5月台風に続き7月台風襲来ですか…台風が秋の風物詩じゃなくなった最近。
来るものは拒まず迎えるしかなく、暑さが雨で少しでも緩和される事を願おう。
さて前回の続きで、昨日の後編で御座います。
今回も写真が多いんで文章少な目ですよ。
その名の通り芸術的な美しさを誇るアートガーデン。
広い内部に様々な庭園様式を鏤めており、さながら庭園博覧会の趣き。
このエリアだけをパージし、テーマパークとして営業できなくもないような。
水路を張り巡らしたラビリンスと、周りを取り囲む花のトンネル。
テーマに沿って蒐集した草花の展示室、フォリー。
「ルドゥーテの薔薇のフォリー」は19世紀初めに活躍した宮廷画家、ピエール・ジョゼフ・ルドゥーテの銅版画に描き残されてる薔薇を集めたコーナー。
かつてマリーアントワネットやナポレオン皇妃ジョゼフィーヌが愛した薔薇を観賞できる。
造りも当時の貴族夫人の庭園をイメージしてる様で。
ハウステンボスでは以前そのルドゥーテの作品数点をパレス美術館で展示した事が有る。
あまり例を聞かない、それでいて華やかな作品群という事で、印象に残ってる美術展だ。
ちなみに個人的に印象に残ってるパレス美術展ベスト3は下記の通り。
1位…ヴェネツィアン・ビーズとコスチュームジュエリー展
2位…ルドゥーテの薔薇展
3位…ホログラムアート展、ドールハウス展
印象派展みたいなメジャーな企画は他所でも頻繁に観られるんで、微妙にマイナーかつ絵画に拘らない企画を今後も打ち立てて欲しいなと思う。
ここは「イングリッシュローズフォリー」、オールドローズとモダンローズをかけ合せた事で、香り高さや育て易さ四季咲き性等の特質を持つ、イングリッシュローズを集めたコーナーです。
訪れた頃には見頃終ってたのか、咲いてた薔薇が少なかった。
運河岸に植えられてる薔薇は主にこのイングリッシュローズだとか、確かに花の形や大きさが運河に咲いてる物と同じだった。
四季咲きって事は夏秋冬も咲くの?しかし初夏以外の季節で咲いてるのを目にした事無い。
運河の薔薇もだが美しさを保つ為に初夏以外は潔く成育期間に充ててるのかもしれない。
↑フォリーの外に広がるローズカーペット。(隙間はご愛嬌)
早朝からおじさんおばさん達がせっせと水を撒いていた。
近所の農家の方らしい、おじさんおばさん達が毎日の手入れをして下さってるお陰で、
パークの花の美しさが保たれている――大いなる感謝を!
庭園を真直ぐ走る水路は「カスケード」と呼ばれる庭園様式。
水路の両脇には薔薇が間隔を空けて咲いている、小さな薔薇の運河に見立てられなくもない。
夕に照明が点され水面に光が映る様も幻想的で美しいです。
ここは薬草等に利用されるハーブを集めた「ハーブのフォリー」。
近付くと確かにお茶飲んだ時に嗅いだ事の有る香り…以前はもっと沢山植えてた気がするけど。
ハーブは虫が嫌うから夏は休憩所に適してると思う、以前の様に椅子とテーブル置いて欲しい。
ハーブのフォリーを抜けると池の有る「ネイチャーガーデン」が広がる。
そこでまたもや白鳥と出くわした。
道を塞ぐように居る、近付いても逃げる事無く、庭園を我が物顔で闊歩。
かっぽかっぽとのし歩いて池にじゃぽん、目の前で気持ち良さ気にスイスイ泳ぐ。
白鳥の餌場&水飲み場になってる事で、蚊の繁殖は抑えられるだろうな。
睡蓮が蕾を付けており、もう間も無く咲きそうだった、薔薇も綺麗だけど睡蓮も綺麗よね。
↑起伏に富んだネイチャーガーデンの頂上部には滝が流れてる。
滝の周辺には記念樹が植えられてる…何時から始めたのかは不明っすが、結構な数が植えられていた。
結婚30周年を記念して植樹した物とか、何十年後には木が繁って、ここ森になるかもしれん。
出来たばかりの頃と較べ、木が大分育って来た。
木陰を作るほどの大樹に成長した物も有る。
ネイチャーガーデンの葦も背丈が伸びて鬱蒼としてる。(右写真)
年々育って行く庭園、しかし中には消えた物も有る、エディブルフラワー(食用花)のフォリーと、ポタジェのフォリー(美的に彩られた野菜畑)。
現在馬車が置いてあるスペースは、以前エディブルフラワーのフォリーじゃなかったっけか?
特徴の濃い好きなフォリーだったのに残念、薔薇のフォリーばかりだと違いが薄く見えるんで、残しといた方が良かったんじゃと。
光と音と香りのフォリーとハーブのフォリー、この2つは統合できそうな気がする、空いたスペースを活用してどちらか復活…なんて無理だろうか?
↑薔薇も良いがポタジェ路線も残して欲しいのです。
ここは「光と音と香りのフォリー」、左写真はハーブが植えてある石積の椅子(建物裏にも有)、カップルが座ると幸せになれるんだとか。
白くて四角い大きな建物と言うかオブジェと言うか、妙な物体が有るため庭園内でも目を引くコーナー。
特に今回は建物を蔓薔薇がびっしり覆ってて更に妖しく見えた、さながら眠れる森の美女の城の様に。
↑白い物体の中に屈んで入ると、床に水晶みたいなのが置いてある。
下に水琴窟と呼ばれる仕掛けがされてて、ステンドグラスの蒼い薔薇窓から落ちる水滴が、地中の空洞内で反響し、涼し気な音を奏でているのです。
↑ドムトールン方向に歩いて行くと野原が広がる区域に出る。
4月下旬にお客の目を楽しませてたワイルドガーデンの原だろうか?
華やかさは無いけど、こういう野の花も可憐で好きだ。
↑ドッグランスペース近くで今年の5/21に開催された、ローズペイサージュ国際薔薇コンクールで入賞した薔薇がお披露目されていた。
コンテスト入賞作だけあって、どれも愛情篭め育てられた感じ、深窓の姫君を想像させます。
薔薇のシーズンが終り、今度は向日葵。
(開花予想8月上旬~中旬→http://www.huistenbosch.co.jp/enjoy/topics/001194.html)
そして秋には大輪のダリアが花開く(予定)。
四季毎に違った美しさで魅せるアートガーデンへおいでませ♪
【続】
来るものは拒まず迎えるしかなく、暑さが雨で少しでも緩和される事を願おう。
さて前回の続きで、昨日の後編で御座います。
今回も写真が多いんで文章少な目ですよ。
その名の通り芸術的な美しさを誇るアートガーデン。
広い内部に様々な庭園様式を鏤めており、さながら庭園博覧会の趣き。
このエリアだけをパージし、テーマパークとして営業できなくもないような。
水路を張り巡らしたラビリンスと、周りを取り囲む花のトンネル。
テーマに沿って蒐集した草花の展示室、フォリー。
「ルドゥーテの薔薇のフォリー」は19世紀初めに活躍した宮廷画家、ピエール・ジョゼフ・ルドゥーテの銅版画に描き残されてる薔薇を集めたコーナー。
かつてマリーアントワネットやナポレオン皇妃ジョゼフィーヌが愛した薔薇を観賞できる。
造りも当時の貴族夫人の庭園をイメージしてる様で。
ハウステンボスでは以前そのルドゥーテの作品数点をパレス美術館で展示した事が有る。
あまり例を聞かない、それでいて華やかな作品群という事で、印象に残ってる美術展だ。
ちなみに個人的に印象に残ってるパレス美術展ベスト3は下記の通り。
1位…ヴェネツィアン・ビーズとコスチュームジュエリー展
2位…ルドゥーテの薔薇展
3位…ホログラムアート展、ドールハウス展
印象派展みたいなメジャーな企画は他所でも頻繁に観られるんで、微妙にマイナーかつ絵画に拘らない企画を今後も打ち立てて欲しいなと思う。
ここは「イングリッシュローズフォリー」、オールドローズとモダンローズをかけ合せた事で、香り高さや育て易さ四季咲き性等の特質を持つ、イングリッシュローズを集めたコーナーです。
訪れた頃には見頃終ってたのか、咲いてた薔薇が少なかった。
運河岸に植えられてる薔薇は主にこのイングリッシュローズだとか、確かに花の形や大きさが運河に咲いてる物と同じだった。
四季咲きって事は夏秋冬も咲くの?しかし初夏以外の季節で咲いてるのを目にした事無い。
運河の薔薇もだが美しさを保つ為に初夏以外は潔く成育期間に充ててるのかもしれない。
↑フォリーの外に広がるローズカーペット。(隙間はご愛嬌)
早朝からおじさんおばさん達がせっせと水を撒いていた。
近所の農家の方らしい、おじさんおばさん達が毎日の手入れをして下さってるお陰で、
パークの花の美しさが保たれている――大いなる感謝を!
庭園を真直ぐ走る水路は「カスケード」と呼ばれる庭園様式。
水路の両脇には薔薇が間隔を空けて咲いている、小さな薔薇の運河に見立てられなくもない。
夕に照明が点され水面に光が映る様も幻想的で美しいです。
ここは薬草等に利用されるハーブを集めた「ハーブのフォリー」。
近付くと確かにお茶飲んだ時に嗅いだ事の有る香り…以前はもっと沢山植えてた気がするけど。
ハーブは虫が嫌うから夏は休憩所に適してると思う、以前の様に椅子とテーブル置いて欲しい。
ハーブのフォリーを抜けると池の有る「ネイチャーガーデン」が広がる。
そこでまたもや白鳥と出くわした。
道を塞ぐように居る、近付いても逃げる事無く、庭園を我が物顔で闊歩。
かっぽかっぽとのし歩いて池にじゃぽん、目の前で気持ち良さ気にスイスイ泳ぐ。
白鳥の餌場&水飲み場になってる事で、蚊の繁殖は抑えられるだろうな。
睡蓮が蕾を付けており、もう間も無く咲きそうだった、薔薇も綺麗だけど睡蓮も綺麗よね。
↑起伏に富んだネイチャーガーデンの頂上部には滝が流れてる。
滝の周辺には記念樹が植えられてる…何時から始めたのかは不明っすが、結構な数が植えられていた。
結婚30周年を記念して植樹した物とか、何十年後には木が繁って、ここ森になるかもしれん。
出来たばかりの頃と較べ、木が大分育って来た。
木陰を作るほどの大樹に成長した物も有る。
ネイチャーガーデンの葦も背丈が伸びて鬱蒼としてる。(右写真)
年々育って行く庭園、しかし中には消えた物も有る、エディブルフラワー(食用花)のフォリーと、ポタジェのフォリー(美的に彩られた野菜畑)。
現在馬車が置いてあるスペースは、以前エディブルフラワーのフォリーじゃなかったっけか?
特徴の濃い好きなフォリーだったのに残念、薔薇のフォリーばかりだと違いが薄く見えるんで、残しといた方が良かったんじゃと。
光と音と香りのフォリーとハーブのフォリー、この2つは統合できそうな気がする、空いたスペースを活用してどちらか復活…なんて無理だろうか?
↑薔薇も良いがポタジェ路線も残して欲しいのです。
ここは「光と音と香りのフォリー」、左写真はハーブが植えてある石積の椅子(建物裏にも有)、カップルが座ると幸せになれるんだとか。
白くて四角い大きな建物と言うかオブジェと言うか、妙な物体が有るため庭園内でも目を引くコーナー。
特に今回は建物を蔓薔薇がびっしり覆ってて更に妖しく見えた、さながら眠れる森の美女の城の様に。
↑白い物体の中に屈んで入ると、床に水晶みたいなのが置いてある。
下に水琴窟と呼ばれる仕掛けがされてて、ステンドグラスの蒼い薔薇窓から落ちる水滴が、地中の空洞内で反響し、涼し気な音を奏でているのです。
↑ドムトールン方向に歩いて行くと野原が広がる区域に出る。
4月下旬にお客の目を楽しませてたワイルドガーデンの原だろうか?
華やかさは無いけど、こういう野の花も可憐で好きだ。
↑ドッグランスペース近くで今年の5/21に開催された、ローズペイサージュ国際薔薇コンクールで入賞した薔薇がお披露目されていた。
コンテスト入賞作だけあって、どれも愛情篭め育てられた感じ、深窓の姫君を想像させます。
薔薇のシーズンが終り、今度は向日葵。
(開花予想8月上旬~中旬→http://www.huistenbosch.co.jp/enjoy/topics/001194.html)
そして秋には大輪のダリアが花開く(予定)。
四季毎に違った美しさで魅せるアートガーデンへおいでませ♪
【続】