はぁい♪ミス・メリーよ♪
今夜は1年の締め括りの大晦日、貴方の家では蕎麦を食べながら紅白を観る?
それとも今から初詣に出掛ける?
或いは今から初日の出を拝みに行く人も居るかしら?
はたまたテーマパークやライヴに出掛けてカウントダウンに参加する?
「日本の漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第11回目の今夜は「すくらっぷ・ブック」より紹介!
「すくらっぷ・ブック」は秋田書店が発行する週刊少年チャンピオンで、1980年22号~1982年21号まで連載された作品。
原作者の小山田いく氏は今年の3月23日に59歳の若さで亡くなられたの。
「軽井沢シンドローム」の作者で知られる、たがみよしひさ氏は実の弟さん。
兄弟して故郷の長野県を舞台に描く事が多く、両氏の作品に影響を受けて聖地巡りをしたファンも居たとか…ここのブログ主もその一人らしいわ。
お兄さんである小山田氏の郷土愛は特に半端なかった、長野県小諸市の名誉市民に推したい程に…メリーお悔やみ申し上げます。
しんみりするのはここまでにしといて、作品の話に戻りましょう!
長野県小諸市立芦ノ原中学校2年7組の生徒、「晴ボン」こと柏木晴(2頭身)を中心に、恋愛や友情や進路等の悩みが描かれるっていう、まるでNHKで放送していた「中学生日記」の様な学園青春漫画よ。
回を経る毎に登場キャラが増えて行き、終盤は主人公不在でも話が進む群像劇になってったわ。
1クラス分の生徒に名前を付けて回の扉に描き、ほぼ全員のエピソードを出したのにはメリー感動しちゃった。
その「すくらっぷ・ブック」第5巻より「初茜」を今回は紹介!
楽しいクリスマス・イブに晴ボン達は、クラスメートである「五島かがり」の兄が経営する画廊喫茶「妖精館(アルフヘイム)」で、貸切りクリスマス・パーティーを開いたの。
良い具合に盛り上がった所で、かがりの進行により「運命のクリスマス・プレゼント交換」を開始。
これは各自1つずつ用意したプレゼントを、男の子から女の子へ、女の子から男の子へ、贈り主の名前を伏せて渡すというもので、開けるまで誰からの物か解らないドキドキを味わえると、晴ボン達の間では人気のパーティー・イベントなの⭐
かがり(男勝りの栗きんとん頭)には市野(理系で幽霊が大の苦手)からオルゴール、
理美(市野の恋人で彼女のみ6組に在籍)には晴ボン(美術部員)から手製のブックカバー付リルケ詩集、
晴ボンには美晴(ヒロの短気な彼女)から可愛いティーカップ、
市野には光代(カメラ店の娘)からアルバム、
ヒロ(美晴の抑え役)にはかがりから珈琲セット、
香苗(内気な雅一郎の彼女)にはヒロから水栽培球根セット、
光代には坂口(木工が得意な信州ヒグマ)から手製のマガジンラック、
坂口には彼が憧れてる理美から手編みの大きめ手袋、
正賢(雅一郎とは悪戯仲間)には香苗から手作りの妖怪油すまし&土転びマスコット、
美晴には正賢から手作りの呪いの藁人形…
…贈り手の真心が感じられるクリスマス・プレゼントに、各々が顔を綻ばせている中、晴ボンの彼女のマッキー(最恐の眼鏡っ娘)と、香苗の彼氏の雅一郎(晴ボンの天敵にして2頭身)だけは、不愉快を隠さずに居たのよ。
何故って、マッキーには雅一郎から、雅一郎にはマッキーから、性質の悪いビックリ箱がプレゼントされたから。
これには周囲も「自業自得の見本」と呆れるばかりで、冗談を嫌う市野君からは「恋人に渡ってたら破局の元になってた」なーんて恐い事言われてしまったの。
楽しみにしてたクリスマス・プレゼントがビックリ箱だったら確かに嫌よねェ……。
贈ったマッキーも雅一郎も後で大いに反省したわ。
ところで呪いの藁人形を贈った正賢もたいがいだと思うけど、こっちには反省を促さずに流してしまって良かったのかしら?
パーティーはその後、26歳にもなって独身のマスター(山男)と彼等の担任の正木(美術教師)先生が、勝手にやけ酒二次会を始めてしまった為、お開きになったわ。
1週間後の大晦日、家族と共に晴ボンの家へお邪魔した市野は、晴ボンと彼の妹のるり子(生意気2頭身小学生)と、炬燵に入ってテレビで「ゆく年くる年」を観てたの。
もう少ししたらマッキーや理美や坂口や香苗や雅一郎がやって来て、皆で初日の出を拝みに行く約束してたから、この夜は寝ないで待ってる積もりだった。
ところが晴ボンは頻りにあくびを噛み殺してる、「もう眠くなったのか?」と彼に尋ねた市野に、妹のるり子は横から「麻紀(マッキー)お姉ちゃんと付き合い始めてアニキの睡眠時間は30分長くなって、雅一郎と付き合い始めてからは更に30分増えた」事を明かしたの。
余計な事を教えた妹に晴ボンは、「おまえがそこに輪をかけて疲れさせてんじゃないか!!!」って怒ったけど、彼の親友にして幼馴染みの市野君は我が事の様に深刻に捉えたのね。
マッキーに負けず劣らずお転婆だった美晴でさえ、可愛いティーカップを贈るくらい、女の子らしい気遣いを見せるようになったのに、マッキーときたら何時までも勝手気儘でまるで成長が見えない。
「なまじロマンチストな奴だから、自分の世界を壊されるのは堪えんだ」と、晴ボンへの同情心からつい、「香苗の方が似合いの相手なのに」と、考えてしまう市野君だった。
夜明け間近になり、理美、坂口、香苗、雅一郎、マッキーが、柏木宅へ新年の挨拶に訪れたわ。
マッキーから「こないだ霧氷を観た場所(第4巻33話参照v)」で、初日の出を観よう!」と誘われた晴ボンは、皆を連れてその場所へ――凍える空気の中、聳える林の向こうには、朝焼けで赤く染まった空。
「元日の日が昇る前の空を、『初茜』って呼ぶのよね」と理美に訊かれ、晴ボンは頷いた。
するとマッキーが初茜に向かって高らかに宣言――「今年こそ晴ボンを疲れさせない、めげさせない!!」――思いがけない彼女の誓いに皆、呆気に取られたけど、彼女なりに自分の気持ちを解ろうと努力してくれてた事が解って、晴ボンの心はほっこり温かくなったの。
…その数分後には性質の悪い悪戯を仕掛けて来た雅一郎を、何時も通りに追っ駆けてったマッキーだけど。
「この分じゃさっきの誓いもあてにならない」と笑う市野君の前で、今度は晴ボンが「今年こそマッキー以上のバイタリティーを身に着ける!!」と初茜に誓った。
互いに思い合うのが恋人同士だものねv
初日が昇り、新しい年がスタートする――「皆、明けましておめでとう!」
今年も皆仲良く過ごせますように、そう願いながら仲間に挨拶する晴ボンだった。
中学生らしい他愛ない悩みに頬が緩むわ、若いって良いわね~v
原作者曰く「すくらっぷ・ブック」は出会いの物語だと思って描いてたそうなの。
自分とは異なる人との数々の出会いが、少年少女達を成長させてくというわけね!
うーん、青春だわ~~!
ここで11曲目のクリスマスソングを紹介、卒業式だけに歌うんじゃないわ――「蛍の光」!
スコットランド民謡の「オールド・ラング・サイン」が原曲で、本来は再会した旧友と思い出話をしながら酒を酌み交わす、という内容の詩だったの。
米英では大晦日から新年にかけて歌われるのが定番、日本でもNHK「紅白歌合戦」の終わりに歌うでしょ?
年の節目で歌ってたのが、何時しか人生の節目の卒業式で歌われるように、日本では変って行ったのね。
日本版の「蛍の光」の作詞者は稲垣千頴氏、「別れ行く」って詞が、卒業を強くイメージしたんでしょうね。
蛍の光♪ 窓の雪♪
書(ふみ)読む月日♪ 重ねつつ♪
何時しか年も♪ すぎの戸を♪
開けてぞ今朝は♪ 別れ行く♪
止まるも行くも♪ 限りとて♪
互(かたみ)に思ふ♪ 千万(ちよろづ)の♪
心の端を♪ 一言に♪
幸(さき)くと許(ばか)り♪ 歌ふなり♪
歌はこちらを参考にしてね♪(※音が出る)
若くして彼岸に旅立った先生を思いながら歌うと…切なくなるわ。
最後にまたしんみりさせちゃって御免なさい。
明日の12夜目まで、メリーと楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪
…こんばんは、びょりです。
自分にとって今年の漫画界で最大のニュースは、小山田いく氏がお亡くなりになった事でした。
子供だった自分が、最初に小遣い貯めて買ったのは、この作品の単行本です。
今、正に「卒業」の言葉を胸に、蛍の光を歌いたい気分。
今「すくらっぷ・ブック」を読むと登場人物に共感出来ない…「星のローカス」とか「風の宿」とか「迷い家ステーション」とか、以前は苦手だった「マリオネット師 」の方が楽しく読めて、自分が年喰った事を自覚してしまう。
週刊少年ジャンプで連載してたら、ぬ~べ~くらいの人気は博して、ひょっとしたらアニメ化も叶ったかも…なんて時々考える。
説教臭さが苦手だっつう人も多いでしょうが、こういう学園もの作品って子供からの需要は高いんですよ。
子供は導を欲しがるから。
初期の小山田氏の絵柄は子供好きしそうなコロコロと可愛い絵だったしねぇ。
…お悔み申し上げます。
小山田氏の作品の多くも絶版になってしまってるのですが、「すくらっぷ・ブック」等の一部は復刊ドットコムにて刊行されてます。
写真は小田原の老舗蒲鉾店「鈴廣」で買ったシュトーレン。
蒲鉾店で作った物らしく、板に載ってて、切ると蒲鉾型してるんですよ。
なかなかのアイディア商品じゃないかと…味もなかなか美味しかったです。
表面固かったけど。(あと賞味期限確認したらクリスマス・イブまでもたなかった…シュトーレンなのに;笑)
今夜は1年の締め括りの大晦日、貴方の家では蕎麦を食べながら紅白を観る?
それとも今から初詣に出掛ける?
或いは今から初日の出を拝みに行く人も居るかしら?
はたまたテーマパークやライヴに出掛けてカウントダウンに参加する?
「日本の漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第11回目の今夜は「すくらっぷ・ブック」より紹介!
「すくらっぷ・ブック」は秋田書店が発行する週刊少年チャンピオンで、1980年22号~1982年21号まで連載された作品。
原作者の小山田いく氏は今年の3月23日に59歳の若さで亡くなられたの。
「軽井沢シンドローム」の作者で知られる、たがみよしひさ氏は実の弟さん。
兄弟して故郷の長野県を舞台に描く事が多く、両氏の作品に影響を受けて聖地巡りをしたファンも居たとか…ここのブログ主もその一人らしいわ。
お兄さんである小山田氏の郷土愛は特に半端なかった、長野県小諸市の名誉市民に推したい程に…メリーお悔やみ申し上げます。
しんみりするのはここまでにしといて、作品の話に戻りましょう!
長野県小諸市立芦ノ原中学校2年7組の生徒、「晴ボン」こと柏木晴(2頭身)を中心に、恋愛や友情や進路等の悩みが描かれるっていう、まるでNHKで放送していた「中学生日記」の様な学園青春漫画よ。
回を経る毎に登場キャラが増えて行き、終盤は主人公不在でも話が進む群像劇になってったわ。
1クラス分の生徒に名前を付けて回の扉に描き、ほぼ全員のエピソードを出したのにはメリー感動しちゃった。
その「すくらっぷ・ブック」第5巻より「初茜」を今回は紹介!
楽しいクリスマス・イブに晴ボン達は、クラスメートである「五島かがり」の兄が経営する画廊喫茶「妖精館(アルフヘイム)」で、貸切りクリスマス・パーティーを開いたの。
良い具合に盛り上がった所で、かがりの進行により「運命のクリスマス・プレゼント交換」を開始。
これは各自1つずつ用意したプレゼントを、男の子から女の子へ、女の子から男の子へ、贈り主の名前を伏せて渡すというもので、開けるまで誰からの物か解らないドキドキを味わえると、晴ボン達の間では人気のパーティー・イベントなの⭐
かがり(男勝りの栗きんとん頭)には市野(理系で幽霊が大の苦手)からオルゴール、
理美(市野の恋人で彼女のみ6組に在籍)には晴ボン(美術部員)から手製のブックカバー付リルケ詩集、
晴ボンには美晴(ヒロの短気な彼女)から可愛いティーカップ、
市野には光代(カメラ店の娘)からアルバム、
ヒロ(美晴の抑え役)にはかがりから珈琲セット、
香苗(内気な雅一郎の彼女)にはヒロから水栽培球根セット、
光代には坂口(木工が得意な信州ヒグマ)から手製のマガジンラック、
坂口には彼が憧れてる理美から手編みの大きめ手袋、
正賢(雅一郎とは悪戯仲間)には香苗から手作りの妖怪油すまし&土転びマスコット、
美晴には正賢から手作りの呪いの藁人形…
…贈り手の真心が感じられるクリスマス・プレゼントに、各々が顔を綻ばせている中、晴ボンの彼女のマッキー(最恐の眼鏡っ娘)と、香苗の彼氏の雅一郎(晴ボンの天敵にして2頭身)だけは、不愉快を隠さずに居たのよ。
何故って、マッキーには雅一郎から、雅一郎にはマッキーから、性質の悪いビックリ箱がプレゼントされたから。
これには周囲も「自業自得の見本」と呆れるばかりで、冗談を嫌う市野君からは「恋人に渡ってたら破局の元になってた」なーんて恐い事言われてしまったの。
楽しみにしてたクリスマス・プレゼントがビックリ箱だったら確かに嫌よねェ……。
贈ったマッキーも雅一郎も後で大いに反省したわ。
ところで呪いの藁人形を贈った正賢もたいがいだと思うけど、こっちには反省を促さずに流してしまって良かったのかしら?
パーティーはその後、26歳にもなって独身のマスター(山男)と彼等の担任の正木(美術教師)先生が、勝手にやけ酒二次会を始めてしまった為、お開きになったわ。
1週間後の大晦日、家族と共に晴ボンの家へお邪魔した市野は、晴ボンと彼の妹のるり子(生意気2頭身小学生)と、炬燵に入ってテレビで「ゆく年くる年」を観てたの。
もう少ししたらマッキーや理美や坂口や香苗や雅一郎がやって来て、皆で初日の出を拝みに行く約束してたから、この夜は寝ないで待ってる積もりだった。
ところが晴ボンは頻りにあくびを噛み殺してる、「もう眠くなったのか?」と彼に尋ねた市野に、妹のるり子は横から「麻紀(マッキー)お姉ちゃんと付き合い始めてアニキの睡眠時間は30分長くなって、雅一郎と付き合い始めてからは更に30分増えた」事を明かしたの。
余計な事を教えた妹に晴ボンは、「おまえがそこに輪をかけて疲れさせてんじゃないか!!!」って怒ったけど、彼の親友にして幼馴染みの市野君は我が事の様に深刻に捉えたのね。
マッキーに負けず劣らずお転婆だった美晴でさえ、可愛いティーカップを贈るくらい、女の子らしい気遣いを見せるようになったのに、マッキーときたら何時までも勝手気儘でまるで成長が見えない。
「なまじロマンチストな奴だから、自分の世界を壊されるのは堪えんだ」と、晴ボンへの同情心からつい、「香苗の方が似合いの相手なのに」と、考えてしまう市野君だった。
夜明け間近になり、理美、坂口、香苗、雅一郎、マッキーが、柏木宅へ新年の挨拶に訪れたわ。
マッキーから「こないだ霧氷を観た場所(第4巻33話参照v)」で、初日の出を観よう!」と誘われた晴ボンは、皆を連れてその場所へ――凍える空気の中、聳える林の向こうには、朝焼けで赤く染まった空。
「元日の日が昇る前の空を、『初茜』って呼ぶのよね」と理美に訊かれ、晴ボンは頷いた。
するとマッキーが初茜に向かって高らかに宣言――「今年こそ晴ボンを疲れさせない、めげさせない!!」――思いがけない彼女の誓いに皆、呆気に取られたけど、彼女なりに自分の気持ちを解ろうと努力してくれてた事が解って、晴ボンの心はほっこり温かくなったの。
…その数分後には性質の悪い悪戯を仕掛けて来た雅一郎を、何時も通りに追っ駆けてったマッキーだけど。
「この分じゃさっきの誓いもあてにならない」と笑う市野君の前で、今度は晴ボンが「今年こそマッキー以上のバイタリティーを身に着ける!!」と初茜に誓った。
互いに思い合うのが恋人同士だものねv
初日が昇り、新しい年がスタートする――「皆、明けましておめでとう!」
今年も皆仲良く過ごせますように、そう願いながら仲間に挨拶する晴ボンだった。
中学生らしい他愛ない悩みに頬が緩むわ、若いって良いわね~v
原作者曰く「すくらっぷ・ブック」は出会いの物語だと思って描いてたそうなの。
自分とは異なる人との数々の出会いが、少年少女達を成長させてくというわけね!
うーん、青春だわ~~!
ここで11曲目のクリスマスソングを紹介、卒業式だけに歌うんじゃないわ――「蛍の光」!
スコットランド民謡の「オールド・ラング・サイン」が原曲で、本来は再会した旧友と思い出話をしながら酒を酌み交わす、という内容の詩だったの。
米英では大晦日から新年にかけて歌われるのが定番、日本でもNHK「紅白歌合戦」の終わりに歌うでしょ?
年の節目で歌ってたのが、何時しか人生の節目の卒業式で歌われるように、日本では変って行ったのね。
日本版の「蛍の光」の作詞者は稲垣千頴氏、「別れ行く」って詞が、卒業を強くイメージしたんでしょうね。
【蛍の光】
蛍の光♪ 窓の雪♪
書(ふみ)読む月日♪ 重ねつつ♪
何時しか年も♪ すぎの戸を♪
開けてぞ今朝は♪ 別れ行く♪
止まるも行くも♪ 限りとて♪
互(かたみ)に思ふ♪ 千万(ちよろづ)の♪
心の端を♪ 一言に♪
幸(さき)くと許(ばか)り♪ 歌ふなり♪
歌はこちらを参考にしてね♪(※音が出る)
若くして彼岸に旅立った先生を思いながら歌うと…切なくなるわ。
最後にまたしんみりさせちゃって御免なさい。
明日の12夜目まで、メリーと楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪
…こんばんは、びょりです。
自分にとって今年の漫画界で最大のニュースは、小山田いく氏がお亡くなりになった事でした。
子供だった自分が、最初に小遣い貯めて買ったのは、この作品の単行本です。
今、正に「卒業」の言葉を胸に、蛍の光を歌いたい気分。
今「すくらっぷ・ブック」を読むと登場人物に共感出来ない…「星のローカス」とか「風の宿」とか「迷い家ステーション」とか、以前は苦手だった「マリオネット師 」の方が楽しく読めて、自分が年喰った事を自覚してしまう。
週刊少年ジャンプで連載してたら、ぬ~べ~くらいの人気は博して、ひょっとしたらアニメ化も叶ったかも…なんて時々考える。
説教臭さが苦手だっつう人も多いでしょうが、こういう学園もの作品って子供からの需要は高いんですよ。
子供は導を欲しがるから。
初期の小山田氏の絵柄は子供好きしそうなコロコロと可愛い絵だったしねぇ。
…お悔み申し上げます。
小山田氏の作品の多くも絶版になってしまってるのですが、「すくらっぷ・ブック」等の一部は復刊ドットコムにて刊行されてます。
写真は小田原の老舗蒲鉾店「鈴廣」で買ったシュトーレン。
蒲鉾店で作った物らしく、板に載ってて、切ると蒲鉾型してるんですよ。
なかなかのアイディア商品じゃないかと…味もなかなか美味しかったです。
表面固かったけど。(あと賞味期限確認したらクリスマス・イブまでもたなかった…シュトーレンなのに;笑)