瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

2017年、クリスマスには歌を歌おう♪その1

2017年12月21日 22時40分13秒 | クリスマス
町にイルミネーションが点り、クリスマスソングが響く頃、私はここに現れる…お久し振り!あーんど初めまして♪私の名前はミス・メリー♪
クリスマスの事なら私に全部お任せよ♪
今年の12月21日~来年の1月1日迄、ここの慢性サボりブログ主に代わって、私が記事を更新するから楽しみにしててね♪
てゆーかここの慢性サボりブログ主ったら、すっかりサボりが板に付いてて根を張ってるんだから、いいかげん諦めてこの場を譲れば良いのに!
まー慢性サボりブログ主は放っといて、今夜から十二夜、クリスマスの話と歌を1つずつ紹介してくわね♪
今回も慢性サボりブログ主からリクエストだけ受けといたの。
今回のテーマはねェ――「日本の少年&青年漫画に登場するクリスマス・ストーリー」よ!
去年はジャンルが偏り過ぎたって、後で慢性サボりブログ主がこぼしたのよ。
で、それならジャンルを分けて、今年は少年&青年漫画編、来年は少女&女性漫画編と、2回に渡り特集しようって言ったのよ。
記事を書くの私なのに、勝手言ってくれるわ!
そーいう訳で、第1回目の今夜紹介するのは『Dr.スランプ』より♪

今更紹介するまでもないビッグタイトルでしょうけど…『Dr.スランプ』は集英社が発行する週刊少年ジャンプに、1980年5・6合併号~1984年39号迄連載された、鳥山明氏の大ヒット作品。
本屋にコミックス第1巻が並ぶや大反響!連載開始の翌1981年4月、フジテレビで水曜夜7時にアニメ版の放送を開始すると、瞬く間に国民的ヒット作品にまで昇りつめたの。
無邪気で無敵な眼鏡っ娘ロボット「則巻アラレちゃん」の人気は、今や海を飛び越え海外にまで拡がってるわ。

その『Dr.スランプ』の中より、今回紹介するのは、第12巻収録『いたいでーXマス!』の巻。
主人公の則巻アラレちゃん始め、愉快な住人達が長閑に暮らすペンギン村、そこで一番高いイチニーノ山の天辺には、老師の下で拳法の修業に励む、クリクリ坊主頭の少年が居たの。
少年の名前はクリリ…じゃなくって「八龍(パーロン)」、日夜真面目に修業を重ねる彼の実力は、疾うに老師を凌いでた。
この日だって手合わせで老師をボコボコのメタメタに伸しちゃったくらいよ。
でも老師は「まだまだ修業が足りん!」って言って、八龍に更なる試練を与えようとしたの。
この日は皆が待ちに待ってたクリスマス・イブ!
実は老師には拳法の師範の他に「サンタクロース」という顔も有って(さんたく老師?)、毎年クリスマス・イブには村中の子供達にプレゼントして廻ってたの。
そのサンタの役目を、今年は修業を名目に、八龍に擦り付け…もとい任せる事にしたのよ。
「しかし老師さま!わたしは、おじいさんではありません」
「黙れ!!人に覚られず家に入る!これが出来てこそ1人前のサンタになれるのじゃ!!年齢など関係無いっ!!」
…え?八龍ってサンタクロースになる為に修業してたの?
でも礼儀正しく真面目な八龍は、老師の言う通りに、サンタクロースのユニホームを着て、村の子供達へのプレゼントが詰まった大袋を背負い、「となかい号ジェット」機で下界に降りたの。
今年、老師がクリスマスに用意したプレゼントは、舐めると宙に浮く飴玉。
八龍は「きっと子供はさぞかし喜ぶだろう、流石は老師さま!」って感心。
あまり強くはないけど、老師って言うだけあって、只者ではないみたい。
そういえば老師様も雲に乗って移動してるけど、飴玉を舐めて宙に浮いてるのかしら?

さてクリスマスの夜が更けた頃、八龍はペンギン村に到着。
下界は老師から寒いと聞いてたのに、まるで真夏の様な蒸し暑さだった。
分厚いサンタユニホームを着てたんじゃ熱中症になりそう!
八龍は我慢出来ず服を脱いでパンツ一丁になり、頭にサンタ帽だけ被ったスタイルでプレゼントを配る事にしたけど、え~~それってどーかしら?(汗)
そんな姿で他所様の家に入ったら変質者扱い受けそうだけど、八龍はお構い無く1軒目の茸型の御宅にお邪魔…しようとしたら鍵が掛かってる!
村人皆が寝静まった深夜だもの、当然ね。
八龍はお構い無く、ドアをパンチで撃ち破り易々と侵入って…エエエ~~!?
更に八龍ったら、物音に飛び起きたペコちゃん顔の主人を、気付かれたら不味いって一撃で伸しちゃった。
更に更に子供部屋で、吊るしてあった靴下にプレゼントを入れる物音に起きたキノコちゃんも、一撃でノックアウト!!
そうか、この家って皿田キノコちゃんの御宅だったのねってチョッと待ったーーー!!!
確かに老師が「修業の成果を見せるのじゃ!!」なんて言ってたけどォ~~。(汗)
八龍の暴走は尚も止まらず、他の御宅でも同様に、物音で起きた住人を倒しては気絶させ、プレゼントを置いて廻ったの。
村で襲われなかったのは、物音に全く気付かず爆睡していたアラレちゃんとガッちゃんのみ。
「運の良い子供達だ」なんて八龍は呟いてたけど、それは多分貴方の方だとメリー思うわ。(笑)

翌朝、イチニーノ山に戻った八龍に、老師が昨夜の首尾を尋ねたところ、彼は「誰一人に気付かれる事無くプレゼント出来た」と胸を張ったの。
八龍の答えに満足した老師は、ご褒美に彼にも飴玉をプレゼント。
八龍は大喜びし、早速貰った飴玉を舐めて、空中散歩に出掛けたわ。

と・こ・ろ・が…下界のペンギン村では、サンタクロースの夜襲でボロボロにされた子供達が、カンカンになって怒ってたの。
犯人からのプレゼントには、不敵にも「サンタのおじいさんより」なんてメッセージカードが添えられてた…礼儀正しく真面目な八龍らしいわねェ。
サンタの爺ィめ、良い度胸だ!リベンジに行こう!!…でもどうやって?サンタクロースは人が登る事の叶わない、イチニーノ山の天辺に住んでいる。
ぶつけるあてのない悔しさに、子供達が悶々としていたそこへ、1人のチャイナ服着た少女が、プレゼントの飴玉が入った瓶のラベルを指し、「これ何て書いてあるか?」と訊いたの。
彼女の名前は「摘鶴燐(ツン・ツルリン)」ちゃんって言って、アラレちゃん家の隣に住む娘さん。
ペンギン村出身じゃなく、他所から引っ越して来たコだから、文字が読めなかったのね。
ペンギン村出身のヤンキー少年「空豆タロウ」君が代わりにラベルを読むと、「この飴玉を舐めると空を飛べる」って書いてあった。
「空を飛べるだって!本当かね?」
そりゃあ、簡単には信じられないわよね~、けどペンギン村には空を飛べる住人、少なくないんじゃないかしら?
ツッコミはさて置き、疑り深いヤンキー少女「木緑アカネ」ちゃんは、瓶から1粒飴玉を取り出すと、村で一番頑丈なアラレちゃんに、試しに舐めてみるよう言ったの。
毒味役を「ほーい!」と何時もの軽い調子で受けるアラレちゃん。
ロボットでも舐めて体が浮くものかしら?なんてメリー思ったけど、口の中で飴玉をコロコロ舐め転がしてたアラレちゃんは、皆の前でみるみる内に浮かんでいったの!
ラベルに書いてあった事は本当だったんだ!!と驚く子供達。
これで御礼参りに行ける!――プレゼントの飴玉を舐めた子供達はいち、にぃ~のさん!!で、イチニーノ山へ飛んでったの。

山頂に居た老師は、ペンギン村の子供達が空を飛んでやって来たのを見て、プレゼントの御礼をしに来たんだと感激。
今回プレゼントを配ったのは八龍だけど、空中散歩に出掛けた彼は未だ帰って来ない。
丁度良い、自分が感謝の礼を独り占めしてしまおうと、老師はほくそ笑んだ。
「サンタのお爺さんて、あんたか?」
「昨夜の御礼がしたいんだけど…」
「如何にもわしじゃが!!礼なんて照れるのう…」
大威張りで老師が名乗るや、子供達は銘々持ってた武器でもって、ボコボコに礼を尽くしたの。
気の毒に老師様…やっぱり他人任せは良くないって事かしら?

それではここで1曲目のクリスマスソングを紹介――1857年にジェームズ・ピアポントが作詞・作曲した「ジングルベル」!
元は感謝祭の為に作られた歌だったけど、今やクリスマス・ソングの王道中の王道!
クリスマスシーズンの始まりを告げるのは、やっぱりジングルベルよね♪
歌はこちらを参考にして!
また明日、メリーと楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



【Jingle Bells(ジングルベル)】




Dashing through the snow♪
In a one-horse open sleigh♪
Over the fields we go♪
Laughing all the way♪
Bells on bob-tail ring♪
making spirits bright♪
What fun it is to ride and sing♪
A sleighing song tonight♪

Oh~♪
Jingle bells♪ jingle bells♪ jingle all the way♪
O what fun it is to ride In a one-horse open sleigh♪
Hey♪
Jingle bells♪ jingle bells♪ jingle all the way♪
O what fun it is to ride In a one-horse open sleigh♪


A day or two ago♪
I thought I'd take a ride♪
And soon Miss Fanny Bright♪
Was seated by my side♪
The horse was lean and lank♪
Misfortune seemed his lot♪
He got into a drifted bank♪
And we, we got upsot♪

Oh~♪
Jingle bells♪ jingle bells♪ jingle all the way♪
O what fun it is to ride In a one-horse open sleigh♪
Hey♪
Jingle bells♪ jingle bells♪ jingle all the way♪
O what fun it is to ride In a one-horse open sleigh~~♪



【和訳】

雪の中を駆け抜ける、1頭立てのソリ
広がる雪原に、笑い声が溢れる
鈴が鳴り渡れば、一層明るく
ソリの歌を歌って楽しもう

ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
ソリ遊びの楽しさよ
ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
ソリ遊びの楽しさよ


数日前、ソリに乗ろうと考えた
隣に座ったミス・ファニーブライト
痩せ細った馬が運悪く
雪の吹き溜まりに突っ込んで
僕らは見事に引っ繰り返った

ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
ソリ遊びの楽しさよ
ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
ソリ遊びの楽しさよ



…こんばんは、性懲りも無く甦って参りました、元ブログ主のびょりです。
本当にメリーさんに明け渡して楽になっちゃおうかな…なんて思わなくもない。(汗)
済みません、夏になるとどうもバテるみたいです。
それはさて置き、クリスマス期間中は、ミス・メリーのはっちゃけ振りを、生暖かく見守ってやってください。

「Dr.スランプ」連載終了時は、鳥山明氏がこれ以上のヒット作を世に出すとは、予想出来ませんでした。
尚、「Dr.スランプ」本来の主人公は則巻千兵衛博士で、アラレちゃんは脇だった事は、割りと有名な話。
則巻千兵衛博士が毎回発明品で大失敗を起こすのを指し、「Dr.スランプ」ってタイトルを付けたとの事。
その則巻千兵衛博士が主役で頑張る、第4巻「さんざんサンタさん」の巻こそ、「Dr.スランプ」における、最初のクリスマス・ストーリーです。

今夜の写真はポンパドールで買ったクリスマスパン。
雪だるまパンは頭と胴体でクリームが異なってました。


コメント (3)
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