瀬戸際の暇人

夏が終わってしまった…!

2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その11

2018年12月31日 19時11分17秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
いよいよ大晦日ね!貴方の家では新年を迎える準備は整ったかしら?
今夜放送される紅白歌合戦、久し振りにサブちゃんがトリを飾ると聞いて、メリー楽しみにしてるの♪
やっぱり平成最後の紅白は、サブちゃんの歌で〆て欲しいわよね!

「日本の少女漫画に登場するクリスマス・エピソード」、第十一夜目の今夜は、白泉社が発行する「花とゆめ」にて、1986年~1991年迄連載された、那州雪絵女史著作「ここはグリーン・ウッド」6巻収録分より――「蓮川家の一族」を紹介!

「ここはグリーン・ウッド」は、名門男子高私立緑都学園の緑林寮、人呼んで「グリーン・ウッド」を舞台に、男子高校生の青春の悩みや男子寮での日常的ドタバタを描いて、伝説級のヒットを飛ばした作品よ。
いまいち影が薄い純情主人公「蓮川一也」、どう見ても可愛い女子なルームメイト「如月瞬」、江戸っ子気質のイケメン寮長「池田光流」、神様みたいな生徒会長「手塚忍」、この四人が主に軸となって、物語は展開して行くの。

さて「蓮川家の一族」がどんな話かというと――

蓮川一也にとって唯一の肉親である兄、「蓮川一弘」25歳。
病死した父親と、事故死した母親に代わり、まだ幼かった弟を、自分の母校である名門男子高、私立緑都学園に入学するまで育ててくれた、出来た御兄様だったけど、現在、遅い反抗期を迎えた弟の一也から、一方的に距離を置かれていた。
嫌われた原因の1つは、一弘が緑都学園の保険医に就いた事…男子校の保険医と言う職業の何が気に食わないのか、メリーにはちっとも理解出来ないけど、弟を育てる傍ら、自身も苦学生で優秀な成績を修めた御兄様が、世間からは奇異な目で見られる職を選んだ事に、一也はガッカリして裏切られた気持ちになったみたい。
嫌われた原因2つ目は、一也の初恋の女性である「すみれちゃん」を、一弘がお嫁さんにした事。
一也が実家を出て、緑林寮に入る事を決めたのも、愛するすみれちゃんと兄貴の熱々新婚生活を目前にするのは、居たたまれなかったから…その気持ちはメリーにも良く解るわ~。
そういう訳で、高校で日常的に会うにも関わらず、一也は一弘を極力無視するようにしてたの。

冬休みを前に、緑都学園で或る噂が流れた。
「一弘が保健室で特定の男子生徒と逢い引きをしている」…今までも男子校の保険医と言う奇特な職業柄、ホモ疑惑が囁かれていた一弘だったけど、今回は実際にその現場を見た生徒が数人居て、その内の一人が寮長の池田光流だった為に、一也の耳に入るまで噂が表面化。
最近、何者かに階段から落とされる等の嫌がらせを受け続け、苛々していた一也は、余計に一弘に対して邪険に当たった。

何時もに増してギスギスする兄弟関係…保険医と男子生徒の逢い引き…執拗に狙われる一也…これら事象の断片を、生徒会長である手塚忍の証言が1つに繋ぐ。
「石灰用スコップを蓮川目掛けて上階から投げた者の顔を見たが、ウチの男子生徒ではなかった」
全校生徒の顔を覚えてるなんて、流石は周囲からの信頼厚い生徒会長さんね!
一也が狙われる所を、ただ見てただけで、止めはしなかったけど…。
でも手塚生徒会長の証言のお陰で、一也に嫌がらせをする犯人は、校外からやって来る事が解ったわ。
しかも、わざわざ緑都学園の制服を、オーダーしてまで侵入する熱意…並々ならないわ。
ここで立てられる仮説…一也に嫌がらせし続ける犯人は、近頃保健室で一弘と逢い引きしている若い男ではないか?
一弘が弟を溺愛している為、嫉妬に駆られた恋人の男が、一也を執拗に狙っているのでは?
その説を裏付けるように、後を尾けて犯人の顔を確認した池田寮長は、「自分が保健室で見た逢い引き男に間違い無い」と証言したの。

「すみれちゃんと言う女性が居ながら、なんてふしだらな兄貴だ!!」、仲間の無責任な仮説を真に受けた一也は、一弘と犯人の男が保健室で逢い引き中の現場に押し入ったの。
そこで知った真相…兄の一弘はホモではなく(当たり前)、犯人の男もホモじゃなかった。
犯人の真の目的は、すみれちゃんを蓮川兄弟から引き離し、我が物にする事だったの。
男の正体は、すみれちゃんの従兄弟の「神田利幸」、高校出て直ぐアメリカの大学に入学した彼だけど、すみれちゃんが結婚した話を聞いて、休学を申請し、日本に帰って来たんですって。
「愛しのすーちゃんを、おまえら兄弟から奪い返す!!!」と、横恋慕の自覚無く恋心メラメラな神田。
神田が言うには、「すーちゃんと自分は8歳の時に将来を誓い合った仲」なんですって。
それなのにちょっと目を離した隙に、悪い男の毒牙にかかってしまったと…御父様の様に弁護士を目指してる神田君は、育ちの良さが自慢のエリート、たかが保険医に負けた事で、プライドが大いに傷付いたのね。
その場は神田君が出直す事で、騒ぎが収束したものの、一也は怒りが収まらなかった。
現在仲違いしてるとはいえ、尊敬する兄貴を貶されたんだもの。
「あんな奴にすみれちゃんの指一本触れさせるな!!」と、一弘に檄を飛ばす一也だったけど、肝心の兄貴はヘラヘラ暢気に笑ってるだけ。
グングン上昇してく一也の苛々メーター。
「あんな奴をあてにしちゃ駄目だ!終業式終わったら、家に戻って、すみれちゃんを守ってやる!!」と、自室に戻っても熱血している一也の傍ら、同室の瞬は素知らぬ顔で蜜柑の皮を剥いていたわ。(笑)

それから数日後、授業を終え、寮に帰る道の途中、一也を待ち伏せる神田の姿が――友人の栃沢と共に、偶然その場に出くわした瞬は、「敵が懐柔策に出た」と推理し、栃沢に光流先輩と忍先輩と保険医を呼んで来るよう頼んだの。

カフェ「詩本」で神田と対面する一也、敵の狙いは瞬が推理する通り、懐柔して手を組む事だった。
将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、つまりこの場合、馬は一也に当たるわけね。
神田は一也も、すみれちゃんに横恋慕している情報を入手し、自分と手を組んで、彼女と君の兄を別れさせないかと持ち掛けた。
「すーちゃんを自由の身にすれば、君にも平等に権利が回って来る筈だ」ってね、将来弁護士目指してるだけあって、強かに策を講じるわねェ。
でも一也は「あんたが嫌いだから」とキッパリ断った。
「肝心のすみれちゃんの気持ちはどうなる?」…そうそう、すみれちゃんは一也のお兄さんが好きで、結婚したんだもの。
好き合ってる二人を別れさせようなんて、馬に蹴られてしまいなさい!
ところが敵さんも簡単には退かず、もう1つ仕入れた情報で、一也を揺さぶって来た。
「君ら兄弟には身寄りが無いんだってね。いざという時頼れる親類も居ない、たかが保険医の男の元に嫁に行ったんじゃ苦労する。すみれちゃんの事を思うなら、僕みたいな相応しい相手に譲るべきだ」
彼の言葉を聞いた一也は、テーブルを力いっぱい叩き付け、椅子から立ち上がった。
その剣幕に思わずたじろぐ神田。
――おまえなんかに解ってたまるか!!!
言葉が上手く声にならず、泣きながら相手を睨む一也、そこへ保険医の一弘が、光流、忍、瞬を伴って、一也と神田の前に登場したの。
一弘は「君がどうしても僕らの結婚に納得がいかないと言うなら、当人のすみれを交えてキチンと話をしよう」と持ち掛けた。
一弘の申し出に、神田も「すーちゃんが幸せな生活をしてるか見極めてやる!」と意気込む。
勝負は再び持ち越しとなり、緑都学園の面々は店を出て行った…神田が座る席のテーブルに、自分達が注文した分のレシートを置いて。(ちょっと可哀想…)

しがない男子校の保険医でも、初恋の女性を奪われても、一也にとって一弘は、自分を私立校に入学させるまで育ててくれた、自慢の兄貴。
そんな兄貴の努力を知らず馬鹿にした神田を、一也は絶対に許す事が出来なかったのね。
一方の一弘も神田に対して静かに怒ってた。
彼の使命は弟の一也を泣かさない事、ブラコン兄貴として神田の事を許すわけにはいかなかったのよ。

終業式を終えるや、急いで自宅に帰ろうとする一也を、寮仲間達は適当な激励で送り出した。
蓮川家に電話した所、今晩あの神田が来るらしい、決戦はクリスマス…「俺達のすみれちゃんを、あんな奴に渡してたまるか!!」
勇んで帰宅した一也を、すみれちゃんの桜満開スマイルが出迎える。
長期休みに入っても、なかなか帰宅しない一也が、クリスマスに合わせて帰って来てくれた事で、すみれちゃんは超御機嫌。
一也より先に迎えられた神田は、一弘と対面する形で炬燵に入り、うんともすんとも言わない。
彼、すみれちゃんの全身から発される幸せオーラに当てられて、すっかり毒気が抜け落ちちゃったみたい。
神田の表情から敗北を感じ取り、痛快な気分を味わう一也だったけど、その彼をも奈落に突き落とす衝撃の発言が、すみれちゃんの口から飛び出したの。

「この間、病院に行って来たんだけど、私、夏には、お母さんになるんだってーv」

明くる日、一也はルームメイトである瞬の実家に電話して、冬休み中、彼の家にお世話になる事にした。
ちなみに瞬の実家は静岡の有名ホテル、成る程、部屋には困らなそうね。

それからまた数日経った頃、一弘から事情を聴いた寮長の光流が、一也の様子を心配して、瞬の家に電話して来たの。
光流の話では、神田君は、すみれちゃんオメデタのニュースに絶望し、アメリカに帰ったんですって…不憫ね。
瞬は、一也を自分の部屋に泊めて、今は大掃除を手伝わせてる事を、光流に報告。
不憫がる光流に、瞬は「すかちゃん(一也)が、何かしてた方が気が紛れるからって、進んでやってるんだよ」と説明。
瞬の話では、駅で迎えた時から、一也は暗い顔で、何を訊かれても答えないで居るらしいの。
すみれちゃんオメデタのショックは、周りが想像する以上に深刻の様ね…。

とは言え瞬からすれば、自分の所に来て、ずーーーっとクヨクヨされてたんじゃ、いいかげんウザったいわよねェ~。
見た目乙女な割に竹を割った様な性格の瞬は、一也の女々しい態度が我慢出来ず、ズバンと斬り込んだの。
「すかちゃん、すみれさんに一度でも意思表示した事有るわけ!?
 言ってないなら後でグズグズ言う権利無いし、繊細ぶって友達に迷惑をかける権利も無い!!」
瞬から直球で正論をぶつけられ、言い返せずに蹲る一也…耳に届く除夜の鐘の音が、彼女との懐かしい記憶を呼び起こしたの。

――すみれちゃんに出会ったのは、中学三年になったばかりの、春の日曜だった。
英語が苦手な一也の為、兄貴が大学の後輩で英文科四年の彼女に、家庭教師を頼んだのだ。
週に一度、家に来てくれた彼女は、年上で美人なのに全く気取った所が無く、中学生の一也にも対等に接してくれた。
「二人で頑張りましょう!!」
何時しか受験の目的は、「兄貴と同じ学校へ」ではなく、「すみれちゃんと二人で頑張って合格する」事に変わって行った。
夏休みに入れば、水泳部の合宿に参加して居ない兄貴に代わり、ご飯を作って一緒に食べてくれたすみれちゃん。
鈍い子供だった一也は、すみれちゃんと兄貴の関係に、全く思いが至らなかった。
二人の関係に気付いたのは、冬が近付き、本格的な受験シーズンに入った頃――受験が終われば、家庭教師である、すみれちゃんの役目も終る…その事に気付いた一也は、思い切って告白しようか悩んでいた。
そんな時、すみれちゃんの方から告白してくれた。

「一也君…私の事…どう思ってる?」
「好き?ねっ、どうなの?」
「一也君、私…一也君のお家に、お嫁に来ても良い?」

でも、すみれちゃんが好きなのは、自分じゃなかったんだ。
兄貴が腹を決めた様に、二人の関係を話してくれた。
すみれちゃんが大学を卒業し、一也の受験が終わったら、結婚する積もりで居ると……家族として受け入れてくれるか、必死で見詰めるすみれちゃんの顔を見たら、一也は黙って頷くしかなかった。
除夜の鐘の音をBGMに、すみれちゃんの満開の笑顔が目蓋に浮かぶ――

年が明けて一月一日、一也は瞬に連れられ、海から昇る初日の出を拝みに来てた。
「それじゃ本当に、これで諦めるんだね?
 もう家に帰りたくないなんて言わないね?
 お兄さん達の間に赤ちゃんが産まれても喜べるね?」
矢継ぎ早に念押しして来る瞬に、しっかり頷く一也。
「まあ…良い機会だよね、区切りも良いし、これで良かったんだよ。これからは、すかちゃんも、もっと前向きに生きなきゃね!」、そう言って一也の肩を叩いた瞬は、その手を真っ直ぐ前方に伸ばし、波間を金色に染める朝日を指差した。
「さあ!今までの全ての蟠りを捨てるんだ!あの朝日に向かって!!」
「ばかやろーーーーっっ!!!」
旧年までの蟠りは叫びに籠めてサヨウナラ、1989年元旦、蓮川一也、新しい夜明けであった――

…失恋が少年を成長させる、まるで青春ドラマの様なラスト・シーンに、メリー目頭がじんわり熱くなったわ!
大晦日に紹介するのにピッタリなエピソードでしょう!
メリーも一也に倣って、蟠りを初日の出にぶつけに行こうかしら?
それじゃあここで第11曲目のクリスマス・ソングを紹介、元はスコットランド民謡だけど、欧米では年末恒例の歌ね――「蛍の光(Auld Lang Syne)」♪
日本でも紅白歌合戦の〆に歌われるわ
誰もが知る有名な歌でしょうけど、どんな歌か知りたい人は、こちらを参考にね。
それじゃあまた、お正月も楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



【蛍の光(Auld Lang Syne)】




蛍の光♪ 窓の雪♪
書(ふみ)読む月日♪ 重ねつつ♪
何時しか年も♪ すぎの戸を♪
開けてぞ今朝は♪ 別れ行く♪

止まるも行くも♪ 限りとて♪
互(かたみ)に思ふ♪ 千万(ちよろづ)の♪
心の端を♪ 一言に♪
幸(さき)くと許(ばか)り♪ 歌ふなり♪



…こんばんは、びょりです。
何とか年が明ける前に更新出来ました。
グリーンウッドは友人が嵌まってて、全巻揃えてたなあ。
当時、瞬が本当の女の子なら良かったのに…と残念に思ったもんだ。

今夜の写真は東京丸の内に飾られたクリスマス・ツリー。
今年は北欧をイメージしたそうです。


↑新丸ビルのクリスマスツリー。


↑丸ビルのクリスマスツリーは、ユーミンの「恋人はサンタクロース」の歌に乗せて、光の雪がクルクル舞う。
巨大な毛糸玉で編んだツリーをイメージしてるもよう。


↑丸の内ブリックスクエアのクリスマスツリーは北欧の御守りをイメージしてるとか…クリスマス・ツリー?

    

↑一番クリスマス・ツリーらしかった、丸の内オアゾのクリスマス・ツリー。

そして記事一番上の写真は今年の9月に撮影したハウステンボスでの朝日…初日の出じゃなくって済みません。

それでは皆様、良いお年をお迎えください。
コメント

2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その10

2018年12月30日 23時39分47秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
クリスマスに食べるスイーツと言えば、「Merry X'mas」とチョコ書きされたケーキが日本での定番ね。
これが世界を見回すと、シュトレン、パネットーネ、ポルボロン、ブッシュ・ドゥ・ノエル、ジンジャーマンクッキー、クリスマスプディング…と、ケーキに限らず、様々な種類のスイーツが、クリスマスの食卓を飾るの。
一貫してるのは、その国の伝統的お菓子が選ばれると言う事ね。
正月とクリスマスが別個になってる日本と違い、キリスト教圏では新年とクリスマスのお祝いはセットになってる。
つまり、向こうのクリスマス・スイーツに当たる物を日本で探すなら、ケーキよりも正月に食べる栗きんとんや汁粉になるんじゃないかしら?
次回のクリスマスは、久し振りにクリスマス・スイーツを、テーマに持って来たいわ。

「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」、第十夜目の今回は、講談社発行「週刊少女フレンド」に、1987年第20号~1990年第1号迄連載された、くりた陸女史著作「ゆめ色クッキング」4巻より――「ハッピークリスマスケーキ」を紹介!

北海道から東京の高校へ転校して来た「五藤芹香」は、著名な料理講師「山脇カンナ」の実娘。
母譲りの鋭敏な味覚と料理の技術が、グルメ雑誌「Teen'sぐるめ」の編集者、「南野草一郎」の目に止まり、高校生ながらグルメコラムの執筆を任される。
作り手の愛情こそが、料理を美味しくする調味料と考える芹香。
今日も彼女は、出会った人達全てを幸せにする為、愛情の籠った料理を作る――というのが作品設定なの。
作者によるとこの連載が決まるまで、フレンドでなかなか芽が出ず、営業目的から少年マガジンで描いたりもしたんですって。
苦労されたのね…この連載の第1話でヒロインが、「美味しんぼ」の主人公の様なシニカルさを醸してる辺り、少年漫画雑誌での経験を感じるわ。

さて「ハッピークリスマスケーキ」が、どんな話かというと――

クリスマスが近付く頃、マンションで一人暮らしをする芹香の元へ、従姉の歩ちゃんが訪ねて来た。
広島でデザイン学校を卒業した歩ちゃんは、東京で絵の仕事を探しに来たそうなの。
ところが東京の家賃は何処も超お高い、それで芹香とルームシェアする方法を思い付いたんですって。
急な彼女の願いを、お人好しの芹香は快く承諾。
こうして芹香と歩ちゃんとの二人暮らしがスタート。

厚かましい所は有るけれど、自分の夢を叶える為、毎日アグレッシブに仕事を探す歩ちゃんの姿を、芹香は好感持って見詰めてた。
…ところが一通の手紙が届いて以来、歩ちゃんはみるみる元気を失ってったのよ。

実は歩ちゃんには向こうで付き合ってた男性が居たけど、彼女の東京行きを賛成してくれなかったそうなのね。
この間届いた手紙は、その彼からで、「帰って来ないと別れる」って書いてあったんですって!
…なんて理解の無い男なの!そんな甲斐性無し、歩ちゃんの方からフっちゃえば良いわ!!

――え?既に電話で「モノになるまで帰らない」って断ったのね…そう…良くぞ言ったわ、歩ちゃん!
でも歩ちゃん……彼と別れて、東京で自分の夢を追う覚悟は決めたものの、やっぱり未練を捨てられないのね。
そんな彼女を励ます為に、芹香はハッピーになれるクリスマス・ケーキを一緒に作ろうと提案。
それってどんなクリスマス・ケーキ~!?
知りたい人は無料で絶版の漫画作品を読める、マンガ図書館Zで続きを読んでみて!(手抜きでも宣伝でもなくてよ;汗)

それじゃあ第10曲目のクリスマスソングを紹介、ビリー・ハインズ&ジェイ・ジョンソンが作詞・作曲した――「Blue Christmas(ブルークリスマス)」!
現代ではロックンロール・キング、エルビス・プレスリーが、1956年にカバーしたバージョンが有名ね。
恋に破れた男の哀しい心情を、エルビスが物憂げに歌って雰囲気醸してるの。
どんな歌か知りたい人は、こちらを参考にしてね♪
彼女の夢を邪魔する様な狭量男だもの、フラれるのは当然だけど…この歌みたいに寂しく独りきりのクリスマスを迎えたなら、ちょっと可哀想ね…。

今夜はここまで、また明日、一緒に楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



【Blue Christmas】




I'll have a Blue Christmas without you♪
I'll be so blue♪
just thinking about you♪
Decorations of red on a green Christmas tree♪
Won't be the same dear, if you're not here with me♪

And when those blue snowflakes start falling♪
That's when those blue memories start calling♪
You'll be doin' all right, with your Christmas of white♪
But I'll have a blue, blue blue blue Christmas♪

You'll be doin' all right, with your Christmas of white♪
But I'll have a blue, blue blue blue Christmas♪



【訳】

君の居ないブルークリスマス
君の事を思っただけでブルーになる
ツリーに飾られた赤や緑のデコレーションも
君が傍に居なければ、何の価値も無い

そうして青い雪片が舞い始めると
その時は憂鬱な思い出が蘇る時
君は楽しく過ごすんだろうね
真っ白い雪に包まれたクリスマスを 
でも僕はブルーなクリスマス
ブルーなブルーな、ブルークリスマス

君は楽しく過ごすんだろうね
真っ白い雪に包まれたクリスマスを 
でも僕はブルーなクリスマス
ブルーなブルーな、ブルークリスマス



…こんばんは、びょりです。
二日連続の日付詐称をしてしまった…。(汗)
この作品もマンガ図書館Zで読んで知りました。
食い意地張ってるもんで、料理をテーマにしてる漫画には、興味持つんですよ。
コミックスの最後のレシピまで、楽しく読ませて頂きました。
ピンクハウスとか、原宿でクレープ大人気とか、当時の流行が作中から透けて見えて、大衆文化史を学ぶ良い資料にもなりそう。
原作者のくりた先生、去年の7月に乳癌で亡くなったそうで…今更ですが、お悔やみ申し上げます。
さくらももこ先生といい、乳癌で亡くなる方多いなあ。

写真は代々木公園の名物イルミネーション、青の洞窟。
撮影すると不気味な青い電飾林すけど、実際観たら神秘的で綺麗でしたよ。

  

コメント

2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その9

2018年12月29日 23時48分16秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
年末も押し迫って来たわね、貴方のお宅では大掃除を済ませたかしら?
片付けてる合間に懐かしい物を発掘したりすると、つい手が止まったりしちゃうものよね。
「日本の少女漫画に登場するクリスマス・エピソード」、第九夜目の今回は、石井有紀子女史作「兄貴におまかせ!」5巻に収録されている――「~聖母達へのララバイ~」を紹介!

「兄貴におまかせ!」は白泉社が発行する「別冊花とゆめ」にて連載されていたシリーズ。
交通事故で亡くなった両親の跡を継ぎ、古美術店「初夢庵」を経営する一富士、二鷹、三茄子(みかこ)の初夢家三兄妹。
情に脆いが目利きはイマイチな27歳二代目店主「初夢一富士」。
博物館に勤務する古美術品マニアな23歳次男「初夢二鷹」。
家事を主に切り盛りする17歳女子高校生「初夢三茄子」。
実は、一家の中で長男の一富士だけ、血の繋がりが無いの…でも血よりも濃い三兄妹の絆。
そんな彼らが守る店へ、今日も曰く付きの美術品が持ち込まれる。
果たしてお宝鑑定How much?
…原作者が言うにはホームコメディって事らしいけど、ただそれだけじゃなく、散りばめられた美術品の蘊蓄話が楽しいの。

今回取り上げた「聖母達へのララバイ」が、どんな風なストーリーかと言うと―――

クリスマス・イブ、妹の三茄子に無理矢理、山の手の高級住宅街へ連れて来られた一富士は、外国人の上品なお婆ちゃんの手から離れた乳母車が、坂道を転がり落ちてくのを寸でで阻止!(映画アンタッチャブルの名シーンを思い出すわ~)
安堵した一富士は、乳母車の中を確認し、ビックリ!
そこには赤ん坊ではなく、ブスッとした顔付きの、可愛い気無い人形が寝ていたの。
ところが老婦人は、その人形を「マルコ」と呼び、まるで実の我が子の様な可愛がり様。
是非御礼させてと言われ、老婦人が住む大きな屋敷に招かれた一富士は、人形が赤ん坊の頃に亡くした一人息子の形見な事を、彼女から聞かされた。
老婦人の名前は「モニカ桜木」、イタリアから日本へ来て、嫁いだものの、旦那さんも亡くされて未亡人になったそうなの。
一人息子に続き、伴侶までなんて…辛過ぎ!
同情した一富士は、婦人の孤独を少しでも慰めたいと、クリスマス・イブを一緒に過ごす事を決意。
自宅へ先に帰った三茄子に電話で訳を話し、今夜は家に帰らない事を伝えた一富士が、婦人から人形や彼女の息子さんについての話を聴いていたその時…亡くなった筈の彼女の息子さんが訪ねて来たの!!
――ええ!?これってどういう事ォ~!?
続きは絶版図書館にて無料公開中のコミックスで確認してね!
…手抜きじゃないわよ(汗)

それじゃあ早いけど、第9曲目のクリスマス・ソングを紹介――「When a child is born (子供が生まれる時)」!
イエス・キリストの降誕をテーマとしたクリスマス・ソングだけど、特に歌詞の中でクリスマスと明示してない事で、出産祝いのイメージ・ソングに用いられたりもするわ。
原曲はイタリアの音楽グループ、ダニエル・センタクルツ・アンサンブルにより、1972年に発表されたインストルメンタル、「哀しみのソレアード」。
作詞者はオーストリア出身のフレッド・ジェイと言われてるわ。
どんな歌かはこちらを参考にしてね!
今夜はここまで、また明日、楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



【When A Child Is Born(子供が生まれる時)】




A ray of hope♪
Flickers in the sky♪
A tiny star♪
Lights up way up high♪
All across the land♪
Dawns a brand new morn♪
This comes to pass♪
When a child is born♪


A silent wish♪
Sails the seven seas♪
The winds of change♪
Whisper in the trees♪
And the walls of doubt♪
Crumble tossed and torn♪
This comes to pass♪
When a child is born♪


A rosy hue♪
Settles all around♪
You got to feel♪
You're on solid ground♪
For a spell or two♪
No one seems forlorn♪
This come to pass♪
When a child is born♪


It's all a dream♪
And illusion now♪
It must come true♪
Some time soon somehow♪
All across the land♪
Dawns a brand new morn♪
This comes to pass♪
When a child is born♪


All across the land♪
Dawns a brand new morn…♪
This comes to pass…♪
…When a child is born♪



【訳】

希望の光が空で輝き
小さな星が彼方で灯り
この世界全てに、特別な新しい朝日が昇る
子供が生まれる時に起こる事

静かな願いは七海を超えて
木々の間を変化の風が囁きながら抜けて行く
疑いの壁がガラリと崩れる
子供が生まれる時に起こる事

薔薇色が辺りを染め上げて
湿った大地に自らを感じて
孤独を感じる者など居ない僅かな時間
子供が生まれる時に起こる事

今では全ては夢で幻想
何時か直ぐにでも叶えるべき事
この世界全てに、特別な新しい朝日が昇る

この世界全てに、特別な新しい朝日が昇る
子供が生まれる時に起こる事



…こんばんは、びょりです。
遂に日付を詐称するまでに追い込まれました…(汗)

この作品については絶版図書館改め、マンガ図書館Zで知りまして…毎回、古美術鑑定についての蘊蓄が語られるのが、少女漫画的に珍しくって面白いと感じました。
あと血の繋がりが無い兄妹って設定出しながら、恋愛関係にしなかった点も個人的に評価します。(←偉そう)
ネットで作者について検索したのですが、詳細なデータは出て来なかったです…後書きから大体1996~2000年位に、別冊花とゆめで連載してた事は解りましたが…もしかして作者様、現在作品は発表されてないのでしょうか?
そうなら大変残念です。
世の中には埋もれた傑作が沢山有るんだな~。

写真は横浜赤レンガ倉庫のクリスマス・マーケット屋台上に飾られた、巨大クルミ割り人形。
作中に登場する様なレンチドールは、残念ながら撮影出来なかったんで。
コメント

2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その8

2018年12月28日 23時28分26秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今年も、もう直終わり…振り返れば色んな事が有ったわねー。
地震に台風に大雨にと、国内のみに限っても、災いだらけの一年だったわ。
毎年恒例「今年の世相を表す漢字一文字」が発表されたけど、全体の10%を超える得票率で「災」が選ばれたそうよ。
「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」、第八夜目の今回…今年の災いを来年に持ち越さない為に、「災」には「厄」漫画でもって対抗よ!
秋田書店が発行する少女漫画雑誌「月刊プリンセス」にて、1976年4月~1977年11月迄連載された、吾妻ひでお氏著作「おしゃべりラブ」より、単行本2巻に収録されてる――「メタモルフォシス伝の巻」!

12月24日はクリスマス・イブ!
オンボロアパート「猿すべり荘」で、一人暮らしをしている女子中学生、「白詰草ラブ」ちゃんは、何時も以上に御機嫌だった。
普段と変わり無く昼間から惰眠を貪ってた隣人、「ねむの木」君の部屋に押し掛けたラブちゃんは、彼を叩き起こしハイテンションで捲したてたの。
「クリスマスよ!クリスマス!!」
「ハハァ、キリスト様のお生まれになった日ですね」
「そーよ!キリストちゃんがおウマに乗って、お金をバラ撒きに来る日よ!!」
「また始まった、ラブちゃんの珍説!」
…何だか激しくクリスマスを誤解してるラブちゃんね。
もっとも彼女としては正しいか間違ってるかは問題じゃなく、景気良く騒げる理由付けになれば良いって感じ。
ラブちゃんは「今夜、アタシの部屋でクリスマス・パーティーを開くから、参加したいならアタシへのクリスマス・プレゼントを絶対に忘れないように!」って釘を刺したの。
疾うに用意してあるクリスマスツリーから、ラブちゃんの今夜に懸ける意気込みが伝わって来て怖いわ。
盗んだ電柱をツリーに仕立てて、キラキラモールをグルグル巻いた上に、願いを書いた短冊がズラズラ吊り下げられてるの。
「オトコ~!」、「恋人ください」、「ゼニ~!」……ラブちゃん、願いを書いた短冊を吊り下げるイベントは七夕よ、あと電柱盗んだら駄目、絶対。

『パーティーでタダ飯食べられるのは有り難いけど、その為にプレゼントを用意しなきゃいけないのは悩ましい…』
困ったねむの木君は、自分と同じラブちゃんを狙うライバルにして、彼女のクラスメイトである不良中学生「吾妻」君に相談しに行ったの。
ラブちゃんの側に居て、彼女の人となりを良く知る吾妻君は、「何か持ってかにゃタタリが有るな」と言って、適当なプレゼントを見繕う事にしたわ。
と言って吾妻君も、ねむの木君も、その日暮らしの貧乏人だから、碌な物持ってないし…。
ねむの木君は自分が着古した継ぎ接ぎ入りサルマタパンツ、彼のペット犬「ポコ」は蛙、吾妻君は近所のポリバケツ漁って手に入れた残飯をプレゼントに――ってまともな物ゼロ!!適当にも程が有るわ!!(汗)
このまま行けばクリスマス・イブに血の雨が降る事必至、けれどラブちゃんの爆弾発言が、事態を予期せぬ方向へと向かわせたの。

「ステキなプレゼントをくれた人には、アタシのキスをあげちゃうv」

ラブちゃんにぞっこんの吾妻君、ねむの木君、そしてポコは、これを聞いて発奮、レッツ本気モード!!
各自、ビッグなクリスマスプレゼントを用意して、彼女からキスを戴く為の戦略を練ったの。

恋のバトルが予想されるクリスマス・イブ、ラブちゃんの部屋では二人と一匹の到着を待たずに、クリスマス・パーティーが始められてた。
ところが他に呼んだ友人達四人はカップルな為、自分のパートナーとプレゼントを交換してお終い、ラブちゃんには誰もプレゼントを渡さないの。
て言うか何故カップルな友人呼んじゃったのよラブちゃん?
「アタシもプレゼント欲しい!!」と喚くラブちゃん、そこへ待ちに待ってた二人と一匹のナイトが到着。
吾妻君は、天井に着きそうなくらい巨大な、手作りクリスマスケーキを持参して来たわ。
やるじゃない吾妻君!それにしても貧乏な彼が、一体どうやって材料を調達出来たのかしら?
メチャクチャ喜んだラブちゃんが、ケーキにかぶりつこうとした瞬間、中から便器やら何やら不衛生な物が、たっくさん飛び出して来たの――オエエッ…!!!こんな異物混入ケーキ食べられるわけないわ!!
勿論、吾妻君はラブちゃんに雷落とされ、ハイ失格!――次、ねむの木君どうぞ~!
アパートの隣人だけあって、ねむの木君はラブちゃんが何を欲しがってるか理解してるようね。
彼は、縄でグルグル巻きに縛って猿轡噛ませたイケメンを、ラブちゃんに献上したの。
…どう見ても、どっかから拉致って来たように見えるけど、渡しちゃって大丈夫なのかしら?(汗)
でもイケメン貰ったラブちゃんは大満足みたい。
嬉々としてイケメンの拘束を解き、煮るなり焼くなり好きにしようとしたところが、何とイケメンの正体は町内パトロール中の警官だったらしく、激怒した彼は所持する拳銃を連続発砲!!
パーティー会場に血の雨が降ったの。

「二人とも、ろくなものくれないんだから…!」、ガッカリするラブちゃんの前に、しんがりのポコがクリスマス・プレゼントを差し出した。
それは、とっても可愛い仔猫――「こういうプレゼントが欲しかったのよ~~!」と感激したラブちゃんは、ポコの頬に熱烈キスをしたの。
どうやら恋のプレゼント勝負の優勝者はポコのようね!
ところがポコからのプレゼントの仔猫は、元々ポコに懐いて追って来た捨て猫だったの。
お腹を空かせてた仔猫は、パーティーの御馳走に手を出すわ、人に噛み付くわの、やりたい放題。
それに怒ったラブちゃんが参加客に八つ当たりして、もうシッチャカメッチャカ!!
この罰当たりな騒ぎを見て、キリスト様がお怒りになられたのか、クリスマスツリー(電柱)が倒れてラブちゃんの頭に激突!!
白眼を剥いて動かなくなるラブちゃん………まさか…死んだの?
固唾を飲んで見詰める周囲の中――不死鳥の如く甦るラブちゃん!!

「私こそ神の遣い、イエス・キリストである」

――と思ったらラブちゃんでなく違う人が甦ったァァァ!!?

神の奇跡か悪戯か、キリストの魂が憑依した(らしい)ラブちゃんは、クリスマス・イブに浮かれる町内を夜回り、粛清と称してイチャつくカップルを退治してった。
違う…イエス・キリストはこんな事しない!(多分)

普段以上に頭がイッてしまったラブちゃんは、教会の鐘に惹かれてミサに乱入、居並ぶ信徒達の前で「キリストは私だ!!」と宣言したの。
これを聞いた神父は、神への冒涜であると怒り、彼女の頭を聖書で殴った――聖書で殴るのも充分神への冒涜に感じるけど――殴られた衝撃でラブちゃん二度目の覚醒、次に憑依したのは闘魂レスラー、アントニオ猪木の魂!!
襲いかかる信徒の群れに正義(?)の卍固めが炸裂!
聖なる教会で繰り広げられる聖戦!最早何だか解らない!!

その頃ポコは、ラブちゃんにプレゼントを気に入って貰えなかった事にガッカリして、仔猫を元の捨てられてた場所へ戻してた。
その際、骨を置いてったのは、せめてもの優しさからの、クリスマス・プレゼントだったのかしら…?

話が破綻して終わるのは、70~80年代のギャグ漫画によく見られた特徴ね。
作者の吾妻ひでお先生は、ロリコン漫画界の立役者としても有名。
美少女と変態が繰り広げる狂った世界は、現代のアリス・イン・ワンダーランドと称しても過言でないわ。(?)
少女漫画雑誌に、こんな狂気渦巻く作品を掲載した編集部は、良い意味で頭がイッちゃってたと思うわ。
流石はアンタッチャブル少年誌「少年チャンピオン」を出してる秋田書店さんね!

ここで第8曲目のクリスマス・ソングを紹介、日本では賛美歌第二編172番「世界に告げよ」と言う題で知られる――「Go tell it on the mountain」!
元は19世紀頃から歌われてるゴスペルで、キリスト誕生を歌う内容から
、クリスマス・ソングとしても人気を伸ばしてったの。
どんな歌か知りたい人は、こちらを参考にして!
今夜はここまで、また明日、一緒に楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



【Go Tell It On The Mountain(世界に告げよ)】




Go tell it on the mountain♪
Over the hills and everywhere♪
Go tell it on the mountain♪
That Jesus Christ is born♪

Go tell it on the mountain♪
Over the hills and everywhere♪
Go tell it on the mountain♪
That Jesus Christ is born♪

Shepherds kept their watch♪
O'er silent flocks by night♪
Behold throughout the heavens♪
There shown a holy light♪


Go tell it on the mountain♪
Over the hills and everywhere♪
Go tell it on the mountain♪
That Jesus Christ is born♪

Down the lonely manger♪
The humble Christ was born♪
God sent salvation♪
That blessed Christmas morn♪


Go tell it on the mountain♪
Over the hills and everywhere♪
Go tell it on the mountain♪
That Jesus Christ is born♪

Go tell it on the mountain♪
Over the hills and everywhere♪
Go tell it on the mountain♪
That Jesus Christ is born♪

That Jesus Christ is born♪



【訳】

山の頂にて告げよ
丘の上でも、何処でも
山の頂にて告げよ
救い主キリストが誕生した

山の頂にて告げよ
丘の上でも、何処でも
山の頂にて告げよ
救い主キリストが誕生した

夜、群れを静める羊飼いは
あまねく天を見よ
そこに聖なる光が示される

山の頂にて告げよ
丘の上でも、何処でも
山の頂にて告げよ
救い主キリストが誕生した

謙虚なキリストが、飼い葉桶に独り生まれた
クリスマスの朝を祝福し、神は救いを贈られたのだ

山の頂にて告げよ
丘の上でも、何処でも
山の頂にて告げよ
救い主キリストが誕生した

山の頂にて告げよ
丘の上でも、何処でも
山の頂にて告げよ
救い主キリストが誕生した

救い主キリストが誕生した



…こんばんは、びょりです。
高校生の頃、学校の近くにレトロな喫茶店が有って、友人との待ち合わせに使ってたんすが、その店の本棚に吾妻先生の単行本が、ズラーッと並んでた事が印象に残ってます。
「浮浪雲」とか「美味しんぼ」とかなら一般的でまあ解る。
だけど吾妻ひでおって……なんてマニアックなセレクト。
あの頃は特に何も思わず読んでたけど、当時に戻れるならマスターと話がしてみたい…。

ちなみに高橋留美子先生や竹本泉先生らも、吾妻先生のファンで影響受けたとか。
留美子先生の「めぞん一刻」で、アパートの壁に隣室を覗く大きな穴が開いてるっていうネタが登場するけど、あれはもしかしたら吾妻先生の「おしゃべりラブ」からインスパイアされたものだったりして。(ラブちゃんとねむの木君の部屋は、大きな覗き穴によって繋がっており、辛うじて紙で塞がれている)

写真は今年の我が家のクリスマス・ケーキ。
今年もSuicaペンギンケーキを注文しました。

  
コメント

2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その7

2018年12月27日 21時48分42秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
日本ではクリスマスを終了して、正月の準備にまっしぐらね!
早くも福袋を販売してるお店が有ったり…最近は福袋を年末から売るのが一般的なのかしら?

ところで貴方は「東方の三賢者」って知ってる?
「東方の三博士」、「東方の三賢王」、「東方の三賢人」とも呼ばれるけど…新約聖書に登場する、神の御子なるイエス・キリスト誕生を祝福する為、一際明るく輝く星に導かれ、遙か東方から贈り物を持って馳せ参ずる、メルキオール、バルタザール、カスパールの三賢者の事を指すの。(三人の名前は地域によって違うわ)

「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」、第七夜目に紹介するのは、この「東方の三賢者」に準えて描かれたろう作品――渡辺多恵子女史著作、「深夜道中―迷子の夢―」よ!
掲載されたのは別冊少女コミック1988年9月号、単行本には「はじめちゃんが一番!」4巻に収録されてるわ。

蒸し暑い夏…現在浪人中の青年、宮畑ジュンは、深夜1時半に近所のコンビニへ夜食を買いに出掛け、レジ前でやけに態度が悪い女性と遭遇するの。
女性は眼鏡をかけていて、ポニーテールという髪型、恐らくはジュン青年より年上の様子。
ジュン青年より先に並び、少女漫画誌を読んでいた彼女は、レジ店員を前にするや「やっぱ買わない!」と言って、手にしていた雑誌を突っ返したの。
信じられない態度の悪さね~、でも他人にどう思われようが自分の要求を貫く彼女の姿勢は、気の弱いジュン青年の目に憧れとして映ったみたい。
「俺もあんな風に強気で生きていければな~」とか考えつつ、購入した夜食を片手に店の外へ出たジュン青年の元へ、先程彼より前に出てったあの態度の悪い女が、顔を蒼白に染め戻って来たの。
「深夜だってのに、道路を小さな子供が独りで歩いてるの…!!」
まさか幽霊!?と怯える彼女が言う通り、車も人も通らない道路を3~4歳位の男の子が歩いてた。
ジュン青年にもはっきり見えるから、幽霊の線は薄いんじゃないかしら?
狼狽えるジュン青年と眼鏡女性の声が聞こえたのか、男の子は人懐っこい笑顔で寄って来ると、2人に道を尋ねたの。
男の子の話によると、「住んでる家からキラキラ光るクリスマスツリーが見えたので、そこにきっとサンタさんの家が有るんだ」って思い、パパとママに内緒で探しに来たそうなの。
どうやら幽霊なんかでなく、ちゃんと生きてる子供みたいで、メリー安心したわ!
だけどこんな幼い子が、お家の人に黙って、深夜に遠足気分で歩いて居るのは見過ごせないわよね。
眼鏡の女性も同じ様に考えたらしく、「それならお姉ちゃん達が一緒に探してあげるvだから君のお名前と住所と電話番号教えてくれるかな?」と言葉巧みに聴取し、透かさず電話ボックスへ走ってった。
男の子は騙されたと解り、すご~~~く怒ったわ。
ピュアな童心を利用し、騙すのは良くないわよね。
ジュン青年も「子供との約束を破るのは良くない。クリスマスツリーを一緒に探してあげると言ったからには、その言葉を守るべき」って、男の子側に立ったの。
『どーして自分が悪者の立場に立たされるのよ!?』ってカチンと来たのかしらね?
眼鏡の女性は自身の行動の正当性を大いに主張したわ。
「学生さんには解んないでしょうけどね!
 社会人には社会人としての義務が有んの!
 大人が一緒だって伝えるだけで、親御さんだって安心するでしょ!?
 その上でサンタさんに会いに行く!
 社会生活におけるメルヘンの追い方には、ルールってもんが有るんだから!!」
…随分、弁が立つ女の人ねェ、一体何のお仕事されてるのかしら?
ひょっとしてフリーライターとか?
対するジュン青年の意見は、「先に一緒に探す約束をしたのだから、そちらを優先すべき」…つまり約束した通り、男の子の目的を叶えてあげてから、家に送ったげる方が筋が通るって言いたいのね。
二人は暫く言い争ってたけど、折れたのは眼鏡の女性の方だった。
「知らない大人が突然電話を掛けて来たら、誘拐犯かと思うだろうしね…」
その心配は確かに有るわ、でもそれなら警察に連絡して、保護をお願いする手も有るように思うけど。
…こうしてる間も男の子のパパママが、「起きたら我が子が消えてた!」って110番してないかしら?(汗)
この男の子のパパママが、眠ったら梃子でも起きない、熟睡体質な事をメリー祈るわ…

ともあれジュン青年、眼鏡の女性、男の子の3人は、即席のパーティーを組み、クリスマスツリーを探す旅に出たの。
男の子の名前は「ヒカル」、年齢は4歳、お家は高い所に有るそうだから、マンションかアパートに住んでるんでしょうね。
眼鏡の女性は「手塚温子」って姓名で、職業は売れない少女漫画家ですって。
コンビニで少女漫画誌を突っ返したのは、同期の作家の漫画が連載決定な一方、自分の漫画は人気が無くて打ち切られたとか?
只今浪人中のジュン青年同様、彼女も人生苦労しているのねェ~。
まだ若いのに白髪が生えてる…って、髪の所々が白いのは、ホワイト絵の具が付着したからなのね、失礼したわ。(汗)

でも温子さんが、売れなくても漫画家な事を知って、ジュン青年は羨ましく思ったみたい。
「人生に目標が有るだけマシ、自分なんか周りの皆が行くからって、漠然と大学を目指してるだけ」って。
ジュン青年のこの言葉に、温子さんは猛然と抗議したわ。
「載らない漫画家なんて、ただのフーテンだ!!」って…何だかジブリみを感じる台詞ね。(笑)
ジュン青年も温子さんも、ヒカル君とおんなじで、行きたい場所が有るのに、辿り着けないで居るんだわ。
年齢も性別も違う他人同士なのに、奇妙な縁を感じる3人ね。

『どうしても、どうしても、行きたい場所が有った
 或る時は山の天辺、或る時は絵本の中の風景
 また或る時は、ほんの膝程の、柵の向こうだった』

浪人とフーテンと不良幼児は、キラキラ光るクリスマスツリーを目指して歩いて行く。
ビルの上で瞬くそれは、近くに見えるのに、ちっとも辿り着けない。
3人はコンビニで買った夜食に、ヒカル君がリュックに詰めて持って来た飲み物とお菓子で腹を満たし、真夜中の冒険を続けたの。

濃紺だった空の色が薄まる頃、漸くクリスマスツリーが間近に見えた!
期待に昂る心が3人の足を速くする…ところがビルの谷間に入り込んだ所で、クリスマスツリーを見失ってしまったの!
「ぼくのクリスマスツリーなくなっちゃった!」と言ってヒカル君は大泣き!
ジュン青年は取り敢えず近くのビルに上る事を提案、上から探せば見付かるかもって考えたのね。
今の時代に比べ、セキュリティが厳しいビル少なかったのは、幸いしたわ。
階段でビルの屋上まで上る3人、年上のせいか途中で息切れした温子さんを追い越し、一番に上り着いたジュン青年を、眩しい朝日が照らした。
…とうとう夜が明けちゃったのねー。

『無駄になんかしたくない
 信じていたい
 迷子になっても
 回り道をしても
 歩いた道は全て、夢の場所へ通じていたのだと――』

探していたクリスマスツリーは、3人が上ったビルの隣に立っていたわ。
男の子が言った様にキラキラ光ってはいなかったけど。
「不思議…下からはまるで見えなかったのに」
「もう、ひかってないね」
「光ってるけど、朝日の方がもっと光ってるってだけよ」
ヒカル君は昇った太陽を指差して、「こんどは、あそこへいきたい!」と、新たな目的地を定めた。
それを聞いたジュン青年と温子さん、「勘弁して!!」と同時に悲鳴を上げたわ。(笑)

『どうしても、どうしても、行きたい場所が有った
 今そこに辿り着いたら、世界は広がって、もっと行きたい場所が見えた』

…3人が見たクリスマスツリーは、結局何処かのお店の広告オブジェだったのかしら?
季節が夏な事を考えるとクリスマスツリーではないのかもしれない…でもそこを簿かしてはっきり描かず、読者の想像に任せたのは粋ね。
行き先に悩んでる人、読んだら共感せずに居られないんじゃないかしら?

さてここで第7曲目のクリスマスソングを紹介するわ、日本の賛美歌第二編52番に当たる――「我らは来たりぬ」!
原題は「We Three Kings Of Orient Are(東方の三博士)」で、1857年、アメリカで牧師を務めていたジョン・ヘンリー・ホプキンズが作詞・作曲したと云われてるわ。
どんな歌か知りたい人は、こちらを参考にしてね!(※時々音が小さくなったり大きくなったりします)
今夜はここまで、また明日、楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



【我らは来たりぬ】




我らは来たりぬ♪ 遙けき国より♪
星に導かれ♪ 野山越えて♪

ああー♪ 奇しく輝く♪ 星の光よ♪
我らを導け♪ 御子の御許に♪


我が持ち来たれる♪ 貴き黄金を♪
メシヤの冠の♪ 飾りとなさん♪

ああー♪ 奇しく輝く♪ 星の光よ♪
我らを導け♪ 御子の御許に♪


我が持ち来たれる♪ 乳香捧げて♪
いと高き御神♪ 共に讃えん♪

ああー♪ 奇しく輝く♪ 星の光よ♪
我らを導け♪ 御子の御許に♪


我が持ち来たれる♪ 没薬捧げて♪
御苦しみの日に♪ 備え祀らん♪

ああー♪ 奇しく輝く♪ 星の光よ♪
我らを導け♪ 御子の御許に♪


万を統べます♪ メシヤは生まれぬ♪
ハレルヤ♪ ハレルヤ♪ 讃え祀らん♪

ああー♪ 奇しく輝く♪ 星の光よ♪
我らを導け♪ 御子の御許に♪


※英語バージョンはこちら


…こんばんは、びょりです。
この作品は何処で知ったのか…忘れましたが何となく心に残りました。
この作品を描いていた時の作者は、創作で悩みを抱えていたのでしょうか?

福袋、今年はミスドで売り出し初日に並んで買いました。
並んで買うなんて自分にしては珍しいのです。
今年のミスド福袋はポケモンデザインだったので、初日から売り切れる程の人気沸騰振りでした。
写真は後日アップします。

今回は横浜行った時に撮ったクリスマス関連の物を纏めて…記事の一番上の写真は、横浜赤レンガ恒例クリスマス・マーケットの大クリスマスツリー。

  

↑同じく横浜赤レンガマーケットの大クリスマスツリーと、マーケット屋台の上に飾られた「三賢者が御子なるキリストに謁見するシーン」。



↑サンタクロースの原型「聖ニコラウス」とトナカイの像、ライトの当て方の問題で少し恐く見える。

  

↑みなとみらい駅直結クイーンズスクエア横浜のクリスマスツリー
コメント

2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その6

2018年12月26日 22時25分23秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
日本のクリスマスは精々25日までだけど、本当のクリスマスは今夜からの十二夜を指すって、毎年言ってるわよね。
というわけでメリーのクリスマス記事もまだまだこれから!
「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」、第六夜目の今回は、白泉社発行「パタリロ!」第23巻に収録されてる――「6世一人旅」を紹介するわ。

魔夜峰央氏著「パタリロ!」は、1978年~「花とゆめ」など白泉社系の少女漫画誌にて連載しているロングランギャグ漫画。
若干10歳ながら常春のマリネラ王国々王の座に座る、パタリロ・ド・マリネール8世。
そのパタリロが、有り余る金と権力と頭脳と生命力でもって、時にイギリスの諜報機関MI6、或いはアメリカ中央情報局CIA、はたまた国際ダイヤモンド輸出機構を巻き込み、世界をハチャメチャの渦に巻き込むの。
え?そんな粗筋じゃ良く解らないって?
だって正直なところ本筋なんて無い、毎回行き当たりばったりのストーリーなんだもの。
パタリロとは腐れ縁のMI6所属エージェントにして美少年殺しバンコランと、その恋人の美少年マライヒと、パタリロ直属武官部隊タマネギ達という、基本的人間関係さえ押さえてれば、初見でも充分面白く読めると思うわ。

但し、今夜紹介するエピソードには、通常レギュラーであるバンコランやマライヒやタマネギ部隊は登場しないの。
或る時、パタリロは御先祖のパタリロ6世になって、魔界の大魔王アスタロト様に仕えてる夢を見るのね。
夢の世界で魔界の追っ手から逃れる最中、主人であるアスタロト様に見捨てられ、一人で旅を続けるってとこから、「6世一人旅」のお話は始まるの。

一先ずパタリロ6世は、アスタロト様が逃げてった方へ歩いて行き、天の助けか、と或る町に辿り着いた。
そこで彼は持ち前の狡賢さを発揮、質屋で金目の物を掏った上に、パン屋では詐欺を働き小腹を満たした。
更に、悪質で下劣な商売人をタコ殴りにしていたそこへ、ボロ着姿の見知らぬ老人が止めに入ったの。
老人はパタリロ6世がパン屋で詐欺行為を働いたのを見て、不正を止めるように諭す積もりで、後を尾けて来たんですって。
老人は「腹が減ってるなら、わしが晩飯をご馳走しよう」と言い、パタリロ6世を1泊1ドルの木賃宿へと連れてったの。
そこの食堂は一流ホテルから残飯を仕入れてる為、激安料金な割りに味はデリシャスだった。
満足して落ち着いたパタリロ6世は、老人が旅装姿で居るのに気付き、旅の目的を尋ねたの。
老人が言うには「今年初め、大切な物を盗まれた」そうで、それを探して津々浦々旅して廻ってるんですって。

二人が会話してる最中、先程パタリロ6世がタコ殴りにした商売人が、ボスを引き連れ食堂へ乱入したの。
ボス、と言っても随分若い、まだ少年にしか見えなかったけど、食堂に居る客達が言うには、この辺りを取り締まってるギャング団のトップなんですって。
少年ボスはパタリロ6世から「詰まらん物売り付けられた為にヤキを入れた」との事情を聞くと、「今回は大目に見てやるが、以後気を付けろよ!」と威圧し、大勢の子供達を付き従えて去ってった。
食堂の客達が教えてくれた話によると、「亡くなった初代ボスからシマを継いだ少年ボスは、町の孤児を取り纏めて子分にしている」らしいわ。
その話を聞いた老人は、「あんなやくざな少年の所に居ったら、あの子達に碌な事は無い」と言い、渋い顔を見せたけど、町の大人達は「親が居ないんだから仕方ない」と、他人事の様に返すだけだった。
みーんな貧乏だから、子供達を助ける余裕なんて無いんだわ。
「わしは子供が大好きなんじゃ。不幸な子供を見ると胸が痛む」
…この御老人、余程子供が好きなのねェ。

その頃、少年ボスは、隣町を仕切る敵対組織のボスと顔を合わせてた。
「悪い事は言わん。俺の手下になれ。副組長にしてやるぞ」
成る程、敵のボスは、相手がまだ少年と見縊り、この機会にシマを奪おうって魂胆なのね!
勿論そんな話に乗る少年ボスじゃないわ。
「こいつらだって、後5、6年もすれば、立派な兵隊になる」と強がる少年ボスの周りを、子供ながら度胸の据わった部下達が取り巻いてる。
若者の威圧感に負けた敵対組織の老ボスは、「後で吠え面かくなよ!」と捨て台詞を残して退散したの。

敵ボスの態度から、不穏な気配を感じ取った少年ボスは、部下の一人に組員を集めるよう指示を出した。
「隣町の奴等がちょっかいを出して来るかもしれない、今夜から町を見回る」
少年ボスから指示を受けた部下は、何処で手に入れたのか、ヤクザ稼業に似合わない派手派手しい服を着込んでた。
「こないだ流れ者のこそ泥からカツアゲした服なんすが、えらく丈夫で鋏でも切れないし、火も点かないんすよ…」
見れば、前開きの真っ赤な生地に、真っ白い綿の縁取り…何だか何処かで見た服ねえ?
部下が語る話は大変不思議なものだったけど、今の少年ボスの頭には敵対組織との抗争の件しか入らないわ。
そういう訳でこの奇妙な服の話は、少年ボスによって打ち切られてしまったの。

同日深夜、所変わって木賃宿では、皆が寝静まった中、そっと起き出して大声を上げようとした老人が、パタリロ6世に見付かり理由を吐かされてたわ。

「全ては盗まれた物を取り返す為…
 皆が寝静まった所を見計らい、大声で『火事だー!!!』と叫ぶんじゃ。
 すると皆が自分の大切な物を持って逃げ出そうとする。
 泥棒が居れば盗品を持ち出すじゃろう。
 それを見張っていて、取り返す積りだったんじゃ!」

呆れた事に老人は旅の間中、ずっとこんな事を繰り返してたんですって。
泥棒心理に詳しいパタリロ6世が、「泥棒が盗品を何時までも持ち歩く訳が有るか!」と言葉を返せば、老人は「その心配は無用」と胸を張ったの。
「盗まれたのは、わしの服じゃが、一度袖を通したら、あまりの着心地の良さに二度と手放せなくなる」
「だからって、そんな事をしながら世界中廻る積りか!?」
「あの服が無いと困るんじゃ!」
二人が言い争ってるそこへ、「火事だー!!!」との大声が外から聞こえて来たわ!

「…爺さん…まさか…」と、疑いの目を向けたパタリロ6世に、「冗談はよしこちゃん!」と否定する老人。
犯人は胡散臭い老人ではなく、隣のシマを仕切るボスの手下だった。
パタリロ6世ら宿に泊まる客が、慌てて木賃宿から飛び出せば、外は一面火の海!!
どうやらガソリン撒かれて火を点けられたようね…。
燃え盛る炎で建物が焼け落ちてく様を見た少年ボスは、「町を見回ってる間に足元を掬われた…!」と悔しがった。
でも今は何より町の人達の命が大事よ!
堅気の町人達と共同で消火活動に励む傍ら、少年ボスは組員に点呼を取らせ、全員揃ってるかを確認させた。
すると――「トニー坊やが居ない!!」――年少組のトニーが逃げ遅れてる事に気付いたの!
トニーを助ける為、火柱上がる建物の中へ入ろうとする少年ボス、そんな事をすれば二人揃って丸焼けジュウジュウよ!!
若者の命を無駄にするわけにはいかぬと、老人のフライングネックブリーカードロップが鮮やかに炸裂!!――ダウンする少年ボス!
「離せ!トニーを助けるんだ!!」
「無駄じゃ!君まで焼け死んでしまうぞ!」
「あの子達は皆孤児で親父が引き取ったんだ!
 オレにとっては兄弟同然の子供達だ!
 トニーが死んだら火事を起こした隣町の奴等と一緒にきさまもブッ殺してやる!」
泣きながら罵る少年ボスの頬に、老人の怒りの張り手が飛んだ。

「君がヤクザ稼業を続ける限り、これからも子供達に災難が降り掛かる!
 それは君の責任だ!」

少年ボスにそう説教した老人は、先刻、焼け出された部下から奪い返した赤い服を手にすると、パタリロ6世が止める間も無く、火の渦へと入って行ったの…。

暫くして天から季節外れの雪が降り始めた。
雪は直ぐに吹雪へと変わり、紅蓮に包まれた建物を純白に染め替え、すっかり鎮火させるやピタリと止んだの。
「爺さん!!あんた何者だ!?」
パタリロ6世が焼け残った建物の中へ入ると、そこにはトニー坊やが横たわってた。
後から駆け付けた少年ボスと部下達が、抱き上げてトニーの無事を確認し歓声を上げる…無事で良かったわァ~~!
それもこれも全て不思議な老人のお陰ね!
一体あの老人は何者なのかしら?

「ここじゃ、ここじゃ!」――老人を捜すパタリロ6世が、高所から聞こえて来た声に誘導され見上げると、焼け焦げた屋根の上には紅白の服を身に纏った老人の姿――赤い生地に白い綿で縁取られた服…何処かで見た格好だと思ったら、サンタクロースのコスチュームだったのね!!

「ブーツも帽子もここに有った、取り返せて良かったよ。
 これでないと格好がつかんのでな。」

信じられない光景を目にし、町の人達は声も出ないほど驚くばかり。
そりゃそうよ、小汚い老人の正体が、サンタクロースだなんて。
メリーはてっきり流離のタイガーマスクかと思ったわ。
サンタクロースのお爺さんは、少年ボスの方へ顔を向けると、彼を諭す様に言ったの。

「君自身と子供達の為に、危ない世界から足を洗いなさい。
 世界中の子供達が幸せになる事が、わしの願いなんじゃ。」

お爺さんの言葉に少年は涙を浮かべ、「はい」と頷いた。
サンタクロースは少年に「約束じゃよ」と念押しし、パタリロ6世や町の人達が見詰める中、トナカイが牽くソリに乗って、大空へ飛び去ってったの…。

…何だか良い話ね~~。(パタリロの夢の中の話だけど)
今日はイギリスで「ボクシング・デー」と呼ばれる日、クリスマスを祝う事が出来なかった人達に寄付をする日なんですって。
また、クリスマスも忙しく働いてた人達を労う日でもあるわ。

ここで第6曲目のクリスマスソングを紹介、1930~40年代にアメリカ西部劇で活躍した俳優であり、シンガーソングライターのジーン・オートリー。
彼とオークリー・ホールドマンの共作で、ジーンが1947年に歌って流行した――「Here Comes Santa Claus(サンタクロースがやって来る)」!
カントリー調の音楽が耳に心地良い名曲なの、どんな歌かはこちらを参考にね♪
世界中の子供達に楽しいクリスマスを届けよう――優しいサンタのお爺さんの願いよ。

それじゃあまた、明日も楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



【Here Comes Santa Claus(サンタクロースがやって来る)】




Here comes Santa Claus♪ 
Here comes Santa Claus♪
Right down Santa Claus Lane♪

Vixen and Blitzen♪
And all his reindeer♪  
Are pulling on the reins♪

Bells are ringing♪
Children singing♪
All is merry and bright♪
 
Hang your stockings and say your prayers♪
Cause Santa Claus comes tonight♪


Here comes Santa Claus♪
Here comes Santa Claus♪
Right down Santa Claus Lane♪

He's got a bag that is filled with toys♪
For the boys and girls again♪

Hear those sleigh bells jingle jangle♪
What a beautiful sight♪
   
Jump in bed, cover up your head♪
Cause Santa Claus comes tonight♪

Bells are ringing♪
Children singing♪
All is merry and bright♪

Hang your stockings and say your prayers♪
Cause Santa Claus comes tonight♪



【訳】

サンタクロースがやって来るよ
サンタクロースがやって来るよ
直ぐ近くにね

ヴィクセンやブリッツェン
トナカイみんなでソリを引っ張って

鈴は鳴り
子供達は歌う
何もかも楽しく輝いて

靴下吊るして、お祈りしよう
だって今夜、サンタクロースがやって来る


サンタクロースがやって来るよ
サンタクロースがやって来るよ
直ぐ近くにね

玩具でいっぱいの袋を持って
またやって来るよ、少年少女達の為に

ソリの鈴がリンリン鳴る
なんて美しい眺め

ベッドへ飛び込み、布団を被ろう
だって今夜、サンタクロースがやって来る

鈴は鳴り
子供達は歌う
何もかも楽しく輝いて

靴下吊るして、お祈りしよう
だって今夜、サンタクロースがやって来る



…こんばんは、びょりです。
少女漫画界のこち亀「パタリロ!」、最近漫画喫茶で読み直したら、止まらなくなって困りました。
「パタリロ!」22巻から始まるアスタロト編は、作者の別作「アスタロト」の世界を舞台に、パタリロが客演するシリーズ。(いや、パタリロ世界でアスタロトが客演してるのか?)
魔夜先生の他作品のキャラが時々パタリロの世界に登場したり、その逆でパタリロが他作品に登場したり…魔夜先生的にパタリロと言うキャラは動かし易いのでしょうか?
最早、作者の代理人的ポジションかも…(と言うと作者的には嫌に思うそうです)

今夜の写真はポンパドールで買ったクリスマスパン。
クリスマスシーズンは可愛いデザインの食品が売られて楽しい♪
コメント

2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その5

2018年12月25日 00時00分00秒 | クリスマス
メリークリスマーーース♪
災いが多かった今年だけど、クリスマスを生きて迎えられた奇跡に乾杯!
アンラッキーに遭っても挫けない心を、どうか神様、与えてください…
「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」、第五夜目の今回は、1979年2月号~1984年4月号まで、集英社刊「りぼん」にて連載された、小田空女史著「空くんの手紙」より――「聖夜(クリスマス・イブ)のちいさな奇跡の巻」を紹介!

主人公は皆から「空くん」と呼ばれてる男の子。
彼は、少し捻くれた性格のうさぎと、捨て子の赤ん坊ゴジラの三人(?)で、メルヘンの森の側に建つ一軒屋に暮らしてるの。
そんな空くんの世界にも、もうじきクリスマスがやって来る。
生まれて初めてクリスマスを祝うゴジラは、家中で一番ウキウキワクワク、空くんが絵本で解説してくれた通りに、大きなクリスマスツリーを飾るんだーって、すっごく楽しみにして居るの。
そこで今年モミの木を探す当番のうさぎに、「絶対に大きなモミの木を持って来てね!!」って強くお願いしたのね。
うさぎは「はいはい任せといて!」と、ゴジラの願いを軽ゥ~く引き受け、朝早くから森へ出掛けてったの。

ゴジラの希望に適うモミの木探して、森をひたすら歩き回るうさぎ。
けれど運ぶのに丁度良い大きさのモミの木が見当たらない。
ここは一旦腹ごしらえしてから、もう少し奥の方へ探しに行こうと考えたうさぎは、視界が開ける場所で、お弁当を広げる事にしたの。

白い息を吐き吐き、長閑なランチタイム。
好物のタラコおにぎりを、うさぎが食べ終わったその時――悪戯な北風にピュウと吹かれ、膝の上に広げてた包み紙が飛んでっちゃった!
包み紙はヒラヒラと風に乗り、運の悪い事に窪みへ落ちてしまったの。
「このクソ忙しい時に~!」
つい汚ない言葉が出てしまったうさぎ…でもゴミは持ち帰るのがマナー、根が善人(?)な彼は窪みへと下りてった。
包み紙を拾ったところで、ふと、うさぎの視界に別のゴミが…まったく何処の誰かしらねェ~?美しい森を汚す不届き者はっっ!
「自分が出したゴミじゃないもんねェ~」と、うさぎは見て見ぬ振りして放置しようとしたものの、日頃空くんから道徳心の大切さを説教されてる彼だから、やっぱり良心が咎めてしまい、ついでに拾ってく事にしたの。
と・こ・ろ・が・まァ~~~ゴミが芋づる式にズルズルズルズル出るわ出るわ!!
ホントにもう!一体誰なの!?森にゴミを大量廃棄した環境破壊者は!!
「ゴミ拾いに来たんじゃないのに~~!」と嘆くうさぎ、でも拾ったからには置いていけないわよねェ。
結局うさぎは引っ張りあげたゴミ全部、背負ってた篭に入れて家へ持ち帰ったの。
偉いわ!うさぎ!!空くんの教育の賜物ね!

でも約束した大きなモミの木ではなく、大量廃棄物を持ち帰ったうさぎに、ゴジラは泣きながら怒ったの。
「うさぎのウソつき!!
 おっきなツリーをさがしてくれるっていったのに!!
 ひどいよ!!やくそくとちがう!!」
うさぎが理由を話して何度謝っても、ゴジラは「大きなクリスマスツリーが欲しい!」と泣いて喚いて駄々を捏ねるばかり。
空くんがボール紙とハサミとホチキスとセロテープと緑の絵の具で、大きなクリスマスツリーを作ってくれたけど、不格好な出来映えも有ってお気に召して貰えず、ゴジラの機嫌は直らなかった。
「本物でなきゃイヤ!!」、すっかりへそを曲げたゴジラは、自分の部屋に引き籠ってしまったの。

クリスマスツリーも御馳走も無しになったイブ…うさぎは空くんに、「やっぱりゴミなんか放っといて、ツリーを探して来れば良かったのかな」と、後悔するように言ったの。
その言葉を聞いた空くんは、「君のした事は正しい。悪いのはツリーの話をしたボクだ」って宥めた。
「ツリーが無くても、お祈りは出来るもの…ゴジラもその内解ってくれるさ」
二人の会話を部屋の扉越しに聴くゴジラ…時間が経って落ち着いた事で、彼の心にも後悔が宿ったんでしょうね。

その夜遅く、ベッドで眠るゴジラの耳元で、不思議な声が囁いた。
「どうして、うさぎを責めたりしたの?
 あれはゴミなんかじゃないんだよ
 もっとずっとステキなもの…
 明日、目が覚めたら、もう一回良く見てごらん」

朝早く目が覚めたゴジラが、昨日うさぎがゴミを入れて持ち帰った篭の中を覗くと、驚いた事に中身はキラキラ光るツリーの飾りに変わってたの!
更に、空くんがゴジラに作ってくれた張りぼてクリスマスツリーは、本物の大きくて立派なモミの木に――ビックリして思わず大声を上げるゴジラ。
その声で飛び起きた空くんとうさぎも、イブに起きた奇跡を見て、歓声を上げたわ。
ゴジラはうさぎに有難うとお礼を言い、空くんは早速モミの木に綺麗な飾り付けをしたの。

…つまり、あの森に棄てられてたゴミは、神様が空くん達を「試す」為の物だったのね。
もしも、うさぎがゴミを放置してたら…どうなったのかしら?

ちなみに、この回が載ってるコミックス第2巻には、もう一本クリスマス話が収録されてるわ。
「Xmasってなあに?の巻」ってタイトルで、通常のコマ漫画形式ではなく、絵本形式で描かれてる回なの。

「クリスマスってなあに?」――と生まれたばかりの小さな星が、空の上から訊きました。
「サンタクロースがプレゼントをくれるって意味だよ」と煙突掃除屋が答えます。
「ケーキを食べて、皆で楽しく遊ぶという意味に決まってる」と街のケーキ屋のおじさんが答えます。
「ごちそう沢山食べて良いよっていう事だよ」とキャンディ抱えた男の子が答えます。
「素敵なお洋服を着て、お呼ばれに行くっていう意味なの」とお金持ちの女の子が答えます。
「大売り出しの事ね」とデパートの綺麗なお姉さんが答えます。
「『クリスマス』と書いて『忘年会』と読むんだぞ!」と会社帰りにお酒を呑みに行くおじさん達が答えます。
…答えがバラバラで絞れない、と悩んでた小さな星に、
「神様のお誕生日だよ!!」との声が聞こえました。
答えたのはちょっと風変わりな三種類の小さな天使達。
「クリスマスってのは要するに、神様が我儘な私にも手を差し伸べて下さった様に、私が我儘なお友達にも手を差し伸べる事が出来ます様に――ってお祈りする日なんだ」

三種類の小さな天使達ってのは、空くんとうさぎとゴジラの事、この三人(?)は作者の良心の化身として描かれてるんでしょうね。

今夜紹介したどちらの話も、道徳的な内容にメルヘンな絵柄が、クリスマスに相応しいと感じられるの。
メリーも読んでて心がじんわり温かくなったわv

それじゃあここで5曲目のクリスマスソングを紹介、ヨゼフ・モールが作詞し、フランツ・グルーバーが作曲して生まれた、オーストリア発の世界的に有名なクリスマスキャロル――「Silent Night(きよしこの夜)」!
今年は日本バージョンを紹介、こちらを参考にして歌ってちょうだい♪
それじゃあまた明日、一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



【きよしこの夜】




聖し♪ この夜♪
星は♪ 光り♪

救いの御子は♪
馬槽の中に♪

眠り給う♪
いとやすく♪


聖し♪ この夜♪
御告げ♪ 受けし♪

牧人達は♪
御子の御前に♪

額づきぬ♪
畏みて♪


聖し♪ この夜♪
御子の♪ 笑みに♪

恵みの御代の♪ 明日の光♪
輝けり♪ 朗らかに♪



…メリークリスマス、びょりです。
「空くんの手紙」は子供の頃、叔母の部屋で読みました。
メルヘンな内容が、雑誌に載ってる他の漫画の中で、異彩を放ってた思い出。
大分昔の漫画という事で、再読するのに苦労しましたです。

今夜の写真はみなとみらい駅直結、横浜ベイホテル東急のロビーに飾られてたクリスマスデコレーション。
来た時丁度、結婚式挙げてました。

コメント

2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その4

2018年12月24日 17時12分34秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
いよいよ今夜はクリスマス・イブ!楽しいクリスマス・パーティーの準備は出来てるかしら?
御一人様でも大丈夫、ネットさえ繋がれば、見知らぬ世界の誰かとチャットが楽しめるんだから、良い世の中になったわ~。
そういえば今年の12月初め、ポケベルサービスを来年9月に終了するってニュースが流れたけど、貴方は「ポケベル」って知ってる?
ポケベル=ポケットベルは、無線呼び出しで相手にメッセージを送るシステムにより、携帯電話普及以前にヒットした小型通信機器の呼称。
ポーケーベールが♪ 鳴らなくてー♪…なんて歌が1993年日本レコード大賞新人賞に選ばれるくらい、当時の学生の間ではブームになったのよ~。
そのポケベルが、遂に日本で完全終了するなんて、諸行無常ねえ…。

「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」、第四夜目の今回紹介するのは、そのポケベルに纏わるクリスマスの奇跡物語。
やぶうち優女史著作、フラワーコミックス「新水色時代」3巻に収録された――「ひとりぼっちの季節」よ!

1991~1994年まで小学館が発行する少女雑誌「ちゃお」にて連載された「水色時代」。
真っ白な子供時代と青春時代の間、「水色時代」…ヒロイン河合優子が小学校高学年~中学校を卒業するまでの、主に友情や恋愛模様を描いた事でヒットした漫画は、その後も続シリーズが度々発表される等したの。
「新水色時代」はヒロインの河合優子が自分の水色時代を元に書いた小説って趣旨で、1996~1997年まで同雑誌にて連載されたリメイク作品。
ただ今回紹介する「ひとりぼっちの季節」は、「新水色時代」と銘打った単行本に収録されてるものの、作者の説明によると無印「水色時代」世界の物語らしいの。
ちょっと、ややこしいわね。
それと「ひとりぼっちの季節」では、河合優子でなく、親友の高幡多可子こと「タカちゃん」がヒロイン。
つまり、スピンオフ作品って事ね。
長い説明はここまで、こっからが本題である、「ひとりぼっちの季節」の筋書よ!

これはタカちゃんが、優子と親友関係になる前…小学校6年生時代のお話――その頃のタカちゃんはクリスマスが嫌いだった。
だって周りが賑やかで楽しそうで、余計に自分が独りな事を感じてしまうから。
タカちゃん家はパパママ共に忙しく、普段殆ど顔を合わせないの。
パパは単身赴任、ママは海外へしょっちゅう出掛けるほど売れっ子デザイナー、お陰で家の暮らしは裕福で、タカちゃんは欲しい物全部買って貰えてた。
羨ましいけど、何だか寂しそうな家庭ねえ。
タカちゃんはママからお土産買って貰う度に、クラスで見せびらかしては友達に分けたげてたので、彼女の周りには何時だって人の輪が出来てたの。
「いいなータカちゃんは!カッコ良いお母さんが居て、何でも買って貰えて」
そんな風にクラスの女子達から羨ましがられるのは快感、だからタカちゃんはママからのプレゼントを見せびらかす事を止められない。
今、タカちゃん達の間で欲しい物ベスト1はポケベル、今年のクリスマスプレゼントとして、親にお願いしてるコは多いの。
でも大抵の親は、「子供がポケベル持つのは早過ぎます!」なんて言って、買ってくれないんですって。
「タカちゃんの親ならポケベルだって買ってくれそう」って、クラスの女子の一人が羨望を籠めて彼女に言ったの。

学校が終わって家に帰ったタカちゃんを出迎えたのは、ママからの留守電メッセージ…これは何時もの事。
仕事で忙しいママは昼休み位しか電話出来ないから。
でも自分が学校に行って居ない時に連絡してくるママに、タカちゃん本当はすっごく不満を持ってたの。

次の朝タカちゃんは、未だ寝室で寝ているママの所へ行って、「ポケベル買って」って頼んだの。
そしたらママ、布団に潜ったまま「朝は起こさないでって言ってるでしょ…ポケベルね、ハイハイ」って、めんどくさそーに返事したのよ…遅くまで仕事して眠いのは解るけど、ママのこの態度はいただけないわ~。
案の定タカちゃんはムカッと来たようで、ドアを思いきり叩き付けて、学校へと出掛けたわ。
タカちゃんは年齢の割りにしっかりしてるから、パパやママの仕事が忙しい事理解してるけど、でも喋る時くらいちゃんと顔を合わせて、話を良く聴いて欲しいのよね。

そのまた次の朝、タカちゃんが目を覚ますと、枕元にはママからのメモと共に、ピカピカのポケベルが――ママ、私がお願いした通り買ってくれたんだ!!――タカちゃんは大喜び!
でも…ポケベルの下に敷いてあったメモを読んだ瞬間、彼女の嬉しい気持ちは一気に萎んじゃった。

「ポケベルです。PS.今日は起こさないでね、ママ」

…あ~~~これはダメよ!絶対ダメ!
ママったらどーして余計な一言添えるの~!?
ほら御覧なさい!タカちゃん怒りの衝動から貰ったばかりのポケベルを叩き付け――ないでグッと堪えたわ!!
タカちゃん偉い!!なんて出来た子なの!!
メリーだったら親だって説教しちゃう!
でもそうよね、欲しかった物買って貰ったんだもの、一時の衝動で壊したら勿体無いだけ。
その朝、早速タカちゃんは学校へポケベルを持ってって、何時もの如くクラスの女子達に見せびらかしたの。
「わーいいなータカちゃん、ホントに何でも買って貰えるんだァー」、皆そう言って羨ましがるもんだから、タカちゃんは益々得意な顔して言ったわ。

「番号教えたげるから、皆ベルしてよね!」

それからズーッと待ったのに、誰からもかかって来なかった…。
海外のお土産を気前良くあげる事で、クラスの人気者気分を味わってたタカちゃんだけど、自慢気に見せびらかす行為なんかは周りの女子から良く思われてなかったのね。
親しいと思ってた友達全員に番号教えたのに、ウンともスンとも鳴らないポケベルは切ないわ。
今も昔も友達問題の根っ子は同じね~。
ママも相変わらず自宅の固定電話の方に、「今日も遅くなるから戸締まりちゃんとしてね」なんて、留守電メッセージを入れてるし…。
「ベル買ったんだから、ベルの方に連絡すりゃ良いのに…!」、このタカちゃんの意見には、メリーも目一杯ミートゥーするわ!
ママったら、タカちゃんがどうしてポケベル欲しがったのか、理由を考えたりしないのかしら?
考える暇も無いほど、お仕事忙しいの?

――こんな事ならベルなんか買って貰わなきゃ良かった!
――だって、ベル持ってなかった時より、余計に独りを感じるじゃない…!

目に見える形で孤独を実感するのは辛いわよね…ツイッターで自分だけリプ返して貰えなかったり、ブログのアクセス数が少なかったりで、孤独感抱いちゃうとか有るわよね!
タカちゃん哀しみを堪え切れず、とうとうポケベルを路面に叩き付けて壊しちゃったの!
あああっ!!…その気持ち解るけど、買って貰って直ぐに壊すのは、やっぱり勿体無く感じちゃう…安くなかった買い物でしょうに。(貧乏性で御免なさい)

12月24日クリスマス・イブ、タカちゃんは壊したポケベルをママに見せた。
ママは、折角買ってあげたポケベルを、どうして壊したのか訊きかけて、でも「また買えば良いわ」って諦め顔で言うと、直ぐに仕事へ戻ろうとしたの。
タカちゃんのママは、タカちゃんがやる事を殆ど怒らないし、タカちゃんが欲しがる物なら何でも買ってくれる。
多分、仕事が忙しくて構ってあげられない引け目から、せめて物理的に子供を満足させようって親心からなんでしょうね。
でもママ、そういう行為って裏目に出るものよ。
だってタカちゃんが本当に欲しがってるのは、お金で買える「物」じゃないんだから。
「どーして何にも言わないのよ!?ママは、あたしの事なんか、どーだっていいんだ…!!」
壊れたポケベル持って走り出す…んじゃなくて、御免なさい、ここはギャグ挟むとこじゃないわよね(つい暗さに耐えられなくて;汗)…壊れたポケベル持って泣きながら家を出てったタカちゃん。

――何にも買ってくんなくていい!
――留守電のメッセージなんか要らない!
――クリスマス・イブくらい、家に居てよ、ママ…!

…タカちゃんは、ママにもっと一緒に居て貰って、話を聴いて欲しかったのよね。
でもママの仕事は理解してるから、我儘言って困らせたくなかったのよ。

日が落ちて暗くなり、雪がチラホラ降り始めた外を、タカちゃんは独り彷徨う…。
どうせ家に帰っても、仕事に戻ったママは、今夜も遅くまで居ない…外でも中でも彼女にとって独りなのは変わらないわ。
気が付いたら目の前の家の灯りを、ジッと眺めてた――そこはクラスメイトの河合優子ちゃんの家。
窓に映るタカちゃんの姿に気付いた優子ちゃんは、良かったら家に来て一緒にパーティーしようって誘ったの。
優子ちゃん家のホームパーティーには、お母さんにお姉ちゃん、彼女の幼馴染みで隣に住んでる長沼博士君も参加してた。

中学校に入って親友になるタカちゃんと優子ちゃんだけど、小学生の頃はあんまり仲良くなかったの。
タカちゃんなんて実は優子ちゃんの事嫌ってたわ。
優子ちゃんの、無自覚に他人から嫌われないようにしようって性格が、タカちゃんからすれば地味に苛ついたのね。
この時も何時もの彼女だったら、同情されてる様で、感じ悪く受け取ったかも。
でもこの時のタカちゃんは、心から温かい家庭に飢えてたんでしょうね。
優子ちゃんの誘いに応じて、彼女の家にお邪魔したタカちゃんは、遅くなるまで皆とトランプをして遊んだの。
『家に帰っても、どーせ誰も居ない…』

その時――ピーピーピー!って、ポケベルから呼び出し音が!!

『嘘!?壊れてる筈なのに…!』、驚いてポケベルを取り出し確認するタカちゃん。
けど、あいにく液晶画面が割れてるせいで、誰からの連絡か読めなかった。

――もしかして、ママから…!?

居ても立っても居られなくなったタカちゃんは、優子ちゃんの家を退出し、急いで自分の家へ帰ったの。
雪が静かに舞い降りる夜、帰宅したタカちゃんの目に映ったのは、誰も居ない筈の家に温かな灯りが点る光景。

クリスマス・イブをタカちゃんと一緒に過ごす為、ママは仕事を早目に切り上げて帰って来てくれたの。
そんなママからタカちゃんへの、今年のクリスマス・プレゼントは、母子でお揃いのPHSですって。

PHSって言うのはポケベル同様、携帯電話が一般に普及する以前に流行った、小型の無線通信機器を指しての名称。
こちらも2020年7月に個人向けサービスを終了するんですって…まったく、ここ30年余り、通信機器の流行り廃りが超高速過ぎて、メリー息切れしそう。

「これだったら、お昼休みにちょっとでも話せるでしょ?ポケベル壊れちゃったし、丁度良かったかもねv」
PHS片手にママはそう言って笑ったけど、あれ?でも待って、じゃあタカちゃんのポケベルに掛けたのは……
「さっきベルを鳴らしたのは、ママじゃないの?」

――ママじゃないなら、一体誰が…?

不思議に思うタカちゃんだったけど…きっとあれはサンタクロースがママの帰りを知らせてくれたんだって考える事にしたわ。
普段彼女はサンタの存在なんて信じない、多分あれは誰かの掛け間違い…でもあのポケベルのお陰で、タカちゃんは大好きなママと久し振りにクリスマスパーティー出来たんだもん。
一番欲しいものをプレゼントしてくれるなんて、サンタクロースみたいだって、タカちゃんは思ったのよ。

クリスマスは家族で仲良く…それが最も幸せな過ごし方じゃないかしら?
…ここで第5曲目のクリスマスソングを紹介、クリスマス・イブと言えばこれよね――「赤鼻のトナカイ」♪
歌はこちらを参考にしてちょうだい♪
明日はいよいよ聖クリスマス…また一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょ♪



【赤鼻のトナカイ】




真っ赤なお鼻の♪
トナカイさんは♪
何時も皆の♪
笑いもの♪

でも♪ その年の♪
クリスマスの日♪
サンタのお爺さんは♪
言いました♪

暗い夜道は♪
ピッカピッカの♪
お前の鼻が♪
役に立つのさ♪

何時も泣いてた♪
トナカイさんは♪
今宵こそはと♪
喜びました♪


真っ赤なお鼻の♪
トナカイさんは♪
何時も皆の♪
笑いもの♪

でも♪ その年の♪
クリスマスの日♪
サンタのお爺さんは♪
言いました♪

暗い夜道は♪
ピッカピッカの♪
お前の鼻が♪
役に立つのさ♪

何時も泣いてた♪
トナカイさんは♪
今宵こそはと♪
喜びました♪



…こんばんは、びょりです。
やぶうち優先生の絵を最初に見た時、竹本泉先生に似てるなって思いました。
今はすっかり少女漫画テイストに変わりましたが、ひょっとしたら昔ファンで影響受けたのかもなって。
「水色時代」は小学館発行の学習誌、「小学六年生」でも連載してたとの事。
小学生のお悩み相談的な内容が、雑誌のコンセプトにぴったり合致したのでしょう。
しかしこのタカちゃんスピンオフストーリー、パパの存在が希薄で気になる…。
ポケベルは自分の場合、結局持たないままで終わったので、どんな物かも良く解らない謎の機体です。
最近の流行り廃りほんと速過ぎ!

写真は横浜ランドマークタワーのクリスマスツリー。
今年は雪を降らせる演出付だったそうですが、私が行った時は残念ながら「やらない日」でした。



今夜は青鼻のトナカイ「チョッパー」の誕生日でもある。
チョッパー、ハッピーバースデー♪
コメント

2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その3

2018年12月23日 18時30分52秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今夜も来てくれて有難うv
ところで貴方は子供の頃、どんな風にクリスマスを過ごしたか覚えてる?
クリスマスケーキを食べてお祝いしてたかしら?
今はフレッシュなクリームを使ったクリスマスケーキが、コンビニでも買えるようになったけど、メリーの記憶では昭和50年代初め頃まで、日本のホールケーキの主流は、日持ちするバタークリームケーキだったわ。
今じゃバタークリームを使ったホールケーキの方が珍しいくらいね。
ちなみにホールケーキの上に蝋燭を立てる習慣は、15世紀のドイツから始まり、19世紀頃にアメリカで流行、日本へも太平洋戦争後に伝わったと言われてるわ。
ただドイツやアメリカではバースデーケーキのみで、クリスマスケーキにまで蝋燭を立てる習慣は日本だけで見られるみたい。

…話が横道に逸れてしまったわ、御免なさい。
「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」、第三夜目の今回は、今年8月に逝去された、さくらももこ女史の著作「ちびまる子ちゃん」から、集英社刊りぼんマスコットコミックス第一巻収録――「まるちゃん町内のクリスマス会に参加するの巻」を紹介!

これから話す物語は、1970年代の静岡で小学生時代を過ごした作者=「まるちゃん」が、実際に体験した出来事だそうよ。
その頃まるちゃんが居る町内では、毎年12月23日に子供達を集めて、クリスマス会を行ってたんですって。
どうして24、25日じゃなく23日なのかって言うと、24、25日は各家庭で本格的にクリスマスをお祝い出来る様にっていう配慮みたい。
親しい友人達とやるんではなく、町内主催のクリスマス会なんてヤダー、めんどくさーい!と思っても、子供ながら近所付き合いにヒビが入らないよう、まるちゃんとお姉ちゃんは毎年参加してたんですって。
会場は町外れに在る神社敷地内の社務所…異教の神誕生を祝う会を神社で行うなんて、祀られた神様に叱られやしないか、メリー心配になるけど、まるちゃんの町内では、あらゆるイベントの会場に、神社が充てられてたそうなの。
そういう訳でイベント開催時、神社の社務所兼集会所に掛ける看板もマルチ対応求められてか、表には「クリスマス会」、裏には「盆踊り大会」なんて書かれてたり…ローカルイベント有る有るね。(笑)

ところで町内のクリスマス会って、具体的にどんな事するのかしら?
まるちゃんの漫画レポートによると、参加する子供達はプレゼントを1個持ち寄る決まりで、会場着いたら受付役の大人に渡すんですって。
子供達から集められたプレゼントは、大きな段ボール箱に一旦仕舞われるんだけど、その際使用する段ボール箱に「ナショナル・ステレオ」とか、家電の商品名が表記されてるのがエモいわv
会場は畳敷きで、参加者全員直に正座or体育座り、テーブルとか座蒲団とか、そんな気取った物広げるスペースなんて無いの。
何せ町内の子供達ほぼ全員が集められてるし…。
小学校の朝礼よりも雑然とした雰囲気の中、パーティー用の紙製三角帽子を被った司会役、「ミスターX」が無理めのハイテンションで登場し、いきなり始められるクリスマス会。
出し物は毎年恒例クリスマス劇「イエス様の誕生」――毎年町内の子供達総出で、クリスマス会の為に数日前から練習を行うんですって。
毎年、毎年、同じ出し物を……多分6年まで学年が上がる頃には、殆どの子供が粗方の台詞を喋れるようになってるんじゃないかしら?
ちなみにこの年まるちゃんに任された役はラクダの前脚部分で、お姉ちゃんはマリア様だったそうよ。
ただでさえ狭い部屋に舞台スペースを空ける為、会場は益々押し合いへし合い大混雑。
しかも全員参加の劇だから、観客の子供達は出番が来れば出演者に早変わり、「あ!次、オレの番だ!」、「次は私の番だわ!」なんて、ひっきり無く人が動くもんだから、オチオチ集中して観て居られないの。
そもそも練習中に何回も同じ場面観て、同じ台詞聞かされてるんだもの、新鮮味無くて少しも面白くない!――と言うのが子供達の正直な感想なのね。
それでも役員の大人達が観ている手前、子供達は真面目に一生懸命演じて、観客に戻れば熱心な拍手を贈ったの。
お楽しみ会の出し物の筈が、まるで任務を遂行するが如く、誰も彼も真剣で居たと言うから、想像すると笑っちゃうわね。
クリスマス劇終了後は、ジングルベルのBGMとともに、主役であるサンタクロースが、開いた襖向こうからお出まし~!

「ハーイ!ワタシガサンタデース!トオイクニカラヤッテキマーシタ!」

不自然な巻き舌はさておき、何故お面被ってるのサンタさん!?怪し過ぎて子供達ドン引きしてるわ~~!
しかもお面被ってるのに、その正体は近所の商店ミマツ屋の親父だって、早々と子供にバレちゃってるし。
所詮は町内イベントの哀しさで、大人も子供もその場に居る人皆、見知った顔なのよ。
ミマツ屋の親父…もといサンタクロースは、会場に居る子供達全員にプレゼントを配って回るんだけど、そのプレゼントの出所は、会が始まる前に、参加した子供達から集められた物。
それを闇雲に配って回るもんだから、男の子用の物が女の子に、女の子用の物が男の子に、最悪自分が贈った物が自分に返るパターンも起こり得るわけよ。

〆は皆で讃美歌をぎごちなく歌ってハイ終了…とまあパッとしない町内のクリスマス会だけど、近所の友達勢揃いで夜まで遊べるイベントを、まるちゃんもお姉ちゃんも、それなりに楽しんでた様よ。
この年まるちゃんには近所のおばさんが編んだ手袋、お姉ちゃんには腕に嵌めるパンダの縫いぐるみが、プレゼントとして当たったんですって、二人ともまあまあラッキーね。
その他、町内会から参加者全員共通のプレゼントも貰えるんだけど…
クリスマスだし、チョコかクッキーかなと期待した中身は、紅白饅頭だったって落ち。(笑)

子供の頃の思い出を大人になって振り返れば、懐かしさだけでなく小っ恥ずかしさが甦る…ちびまる子ちゃんを読んでると気付かされるわ。
天才さくらももこ先生の早過ぎる死を悼みます。

それじゃあここで三夜目のクリスマスソングを紹介するわ!
Santa Claus is Coming to Town――「サンタが町にやって来る」♪
歌はこちらを参考にしてねv
今夜はここまで、明日も一緒に楽しく歌いましょう♪



【サンタが町にやってくる】




さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

ねぇ♪ 聞えて♪
来るでしょ♪
鈴の音が♪ 直ぐそこに♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

待ち切れないで♪
おやすみした子に♪
きっと素晴しい♪ プレゼント持って♪

さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪


さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

ねぇ♪ 聞えて♪
来るでしょ♪
鈴の音が♪ 直ぐそこに♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

クリスマスイブを♪
指折り数えた♪
幼い思い出も♪ 今宵懐かし♪

さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪


待ち切れないで♪
おやすみした子に♪
きっと素晴しい♪ プレゼント持って♪

さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウンーー♪



…こんばんは、びょりです。
ちびまる子ちゃんはテレビアニメでしか観た事が無く、今回記事を書く為に今更読んだのですが、大変面白く読めました。
この漫画の面白さを文章で伝えるのは難しい…。
観察力って天性のものだとつくづく思います。
自分の小さい頃のクリスマスの思い出は、絵本で観た鶏の丸焼きが美味しそうで、親にねだって買って貰ったものの、美味しくなくて殆ど残したというものです。
今思い出しても勿体無い…あれ以来暫く鶏が苦手になりました。
クリスマスに食べるケーキも御馳走も、平成迎えてから随分美味しくなったのです。

写真は今年の池袋サンシャインでのクリスマスデコレーション。
小人のクリスマスタウンと、ミトンで飾られたツリーが可愛かったです。

    
コメント

2018年、クリスマスには歌を歌おう♪その2

2018年12月22日 21時56分38秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今日は冬至、一年で最も夜が長い日ね。
暗闇は人恋しい気持ちを募らせるわ。
「日本の少女漫画に登場するクリスマスエピソード」、第二夜目に紹介するのは、1987年~1992年まで講談社発行の「mimi(1996年12月に休刊)」にて連載された、鈴木由美子女史著、「白鳥麗子でございます!」より――3巻第16話「ケンタイ期,それはイケナイ」を紹介するわ!

ヒロインは超絶美人の御嬢様、でもタカビーで自己中でメッチャ思い込むタイプの白鳥麗子!
名前からしてセレブな彼女には、一途に恋する男性が居たの。
彼の名前は秋本哲也、地味目のルックス、高校時代はバスケ部で万年補欠と、割合冴えないタイプの男だったけど、麗子さんにとっては愛しのナイト。
でも麗子さんったら高校時代、意中の哲也から告白されたってのに、プライドの高さが邪魔して、「あなたと私じゃ釣り合わないわ!」なーんて断ってしまったのよ!
本当は幼稚園児の頃から片想いしてたくせに、素直じゃないんだから…
そうやって自分から断っときながら、諦めきれず東京の大学に進学した哲也追っ駆け、彼が下宿する安アパート隣の豪華マンションに入居までしちゃう麗子さん、凄いわ!立派なストーカーよ!
その後は彼女らしいズレた恋のアタックを繰り返すも、どうにか哲也のアパートで同棲するまでの仲に進展、だけど両想いになっても、やっぱり麗子さんは、哲也と周囲に振り回されたり、振り回したりする毎日だった…ここまでが前フリね。

本題はここから――12月の某日、某カフェにて、高校からの友人である京子ちゃんから、「最近彼と倦怠期なんだー」と愚痴話を聞かされた麗子さんは、空気読まずに「私と哲也なんて年中ラブラブの熱々よーvv倦怠期?何それww」なんてノロケちゃったの。
これにカチンと来ちゃった京子ちゃんは、「倦怠期は愛し合ってる二人に訪れる恋峠。その危機を乗り越えてこそ本物の愛を得られるんだから!」と、嘘盛り盛りでブチかましたのね。
その話を何時もの如く真に受けた麗子さんは、「私と哲也も早いとこ倦怠期迎えて、本物の愛を手に入れなくちゃ!!」と、勘違い作戦を開始。(ここまでが第15話「愛,それはケンタイ期」の粗筋)

折角ラブラブモードで落ち着いてるなら、わざわざ危機を迎えなくても良いのにって思うけど、世間知らず御嬢様の麗子さんの耳には、「倦怠期」って言葉の響きが大人びてて格好良く聞こえたのね。
麗子さんは倦怠期の先輩(…)である京子ちゃんが、当て擦りに他の男と付き合ってるのを見て、間女で波風立てる作戦を思い付いた。
そこへタイミング良く(?)やって来たのが、ライバル御嬢様「かきつばた あやめ」!
白鳥麗子御嬢様に名前もキャラも負けてない強烈さ、彼女こそ役に相応しいわ!と考えた麗子さんは、止せば良いのに自分と哲也が倦怠期だと話し、暫く代わりに彼と付き合ってくれるようお願いしたの。
話を聞いたあやめ御嬢様はニンマリほくそ笑んだわ、だって密かに哲也の事を狙ってたから。
あやめ御嬢様は、この時の麗子さんと自分との会話をこっそり録音していて、公園に哲也を呼び出し聴かせたの。

『哲也ったら、もう鬱陶しくて鬱陶しくてー』
『それじゃあ、あたくしが暫く哲也君と付き合ってあげましょうか?』
『そおねー、お願いしようかしら!』

「アイツ、腹では俺の事を鬱陶しく思ってたのか…!」、会話を聴かされた哲也はマジ切れ、ならお望み通りあやめ御嬢様と付き合ってやるよ、と家へ帰って麗子さんに報告。
…ちょっと~~二人とも他人の言葉をいちいち真に受け過ぎィ~~。
麗子さんは自分が計画した通りに倦怠期キタ━(゚∀゚)━!と御満悦、よーし!もっともっと盛り上げちゃうぞー!!と調子に乗って、会う人皆に「私の彼氏の哲也は今あやめ御嬢様とよろしくやってるのよ~」と触れ回った。

ところが麗子さん、街へ出て、ふと気付いたの。(てゆーか街まで出て触れ回ってたの!?)
世間の空気はクリスマスで、街にはカップルが溢れんばかり。
『もしかして、あたしってば、とんでもない時期にケンタイ期を盛り上げてしまったのでは…!?』と蒼褪める麗子さん。
そこへ追い討ちをかけるように、あやめ御嬢様が哲也と腕を組んで現れたの。

「まあ!御独り?
 まさかねー
 そんなワケないわよねー
 白鳥麗子ともあろう御人が、クリスマスに独りぼっちだなんて、そんな惨めなねー」

そう嘲り、哲也を脇に去って行く、あやめ御嬢様。
――嵌められた!!
鈍い麗子さんでも、遅かりながら、あやめ御嬢様の罠に気が付いたの。
『哲也の居ないクリスマスなんて嫌っっ!!』
漸く正気(?)を取り戻した麗子さんは、友人の伝から今夜あやめ御嬢様宅にてクリスマスパーティーが開かれるとの情報をキャッチ、招待されてもいないのに押し掛けた。
パーティーの参加客は全員カップルで訪れてたけど、哲也を奪い返そうと燃える麗子さんに、空気を読んで帰るルートは無し。
『フフフ…飛んで火に入る冬の虫ね、麗子…この機会に奈落の底へ堕としてあげてよ…!』
勇者麗子さんを迎え入れた、ホストで魔王のあやめ御嬢様の瞳が、妖しく光る。
あやめ御嬢様は、カップルで盛り上るツイスターゲームや風船割りゲーム、目隠しで手を握り恋人を当てるゲームを提案しては、ぼっちで居る麗子さんをネチネチ痛め付けた。
ゲームであやめ御嬢様のお相手をするのは哲也、恋人の様な熱々振りでプレイする二人の姿を見て、悲痛な声を上げる麗子さん。
「哲也は私の恋人よ!!!」
けれどその場に居る全員、冷やかな顔で、「今は哲也君、あやめさんと付き合ってるって、嬉しそうに言ったのは麗子じゃん」って返したの。
そう…そうなのよね…全て、麗子さんが自分で蒔いた種なのよ。
己の愚かさに気付いた麗子さんが、哲也の方へ顔を向けても、彼は目を合わせようとしない。
哲也の心が自分から離れてしまった――泣きながら外へ飛び出す麗子さん。
そんな彼女を哲也とその他友人達が慌てて捜しに行く…皆、案外友情に篤いのね、あやめ御嬢様まで麗子さんを捜しに後を追っ駆けてったのには、メリーちょっと感動。
実のところ、あやめ御嬢様は、本気で哲也を奪ってやろうなんて、思ってはいなかったのかも…?

町の明かりが離れて瞬く閑静な住宅街、お騒がせなお姫様は独り原っぱで、煌々と照る満月に願い事を掛けていた。

「ピアノも返します。
 小学校6年の時に貰った縫いぐるみも返します。
 中学の時に貰ったドレッサーも返します。
 高校の時に貰った毛皮も指輪も全部全部返します。
 だから…だからっ、サンタクロースさま、お願い!
 もう一度あたしに哲也君をください!!」

麗子さんの後を追って来た皆は、彼女の真剣な願掛けを聞いて呆然。
いくら今夜はクリスマスイブだからって、あの麗子さんが、サンタクロースへ真剣にお願いをするなんて…。
「あっきれたー!!あなた大学生にもなって、サンタが居るって信じてるの!?」と嘲笑うあやめ御嬢様に、麗子さんはむきになって「絶対に居る!!」って答えたの。
だって子供の頃からずぅぅっと、クリスマスの朝には枕元に、自分が一番欲しい物が置いてあったからって……つまり麗子さんは、大学生になった今でも、枕元にクリスマスプレゼントが置かれてるんでしょうね。
そして彼女が今、一番欲しいと思ってるものは、どうやら哲也に解って貰えたみたい。
「麗子が居るって言うんなら、サンタクロースは絶対居るさ!」と、優しく微笑む哲也。
無事に倦怠期を乗り越えた二人を祝福するように、トナカイのソリに乗ったサンタクロースが冬の夜空を駆けて行った――ってエエエエエ~~!!?

ビックリ仰天、ポカンと口を開けて、空を見詰めたままで居る皆に、麗子さんは「ほーらね!世界の白鳥麗子が居るって言えば、絶対居るのよ!お解り?」と言って、何時もの如く高笑いして見せたのよ。
ほーんと、へこたれない御嬢様ね~~。

さてここで今夜のクリスマスソングを紹介――「もろびとこぞりて」♪
元タイトルは「Joy to the World」と言って、アイザック・ワッツが作詞し、ローウェル・メーソンが作曲した聖歌。
今年は日本バージョンでお届けするわ♪
歌詞はこちらを参考にしてね!
今夜はここまで…また明日、一緒に楽しく歌いましょう♪



【もろびとこぞりて】




諸人こぞりて♪ 迎えまつれ♪
久しく♪ 待ちにし♪
主は来ませり♪
主は来ませり♪
主は♪ 主は♪ 来ませり♪

この世の闇路を♪ 照らし給う♪
妙なる♪ 光の♪
主は来ませり♪
主は来ませり♪
主は♪ 主は♪ 来ませり♪


平和の君なる♪ 御子を迎え♪
救いの♪ 主とぞ♪
褒め称えよ♪
褒め称えよ♪
褒め♪ 褒め♪ 称えよ♪



…こんばんは、びょりです。
実は「白鳥麗子でございます!」はドラマ版でしか観た事無い。
今まで3回もテレビドラマ化されてるとの事、白鳥麗子=タカビー御嬢様のイメージは世間的に強いかと。
しかし漫画版を今回初めて読んでみて、自分はヒロインを特にタカビーと感じず…タカビーさなら、同じレイコでも、「GS美神」のヒロイン美神令子の方が勝る気がします。
白鳥麗子さんの場合、タカビーよりも世間知らずさの方が、お騒がせ原因になってるよう思える。
哲也だって冴えないタイプと言う割りに、モテモテなとこは納得行かず。
麗子の態度に切れる度、他の女に行くくらいなら、別れろよおまえ、なんて読んでて少し苛ついた。(笑)

今夜の写真は横浜赤レンガ倉庫のクリスマスマーケット入場門、今年は巨大「プリンテン(ドイツ伝統のクリスマス菓子、欧米で言うジンジャーブレッドマン)」像が仁王門の如く建てられてました。
コメント