瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

2020年、クリスマスには歌を歌おう♪その8

2020年12月31日 19時30分10秒 | クリスマス
皆様、こんばんは。
新型コロナの収束を待たず、大晦日が来てしまいました。
なんかもう流行ではなく日常って感じになりつつあるぞ。(汗)
こんな異常な年でも放送する紅白歌合戦をBGMに、ミス・メリーからの手紙を読むと致しましょう。

『はぁい♪ミス・メリーよ♪
 今日はジルベスター、大晦日!
 いよいよ新年の幕開けよ!!
 来年は病魔が去って、世界中の皆がマスクから解放されますように…!
 年神様にお祈りした所で今夜採り上げるクリスマス・スイーツを紹介、スコットランド発のダンディーケーキよ!
 
 ダンディーケーキはスコットランドのダンディーと呼ばれる港町で生まれたフルーツケーキ。
 上にホイップクリームやチョコや生の果物が載る事も無く、アーモンドが放射状に飾られてるだけのシンプルな見た目が特徴で、名前の通り良質を知るダンディーな大人をイメージさせる佇まいなの。
 考案したのはダンディーでマーマレードを製造し財を成したジェームス・ケイラー・アンド・サン社。
 当時ダンディーはヨーロッパの各都市から輸入品が届く貿易港として栄えていて、ケイラー社はスペインから届くオレンジやサルタナ種の葡萄やアーモンドを保存食品に加工し輸出するビジネスを展開してたの。
 中でもセビリアオレンジを加工して作ったマーマレードが他社より良品質と大評判、暫くの間ケイラー社はマーマレードだけで食べてけるだけの成功を収めたって云うわ。
 けれどマーマレードの製造をメインにする事で、処理に困ったのが大量に出るオレンジの皮。
 皮も刻んで入れるのがマーマレードとはいえ、全部使える訳じゃない。
 他社の物と違ってエグ味の少なさで好評を得ていたケイラー社のマーマレードなだけに尚の事。
 余った皮を砂糖漬けにして売ったりもしたけど、マーマレードほど高価く売れない、そこで思い付いたのが余り物全部纏めてケーキを焼く事だったの。
 セビリアオレンジピール、サルタナレーズン、スペイン産アーモンド、それにケイラー社特製マーマレードをふんだんに使って焼いたケーキは地元で評判を呼び、何時しか町の名前が付いて海外にも知られる様になった――めでたしめでたしってわけv
 ところでナッツやドライフルーツを大量に使い、長期間の保存が利く…この2点ってシュトレンやパネットーネといった、ヨーロッパにおけるクリスマス・スイーツの特徴と一致しない?
 スコットランドでクリスマスに食べられる様になったのも必然に思うわ。
 
 近年ハリーポッターブームの影響か、日本で英国菓子店を多く見掛けるようになったから、ダンディーケーキも簡単に見付けられるんじゃないかしら?
 何処の店の物を買うかはお任せするから、暇人のブログ主さん入手お願いねv

 じゃあそろそろ今夜のクリスマス・ソングを紹介、日本では蛍の光の原曲で知られるスコットランド民謡――Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)♪
 日本では卒業式や大晦日、それに店舗の営業終了時に流れる事が多いけど、スコットランドでは年始や披露宴や誕生日の時に歌う事が多いそうよ。
 今夜のメリーの話はここまで…皆、良い年を迎えてね!』

――以上、ミス・メリーからの手紙でした。
それではこちらを参考に歌いましょう、2020年最後に紹介する「Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)」!



【Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)】




Should auld acquaintance be forgot♪
And never brought to mind♪
Should auld acquaintance be forgot♪
And days of auld lang syne♪

And days of auld lang syne my dear♪
And days of auld lang syne♪
Should auld acquaintance be forgot♪
And days of auld lang syne♪


And there's a hand my trusty fiere♪
And gies a hand o' thine♪
We'll tak a cup o' kindness yet♪
For auld lang syne♪

For auld lang syne, my dear♪
For auld lang syne♪
We'll tak a cup o' kindness yet♪
For auld lang syne♪


【訳】
旧き友は忘れたまま、
決して心に戻る事は無いのか?
旧き友も、
懐かしき昔の日々も忘れるべきなのだろうか?

懐かしき昔の日々よ、我が愛しき者よ
懐かしき昔の日々よ
旧き友も、
懐かしき昔の日々も忘れるべきなのだろうか?


この手を取れ、我が信友よ
そして手を貸してくれ
優しさの一杯を交わそうではないか
懐かしき昔の為に

懐かしき昔の日々、我が愛しき者の為に
過ぎ去りし懐かしい昔の為に
優しさの一杯を交わそうではないか
懐かしい昔の為に


…紹介してくれたミス・メリーには悪いのですが、クリスマス・ケーキとして食べる所が増えてるってだけで、ダンディーケーキ=スコットランド伝統のクリスマス・スイーツって解釈はどうかと。
ただミス・メリーの言う通り、ダンディーケーキはその特徴から、クリスマスに食べるのに相応しく思います。
ちなみにスコットランドでは昔、円形に焼いたショートブレッドをクリスマスに食べる習慣が有ったそうな。
太陽を表す円に焼く事で、太陽神に新年の豊作を祈願したのだとか。

ミス・メリーから入手を頼まれたダンディーケーキを、自分は「横浜山手えの木てい」にて購入致しました。
 

 
↑白壁に赤い屋根が目印のお店は、山手西洋館巡りコースの途中に在る為、大体何時も混雑しています。
名物はダークチェリーとバタークリームをサブレで挟んだチェリーサンド。
ダンディーケーキはオンラインショップで購入するか、店で注文し後日テイクアウトするかの2択。
そんなわけで後日オンラインショップで注文し、お取り寄せ致しました。

↑一人分にカットしたダンディーケーキ。
ここのダンディーケーキはアーモンドの他、ザラメを飾りに使用してるのですね。
ドライフルーツたっぷり使ってて、とっても美味しかったです。
ブランデーをかけると美味しさが更に増します。
ダンディーケーキの特徴と言われるマーマレードの風味はしなかったかな…。
それにアーモンドが放射状に飾られてるかってえと…微妙かもしれない。
でも食べ応え有って本当に美味しかったです。
実は未だ一度もお店に寄った事が無いので(遠巻きに観てるだけ)、コロナの流行が収まった際にはお茶を飲みに行きたい。

余談になりますが昨夜のコールドムーン美しかったですね~。
遂に東京の感染者が千人突破したらしいですが、そんなちょっとした幸せを何時も見付けていたい、なんてな。
では皆様、良い年をお迎えください。

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2020年、クリスマスには歌を歌おう♪その7

2020年12月30日 17時10分17秒 | クリスマス
皆様、こんばんは。
ゴーンさんがレバノンへ逃亡に成功してから今日で丁度1周年だそうで…それから色んな事件が起き過ぎたせいですっかり忘れてましたよ。
今頃ゴーンさん元気でいらっしゃいますかねえ。
…なんて話は隅に置いて、ミス・メリーから届いたラブレターを読みましょう。

『はぁい♪ミス・メリーよ♪
 イギリスで新型コロナの変異ウイルスが感染拡大してるんですって?
 ワクチン開発に成功した嬉しいニュースを聞いたばかりなのに…神様はどれだけ人類に試練をお与えになる積りかしら?
 既に日本でも変異ウイルスが確認されたって話だから、皆も感染しないように用心して!
 さて今夜紹介するクリスマス・スイーツは、イギリスのミンスパイよ!
 
 ミンスパイは小麦粉・砂糖・卵黄・スエット(牛や羊の腎臓付近の脂)に数種類のドライフルーツと香辛料とナッツを混ぜ合わせたミンスミートを、一口サイズの丸いパイに詰めて焼いたクリスマス限定のスイーツなの。
 一説には13世紀頃に十字軍が中東からヨーロッパへ帰還する際に持ち込んだと伝えられてるわ。
 …十字軍って毎回お土産持ち帰ってるわね~。
 ヨーロッパに渡来した当時のミンスパイは、細かく刻んだ羊肉を詰めたミンチパイだったとか。
 今在る様なスイーツではなく、料理だったのね。
 イギリスが領土を拡大して行った事で、珍しい果物やナッツが手に入る様になり、ミンスパイの中身が今の様な果実たっぷりの物に変化してったらしいわ。
 昔は具の中にイエスを模した小さな像を入れて、揺り籠の形に焼いた歴史が残ってるの。
 今より大きいサイズのパイを十二個焼いて、クリスマス~公現節の十二夜に渡り、一夜に1つずつ食べる習慣が有ったそうよ。
 その習慣が無くなったのは、恐らく清教徒革命下に偶像崇拝が禁じられたからでしょうね。
 ミンスパイの原型はフルーメンティーと呼ばれる小麦で作ったポリッジ。
 ポリッジは、イギリスのもう1つの伝統的クリスマス・スイーツ、クリスマス・プディングの原型でもあるの。
 そのポリッジのルーツを辿ると、古代ケルト民族の習慣に繋がるとか…ミンスパイにはイングランドの歴史が詰まってるってわけ。

 ミンスパイはクリスマスが近付くとスーパーの成城石井でも売ってるから、簡単に手に入れられると思うわ。
 だから暇人のブログ主さん、何時もの如く入手お願いねv
 それじゃあ今夜のクリスマス・ソングを紹介、イングランドに古くから伝わるクリスマス・キャロル——「We Wish You A Merry Christmas(おめでとうクリスマス)」♪
 …何時もこの歌で〆てるせいで、つい今日でお別れの気分になるけど、今年は未だ続くわよ!
 だから皆、明日もここへ来て、一緒にクリスマス・ソングを歌いましょ♪』

——以上、ミス・メリーからの手紙でした。
それではこちらを参考に歌いましょう、We Wish You A Merry Christmas!



【We Wish You A Merry Christmas(クリスマスおめでとう)】




We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
And a happy New Year♪

We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
And a happy New Year♪

Good tidings we bring to you and your kin♪
Good tidings for Christmas and a happy New Year♪

Now bring us some figgy pudding♪
Now bring us some figgy pudding♪
Now bring us some figgy pudding♪
And a cup of good cheer♪

We won't go until we get some♪
We won't go until we get some♪
We won't go until we get some♪
So bring it right here♪


We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
And a happy New Year♪

Good tidings we bring to you and your kin♪
Good tidings for Christmas and a happy New Year♪

Now bring us some figgy pudding♪
Now bring us some figgy pudding♪
Now bring us some figgy pudding♪
And a cup of good cheer♪

We won't go until we get some♪
We won't go until we get some♪
We won't go until we get some♪
So bring it right here♪

We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
And a happy New Year♪


【訳】

クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
そして、新年のお祝いも

クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
そして、新年のお祝いも

良い知らせを持って来たんだ、貴方と、貴方の家族に
クリスマスが来たんだ、そして新年おめでとう

早くイチジクのプリンを持って来て
早くイチジクのプリンを持って来て
早くイチジクのプリンを持って来て
それから、ちょっとした御馳走も

食べるまで帰らないよ
食べるまで帰らないよ
食べるまで帰らないよ
ほら、だから早く持って来て


クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
そして、新年のお祝いも

良い知らせを持って来たんだ、貴方と、貴方の家族に
クリスマスが来たんだ、そして新年おめでとう

早くイチジクのプリンを持って来て
早くイチジクのプリンを持って来て
早くイチジクのプリンを持って来て
それから、ちょっとした御馳走も

食べるまで帰らないよ
食べるまで帰らないよ
食べるまで帰らないよ
ほら、だから早く持って来て

クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
そして、新年のお祝いも



…ミス・メリーの言う通り、毎回この歌でクリスマス雑学講座を終えてるから、今日で終わりって感じがしちゃうな~。(笑)
イギリスでクリスマスが十二夜続く祝日だった時代の名残を感じられる歌です。
尚、以前ミス・メリーが書いたクリスマス・プディングの記事はこちら、ポリッジの記事はこちら…よろしければ併せてお読みください。


↑は京都嵯峨嵐山に在る「ジェリーズ・パイ」と言う店で売ってるミンスパイ。
イギリス出身のジェリーおじさんが、イギリス伝統のパイを作って売るお店です。
電子レンジで40秒位温めてから食べると、ドライフルーツとスパイスの良い香りが漂い、美味しく頂けます。
東京の人間としては、ネットで買えるのが嬉しい。

見出し写真の方は「ローズベーカリー」と言う店のミンスパイ。
日本では伊勢丹新宿店と銀座店を営業していたのですが、コロナの影響により伊勢丹新宿店は閉店、銀座店は休業中だそうです。(涙)
上面を飾るピンクの星が可愛く、ドライフルーツがふんだんに詰め込まれてて美味しかったです。
伊勢丹新宿店では毎年秋冬頃に英国展を開催してまして、写真のミンスパイ2つは実は去年買った物だったりします。
去年時点でミス・メリーが新型コロナ大流行を予知してた為、クリスマス・スイーツの約半分は予め去年に撮影しといたのです。

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2020年、クリスマスには歌を歌おう♪その6

2020年12月29日 17時29分24秒 | クリスマス
皆様、こんばんは。
年末休みだってのに何処にも行けなくて鬱な人、せめて国内外の名産品をお取り寄せして、行った積もりになりましょう。
何処も観光客が来なくて物が売れず、物凄~~く困ってるそうな。
例年なら今ぐらいが一年で一番の稼ぎ時だろうに。
…嘆いたって事態は好転しない、気持ちだけでも明るく、ミス・メリーからの手紙を読みましょう。

『はぁい♪ミス・メリーよ♪
 これまで色んな国のクリスマス・スイーツを紹介して来たけど、そういえばあの国だけ未だ採り上げられてないなって思わなかった?
 ほら、日本にとって大事な同盟国で、超大国のあの国――そう!United States of AmericaことU・S・A!!アメリカ合衆国のよ!!
 実はメリーもここで採り上げる為に色々調べてみたのよ…けどアメリカって移民の国で、欧州と比べて歴史も浅いじゃない?
 イタリア系ならパネットーネ、オランダ系ならスペキュラース・クッキー、ドイツ系ならシュトレン、イングランド系ならミンスパイ…等々、国民の大半が各々故郷のクリスマス・スイーツを食べるせいで、アメリカならではのクリスマス・スイーツを訊かれても決めかねるのよ。
 それに、キリストの誕生日としてクリスマスを祝う事に、アメリカでは年々批判が高まっていてね。
 メルティングポット(人種の坩堝)と表されるアメリカは、自由の国を標榜する事で多民族が纏まってる。
 自由の国なら宗教の多様性を認めるべきって声を切っ掛けに、近年はメリークリスマスに代わってハッピーホリデーズと言う挨拶が一般的なの。
 確かにクリスマスだとキリストのミサって意味になるから、他の宗教を信じる人達には使い難い挨拶よねえ。
 とはいえクリスマスの根底に在るのはキリスト誕生以前に祝ってた冬至祭な訳だし、ここでは細かい事言いっこ無しでメリー的にこれぞUSA!ってクリスマス・スイーツを挙げさせて貰うわ。
 メリーが考えるアメリカ(合衆国)のクリスマス・スイーツ、それは――ポップコーンよ!!
 それもポップコーン黎明期を振り返る意味で、塩味ではなく甘味仕立ての物こそクリスマスに食べるのに相応しいと思うわ。
 実は当初ポップコーンは糖蜜を絡めて甘くし食べられてたの。
 塩味のポップコーンは世界恐慌時代に安く製造出来るからって理由で一般的になったのよ。

 現代スナックのイメージが強いポップコーンだけど、その歴史は意外に長く、最初に発明したのはアメリカ・メキシコの先住民達と言われてるわ。
 ニューメキシコ州で紀元前3600年頃の遺跡から、ポップコーンの痕跡が発見された記録が残ってるんですって。
 アメリカの先住民達は、乾燥させたトウモロコシの種子を焚火にくべ、弾けて飛び出した物を食べてたらしいのね。
 16世紀頃にヨーロッパからアメリカに渡った初代移民達は、先住民達からその調理法を学んだ事で冬の飢餓を乗り越えられたそうよ…泣ける話ねえ。
 それなのに侵略して絶滅するまで追い込むなんて恩知らずの人でなし行為だと思わない?
 毒吐きは程々にして…今やアメリカはトウモロコシ生産量第一位の国、世界の半分近くまでシェアを伸ばした裏には、アメリカを開拓した移民達の努力と、彼らに生きる知恵を授けた先住民達の人情が有るの。
 そんなアメリカ合衆国の成り立ちを考えると、1年の締め括りにポップコーンを食べるのは理に適ってると思うでしょ?
 実際アメリカではクリスマスにポップコーンをよく食べるの。
 この時期に食べられるのはホリデーポップコーンと呼ばれ、チョコやキャラメルがかかった甘い味が好まれるんですって。
 クリスマスデザインのメガサイズ缶に入れて販売される物を数個購入し、ツリーの飾り付けにも利用するのがアメリカ流。

 他に、黒と白2層のチョコの表面にペパーミント風味のキャンディーケーンの欠片を鏤めたペパーミントバークもアメリカ定番のクリスマス・スイーツで知られるけど、正直キャンディー・ケーンの再利用目的に市場の都合で生み出された商品に感じるのよねぇ。
 後はヨーロッパから持ち込まれたクリスマス・クッキー、アメリカでもこの時期習慣として食べられるそうよ。
 色々候補挙がるけど、メリー的にはやっぱりホリデーポップコーンをアメリカのクリスマス・スイーツに推したいわ。
 そういう訳で暇人のブログ主さん、例の如く入手お願いね!
 
 じゃあ今夜のクリスマス・ソングを紹介、アメリカ、ボストンのジェームズ・ロード・ピアポント牧師が、元は感謝祭で歌う為に作ったと云われる――ジングルベルよ♪
 今夜のメリーの話はここまで…また明日、楽しくクリスマス・ソングを歌いましょ♪』

――以上、ミス・メリーからの手紙でした。
それではこちらを参考に歌いましょう、ジングルベル!



【Jingle Bells(ジングルベル)】




Dashing through the snow♪
In a one-horse open sleigh♪
Over the fields we go♪
Laughing all the way♪
Bells on bob-tail ring♪
making spirits bright♪
What fun it is to ride and sing♪
A sleighing song tonight♪

Oh~♪
Jingle bells♪ jingle bells♪ jingle all the way♪
O what fun it is to ride In a one-horse open sleigh♪
Hey♪
Jingle bells♪ jingle bells♪ jingle all the way♪
O what fun it is to ride In a one-horse open sleigh♪


A day or two ago♪
I thought I'd take a ride♪
And soon Miss Fanny Bright♪
Was seated by my side♪
The horse was lean and lank♪
Misfortune seemed his lot♪
He got into a drifted bank♪
And we, we got upsot♪

Oh~♪
Jingle bells♪ jingle bells♪ jingle all the way♪
O what fun it is to ride In a one-horse open sleigh♪
Hey♪
Jingle bells♪ jingle bells♪ jingle all the way♪
O what fun it is to ride In a one-horse open sleigh~~♪



【訳】
雪の中を駆け抜ける、1頭立てのソリ
広がる雪原に、笑い声が溢れる
鈴が鳴り渡れば、一層明るく
ソリの歌を歌って楽しもう

ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
ソリ遊びの楽しさよ
ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
ソリ遊びの楽しさよ


数日前、ソリに乗ろうと考えた
隣に座ったミス・ファニーブライト
痩せ細った馬が運悪く
雪の吹き溜まりに突っ込んで
僕らは見事に引っ繰り返った

ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
ソリ遊びの楽しさよ
ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
ソリ遊びの楽しさよ


…アメリカで誰しもが口にする定番クリスマス・スイーツが生まれ難いのには、クリスマスの前にやって来る感謝祭も影響してるように思います。
感謝祭にアメリカならではの御馳走を張り切って作る為に、クリスマスを祝う頃には息切れするんじゃないかと。(笑)
ところでミス・メリー曰くアメリカ先住民達が初代移民に開拓の知恵を授けたとの事ですが、実際にはコロンブス達がアメリカに上陸した際に今迄無かったウイルスが大陸に持ち込まれ、先住民達の多くは初代移民が来るより前に病気で死滅してたって説が濃厚だそうです。
初代移民は運良く無人状態になってた先住民の住居を利用し、残ってた食料で厳しい冬を越せたと云われてるそうで…事実なら神も仏も居ないのかと涙出ますよ。

 
↑悲しい過去は置いといて、仕事で横浜に寄った際に、横浜ポルタ内で期間限定オープンしてたギャレットポップコーンにて、ミス・メリーの指示通りホリデーポップコーンを買って来ました。
ギャレットポップコーンはアメリカ、シカゴ創業のポップコーン専門店。
その歴史は65年以上にも上るそうな。
甘いのから塩辛いのまで様々な種類のフレーバーを揃え、お洒落な缶や袋に詰めて渡してくれる事で人気が高いです。
 
↑クリスマス・シーズンはこんな可愛いデザインの缶に詰めて販売。

↑クリスマス限定の味「スノーホワイト・ピスタチオ」を買いました。
 ピスタチオの香ばしさとホワイトチョコの甘さとベリーの甘酸っぱさが混然一体となってて、今迄食べた事の無い複雑な味わいでした。
 食べるとポップコーンに持ってたイメージ大分変わりますよ。

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2020年、クリスマスには歌を歌おう♪その5

2020年12月28日 19時07分37秒 | クリスマス
皆様、こんばんは。
年の瀬も押し迫って参りました。
今年は初めから終いまで新型コロナ一色に終わりましたねぇ。
未だ約3日残ってますが、これ以上の災難はご勘弁願いたい。
でも災難は空気を読まずに襲って来るからなぁ…不吉な想像は止して、ミス・メリーから届いた手紙を読むと致しましょう。

『はぁい♪ミス・メリーよ♪
 最近は夕方5時過ぎると真っ暗で、寂寥感半端ないわね。
 でも12月21日の冬至を過ぎれば後は明るくなるばかり、そう考えたら心に希望が湧いて来ない?
 今冬はウイルスの脅威に曝されてるせいで、お日様の光が何時もより余計に恋しいわ。
 世界のクリスマス・スイーツ、第5夜目に紹介するのは、太陽をこよなく愛する北欧の国スウェーデンより、ルッセカットよ!

 ルッセカットとはルチアの猫という意味。
 サフランとレーズンを練り込んだ甘いパンで、渦巻きが2つくっ付いた形状をしているの。
 真上からだと丁度∞に見えるわ。
 スウェーデンでは毎年12月13日の聖ルチアの日を祝って、このパンを食べるそうよ。
 
 聖ルチア…別名シラクサのルチアは、キリスト教の殉教者として6世紀頃から信仰を集める守護聖人よ。
 スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドといった北欧国では、12月13日の聖ルチアの日に毎年盛大な祝祭を開くの。
 特にスウェーデンのルチア祭は規模が大きい事で諸外国からも知られてるわ。
 町や学校で聖ルチア役に選ばれた乙女達が、白いドレスに赤い帯を締め蝋燭の冠を被った姿で、サンタ・ルチアを歌いながら街中を行進するの。
 家庭では長女が聖ルチアの扮装をして、早朝、珈琲とルッセカットをお盆に載せ、両親の寝室へ運ぶのが習わし。
 近年はジェンダーレスの観点から聖ルチア祭の行列に少年も参加する様になったけど、光の乙女ルチアに寄せるスウェーデン人の憧憬は今も昔も変わらない。
 
 イタリア、シチリア島南東部の都市シラクサの貴族の家に生まれたルチアは、敬虔なキリスト教徒として一生清らかな身で居る事を誓うも、後ろ盾である夫を亡くした母により異教徒の男との結婚を勧められるの。
 けれどルチアは自分はキリストと結婚すると言って断固拒否。
 異教徒の男はふられた事に激怒し、ルチアを狂信者だと兵に密告、彼女は拷問を受けて両目を抉り出されてしまう。
 しかし神の奇跡により、ルチアは目を喪った後でも、変わらず物を見る事が出来たとか…結局殉教しちゃったらしいんだけど。
 こうした伝説からルチアと不滅の光が結び付き、光の聖女というイメージが生まれたらしいのね。
 Luciaと言う名前はラテン語のlux(光)に繋がる。
 長い暗闇に閉ざされる冬の北欧で、光の聖女ルチアへの信仰が篤くなるのは必然と思えるわ。
 
 ルッセカットだけど、日本では意外な所で手に入るの。
 何処だと思う?――世界最大の家具量販店のIKEAよ!
 日本にすっかり馴染んでるから忘れてたけど、あそこってスウェーデン発のお店だったわね。
 IKEAでは毎年アドヴェントに入ると冷凍食品コーナーでルッセカットを扱うんですって。
 そういう訳で暇人のブログ主さん、例の如くルッセカットを入手しにIKEAに行けや!…なんちゃってv
 
 続いて今夜のクリスマス・ソングを紹介、聖ルチアに因み――サンタ・ルチア(Santa Lucia)♪
 ナポリの民謡曲だったサンタ・ルチアは、1849年にテオドロ・コットラウが編曲・出版した事で、世界に広く知られる様になったの。
 日本でもカンツォーネの代表曲として有名ね。
 船頭が自分の船の上で、ナポリ湾に面した美しい港町ボルゴ・サンタ・ルチアを讃えつつ、夕涼みしようと誘いかけるというのが歌詞の内容。
 港町の名の由来は勿論、シラクサのルチアこと聖ルチアから。
 光の聖女ルチアはナポリの船乗り達の守護聖人でもあるのよ。
 ナポリ民謡として朗々と歌われるサンタ・ルチアにクリスマスのイメージは全く感じられないけど、スウェーデンでは聖ルチア祭に合わせ歌詞が付けられた讃美歌版サンタ・ルチアが存在するの。
 最初その讃美歌版サンタ・ルチアを採り上げようとも考えたけど、スウェーデン語で歌うのは難しいでしょうから止めて、堀内敬三訳詩の日本語バージョンを紹介する事にしたわ。
 ほら…日本では今年NHKの連続テレビ小説枠で、作曲家の古関裕而を主人公のモデルにした、エールってドラマを放送したのでしょう?
 劇中で主人公の奥方が、ベルトーマス羽生って名前の音楽の先生から、歌のレッスンを受けたでしょう。
 その音楽の先生のモデルになったソプラノ歌手、ベルトラメリ能子が歌ったサンタ・ルチアを、良い機会だから紹介するわ!
 北国に住んでて、しかもインターネットやってないって言ったのに、どうして日本の朝ドラを詳しく知ってるのかって?――ふふっv細かい事は気にしないでv

 今夜の話はここまで、また明日、楽しくクリスマス・ソングを歌いましょ♪』

――以上、メリーさんからの手紙でした。
それではご紹介頂いた、ベルトラメリ能子(よしこ)が歌う「サンタ・ルチア」を聴いてみましょう。(古いレコードの為か、音がちょっと悪いです)



【サンタ・ルチア(Santa Lucia)】




月は高く♪ 空に照り♪
風も絶え♪ 波も無し♪

月は高く♪ 空に照り♪
風も絶え♪ 波も無し♪

来よや友よ♪ 船は待てり♪
サンタールーチーアー♪
サンタールチーア♪

来よや友よ♪ 船は待てり♪
サンタールーチーアー♪
サンタァ~~~~~~ルチィーーア♪


そよと渡る♪ 海風に♪
流るるは♪ 笛の音か♪

そよと渡る♪ 海風に♪
流るるは♪ 笛の音か♪

晴れし空に♪ 月は冴えぬ♪
サンタールーチーアー♪
サンタールチーア♪

晴れし空に♪ 月は冴えぬ♪
サンタールーチーアー♪
サンタァァァァ~~~~~~~~~ルチィーーアー♪



…ベルトラメリ能子さんは大正11年にオペラ研究の為イタリアに留学、ナポリで3年過ごした後ローマに移り、向うの国立音楽学校で声楽を学んだそうです。
名前に負けぬアグレッシブな歌手だったのですね。
しかしミス・メリー、自分でもツッコんでたけど、一体何処で朝ドラを観たのやら…。
ちなみにイタリア語で歌うオリジナルバージョンはこちら



Sul mare luccica l’astro d’argento.
Placida è l’onda, prospero è il vento.
Sul mare luccica l’astro d’argento.
Placida è l’onda, prospero è il vento.

Venite all’agile, barchetta mia,
Santa Lucia! Santa Lucia!
Venite all’agile, barchetta mia,
Santa Lucia! Santa Lucia!


Con questo zeffiro, così soave,
Oh, com’è bello star sulla nave!
Con questo zeffiro, così soave,
Oh, com’è bello star sulla nave!

Su passegieri, venite via!
Santa Lucia! Santa Lucia!
Su passegieri, venite via!
Santa Lucia! Santa Lucia!

【訳】
輝く海の上に銀の星が在り
波は穏やかで、風は順風に吹く

私の小舟よ、軽快に行こう
聖ルチアへ! 聖ルチアへ!


こんなに柔らかい西風と一緒に
嗚呼なんて美しい、船の上に在るものは

乗り人よ、あちらへ行こう
聖ルチアへ! 聖ルチアへ!



…やはり元のナポリ民謡版だとクリスマスの雰囲気ゼロですね。(汗)
しかしこれがスウェーデン版になると全然印象が違って思えます。
こちらは聖ルチア祭に参加した乙女達が教会で歌ったものを録音したものらしい。
スウェーデンでサンタ・ルチアは、「Sankta Lucia, ljusklara hägring(聖ルチア、光の幻想)」とか、「Natten går tunga fjät(ゆっくりと夜の散歩)」等のタイトルで知られる歌なんだそうな。
歌い方や演奏を変えるだけで別の歌になる、音楽の世界は奥深いものですね。

 
↑ミス・メリーから指令を受けて、モノレールが走る立川駅最寄りのIKEA立川へ、ルッセカットを探しに行って参りました。

 



 
↑隣には国営昭和記念公園が広がります。
立川から昭島、2つの市に跨がるほど敷地が広大な事で有名、何でも飛行場跡地を利用して造られたとか。
秋は銀杏林が黄金色に染まって見事です。
私が訪ねた日は残念ながら見頃前でした。

 
↑星型の照明がスウェーデン流っぽいIKEAのインテリアブース。

 
↑冷凍食品コーナーに陳列されてたルッセカット。
食べる時は自然解凍してとの事。
サフランが練り込まれたパンは黄色く、日本のパンに比べて硬めです。
水分をあまり含んでない為、長期保存に向いてそう。
昔食べた駄菓子のかにぱんに食感が似てるよう感じました。
サフランはスウェーデン人にとってクリスマスに欠かせないスパイスとの事、なんと1800年代から使われてた記録が有るそうです。
黄色は黄金に繋がる特別な色、クリスマスに黄金色のパンを焼く事で魔術的な力を得ようとしたのかもしれません。
イタリアの黄金のパン「パンドーロ」にも繋がる話…つかイタリア発のサンタ・ルチア歌うなら、パンドーロを採り上げた方が合ってた気する。(汗)
ところで「ルッセカット(ルチアの猫)」と言う名前…猫が何処から来てるのか気になるのですが…中世ヨーロッパの或る地方では年末に年老いた猫を畑で殺して埋める風習が有ったとの事、後年その名残でクリスマス・シーズンに猫の体の一部を模したパンが売られたそうです。
ひょっとしたら「ルッセカット」にも、そんな恐ろしい歴史が有るのかな~なんて考えてしまいました。
見た目2匹の猫が尻尾を絡めてる様で可愛いんですけどね。

↑秋の夕方、IKEA前で観た、赤く染まる鱗雲。

 

 


↑JR立川駅周辺は水と緑豊かな公園が整備されてて綺麗でした。

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2020年、クリスマスには歌を歌おう♪その4

2020年12月27日 19時00分50秒 | クリスマス
皆様、こんばんは。
今年はコロナ大流行の影響を受けてミス・メリーが来日出来ない為、彼女から郵送で届けられる原稿にてクリスマス雑学講座を開講しております。
…彼女の家、今時珍しくネット環境整ってないもんで。
それではミス・メリーから届いた第4夜目の原稿を読みましょう――オープン・ザ・レター!

『はぁい♪ミス・メリーよ♪
 クリスマスの御馳走は食べたかしら?
 日本ではクリスマスは公休日じゃなく、今年は12/24、12/25とも平日だったから、今夜クリスマス・パーティーを開くってお家も在るかもしれないわね。
 本当のクリスマスは12/25~1/5の十二夜続く事を考えたら別に遅くもないわ。
 イタリアなんか1/6までクリスマスイベント続けるんだから。
 世界のクリスマス・スイーツ、今夜はそのイタリアから、パンドーロを紹介するわ!
 イタリア語で黄金のパン(”pan d’oro”)と名付けられたパンドーロの外見は、先端が潰れた円錐形をしていて、上から見ると8角形の星の様な姿なの
 日本に在る物の形で例えるなら、尖がってない明治アポロチョコみたいな?
 中はその名の通り美しい黄金色、鮮やかなイエローの秘密は卵をふんだんに使っているから。
 小麦粉、砂糖、卵、バター、カカオバター、酵母といった贅沢な材料で作られたパンは、さながらスポンジケーキの様に柔らかくて滑らか。
 これぞ正しくパンの王様と称えられ、中世の頃までは王族や貴族しか口にする事許されぬ、禁断の贅沢スイーツパンだったのよ。
 1894年10月14日、イタリア北東部ヴェローナの街で、ドメニコ・メレガッティがパンドーロを生産する会社を立ち上げた事により、庶民の口にも入る様になったんですって。
 今やヴェローナの銘菓(パンだけど)になったパンドーロ、近年はミラノ銘菓のパネットーネと共に、イタリア発のクリスマス・パンとして国外でも知名度上げてるわ。
 何故パンドーロをクリスマスに食べる習慣が生まれたのか?――それはやっぱり贅沢極まるパンだから、特別な日の御馳走の席でのみ上げましょう――て事に決まったんじゃないかしら?
 イタリアのお店に並ぶパンドーロは、上から粉砂糖が塗されて、まるで雪山みたいなの。
 横にスライスして、切り分けたパーツを段々小さくなる様、交互に重ね合わせて行けば、星型のツリーが完成するわ。
 更に生クリームや好みのフルーツで飾り付ければ殆どデコレーションケーキ!
 
 パンドーロもパネットーネも最近はアマゾンやヤフー等のショッピングサイトで簡単に手に入るわ。
 また、日本のベーカリーで一から焼いてる店も見掛ける様になったわね。
 何処のお店のパンドーロを入手するかは、暇人のブログ主にお任せするとして、そろそろ今夜のクリスマス・ソングを紹介しようかしら?
 第4夜目に歌うのはクリスマス・キャロルの王様――Joy To The World(諸人こぞりて)♪
 アイザック・ワッツが作詞し、ローウェル・メーソンが作曲したこの歌は、イタリアでもクリスマス・シーズンになるとよく歌われてるそうよ。(勿論イタリア語でだけど)
 歌を紹介し終えた所で、今夜のメリーの話はお終い。
 また明日、一緒に楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪』

――以上、ミス・メリーからのお手紙でした。
それでは歌いましょう、「Joy To The World(諸人こぞりて)」!



【Joy To The World(諸人こぞりて)】




Joy to the world♪ The Lord is come♪
Let earth♪ Receive♪ Her King♪
Let every heart♪ Prepare Him room♪
And heaven and nature sing ♪
And heaven and nature sing♪
And heaven♪ And heaven♪ And nature sing♪


Joy to the world♪ The Savior reigns♪
Let men♪ Their songs♪ Employ♪
While fields and floods♪ Rocks, hills and plains♪
Repeat the sounding joy♪
Repeat the sounding joy♪
Repeat♪ Repeat♪ The sounding joy♪


Joy to the world♪
Joy to the world♪
Joy to the world♪
Joy to the world♪


Joy to the world♪ The Lord is come♪
Let earth♪ Receive♪ Her King♪
Let every heart♪ Prepare Him room♪
And heaven and nature sing ♪
And heaven and nature sing♪
And heaven♪ And heaven♪ And nature sing♪

And heaven♪ And heaven♪ And nature sing♪



【日本語版】
諸人こぞりて♪ 迎えまつれ♪
久しく♪ 待ちにし♪
主は来ませり♪
主は来ませり♪
主は♪ 主は♪ 来ませり♪


この世の闇路を♪ 照らし給う♪
妙なる♪ 光の♪
主は来ませり♪
主は来ませり♪
主は♪ 主は♪ 来ませり♪


萎める心の♪ 花を咲かせ♪
恵みの♪ 露おく♪
主は来ませり♪
主は来ませり♪
主は♪ 主は来ませり♪


平和の君なる♪ 御子を迎え♪
救いの♪ 主とぞ♪
褒め称えよ♪
褒め称えよ♪
褒め♪ 褒め称えよ♪


…ミス・メリーが話した通り、イタリアが誇る二大クリスマス・パン、パンドーロにパネットーネを買うなら、アマゾン等のショッピングサイトが便利。
もしリアル店舗で買い物するなら、東京に数店在るイタリア発アンテナショップ、「EATALY(イータリー)」が本場の味を楽しめてお勧め。
去年までパネットーネだけだったのが、今年のクリスマスからパンドーロも扱う様になったとか。
本場イタリアから輸入するパネットーネ・パンドーロは超ビッグサイズ、人の頭よりも大きくて食べ応えバッチリ、大家族の家庭が多いイタリアでは、大きいサイズのパンが一般的なんだとか。
店に寄れない方用に通販もやってます。

 
↑あまり大きいサイズだと食べ切れる自信が無いもので、今回自分は全国展開してるベーカリー「ジョアン」にて、中サイズのパンドーロを買いました。
中サイズとはいえ、ホールサイズのケーキ位の大きさなので、充分食べ応え有ります。
買ったパンドーロに、粉砂糖や生クリームでデコレーションする積りだったけど、家族から反対の声が上がったため断念。
かけるならチョコレートにしてくれと…しかしクリスマスに真っ黒なチョコレートソースをかけて振る舞うというのはイメージ的にどうだろう?…家族間で協議の末、マスカルポーネチーズとブルーベリージャムでデコレーションする事になったのです。
ブルーベリージャムは冷凍のブルーベリーで自作しました。
出来上がりは御覧の有様で、如何にも初心者という雑な盛り付けっぷり。(汗)
加えて撮影まで雑で、正直ネットに上げるのは如何なものかと思いました。(汗)
やっぱ生クリームくらいトロッとしてないと上手く塗れない…ブルーベリーも飾り付けを考えるなら生にしとくんだった、っつか高価でも苺にしとけば良かったと反省しきり。(汗)
しかし見た目はドイヒーでも、味自体は充分満足いく物になり、家族にも大好評で、直ぐに無くなりました。
パネットーネ同様、酵母の力で発酵させてる為、甘酒の様な香りが仄かに致します。
ドライフルーツが無い分、パネットーネ以上にしっとり感を強く感じられる。
私はドライフルーツ大好きなんでパネットーネ派だけど、ドライフルーツが苦手な家族はパンドーロが良いとの事。
シフォンケーキの様にしっとりしてても、酵母のお陰で、開封せずに置けば長期保存が可能なのは嬉しい。
もし来年も買うなら、今回の反省を活かして、こんな風に美しく盛り付けたい。(→https://www.syokuraku-web.com/gift/10381/)

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2020年、クリスマスには歌を歌おう♪その3

2020年12月26日 18時09分39秒 | クリスマス
皆様、こんばんは。
日本においてのクリスマスは終了しましたが、ミス・メリーのクリスマス雑学講座はまだまだ続きます。
それではミス・メリーから届いた第3夜目の記事を読み上げましょう。

『はぁい♪ミス・メリーよ♪
 日本ではクリスマスが終了して、正月の準備にてんてこ舞いな頃かしら?
 けど、本来のクリスマスは12/25~1/5夜までの十二夜を指してるの。
 メリーのクリスマス雑学講座も1/5まで続く予定だから、正月休みに入っても目を離さないで居てね!
 本日12/26はキリスト教の暦上で聖ステファン(ステファノ)の日と呼ばれる祝日。
 聖ステファンは最初に殉教したキリスト教徒と云われ、主に西方教会圏で崇敬を集めている人よ。
 アイルランド、イタリア、オーストリア、クロアチア、フィンランドでは、12/25だけでなく、12/26も公休日になってるわ。
 またイギリスでは、聖ステファン関わりかは解らないけど、12/26はボクシング・デーと呼ばれ、クリスマスを祝う事が出来なかった貧しい人々や、クリスマスでも仕事をさせられた人達へ、寄付を募る習慣が有るの。
 …今年は新型コロナが大流行したせいで、世界中にそういう人が居るでしょうね。
 特に医療や介護に携わってる人達は、クリスマスなんて関係無く、大勢の命を守る為に今も頑張ってくださってる。
 今こそ、そういう人達に感謝の意を込めて、クリスマス・プレゼントを贈るべきじゃないかしら?
 クリスマス同様、12/26のボクシング・デーが日本で定着する事を、メリー期待してるわ。
 
 さて今夜紹介する世界のクリスマス・スイーツは、ポーランド伝統のジンジャ―ブレッド、ピエルニキ
 ジンジャ―ブレッド=胡椒パンと言っても、見た目はハート型のクッキーで、食感も柔らか目のクッキーって感じ。
 ヨーロッパではクリスマスに食べる菓子といったら、日持ちがするよう香辛料をたっぷり使って焼いたパンかクッキーなの。
 クリスマスにケーキを食べる伝統は日本くらいよ。
 パンはキリスト教のミサで聖体として丁重に扱われる食品、クリスマスにパンを頂くのはイエス・キリストの誕生を祝す意味で当然の事なの。
 クッキーだって元を辿れば発酵させずに焼くパンだから、同様の意味を込めてクリスマスに食べられるわ。
 クリスマスクッキーについては、以前ここで記事を書いてるから、良かったら併せて読んでねv

 ジンジャーブレッドに話を戻して…その歴史は古く、古代ギリシャ時代にロドス島のパン屋が焼いた記録が残ってるそうよ。
 その後、十字軍が中東からヨーロッパへ持ち帰り、各地へ広まったとか。
 チェコではペルニーク、ドイツではレープクーヘン、ロシアではプリャーニク、オランダ・ベルギーではスペキュラース、スウェーデンではペッパーカーカ…呼び名は違えど各国にジンジャーブレッド、或いはジンジャークッキーを焼く伝統が残ってるわ。
 それもクリスマスにね。
 蜂蜜やバターや香辛料等の材料は非常に高価だったから、中世の頃まで菓子は教会で作られ神様に捧げられる物だった。
 産業革命が起きて以降は中流家庭でも菓子が食べられる様になったけど、キリスト教最大の行事クリスマスにのみ作る菓子は、教会の教えと結び付き伝統として残った…っていうのがメリーの考えよ。
 で、このジンジャ―ブレッド、日本ではカルディ等の輸入食品店で販売してるそうだから、例の如く暇人のブログ主さん、入手しといてね!
 
 それじゃあ今夜のクリスマス・ソングを紹介、3曲目は――Good King Wenceslas(ウェンセスラスは善い王様)♪
 ラテン語で記録された古いキャロルのメロディーを元に、19世紀のイギリスで大学監督官だったジョン・メイソン・ニールが、新たな歌詞を付けて生まれたクリスマス・キャロル。
 聖ステファノの日、慈しみ深いウェンセスラス王が、吹雪の中、家来を連れて、貧しい民を救いに行く様子が、歌の中で描写されてるの。
 ウェンセスラス王のモデルは、ボヘミア公の聖ヴァーツラフ1世だと伝わってるわ。
 彼は父であるヴラチスラフ1世より影響を受けて熱心なキリスト教徒に育ち、ボヘミア中にキリスト教を広めたの。
 ところが神聖ローマ帝国から力を借りて教会を建立した事で、ボヘミアの貴族達から神聖ローマ帝国に屈した裏切り者扱いを受け、終には貴族達に誑かされた実の弟に暗殺されてしまう。
 兄が死んだ後、弟のボレスラフはボヘミア公に収まったというから、血も涙も無い話よね。
 後年、ヴァーツラフ1世は殉教者という事で聖人となり、現在でもボヘミア(現チェコ)の守護聖人として信者から崇敬を集めているそうよ。
 この歌に合わせて、本当はチェコのジンジャ―ブレッド、ペルニークを紹介したかったんだけど…暇人のブログ主から入手が難しいと断られてしまったから諦めるわ。
 クリスマス・ソングを紹介し終えた所で、今夜の話はお終い。
 また明日、このブログで皆と会えるのを楽しみにしてるわね!』
 
――以上、メリーさんからのお手紙でした。
それではクリスマス・ソングの王様と言われるビング・クロスビーが歌うバージョンを参照しつつ、歌ってみましょう。



【Good King Wenceslas(ウェンセスラスは善い王様)】




Good King Wenceslas looked out♪
On the feast of Stephen♪
When the snow lay round about♪
Deep and crisp and even♪

Brightly shone the moon that night♪
Tho' the frost was cruel♪
When a poor man came in sight♪
Gath'ring winter fuel~♪


Hither, page, and stand by me♪
If thou know'st it, telling♪
Yonder peasant, who is he♪
Where and what his dwelling♪

Sire, he lives a good league hence♪
Underneath the mountain♪
Right against the forest fence♪
By Saint Agnes' fountain~♪


Bring me flesh, and bring me wine♪
Bring me pine logs hither♪
Thou and I will see him dine♪
When we bear them thither♪

Page and monarch, forth they went♪
Forth they went together♪
Through the rude wind's wild lament♪
And the bitter weather~♪


Sire, the night is darker now♪
And the wind blows stronger♪
Fails my heart, I know not how♪
I can go no longer♪

Mark my footsteps, my good page♪
Tread thou in them boldly♪
Thou shalt find the winter's rage♪
Feeze thy blood less coldly~♪


In his master's steps he trod♪
Where the snow lay dinted♪
Heat was in the very sod♪
Which the saint had printed♪

Therefore, Christian men, be sure♪
Wealth or rank possessing♪
Ye who now will bless the poor♪
Shall yourselves find blessing~♪


【訳】
善良なるウェンセスラス王
城の外へ見回りに
聖ステファノの祝祭日
辺りには雪が深く降り積もる

明るい月夜 霜は厳しく
貧しき民は冬の薪を集める

小姓よ 傍へ参れ
知っているならば答えよ
あの農民は誰だ?住処は?

我が君 彼は5kmほど先
山の麓に住んでいます
御猟場の柵に面した
聖アグネスの泉の側に

肉と葡萄酒 松の薪をここへ
我らで家まで運び
彼に食事をさせるのだ

王と小姓が共に進み行く
風が吹き荒ぶ厳しい天候の中を

我が君 夜も更け 風も強く
心は挫け もう進めません

我が足跡をよく見よ 善き小姓よ
臆せずにその足跡の上を歩け
さすれば冬の厳しい寒さも
少しは和らぐだろう

主君の足跡を辿り行く
雪は窪み 熱が芝土を現す
これぞ聖者の為せる業

キリスト教徒らよ しかと心得よ
富と地位を持つ者は
貧しき者に施せば
己もまた祝福されるのだ



↑こちらがカルディで扱ってる、ポーランドのトルン名産「ピエルニキ」。
毎年クリスマス・シーズンになると、店舗販売だけでなくオンライン販売もされ、瞬く間に完売致します。
ジンジャ―ブレッド、ジンジャークッキーは、表面にアイシングで絵を描き、クリスマス・ツリーのオーナメントにして飾るというのが、本場の楽しみ方。
家でもやろうとしたのですが、アイシング嫌いの家族から反対されて出来ませんでした。
砂糖衣ですら嫌がられ、最初は手を伸ばさなかったという。
食感は外側がクッキー、中はパンの様に柔らかく、例えるなら佐賀の銘菓「丸ぼうろ」。
香辛料効かせた丸ぼうろに砂糖衣が掛けられた物をご想像ください…つって丸ぼうろ食べた事無い人には伝わり難いですね。(汗)
丸ぼうろのルーツは西洋菓子なので、似てるのは当然かもしれない。
ちなみに東京にはチェコの家庭料理を提供する「セドミクラースキー」と言うレストランが在ります。
クリスマス・シーズンにそこを訪ねれば、ペルニークが手に入ったかもしれないですが、コロナ禍の折、行くのは躊躇われたのです…そんな訳で許せ、ミス・メリー。

ちなみにミス・メリーが書いたクリスマス・クッキーについての記事はこちら

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2020年、クリスマスには歌を歌おう♪その2

2020年12月25日 00時00分00秒 | クリスマス
皆様、メリークリスマス!!
今年は新型コロナ大流行のせいでミス・メリーが来日出来ず、彼女から届く手紙を読み上げる形で、クリスマス雑学講座を開講しております。
ネット時代にそぐわぬアナログ手法で済みませんが、一時クリスマスに纏わる話とクリスマスソングを楽しんでください。
では、ミス・メリーから届いた第2回目のクリスマス記事を読みましょう。

『皆、メリークリスマーース♪♪
 新型コロナ大流行のせいで外遊びに出られずつまんないわね。
 けど、今夜は聖クリスマス、キリスト教国では静かに祈りを捧げる日。
 この際キリスト教徒に倣って、メリー、世界の平和とコロナ禍終息を祈るわ。
 さて第2夜目に紹介する世界のクリスマス・スイーツは、オーストリアのバニラ・キッフェルン
 キッフェルンはドイツ語で三日月の意味、写真の通り白い三日月型をしたバニラ風味のクッキーが、オーストリア定番のクリスマス・スイーツなんですって。
 薄力粉にヘーゼルナッツパウダーやコーンスターチ等を混ぜ合わせ焼いた生地は、口の中で淡雪の如くほろほろっと崩れるの。
 去年紹介したスペイン伝統クリスマスクッキーのポルボロンや、アメリカでスノーボールと呼ばれるアーモンドプードル入りクッキーに似た食感よ。
 生地にナッツパウダーを混ぜて焼く作り方から見て、挙げた3種のクッキーのルーツは同じなのかもしれないわ。

 ところでキッフェルンが三日月型をしてるのには、こんな理由が有ってね……
 1683年、神聖ローマ皇帝の居城が在ったウィーンはオスマン帝国軍に包囲されるも、反オスマンを掲げ結集した中央ヨーロッパ諸国連合軍が、それまで無敵だったオスマン帝国軍を初めて撃破。
 ウィーンは歴史的勝利を収めた記念に、オスマン帝国の象徴である三日月を模り菓子を拵えた――ていうのがキッフェルンの由来ですって。
 諸説有るけど…でも敵の象徴を食べてしまえってのは、気持ちとして理解出来るわね。
 プロ野球で例えるなら、福岡ソフトバンクホークスのファンが、ロッテ戦を前にコアラのマーチを食べるみたいな?(笑)
 ちなみに、オーストリアからフランスに嫁いだマリー・アントワネットが、祖国の菓子キッフェルンを懐かしんでシェフに作らせたのが三日月型のパン、クロワッサンの始まりと云われてるわ。
 この時クロワッサンを焼いたパン職人がデンマーク人だった為に、デニッシュ生地で焼く様になったとか。
 
 バニラ・キッフェルンに話を戻して…日本で買うならドイツ菓子店やドイツ風カフェを当たれば良いんじゃないかしら?
 日本人はドイツ・オーストリアの文化に強く憧れてるから、探せば結構見付かると思うわ。
 何処の店で入手するかは、ここのブログ主にお任せして、そろそろ2曲目のクリスマスソングを紹介しましょ。
 1818年12月25日、オーストリア郊外に建つ小さな聖ニコラウス教会で誕生した――Silent Night(きよしこの夜)♪
 ヨゼフ・モールの詞に、フランツ・クサーヴァー・グルーバーが曲を付けて完成した聖歌は、クリスマスに起きた奇跡と呼ばれてるの。
 歌う貴方にも奇跡が有らん事を…。

 今夜はここまで、また明日も楽しくクリスマス・ソングを歌いましょ♪』

――以上、メリーさんからのお手紙でした。
それではこちらを参照しながら、紹介頂いたクリスマス・ソングを歌う事に致しましょう。



【Silent Night(きよしこの夜)】




Silent night, holy night♪
All is calm, all is bright♪
Round yon Virgin, Mother and Child♪
Holy infant so tender and mild♪
Sleep in heavenly peace♪
Sleep in heavenly peace♪

Silent night, holy night♪
Son of God love's pure light♪
Radiant beams from Thy holy face♪
With dawn of redeeming grace♪
Jesus Lord, at Thy birth♪
Jesus Lord, at Thy birth♪


キッフェルンについてですが…トルコに「ロクム」と呼ばれる、砂糖にデンプンとナッツを加えて作る伝統菓子が在りまして、これが恐らくキッフェルン系のクッキーやヌガーやマジパンの先祖に当たるんではないかと自分は考えています。
食感は餅の様な弾力らしいのですが、19世紀になるまでロクムにはデンプンの代わりに小麦粉を用いて作られてたとの事、小麦粉に砂糖にナッツといった材料で作られる点が共通してると感じませんか?
つうか世界に伝わる菓子の大半がトルコ起源だと云われてるそうです。
沖縄のちんすこうもルーツを辿ればトルコに行き着くかと。
オスマン帝国との長き争いは、西欧に東方の文化をもたらした側面も有るそうで、同じ頃に珈琲もトルコからウィーンに伝わったそうです。
今と反対で、昔はイスラム国の方が文化進んでたんだなと。

 
↑さて、ミス・メリーから入手を依頼されたバニラキッフェルンですが、茗荷谷駅近くの「KNETEN(クネーテン)」と言う喫茶店で売ってるのを見付けました。
店名の「KNETEN(クネーテン)」は、「手で捏ねる、混ぜる」を意味するドイツ語だそうで、販売している菓子はドイツ風の物が多かったです。
バニラキッフェルンはオーストリアだけでなく、ドイツでもクリスマス・シーズン中によく食べられるとの事。
オーストリアとドイツは歴史的に双子の様な関係で、民族・言語ともほぼ同じです。
その為、習慣や文化に共通点が数多く見られます。
ちなみにポルボロンについては、こちらの記事をお読みください。

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2020年、クリスマスには歌を歌おう♪その1

2020年12月24日 22時07分46秒 | クリスマス
皆様にお知らせ致します。
当ブログの歳末恒例企画「ミス・メリーのクリスマス雑学講座」ですが、新型コロナの世界的流行により、記事を書いてるミス・メリーの来日が叶わなくなりました。
一時は企画の中止を検討し、ミス・メリーに相談したところ、「楽しみにしてくれてる皆を裏切るなんて私には出来ない!!」と仰りまして――そんな奇特な人居るかなぁ?――13日分の記事原稿を手紙に認め送って来やがったのです。
ネット全盛の現代にアナログ手法でエアメールを寄越すミス・メリーの住環境が私的に大変気になりますが、それはさて置き彼女の働きのお陰で今年も無事クリスマス企画を立ち上げられる運びとなりました。
サンキュー、ミス・メリー。
では早速、ミス・メリーから届いた今年第1回目の記事原稿を読み上げましょう。

『皆、1年振り!!
 今年一年、世界は新たな病魔に侵されたけど、変わりなく元気に過ごして居るかしら?
 私が居る北の国でも街は死んだ様に鎮まっていて、クリスマスを祝う雰囲気じゃないの。
 常なら一年で最も賑やかなシーズンなのに、メリー悲しくて泣きそう。
 でも、クリスマスには歌わなきゃ!辛くても御馳走を食べて、来年の豊穣と健康と幸運を祈るの!
 非常事態にこそ平常心を保てるよう、クリスマスの伝統は守らなきゃね!
 そういう訳で、今年メリーは来日出来ないけど、企画は例年通りに開催するわ!
 今年のテーマは去年の続きで、日本で手に入る世界のクリスマス・スイーツ。
 12/24~1/5の13日間、一夜に1つずつ、各国伝統のクリスマス・スイーツを紹介してくわ。
 何故13日間?クリスマスだから十二夜じゃないかって不思議に思った?
 今回、十三夜間にかけクリスマス・スイーツを紹介するのは、フランス、プロヴァンス地方の習慣である、トレーズ・デセール(13種のデザート)に因んでよ。
 昔、プロヴァンス地方では、クリスマス・シーズンに手に入る甘い物を13種類集めて、13枚のお皿に盛り、テーブルの上に綺麗に並べるという、クリスマスの特別な習慣が有ったんですって。
 某ホラー映画の影響等で13は不吉な数字として世間にイメージ付いてしまったけど、古来13はキリストと12人の弟子を表す聖なる数字として捉えられていたのよ。
 キリスト教的には本来聖なる数字だった13が不吉な物に変わったのには、北欧神話より影響を受けたって説が有るけど、今その件に触れると話が横道に逸れるので止めておきましょ。
 第1回の今夜採り上げるのは、フィンランド発のヨウルトルットゥよ!

 ヨウルトルットゥはフィンランド語でjoulutorttuと書くの。
 joulu(ヨウル)=クリスマス+torttu(トルットゥ)=パイ、タルトって意味ですって。
 トルットゥ…タルト…成る程ね!
 クリスマスツリーの天辺に有る星の形を表した見た目はとってもキュートv
 日本人から見ると折り紙で作った風車に似て思えるかしら?
 北欧ではクリスマスを飾るアイテムに星は欠かせず、ツリーの天辺だけでなく、天井から下げる照明のデザインに使われたり、窓辺にも飾られるんですって。
 この習慣には恐らく光の聖女ルシア信仰が関わってると思うわ。
 ルシアについては後日説明するとして、今はヨウルトルットゥについて。
 調べてみたけど、日本で手に入れるのは結構難しいみたい。
 フィンランド人にとって、ヨウルトルットゥはホームメイドが基本のお菓子で、わざわざお店に行って買うもんじゃないの。
 確かに作り方は至って簡単、パイ生地の中心にプルーンジャムを載せて、折り紙で風車を形作る要領で折れば完成するから、お菓子作りが不得意な人でも冷凍のパイシート使えば出来そうだわ。
 それでも記事を書く為、去年の内から、日本でフィンランドのお菓子を作って売るお店を探してたの…あの頃は今みたいに日本との行き来が出来なくなるなんて考えもしなかった…急にセンチになって御免なさい、話を戻すわね!
 調べたら鎌倉にフィンランド人のご主人が営業してるベーカリーが在って、クリスマスシーズンにだけヨウルトルットゥを売ってるんですって。
 生憎メリーは今、買いに行く事が出来ないから、入手は暇人のブログ主にお願いするわ。
 後は頼むわよ!

 それじゃあ今年1曲目のクリスマス・ソングを紹介して、今夜のメリーの出番はここまで。
 クリスマス・イブに歌うなら、やっぱりこの歌よね――Rudolph The Red Nosed Reindeer(赤鼻のルドルフ)♪
 ロバート・L・メイが娘の為に書いた童話を元に、ジョニー・マークスが作詞・作曲してヒットしたクリスマス・ソングよ。
 …今年はサンタクロースも大好きな子供達と触れ合えず辛いでしょうね。
 赤鼻のルドルフ、どうかサンタさんの寂しい心を癒してあげて!
 じゃあ皆、また明日も楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪』

――以上、メリーさんからのお手紙でした。
では先ずこちらを参照して頂き、歌のお時間に参りましょう。
その前にチョッパー、ハッピーバースデー!!



【Rudolph The Red Nosed Reindeer(赤鼻のルドルフ)】




Rudolph the red nosed reindeer♪
Had a very shiny nose♪
And if you ever saw it♪
You would even say it glows♪

All of the other reindeer♪
Used to laugh and call him names♪
They would never let poor Rudolph♪
Join in any reindeer games♪

Then one foggy Christmas Eve♪
Santa came to say♪
Rudolph with your nose so bright♪
Won't you guide my sleigh tonight♪

Then how the reindeers loved him♪
And they shouted out with glee♪
Rudolph the red nosed reindeer♪
You'll go down in history♪


【訳】
赤鼻のルドルフ、ピカピカのお鼻を持っていた
君も見たら、きっと光ってると思う筈さ
他のトナカイ達は、笑って悪口さえ言っていた
一緒に遊んでさえくれなかった

ある霧の濃いクリスマスイブ
サンタが来て言った
「ルドルフや、その明るい鼻で道を照らしてくれないか?」

仲間のトナカイ達は、ルドルフを見直して
歓喜の中こう叫んだんだ
「赤鼻のルドルフ、お前は歴史に残るトナカイだ!」



…はい、歌ってテンション上げ終えた所で、「ヨウルトルットゥ」の件に戻ります。
 
↑メリーさんからの指示を受けて鎌倉に在るフィンランド伝統のパンを売る店、「ライ麦ハウスベーカリー」まで行って参りました。
場所は土日祝日ともなれば観光客でごった返す小町通りの裏手に在ります。
鳩サブレーを売る豊島屋本店の裏に廻り、鎌倉駅とは反対方向へ道を進めば迷わず着けるかと。
小町通りと若宮大路に比べ人通りが少ない道なので、初訪問者は道が間違ってないか不安になるかもしれない。
コロナが流行してる折、仕事休みの平日午前中に独りで訪ね、サッと買って、他所に寄らず帰って来ました。
シーズンなら通販でも買えるんだけど、メリーさんから指示飛ばされた時は、未だサービス開始前だったんですよ。(汗)


↑「ライ麦ハウスベーカリー」では「星のタルト」の名前で販売してるもよう。
日本ではタルトとパイは明確に種別されてますが、欧米では判断曖昧で一緒くたにされてるらしいのですよ。
中身には苺やブルーベリー、トマトジャムなんかも用いられたりするけど、基本はプルーンと決まってるそうです。
フィンランドでは料理の味付けにもプルーンジャムを使うとの事、家庭に根付いた基本調味料なのでしょう。

パイはサックリというよりしっとりで、甘酸っぱいプルーンジャムに合っており、大変美味しかったです。

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アイラブ東京、その4

2020年12月13日 23時54分47秒 | 旅の覚書
全国的な新型コロナ感染拡大により、諸悪の根源として槍玉に挙げられてる「GoToトラベルキャンペーン」。
そんな世間の空気に負けて、自分も予定してた旅行1件キャンセル致しました…。
しかし少人数で「GoToトラベル」するなら、感染拡大に直接結び付かないってのが個人的見解。
根拠は感染が急拡大した時期とのズレ…「GoToトラベルキャンペーン」の東京除外解除が10/1~なのに対し、グラフは11月に入ってから感染急拡大を表してる。(→https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data-all/)
東大の研究チームが「嗅覚や味覚の異常を訴えた人の割合は、GoToトラベルを利用した人が2.6%なのに対し、利用しなかった人は1.7%と『有症率の差』が凡そ2倍になった」と発表したけど、何故「嗅覚や味覚の異常を訴えた人の割合」だけを採り上げてなのか?
しかもその差が2.6%に対し1.7%って、2倍だっつっても数字小さ過ぎやしないか?
それだけのデータで「GoToトラベル」を感染拡大の主要因にするなら、毎日県を跨ぎ遠くまで移動してる流通業の人達はどうなるのか?マスコミ芸能関連の人達は?
大人数での旅行が感染拡大させるっつうのは理解出来る。
結局は人が大勢集まる場所でクラスター感染が発生する、ならば大勢集まるイベントや会食を自粛する所から様子見してはどうか?
「GoToトラベル」・「GoTo イート」・「GoToイベント」・「GoTo商店街」等、続け様にキャンペーンを打ち、感染拡大の主要因を絞り辛くしたのは政府下手打ったなと。
自分は野球ファンなので、今年も日本シリーズまで観戦出来たのは嬉しかったけど(しかも贔屓チームの優勝まで見届けられて)、感染拡大を避けるなら今年は中止すべきだったかもしれない。
劇場での映画公開も止めて、ネットで有料配信させるべきだったかもしれない。
ただ、大勢の人の動きを止めれば、国の経済が本当に衰退してしまう。
国に金が無くなれば医療制度も崩壊する、経済だって国民の命綱なのです。
「GoToトラベルキャンペーン」を見直すなら、完全に中止するんではなく、シングル&家族旅行のみ適用と制限を設けては如何か?
「GoToイート」も個人客のみで、来店時に名前と連絡先を記録する事を条件に、適用可能とするとか。
命張ってる医療や介護の関係者を思えば、「国税使ってGoToキャンペーンなんて浮かれてる場合じゃないだろ!!」っつう空気は読める…読めるけど、日本より厳しく感染対策してる筈の韓国やドイツ等で感染拡大し続けてるの見る限り、GoToキャンペーンを完全に中止すれば抑えられるものかどうか疑問。
逆に新型コロナ感染拡大抑止に成功してる台湾は、日本より検査基準を緩くし経済を回してる説が有力だから。(→http://japan.cna.com.tw/news/asoc/202006240009.aspx)
今や各業者がPCR検査を低価格で受付けてる日本、しかし陽性者増やす前に、病床と看護師の数増やす方が先だろって言いたい。

ここまで前置きしながら今回も旅の記録で、間が大分空きましたが東京観光編の続きです。
いや実は続いておらず、観光したエリアが前回と大体被るってだけですが(汗)…遡る事9月下旬、東京が「GoToトラベル」除外されてた時期に、スカイツリーへ行った時の記録です。
都民が意外と行かない観光スポットの1つ、東京スカイツリー
自分もこの時まで行った事が無かった…東京スカイツリーが都民向けに入場半額キャンペーン打たなきゃ、一生行かずに終わったかもしれない。
ちなみに東京タワーは小学生の頃に一度行ったきりで、記憶は遥か遠く思い出せず。(汗)
 
↑事前に予約すれば更に安く入場出来ると知り、3日前にネット予約入れたんですが…当日は御覧の通りな小雨模様の曇り空でした。(汗)
 

 
↑比較対象として、2017年1月31日に撮影した、快晴時のスカイツリーをどうぞ。
記事見出し写真も同じ頃撮った物ですが、空が青く澄み切って美しいでしょう?
ここまで快晴だと展望台から余裕で富士山が望めます。
ちなみにスカイツリーの右、一際目立つ金色の巨大オブジェは、御存じアサヒビール本社ビルのモニュメント。
アサヒビール創業100周年を記念し、ビール工場跡地に建設された、「フラムドール」と呼ばれる芸術作品だそう。
設計者はフランス人のデザイナー、フィリップ・スタルク氏。
作品名の「フラムドール」とは、フランス語で金の炎を意味し、「新世紀に向けて躍進するアサヒビール社員の燃える心の炎」を表現してるのだそう。
…ビールの泡じゃなかったんですね~。
今年の10月16日付読売新聞に、この「フラムドール」について記事が載ってたので、以下に抜粋させて頂きます。

「炎を支える黒い建物部分は、御影石が用いられた逆台形で、聖火台を模している。
 1~3階がレストランで、4、5階はホール。
 ホールの管理を担当しているアサヒグループホールディングス社員の今泉さんが、『本当は炎を縦にする計画だったという説も有るが、図面は逆方向に横たわるものは有っても、縦のは残っていないんです』と明かす。
 隣の本社ビルを炎が突き抜けるスケッチも残されているという。
 作品の全長は44m、鉄製で、神戸市に在る潜水艦を製造する工場で造られた。
 輪切りの状態で、現地まで輸送されたという。
 重さは360tも有る為、3本の建物を貫く柱が支えている。
 以前は年数回、ロッククライマーが洗剤の入ったバケツとブラシを持って清掃していたが、2005年、塗装を新しくした事で、雨で汚れを落とせる様になった。
 炎の突先にはヒーターが取り付けられているが、これは手作業による清掃をしていた名残で、落下した際に危険な氷柱が出来るのを防ぐ為の物だ。」

——横じゃなくて縦だったのか!確かにその方が聖火らしく見える。
しかし安定面で不安かも…万が一倒れた場合の危険を考えて、横に寝かせられたのかもしれない。

話をスカイツリーに戻します。

↑写真は今年の6月に開通した、隅田川に架かる東武鉄道下高架橋「すみだリバーウォーク」。
本当は春に開通予定だったのが、新型コロナ流行の影響で工事が遅れたそうです。
雨雲で水墨画の様に煙る隅田川を眺めつつの川越え、歩いて渡ると隅田川の広さをまざまざと感じられる。
テレビ番組「アド街」からの情報によると、鉄道橋脚の2カ所に、スカイツリーのイメージキャラ、「ソラカラちゃん」が描かれてるとの事、探したけど見付けられませんでした。
 
↑歩いてる自分達の上を、浅草駅方面へ走って行った電車。
名前が気になって帰宅後に東武鉄道のHPから調べてみた…「特急りょうもう」かな?

 
↑雨で頂上部が見えないスカイツリーを目にした瞬間、展望台からの視界レベル最低値を確信する。(汗)
隣の写真は「源森川水門」。(→https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/chisui/jigyou/suimon/sisetu/genmori.html)
隅田川と北十間川の接続地点に設置されてるローラーゲート式水門との事。(詳細が書かれているブログ記事→http://peepooblue.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-4389.html)
ローラーゲート式水門についての詳しい説明は、東京都港湾局HPの記事を参照してください。(→https://www.kouwan.metro.tokyo.lg.jp/yakuwari/takashio/shisetsu/suimon-shikumi.html)

 
↑すみだリバーウォークを渡り切った先には、同じく今年6月に開業した「東京ミズマチ」が。
とうきょうスカイツリー駅までの東武鉄道高架下に12のテナント、ホテルが入った複合施設です。
隣には公園が整備され、広々とした印象。
自分達が訪れた頃は、新型コロナの影響で予定したテナント数を満たせず活気に乏しかったですが、コロナさえ収まれば広さを活かして数多くイベントが開催される事でしょう。


↑ほぼ真下から眺めたスカイツリー。

↑東武鉄道伊勢崎線「とうきょうスカイツリー駅」前信号にて。
浅草方面から走って来たこの電車は東武100系?
ここまで来ると街の至る所にソラカラちゃんの姿を見付けられます。

 
↑スカイツリー入口前に立つソラカラちゃん像、右脇のペンギンはテッペンペンと言ってメス、左脇のブルドックは「スコブルブル」って名前だそう。
高さ450mの展望回廊行き超高速エレベーターに乗って上昇、超高速過ぎて途中耳が痛くなった。
一般客用エレベーターは4機在り、各々日本の四季をイメージした造りになってます。
この日乗ったのは往きが秋で帰りが冬のエレベーターでした。
一度来た事有る友人によると、隅田川の花火をイメージした夏の機が最も素敵らしい。
尚、スカイツリーの高さが634(ムサシ)mなのは、結構有名な話。
記録、それは儚いものですが、現在のところ世界一高い塔です。

エレベーターを降りて、一般客が入れる最上階フロアの「展望回廊」へ――予想していた通り雨雲に阻まれ、全く景色が見えませんでした!!(泣)
窓の向こうは真っ白、正しく「ホワイトアウト」なる状況を前にして、逆に低階層からの方が景色望めるかもと考えたわけです。

 

 
↑で、エレベーターで下の展望デッキフロア340まで降りてみたら、狙いは当たり、辛うじて景色を観られました。
展望回廊と展望デッキがセットになった入場券買ったけど、展望回廊分の料金は必要無かったって事じゃん…。
良かったのは天気が悪かったお陰で何時もに比べガラ空きだった点。
普段は入場するのに行列待ちする上、入場時間も制限されるそうなんすが、この日は空いてるからって理由で、予定時刻より早く入れて貰い、夜まで居させて貰えたのです。
ならば万に一つの奇跡に賭けて時間いっぱいまで天気回復を待とうと、展望デッキフロア内のカフェで過ごす事に決めた友人と自分。
 
↑写真は自分が頼んだ紫芋のタルトとハチミツフルーツティー、奥のレアチーズケーキは友人が注文した物。
写真には写ってないですが、友人は他にホットティーを注文致しました。

↑紫芋のタルトは秋季限定の物で、現在は販売していません。
カフェで提供するスイーツや料理は星形にデザインしてる物が多く可愛かったです。
味は正直可も不可も無く…って感じでしたが。

で、夜まで待った甲斐有り――
  

 
マジで奇跡が起こったのです!!
信ずる者は救われる、待てば海路の日和あり。
いや~何事も辛抱ですね~。
 
↑フロア内に建ってたスカイツリー型のポスト、ガラス床から覗くと目眩を催す高さを体感出来ます。


↑スカイツリーで夜景を観るミッションを無事クリアした自分らは、浅草の昭和レトロ風レストラン「DINING六本木六丁目店」で夕食。

 


↑その後、吾妻橋から地上の夜景を堪能し、帰宅致しました。

これにて東京観光編、【完】!
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