コロナ禍で路上飲みが問題になってるそうで…締め付けがキツイとかえってそうなるんよ。
不要不急の外出するなって、人は全く外へ出なけりゃ、それはそれで病むのだから、ソロキャンならぬ「ソロ散(歩)」でも奨励すれば良い。
今年の夏も暑い日続くだろうから、同時に日傘キャンペーンでも行ってさ。
さすれば自動的にソーシャルディスタンスが守られるであろう。
感染病の専門家からの受け売りだが、感染病の予防手段は、外に出ない以前に他人と触れ合わない事。
極力独りで行動する事が重要なんだそう。
そういう訳で私は独り電車も使わず歩いて行く…前置きはここまでにして、前回に引き続き、去年の3月14日頃に神田川を上流から下流まで巡った際の写真を上げてきます。
東京都井の頭自然文化園分園水生物園を出て、東京都井の頭自然文化園本園へ――園が多いな――向かう前に、出入口の側に建つ井の頭弁財天堂に寄って、参拝を済ませました。
池の噴水(スプリンクラー?)から扇状に広がった水が、太陽光を反射してキラキラ輝き、背景のお堂を美しく神秘的に見せてるでしょう。
↑写真は本堂に続く太鼓橋と、太鼓橋から弁天橋方面を向いて撮ったもの。
弁財天と言えば日本では芸事の神様として有名、だがその実体はヒンドゥー教の河の神様サラスヴァティー、それ故に日本に在る弁財天堂の多くは水際に建てられています。
元々は河の女神様だった御方が、どうして芸事の神様に変身したかっつうと、水流の音が歌の旋律や詩の朗読をイメージさせる為…らしい。
また、河の水は豊穣をもたらすので、豊穣の女神としても信仰されました。
そこから生まれたのが「銭洗い弁財天」なる開運スポット。
↑お金を洗うと何倍にも増えて戻って来るとの謂れを持つ霊水「銭洗水」、井の頭弁財天堂では本堂の裏手、聖観世音菩薩に護られ密やかに存在します。
ここで私は十五円×2=三十円洗った。
そして「洗った銭は直ぐ使ってこそ何倍にも増えて戻る」と聞いたので、そのまま賽銭に使わせて貰った。
30円が数倍って事は、60円、120円、240円……元手金が小さいから、増えても大した金額にならないな。
↑井の頭銭洗い弁財天の左側に建つ七井不動尊のお堂、その右傍らには慈悲深い表情を浮かべる地蔵菩薩像。
↑井の頭弁財天堂の側に在り、井の頭公園内最古の茶店「井泉亭」。
名物はカレーライスに田舎汁粉(冬季限定)等々…混雑してたので、今回は寄りませんでした。
井の頭弁財天堂、七井不動尊、井泉亭については2019年の記事でも触れてますので、宜しければ御覧ください。
尚、例によって井泉亭は現在休業中、井の頭弁財天も5/1~5/5迄閉門するそうです。
井の頭恩賜公園は閉園せずとも、中の施設は全て休止との事で、遊びに行ったとして、散歩しか出来ないもよう。
でも広いから、散歩するだけでも結構楽しめるかと。
↑井の頭弁財天堂への参拝を終えて、井の頭自然文化園本園へ――水生物園から本園へ続く道は、なだらかな登り坂になってます。
本園が在る辺りは江戸時代に徳川将軍専用鷹狩りの場所だったとか。
徳川三代目将軍家光が、ここに御殿を建てた由来から、「御殿山」との地名が残されてるそうです。
坂を登り切ったそこは広場になっていて、地面にシートを広げるピクニック客の姿が目に付きました。
時計を確認したら正午過ぎ、昼ご飯を食べるには頃合いです。
↑ピクニック広場と本園との間には車道(吉祥寺通り)が通る為、ここから先は「御殿山橋」なる名前が付いた歩道橋を使います。
標識に描かれた可愛いリスの絵が目印。
↑歩道橋を渡り、動物園が在る井の頭自然文化園本園へ。
↑写真は歩道橋上から観た左右の風景、公園を分断するのは吉祥寺通りで、(PC画面で観て)左は玉川上水方面、右は吉祥寺駅方面です。
林が紅葉して見えますが、断じて春です。
秋だけでなく、春に紅葉する樹木も在るそうで。
↑屋根に動物柄のステンドグラス(?)が嵌め込まれた「井の頭自然文化園本園」正門入口。
↑中に入った客を出迎える、躍動感溢れる彫像。
誰の作か答えは次回に回すとして、先ずは可愛い動物達にご挨拶。
入口の掲示書きに有った通り、モルモット触れ合いコーナーは休止…モコモコ寄り添い暖を取るモルモット達の上には、触れない様に格子蓋が嵌められていた。
↑正門側のカフェが併設された売店「こもれび」では、触れ合えなかったお客様の心を慰めようと、モルモットの縫いぐるみを寿司詰めに並べてました。
1個1,320円で貴方の心の隙間埋めます。
↑モルモットコーナー側の山羊·羊·鶏·豚が居る牧場も、普段は触れ合いOKな場所なんでしょう。
しかしコロナ禍により周囲には柵が…ウイルスは人同士の間だけでなく、動物と人との間にも垣根を作る。
この頃は虎やオランウータンや猫にも感染するとか騒いでたからな〜。
そういえば新型コロナに罹った虎や猫やオランウータンは、その後回復したのでしょうか?
死んだとは聞いてないから、元気になったのかも。
牧場に居る山羊は多分一般的に日本で飼育されてる日本ザーネン種かと。
羊は産毛用兼肉用のコリデール種、鶏は沖縄地鶏のチャーン種、他、チャイニーズポットベリー種の豚が居ますが、訪れた日は観覧休止で会えませんでした。
↑最近人気沸騰中の「カピバラ」、南アメリカ東部アマゾン川流域を中心に、温暖な水辺に生息する、世界最大の齧歯類(鼠)です。
日本に於いてカピバラのポピュラーな展示法は露天風呂、元祖は伊豆シャボテン公園で1982年から始めたとか。
今や日本中の動物園で冬季限定の人気イベントに成長しましたね。
↑カピバラに負けない可愛さの「マーラ」。
アルゼンチンの低地の森林や藪地に生息する齧歯類ですが、近年は農地開発による生息地の破壊や毛皮目的の狩猟、人が持ち込んだ家畜との競合に負け、数を大分減らしてるそうです。
↑日本昔話でお馴染み「タヌキ」。
ネコ目イヌ科タヌキ属に属するタヌキの日本産亜種「ホンドタヌキ」です。
得意技は御覧の通りの狸寝入り?
↑哺乳綱食肉目ネコ科の「ベンガルヤマネコ」。
長崎県対馬に生息するツシマヤマネコ(アムールヤマネコ)や、西表島に生息するイリオモテヤマネコは、ベンガルヤマネコの亜種だそう。
運動不足からか、訪れた日は飼育舎内をグルグル回り続けてました。
↑北アフリカ・サハラ砂漠・アラビア半島に生息する食肉目イヌ科キツネ属の「フェネック」。
別名フェネックギツネ、砂漠に生息する生き物らしく特技は穴掘り。
夜行性の生き物だが、訪れた日は幸運にも起きていた。
「風の谷のナウシカ」に登場するテトのモデルと思われ。
↑南アメリカ沿岸地域の温帯に生息する「フンボルトペンギン」。
何処の動物園でも見掛けるなーなんて思ってたら、国内飼育頭数ナンバー1のペンギンらしい。
ところが世界的には絶滅危惧種との事、その一方で日本では増え過ぎて困ってるそうな。
何故でしょうね?フンボルトペンギンにとって、日本の気候は合うのでしょうか?
パンダがポコポコ産まれるアドベンチャーワールドといい、日本の動物園の繁殖技術は世界的に高いのかもしれない。
↑井の頭自然文化園のアイドルだったアジアゾウの「はな子」が2016年5月まで暮らしていた象舎。
「はな子」が永眠した後も、井の頭自然文化園では「はな子資料館」として、建物を残しています。
↑「はな子資料館」前には「はな子カフェ」が建っており、訪れた人の多くがここで軽食を取っていました。
あの世のはな子が寂しくないように…との配慮でしょうか?
自分もカフェで薬膳カレーとアップルジュースを買い、近くのベンチで遅い昼食を頂きました。
買った際に感心したのが、提供されたスプーンとストローが紙製だった事。
率先してエコに取り組むとは、さすが公の施設。
紙製のスプーンは耐久性低くて食べ難かったが、地球を守る為と我慢せねば。
薬膳カレーは量が多い割に安くて美味しかった、けどメチャクチャ熱くて、胃が火傷するかと思った。(汗)
↑はな子カフェ付近に咲いてた花桃や枝垂れ桜、春は花見のベストスポットです。
↑食後は園中央に広がる「大放飼場」を観覧。
「大放飼場」の名の通り、ここにはツルやイノシシやヤクシカ等、園内では比較的大型の動物達が、広い野原に放し飼いされてます。(周囲を柵で囲んではある)
写真はツル目ツル科ツル属に分類される「黒鶴」と、ニホンジカの亜種の一つである「ヤクシカ」。
黒鶴は日本では毎冬少数が鹿児島県の出水ツル渡来地に渡来するが、その他の地区では稀な鳥との事、その名の通り全体的に黒っぽいのが和名の由来だそう。
「ヤクシカ」は鹿児島県屋久島と口永良部島にのみ生息する鹿、「もののけ姫」に登場するシシガミ様のモデルになった…かもしれない動物。
↑大放飼場から資料館へ、1階の特設展示コーナーでは、2020年鼠年との事で「鼠」をテーマに展示してました。
今年は丑年だから、牛を展示してたんだろうか?
写真は日本最小の「カヤネズミ」、体重が 7~14gしかないそうです。
鼠なのに稲は殆ど食べず、水田の雑草等を主食にしてるとの事、鼠らしからぬ「益獣」っぷり、農家の助けになりそうです。
「マウスは、ヒトがハツカネズミを増やして改良した品種。江戸時代はペットとして大人気になったよ。ヒトとマウスの遺伝子は90%以上が共通しているので、最近はヒトの進化の道筋の解明、病気や薬の研究に役立ってるんだ。」←(展示コーナーに有った説明書きより)
…成る程、マウスばかり実験動物にされるの可哀想と思ってたが、90%以上の遺伝子が人と共通してるからだったのね。(多産な事も理由になってるだろうけど)
そして江戸時代にペットとして飼われてた事は何か意外、米が主食の日本人にとっては天敵だろうに、可愛さが憎しみを凌駕したのだろうか?
↑資料館と大放飼場の間に造園された「山野草園」、訪れた日は「ミヤコワスレ」が紫色の可憐な花を咲かせていました。
↑続いて訪れたのは井の頭自然文化園きっての人気スポット「リスの小径」、中に入る人数を制限してたのも行列が生じた理由かと。
入場OK時は入口に設置された信号機が赤から青に変わり知らせる。
中は小川が流れ橋が架かり枝の上には巣箱と言うより小さな家、さながらリス達の村って雰囲気です。
↑入る前は人の気配を感じて姿現さないかもな~なんて心配してたけど、ここのリス達は飼い慣らされてて図太いのか、目の前に人が来ても動じない。
お陰でたっぷり観察出来たし、写真も撮れて満足です。(笑)
種はニホンリスでしょうか?
↑「リスの小路」の外には人間用の巣箱が設置されてました。
良い撮影スポットかもしれない。(笑)
その後ろは「スポーツランド」と呼ばれる小遊園地、メリーゴーラウンド等の児童向け遊具が設置されていて、小さい子供達には一番人気でした。
↑遊園地前の猿園に居た「アカゲザル」。
アフガニスタン東部からインド北部、中国南部にかけて生息する猿で、下半身の毛が赤黄色がかっているのが名前の由来かと。
ヒンドゥー教に於いて神聖な動物とされてますが、実験動物として広く利用されており、宇宙に飛ばされたりクローンを作成されたり、何かと人に弄ばれる可哀想なお猿さんです。
……何時かハヌマーン神から天罰が下されるかもしれない。
他、「野鳥の森」コーナーも有…写真撮ったんだけど失敗しました。
公園の中に在る動物園とはいえ、水生物園と合わせると170種の動物を飼育してるんだそうな。
初めて行ったけど楽しかった、新型コロナの流行が収まったら、また行ってみたいです。
【続】
不要不急の外出するなって、人は全く外へ出なけりゃ、それはそれで病むのだから、ソロキャンならぬ「ソロ散(歩)」でも奨励すれば良い。
今年の夏も暑い日続くだろうから、同時に日傘キャンペーンでも行ってさ。
さすれば自動的にソーシャルディスタンスが守られるであろう。
感染病の専門家からの受け売りだが、感染病の予防手段は、外に出ない以前に他人と触れ合わない事。
極力独りで行動する事が重要なんだそう。
そういう訳で私は独り電車も使わず歩いて行く…前置きはここまでにして、前回に引き続き、去年の3月14日頃に神田川を上流から下流まで巡った際の写真を上げてきます。
東京都井の頭自然文化園分園水生物園を出て、東京都井の頭自然文化園本園へ――園が多いな――向かう前に、出入口の側に建つ井の頭弁財天堂に寄って、参拝を済ませました。
池の噴水(スプリンクラー?)から扇状に広がった水が、太陽光を反射してキラキラ輝き、背景のお堂を美しく神秘的に見せてるでしょう。
↑写真は本堂に続く太鼓橋と、太鼓橋から弁天橋方面を向いて撮ったもの。
弁財天と言えば日本では芸事の神様として有名、だがその実体はヒンドゥー教の河の神様サラスヴァティー、それ故に日本に在る弁財天堂の多くは水際に建てられています。
元々は河の女神様だった御方が、どうして芸事の神様に変身したかっつうと、水流の音が歌の旋律や詩の朗読をイメージさせる為…らしい。
また、河の水は豊穣をもたらすので、豊穣の女神としても信仰されました。
そこから生まれたのが「銭洗い弁財天」なる開運スポット。
↑お金を洗うと何倍にも増えて戻って来るとの謂れを持つ霊水「銭洗水」、井の頭弁財天堂では本堂の裏手、聖観世音菩薩に護られ密やかに存在します。
ここで私は十五円×2=三十円洗った。
そして「洗った銭は直ぐ使ってこそ何倍にも増えて戻る」と聞いたので、そのまま賽銭に使わせて貰った。
30円が数倍って事は、60円、120円、240円……元手金が小さいから、増えても大した金額にならないな。
↑井の頭銭洗い弁財天の左側に建つ七井不動尊のお堂、その右傍らには慈悲深い表情を浮かべる地蔵菩薩像。
↑井の頭弁財天堂の側に在り、井の頭公園内最古の茶店「井泉亭」。
名物はカレーライスに田舎汁粉(冬季限定)等々…混雑してたので、今回は寄りませんでした。
井の頭弁財天堂、七井不動尊、井泉亭については2019年の記事でも触れてますので、宜しければ御覧ください。
尚、例によって井泉亭は現在休業中、井の頭弁財天も5/1~5/5迄閉門するそうです。
井の頭恩賜公園は閉園せずとも、中の施設は全て休止との事で、遊びに行ったとして、散歩しか出来ないもよう。
でも広いから、散歩するだけでも結構楽しめるかと。
↑井の頭弁財天堂への参拝を終えて、井の頭自然文化園本園へ――水生物園から本園へ続く道は、なだらかな登り坂になってます。
本園が在る辺りは江戸時代に徳川将軍専用鷹狩りの場所だったとか。
徳川三代目将軍家光が、ここに御殿を建てた由来から、「御殿山」との地名が残されてるそうです。
坂を登り切ったそこは広場になっていて、地面にシートを広げるピクニック客の姿が目に付きました。
時計を確認したら正午過ぎ、昼ご飯を食べるには頃合いです。
↑ピクニック広場と本園との間には車道(吉祥寺通り)が通る為、ここから先は「御殿山橋」なる名前が付いた歩道橋を使います。
標識に描かれた可愛いリスの絵が目印。
↑歩道橋を渡り、動物園が在る井の頭自然文化園本園へ。
↑写真は歩道橋上から観た左右の風景、公園を分断するのは吉祥寺通りで、(PC画面で観て)左は玉川上水方面、右は吉祥寺駅方面です。
林が紅葉して見えますが、断じて春です。
秋だけでなく、春に紅葉する樹木も在るそうで。
↑屋根に動物柄のステンドグラス(?)が嵌め込まれた「井の頭自然文化園本園」正門入口。
↑中に入った客を出迎える、躍動感溢れる彫像。
誰の作か答えは次回に回すとして、先ずは可愛い動物達にご挨拶。
入口の掲示書きに有った通り、モルモット触れ合いコーナーは休止…モコモコ寄り添い暖を取るモルモット達の上には、触れない様に格子蓋が嵌められていた。
↑正門側のカフェが併設された売店「こもれび」では、触れ合えなかったお客様の心を慰めようと、モルモットの縫いぐるみを寿司詰めに並べてました。
1個1,320円で貴方の心の隙間埋めます。
↑モルモットコーナー側の山羊·羊·鶏·豚が居る牧場も、普段は触れ合いOKな場所なんでしょう。
しかしコロナ禍により周囲には柵が…ウイルスは人同士の間だけでなく、動物と人との間にも垣根を作る。
この頃は虎やオランウータンや猫にも感染するとか騒いでたからな〜。
そういえば新型コロナに罹った虎や猫やオランウータンは、その後回復したのでしょうか?
死んだとは聞いてないから、元気になったのかも。
牧場に居る山羊は多分一般的に日本で飼育されてる日本ザーネン種かと。
羊は産毛用兼肉用のコリデール種、鶏は沖縄地鶏のチャーン種、他、チャイニーズポットベリー種の豚が居ますが、訪れた日は観覧休止で会えませんでした。
↑最近人気沸騰中の「カピバラ」、南アメリカ東部アマゾン川流域を中心に、温暖な水辺に生息する、世界最大の齧歯類(鼠)です。
日本に於いてカピバラのポピュラーな展示法は露天風呂、元祖は伊豆シャボテン公園で1982年から始めたとか。
今や日本中の動物園で冬季限定の人気イベントに成長しましたね。
↑カピバラに負けない可愛さの「マーラ」。
アルゼンチンの低地の森林や藪地に生息する齧歯類ですが、近年は農地開発による生息地の破壊や毛皮目的の狩猟、人が持ち込んだ家畜との競合に負け、数を大分減らしてるそうです。
↑日本昔話でお馴染み「タヌキ」。
ネコ目イヌ科タヌキ属に属するタヌキの日本産亜種「ホンドタヌキ」です。
得意技は御覧の通りの狸寝入り?
↑哺乳綱食肉目ネコ科の「ベンガルヤマネコ」。
長崎県対馬に生息するツシマヤマネコ(アムールヤマネコ)や、西表島に生息するイリオモテヤマネコは、ベンガルヤマネコの亜種だそう。
運動不足からか、訪れた日は飼育舎内をグルグル回り続けてました。
↑北アフリカ・サハラ砂漠・アラビア半島に生息する食肉目イヌ科キツネ属の「フェネック」。
別名フェネックギツネ、砂漠に生息する生き物らしく特技は穴掘り。
夜行性の生き物だが、訪れた日は幸運にも起きていた。
「風の谷のナウシカ」に登場するテトのモデルと思われ。
↑南アメリカ沿岸地域の温帯に生息する「フンボルトペンギン」。
何処の動物園でも見掛けるなーなんて思ってたら、国内飼育頭数ナンバー1のペンギンらしい。
ところが世界的には絶滅危惧種との事、その一方で日本では増え過ぎて困ってるそうな。
何故でしょうね?フンボルトペンギンにとって、日本の気候は合うのでしょうか?
パンダがポコポコ産まれるアドベンチャーワールドといい、日本の動物園の繁殖技術は世界的に高いのかもしれない。
↑井の頭自然文化園のアイドルだったアジアゾウの「はな子」が2016年5月まで暮らしていた象舎。
「はな子」が永眠した後も、井の頭自然文化園では「はな子資料館」として、建物を残しています。
↑「はな子資料館」前には「はな子カフェ」が建っており、訪れた人の多くがここで軽食を取っていました。
あの世のはな子が寂しくないように…との配慮でしょうか?
自分もカフェで薬膳カレーとアップルジュースを買い、近くのベンチで遅い昼食を頂きました。
買った際に感心したのが、提供されたスプーンとストローが紙製だった事。
率先してエコに取り組むとは、さすが公の施設。
紙製のスプーンは耐久性低くて食べ難かったが、地球を守る為と我慢せねば。
薬膳カレーは量が多い割に安くて美味しかった、けどメチャクチャ熱くて、胃が火傷するかと思った。(汗)
↑はな子カフェ付近に咲いてた花桃や枝垂れ桜、春は花見のベストスポットです。
↑食後は園中央に広がる「大放飼場」を観覧。
「大放飼場」の名の通り、ここにはツルやイノシシやヤクシカ等、園内では比較的大型の動物達が、広い野原に放し飼いされてます。(周囲を柵で囲んではある)
写真はツル目ツル科ツル属に分類される「黒鶴」と、ニホンジカの亜種の一つである「ヤクシカ」。
黒鶴は日本では毎冬少数が鹿児島県の出水ツル渡来地に渡来するが、その他の地区では稀な鳥との事、その名の通り全体的に黒っぽいのが和名の由来だそう。
「ヤクシカ」は鹿児島県屋久島と口永良部島にのみ生息する鹿、「もののけ姫」に登場するシシガミ様のモデルになった…かもしれない動物。
↑大放飼場から資料館へ、1階の特設展示コーナーでは、2020年鼠年との事で「鼠」をテーマに展示してました。
今年は丑年だから、牛を展示してたんだろうか?
写真は日本最小の「カヤネズミ」、体重が 7~14gしかないそうです。
鼠なのに稲は殆ど食べず、水田の雑草等を主食にしてるとの事、鼠らしからぬ「益獣」っぷり、農家の助けになりそうです。
「マウスは、ヒトがハツカネズミを増やして改良した品種。江戸時代はペットとして大人気になったよ。ヒトとマウスの遺伝子は90%以上が共通しているので、最近はヒトの進化の道筋の解明、病気や薬の研究に役立ってるんだ。」←(展示コーナーに有った説明書きより)
…成る程、マウスばかり実験動物にされるの可哀想と思ってたが、90%以上の遺伝子が人と共通してるからだったのね。(多産な事も理由になってるだろうけど)
そして江戸時代にペットとして飼われてた事は何か意外、米が主食の日本人にとっては天敵だろうに、可愛さが憎しみを凌駕したのだろうか?
↑資料館と大放飼場の間に造園された「山野草園」、訪れた日は「ミヤコワスレ」が紫色の可憐な花を咲かせていました。
↑続いて訪れたのは井の頭自然文化園きっての人気スポット「リスの小径」、中に入る人数を制限してたのも行列が生じた理由かと。
入場OK時は入口に設置された信号機が赤から青に変わり知らせる。
中は小川が流れ橋が架かり枝の上には巣箱と言うより小さな家、さながらリス達の村って雰囲気です。
↑入る前は人の気配を感じて姿現さないかもな~なんて心配してたけど、ここのリス達は飼い慣らされてて図太いのか、目の前に人が来ても動じない。
お陰でたっぷり観察出来たし、写真も撮れて満足です。(笑)
種はニホンリスでしょうか?
↑「リスの小路」の外には人間用の巣箱が設置されてました。
良い撮影スポットかもしれない。(笑)
その後ろは「スポーツランド」と呼ばれる小遊園地、メリーゴーラウンド等の児童向け遊具が設置されていて、小さい子供達には一番人気でした。
↑遊園地前の猿園に居た「アカゲザル」。
アフガニスタン東部からインド北部、中国南部にかけて生息する猿で、下半身の毛が赤黄色がかっているのが名前の由来かと。
ヒンドゥー教に於いて神聖な動物とされてますが、実験動物として広く利用されており、宇宙に飛ばされたりクローンを作成されたり、何かと人に弄ばれる可哀想なお猿さんです。
……何時かハヌマーン神から天罰が下されるかもしれない。
他、「野鳥の森」コーナーも有…写真撮ったんだけど失敗しました。
公園の中に在る動物園とはいえ、水生物園と合わせると170種の動物を飼育してるんだそうな。
初めて行ったけど楽しかった、新型コロナの流行が収まったら、また行ってみたいです。
【続】