポカンとしてしまう五代だが、かすみさんに我が子を捨てる積りは無かった、居ない間も親子はポケベルで結ばれていたのだ。

…良い話だなぁ~~~???
ポケベル、この時代には、もう出てたんですね~。
てか母親が店を移るたび客と逃げる事に、子供が慣れてしまってるのがおかしい。
現実視線で見て不幸の筈が、キャラが逞しいお陰で、そう思えないという。(笑)

その後五代は家を飛び出したかすみさんを上半身裸のまま追ったものの取り逃がしてしまい、不本意ながら一刻館に戻って太郎と花子の面倒を見るのだった。

一方その頃ライバルの三鷹は両親に直接、明日菜お嬢様の他に好きな女が居る事を告白。
すると流石は三鷹の両親と言うべきか(笑)、信じられない軽さで両家揃っての見合いを受け入れる。
「こんな事なら早く響子さんの事を紹介するんだった!!」と拍子抜けする三鷹。(笑)

ちなみに三鷹の父親役は、三鷹役である神谷明さんが演じておられる。
つまり1人で2役演じてるわけだけど、三鷹は面堂等の二枚目声、三鷹父は毛利のおっちゃん等の三枚目声と、ちゃんと演じ分けておられる。
流石ベテラン声優と感心致します。

両親からゴーサインを得た三鷹は響子さんの母親と意気投合、両家揃ってのホテルでの見合いを企むのだった。
危うし響子さん!!――だが何も知らない響子さんは、呑気に子供達とお昼寝中だった。

「自分の置かれた立場解ってんのかね?」

ここでの朱美さんの台詞は寝ている子供達だけでなく、響子さんにもかかるように漫画では描かれており、おかしみを誘っている。
が、アニメで観ると、いまいちそのおかしみが伝わり難い。
夜に五代と響子さんが泣いてる花子をあやし、ふと2人見詰め合った場面で響子さんが「おもらし…」と呟くのも、漫画ではメチャクチャ爆笑出来たんですが、アニメではそこまでのインパクトは薄い。
漫画と違ってコマでは観せられないアニメの難しさだね。

しかし今回は原作2話分を使って、スムーズな流れに仕上がってた様に思う。
めぞんの場合やはり1回につき、原作2話を使用するのが、丁度良いんでしょうね。
ただ前回同様、話の中でのお婆ちゃんの存在理由に疑問。
本人が言う通りてっきり「経験者」である事を活かして、子守を手伝ってくれるのかと思いきや、花子が夜泣きしてるのにも構わず、ぐーすか寝てるんだもんな。(笑)

今回の作画は久方振りに鈴木俊二さんが担当。
この方の描く響子さんの腰つきは大変色っぽくて好きである。
ただこの回位から段々とリアル絵に傾いてくのがね…人によって好み分かれるだろうなと。

(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画○ …次回予告は五代、一の瀬さん、四谷さん、朱美さんで、タイトル読みは響子さん。もうこの頃には、この一刻館メンバーで固定となったようで。


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あにめぞん感想、ざっくばらん81

2013年09月02日 23時19分37秒 | 漫画&アニメ
TV東京で月~金曜の昼11:35~12:30に放送してた紀行番組、ヨーロッパ水風景の地上波放送が終了してしまった。
好きだったのに…ビデオに録画してまで観てたのに…。
BS放送の方は続けるとの事、今の時代、好きな番組は有料で観るのがデフォなのか?
地上波放送で観る番組、少なくなっちゃったな~。
それはさて置いてのあにめぞんレビュー、毎度前回の続きです。


・第81回「愛の執念!明日菜はやっぱり懲りない女」脚本:高屋敷英夫 コンテ・演出:鈴木行 作画監督:河南正昭

…前回レビューは八神が舞台を降りた事で主に字数を使いましたが、それ以外にも大した事件が有りました。
なんと響子さんがピヨピヨエプロンではなく、トマトエプロンを着用していたのです!
「それだけか?」って、いやいや、大した事件でしょう!!
第1回の放送からずぅ~っとずぅ~~っと、朝な昼なにピヨピヨエプロン着用していたヒロインが、前回に限りトマトエプロンを着用してらしたんですぜ?
ピヨピヨエプロンと言ったら、昔も今も響子さんのトレードマーク。
正に一心同体的シンボルなのです!
そんな重要なシンボルをさり気無く変更するなんて一体どの様な演出意図から!?と勘繰りたくなるものの、演出家orアニメーターの気紛れか何かだったんでしょうね~、多分。(笑)
ちなみに原作の響子さんは一貫してピヨピヨエプロン着用してました。
も一つちなみに言えば、あのピヨピヨマークは留美子先生自身のトレードマークでもある。(まだまだヒヨっ子の意味を篭めて?)
留美子先生の「響子さん(と五代)は自分自身」というコメントを知れば、エプロンフロント部の「ピヨピヨマーク」も意味深げに感じなくもない、なんちゃって。

こっからは今回分のレビュー。
まずタイトルに物申すけど、毎回毎回登場する度に、「懲りない女」と評される、明日菜お嬢様と八神が不憫。
八神は兎も角、明日菜お嬢様は「懲りない」わけでなく、単に鈍い女ってだけな気がする。
明日菜お嬢様やこずえちゃんの場合、天然なだけで悪気は無いんだよ、だから怖いって言う。(響子さんも或る意味そうだね)

で、久し振りの明日菜お嬢様ご登場回なのですが、何故か五代のお婆ちゃんまでが御登場。
一体何しに来はったんですか!?――ああ、東京で開かれる同窓会に参加する為!
そういえば原作56~57話位に、んなエピソードが在ったな~、アニメではスルーだったけど。
そんな古い話をここに来て今更蒸し返した割りに、同窓会行った件は結局アニメ化せず。
私の記憶が確かなら(あまり自信無い)この回に婆ちゃんは登場しない。
アニメで登場させたのは恐らく賑やかしの為だろう。
八神が舞台を降りてしまった今、ともすれば暗く重くなるドラマを、明るく盛上げられるのは婆ちゃんしか居ない!
そんなアニメスタッフの期待に推されてかもしれんが、明日菜お嬢様だけでも濃いのに婆ちゃんまでは要らなかった気がする。
てか今回三鷹さんの叔父や御両親に、明日菜お嬢様の御両親まで出て来るわで、最終回でもないのに人口密度高過ぎ、お婆ちゃんの出る幕は正直無かった。
大体孫が借金抱えてキャバレーで働かされてるのに、そのキャバレーで豪遊してる場合じゃないわな、多少は金を工面して助けてあげてくださいよ。(笑)
オレオレ詐欺の被害に遭うなんて事、この婆ちゃんに限って無さそうな。(笑)

無責任で愉快な人々に囲まれて、五代もすっかりキャバレー勤めが板についてまいりました。
福利厚生部長(その勤務内容はホステス嬢達の子供の世話係)に就任ですか、なんかもうそのままキャバレーに就職すれば良い気がして来ましたよ。(笑)
彼のこの環境適応能力にはちょっぴり憧れなくもない。
だが部長に昇進してやる気も昇進中の彼の前に、更なる女難の壁が立ち塞がる。
ホステス嬢の一人、かすみさんが、我が子である太郎と花子を五代に託し、客の男と夜逃げしてしまう。
なし崩しに一男一女のパパにされてしまった五代の明日は灰色か薔薇色か!?

そして三鷹さんはやっぱり明日菜お嬢様との縁を切れず。
前回「貴女とは結婚出来ない」と告白したものの、「貴女を嫌いなわけではない」とフォローしたのは余計だった。
傷付ける覚悟で行かないと、明日菜お嬢様みたいなタイプは、縁切り難しいのよね。(笑)
しかしそれはフェミニストを自認する三鷹さんには非常に困難な手段なのだった。
五代と三鷹、先に受難を乗り越えるのはどっち!?――という所で今回は続くとなる…おや?気付けば婆ちゃんの影が薄い。

今回は色んな話の繋ぎとなってまして、登場人物の数が多くゴチャゴチャな印象が持てました。
原作単行本で確認したら4話分くっ付けてるのね、そりゃあ詰め込みすぎだわ。
その割りにテンポが悪いのも良くない。
婆ちゃん出さずにメインになる話を絞って欲しかったなと。

作画は太郎と花子が無邪気で可愛かった。
子供を描くのが上手い人は尊敬してしまう。

(個人的評価)脚本× 演出× 作画△ …次回予告は五代、一の瀬さん、四谷さん、朱美さん――って五代の婆ちゃんまだ居るの!?タイトル読みは何時も通りに響子さんでした。


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あにめぞん感想、ざっくばらん80

2013年08月11日 01時17分28秒 | 漫画&アニメ
相変わらずサボってばかりいますが、8月もあにめぞん再放送は2回だけの予定な為、何とか追着きそうです。
とか言って追着きそうで追着かない、まるで五代の恋の行方の様な…馬鹿言ってないで前回の続きに参りましょう。


・第80回「五代ドッキリ!突然八神のバニーガール!!」脚本:金子裕 コンテ・演出:山本智史 作画監督:中嶋敦子

…引き続き原作のストーリーにアニメオリジナルのトッピングされてます。
原作では五代がキャバレーに勤めている事と、保育園のアルバイトをクビになった事実を、響子さんが知ってしまう回なのですが、アニメではその前に八神が知ってしまって一波乱有る展開に変えていた。

前回五代が保育園のアルバイトをクビになり、キャバレーに勤めている事を知った八神は、「きっとこれには何か訳が有るのよ!!」と考える。
同時に苦しんでる五代先生を放っておいてる未亡人に怒りが湧く。
「好きな人がキャバレー勤めするまで身を落としているのに、どーして救ってあげないの!?許せない!!」
悩み考えてる内にどんどん膨らむのが乙女の妄想である。
一刻館まで出向いた八神は響子さんに文句をぶつけるが、その途中で扉に耳を欹てていた一の瀬さんに、何故か大慌てで引っ張られた。
一の瀬さんから内緒で知らされた事、響子さんは五代が就職活動を放っぽり出して、キャバレーに勤めているのを知らない。
同時に一の瀬さんは八神から、五代が保育園のアルバイトをクビになり、キャバレー勤めをまだ続けている情報を手に入れる。
レビューで書き忘れたが、五代は前回一度はキャバレー勤めを辞める覚悟を決めるも、保育園アルバイトがクビになったので結局舞い戻った。
アニメの場合まだ学生なのに、就活放っぽり出してそれでいーのか、つっこんだら負けだろうか?

それはさて置いて、祝!!五代君キャバレー出戻り!!ビバ!!驕りDEナイトフィーバーの夢再び!!
情報を手に入れた一の瀬さん、四谷さん、朱美さんは、ホクホク顔で五代のツケの下、連夜キャバレー通いを楽しむ。
五代は借金返済するどころか、働けど働けど底が見えずに溜まるツケ。
しかし弱味握られてる為、許すしかない哀しい我が身。
一体日々の食費等如何に都合してたんでしょーかね???
鬼畜な所業だが一刻館住人達としては、追い込む事で五代自身から響子さんに、真実を話させようと考えてたらしい。(あくまで建前)(笑)
そんな五代の窮状を少しでも救おうと、八神は自分も一緒にキャバレーで働く事を直訴した。
てっきり毎日五代に愛妻弁当作ってくれてる女(スケ)だと思った飯岡さんは、男と一緒に苦労を共にしようと言う提案に感動して、八神をキャバレー嬢の正装バニーガール姿に着付けるが、五代から高校生である事実を知らされるや厳しい顔で社会常識を説くのだった。
はい、ここ、今回のサービスシーンでしたね。(笑)
正直バニーガールはやり過ぎに感じたが、原作では既に退場済のキャラ(八神)を動かして、ここまで話をスムーズに転がしたのは凄い。
強面の顔に似合わず作品中で最も常識家の飯岡さんを上手く表現してもいる。(笑)

能動的な八神はやはりアニメスタッフにとって活躍させ易いキャラだったんだろう。
ただ八神を活躍させ過ぎた為に、響子さんが霞んで見えてしまう。
五代を必死に救おうと動いてる八神に比較し、どーしようもなく能天気で鈍感な女に思えてしまうのが不味い。
いや鈍感なのは当りだが(汗)…一体どっちがヒロインなのさ!?
こーしてアニメを観てると原作で八神を突然退場させた訳が解らなくもない。
退場させなきゃ響子さんを喰ってしまうってんで、出さない事に決めたのだろうなと。
最終回近くにフェードアウトしたシャンプーを思い起させる退場ぶりだった。

しかしアニメの退場のさせ方も納得行くかっつうと………う~~~~ん。(悩)
子供の自分には五代先生を助ける事が出来ないと悟り、響子さんに「しっかりしてよぉ!!!」と後を託す、展開も無理をかなり感じなくもなかったです。
三鷹とのデート帰りの響子さんを目撃したら、むしろ八神の性格的に「やっぱりあんたに五代先生と結ばれる資格は無い!!!」つって、恋の炎がメラメラと再燃しそうですが。
どちらかっつうと飯岡さんから折角愛妻弁当の話をフッて貰ったのだし、弁当を大事そうに食べる五代の姿を見てしまって、彼の心に割って入る隙が無い事を覚らせる展開の方が有だったんじゃないかなぁと。
原作での今回のキーアイテム愛妻弁当を活かす意味でもそうすべきだった。

今回の作監は中嶋さん、愛妻弁当がとても可愛らしく描けててグッド。
響子さんが料理上手な事が良く解る。(キャラ弁とか今なら作ってるタイプだね)
コンビニで以前「響子さんの愛妻弁当」が売られていたが、ただのコンビニ弁当な出来で物凄く残念だった。
「響子さんの愛妻弁当」を名乗るなら、もっと愛情の篭った弁当をプロデュースして欲しい。

(個人的評価)脚本△ 演出○ 作画○ …次回予告は五代、一の瀬さん、四谷さん、朱美さん。タイトル読みはお馴染響子さん。次回予告を観てビックリ…え?五代の婆ちゃん登場??


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あにめぞん感想、ざっくばらん79

2013年07月21日 23時00分44秒 | 漫画&アニメ
パソコンの中から異音がする…開けて掃除すれば未だ何とかなる問題だろうか?(手遅れか?)
渦巻く不安はさて置き今出来る事を精一杯…って訳で前回レビューの続きです。


・第79回「響子さんゴメンネ!涙・涙の愛妻弁当!?」脚本:金子裕・高屋敷英夫 コンテ:小島多美子 演出:近藤英輔 作画監督:河南正昭

…引き続いて今回も原作のストーリーにアニメ独自の味付け。
それなりに1話としては纏まってたけど、やはり所々引っ掛かるものは有る。

アニメの五代は未だ大学生で就職活動中の為、毎日大学通って就職の相談を受けてるらしい。
と、本人の台詞には出て来るものの、通学してる気配は全く漂って来ないのだが。
今更就活しても遅い?、いやいや未だ学生なら、諦めるこた無いでしょ。
本気で何処かの会社に潜り込みたいなら、卒業まで頑張ろうよ。
それとも本気で保父を目指そうと進路変更?
しかしその割に今回漸く本屋へ寄って、資格試験の問題集に手を伸ばすという行動の遅さ。
バイト先の保母さんから「保父を目指したら?」とアドバイスされたのは第77回だというのに。
こんな描写だと「サラリーマンになれないから、仕方なく」保父さん目指す事にしたみたいで、甚だ印象悪く感じるんだって。
原作の様な、「就職浪人して道を迷った末に、天職に巡り合えた」とするには、やはり就活編の後に保父アルバイトに就く展開を持って来るべきだった。
アニメの就活編の〆とも言える第77回の、「他者に流されず自分で決めたい」という五代の啖呵も、こういう構成だったなら説得力を持って聞えたろう。

それで今回原作通りに保育園のアルバイトを解雇されてしまうという……就活中の学生に運動会運営委員任せるまで働かせといて(第77回参照)、笑顔でクビにするとはあまりに酷いよ鬼か園長!?(泣)
「就活中なのに長い事無理に手伝って貰って悪かったね~五代君」って…ほら~~何時までもどっちつかずで居るから~~~もぉ~~~!!!
解雇されるのは原作通りでも、漫画で描かれてる解雇までの事情すっ飛ばしてる上、なまじ運動会運営委員としての活躍シーン追加したせいで、温和な筈の園長に非道なイメージ付けをしてしまった。
もっと先を見据え、構成を練るべきだったなと。

響子さんの弁当エピソードも、原作に在る前フリ省略してアニメ化した為に、良く考えると無理を感じなくもない。
五代のお婆ちゃんから孫の食事の心配を受けたとして、いきなり弁当作る方へ行くもんかなと。
食事の心配だけなら夕飯を作る方へ向う可能性も有る。
原作の場合は響子さん自身が婆ちゃんに言われる前から、五代にお弁当を作ってあげたいと考えていた。
実際に作ったんだけど渡せずに終ったシーンが、原作には描かれてるのです。
そこへ婆ちゃんから「孫の食事を気に懸けて欲しい」という電話が来て、お弁当を作ってあげたかった響子さんに大義名分を与えてくれた。
つまり原作に在る前フリは、響子さんの愛妻弁当エピソード上で、省略すべきじゃなかったって事。
てか五代が公園で弁当を食べるシーンは、原作だと悲惨な中にギャグを感じ取れるのに、アニメでは全く笑えず青春ドラマの様な苦さ半端無い。
中期からはギャグを放棄し青春ドラマに徹してるアニメ版だけど、笑いは原作が持ってる重要な魅力の1つなだけに些か残念に思う。

ここまでつらつら批判めいた事を書いてきましたが、良いなと感じた箇所も幾つか在るんですよ。
八神は今回も意地らしい活躍ぶり、(アニメ設定で)漁夫の利から職を得た坂本に頼り五代の居場所を突き止めるなんて、今迄の伏線が活きてるじゃないですか。
また原作の五代は姿を見かけるや、後退りして逃げる程八神の事が苦手である。
アニメでも原作同様逃げるシーンは描かれた、しかしその一方今回にも見られるような、五代が喫茶店で八神に奢ってやるシーンなんてのも出て来る。(五代、貧乏だってのに…)
原作ほど五代から八神が邪険に扱われてないのは、八神ファンにとっては地味に嬉しいんじゃなかろうか。
他、背景の柿の木が、秋らしい雰囲気醸してる。
中期から引き続いてのリアルな演出、季節感が有るドラマは観ていて心地良い。

作画について、今回の作画監督の河南さんは、3人居る作監さんの内では、絵の美しさの点で正直落ちる。
キャラが全体的に太ましい為、現代の絵の好みから見た場合、余計に人気が無いだろうなぁと。
しかし決して絵が下手な方ではない、今回登場したキャバ嬢の子供達は、非常に可愛らしく描かれてた。
瞳キラキラ綺麗なキャラではないが、ふっくらした輪郭で優しさを感じるのです。

(個人的評価)脚本△ 演出△ 作画△ …次回予告は一の瀬さん、四谷さん、朱美さん、タイトル読みは響子さんという、何時ものメンバーでした。


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あにめぞん感想、ざっくばらん78

2013年07月14日 15時05分43秒 | 漫画&アニメ
のたりのたりとアニメの感想を続けてる者を助ける朗報来たれり。
今月、MX局でのあにめぞん放送は、1週 だ け!(その前のウラシマンもポールも1週だけ)
ばんざーい♪ばんざーい♪…って喜ぶべきじゃないでしょファンとして。(汗)
だが、この隙に溜めてる宿題片付けねば、と根性入れ直し、前回レビューの続きで御座います。
全然関係無いけどギャオでまた「クリィミーマミ」の無料配信開始してますね。


・第78回「それは秘密です!五代のバイト奮闘記!!」脚本:小西川博 コンテ:吉永尚之 演出:茂木智里 作画監督:中嶋敦子

…遂にやって参りました、五代君の秘密のキャバクラバイト編!
朝は大学生、昼は保父バイト、夜はキャバクラ勤めと、三束の草鞋生活――やってられっか、こんな生活!!(卓袱台がらがっしゃんと引っ繰り返しながら)
アニメの五代は或る意味スーパーマンで尊敬してしまいます。

今回も辻褄合せ的に半分はアニメのオリジナル。
前回、漁夫の利で職をゲットした親友の坂本君が、五代に対する罪滅ぼし(?)の気持ちから酒を奢る、というのは割りと無理無い展開に感じられて良かった。
しかし梯子したキャバクラで金足りず、五代1人に借金被せて逃亡するって、太宰治かお前は!?
横から紹介状掠め取ってる分、原作以上に鬼畜振りが増してるんですけど。(笑)
五代はこんな奴とどーして親友付き合いしてるんでしょーね?
つくづく坂本役を演じてるのが古川さんで良かった、他の声優さんが演じてたらギャグで許せないほど、視聴者から悪印象持たれてたろう。
てか声のせいで諸星あたると五代が会話してる様にしか聞えない。
相手があたるなら、親友を置き去りにするのも納得である。(笑)

八神とその家族と無責任な友人達も、続けて活躍。
パパが折角渡した紹介状を素気無く返され、「自分の愛が重荷になった?」と不安になる八神は、諦めきれずに五代に会おうとする。
ストーカー化してますがな。
原作の彼女はここまで感傷的じゃないんだけどな。
ただ前回で終らせずに、八神自身が納得するまで描こうとするスタッフの熱意は買う。
個人的に八神の扱いはアニメの方が原作よりも良いと感じるのです。
原作の方はあれだけ五代に執心してたのが嘘の如く、117話「弱虫」でフェードアウトしてしまったから。

今回はキャバクラ勤めが響子さん以外の一刻館住人達にバレて、五代が連夜たかられてしまうようになったところでお終い。(予測可能範囲)
ちなみに今回からレギュラー入りしたキャバレー「バニー」のマネージャーは、原作では名の出ない人物だったのがアニメで「飯岡」さんと呼び名が付けられたそうな。
活躍振りが印象的なキャラだっただけに、原作で呼び名が無かったのは意外。
留美子先生は話の軸に絡まない設定は省略しがちな御人だからな。
役を演じる富山敬さんが、更にキャラを魅力付けている。
古くは「侍ジャイアンツ」の主人公「番場蛮」役、新しくは「ちびまる子ちゃんのお爺ちゃん「友蔵」役で知られたアニメ声優界の巨匠。
故人なのが惜しまれる…最近、子供の頃によく耳にしていた声優さんが、どんどん亡くなられていって寂しいよ。

(個人的評価)脚本△ 演出○ 作画○ …次回予告は一の瀬さん、四谷さん、朱美さんと、安定の宴会メンバー。タイトル読みは毎度お馴染響子さんでした。予告でネタバレてるのが頂けない。今回の予告を評価するなら×だ。


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