瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

追憶の横浜3

2012年11月25日 17時40分47秒 | 旅の覚書
大地の底力、感じる。
久々に地の底から突き上げる様な揺れ来た!!!
いや、昨夜の千葉・東京での地震の話、こちら震度4でした。
同じ見せ付けられるなら野球の底力でお願いしたい。
来年のWBC、また日本が優勝できれば良いなぁ。

何時の間にか地震から野球の話に変ってる。(汗)
そんな事より前回の続きの横浜レポ…12月になる迄に終れそうにない。(汗)



みなとみらい線に乗って、みなとみらい駅に移動。

    

    

馬車道駅と打って変り、みなとみらい駅はその名通りの、近未来的イメージ。
吹き抜けの造りが格好良い。
映画パト1の箱舟思い出しちゃうよ。
クィーンズスクエア方面へ出る駅内ストリートも綺麗だった。
人が通る度に鈴の様な音を奏でて、ロマンチックな雰囲気を醸してる。

この夜はぷかり桟橋発のクルージングバーに予約を入れていた。
TV東京で月~金に放送している、「大人の極上ゆるり旅」で紹介されてるのを観て、興味を持ちましてな。
ネットで検索してみたら、1ドリンク付き1,800円で横浜湾を1周するとの事、効率良く横浜の夜景を観て廻れて良さ気じゃんと。
(→http://hamapara.com/introbar/)
初めて行く場所で迷う可能性有なのを考慮し、最初は21:10発の最終便を予約したが、幸いにも横浜で最も目立つであろう建物、「ヨコハマ・グランド・インターコンチネンタル・ホテル」の裏だった為、すんなり辿り着ける事ができた。
サンクス!ヨコハマ・グランド・インターコンチネンタル・ホテル!
でも名前長過ぎ、途中の「グランド」とか、「インター」とか、「コンチネンタル」とか、忘れて抜くか、順番違えて覚えてしまいそうだが、多分自分を含め大多数の人には名前より、ヨットの帆に似た形で認識されているだろう。
(→http://www.interconti.co.jp/yokohama/index.html)


目立つ目印が側に有ったお陰で辿り着けた「ぷかり桟橋」。

足を1歩踏み入れた瞬間、「ぷかり桟橋」と呼ばれてる訳を理解できた。
橋がぷかりと海の上に浮いてる、さながら筏舟の様に。
びっくりした、びっくりした、吊り橋でもないのに足場がグラグラ揺れるんだよ?(汗)
頑丈に出来てるだろうとの思い込み有るから、マジで焦って「うぉう!」なんて奇声上げてしまった。
私ら以外誰も居らず、間抜けな姿を見られなくて幸いだった。

そう、夏休みシーズンだってのに、夜の横浜は恐いくらい人少なかった。
桟橋の周囲なんて真っ暗で、肝試し楽しめそう。
時折姿を見せるのは鳶の黒い影、鳥は夜目利かないなんて嘘だよなぁと。
実際は夜に海面近くまで上って来る魚狙って旋回してるのをよく見かける。

    

で、目的だったクルージングバーの受付所も、やはり人少なかった。
1階待合室に居たの、自分ら含めて4組だけ。
しかも受付所だと思ったら実は水上バスの方で、クルージングバーの受付係は出発時間の5分位前に、チケット売りに来るんだと。
要予約とか案内に書いてあったけど、ひょっとして予約の必要無いくらい超マイナー?
予約してた便の1便前も空いてるっぽいんで、その場で1便前の方に替えられないか問い合わせたら、あっさりOKして貰えました。

というわけで20:10発のクルーザーに乗船。
写真を見て解る通り、キラキラ電飾付の派手なクルーザー、正直ちと安っぽく感じた。
席は船内にも有ったけど、やはり夜景を眺めるなら外でというのが多数派、客全員が展望デッキ席を選んで乗り込む。
船員さんがサービスの1カクテルを何にするか訊きに来たので、私はジンジャーエール、母はグレープフルーツジュースを注文。
アルコールだと船酔いしそうなほど、波が高かったもので…。
出発前に繋留してあった船体が大きく斜めに傾き、他のお客のグラスが倒れてデッキに氷が飛び散ったぐらいの凄い高波。
マジで転覆しやしないかと肝が冷えたです。

    

一瞬乗った事を後悔したものの、出港してしまえば時既に遅し。
幸いクルーズ中は何のトラブルも無く、約50分間快適に過す事が出来た。
ラップ系の音楽がガンガンにかけられてた事以外不満無い。
風を切って進むクルーザーから眺めた横浜の海は、星空にも負けない美しさだった。
林立するビルのイルミネーション、大輪の花火の様な観覧車。
ベイブリッジの下から昇る満月に感動。
振動で写真が上手く撮れなかったのは残念…。
赤レンガ倉庫でコンサートを開催してたらしく、でっかいスクリーンの前に、人が大勢集まってるのが見えた。(写真右)

町の灯りが♪ とても綺麗ねヨコハマ♪
ブルーライトヨコ~ハマ~~♪

夜の横浜には浪漫がいっぱい。
夜景スポットの多い街だから、ナイトクルージングは絶対オススメです。

21時に船を降りて再びみなとみらい駅に戻ったら、中の店の大半が閉まっててガラ~ンとしていた。
夏休みシーズンなのに20時半に店閉めるのは早過ぎやしないか?
寄る所も無いので真直ぐ馬車道駅に戻ったら、こちらも昼の通りの賑わいが嘘の様な閑散ぶり。
観光都市なんだなぁとしみじみ感じる。
ホテルに帰ってロビーで珈琲を飲んでから部屋に戻る。
ちなみにロビーの珈琲は22時迄の提供と書いてあった…時間ギリギリだったのね。

その後母はサッカーの試合をTVで観戦、私は11階の人工ラジウム温泉大浴場へ入りに行った。
タオルは浴場に用意されてないというので部屋から持って行く。
入口でカードキーを差し込み中に入ったら誰も居なかった。
皆、サッカーの試合を観戦してたとか?
洗い場が6箇所のみの極めて狭い大浴場(なんか矛盾の有る表現)を独りで広々使えてラッキー。
母曰く、試合終了後に大浴場行ったら、物凄く混雑していて、入るの断念したそうな。
サッカーの超人気に野球ファンの自分嫉妬。(あ、何気に前フリ活かせた?)





…溜めてるあにめぞん感想は、ハウステンボス旅行から帰った後に、纏めて書く積りです。(汗)
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今年は二の酉まで

2012年11月20日 21時54分39秒 | ただいまおかえり(雑記)
なので、めっちゃ混んでました。
そして何故かベビーカステラの屋台が一番混んでいた。
軽くて持ち運び楽で数おまけして貰えて冷えてもまあ美味しい、要するに土産に買うには一番都合良いからか?
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追憶の横浜2

2012年11月17日 23時16分27秒 | 旅の覚書
一昨日ハウステンボスの会員誌「ファミリエ」冬号が届きました。
今年の光の王国も期待できそうです。
今年は12/1~12/3にかけて行く予定、今からワクワク♪
しかしその前に横浜旅行レポ終らせんとって事で、前回の続きです。



猛暑を記録した今年8月。
私らが訪れた日も陽射し燦々の猛暑だった。
頭の天辺でジリジリ目玉焼きが焼ける…。(汗)
なるべく木陰を選んで歩けば蝉の声が喧しい。
これはちょっと長時間歩いてらんない、無茶したら日射病に罹る危険が有る、昼間じゃなく日が落ちてから出直そうと母から忠告を受けて、16時前にホテルへ戻りチェックインする事にした。

    

旅の宿は馬車道駅地下5番出口に程近いホテルルートイン横浜馬車道
レポ1でも書いたけど、神奈川県立歴史博物館とは通りを挟んで直ぐ隣り、側にはコンビニやファミレスも在るという好立地。
実はビジネスホテルは初めて泊まるんだけど、思ってた以上に快適で大満足。
同ビル1階には居酒屋が入っていて、ホテルの食事処も兼ねてる、しかし日曜だというのに何故かお休みだった。
ちなみにビルの出入口ん所には、町名をイメージさせる馬車風の、レトロな車が展示してあった。

フロントはエレベーター昇って2階、見ての通りのビジネスホテルらしい、無駄を排した機能的ロビー。
ビジネスマン向きに無料インターネットコーナー、それと↓ドリップコーヒーの無料セルフコーナーが有難かったっす。

    

何よりビジネスホテルだから料金が安い。
私らが泊った時は夏休みシーズンだった為、シングルで8千円だったけど、5周年特別企画感謝キャンペーン(今年の9/20~11/30迄)をやってる現在なら、シングルで5千円~、セミダブルで7千円~、ツインで9千円~という料金設定。
ちなみに通常シングルの料金は6千円だそうです。
好立地で料金安いだけでも充分好評を得そうですが、ここは更に朝食バイキングが無料なのです。
そんなわけで夏休みシーズンともなれば泊り客いっぱいで商売繁盛。
フロントはチェックインする客で溢れておりました。

ロビーに置いてある新聞は部屋に持ってってOKとの事だったんで、普段読んでる読売新聞を選び指定された部屋へ行く。

    

7階の宿泊部屋はこんな感じでした。↑
ロビー同様無駄を排したしつらい。
母が泊まる隣部屋の方が、微妙に広かったのは何故?(笑)

    

部屋にはトイレにユニットバスが備えられてたけど、人工ラジウム温泉の大浴場が11階に有るというので、そちらを使わせて貰った、その感想は後で。


暑い夏、快適に過せる、甚平スタイルの寝巻き。

フロントと外以外は着て歩けるのが便利。

敢えて文句を付ければ、窓が汚れてたのがいただけない。
曇り硝子でもないのに、白く濁って景色が観えないのよ。(汗)
折角目の前に神奈川県立歴史博物館が建ってるってのに…。
しかも部屋西向きなもんで、昼下がりの陽射しがきつかった。
結局夜までカーテン閉めたまま過したよ。(汗)

    

暫くはTV観ながらゴロゴロ、日が傾く18時頃、夕飯食べに外へ出た。
しかし季節は真夏、昼ほど強い陽射しではなかったけど、18時を回っても外はまだまだ全然明るい。
暑いし近場で済ましちゃえ~って事で、「サモアール」と言う喫茶店で食べる事に。
だがこの選択は大当たりだった!
家帰って食べログで検索したら、横浜では割と古くから営業してる店らしい。
そういえば内装が昭和40~50年代頃の様な、近代レトロっぽいものだったなと。
評判料理はオムライス、それと紅茶がメチャクチャ美味しかった!

          

全く前情報無く寄ってしまったんで、メニューのお勧めのままに選んでしまったんすが、ロマンスグレーおじ様(店長らしい)が持って来てくださったロイヤルミルクティーは、ミルクたっぷり使ってるのに、紅茶の味と香りがしっかり解るものだった。
母はホットで私はアイス、どちらも上に生クリームがこんもりと載っている。
砂糖は多分入ってない、牛乳と生クリームの自然な甘さのみ。
ホットはともかく、アイスなのにしっかり茶の味が感じられるって、案外少ない気がするんですよ。
ほんのりシナモンの香りも効いてたな、チャイの味をイメージしてくれれば良いかと。
自信を持って「紅茶専門店」を名乗るだけある。
てか馬車道には紅茶専門店が他にも数軒在るみたいで、どちらかっつうと紅茶党の自分は羨ましい。
珈琲に較べると紅茶を美味く飲ませてくれる店って少ないからさぁ。

    

メニューには日替わりサービスティも有りと紹介されてた。
月曜はバナナ、火曜はストロベリー、水曜はアップル、木曜はスイートココナッツ、金曜はマンゴー、土曜はキャラメル、日曜はアプリコットと、曜日毎に違うフレーバーを楽しめるのは嬉しい。
レジ前で10種のフレーバーを千円位でセット売りしてたんで、帰り際に買ってこうと考えてたのに忘れたのは今でも悔いが残る。

トロトロのオムレツも懐かしい味付けで美味しかった~。
ロイヤルミルクティーとのセットで注文するとお得。
私が頼んだほうれん草オムレツは、中身がベーコン使ったガーリックライス。
実際の見た目は写真よりずっと緑色が濃くて綺麗でしたよ。
トロトロ半熟卵と味の濃いガーリックライスがベストマッチしとりました。
母が注文したシーフードオムライスも、具がたっぷりでかなり美味しかったらしい。
「良い店見つけた!また明日も来ようね!」と2人で話す。
まだ夕食には時間が早かったのか、客は少なかったな。
居心地も内装も味も気に入ったけど、1つ気に入らなかったのは分煙されてない事。
煙草吸わない人間には辛い…煙草呑みには今時貴重な店だろうけど。
それもまた昭和40~50年代の雰囲気残る喫茶店らしいなとも感じられた。
尚、食べログに載ってた口コミによると、金曜限定でテーブルオーダー式ケーキバイキングを開催してるらしい。
(→http://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14002270/dtlrvwlst/2794264/)

食べ終えて外へ出る頃、日は漸く落ちようとしていた。

    

    

    

    

次第に紺色へ染まる街中に、点る街灯の明り。
みなとみらい線に乗って、馬車道駅~日本大通り駅に移動。
オレンジ色にライトアップされた、キング・クィーン・ジャックの3塔を観て廻り、昼間訪れた象の鼻パークへ。
山下臨港線プロムナード橋から眺めた夕景は、百万ドルの値を付けたい美しさだった。
空の底、微かに残る朱、刻一刻深まってく紺。
朝夕の空に勝るグラデーションは無い。
夜の帳が下りるのとは逆に、表舞台へ上がる人工の光。
真っ暗な海にも瞬く星々、港の夜景は本当に美しい。

ぼけーっと見蕩れてたら、突然背中の方で歓声が聞えてビックリ。
そういえば象の鼻パークから海とは反対に、真直ぐ大通りを進んだ先には、横浜スタジアムが在った事を思い出す。
ホテルに戻ってから、この夜は横浜VS巨人戦をやってた事を知った。
ここで夕景観た後はみなとみらい線に乗って、みなとみらい駅に移動したんすが、モタモタしてたら帰りの混雑に巻き込まれたと思うと……さっさか移動して正解でした。
ちなみに勝負の結果は2-1で巨人の勝ち、心中で「チッ!」と舌打ちした事は秘密だ。(笑)



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11月11日は、

2012年11月11日 23時11分11秒 | ワンピース
ゾロの誕生日。
ハッピーバースデーゾロ~~~♪♪

お祝いに何か書く積りだったけど、御免、只今モデム新しいのに取り替えようとてんてこ舞い。(汗)
今週末迄にはネット繋がる環境になるだろうから待て暫し。
ホント、マジで御免、ゾロ………。(汗)
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あにめぞん感想、ざっくばらん50

2012年11月06日 20時06分42秒 | 漫画&アニメ
年々短くなって行く秋、東京での紅葉狩りは冬の風物詩になりそう。
それはさて置き前回の続き、中期も遂にクライマックスです。


★第50回「響子が一目惚れ?!一刻館にヘンな奴登場」 脚本:伊藤和典 コンテ:小島多美子 演出:鈴木行 作画監督:音無竜之介(高橋ナオヒト)

…春到来を告げる季節風とともに、一刻館へ新たな入居者がやって来る。
名を「三越ぜんざぶろう(善三郎?)」と言うこの男、春の陽だまりを思わせる穏やかな相貌なれど、何処か腹の読めない中年だった。
だが一刻館の住人達は男に不審を抱く事無く、五代以来久方振りの入居者を歓迎する。
そして三越に亡き夫の面影を重ねる響子さん…急速に接近して行く2人に、五代は焦りを隠せずにいた。
だが、時同じくして商店街では、「一刻館が取り壊される」という、出所不明な噂が囁かれるようになり――

なんか今回めぞんというより、パトレイバーっぽい話だなと。(笑)
まずゲストの「三越さん」がパトレイバーに登場しても不自然じゃないキャラ。(笑)
水虫持ちなんて知れば尚の事、後藤隊長を思い浮べずにおれん。
同じ脚本家が書いてるからね、しょうがないね。(笑)

この前後編の後に1話残してるといえ、中期スタッフ的にはこのオリジナル回こそ、最終回の積りで作ったに違いない。
BGMを極力使わず物の音で表現してみせたり、窓から覗き込む様な構図、地の一点にカメラを据え置き撮影した様な画面作り等々、ザ・中期演出の集大成といった感じ。

早春を感じさせる突風と雨。
傘を伝う雫がたたきを濡らし、広がってくシーンなんて、恐ろしくリアル。
絵で見せず、近付いて遠ざかる音のみで表したバイク。
印象的だったのが「踏み切り」シーン――中期ではほぼ毎回踏み切りが出て来たけど(そういえば前回珍しく見られなかったな)、今回の場合、商店街で三越と出くわした響子さんが、談笑しながら踏み切りを渡る→反対方向から渡って来た五代が2人に気付く→声をかけようとする間も無く降りる遮断機→五代に気付かないまま離れてく2人、とかなり意味深なシーンに思えた。
彼岸と此岸を別つのが三途の川なら、踏み切りは死人に寄り添おうとする響子(彼岸側)と、五代(此岸側)との間に流れる川を比喩してる…なんて想像は穿ち過ぎ?(汗)

五代「恐れをなして、逃げたとか…
朱美「何からァ?」
五代「え?え、えと……」

演出だけでなく脚本も今回は非常に気合が入っていた。
こういうミステリータッチの話は好きで得意なんだろうなぁ、脚本家。
キャラ同士の会話もテンポ良くって楽しい。
アニメのオリジナルキャラを仲間入りさせた場合、既存のキャラの中で浮いてしまう事がまま有るのに、三越さんについては自然に溶け込んでるように感じられた。
響子さんが三越さんに惣一郎さんの面影を見るのにも納得できる。
これは寸法の合わない着物や甘食といった、原作に在る惣一郎さんのエピソードを、アレンジして使ってるからでしょう。

響子「それ…袖が長いんじゃありません?」
三越「ええ…代わりに、丈が短いんです」
響子「あら!」
五代「よっぽど気に入ってるんですねぇ。そんなになるまで着るなんて」
三越「はい」
四谷「ま・さ・か!亡くなった奥様の手縫いだとか…」
三越「!………ま、そんなところです」

――それを聞いてシーンと押し黙る住人達。

四谷「…あ、これは失礼しました!ほんの出まかせの積りだったのですが…」
三越「いや!気にしないでください。…もう昔の事ですから」

――とフォローされるも、しんみりする場の雰囲気。

五代「…お!おばさん!いつものチャカポコは!?」
一の瀬「ああ…!そうだね!!」
朱美「(三越に)ぜ~んぜん呑んでないじゃないのォ~ほ~らァ~~!(隣に居る響子に)管理人さんも呑も♪」
響子「…そうですね!よぉし!今日は私も羽目を外しちゃおうかな!」
四谷「この人が羽目を外すと!…恐いんですよ?」
響子「ど、どういう意味ですか?」
四谷「そうでしょ?五代君…?」
五代「な、なんで僕に同意を求めるんです!?」

…ま、原作の四谷さんならこんなくらいで済まなそうに謝ったりしないし、朱美さん一の瀬さんもフォローしたりはしないと思うけどね。(笑)

三越「本当は甘食が欲しかったんですけどね」
響子「甘食無かったんですか?」
三越「はい。置いてないと言われました」
響子「そうですか…」

甘食は原作では桜餅だったような?
ともかく、惣一郎さんのエピソードを三越さんにあてた事で、似た雰囲気を持つ男というキャラ付けを成功させている。

五代 「え?似てるんですか?」
一の瀬「雰囲気がねぇ…らしいよ。あんたに言おうかどうしようか迷ったんだけどねぇ…薄々感じてたんじゃないのぉ?…考えようによっちゃ、三鷹さん以上のライバルになるかもしれないねぇ」
五代 「またぁ…!」
一の瀬「向うに惣一郎さんの影を見てるとしたら、相手が悪過ぎる。まぁ、無理に張り合おうとしないで、様子を見るんだねぇ」

しかしこういう、ヒロインの昔の男に似た人物が登場して、ヒロインが惹かれる展開ってのは、主人公(五代)に感情移入する男ファンにとって、軽く地雷だったりすんじゃないかなぁ?
男女逆にして考えると、少女漫画の地雷パターンになる。(ヒロインの好きな男の前に、男の昔の恋人そっくりの女が登場する的な…)(笑)
しかも既存のキャラのエピソードを取って、他のキャラにあてるというのを、改悪と見るファンも結構居るだろう。

こずえ「段ボールが1つだけ?」
五代 「うん。とにかく、引越荷物はそれしかないんだ」
こずえ「随分変わってるんだ。…どんな人かちょっと見たい気もするなァ」
五代 「どうして?」
こずえ「どうしてって…だって…その人が一刻館に居て、もし、五代さんがずぅっと一刻館に居るとしたら…うふっv…もしかしてあたし達がァ…v」

…「将来の隣人になるかもしれない人に会ってみたいじゃない?」って事かな?
会話だけ拾うと乙女爆発だが、今回のこずえちゃんはいじらし可愛い。
アニメ中期全般を通し、こずえちゃんはいじらしく描かれていて、スタッフの愛情を感じられる。
三鷹さんも――

三鷹「どうしたのぉ?何時にも増して陰気じゃない!」
五代「放っといてください!」
三鷹「音無さんと何か有ったの?」
五代「!…別に!」
三鷹「ふん!可愛くない性格!…あ、そうだ、五代君!」
五代「何か用ですか?」
三鷹「いやぁ…そのぉ……あのさぁ、例の新しい入居者どぅお?」
五代「どうって?」
三鷹「だからぁ~つまりね?」
五代「……いい人ですよ」
三鷹「あああちょっと!?」

この後、憮然とした三鷹さんが乗り込んで、車体がリアルに沈む動きに注目!
三鷹さんにしろこずえちゃんにしろ、そして一の瀬さんの旦那さんや茶々丸マスターにしろ、中期はサブまで等しく愛情篭めてるところに好感持てる。
まー中でも四谷さんに最も愛情篭めてたように感じましたけど。(笑)
全キャラ入り乱れてのドラマって、個人的には好みなんですよ、ってな訳で傑作=★を付けました。

三越「不思議ですねぇ」
五代「は?」
三越「一刻館の人達って、何だか家族みたいに思えるんですよ。私の事を誰一人詮索しないし、ずっと前から一緒に暮らしてたような付き合い方をしてくれて。…何と言うかぁ…とても不思議です。とても…嬉しいんですけどね」
五代「けど?」

果たして三越さんは一体何者なのか?――謎解きは後編でって事で。

銭湯帰りの夜道で、踏切りの音が聞えるのが、また良い雰囲気。
一刻館に帰ってからの、響子さんとの甘酒を巡る会話も、ほっこり温まる。(甘酒だけに)
例えばこの回実写化するとして、構図等そのままに実現可能だろうけど、それってアニメでは画期的な事なんすよ。

(個人的評価)脚本○ 演出○ 作画○ …今回の予告は一の瀬さん、朱美さん、響子さん、四谷さん…あれ?五代君は??


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追憶の横浜1

2012年11月03日 17時15分43秒 | 旅の覚書
箱根レポのお次は横浜レポ。
私の母が入ってるドコモ携帯プレミアム会員ポイントが8,000貯まりましてな。
私の快気祝いっつう名目で、それ使って一緒に旅行する事にしたんすよ。
この8,000ポイント分で全国に在るルートイン系列のビジネスホテルに1泊する事が出来、最初金沢辺りが良いんじゃないかって話してたんすが、自分の体調が本回復してなかったんで近場の横浜を選んだという裏話。
や、横浜も前から行ってみたかったんで、別に不満なんて有りませぬ。(汗)

ともかく最終的に泊まるホテルはルートイン馬車道に決定し、8/5(日)の昼~湘南ライナー乗って母と2人横浜へ向いました。
世間は夏休みで、日曜午後だというに、車内は座れないほどの混雑、主に海水浴客で。
けど東京~横浜はあっという間、1時間位しかかからず到着。
横浜から今度は地下鉄みなとみらい線を使い、馬車道駅へと向う。
その前に駅で「ぶらりチケット(1日乗車券)」を購入、これが有ればみなとみらい線が1日乗り放題!
てか、みなとみらい線って、渋谷まで繋がってんのね、今の今迄知らなかった。(汗)

    

  

みなとみらい線の駅は、どこも真新しく綺麗で、駅名のイメージに合ってる。
馬車道駅構内の壁は、赤煉瓦調のレトロなデザインで、お洒落だった。
壁に嵌め込まれてんのは、馬車というか、汽車の部品か何か??

    

    

地上に出て目にした街並みも、開港時の浪漫薫る。
函館や小樽の雰囲気に近い、レトロでハイカラな建築群。
想像してたより古い建物が多く残されてる事に感動。
道路も綺麗に整備されてるし、街路樹の緑が時代を経てくすんだ白壁を引き立ててる。
真夏の生命力溢れる濃い緑色が側に在るから、余計旧き良き都市を魅力的に見せてくれたのだろうなぁ。
そう考えると真夏に訪れたのは正解だった。
明治~大正~昭和初期に建てられた物ってセンスに溢れてる、何時までも残される筈だよ。

  

写真左は教会(らしい)、右は日本興亜馬車道ビル。

教会は馬車道駅5番出口を出て直ぐの所に建ってた物。
丁度結婚式を挙げた花嫁と花婿が白いオープンカーに乗って、参列客に祝福される中、幸せなドライブに出かけるシーンに出くわすも撮影間に合わず…。
ゴシック風の建築がなかなかお洒落で素敵に思ったが、隣は老人ホームという立地が台無しにしていた。
人生の明暗隣合せ、シニカルだなぁ。(笑)

日本興亜馬車道ビルは、泊まるホテルの前に建てられてた。
古い建物を前面に組み込み、現代ビルを建てたと思しき、粋なデザイン。
新旧のコラボですな、内部がどうなってるのか気になります。

    

レトロな街並みにはレトロな乗物が似合う。
「あかいくつバス」は、みなとみらい線が走る間の主要観光スポットを繋ぐバス。
1回乗車百円、みなとぶらりチケットを購入すれば、500円で1日乗り放題。(みなとみらい百円バス、ベイエリアの市営バスにも乗車可)
他、観光タクシー(自転車?)も、道路を頻繁に行き交っていた。
しかし今回観光して思ったんだが、みなとみらい駅~元町・中華街駅まで歩けない事もないな~と。
母が一緒だったんで試さなかったけど(笑)、ほぼ真直ぐ坂道無しのルートなんで、やろうと思えば出来た筈。
根性に自信が有る方は是非チャレンジしてみてください。

    

路面に嵌め込まれてたカラフルなタイル、左は町の地図、右には赤い靴・蒸気機関車・下駄・蒸気船といった、横浜を象徴するモチーフが描かれてますね。

    

黒船で来航したアメリカ海軍によって、強制的に開港された横浜は、一躍文明開化を象徴する都市へと変身。
外国人の居留地に定められたエリアには異国風の商館が建ち並び、和洋折衷の独特な文化が形成されてったと。(長崎と同じっすな)
そういえばつい最近開港150周年を迎えたそうで。

現在の関内はその外国人居留地区に定められていた場所で、当時外国人の馬車が通りを往来するのを日本人が珍しく眺めてたそうな。
その事が「馬車道」の名の由来になってるんだと。
当時の名残を伝える物として、通りに写真の様な牛馬水飲み場跡が在る。
ウィキによると日本の近代に繋がる街路樹は、馬車道の商店街が発祥らしい。
という事は現在の日本の都市計画は、ここ馬車道から始まったと言っても過言ではない…?
更にこれは有名な話ですが、日本で最初にガス灯が建てられたのも馬車道でした。
「明治3年、高島嘉右衛門が中区花咲町にガス会社を設立し、明治5年に神奈川県庁付近と大江橋から、馬車道、本町通り迄のおよそ600mの街路に、ガス街灯10数基を点灯した。」←ウィキより。
街灯発祥の街区でもあるわけだ。
そもそも「馬車道」とは、現みなとみらい線5番出口から、関内駅まで続く大通りを指して呼ぶらしく、現在でもここの通りに沿って建つ街灯は、当時のガス灯を再現したよなレトロデザインです。(記事1番上の写真を参照)

    

まだチェックインには早かったんで、ホテルに荷物預けた後、街巡りに出かけた。
ホテルの前には神奈川県立歴史博物館。(旧横浜正金銀行本店本館)
ネオバロック様式の建物は国指定の重要文化財で、現在は神奈川県の歴史資料等を展示しています。
昔の銀行はモダンだったんすな~。
入館300円とガイドに載ってたんで、用意して入ったら、受付で引き止められる事も無く、無料で観て廻れてしまった……良かったんだろうか?(汗)
館内天井のステンドグラスが美しかった。
また、中の喫茶室がめちゃくちゃ安く、お茶を飲んで行こうと思ったんだけど、時間の都合で叶わず。
次の日休館日だった事を考えると、無理してでも寄ってくべきだったか。
お茶とケーキのセットで500円位で済むという驚きの安さ、流石は現在県の施設なだけある。
売店ではペリーさんの肖像画ポストカード等を売ってました。

    

    

所謂、横浜レトロ街において外せない観光スポットが、キング・クィーン・ジャックの名で呼ばれる3塔。
馬車道駅から日本大通り駅まで続く本町通りを歩いてる間に、キングとジャックは見付かる。
通称「ジャック」とは、神奈川県庁本庁舎の事。
昭和3年に西洋と日本の趣向を採り入れ建てられた建築物で、国の有形文化財に指定されている。
6階展示コーナーと屋上は見学可能なのだが残念、この日は休館日でした。
通常の観光地は日曜休むなんて有得ないが、そこはやはりお役所である。(笑)

    

ちなみにその隣には神奈川県庁新庁舎が建っていたが、較べると現代建築デザインの面白味の無さが際立ちますな。(笑)
神奈川県庁本庁舎が建つ通りの角を海方面に曲がると、「クィーン」の名で呼ばれる成る程女性的な塔が見えて来る。

    

左の写真が通称「クィーン」こと、横浜税関。
関東大震災による失業者救済を兼ねて、昭和9年頃に建てられたそうな。
高さ51m、3塔の中では最も高い。
頭頂部がイスラムのモスク風でエキゾチックです。

このクィーンが建つ通りの前には、象の鼻パークと呼ばれる広場が在る。
ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル(長っっ)、観覧車、赤レンガ倉庫と、新旧横浜を代表する建築物と海を見渡せる絶好のスポット。
昼間の眺めも素晴しいですが、夜の美しさはまた格別、しかしそれはまた後で。


側にはカフェも有る芝生の敷かれた広場は、住民の憩いの広場になってるようです。

  

最後に3塔の内で唯一中を見学して来た、「ジャック」こと横浜市開港記念会館を紹介。
ジャックの名に相応しい赤煉瓦造りのスタイリッシュな建物は、横浜開港50周年を記念し大正6年、市民の寄付によって建てられたそうな。
ネオルネッサンス様式の建物は勿論国の重要文化財、現在は中区の公会堂として利用されており、私らが訪れたこの日も団体様がお使いになっていて、全部を廻る事は出来なかった。
しかし貴賓室やステンドグラスは観て来れましたよ。

  

宇野澤組ステンドグラス製作所が作ったという作品は、開港当時の横浜を描いた物だそう。
ステンドグラスという洋風の技法名にそぐわぬ和調の絵なのが面白い。
開港当時はまだちょんまげ結いの習慣が残ってた事が解る。

    

ステンドグラスの間を抜け、入った室の窓からは、「キング」の威厳有る佇まいを観る事が出来た。
キング、クィーン、ジャックの名を最初に付けた人のインスピレーションの高さに嫉妬しそう。


コメント (4)
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