瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

2016年、クリスマスには歌を歌おう♪その11

2016年12月31日 18時05分01秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今夜は1年の締め括りの大晦日、貴方の家では蕎麦を食べながら紅白を観る?
それとも今から初詣に出掛ける?
或いは今から初日の出を拝みに行く人も居るかしら?
はたまたテーマパークやライヴに出掛けてカウントダウンに参加する?

「日本の漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第11回目の今夜は「すくらっぷ・ブック」より紹介!

「すくらっぷ・ブック」は秋田書店が発行する週刊少年チャンピオンで、1980年22号~1982年21号まで連載された作品。
原作者の小山田いく氏は今年の3月23日に59歳の若さで亡くなられたの。
「軽井沢シンドローム」の作者で知られる、たがみよしひさ氏は実の弟さん。
兄弟して故郷の長野県を舞台に描く事が多く、両氏の作品に影響を受けて聖地巡りをしたファンも居たとか…ここのブログ主もその一人らしいわ。
お兄さんである小山田氏の郷土愛は特に半端なかった、長野県小諸市の名誉市民に推したい程に…メリーお悔やみ申し上げます。

しんみりするのはここまでにしといて、作品の話に戻りましょう!
長野県小諸市立芦ノ原中学校2年7組の生徒、「晴ボン」こと柏木晴(2頭身)を中心に、恋愛や友情や進路等の悩みが描かれるっていう、まるでNHKで放送していた「中学生日記」の様な学園青春漫画よ。
回を経る毎に登場キャラが増えて行き、終盤は主人公不在でも話が進む群像劇になってったわ。
1クラス分の生徒に名前を付けて回の扉に描き、ほぼ全員のエピソードを出したのにはメリー感動しちゃった。
その「すくらっぷ・ブック」第5巻より「初茜」を今回は紹介!

楽しいクリスマス・イブに晴ボン達は、クラスメートである「五島かがり」の兄が経営する画廊喫茶「妖精館(アルフヘイム)」で、貸切りクリスマス・パーティーを開いたの。
良い具合に盛り上がった所で、かがりの進行により「運命のクリスマス・プレゼント交換」を開始。
これは各自1つずつ用意したプレゼントを、男の子から女の子へ、女の子から男の子へ、贈り主の名前を伏せて渡すというもので、開けるまで誰からの物か解らないドキドキを味わえると、晴ボン達の間では人気のパーティー・イベントなの⭐
かがり(男勝りの栗きんとん頭)には市野(理系で幽霊が大の苦手)からオルゴール、
理美(市野の恋人で彼女のみ6組に在籍)には晴ボン(美術部員)から手製のブックカバー付リルケ詩集、
晴ボンには美晴(ヒロの短気な彼女)から可愛いティーカップ、
市野には光代(カメラ店の娘)からアルバム、
ヒロ(美晴の抑え役)にはかがりから珈琲セット、
香苗(内気な雅一郎の彼女)にはヒロから水栽培球根セット、
光代には坂口(木工が得意な信州ヒグマ)から手製のマガジンラック、
坂口には彼が憧れてる理美から手編みの大きめ手袋、
正賢(雅一郎とは悪戯仲間)には香苗から手作りの妖怪油すまし&土転びマスコット、
美晴には正賢から手作りの呪いの藁人形…
…贈り手の真心が感じられるクリスマス・プレゼントに、各々が顔を綻ばせている中、晴ボンの彼女のマッキー(最恐の眼鏡っ娘)と、香苗の彼氏の雅一郎(晴ボンの天敵にして2頭身)だけは、不愉快を隠さずに居たのよ。
何故って、マッキーには雅一郎から、雅一郎にはマッキーから、性質の悪いビックリ箱がプレゼントされたから。
これには周囲も「自業自得の見本」と呆れるばかりで、冗談を嫌う市野君からは「恋人に渡ってたら破局の元になってた」なーんて恐い事言われてしまったの。
楽しみにしてたクリスマス・プレゼントがビックリ箱だったら確かに嫌よねェ……。
贈ったマッキーも雅一郎も後で大いに反省したわ。
ところで呪いの藁人形を贈った正賢もたいがいだと思うけど、こっちには反省を促さずに流してしまって良かったのかしら?
パーティーはその後、26歳にもなって独身のマスター(山男)と彼等の担任の正木(美術教師)先生が、勝手にやけ酒二次会を始めてしまった為、お開きになったわ。

1週間後の大晦日、家族と共に晴ボンの家へお邪魔した市野は、晴ボンと彼の妹のるり子(生意気2頭身小学生)と、炬燵に入ってテレビで「ゆく年くる年」を観てたの。
もう少ししたらマッキーや理美や坂口や香苗や雅一郎がやって来て、皆で初日の出を拝みに行く約束してたから、この夜は寝ないで待ってる積もりだった。
ところが晴ボンは頻りにあくびを噛み殺してる、「もう眠くなったのか?」と彼に尋ねた市野に、妹のるり子は横から「麻紀(マッキー)お姉ちゃんと付き合い始めてアニキの睡眠時間は30分長くなって、雅一郎と付き合い始めてからは更に30分増えた」事を明かしたの。
余計な事を教えた妹に晴ボンは、「おまえがそこに輪をかけて疲れさせてんじゃないか!!!」って怒ったけど、彼の親友にして幼馴染みの市野君は我が事の様に深刻に捉えたのね。
マッキーに負けず劣らずお転婆だった美晴でさえ、可愛いティーカップを贈るくらい、女の子らしい気遣いを見せるようになったのに、マッキーときたら何時までも勝手気儘でまるで成長が見えない。
「なまじロマンチストな奴だから、自分の世界を壊されるのは堪えんだ」と、晴ボンへの同情心からつい、「香苗の方が似合いの相手なのに」と、考えてしまう市野君だった。
夜明け間近になり、理美、坂口、香苗、雅一郎、マッキーが、柏木宅へ新年の挨拶に訪れたわ。
マッキーから「こないだ霧氷を観た場所(第4巻33話参照v)」で、初日の出を観よう!」と誘われた晴ボンは、皆を連れてその場所へ――凍える空気の中、聳える林の向こうには、朝焼けで赤く染まった空。
「元日の日が昇る前の空を、『初茜』って呼ぶのよね」と理美に訊かれ、晴ボンは頷いた。
するとマッキーが初茜に向かって高らかに宣言――「今年こそ晴ボンを疲れさせない、めげさせない!!」――思いがけない彼女の誓いに皆、呆気に取られたけど、彼女なりに自分の気持ちを解ろうと努力してくれてた事が解って、晴ボンの心はほっこり温かくなったの。
…その数分後には性質の悪い悪戯を仕掛けて来た雅一郎を、何時も通りに追っ駆けてったマッキーだけど。
「この分じゃさっきの誓いもあてにならない」と笑う市野君の前で、今度は晴ボンが「今年こそマッキー以上のバイタリティーを身に着ける!!」と初茜に誓った。
互いに思い合うのが恋人同士だものねv
初日が昇り、新しい年がスタートする――「皆、明けましておめでとう!」
今年も皆仲良く過ごせますように、そう願いながら仲間に挨拶する晴ボンだった。

中学生らしい他愛ない悩みに頬が緩むわ、若いって良いわね~v
原作者曰く「すくらっぷ・ブック」は出会いの物語だと思って描いてたそうなの。
自分とは異なる人との数々の出会いが、少年少女達を成長させてくというわけね!
うーん、青春だわ~~!

ここで11曲目のクリスマスソングを紹介、卒業式だけに歌うんじゃないわ――「蛍の光」!
スコットランド民謡の「オールド・ラング・サイン」が原曲で、本来は再会した旧友と思い出話をしながら酒を酌み交わす、という内容の詩だったの。
米英では大晦日から新年にかけて歌われるのが定番、日本でもNHK「紅白歌合戦」の終わりに歌うでしょ?
年の節目で歌ってたのが、何時しか人生の節目の卒業式で歌われるように、日本では変って行ったのね。
日本版の「蛍の光」の作詞者は稲垣千頴氏、「別れ行く」って詞が、卒業を強くイメージしたんでしょうね。



【蛍の光】




蛍の光♪ 窓の雪♪
書(ふみ)読む月日♪ 重ねつつ♪
何時しか年も♪ すぎの戸を♪
開けてぞ今朝は♪ 別れ行く♪

止まるも行くも♪ 限りとて♪
互(かたみ)に思ふ♪ 千万(ちよろづ)の♪
心の端を♪ 一言に♪
幸(さき)くと許(ばか)り♪ 歌ふなり♪



歌はこちらを参考にしてね♪(※音が出る)
若くして彼岸に旅立った先生を思いながら歌うと…切なくなるわ。
最後にまたしんみりさせちゃって御免なさい。
明日の12夜目まで、メリーと楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



…こんばんは、びょりです。
自分にとって今年の漫画界で最大のニュースは、小山田いく氏がお亡くなりになった事でした。
子供だった自分が、最初に小遣い貯めて買ったのは、この作品の単行本です。
今、正に「卒業」の言葉を胸に、蛍の光を歌いたい気分。
今「すくらっぷ・ブック」を読むと登場人物に共感出来ない…「星のローカス」とか「風の宿」とか「迷い家ステーション」とか、以前は苦手だった「マリオネット師 」の方が楽しく読めて、自分が年喰った事を自覚してしまう。
週刊少年ジャンプで連載してたら、ぬ~べ~くらいの人気は博して、ひょっとしたらアニメ化も叶ったかも…なんて時々考える。
説教臭さが苦手だっつう人も多いでしょうが、こういう学園もの作品って子供からの需要は高いんですよ。
子供は導を欲しがるから。
初期の小山田氏の絵柄は子供好きしそうなコロコロと可愛い絵だったしねぇ。
…お悔み申し上げます。

小山田氏の作品の多くも絶版になってしまってるのですが、「すくらっぷ・ブック」等の一部は復刊ドットコムにて刊行されてます。

    

写真は小田原の老舗蒲鉾店「鈴廣」で買ったシュトーレン。
蒲鉾店で作った物らしく、板に載ってて、切ると蒲鉾型してるんですよ。
なかなかのアイディア商品じゃないかと…味もなかなか美味しかったです。
表面固かったけど。(あと賞味期限確認したらクリスマス・イブまでもたなかった…シュトーレンなのに;笑)
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2016年、クリスマスには歌を歌おう♪その10

2016年12月30日 17時21分59秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
明日はいよいよ1年の締め括り、大晦日。
今年は貴方にとって良い年だったかしら?
「平々凡々」、目覚ましく変化して行く時代、それもまた貴重な事。
「日本の漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第10回の今夜は「ぽっかぽか」より紹介♪

「ぽっかぽか」は集英社が発行するレディスコミック誌「YOU」にて、1987年~不定期で掲載されている、深見じゅん女史原作の1話読み切りシリーズ。(2015年4月号に掲載されたのが最近。)
全19巻の単行本の他、「新ぽっかぽか」名義で全3巻発行されてるわ。
TBS系列でお昼の「花王・愛の劇場」ドラマ枠にて1994年6月~全30話、1995年9月~全40話、1996年12月~全45話と計3回も放送された事で作品の知名度がアップ。
郊外の一戸建てで暮らす田所一家3人の日常生活に、周囲で起こる育児等の問題を絡めて描いてる作品で、同じ作者が発表した「悪女(わる)」と共に、「レディコミ=過激な恋愛作品ばかり」っていう、それまでの世間的イメージを変えるのに貢献したんじゃないかしら?
その「ぽっかぽか」第3巻に収録されてる「くりすます♬つりー」が今回採り上げるお話。

田所家にはクリスマスが来ない――家の主である慶彦が、クリスチャンでもないのにクリスマスを祝う行為に否定的で居たからなのね。
けれど幼稚園でクリスマスの存在を知った娘のあすかは、サンタクロースが来るのを心待ちにしていたの。
幼稚園での友達のとしたか君の家では、毎年大きなクリスマス・ツリーを飾って、賑やかにお祝いするんですって。
「ツリーをつくるとサンタさんがくるの?」とあすかに訊かれたとしたか君は、「サンタさんあてにおてがみでプレゼントにほしいものをかけば、クリスマスにもってきてくれるよ」と得意気に教えてくれたわ。
あすかは幼稚園にお迎えに来た母の麻美にその事を伝え、自分もサンタ宛に手紙を書くと言ったのよ。
そうすればきっとサンタクロースがあすかの家にも来てくれる、頑なに信じる娘に内心、母の麻美は困ってた。
慶彦は結婚して初めて迎えたクリスマスに「他所はともかく家では無にしよう!」と宣言、面倒が無いのを気に入った麻美がそれを受け入れて以来、田所家ではクリスマスを祝わずに来たんですって。
それだけに留まらず慶彦は父として娘のあすかにも、自分同様の明確なポリシーを持たせたいと考えていたのね。
ところが夜、慶彦は眠るあすかの枕元にサンタへの手紙が置いてあるのを見付けたの。
「さんたさん、ちゅうくらいのはこおねがいします」
「中くらいの箱?」、首を捻った慶彦の隣で、あすかの手紙を見た麻美は、「幼稚園でサンタに手紙を書けばプレゼントを貰えるって、お友達に訊いたのよ」と訳を教えたの。
慶彦は顔を険しくして、あすかの手紙をパジャマのポケットにしまい、明日ちゃんと家でクリスマスは祝わないし、サンタクロースは来ない事を言って聴かせようと決意して、麻美と共に床に就いたの。
翌朝あすかは大はしゃぎで父を起こしに来た、「サンタさんへのてがみがなくなってる!さんたさんがよんでもってってくれた!いま、あすかのプレゼントをつくってくれてる!」…サンタへの手紙を懐に隠しながら、慶彦は自分の失敗を悔やんだわ。
仕事帰りに、慶彦は大学時代の友人で同僚でもある中村に、「おまえのとこではクリスマスを祝うのか?」と訊いたの。
「クリスマスは祝うけどサンタは来ない。プレゼントは父である自分から渡し、子供の尊敬を頂く」っていうのが中村さんの回答。
祭の趣旨や歴史はそっちのけで浮かれる日本のクリスマス、セールで賑わう夜の繁華街を歩いて帰る慶彦の心は複雑だった。
次の日は幼稚園でクリスマス会が行われ、あすかは園長先生が変装したサンタからプレゼントを貰ったと言って、母の麻美に見せたの。
髭を引っ張ったら落ちてしまって正体がバレたんですって、有りがちねェv
「ほんとのサンタさんはあすかのプレゼントつくってていそがしいよ!」
嘘と真を見極められるくらい成長した娘、そのあすかがサンタの存在を信じてる、麻美は慶彦に思い切って相談しようと決めたの。
…根っから寝坊助の麻美だったから、遅くまで起きてられなくて、慶彦が帰ると同時に沈没してしまったけど。
眠る妻の横で普段通り遅い夕飯を食べていた慶彦は、麻美があすかのため密かに作ってる、折紙のクリスマス・ツリーを見付けてしまう。
明くる朝、慶彦は2日間の出張へ出掛ける前に、あすかへ「サンタは来ないかもしれない。ガッカリしない為に、来ない覚悟もしておきなさい」と言い含めたの。
そして見送る麻美に「昨夜おまえが作ってたツリーは捨てた」と告白。
「頑固で嫌な奴だと思うだろ?」と尋ねる夫に、妻は「ほんの少し!」と言って嫌な顔をして見せた。
慶彦自身も嫌になって仕方なかったけど、どうしても割り切れなかったのね。
苦り切った顔の慶彦に、麻美は「それが家のクリスマスよ」と言い、笑って送り出したの。
でも、あすかは…見てられないほど気落ちしちゃった。
出張先で慶彦は、懇意にしてる相手企業の部長をお連れし、夜の繁華街へ――賑やかなショーウィンドウに目を惹かれ、玩具屋の前でふと足を止めた部長は、「孫にクリスマス・プレゼントを買う」と言って中へ入ってったの。
慶彦が「喜ばれるでしょうね」と言うと、部長は「こっちが喜ばせて貰ってる」と満面の笑顔を見せた――その一言が慶彦の拘りを解かしたのよ。
慶彦は部長から許可を貰い、予定を早めて帰宅、妙に焦る麻美にまだ開いてる店は無いか尋ねたの。
郊外ではコンビニも夜の11時で閉まってしまう、こんな事ならあの玩具屋で探せば良かった!
後悔している慶彦の前に、麻美は笑顔で、綺麗にラッピングした「中くらいの箱」を見せたの。
スーパーで貰った段ボール箱に、余った木綿をちょいちょいと貼って作ったと言う、娘へのクリスマス・プレゼント…実は慶彦が居ぬ間に、麻美はこっそりサンタさんからのクリスマス・プレゼント計画をやり遂げようと目論んでたのよ。
あすかが眠るベッドの背面の壁には、折紙でリベンジ工作したクリスマス・ツリーが貼ってあった。
妻の反逆行為を知った慶彦から「強情者めっ!」と呆れられた麻美は、「あまり真剣にならなくても良いかと思って」と笑ったの。
サンタが来るのは子供の頃だけ、サンタを喜ぶ顔が見られるのも子供の頃だけ。
夜更けに目を覚ましたあすかは、自分が願った通りに、綺麗な中くらいの箱が枕元に置いてあった事で、サンタが来てくれたと大喜び。
早速報告にやって来た娘を、慶彦はしっかりと抱き締めた。
あすかがサンタにお礼を言おうと窓を開けると、田圃の向こうに立つ背高ノッポの木に幾つもの星が重なり、まるでクリスマス・ツリーの様。
慶彦は隣で眠ってた麻美も起こすと、家族3人でその奇跡の眺めを楽しんだの。

…グータラだけど飄々と物事に当たる麻美さんが良い味出してるわv
本来のクリスマスは冬至の祭で、キリスト生誕より前から祝われていたと言っても、「クリスマス(Xmas)」=「キリストのミサ(ギリシャ語でXはキリストを意味する)」という言葉に抵抗を感じる人が居るのは無理からぬ事。
そのためアメリカでは「Merry X'mas」ではなく、一般的な挨拶として「Happy holidays(良い休暇を)」を使う習慣が有るの。
祭と宗教は切っても切れない関係とはいえ、麻美さんが言うように、あまり難しく考えず、楽しめる時に楽しんだら良いとメリーは思うわ。

ここで10曲目のクリスマス・ソングを紹介――竹内まりや作詞・作曲の「すてきなホリディ」!
クリスマスシーズンに流れるケンタッキーのCMでお馴染みね♪



【すてきなホリディ】




近づーいてーいるぅー…♪ 冬のー足ー音ぉ…♪
耳をー澄まーせばぁー♪ 聞こえる鈴の音…

寝惚けったあーたまに♪ 響く目覚ーましを♪
手探りで止めた後♪ 雪の気ー配♪
始まりを告げる♪ 素敵な季ー節が♪
Happy holidays♪ happy holidays♪ What a glorious time of year♪

すやすやと眠るー♪ 子供達の手にー♪
抱かれたテディベアも♪ もう待ちきれない♪

クーリスマスが今年もやぁって来る♪
悲しかった♪ 出来事を♪ 消し去るように♪
さーあパジャマを脱いだら出かけよう♪
少しずつ♪ 白くなる♪ 街路樹をー♪ 駆け抜けてー♪


華やぎ始めた♪ 街は急ーぎ足♪
贈り物決まる頃♪ 黄昏れーてく♪
かじかんだー指を♪ ママが温ーめるね♪
Happy holidays♪ happy holidays♪ What a glorious time of year♪

大切なものはー♪ みんな側に在るー♪
穏やっかな毎日が♪ 続く贅沢♪

クーリスマスがもう直やぁって来る♪
嬉しさを♪ 隠せない♪ 犬や猫まで♪
もーみの木に灯る明かりを受けて♪
いつもより♪ 優しそうな♪ パパの目がー♪ 笑ってるー♪

クーリスマスは誰にもやぁって来る♪
もし一人♪ ぼぉっちでも♪ 淋しがらずに♪
こーころに住むサンタに呼びかけてー♪
幼い頃の夢を♪ 思い出しーてごらんよ♪

クーリスマスが今年もやぁって来る♪
悲しかった♪ 出来事を♪ 消し去るように♪
さーあパジャマを脱いだら出かけよう♪
少しずつ♪ 白くなる♪ 街路樹をー♪ 駆け抜けてー♪

Happy happy holidays♪(holidays♪)
Happy happy holidays♪(holidays♪)
Happy happy holidays♪(holidays♪)
Happy happy holidays♪(holidays♪)
Happy happy holidays♪(holidays♪)
Happy happy holidays♪(holidays♪)
Happy happy holidays………♪(holidays………♪)



日本のクリスマス・ソング御三家と言ったら、この「すてきなホリディ」と、山下達郎の「クリスマス・イブ」と、稲垣潤一の「クリスマスキャロルの頃には」じゃないかしら?
歌はこちらを参考にしてね♪(※音が出る)
それじゃあまた、明日もメリーと楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



…こんばんは、びょりです。
トランプさんが大統領になって「これで堂々と『Merry X'mas』と言えるようになる」との挑発的な発言してましたね。
裏にはイスラム教徒が増加中な事で、キリスト教を信仰する白人の危機感が潜んでるかと。
自由信仰万歳な日本でも、世界の動向如何によっては、軽々しく「Merry X'mas!」なんて挨拶出来なくなるかもしれない。
そんな自分は深く考えずに「Merry X'mas!」を使ってる…「Happy Holidays!」より綴りが簡単なんだもの。(日本にはクリスマス休暇なんて無いし)
世界が何時までも平和でありますように…。

写真は今年、小田原の老舗蒲鉾店、「鈴廣」で撮ったクリスマス・ツリー、の下に飾られたプレゼントの箱。
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2016年、クリスマスには歌を歌おう♪その9

2016年12月29日 18時43分51秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
新年の準備に追われてか、道行く人も忙しない様子ね。
今年の汚れは今年の内に!
皆、大掃除は済ませたかしら?
まだな人、今日は二重苦(29)に繋がるから止すとして、明日には済ませてしまう事!
新しい年を迎えるにあたって、身辺を清潔にしておかなきゃ!
…それにしてもクリスマスケーキと大晦日の蕎麦と正月の御節料理を同時に売る、年の瀬の日本の商店ってカオスね~。

「日本の漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第9回の今夜は「宇宙家族カールビンソン」よりの紹介!
あさりよしとお氏の代表作、「宇宙家族カールビンソン」は、これまで同タイトルで3度、別々の雑誌にて連載されたの。
最初は徳間書店発行の「プチ・アップルパイ」で1984年7号~17号迄、2度目は同じく徳間書店発行の「月刊少年キャプテン」で1985年2月号~1997年2月号迄、3度目は講談社が発行する「アフタヌーン」で1999年~、なんと三度とも未完のまま、しかも連載の度に設定や世界観が微妙に変わるので、同タイトルでも別の作品として捉えた方が良いかも知れないわ、例えるなら宇宙戦艦ヤマトの様に。
ここではファンからスタンダードと呼ばれてる、「月刊少年キャプテン」連載時代の粗筋を紹介するわ――辺境の惑星アニカの付近で宇宙船同士の衝突事故が起きた。
一方の宇宙船は大破してアニカに墜落。
もう一方の宇宙船に乗っていた旅芸人一座が、墜落した宇宙船を調査したところ、3人の乗員の内2人の大人は既に死亡しており、赤ん坊のみ無事で居た。
宇宙船のデータを解析した結果、「地球」と言う未知の惑星の物らしい。
事故調査を担当した宇宙警察は、相手側が未知の宇宙人で管轄外なのを理由に、赤ん坊を保護する事も無く去って行ってしまった。
旅芸人一座は惑星アニカに留まり、赤ん坊の母星から迎えが来るまで、自分達が家族を演じて育てる事を決意。
女の子だった赤ん坊に「コロナ」と名付け、彼女が成長した際に社会で困らぬよう、地球での生活習慣の再現に努める。
地球に関するデータが乏しい為に、一座が再現する地球の生活習慣には誤りも少なくなかったが…惑星アニカで暮らし始めて4年が経過し、赤ん坊だったコロナは少女に成長した――って、粗筋が長くなってしまったわ。(汗)
まどろっこしい説明はここまで、取り上げるのは少年キャプテン版「宇宙家族カールビンソン」第2巻13話「プロジェクト・ブルー」よ!

雪の積もったクリスマスの日、コロナはおかあさん(座長)からケーキを買って来るようお金を渡される。
ウキウキ気分でお買い物の途中、コロナは原住民の子供がシクシク泣いてる所に出くわしたの。
話を聞けば、病気のお父さんのため薬を買いに行き、雪道で転んでお金を落としてしまったんですって。
優しいコロナがケーキ代に渡された二千円を貸すと、原住民の子は大喜び、「必ず返す」と約束して走って行ったわ。
人助けしたんだから、おかあさんに話せばきっと解って貰えると信じ、家に戻ったコロナだったけど、ケーキを待ちわびる家族の様子を見たら、とても言い出せなかった。
再び家を出たコロナは風来坊のケンに相談。
ケンは雑貨店主のアンディ(ロボット)に協力を頼み、簡単な仕事をコロナにさせて彼女にお給料が出るよう手配してくれたの。
お給料を受け取ったコロナは、今度こそと勇んでケーキを買いに行った、ところが途中で、さっきお金を貸した原住民の子供が、割れた薬瓶を前に道で蹲り、シクシク泣いてるじゃないの!
優しいコロナは再びお金を貸してあげ、喜び去って行く原住民の子供を見送り、「神様だけは解ってくれるわ…」と呟いて、雪道をとぼとぼと歩いてったの。
その頃アニカの原住(?)生物ショベルマウス宅では、原住民のジッソー、コーちゃん、ジュンくんも手伝い、パーティーの準備に大わらわ。
居候の傭兵ライカはその様子を寝そべって見ていたけど、自分も手伝ってやろうと思い声をかけたの。
ところが仕度に熱中してた4人(?)には聞こえず、返事が貰えなかった事で無視されたと勝手に思い込んだライカは、怒って外へ出てしまった。
「仲間外れにしやがって…どうせ自分は邪魔な居候だよ!!」
彼女は芯から僻みっぽくて、物事を悪く見るのが得意なの。
ムシャクシャしたライカが、幼馴染みで元同僚のベルカ(アニカでの保安官役)に八つ当たりしようと交番を訪ねると、パトロールに出ていて留守だった。
「つまんねェな…火でも点けたろか」と、物騒な事を呟いてるそこへ、途方に暮れたコロナがやって来たの。
コロナの意気消沈してる様子が気になったライカは、おタケばあさんの駄菓子屋で甘酒を奢ってあげ、事情を訊いたのね。
そしてコロナが他人に親切を働いた事でババを引いたのを知った彼女は、馬鹿にするように「他人なんか放っときゃ良かったんだ」って言ったの。
「でも、おかあさんが、どんな時にも人には親切にって…それが必ず自分の為になるんだって」
「そんな事やってるから自分がそんな目に遭うんだぜ」
不機嫌を隠さずコロナの前から去って行ったライカだけど、直ぐにケーキの箱らしき物を持って戻って来たわ。
ライカは、そこの角でサンタに会い、「親切なお嬢ちゃんに特別プレゼントを渡してくれ」と頼まれたと言って、コロナにケーキを渡したの。
大いに感謝してお礼を言うコロナに、「礼ならサンタに言え」とそっぽを向くライカ。
「こんな楽しい晩に帰る場所が無いのは私一人で沢山だ」なんて、まったくもう、素直じゃないんだからv
そこへ帰りが遅いのを心配して、コロナのおとうさんとおかあさんが迎えにやって来た。
独り残ったライカに「君は帰らないのかい?」と尋ねる謎の声が――声の主は米俵に乗って小槌を持った、一見、大黒天の様なサンタクロースのお爺さんだったの!
仰天するライカに「皆おまえさんの帰りを待ってる。勝手に拗ねとらんで素直になれ」と説くサンタ。
ライカは「どうせ捻くれ者だ」って不貞腐れたわ。
そんな彼女にサンタは「あんたがあの子に優しくする一部始終を見ていた。親切は何時か何倍にもなって自分に返って来るもの。わしの代理をご苦労さん」と言って、月の浮かぶ夜空へ飛び去って行ったの。
少し離れた場所からその光景を見ていたコロナとおかあさんもビックリ!!
「サンタって本当に居たんだねェ…」って、小槌を持っていて米俵に乗ってたけど、本当にサンタだったのかしらねェ…?
色々と怪しいサンタだったけど、言う通りに家に帰ったライカを、ショベルマウスもジッソーもコーちゃんもジュンくんも、パーティーを始めないで待ってたわ。
同じ頃、コロナから薬代を借りた原住民の子供は、母親に付き添われて彼女にお礼を渡しに行き、パトロール中のベルカに家の場所を尋ねてるとこだった。
知らずに眠るコロナの枕元には、プレゼントを置くおとうさん(最終兵器)の姿。
ちなみに怪しいサンタの正体は、風来坊のケンに頼まれ変身した、鯉の太郎(龍になるのが夢)だった、皆優しいのねv

ここで9曲目のクリスマス・ソングを紹介――「Leprechaun Christmas」!
1980年代後半に一世を風靡したバンド、TMNETWORKが歌うクリスマス・ソングで、作詞は当事キーボードを担当した小室哲哉氏、作曲はリズムギター&ピアノを担当した木根尚登氏。
1980年代に青春を過ごした人には思い出の歌でしょうね♪



【Leprechaun Christmas】




バーイバイトゥサンライズ♪ キャンドルの光♪ 道行ぅく人ーに♪ 清らかに鐘が鳴ぁる♪
ヘーロゥトワイライト♪ 雪の・輝きぃが♪ ツリーィを飾ぁり♪ 月明かりに揺れぇるぅ♪

フーズラフィング♪ フーズクラァイング♪ こーの夜に♪
フーズダンシング♪ フーズファイティングスティルナウ♪
誰もが♪ 幸せ♪ 呼ーぶ鳥を♪ 捜し続けぇてるー♪

ハーヴァメーリクリスマスッ♪ メーリメーリクリスマスッ♪
ハーヴァメーリクリスマスッ♪ 全てぇの街角ぉーかーら♪
ハーヴァメーリクリスマスッ♪ メーリメーリクリスマスッ♪
ハーヴァメーリクリスマスッ♪ 全ての窓に…♪

フーズカミング♪ フーズリーヴィング♪ こーの夜に♪
フーズギヴィング♪ フーズティキングスティルナウ♪
明日も♪ あの日も♪ あーの時も♪ 忘れなーいメロディー♪

ドゥードゥーディダーダ♪ サンタクロースィズカミング♪
ドゥードゥーディダーダ♪ ヒアザピーポーシンギング♪
ドゥードゥーディダーダ♪ ヒアザベルズリンギング♪
ドゥードゥーディダーダ♪ メーーーリクリスマストゥナーァーーーイッ…♪


バーイバイトゥサンライズ♪ キャンドルの光♪ 道行ぅく人ーに♪ 清らかに鐘が鳴ぁる♪
ヘーロゥトワイライト♪ 雪の・輝きぃが♪ ツリーィを飾ぁり♪ 月明かりに揺れぇるぅ♪

フーズラフィング♪ フーズクラァイング♪ こーの夜に♪
フーズダンシング♪ フーズファイティングスティルナウ♪
誰もが♪ 幸せ♪ 呼ーぶ鳥を♪ 捜し続けぇてるー♪

フーズカミング♪ フーズリーヴィング♪ こーの夜に♪
フーズギヴィング♪ フーズティキングスティルナウ♪
明日も♪ あの日も♪ あーの時も♪ 忘れなーいメロディー♪


虹に触ーれーたかった♪ 雲を抜ーけーたかった♪ 風に乗ーりーたかった♪
ハーヴァメーリクリスマスッ♪ メーリメーリクリスマスッ♪ ハーヴァメーリクリスマスッ…♪

空を超ーえーたかった♪ 雨を止ーめーたかった♪ 君を愛しーたかった…♪
ハーヴァメーリクリスマスッ♪ メーリメーリクリスマスッ♪ ハーヴァメーリクリスマスッ…♪

ハーヴァメーリクリスマスッ♪ メーリクリスマスッ! メーリメーリクリスマスッ♪ メーリクリスマスッ! ハーヴァメーリクリスマスッ…♪
 
メーリクリスマスッ! ハーヴァメーリクリスマスッ♪ メーリクリスマスッ! メーリメーリクリスマスッ♪ 全ての窓に……♪

ハーヴァメーリクリスマスッ……♪ メーリメーリクリスマスッ………♪



歌はこちらを参考にしてね♪(※ニコニコだから音が出るだけじゃ済まないけど…)
「Leprechaun(レプラコーン)」はアイルランドの妖精で、地下に富を隠してると云われる小人。
本当に良いものは表に現れずに隠れてる事が多いものよv
それじゃあまた明日、メリーと一緒に楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



…こんばんは、びょりです。
ほのぼの可愛い画風でブラックな話を描くのが得意なあさりよしとお氏、そんな氏が稀に発表するちょっと良い話系に私は弱い。
白泉社発行「なつのロケット」とか…ただこの方も流浪の漫画家で、単行本探そうにも絶版な事が少なくないという。
「宇宙家族カールビンソン」同様、月刊少年キャプテン突然の廃刊で、未完に終わった連載作品は多い。
当事、月刊少年キャプテンの愛読者だった自分は泣いた…個性的な作品が多く載った、良い雑誌だったのになあー。
ネットで調べたら編集部ですら直前に知らされたとの事、異常事態ですわ。

歌詞はね……そのまま載せたら不味いかな~~と思って。(今更だけど;汗)



写真は我が家で今年食べたクリスマス・ケーキ。
モンブランクリームがかかったチョコレートムースの中には、爽やかなオレンジ風味のジュレが隠されてる…とっても美味しいビシュ・ドゥ・ノエルで御座いました。
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2016年、クリスマスには歌を歌おう♪その8

2016年12月28日 18時53分20秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
毎年恒例「今年を表す漢字一文字」は「金」に決まったそうね。
なんでも五輪の「金」メダルラッシュや、アメリカ新大統領トランプさんの「金」髪から連想しての漢字らしいけど、メリーはてっきり「反」に決まると考えてたわ。
「金」と言えば、或る漫画のヒロインを思い出さない?
「日本の漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第8回の今夜は「GS美神 極楽大作戦!!」よりの紹介よ!

「GS美神 極楽大作戦!!」は1991年20・21合併号にテスト版が掲載、その後1991年30号~1999年41号まで小学館発行の週刊少年サンデーで連載された、椎名高志氏の出世作。
悪霊・妖怪の存在が証明され、それらを退治する仕事を国家資格制度を設けて認定している世界で、バブルの申し子ボディコンイケイケ金の亡者ながら腕は一流の美人ゴースト・スイーパー「美神令子」と、助手の煩悩男子高校生「横島忠夫」と、同じく助手で300年前の美少女巫女幽霊「おキヌ」ちゃんが活躍するオカルト・コメディー。
1993年4/11~1994年3/6まで、テレビ朝日で東映動画が制作したアニメ版も放送されたわ。
その「GS美神 極楽大作戦!!」第3巻より、「おキヌちゃんのクリスマス!!」を紹介!

クリスマス・イブに何の気紛れか、横島君を自宅のパーティーに誘った美神さん。
たちまち鼻血を噴き出さんばかりに興奮した横島君だけど、美神さんにはクリスマスを祝おうなんて気持ち更々なく、幽霊のおキヌちゃんにせがまれたから開く事にしたらしいの。
300年前に人柱に選ばれ恋も知らずに身を投げたおキヌちゃんから見て、クリスマスはとっても素敵な楽しいイベントに思えたのね。
既に自分と横島君の二人に手作りのプレゼントを用意してると知っては、美神さんとて無視するわけにいかなかったのよ。
横島君相手には非道な女王様の美神さんだけど、おキヌちゃんには優しい…この差は一体何かしら?
それはさて置き、美神さんから「自分も、おキヌちゃんの為にプレゼントを用意しとくから、あんたも何かしてあげなさい」と言われた横島君は、何を贈れば喜ばれるのか思い付かず、オカルトグッズを取り扱う「厄珍堂」の店主で、幽霊や妖怪等に詳しい「厄珍」に相談したの。
話を聞いた厄珍は、「幽霊は死んだ時のまま着る物が変わらないから、着物なんか喜ばれるんじゃないアルか?」と提案。
何でもエクトプラズムを特殊加工した糸で織った服が在るって言うのね。
それを織る事が出来るのは「織姫」と言う、魔力を持った機を織る一族の中で、最も美しい女が長となり、世俗を捨て険しい山の峰にて独り機を織り続けていると云う…「世俗を捨て」、「独り」、「一族の中で、最も美しい女」と言うワードを耳にした横島君の煩悩メーターはグーーーンと急上昇!!
俄然、話に興味を持った彼に、厄珍は更なる甘い蜜を囁いたの。
「織姫が織った服は安い物でも数百万するが、あんたが織姫の所に遣いに行き、品物を受け取ったら、只でそれをくれてやる。」
「但し、着いても直接顔を見てはいけない。小屋に設えてある小窓から品物だけ受け取るように」と、厄珍から釘を刺されたところで、俗物の横島君が素直に聞くわけない。
即座に店を飛び出て、件の切り立った山を登る横島君の思惑とは――絶対に織姫の顔を見て自分のモノにしてやる!!!――絶世の美女と聞いて手を出さずにはいられない、この時点で彼は最初の目的を完全に見失ってたの。
そんな横島君の思惑なぞ厄珍は予め織り込み済、実は織姫の片棒担いでの謀だったのよ。
厄珍は、女の幸せを知らないまま老いさらばえたくないとの織姫の苦悩に付けこみ、彼女を役目から解放してあげる代わりに、仕入値を半額にして貰う約束を取り付けてたの。
「あの俗物小僧なら間違い無く織姫の顔を見ようとして禁を破る!…となれば現織姫は次代との交代が叶う!」
険しい雪山の峰に辿り着いた横島君は、厄珍の期待通り品物を受け取って帰る事無く、小屋の戸を打ち破って中へ――入って見たものとは、60年間機を織り続けて皺くちゃの老婆に成り果てた織姫だった。
「40年前にお会いしたかった…!」
ショックで放心した横島君は、受け取った品物を握ったまま、下界へ墜落。
その頃、美神さん宅で開いたクリスマス・パーティーの席で、おキヌちゃんは何時までも現れない横島君に焦れてたの。
「せっかくマフラー編んだのに…」
そこへ生気を無くした顔の横島君が到着。
横島君から服を渡されたおキヌちゃんは涙を溢すほど感激し、決死の思いで織姫の所まで行った事を知った美神さんは彼を誉めたの。
でも年が明けるまで魘され続けた横島君は、おキヌちゃんに手編みのマフラーをプレゼントされても、直ぐには気付かなかったんですって。
結果オーライとはいえ、煩悩は程々にしとかないと身を滅ぼすわよ、横島君v
ちなみにこの時おキヌちゃんが貰った服は、26巻「サバイバル合コン!!」にて、再び彼女がクリスマス・パーティーで着用し登場するの。
おキヌちゃんにとって、思い出のクリスマス服になったようね♪

さてここで8曲目のクリスマス・ソングを紹介――「クリスマスキャロルの頃には」!
稲垣潤一氏の最大最長のヒットソングかつ、日本のクリスマスソング御三家の1つ。
作詞は秋元康氏、作曲は三井誠氏、倦怠期の恋人が「クリスマス・キャロルが流れる頃まで冷却期間を置きましょ~~」って一旦別れる、歌詞の内容考えると…実は歌ってる時期はクリスマスじゃないわね??



【クリスマスキャロルの頃には】




クーリースーマスキャロルがー♪ 流れーるー頃には♪
君と僕の答えもー♪ きぃっとぉ出ているだぁろう♪
クーリースーマスキャロルがー♪ 流れーるー頃には♪
誰を愛してるのかー♪ 今はー見えなくてぇもぉ♪

こーの手ーをー♪ 少しー♪ 伸ぉばせーば♪
届い♪ ていたぁ♪ のにー♪
イーチミリー♪ 何かぁ♪ 足ぁりなぁい♪
愛のー♪ 擦れちぃ・がいー♪

お互いをー解ぁり過ぅぎていてー♪
心がよ・そ見ぃ出・来ぃないーのさ♪

クーリースーマスキャロルがー♪ 聞こえーるー頃まで♪
出逢う前に戻ぉってぇ♪ もぉっとぉ自由で居よぉ♪
クーリースーマスキャロルがー♪ 聞こえーるー頃まで♪
何が大切なのかぁ♪ 一人ぃ考えたぁい♪


だぁーれかがぁ♪ 傍に♪ 居ぃるのーは♪
暖ぁ…かいけー・れどー♪
背ー中をー♪ 毛布♪ 代ぁわりぃに♪ 抱き合…えないー・から…♪

近過ぎて見えぇな・いー支・え・は♪ 離れて見ぃればわ・かぁるぅらしい♪

クーリースーマスキャロルがー♪ 流れーるー頃には♪
君と僕の答えもー♪ きぃっとぉ出ているだぁろう♪
クーリースーマスキャロルがー♪ 流れーるー頃には♪
誰を愛してるのかー♪ 今はー見えなくてぇもぉ…♪



切なくなるメロディーに、「クリスマスキャロルが流れる頃には♪」というフレーズの繰り返しが、強く印象に残るの。
一度聴いたら忘れられない、ロングヒットにも頷けるわ。
歌はこちらを参考にしてね♪(※音が出る)
それじゃあまた明日、メリーと楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



…こんばんは、びょりです。
最初自分は横島はおキヌちゃんとくっ付くもんだと思ってました。
いや、何か初期はおキヌちゃん×横島っぽいエピソードが結構有るように感じられて…別に美神さんが横島の相手でも全く不満は無いですけど、美神さんってキャリアウーマンってイメージで、一生恋愛しないようなキャラだと捉えてたんすよ。(つうか初期と後期で性格大分変ったよね美神さん…)

写真は箱根ガラスの森美術館の冬の名物「硝子のツリー」。
昼間に撮影したんではキラキラ感が無いですね。(汗)

近付くとこんなクリスタルの輝きなんすよ~。
一度観たいと思ってたんだ。
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2016年、クリスマスには歌を歌おう♪その7

2016年12月27日 21時46分29秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
毎日寒い日が続くけど、主に大平洋側で冬は天体観測にもってこいの季節。
昴にオリオン座、冬の大三角形、今年の12月14日は双子座流星群がピークを迎えたわね。
空気が澄む冬の星空の美しさは格別よv
冴え冴えと輝く星に人の心は惹き付けられる。
「日本の漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第7回目の今夜紹介する「めぞん一刻」の1エピソードでも星がキーワード。

「めぞん一刻」は小学館発行のビッグコミックスピリッツ、1980年11月の創刊号~1987年19号まで連載された作品。
原作者は高橋留美子女史、めぞんとうる星を同時期に執筆して、両方とも雑誌の看板に据えられるまでヒットさせた作者は天才ね!
坂の上に建つ「一刻館」と言う名の古アパートに、管理人として入居した若くて美しい未亡人「音無響子」と、5号室に住む貧乏青年の「五代裕作」との恋愛を軸に描かれるロマンティック・コメディー。
メリーゴーラウンドの様に堂々巡りな二人の関係に、やきもきする読者が続出したそうよ。
その「めぞん一刻」第5巻に収録されてる「星をつかむ男」を今回取り上げるわ。

ゴシップ大好きな一刻館の住人逹にとって、毎夜の酒宴の肴は五代君の恋路。
このところの彼は毎日帰りが遅い上、玄関を潜るなり即、管理人さんの部屋を訪ね、5分で出て来る。
逢い引きにしては短過ぎる、一体何をしてるのやら…?
気になった住人達が本人に問い質したところ、借金を返済してるのだとあっさり口を割ったわ。
詳しい事情は第4巻を参照して貰うとして、彼は最近、質草代、荷物の運搬費、家出中の一刻館の部屋代に、風邪を拗らせた際の医療費と、管理人さんへの借金が大分嵩んでたのよ。
それにしたって毎晩わざわざ管理人さんの部屋を訪ねて、分割で払いに行く必要までは無いと思うでしょ?
結局は借金返済を口実に、管理人さんに毎晩逢いに行ってるんだろと、住人達に指摘されてしまったわ。
とまぁ今年の冬は去年にも増して金欠で、来るクリスマスに響子さんへのプレゼントを買うお金も無い事を嘆く五代君。
話を聞いた友人の坂本君は、それならクリスマス・イブに、デパートの飾り付けのバイトをしないかと、五代君に持ち掛けたの。
毎年クリスマス・イブは6号室の住人、朱美さんのツテでバー茶々丸を会場にパーティーをやるのが、一刻館住人の恒例になってた。
勿論、響子さんも参加予定。
イブにバイトを入れたらパーティーに参加出来なくなる…でもどうせ響子さんにプレゼントを渡せず、情けない思いをするくらいなら、いっそ参加しない方が心安らかで居られるかも。
未練タラタラな態度を坂本君に突っ込まれつつも、潔く(?)イブのバイトを請け負った五代君だったわ。
一方、響子さんは1号室住人の一の瀬さんと一緒に、年の瀬で賑わう近所の時計坂商店街でお買い物。
その途中、或る店のショーウィンドウの、クリスマス・ツリーに目が留まったの。
甦る幼かった頃のクリスマスの記憶…パパとデパートに出掛けた響子さんは、フロアに飾り付けられた大きなクリスマス・ツリーの天辺の、大きな星が欲しいとせがんだの。
娘にベタ甘だった響子さんのパパは、代わりに小さなクリスマス・ツリーを買ってくれたけど、大きくなくちゃ嫌だと駄々を捏ねて困らせたっけ…という話を聞いた一の瀬さんは、その晩一刻館の住人である四谷さん五代君や朱美さんに話したのね。
おばさんの情報発信力恐るべし!
幼い時分の管理人さんの可愛い我儘話を聞けて、五代君は目を細めて喜んだわ。
そんな彼は自分が参加しない事を決めたクリスマス・パーティーに、恋のライバル三鷹さんが来る事を朱美さんから聞いて大焦り。
奴は愛も金も有り余る程持ってる、もしや響子さん絆されてそのまま…と何時もの如く妄想が止まらない五代君だったの。
24日の朝、バイトに出掛けようとした五代君は、庭で響子さんに呼び止められた。
「茶々丸でのパーティーに参加しないんですか?」と彼女に尋ねられた五代君の心は揺らぐ…だって響子さんの顔がとっても寂しそうに見えたんだもの。
実際は「パーティーに参加するお金が無くて来られないのかしら?でもそんな事を訊いては失礼だし」と思い惑う顔だったんだけど(笑)、「自分が来ないのを寂しがってる」と誤解した五代君は、バイトを出来るだけ早く切り上げて駆け付ける事を約束したのね。
ちなみにデパートでのアルバイト内容は、クリスマスの飾りを降ろして、正月飾りに付け替えるというものだった。
当時の商店は12/25に日付が変わるや、正月モードにチェンジしてたのね~。
営業を終えてお客さん達が帰った後、イブだってのに用事の無い寂しい男達が、力仕事を黙々とこなして、その見返りに給料と貧相な弁当の支給を受けるという侘しーーいクリスマス。
切なさと虚しさで胸がいっぱいになった五代君の目に、役割を終えたツリーの星が映ったの。
一方、茶々丸でのクリスマス・パーティーは、宴会好きの一刻館の住人達に、商店街のおじさん達も加わって大盛り上がり。
そんな中、響子さんは内心、五代君が駆け付けるのを待って居たの。
夜も更けた頃、サンタクロースの様に大きな袋を背負った五代君が茶々丸に到着!
袋の中身は響子さんへのクリスマス・プレゼント――クリスマス・ツリーの天辺に輝く大きな星だった。
贈られた響子さんは大感激、「お部屋に飾っちゃお!」と言って皆に見せびらかしたの。
バイト先に交渉して彼女の思い出の星をゲットするなんて、五代君やるじゃない!
と・こ・ろ・が…プレゼントされた星に引き摺られて、真昆布の様にベロベロと長いモールが出て来たのよ。
ズルズルと長いモールは星にガッチリ取り付けられてて外れそうもない、「本当に部屋に飾るんですか?」と三鷹さんから訊かれた響子さんは、「はぁ…」と言って曖昧に笑うしか出来なかった。
部屋に飾ったら、そーとー嵩張るでしょうね~~~。

「めぞん一刻」には第1巻3話「勝手に聖夜」や、第2巻11話「マフ等ー、あげます」など、傑作クリスマス短編が他にも在るの。
字数の都合で紹介出来ないのはとっても残念だわ。
さて、7曲目のクリスマス・ソングは――「さやかに星はきらめき」よ♪
英語での曲名は「O Holy Night」、元は「クリスマスの賛美歌」と言う名で、プラシド・カポーの原詩にアドルフ・アダンが曲を付けた、フランス産れのクリスマス・キャロルなの。
日本では讃美歌219番として収録されてるわ。



【さやかに星はきらめき】




さーやーかにー♪ 星ーはきらめーき♪ 御子ーイエス生まれー給うー♪
なーがーくもー♪ 闇路ーを辿ーり♪ メシーヤをー待ーてるー民にー♪
あたーらーしーき朝はー来たーり♪ 栄ーえーあーるー日ーはのーぼるー♪
いーーーーざー聞けー♪ みつーーーかい歌ーーう♪
妙ーーーぇーーーなるーぅ♪ 天ーつみうーたをーー♪
めーでーーーたーしーー♪、清ーし今宵ーーー♪


輝くー♪ 星ーを頼りーに♪ 旅ーせし博士ーのごとーー♪
信仰のー♪ 光によりーて♪ 我らもー御前にー立つーー♪
馬ーぶーねーに眠る御子ーは♪ 君ーのー君ー♪ 主の主ーなり♪
わーーーーれらのーーー♪ 重ーーーー荷を担ーーーい♪
安ーーーぅーきをーーーぉ♪ 賜ーーう為にとーーー♪
来ーたーーーぁれーるーー♪ かーみーの子ーなーりーー♪


たーがーいにー♪ 愛ーせよと説ーーき♪ 平和のー道をー教えーーー♪
すーべーてのー♪ くびーきをこぼーーち♪ 自由をー与えー給うーー♪
げにー主ーこーそー平和ーのきーみ♪ たぐーいー無ーきー愛のー人♪
つーーーーたえよーーー♪ そのーーーーおとずれーーーを♪
広ーーーーぉめよーーー♪ 聖ーき御業をーー♪
讃ーーーーえよーーーーぉ♪ 声ーーーのかーぎーーーりぃーーー♪



歌はこちらを参考にしてね♪(※音が出る)
クリスマスの煌めく星に、貴方は何をお願いする?
また明日、メリーと楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



…こんばんは、びょりです。
めぞんのこのエピソードを読んで…こずえちゃんへのクリスマス・プレゼントはどうしたんでしょうね?…気になります。

今回の写真は今年、近所のパン屋で撮影したクリスマスの星…ツリーの天辺を飾る星じゃないんですけどね。(汗)
撮影対象を探してて気が付いたのですが、最近は天辺にシンプルな星を頂くクリスマス・ツリーを、あまり見掛けなくなったなと。
デパートやテーマパーク等で飾られる大きなクリスマス・ツリーだと、星が金平糖の様な形してたり、星じゃなく花やリボンやハートなんかだったりするパターンが多い。
ご自宅でのインテリア用の小型なクリスマス・ツリーの場合、今度はパカッと被せるタイプの星がポピュラーで、「めぞん一刻」に登場する様なジャスト星!ってのが無い。
最近はクリスマス・ツリーにまで個性派の波が…誰か(シンプルかつクラシックな)お星様を知りませんか?
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2016年、クリスマスには歌を歌おう♪その6

2016年12月26日 21時53分42秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
12/25は終わりでなくクリスマスの始まり、このシリーズもまだまだ続くわよ~!
「日本の漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第6回の今夜は「ルププ・パウ♥」と言う作品を紹介するわ♪
作者は竹本泉氏、講談社が発行する「なかよしデラックス」1982年12月号に掲載された読み切り作品なの。
「ルププ・パウ♥」と言う変わったタイトルは、ヒロインのアリスが偶に「るぷ」と口癖で言う事から。
「ルププ・パウ」とは、どうやら彼女が仰天する様を表した、作者の創造言語みたい。

――今年もクリスマスがやって来る。
家族揃ってのクリスマス・パーティーを楽しみにしていたアリス、なのにパパは今年も仕事でお出掛けだって言うの。
毎年パパが居ないクリスマスを過ごしてるなんて、私は孤独な少女だわ~と不貞腐れるアリス。
パパは「聞き分けの無い事を言うとサンタクロースが来てくれないぞ」、な~んて脅かすけれど、サンタの正体はパパだと思ってるアリスには効かない。
ならばとパパは「今年はクリスマス・プレゼントは要らないんだな?」と第二波攻撃、これにはアリスも慌てて白旗を揚げたわ。
でもやっぱりアリスとしては一度位パパと一緒にクリスマスを過ごしてみたい、近所に住むティム君に不満を零すと、彼は「アリスのパパってどんな仕事をしてるの?」って訊いて来たのよ。
そこではたとアリスは、自分のパパがどんな仕事をしてるのか知らない事に気が付いたのね。
家に帰ったアリスは早速パパに何の仕事をしてるのか尋ねたの、そしたら何故かパパだけでなくママまで急に用事を思い出したとか言って逃げちゃった。
え?これって触れちゃいけない話題?パパもママも私に隠し事をしてる…?
不審に思ったアリスはティム君に相談、そしたら彼、「ひょっとしてギャングとか泥棒とか、人に言えない仕事してるんじゃない?」なんて言うのよ!
勿論アリスはプンプンになって怒ったわ!
「もっとまともな仕事は無いの!?」
「人に言えない仕事って大抵まともでない場合の方が…ならサンタクロースとかは?人に尊敬されて、かつクリスマスに忙しくて、人に知られたくない仕事だよ」
ティム君のふざけた発想を聞いたアリスは、呆れて帰ってしまった。
けれど一度気にしたら夜も眠れない…。
12/24の朝、アリスが起きると、ママから「パパはもう仕事に行った」と伝えられたの。
ところがその直ぐ後で、アリスは書斎の前にパパが居るのを見たのよ!
追い駆けて書斎に入ったけど、忽然と消えちゃった!!
ティム君にその事を話したものの彼は信じない、そこへティム君のパパが仕事から帰って来たの。
「ただいま」の挨拶をするティム君のパパを見て、アリスは自分のパパが仕事に出掛ける所を見た記憶が無いのに気付いてしまった。
普通は「行って来ます」と言って出掛け、「ただいま」と言って帰って来る。
なのに私のパパは何時の間にか仕事に出掛け、何時の間にか家に帰って来てる……アリスとティム君の間に、一瞬異様な雰囲気が流れたわ。
2人はアリスのパパのプライベート・ルームを探りに入り、そこで書斎には不似合いな冷蔵庫を発見。
今夜の御馳走をあてにして、お腹を空かせていた2人が、つまみ食い目当てに開けてみると、地下へと続く階段が在ったのよ。
階段を下りた先には果てが見えない地下トンネル、トロッコが走る線路まで敷かれてるじゃないの。
――きっとこの地下トンネルを進んだ先に、アリスのパパの正体が!?
探検心を擽られたアリスとティム君は、トロッコに乗って暗く長い地下トンネルを行き、終着点まで辿り着いたの。
そこは謎の玩具製造工場だった――いきなり突っ込んで来たトロッコに、工場で働いていた小人達はビックリ仰天!
アリスの家の地下トンネルは北極に在る家、兼玩具製造工場まで繋がっており、ティム君が(冗談で)言った通り、アリスのパパはサンタクロースだったのよ!
毎年クリスマスにパパが留守な訳が解って、アリスは取敢えずスッキリ。
ティム君にとても羨ましがられたけど、アリスは「自分のパパがサンタなんて話しても、誰も信じてくれないから自慢出来ない!」と複雑な思いで居たの。
事実は漫画よりも奇なりね~。

「ルププ・パウ♥」はこの後シリーズ化して、ポツポツと短編が発表されてくの。
第2話「ババロア絵本」は講談社発行「なかよしデラックス」1990年お正月号に、第3話「ルププ・パウ♥ 森にはお化け」は主婦と生活社発行「アップルミステリー」1992年11月号に、第4話「ルププ・パウ♥ クリスマスの楽しみ」は「アップルミステリー」1993年1月号に掲載、全て読み切りの作品になってる。
単行本で紹介すると、第1話の「ルププ・パウ♥」は講談社発行で「ひまわりえのぐ」と言う短編集に収録。
後にエンターブレイン社より発行された「ハジメルド物語」と言う短編集にも収録されてるわ。
シリーズ2、3、4話については1996年に宙(おおぞら)出版より、「ばばろあえほん」と言うタイトルで、B6版の単行本に収録されてる。(後、2000年に朝日ソノラマよりA5版サイズで復刊。)
この「ばばろあえほん」と言う短編集には、「ルププ・パウ♥」シリーズの他、3篇のクリスマス・ストーリーが収録されてるの。
残念な事に全て絶版になってるけど、電子書籍で読めるわ。
どれもほのぼのと変な物語よv

ここで6曲目のクリスマス・ソング、このお話に合わせるにはピッタリな歌が有るわね――「ママがサンタにキッスした」!
アメリカのトミー・コーナーが作詞・作曲した人気のクリスマス・ソングよ♪



【ママがサンタにキッスした】




それはクリスマスの♪ 静かな夜の事♪
贈り物を♪ 楽しみにして♪
サンタクロースの夢を見た♪

白いお髭のサンタは♪ ママのお友達ね♪
2人で何か♪ 笑っているの♪
嬉しそうなママ♪


それはクリスマスの♪ 静かな夜の事♪
贈り物を♪ 楽しみにして♪
サンタクロースの夢を見た♪

優しいパパのお顔に♪ よく似たサンタさん♪
ママに優しく♪ キッスしてたでも♪
そのサンタは…パパ♪



歌はこちらを参考にしてね♪(※音が出る…キティちゃん?)
サンタクロースはパパだった!
アリスのパパみたいに真実パパがサンタクロースだったら…貴方はどうする?
それじゃあまた明日、メリーと楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



…こんばんは、びょりです。
永野のりこ女史同様、竹本泉氏の作品も追っ駆けるのが大変。
流浪の漫画家な上に単行本の発行数も少なくってな…絶版になってるのも多いし、ファンにとっては悩ましいです。
それでもマニア人気が高いお蔭で、昨今は電子書籍で読める事が出来て助かる。
…ただこの方のカラー原稿は頗る美しく、所有したい熱が抑えられないのです。
独特な台詞回しやほのぼの奇想天外なストーリーも大好き、この作者にしか創造出来ない世界かと。



写真は今年のメトロポリタンホテルに飾られてたお菓子の家。
向こう風に言えばヘクセンハウス、サンタがいっぱいで楽し気ですな。

    

    
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2016年、クリスマスには歌を歌おう♪その5

2016年12月25日 00時00分00秒 | クリスマス
メリーークリスマーーース♪♪♪
聖クリスマス、イエス・キリスト様がお産まれになった日…と言うのは建前だけど、今年もこうしてクリスマスを迎えられた奇跡を祝ってメリーと乾杯しましょ!
「日本の漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第5回目の今夜は「GOD SAVE THE すげこまくん!」より紹介するわ!

「GOD SAVE THE すげこまくん!」は、講談社発行の週刊ヤングマガジンおよび、ヤングマガジン海賊版で1993年1月号~1998年3月まで連載された、永野のりこ女史の作品。
――奨学金を受けて聖フェリシア女子大に入学、卒業し憧れの教職に就いた松沢先生(チビで童顔でおかっぱスタイルの巨乳)。
しかし、彼女が新任教師として赴いた高校には、もう凄くすんごくすげー困った超問題児すげこま君(本名不詳)が待ち受けていたのであった。
マッドサイエンティストの彼が次々と繰り出す怪物、怪獣、超兵器、ストーキング、罠、ピンチ、恥ずかしいコスチューム!
思い通りに自分の感情を制御出来ない彼とその他少年少女達に救いは有るのか!?
どうする!?女教師、松沢まみ子!!
そして…最後に地球を征服する者とは一体!?――単行本に載ってる粗筋があまりに秀逸で、つい多少のアレンジ加えて抜粋してしまったけど、大体こんなお話よv
その「GOD SAVE THE すげこまくん!」10巻、第18話「ADVENTUS DAY」を今回は紹介!

クリスマスを待ち侘びる街はキラキラ、さながらクリスマス・プレゼントのパッケージの様。
道行く人も皆ウキウキと楽しそう、その光景をうっとり眺めつつ歩いていた松沢先生。
ところがそこへすげこま君が普段通りの眼鏡+制服の上に白衣姿で現れたの。
彼は何やら苛々と街中で喚いてる、「一体何をしてるのかしら?」、首を捻る松沢先生の前で、すげこま君はやおら「忌」と記された風呂敷包を解いたかと思ったら――なんと彼の背と腹には禍々しい黒山羊の頭部が取り付けられてたの!!
「今年も来たぞ!」、「クリスマスが近付くと何処からともなく現れる黒山羊小僧が!!」
三つ首怪獣キングギドラよろしく、黒山羊の頭を2つ付けたすげこま君の姿を目にした途端、蒼褪めて悲鳴を上げる商店街の人達。
「今年も」って事は以前も見た…?
疑問を口にする間も無く、すげこま君の口からクリスマスを呪詛する言葉が飛び出す、するとそれがマイクを通して黒山羊の口から超音波砲となり発射されたの!
瞬く間に街は破壊され、通行人は逃げ惑うばかり。
「毎年この時季になると不吉な超音波砲でボヤキまくって街を破壊して回る…」、商店街の人達の嘆きを聞いた松沢先生は唖然、彼は毎年クリスマスの度に、こんな真似をしてたの!?
とにかく教師として、すげこま君の破壊工作を止めなくちゃ!!
松沢先生は捨て身ですげこま君への説得を試み、巻き込まれて何故か彼と共に札幌、仙台、新潟と東日本内の代表的市街を転々と飛んで回る事に…札幌では「首カザー」、仙台では「ヤギ首わらし」、新潟では「ヤギンコ」と、各所で色々な呼び名で親しまれている、河童の様なすげこま君だった…つまり毎年この時季になると各所に出没し荒らしてたのね。
「何故クリスマスにこんな真似をするの?」と訊く松沢先生に、すげこま君は「他人の誕生日を能天気に世界的規模で祝うのがムカツクから!!」と答えたわ。
「自分には誕生日が無い」のに…。
けれど松沢先生は言ったの、「誕生日が無い」のではない、「誕生日を知らない」だけだと。
「先生もね、自分の誕生日を知らないの…でも、お祝いは出来るわ。年に何回でも好きなだけ、ここに居られて良かったなって思える様な嬉しい事が有った時に、自分で自分の事をお祝いするの。」
初めて聞く先生からの衝撃告白、けれどすげこま君は鼻白んだ顔で言ったの。
「そんなのは自分を誤魔化してるだけだ。プレゼントも無く独りで祝うなんて、或る意味お目出度いね。」
松沢先生は負けずに返したわ、「この世に生まれて好きになれた物全てが、自分への誕生祝のプレゼントよ。」
それを聞いたすげこま君の目から鱗が落ちた――実はすげこま君は松沢先生の事が大好きだったのよ。
好きなコは虐めたい困らせたいという小学生男子的感情が、松沢先生への迷惑行為に走らせる原因になってたの、困ったものねv
『この世に生まれて好きになれた物全てが自分へのプレゼントなら、おまえを持って行っても許されるんだな…!!』
いきなりラブコメモードに切替わる、すげこま君の脳内スイッチ。
勢い良く松沢先生の方へ振り向いた彼は、黒山羊超音波砲マイクがオンになったままな事を、すっかり忘れていたの!
松沢先生は超音波砲を受けて飛ばされてしまい、遙か極寒の軍基地へ。(シベリア?)
独りになったすげこま君は、ヤケ酒呑みながら、大阪の街をボヤキ砲で破壊しまくったというわけ☆
ちなみに大阪での呼び名は「ボヤキヤギやん」ですって。
しんみり良い話からの落差有るオチが効いてるわ♪…でも毎度の事ながら松沢先生は大変ねえ~。

松沢先生は敬虔なクリスチャンという設定から、「GOD SAVE THE すげこまくん!」では、クリスマスの回が多く存在するわ。
この次の回の19話「見えずしてアレする人のしあわせよ」もクリスマス・ストーリー、機会が有れば読んでみて!
ここで5曲目のクリスマス・ソング、聖夜と言ったら恒例の――「きよしこの夜」で決まりね!



【きよしこの夜】





聖し♪ この夜♪
星は♪ 光り♪

救いの御子は♪
馬槽の中に♪

眠り給う♪
いとやすく♪


聖し♪ この夜♪
御告げ♪ 受けし♪

牧人達は♪
御子の御前に♪

額づきぬ♪
畏みて♪

アーーー……メーーーー……ン♪



歌はこちらを参考にしてね♪(※音が出る)
きよしこの夜…平和な国に居てクリスマスを祝える幸せを、どうか噛み締めて。
それじゃあまた明日、メリーと楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



…こんばんは、びょりです。
「GOD SAVE THE すげこまくん!」始め、永野のりこ女史の作品は絶版が多く、気軽に読んでと勧められないのが困る。
「みすて♥ないでデイジー」等、一部はマンガ図書館Zで無料公開されてるんですが、曲がりなりにもメジャー誌で連載されてたすげこま君は難しいだろうなあ。
(→http://www.mangaz.com//)



写真は箱根ガラスの森美術館で撮った物、展示物だから撮影禁止だろうと思ったんですが、意外にも許可頂いたんで。
硝子で制作された、三博士がマリアを訪ねてイエス誕生を祝福するシーン。
硝子越しで撮影したんで反射しちゃって駄目ですね。(だから許可したのか…なんて)
コメント (3)
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2016年、クリスマスには歌を歌おう♪その4

2016年12月24日 18時03分00秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今夜は楽しいクリスマス・イブ、世界中の子供達にプレゼントを届けるために、サンタクロースとトナカイ達が大活躍する日ね♪
トナカイと言えば北海道ドミノ・ピザ・デリバリー総合研究センターが、クリスマスシーズンにトナカイでのピザのデリバリーを計画してたけど、動物の動きをコントロールするのは困難って理由から、今冬は見送るってニュースが流れてたわ。
どだい無謀な計画とは思ったけど何だか残念、でも「今冬は見送る」って事は、完全に諦めては居ないのかしら?
無茶な夢を見る人ってメリー嫌いじゃないわv
来年また懲りずにチャレンジしてね☆ドミノ・ピザさんv
さて、「日本の漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第4回目の今夜は動物繋がりで、「動物のお医者さん」より紹介するわ♪

「動物のお医者さん」は 1988年1号~1993年24号まで、白泉社が発行する少女漫画誌「花とゆめ」で連載されてた作品。
原作者は佐々木倫子女史で、北海道札幌市に在る「H大学獣医学部」を主な舞台に、獣医師を目指す学生達の日常をコミカルに描いてるの。
連載当時この漫画の影響で、主人公のペットの犬種シベリアン・ハスキーがブームを呼んだり、H大のモデルの北海道大学獣医学部を志望する人数が跳ね上がったりしたそうよ。
シベリアン・ハスキーじゃなくてもペットの犬に、この作品の主人公のペットと同じ「チョビ」って名前を付けた人が大勢居たと聞くわ。
2003年4/17~6/26までテレビ朝日でドラマも放送…一方でシベリアン・ハスキーの捨て犬が増える等困った事件も見られたそうで、動物ものは当たると世間に及ぼす影響が計り知れないわね。

「動物のお医者さん」第7巻の最初に収録されてる回が、今回採り上げるクリスマス・ストーリー。
それは主人公の西根公輝(本名まさき、渾名はハムテル、キミテル)がH大に入学する前で、彼のペットのチョビ(顔は怖いが温和なシベリアン・ハスキー犬のメス)がまだ仔犬だった頃の思い出。
ハムテルと友人の二階堂昭夫(鼠が大の苦手)とチョビとミケ(ハムテルの祖母の飼い猫)は、ハムテル宅の土蔵でクリスマスツリーに飾るオーナメントを探してたの。
事の発端は二階堂が幼い弟妹達から本物のクリスマスツリーの飾りを強請られたことだった。
それを聞いたハムテルの祖母である西根タカ(何時も着物姿でマイペースな性格)が、「それならうちで昔飾ってたヤツが有るから土蔵を探して持って行きなさい」と気安く許可してくれたのは良いけど、幾ら探しても見付かる物と言えばチョビが掘り出して来る妙ちくりんなホタテ貝やヒトデ等シーフードを模した飾りだけ。
北海道の冬はしばれる、屋内とは言え、土蔵の中は暗くて寒くて黴臭い、早く見付けて帰りたい…疲労が溜まった頃、二階堂はミケが鼠を狙う仕草を見せた事にパニックを起こし、土蔵から出ようとして、扉が開かなくなってるのに気付いたのよ。
「誰かに鍵をかけられた!?」、「それなら祖母が、自分達が鍵をかけ忘れて外に出てったと思い、閉めたのだろう。まだ土蔵に自分達が居る事に気付いたら、きっと開けてくれる」と、騒ぐ二階堂相手に、冷静に受け応えるハムテル。
けれど二階堂は「もしかしてわざと閉じ込めたのでは!?」と疑うの、「何時まで掘ってもオーナメントが出て来ないのが証拠で、きっとお祖母さんの狙いはハムテルにかけた保険金だ!!」と、二階堂の妄想はノンストップ。
笑って聞いていたハムテルだったけど、ふと土蔵に入る前、扉の所に雪が吹き込んでいて凍り付いていた為、ヤカンで沸かしたお湯をかけて融かした事を思い出したの。
そのヤカンは確か扉の前に置きっ放しにしてある、ヤカンを見れば自分達がまだ中に居る事が解る筈なのに…まさか本当に祖母は知っててわざと鍵をかけた?
ハムテルの胸にも疑念が湧いたその時、土蔵の外で「チャプ…!」という不吉な物音が――「油だ!!油を撒いて俺達を殺す気だ!!」、二階堂は蒼褪めて叫んだわ。
二階堂とハムテルは外に聞える様に「ギャ~~~助けて~~~お祖母さんに殺される~~~!!!」と大声を出したの。
そこへお祖母さんがヤカン片手に、重々しく土蔵の扉を開けて登場!
果たして事件の真相は……2人と2匹が土蔵で探し物をしてるその頃、お祖母さんはお茶を飲もうとしてヤカンが無い事に気付いた。
そして土蔵に当たりを付けてやって来た所、ハムテルが土蔵を開ける時にかけたお湯が、隙間風に吹かれて凍った為に、扉が開かなくなってる事に気付いたのね。
つまり扉に鍵なんてかかってやしなかったってわけ。
でもそれならツリーの飾りは何処に?…実はチョビが先程から発掘していた巻貝等の海産物系の飾りがそれだったの、「多分、外国の海辺の街か船乗りの家庭のツリーを飾る物だったのでは?」とハムテル達は考えたわ。
「助けてやったんだから訂正しなさい!」と祖母から迫られたハムテルと二階堂は、外に向かって「今のは嘘~~~!!!」と再び大声で叫び、二階堂は苦労して見つけ出したツリー飾りを自宅に持って帰ったの。
苦労した割には幼い弟妹達から「変な飾り!!」と言われ、ブーイングを浴びてしまったけど。
飾りを取り上げられたチョビは代わりにガラクタを貰い、ハムテルの家ではイブに魚介鍋をつついたんですって。
世にも奇妙なクリスマスのお話だったわね???



さて、4曲目に紹介するクリスマスソングはこれ――「赤鼻のトナカイ」!
トナカイが難しいなら、北海道だし犬ゾリでデリバリーする手も有ったんじゃないかしら?
でもやっぱりクリスマスと言えばトナカイ!成功しなくても注目されただけで、ドミノ・ピザさん的にはOK!ってとこ?



【赤鼻のトナカイ】





真っ赤なお鼻の♪
トナカイさんは♪
何時も皆の♪
笑いもの♪

でもその年の♪
クリスマスの日♪
サンタのお爺さんは♪
言いました♪

暗い夜道は♪
ピッカピッカの♪
お前の鼻が♪
役に立つのさ♪

何時も泣いてた♪
トナカイさんは♪
今宵こそはと♪
喜びました♪


真っ赤なお鼻の♪
トナカイさんは♪
何時も皆の♪
笑いもの♪

でもその年の♪
クリスマスの日♪
サンタのお爺さんは♪
言いました♪

暗い夜道は♪
ピッカピッカの♪
お前の鼻が♪
役に立つのさ♪

何時も泣いてた♪
トナカイさんは♪
今宵こそはと♪
喜びました♪



歌はこちらを参考にしてね!(※音が出る)
それじゃあまた明日、メリーと楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



…こんばんは、びょりです。
ドミノ・ピザさん、トナカイでのピザ・デリバリーは諦めた代わりに、トナ改バイクでのデリバリーをクリスマス・シーズン中は行うとの事。
これなら北海道地区だけでなく全国でも可能では?

(→https://www.dominos.jp/topics/snowdelivery.html)

可愛いデザインなんで受けそう…しかし用意してたって事は、最初から失敗を想定していたんですかねえ?
全国ニュースでも流れてドミノ・ピザさん的には計画通りだったんでしょうなあ。

そしてトナカイと言えばチョッパー、ハッピーバースデー!
いいかげんワンピースが好きと言い難い年齢になってしまいましたが、実はまだ読んでます。

写真の赤鼻のトナカイは、去年の丸の内通りで撮影したものです。
プチですが露店が出ていて、そこに飾られていたのですな。

 

そして↑は今年、通勤路に在る動物病院前に立つ犬像。
以前も実は撮らせて頂いたんですが、クリスマスシーズン中は赤いマントとサンタ帽子でおめかしするのです。
何時も通る度にチョビに似てるな~て思うんですよね。
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2016年、クリスマスには歌を歌おう♪その3

2016年12月23日 17時34分10秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今年のクリスマスは12/23~12/25と3日連休になってるわね、このハッピーな機会を活かして各地のクリスマス・イベントに出掛ける人も多いんじゃないかしら?
「いや!クリスマスはやはり家で過ごすべき!」ですって?そうね、本来のクリスマスは外から内(家)へ訪れるもの、貴方、なかなかの本格派ねv
「日本の漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第3回目の今夜は今年連載終了した「それでも町は廻っている」第3巻(少年画報社:刊)に収録されてる、「まもれサンタの夢」を紹介するわ!

「それでも町は廻っている(通称:それ町))」は2005年5月号~2016年12月号まで、ヤングキングアワーズで連載された漫画で、原作者は石黒正数氏。
ミステリー・オタクな女子高校生の嵐山歩鳥が主にご近所を舞台に、時にシリアス時にコメディー時にミステリアスな事件に遭遇するといったストーリー。
ミステリー・オタクな歩鳥の迷推理に時に振り回される周囲のドタバタもまた楽しいわ♪
紹介する「まもれサンタの夢」は、主人公の歩鳥が10歳下の妹の雪子(ユキコ)が信じるサンタの夢を守ろうと奮闘するストーリーなの――

――クリスマスが近付く或る日、歩鳥は母親(父親と共に何故か顔が出ない)から、サンタクロースから贈られたという風に見えるよう、ユキコにプレゼントを渡せとのミッションを受けるの。
ちなみに歩鳥自身は小学4年生までサンタの存在を信じてたそうよ。
依頼を受けたからには確実にこなす!俄然張り切るミステリーオタクの歩鳥は、バイト先のメイド喫茶「シーサイド」のマスター磯端ウキ(老婆)に、サンタクロースの名を騙ってユキコが希望するプレゼントを電話でリサーチして貰う。
丁度タイミング良くメイド喫茶「シーサイド」へやって来たクリーニング店の親父、荒井和豊(幸も髪も薄い中年)も計画に巻き込み、彼に当日サンタクロースの扮装で家に来るよう命令したの。

クリスマス・イブ、御馳走を食べてた嵐山家にサンタクロースが訪問、ところがユキコは一目でクリーニング店の親父だと見破ってしまった。
激怒した依頼主の歩鳥は冷静冷酷にクリーニング屋として応対、即刻親父を追い出してしまう。
幸いユキコはまだサンタの存在を疑ってはいない様子、ならばと歩鳥はユキコが眠った後で、その枕元にプレゼントを置く王道パターンに切り替える事にしたの。
ところがユキコを踏んで起こさないよう注意するあまり、横で寝ている母親の手を踏ん付けてしまうというミステイク。
痛がる母親の声でユキコまで連鎖的に起きてしまって絶体絶命の大ピンチ!慌てた歩鳥は逃げる際にプレゼントを落とし、寝惚けていた妹はそれを見てサンタだと思い彼女の後を追う。
歩鳥は7つ下の弟、猛(タケル)の布団に潜り込んで事情を話し、彼に助けを乞うたの。
寝惚けているユキコはまだサンタの正体に気付いてはいない…頭の回転の速い弟タケルは、歩鳥が被ってたサンタの帽子を窓から外へ投げて、追って来たユキコに「今ここにサンタが来たんで、捕まえてユキコに会わせてやろうとしたが、窓から逃げられてしまった」と上手に誤魔化した。
屋根に帽子が引っ掛かってるのを見たユキコは、兄タケルの嘘をそのまんま信じ込み、サンタの夢を守れミッションは無事成功したというわけ☆
ちなみに歩鳥はタケルが踏む布団の下に隠れてましたとさ(踏まれてましたとさ、ちゃんちゃん♪)。

「来年の今日にはサンタの正体に気付いてるかもしれないんだよ?サンタを信じてるって奇跡に、奇跡で応えてやろうよ」って歩鳥の台詞はなんか良いわねv
或る年のクリスマス・イブ、嵐山家に現れ消失したサンタクロースの密室(?)トリックを、ユキコが解くのは何時になるのかしら?

さて、3曲目に紹介するクリスマスソングはこれ――「サンタが町にやってくる」!
子供達の夢を守る為、一夜に奮闘するサンタクロースさん達にエールを送りましょ♪



【サンタが町にやってくる】





さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

ねぇ♪ 聞えて♪
来るでしょ♪
鈴の音が♪ 直ぐそこに♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

待ち切れないで♪
おやすみした子に♪
きっと素晴しい♪ プレゼント持って♪

さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪


さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

ねぇ♪ 聞えて♪
来るでしょ♪
鈴の音が♪ 直ぐそこに♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪

クリスマスイブを♪
指折り数えた♪
幼い思い出も♪ 今宵懐かし♪

さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウン♪


待ち切れないで♪
おやすみした子に♪
きっと素晴しい♪ プレゼント持って♪

さぁ♪ 貴方から♪
メリークリスマス♪
私から♪ メリークリスマス♪
サンタクロース・イズ・カミィン・トゥ・タウンーー♪



歌はこちらを参考にしてね♪(※音が出る)
それじゃあまた明日、メリーと楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



…こんばんは、びょりです。
メリーさんの話では触れずに終わったけど、タッツン好きだよ。
「それでも町は廻っている」、意外にもあっさり終わっちゃって、それもまた「それ町」らしいかなと。
時系列シャッフルされてて何処から読んでも構わない作りになってますんで、コンビニ等で単行本見掛けたら読んでみてください、地味に面白い漫画ですよ。
それにしても歩鳥の父母の顔は、どういう意図有って描かれなかったのでしょう…?

写真は今年の12月に箱根ガラスの森美術館に行った時の写真。
泥棒サンタクロースがここにも二人も!
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2016年、クリスマスには歌を歌おう♪その2

2016年12月22日 21時52分05秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
クリスマスと言えば、サンタクロース、クリスマスツリー、それに大きなケーキを思い浮かべる人が多いかしら?
「日本の漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第2回目の今夜は、巨大なクリスマスツリーと、巨大なクリスマスケーキが登場する話で、「うる星やつら」より2つ紹介するわ!

「うる星やつら」は1978年39号~1987年8号まで少年サンデーで連載され(初期は短期・不定期連載、後に週刊連載化)、1981年10/14~1986年3/19までフジテレビでアニメも放送された、高橋留美子女史の大ヒット作品。
この世のトラブルを一身に受ける地球人の諸星あたる君と宇宙人の鬼娘ラムちゃんのラブをコアに展開するSFファンタジック・コメディーは、外国の漫画&アニメファンにまで知られてるわ。
その「うる星やつら」16巻に収録されてる「クリスマスツリーわいわいパーティー!!」は、巨大なクリスマスツリーが出て来て大騒動を繰り広げる話。

諸星あたるのブルジョアなクラスメート面堂終太郎の、妹の了子は、美人だけど、派手な悪戯で人を困らせる性質が珠に瑕。
或る年のイブにクリスマス・パーティーを開いた了子は、招待客にペアを組ませ、全長57mもの巨大なクリスマスツリーをよじ登って、タワー最上階に設けた会場に来て貰うというゲームを提案するの。
全長57mったらコンバトラーⅤの身長と同じよね?そんなのをよじ登って来いだなんて無茶苦茶だわ!
ツリーを見上げる招待客はただただ戦慄…ところが「トップになった者には了子から熱いキッスが贈られる(女性には兄の終太郎から)」、「パーティー会場には豪華な食事が~」の言葉に釣られて全員参加を決意!みんな命知らずねェ。
黒子に装着された鉄の鉤爪を使って、我先にと頂点を目指す招待客逹。
兄の終太郎も「諸星に大事な妹の唇はやれぬ!」と真剣振り被って参戦し、クリスマスツリーよじ登りレースは阿鼻叫喚轟く盛り上がりを見せるけど、数時間を経てもパーティー会場に着く者は居なかったの。
「きっと皆、私を除け者にして、下で楽しんでるんだわ…!」と僻んだ了子は、ツリーに内蔵していたロケットの発射ボタンをオン!
招待客を乗せたツリーロケットは面堂邸分館タワーより飛び立ち、クリスマスの夜空に華々しく弾け散ったの…。

もう1つ「うる星やつら」より、第21巻収録の「密室!ケーキ屋敷の恐怖」を紹介、こちらは巨大なクリスマスケーキが出て来て大騒動になる話よ。
了子に任せて懲りたのかしら?今度は兄の終太郎が、イブに巨大なクリスマスケーキの中でパーティーを開催。
食べずにクリスマスケーキの中で開くという趣向は、一般ピープルのあたる逹招待客からは、「絵に描いた餅!」との不評を買ったものの、パーティーは和やかな雰囲気で進んでたの。
ところが自分に内緒でクリスマス・パーティーを開いた事を知った了子は激怒!
「酷いわ、お兄様!また私を除け者にして…」と僻んだ彼女は、パーティー会場であるクリスマスケーキに、時限爆弾を幾つもセットしたの!
それを知って震え上がった招待客逹は会場から脱出しようとするけど、何者かにより(多分黒子逹)扉に鍵を掛けられ閉じ込められてしまった…。
こうなったら時限爆弾が爆発する前に、全て見付けて解除するしかない!
ラムが持ってた爆弾探知機を頼りに、手分けしてケーキの中を食べ進みながら爆弾を探してくの。
数時間後、あたる逹招待客と面堂は、チームワークの力で爆弾全撤去に成功、凄いわ皆!
「負けたわ、お兄様…」、了子が心中で兄に敗北した事を認めたその時…地鳴りと共に巨大なクリスマスケーキがベシャリ!!!と潰れたの。
皆で食べ進んだ為に、蟻の巣の様な空洞が空いたケーキは、自重を支えられなくなったのね。
その光景を見て高笑いする了子は、最初からこうなる事を想定し、計画を練ったのかしら…?

両方とも了子の企みで、とんだクリスマス・パーティーになるという筋立て、こんなお嬢様が側に居たら、心穏やかにクリスマスを過ごす事なんて、一生叶いそうもないわねェ。

さて、2曲目に紹介するクリスマス・ソングはこれーー「もろびとこぞりて」!
厳かに過ごす聖夜も良いけど、皆でワイワイ騒ぐのもまた良いものよ♪



【もろびとこぞりて】





諸人こぞりて♪ 迎えまつれ♪
久しく♪ 待ちにし♪
主は来ませり♪(主は来ませり♪)
主は来ませり♪(主は来ませり♪)
主は♪ 主は♪ 来ませり♪

この世の闇路を♪ 照らし給う♪
妙なる♪ 光の♪
主は来ませり♪(主は来ませり♪)
主は来ませり♪(主は来ませり♪)
主は♪ 主は♪ 来ませり♪


平和の君なる♪ 御子を迎え♪
救いの♪ 主とぞ♪
褒め称えよ♪
褒め称えよ♪
褒め♪ 褒め♪ 称えよ♪

褒め♪ 褒め♪ 称ーーえーーよーーー♪

アーメーーン♪
アーメーーン♪
アーメーーーン…♪
アーーー…メーーーーーーン……♪



歌はこちらを参考にしてね♪(※音が出る)
それじゃあまた明日、メリーと楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



…こんばんは、びょりです。
「クリスマスツリーわいわいパーティー!!」は、アニメ版では「面堂家サマークリスマス」と言うタイトルで放送されました。
こちらのアニメ版もそうとう面白いですよ。
漫画では描かれてない、各キャラがどういう理由で誰とペアを組んだかを膨らませて話を作ってます。
最後の笑撃もアニメ版はよりパワーアップ。
リアル暦通りにクリスマスシーズンに観たかったです。

一方の「密室!ケーキ屋敷の恐怖」も「謎の巨大ケーキ!恋の逃避行パニック!!」のタイトルでアニメ化されたのですが、正月に放送される都合上からクリスマスケーキが餅ケーキに変更された上、原作漫画の「トLOVEル・レター」との合体エピソードに作り替えられていました。
異なる原作回を2つ繋いで1つの回に纏めるのは無茶だから止せって…!
絵が綺麗で可愛い事だけが救いです。

愚痴はさて置き、漫画版の巨大クリスマスケーキ回で、あたる逹が頂上部の生クリーム雪野原に出るシーンが好き。
お菓子の家にマーブルチョコが敷かれた道、クリームの薔薇、キャンドルの林、とてもメルヘンで可愛らしい情景です。
クリスマスケーキの上を歩くなんて発想が素晴らしい、憧れた人は少なくないんじゃないでしょか?

 

写真は今年も後楽園に飾られた大きなクリスマスツリー。
うる星やつらに出て来た様な、全長57mに達するほど巨大ではないけど。
つうか57mの高さってビルに例えると15階建て位か?
なんて巨大なんだコンバトラーV!
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