瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

栗カボチャ

2012年10月31日 22時31分24秒 | ただいまおかえり(雑記)
クリスマスに較べていまいち日本に浸透しないハロウィーン。
ぶっちゃけ真面目な日本人に「トリック・オア・トリート」は難易度高い習慣だよなぁ。
そのせいかコンビニ等ではハロウィーンが過ぎるのを待たずに、早くもクリスマスケーキの注文を受付けている。
ハロウィーンのデザイン自体は可愛いから、それなりに格好付けされるんだけどねえ。

写真はコージーコーナーで売ってたお化けカボチャケーキ。
ベースがモンブランで、正しく栗カボチャで御座います。
緑&赤のクリスマスカラーは最高の組み合せだが、橙&黒のハロウィーンカラーも負けてない。
ハロウィーン~クリスマス~正月と、これからは店のショーウィンドゥ巡りするのに楽しい季節到来ですな。

ところで久し振りに新しくフォトチャンネル作りました。
ハウステンボスの歳時記的に、今迄私が撮った写真の中で、気に入った物を集めたのだが、実際に訪れた事の無い8月、9月の写真については、正直辻褄合せの苦し紛れなのが、透けて見えなくもない。(汗)
写真に添えてるコメントが無駄に長文なんで、時間潰しに携帯から観るには丁度良いかと…よろしければ御覧ください。(汗)
次回は「ハウステンボス24時」をテーマに、フォトチャンネルを作ってみたい。(和風総本家ノリで)



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箱根雨中その5

2012年10月28日 12時36分40秒 | 旅の覚書
今は秋~♪でもレポは初夏~♪
今上げる写真の薔薇は秋のものではありません、初夏のものです。(汗)
長らく引っ張って済みません、前回の続きより、ラストレポで御座います。



    

まるで森の様に広大な庭園を彷徨う。
小降りになった雨の音の隙間を縫って、鶯の鳴き声が聞えて来る。
庭に立ててある看板によると、ここには他にアカゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、ツグミ、エナガ、メジロ、カワラヒワ、オナガ、キジ、シジュウカラ、ホトトギス、モズ、ホオジロ、ウソ等が棲むそう。
アカゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、ツグミ、エナガ、シジュウカラ、ホトトギスは虫が好き。
カワラヒワ、ホオジロは草の実や乾いた種が好き。
キジは草の実等が好き、ウソは木の実や花の蕾が好き、モズは蛙等が好き。
メジロは甘党で、オナガは好き嫌い無いそうだ。
庭で鳴いてる鶯の歌声は昨日と変らず下手だった。
頑張れ、練習だ、美人妻を迎える為に!

    

    

初夏の雨は緑に優しい。
立ち昇る苔土の匂い。
瑞々しさが増した分、昨日観た時より美しく感じられた。
正に水も滴る何とやらで、雨の中の散歩も悪くないなと。

    

辛うじて残ってたシャクナゲも発見できたし。

    

こんなメルヘン調の小屋も発見できた。
昨日は主に山登っていた為、気付かず終ったのです。
まるでグリム童話に出て来る木こり小屋の様な…窓から覗いたら農具らしき物が置いてあった。
何に使う為の小屋かは不明だが、森の中の一軒家は絵になる。

    

昨日、堂々とお弁当食べてた(御免なさい)芝生広場も雨を吸って、踏むとふわふわスポンジの様に柔らかかった。

    

    

    

    

ローズガーデンの薔薇には水滴が付着し、まるで氷花の様に美しかったです。

    

散歩後は帰りの高速バスがホテルに来るまで、ロビー下1階ティーラウンジでお茶を飲む事に。
暖炉側のソファ席を陣取り、普段はあまり手にしない画集を開く。
高級リゾートホテルだもの、見得張りたくなるじゃないですか。
箱根には美術館が数多く在る。
成川美術館、ラリック美術館、彫刻の森美術館、ガラスの森美術館、等々…1泊2日の旅じゃなければ、どれか1館位鑑賞しに行ったろう。
置いてあった画集の殆どは印象派のものでした。
箱根には19世紀フランス印象派の絵画を多く蒐集しているポーラ美術館が在るしな。

暖炉の横に薪が大量に積んであったが、冬は実際に燃やして使うのだろうか?
モダンだなぁ、冬にも泊ってみたい。

    

2人とも紅茶とケーキのセットを注文し、マンゴープリンを選びました。
「山のホテルだから、きっと高い値段の割に、ケーキも小さいだろう」なんて、実は内心舐めてたんすが、来てみてビックリ、ボリュームいっぱいのプリンだった。
御免なさいホテルの人(汗)、高いのは予想通りだったけど、ボリュームは予想外。
シュガーパイ付きで、プリンの中にはマンゴーの果肉たっぷり。
紅茶のミルクは今回も温められ、泡立ててあった、とれびあん!

しかしこのでっかいプリンを直前に食べてたのが災いしてか、帰りのバスで酔ってしまった。(汗)
てかこの日は振り返ると食べて飲んでばっか。(汗)
乗車前の飲食は控えるべきでした。
また帰りのバスの運ちゃんが、くねくね曲がる山道を、往き以上に荒っぽい運転で越してくださるから…。
次回は安くてもロマンスカーで行こうねと、相方と意見一致しましたです。
幸い、吐かずには済みました。
帰りのバスに乗車する頃には雨が止んでいて、雲間から降り注ぐ光が美しかったけど、写真を撮る余裕なんて無かった…のが悔やまれる。


お土産はアールグレイ風味のマドレーヌ。

美味しかったけど、割とどこでも売ってそう。
土産については、もっと特色の強い物が欲しいかなと。
それ以外は飲食・風呂・雰囲気・庭園・サービス、どれをとっても一級品で、流石山のホテル!と唸らせられました。
貯金して何時かまた泊りに来ます。

といったところで旅レポ終了!
長らくお付き合いくださった方、有難う御座いました!
次回は横浜の旅編でお会い致しましょう~。(すっかり旅ブログ)



【終】
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あにめぞん感想、ざっくばらん49

2012年10月27日 17時44分38秒 | 漫画&アニメ
復活のアイアンシェフを観たが、予想してたより面白くてホッとした。
しかし問題が1つ…めぞん再放送と微妙に重なってる為、トルネで録画が難しいんだよな~。
仕事が休みの日じゃなきゃ観られない…タイミング悪く春まではホークス戦中継入らず、めぞんが潰れる事望めそうにないし…うう~~む。(悩)
観たい番組って、どーして重なるんでしょうね~って事はさて置き、前回の続きで御座います。


▲第49回「三鷹の猛特訓!犬が恐くて恋ができるか」 脚本:小西川博 コンテ・演出:片淵須直 作画監督:中嶋敦子

…何故三鷹さんが犬嫌いになったかを語るエピソードは原作にも在る。
それとアニメでの犬嫌いになったエピソードは違ってた。
て事は、アニメのこの回より、原作の方が発表後だったんだろうか?
ちなみに原作では確か犬のリールが首にグルグル巻き付いて絞殺されかけたって理由だったような。
一方アニメでの理由付けは、奪われたテニスボールを取り戻しに犬小屋へ忍び込む→気付いた犬が小屋に猛突進→哀れ犬にじゃれ付かれたまま狭くて暗い小屋に監禁、というものだった。
個人的な納得度はアニメでの理由の方が高いかな、原作の理由だと犬より紐恐怖症になるよな気がする。
しっかし小学生時代の三鷹さんは可愛い、ショタ趣味の無い自分がそう感じる位なのだから。(笑)

そんないたいけだった少年も、数年後には数多の女性とデートをする様なイケイケ青年に成長。(流石にもうイケイケなんて表現使わんか)
だが大人になっても少年時代のトラウマはそのまま残り、映画で獰猛な犬が飛び掛るシーンで恐怖のあまり絶叫、そこへ朱美さんと出くわし犬恐怖症がバレてしまうという展開。
ところで朱美さんも誰かとデートしてた様な描写、お相手の男が気になります…。
つかさ…映画の中の犬、撃たれて死んでしまったの?(涙)
酷いよ山のおんじ、いやハイジは関係無いけど。

…アニメは三鷹さんと朱美さんを頻繁に絡ませてた印象が強い。
主に中期スタッフ、原作の朱美さんは三鷹を良い男と評しはしても、特別絡んでた印象は無いのに。
ところがアニメ中期の朱美さんは、三鷹さんにはっきりとラブな矢印向けている。
この回の最後には朱美さんが三鷹さんに膝枕するし、今だったら「朱美×三鷹のフラグ立ち!?」つって、ファン同人が出る勢いっすよ。(笑)
それで思い出すのはアニメうる星スタッフによる、しのぶ×面堂のフラグ立てなのですが、結局原作ではその後しのぶは因幡君とくっ付いたんだよなぁ。
てか原作のしのぶは何だかんだで、面堂よりはあたる寄りだったから。
らんまでも一時アニメやファンの間で右京×良牙のフラグが立てられたけど、原作では終盤右京と良牙に別の相手があてがわれてた。
予め相手役を決めておくのが留美子先生の作風だから、話の流れでカップルが自然発生する事はほぼ無いんですよ。
ラムとあたるくらいじゃないかな、作者の思惑を超えて結ばれた2人っつうのは。
当初あたるはしのぶと結ばせる積りだったらしい…あの時代にヒロインとヒーローがくっ付かないで終るなんて、相当斬新な決断ですよ。
つか、よっぽどラムの人気が飛躍したんだなぁと。

閑話休題(汗)、今回原作には無いアニメオリジナル回だったけど、最後までテンポ良く楽しめました。
どうせトラウマ解消しない(したら五代の最大的勝ち要素が無くなってしまうもんな)事は解っていて、視聴者の読み通りに終ってしまった脚本の捻りの無さは気になったけど。
考えてみればKYとはいえ他人の心理に敏い一刻館の面子(響子さん除く)が、三鷹さんの犬嫌いに気付かないままなのは不自然。
弱点に気付いた一刻館住人達が三鷹さんで遊ぶという、この回の様なエピソードは大いに有得たかと。
ただまー、原作とは異なる犬嫌いになった原因と、朱美×三鷹のフラグ立てを、原作無視の暴走と捉えるファンも居るだろう。
原作は原作、アニメはアニメ、と分けられれば楽しめる佳作という事で、▲を付けさせて頂きました。
三鷹が弱点克服するのを内心快く思ってないだろうに、彼の悲鳴を聞きつけ助けに行く五代の優しさも彼らしくて納得。
賢太郎も忘れず登場させたりと、レギュラー全員への心配りが嬉しい。(茶々丸マスターは今回お休み)
相対的に響子さんと五代の出番は減少したけど、こういう回も在っていいじゃないですか。

今回のコンテ・演出を担当した片淵須直さんという方は、2009年映画「マイマイ新子と千年の魔法」の監督で世間に名を売る。
それ以前にもジブリ映画等に参加してたりと、調べたら結構な大人物でビックリした。
テンポの良い演出にも納得である。

作画は安心の中嶋さんで、朱美さんとやつれた三鷹さんが色っぽかった。
響子さんと五代、完全に主役の座から降ろされてたね。(笑)
だが見逃してはならぬ、犬小屋から露出した響子さんの尻…実に色っぽい美尻であった!

(個人的評価)脚本△ 演出○ 作画○ …今回の予告ナレは響子さん、五代君、三鷹さんのトライアングル模様だった。次回、遂に中期の最終章へ…!


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あにめぞん感想、ざっくばらん48

2012年10月21日 15時13分31秒 | 漫画&アニメ
土曜と日曜で上げる記事が逆になってしまった。
いや別に土曜はあにめぞんレビュー、日曜は旅レポと決めてるわけではない。
ないけど逆に感じてしまうのは、内心決めていたんだろうか?(汗)
それはさておき前回の続きです。


・第48回「五代激白!僕の気持ちを判ってほしい!!」 脚本:小西川博 コンテ:大賀俊二 演出:鈴木行 作画監督:河南正昭

…響子さんが風邪で倒れた母親を見舞って、家事を手伝いに実家へ帰るという話に、一の瀬の旦那さんの恋話を絡めていた。
2話の原作を合体させ1本に作り直してたわけだけど、繋ぎがいまいち不自然に感じられたかな。
旦那さんが五代君を見て、自分の若かった頃を思い出すっつう展開が、唐突過ぎやしないかと。
というか話全体の中で、一の瀬の旦那さんの恋話の必要性をあまり感じない。

いっそ前半は響子さんが消えた一刻館と、元気を失くしてく五代を、ひたすら追ってけば良かったように思う。
その経過で旦那さんと五代を会わせてたなら、「毎日顔を見るだけでも、幸せな気分になれた」という旦那さんの若い頃と、響子さんが戻らない為に元気を失くした五代が重なって、展開上納得行くエピソードに感じられたかもしれない。

てかタイトルを見るにアニメは、今回の話を五代目線で進ませたかったんじゃないのか?
けど実際に出来たフィルムを観るに、回の主役が五代か響子さんなのか、判然としていない。
これは扱った2つの原作の内、「響子さんの里帰り」話の方を、比重大きめに採ったからでしょう。
そうなると舞台は一刻館より、響子さんの実家寄りとなり、五代目線では展開させ難くなる。
結果タイトルの割りに、五代の気持ちが伝わって来ない…響子さんやその両親にどころか、視聴者にも伝わって来ないぞと。(笑)
旦那さんの恋話を持って来るんなら、短く流さずに膨らまして欲しかったです。

拘りのリアル描写も今回はいまいち。
カセットレコーダー脆過ぎ(笑)、何処製ですか!?ソ○ー製ですか!?
私が持ってたウォークマン(懐い)なんて、数え切れないほど落としても、20年近く耐えてみせたぞ!
天晴れだ!○○○○製!!
積んだ新聞が崩れる描写も何か不自然。
一日が流れるテンポは悪く感じなかったけど…中期もそろそろ末期なのかな~と感じてしまった。

今回のオチで、アニメの響子さんも五代の気持ちに気付いてる事が解った。
原作とは違って外に感情を見せないアニメの響子さんですが、どうやら五代へ特別な想いを抱いてるらしいです。

(個人的評価)脚本× 演出△ 作画△ …予告ナレは朱美さん、一の瀬さん、四谷さん。自分を罠に嵌めた女の心を慮って結婚した一の瀬の旦那さんマジ聖人過ぎる。(涙)


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箱根雨中その4

2012年10月20日 20時05分20秒 | 旅の覚書
1泊2日の旅レポも漸く終盤、思い返せば長かった…。
終る頃には秋迎えてるし。(汗)
ぶっちゃけ雨に祟られて食っちゃ寝しかしてない、今回特にそんな感じですが、前回の続きです。(汗)



6/9の土曜日朝6:15、目覚めはシトシト降る雨音で。
朝ご飯を食べに廊下へ出たら、ドアの横に新聞が挿してあった。
朝刊を部屋まで届けてくれるとは流石高級リゾートホテル、ちなみに前日頼んでおいた通り読売新聞でした。

    

7:30朝食、場所は昨夜ディナーを頂いた、ヴェル・ボワにて。
テーブルには清潔な白のテーブルクロスが敷かれ、可憐なフラワーポットが彩りを添えています。
窓の外で降る雨は激しさを増しており、雀が雨宿りをしにやって来た。
濡れたテラス席が何だか物悲しい眺め。

    

そんなアンニュイな気持ちを吹き飛ばす目覚めのジュースは、オレンジ・グレープフルーツ・トマト・ヨーグルトドリンクの中より選べる。
私はグレープフルーツジュース、相方はトマトジュースを選んだ。
勿論トマトジュースには、レモンをギュッと絞って。
絞り立ての冷たい生ジュースで、頭スッキリ覚醒。

焼き立てパンは、パリパリのクロワッサンと、卵たっぷりブリオッシュ。
割るとホカホカ湯気と共に、香ばしい香りが立ち昇った。
バターとニューサマーオレンジジャムを塗って頂きましょう。
このホテル特製のジャムは、如何にも生の果物煮詰めて作りました~って味、くどく無い自然なオレンジの甘苦さだった。
よく見られる四角い銀紙に包まれたバターじゃないのもポイント高い。
2~3万も宿泊費取るようなホテル&旅館で、んなの出された日にゃ残念さハンパ無いっすよ。
感心しつつ、小皿に切り分けられたバターは、全部使い切らせて貰った。

    

そしてやはり朝食のメインといったら、輝くレモンイエローのプレーンオムレツ!
三島産の美味しいトマト入りプチサラダと、やまゆりポークの粗挽きソーセージと、ミニハッシュドポテトを添えて。

メインは他にスクランブルエッグ、フライドエッグ、或いはスープとフレッシュフルーツを選ぶ事も出来た、またソーセージではなく味噌漬けベーコンも選べたけど、私も相方もオムレツ&ソーセージのコンボ以外に選択の余地無、それが譲れないリゾートホテルモーニングのジャスティスというものでしょう。
ここのホテルとしては味噌漬けベーコンの方がお勧めだったらしいけど、売店で大きく宣伝して売ってたし、けど2人ともベーコンはどちらかと言えば苦手なのだ御免。
美しく焼かれたプレーンオムレツは絶品、サラダも新鮮で美味しかった。
しかしソーセージ1本だけというのがちと寂しく…やっぱりここのホテルは量が少ない。(サラダも本当にプチ)
ドレッシング・ケチャップ・ジャムが容れてある、蓋付きの小さな白い容器がミニ丼みたいで可愛いかったです。

    

食後は紅茶で(頼めば食前でも可)、ミルクは昨夜の様に泡立ててあったけど、何故か冷めていた。
砂糖は昨夜と同じくブラウン&ホワイト。


    

朝ご飯を食べ終えた後は、特に行く場所も無いんで、ホテルの館内を見学したりしていた。
ホテル最上階に展望ラウンジが在ると聞き行ってみる。
階段上って約7階辺りか、三方硝子張りの小さな小部屋。
流石高級リゾートホテル、椅子が並べてある。
更に有事の為か電話も備え付けてある。
「スカイウォーク」なんて呼び名付けながら、実際はアパート屋上レベルの展望台だった、エピナール那須とは格が違う。
本音を言えば山のホテルのそれも殺風景で、ラウンジと呼べるイメージは持てなかった。(笑)
てかエピナールさん比較対照に使って申し訳無い(汗)、コストパフォーマンス考えたらエピナールも良いお宿ですよ。

    

この日はどんよりとした雨空で、見晴らしを楽しむには不向きだった。
晴れてたら緑と山に囲まれた青い鏡の様な湖という、絵葉書の様な景色を眺められたのだろうな。
富士山まで見晴らせたろうし…梅雨時に行くと安く泊れるが、観光面でデメリット有るわ。

その後、売店覗いて土産買ったり、帰る荷物を纏めたり、TV観たりして、チェックアウトまでゴロゴロ過し、雨の中外に出るのも面倒という事で、ランチもこのホテルで取る事にした。(ランチ割引券貰ってたんで)
事前に予約しておいたのは「伝統のハンバーグコース」。
頂くレストランは朝、夕と同じくヴェル・ボワ。
テーブルの上の花は、朝とは変えてありました。(写真撮り忘れた…)

    

前菜は夏野菜と海の幸のテリーヌ、崩すのが勿体無い美しさです。
若草色のソースが爽やかな初夏に相応しい、皿上の極上アートで御座います。
メモ取り忘れた為(…)詳しく紹介出来ませんが、中の具材はサーモン・海老・オレンジ・アスパラ・ホタテ・赤パプリカ等…それを葱の薄皮で巻いて形作る技が素晴しい。
ソースはえんどう豆だったか?…オレンジの甘酸っぱさが海鮮の臭味を消し、具材を爽やかに引き立ててました。

ホテル特製のポタージュはカボチャ、滑らかな舌触りで仄かに甘い味。
ここのホテルの料理は全て素材を殺さぬ薄味なのですね。

    

パンはディナーの時にも出た、胡桃とドライイチジクの黒糖パンと、フランスパン。
雨の日の肌寒い室温の中で食べるのに嬉しいホカホカの焼き立て。

満を持して登場のメイン料理――「富士箱根山麓牛肉のハンバーグステーキ、シェフオリジナル・デミグラスソース」。
普段食べてるハンバーグとは全く違う味わいです。
ナイフを刺した途端にジュワッと肉汁が溢れ出す。
上等の牛肉を使ってるからこそのミディアムな焼き加減、甘めのデミグラスソースと絶妙に合います。
良い肉使って作るとハンバーグもご馳走になるんですね、ボソボソしてるなんて有得ない、きっと冷めても美味しく頂ける事間違い無し。
付け合せの素揚げされた新ジャガとプチトマトまで、甘くて美味しかったです。

    

メインを食べ終えた後、テーブルの上を一旦片付けて、シェフ特製デザートと、食後の紅茶が運ばれて来た。
デザートは遠目でキノコかと錯覚した。
薄焼きサブレの傘が大きくて、キノコなイメージなんですよ。
チョコレート味のムースケーキに、フルーツを重ねて、キャラメルアイスを載っけてたっけか?(汗)
済みません、大分時間が経ったんで、詳細忘れちゃってます。(汗)
下のアングレーズソースが絶品でした。
メチャ甘そうで、意外とそうでもない、フルーツと一緒に合せて食べると丁度良い。
アーモンドの甘いサブレを割って、冷たいアイスのアクセントに。
絶妙な計算の下に作り出された甘味のアートです。

紅茶のミルクはやっぱり温められ、泡立ててありました。
〆てサービス料込み4,042円………………割引券使って3千円台で済んだけど…お高いですね。(汗)
偶の贅沢って事で、まぁ、いいか…。
んでランチに関しては充分な量に感じられた。
がっつり食べたきゃ、それ相応の料金払えって事だろうか?


  

食べてばかりだとお腹張って苦しいので(汗)、結局庭園を散歩する事にした。
ティーラウンジのテラスから、庭へ下りられるようになっていて、出入り口に傘も用意されている。
またタイミング良く、雨も小降りになって来た。

    

白い紗越しに観る様な景色、ぼんやり靄ってます。
森の向うの湖に目を凝らせば遊覧船が過ぎて行く、こんな雨の中でも運航してるんですね。
ティーラウンジを出て正面、芝生にポツンと何かが有るのが、御覧になれるだろうか?

    

山のホテル60周年を記念し、リニューアルした日時計だそうです。(記事1番上の写真もそうです)
日時計の先端には地球儀が取り付けられている、その頂点は山のホテルを位置しているとの事。
かつて三菱四代目社長、岩崎小彌太男爵の別邸だった時代、ここは「見南山荘(けんなんさんそう)」と呼ばれていたそうな。
名付けたのは大漢和辞典の編纂者で漢学者の諸橋轍次氏。
岩崎男爵はここで専ら、イギリス留学時代に覚えた、狩猟やゴルフを楽しんでいたとの事。
時代は過ぎ、現在は旅人が宿を借りて、一時の貴族気分を満喫するようになったとさ。


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箱根雨中その3

2012年10月14日 19時51分42秒 | 旅の覚書
こっちも長らく止ったままでしたね。(汗)
6月の旅行記だってのに…正直大分記憶が薄れて来ちゃってたり。(汗)
今月中には片付けてしまおう、それが目標。
これ迄の話を忘れたって方は一緒に思い出しましょう、というわけで箱根レポ再開前回の続きです。



午後になるとホテルの駐車場へ車がどんどん入って来た。
6月のオフシーズンだってのに、なかなかの人気である。

    

庭園を粗方散策した後は、芦ノ湖畔に建つという、このホテルのティーサロンを覗きに行った。
「サロン・ド・テ・ロザージュ」――女性客に人気の喫茶スポットらしい。(→http://www.odakyu-hotel.co.jp/yama-hotel/restaurant/rosage/)
熱々の特製アップルパイが名物デザート、仕上げはお客の目の前で、甘いソースを使い、綺麗な花模様を描いてくださる。
……かなりお高いんで自分らは食べに行かなかったが。(夕飯前だったし)

    

山のホテルからは道路を横断して行く。
引切り無しに車が通るので、渡るの結構恐いです。
店の2階部と道路を繋ぐ花の橋がカラフルで可愛らしい、如何にも女性客に好まれそうだ。

    

1階部がティーサロンで、普段は湖につき出たテラス席が人気、しかし風の強いこの日は閑古鳥。
サロンから少し離れた右横にはホテルの船着き桟橋、以前ここからモーターボート乗った事有る、しかし同じく風が強くて運休の為閑散としていた。
天気の好い日にモーターボートでの芦ノ湖遊覧は爽快なんだけどな~残念。
荒く波打つ湖は明日の嵐を予感させる。

    
折角来たんだし土産位買おうと入った2階部には、茶器にホテルオリジナルブレンドの茶葉、焼き菓子等が陳列されてました。
フルーツ柄のティーカップやポットが可愛い、しかし流石山のホテルブランド、どれもお高過ぎて庶民には手が出せないよ。(汗)
なのに繁盛してる様子なのが凄い、世の中どんだけ金持ちが多いんだ。

        

結局場違いな貧乏人の私らは、何も買わずにホテルへ戻りました。
すいません、貯金して出直します。

一旦部屋戻って寛ぎ、18時からはディナー。
メインレストラン「ヴェル・ボワ」で頂くコース料理。
オフシーズンだというのに、やはりこちらもほぼ満席に近かった。
日本は今不景気だというのが信じられない光景、いや不景気だからこそ価値有る物に金遣おうとする人が多いのか?
リーズナブルorハイレベル、二極化が進むリゾート業界です。

山に囲まれたホテルの日暮れは早い。
夏至間近でも18時を過ぎれば濃い紫に空が染まる。
白いテーブルクロスでセッティングされたテーブルの上には、キャンドルの炎がロマンチックに揺れています。


どんな料理が出されるのでしょう?

中央にホテルの紋章が入れられた金縁の大皿に期待が深まります。

ところが――席に着いてナプキンを敷いた途端、案内係の方が「失礼致します」と断るや、この大皿を片付けてしまったのです。
料理を盛るのではなく、ナプキンを載せる為の皿だったのですね!見せ皿ですか!?
高級な食事に慣れてないもんで、正統なマナーに戸惑うばかりだ。   

    

先ず出された料理は、わかさぎのフリッター。
「フィンガーボールをご用意致しましたので、手掴みでお召し上がりください」
――いきなりのビックリサプライズ、こういう高級レストランで、手で召し上がれとは意表をつかれました。
フィンガーボールの水面に浮ぶ優美な花びら。
わかさぎのフリッターはサクサク軽い味わいで、とっても美味しかったです。
1人につき2尾では物足りない、もっと沢山食べたかった。
以前泊った時も感じたけど、ここのホテルのレストランは、出される料理の量が少ないんだな。
「質より量」ではなく「量より質」をコンセプトにしてるんだろうけど、今迄泊ったホテルの中で最も量が少なく感じられる。
なまじ料理が美味しいから、尚更物足りなく感じてしまうのかも。

一口オードブルを食べ終えた所で、芦ノ湖産自家製紅鱒の燻製が出されました。
紅鱒は勿論だけど、添えられた野菜が美味しかった、特にグリーンアスパラ!

    

焼きたてパンはバターではなく、オリーブオイルを付けて頂く。
上等なバージンオイルです。
最初出されたのは、胡桃とドライイチジクを混ぜ込んで焼いた、甘い黒糖パン。(PC画面で見て左の写真)
ここの自慢らしく、売店で売ってました。
おかわりはフランスパンか黒オリーブ入りか選べると言うので、私は黒オリーブの方を貰った。
こちらは仄かにしょっぱい、オリーブの塩味が効いてるパンでした。

    

スープはトマトのガスパチョ。
夏向きの冷たいスープで、辛味がピリリと効いてる。
氷と花びら入りの大きなブランデーグラス(?)の上に、硝子のスープ皿を重ねるという演出が素晴しい。
食卓に咲く水中花、美しいです。

メインは「鱸のポワレ、ソース・ピストー」、「東富士地鶏のコンフィー、マスタード添え」の中から選べる。
+966円で「シェフ特製ナヴァラン、仔羊肉の煮込み」を注文する事も可能。
私らは貧乏人なので「鱸のポワレ」を注文しました、てかそもそも2人とも肉より魚が好きだから。(汗)
銀蓋付きの容器に入ったメイン料理が運ばれて来る――ここで提供する際のパフォーマンスに驚かされた。
3人1組になってやって来て、1人が料理の説明をした後に、2人が息を合せて銀蓋を開けて観せたのです。
卓上を舞台に繰広げられるパフォーマンス――エンターテイナーだ!
食事で楽しませてくれる点で、ホテル・ヨーロッパに張るんじゃないかと。
鱸のポワレは素材を殺さない薄味。
添えられた野菜の飾り切りがまた凝ってて、口に入れるまで胡瓜や玉葱とは気付かされない。

更に、隣のテーブルのお客様がフランベを注文しまして、脚付きの調理台に仕度を整え、若い女性がやって来たのですよ。
手にはまるで闘牛士が持つサーベルの様な、長い柄の鋭いフォークを持ち、一旦それを調理台に置いてから、フライパンでバターとグラニュー糖を炒め始めた。
立ちこめるカラメルの甘い香り。
茶色く炒め終えたところで、長フォークを左手に持ち、オレンジをぶっすり刺した。
そのままオレンジを高く掲げると、右手に持った小ナイフで皮を螺旋状に剥き、飾り用の房を皿に取り置いてから、汁をギュッと絞ってソースに合せたのです。
続いて熱したグランマルニエを、オレンジに染込ませつつ、フライパンへと注ぎました。
アルコールの炎が皮を這い登ってオレンジを焦がす、螺旋を描いて立ち昇る炎!――凄いショーだ!!
この間オレンジを刺したまま、片手で調理し続けてんですよ!
正直これはちょっとホテルヨーロッパ負けたかもな~なんて思った。(汗)
調理を終えて焦げたオレンジを、調理前の様に元通り片付けて観せた技にも感心。

出来上がったソースをクレープに絡め、オレンジの房とバニラアイスを添えて、皿に盛り付け完成。
クレープシュゼットですね。
レストランに居た人達皆、食べるのも忘れて魅入ってました。
自分らが注文したわけじゃないので撮影は遠慮、今度来た時に注文しようかね~なんて、相方と話してました。(でも、お高いんだろうな~)

    

デザートは空気を読んでか、フランベショーの終了後に、持って来てくださいました。(笑)
アセロラのムース、ヨーグルトのシャーベット添え。
滑らかな舌触りの、甘酸っぱいムースでした。

食後の紅茶はホテル・ヨーロッパの様に、木目細かく泡立てた温かいミルクと、ブラウン&ホワイトのストーンシュガーと一緒に、持って来てくださった。
書き忘れてたけど(そして撮影し忘れたけど)、食前に注文した自家製のジンジャーエールも美味しかったです。
ちゃんと生姜摩り下ろして作ってあったのよ。

どの料理も2人もしくは3人で運んで来た、不景気で人件費削るホテルが多い中、ここは働くスタッフを減らさない方針らしい。
ホテルのクオリティを守る為に、それは素晴しい事なんじゃないかと。
こんなパフォーマンス観せてくれるなら、お高くても行きたいなと思わせるよ!

食後は部屋に戻って、20時頃に大浴場へ行った。
サッカーの試合を放送してたせいか、自分以外1人しか入ってなかった。
ちなみに相方はサッカー好きだった為、終ってから遅くに行った、したら混んでたそうな。
サッカー好きでなく、野球好きで得した。(笑)
大浴場にタオル等全て揃っている為、部屋から持って行く必要が無い。(乳液も用意されてる)
ロッカーは鍵付きで2段、小物を入れたりするのに便利だった。
洗い場は仕切られ、露天にジャグジーと、至れり尽くせり。
だが以前はここに温泉大浴場は無かったのです。
大浴場を造らない事が、老舗高級リゾートホテルとしてのプライドだったんでしょう。
けど時代の波には逆らえず、大浴場に続き、温泉露天風呂を造ったという。
……ホテル・ヨーロッパにも何時か出来るんでしょうかねぇ?(有れば有ったでルンルン気分で入りに行くけど、複雑な気分になるだろうな)

かけ布団をシーツと一緒に巻き込まずベッドメイクされてた為寝易かった。
他ホテルも倣って欲しい。(ピシッと巻き込んであると、寝相を崩せないから寝難いんだ)



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あにめぞん感想、ざっくばらん47

2012年10月13日 15時36分24秒 | 漫画&アニメ
プロ野球もそろそろオフに入り、TV中継が無くなる季節。
今年のホークスはシーズン3位で、プレーオフも勝ち抜けられなそうだよ…。(勝ち抜けても次の日本ハムに当たって散るか、巨人に大敗しそう)(哀)
WBCが始まるとしても、暫くはMX局のプロ野球中継はお休み、したがってめぞん再放送が潰れず、予定通り週一で放送されるというわけです。
これから来年の春までは、レビュー溜めないよう、週一更新を目指します。
気合入れ直したところで前回の続き、あにめぞんもそろそろ折り返し地点です。


▲第47回「響子ハチャメチャ!酔いどれてプッツン」 脚本:小西川博 コンテ:吉永尚之 演出:向後知一 作画監督:高岡希一

…骨折回後半から急速に原作回帰してるような。
今回の脚本もほぼ原作通りの筋、大きく違うのは季節位かと。
原作では夏で、五代と坂本のバイト先は、ビヤガーデンだった。
それをアニメでは本放送時に実際の季節に合わせ、冬に居酒屋でのバイトに改変したのです。
この改変については納得できる。
当時アニメの大半はゴールデンタイムに放送されており、今よりずっと季節感を重視した番組作りを行ってたのですよ。
その典型が「サザエさん」で、現在でもリアル暦に合せ作ってるからこそ、あの番組は長寿なんだろうと。
日本人は季節感というものを凄く大事に守る性分なんですよ。(特に昔の人ほど)
初期あにめぞんは実際の季節にそぐわない事で、一般視聴者よりクレームが入り、それでCD(監督)やシリーズ構成が更迭される騒ぎに発展したのだから。
で、中期からは季節に合う話作りをするように変った。
ただその為に原作での回の順番が入れ替えられたり、話によっては飛ばされたりするようになった為、今度は原作ファンから「改変するな!!!」とのクレームが届くようになったという…ままなりませんなぁ。

…話を戻すと、今回は原作の主筋を変える事無く、スマートに改変してたと思う。
更に五代の世渡り下手な性格を、親友の坂本と対比させる事で、原作以上に浮き上がらせていた。
原作回のコミカルさは薄れ、五代の苦難に割と本気で同情してしまう。
響子さんが彼を放っとけないのにも充分納得させられたです。(笑)

「響子さんは何時から五代の事が好きだったのか?」――というのはめぞんファンの間での謎になっとりまして。
個人的には「坂の途中」で、五代のシルエットを亡き夫と見間違えた時には、既に惚れてたんじゃないかと考えてる。
それ以前は三鷹と同位置で、嫉妬したのは「自分を好きと言った男が、他の女の方を向くのは許せない」っつう、女の性から生ずる感情だったんじゃないでしょか。(所謂、女王蜂的な本能)

けど出会った時から響子さんは五代を放っとけずにいるんですよ。
「出来の悪い弟を持った気分」、「あなたは放っとけない」、「はっきりしないからナメられる」等、台詞から偶に覗けるそんな気持ち。
まるで「のび太さんは心配で独りにさせられない」と言って、彼との結婚を決めたしずかちゃんの様な。(笑)

原作通り一緒に来させるんではなく、響子さんの後で一刻館住人達を入店させたのも、良い演出に感じられた。
だって連れてきたらどうなるか、響子さん理解してる筈なのに。
アニメの場合、一拍遅れて来た事で、「響子さん、尾けられたんだな…」なぁんて、想像できてしまうじゃないですか。(笑)

その他、毎度細かいシーンですが、ビール缶のプルトップを上げるとこ、酔った響子さんがテーブル下でハイヒールを脱ぐ仕草、バン!とテーブルを強く叩いた衝撃でグラスや皿が揺らぐ描写等、リアリティ溢れてます。
カット繋ぎに挟まれる踏切りシーンは、中期において毎度の演出、安濃CDの強い拘りを感じられる。
踏切りの音って郷愁呼ぶせいか、個人的に趣味です。

しかし今回のMVPは、響子さん役を演じる島本さんである。
素晴しい熱演で、本当に泥酔してる様にしか聴こえなかった。(笑)
絵も酔っ払った響子さんだけは、頗る可愛く描かれてました。
それ以外のシーンについては…偶に響子さんより朱美さんのが美人に見えたり(汗)…今回の作監さんにとって響子さんは描き難いキャラなんだろうか?

居酒屋「のまずくわず(←なんてシニカルな店名)」の店主も良いキャラしてました。
親切でも不親切でもない、世間で見られる普通の親父って感じ。
響子さんが「はっきりしないからナメられる」と五代を詰る所で、「まったくだ」と同意の視線を送り奥に引っ込んでく描写が良い。(笑)
厨房に料理人が見当らないけど、店主自ら作って出す店ですか?
坂本と五代以外アルバイト雇ってないのかと思ったら、一瞬スーッと眼鏡が横切ってって笑った。(そういや店にうる星のメガネが客として居たな)
しかし一瞬だけで、後は殆ど気配感じなかったぞ。(笑)
結局五代はバイト代払って貰えずに、1日で解雇されたんだろうか?
てゆーか営業妨害で追い出してくださいよ、店主。(笑)

(個人的評価)脚本○ 演出○ 作画△ …作画までむら無く良かったら、▲(=佳作)でなく★(=傑作)にしてた。今回の予告ナレは一の瀬さんと五代君、タイトルコールは響子さんでした。


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あにめぞん感想、ざっくばらん46

2012年10月10日 19時56分19秒 | 漫画&アニメ
本日10/10は高橋留美子先生の誕生日である。
ハッピーバースデー留美子先生~~~♪♪
今迄溜めて来たあにめぞんレビューを全て解消した日に迎えるというのも何かの運命?
漸く溜まってた宿題を片付けたよ!(東京MX局の放送予定参照の事)
ここからはまだ再放送されてない回なので、また週末毎にレビュー上げて行く積りです。

さて前回の続き…記念すべき原作者のお誕生日に採り上げる回は……

・第46回「響子争奪!スケートリンクは愛の戦場」 脚本:伊藤和典 コンテ:鈴木行 演出:近藤英輔 作画監督:小川博司

……よりによってこの回かっつう。(汗)
正直に言って申し訳無いが、個人的に中期あにめぞんのワースト回です。
この回の原作は24話、つまりかなり初期にあたるもので、アニメ化し残されてた話だった。
一体何故なのか?――前期スタッフ変更が決定してた時期の為、さほど物語の主筋に絡まない単発回だったのが災いし、飛ばされてしまったんでしょうね~。
で、現実の暦上で冬を迎えるにあたり、季節に合うネタを探してたところ、「この話が残ってたじゃないか!」となり、アニメ化されたんではないかと。

だが既に74話までアニメ化が進んでる今となっては遅過ぎた。
キャラの心情や人間関係が、初期から変化してますもん。
キャラが年を取らない「うる星」の様な作品ならまだしも、「めぞん」の登場人物達は現実世界同様に年を取る。
その為「うる星」と違って、原作での話の順番を崩し難いのだ。

違和感抱かせない様にどう工夫するのか観てたら、予想外にも初期のキャラそのままで絵も話も作ってた。
郁子ちゃん、中学3年生位に成長してた筈なのに、急に等身縮んで若返っちゃったよ。(笑)
中期に入り大人びた絵で描かれてただけにギャップが激しい。
順番崩してまでアニメ化するなら、キャラの成長を念頭に置き、再構築して欲しかった。

アニメオリジナルのクリスマス前編を頂点に、中期スタッフのやる気が減退傾向に感じるのは、私の気のせいでしょうか?
恐らくこの頃には2度目のスタッフ変更が決定してたろう。
スタッフの心情を推し量るなら、携わる最終の回に全精力を傾け、残りの回は適当にお茶濁そう…ってな風だったのかなと。
めっちゃ邪推である、しかし湯治の回から以降、アニメ独自の色が薄れてないか?
いつも笑顔で居た響子さんが、急に嫉妬し出してビックリだ。
原作至上を唱えるファンには歓迎される傾向でも、半ばでのルート変更はこれ迄開拓した道を無駄にするだけでなく、アニメだけを観てる視聴者を戸惑わせてしまう。
まー前期から中期にスタッフ変更した所で、戸惑った視聴者は多かったろうけどさ。(笑)
折角原作とは違う世界観を徐々に見せて来ていただけに、勿体無いな~と単純に思うのでした。

原作には登場しない朱美さんと四谷さんを絡めたり、電車で向う所をワゴンカーで向わせたり、全く工夫が感じられなかったわけじゃないんだけど。(あの車はレンタカー?)
朱美さんと四谷さんの性質を考えたら、己の金遣おうとせずに、一緒に車乗ってこうとするんじゃない?
それで定員オーバーだっつって、誰が降りて自費で行くか争うとか。
前半はそんなスキー場に着くまでのドタバタに費やし、後半三鷹と五代の対決へと盛上げてったら良かった様に思う。

作画が良ければマシになったか?
あにめぞん全話中で、最も崩れた絵に当たった事で、悲惨さがより増した。(汗)
驚くほど物のリアリティに拘ってたのが、今回所々キャラに影すら付いてないよ。(汗)
冒頭の自販機~到着するまでの雰囲気は良かったかなと…個人的に楽しめたのはそこだけでした。
ドライブ中に流れた歌は前に紹介した来生たかおの「もう少し遠く」と、響子役の島本須美さんが歌う「夢の入口へ…」、カセットテープが懐かしい。

(個人的評価)脚本× 演出× 作画× …この回好きな方にはトリプル×の評価御免。(汗)今回の予告ナレは五代君と四谷さんでした、熱々だね!


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あにめぞん感想、ざっくばらん45

2012年10月09日 22時05分17秒 | 漫画&アニメ
漸く涼しい夜を過せるようになって来た。
今週末に衣替えできるかな?
それでは前回の続きです。


★第45回「衝撃の重大発言?!響子が五代に愛の告白」 脚本:島田満 コンテ:望月智充 演出:鈴木行 作画監督:中嶋敦子

…今回、絵コンテを担当した望月さんという人は、相当なアニメ・漫画マニアな事で有名で、めぞんについても原作から熱心なファンだったらしい。
脚本は良くも悪くも良心的で鳴らす島田満お嬢様という事も有り、今回の話はほぼ原作通りに作られていた。

骨折が祟って留年のピンチに陥った五代。
全て自分の責任と思い込んだ響子さんは、最後のチャンスである期末試験期間中、強力なバックアップを申し出る。
だが毎晩五代を宴会の肴にしている一刻館他住人達は不平タラタラ。
「今更何をやっても無駄」、「五代君には何時までも学生のままでいて欲しい」、「管理人さんは五代君にばっかり甘い、エコヒイキだ!」云々。
諸々の反論を管理人の権力で封じ込め、試験期間中の宴会謝絶を断行する響子さん。
果たして五代は留年を免れるのか否か!?

「1月ぅーは骨折ぅーで酒が呑めるぞ♪
 酒が呑める呑めるぞ♪ 酒が呑めるぞ♪

 2月ぅーは期末試験ーで酒が呑めるぞ♪
 酒が呑める呑めるぞ♪ 酒が呑めるぞ♪

 3月ぅーは試験に落ちて酒が呑めるぞ♪
 酒が呑める呑めるぞ♪ 酒が呑めるぞ♪

 4月ぅーは留年ーで酒が呑めるぞ♪
 酒が呑める呑めるぞ♪ 酒が呑めるぞ♪」

「悪気は無い」で済ませられない畜生ソング。(笑)
こういうのを「貶し愛」と呼ぶんでしょうか?
常人ならノイローゼになって自殺するか、さっさと転居を考えるレベルです。(五代も未遂は有ったけど)

原作の話よりもギャグは抑え目、地味に映る筈なんだけど、巧みな絵コンテで最後まで惹き付けられる。
カメラをキャラ目線に固定してるよな構図が効果大、殆ど実写映画を観ているようなノリ。
階段駆け上るとこなんか見事な臨場感。
間の取り方も丁度良い、これ以上遅ければ苛々、早ければバタバタして感じられる、タイミングの見極めが絶妙だった。
響子さんの「頑張ってくださいね!」は、今迄も何度か出て来たけど、これ迄で1番わざとらしくなく、印象深い観せ方だったように思う。

絵コンテを担当した望月さんは、ぴえろ魔女っ子シリーズファンなら知らぬ者は居ないだろう名演出家。
オレンジロードの映画版「あの日に帰りたい」、ジブリの「海がきこえる」を監督した事でも有名。
ぴえろ魔女っ子シリーズに携わっている間、安濃さんから影響を受けて、実写を意識した構図を取り入れるようになったそうな。
あまりアニメらしからぬ演出をされる方で、この後同手法でもって映画めぞんを監督する。
ちなみに映画の脚本家は島田満お嬢様、何気に今回は映画と同じタッグだったんだなと。

作画美しい、響子さんの表情が、中期あにめぞんには珍しく豊かで可愛い。
微笑だけでなく泣き顔怒り顔酔っての赤ら顔と色々見せてくれた。
しかし自分のせいで留年させたと思い込み、ショックで「五代さんの人生はメチャメチャだわ…! 」と身も蓋も無く嘆くのには笑った。
更なるショックを浴びせられた五代君の顔が強張ってるんですけど。(笑)
背負い込んでる責任を軽くさせようと五代が必死で楽観してみせてるのに、何処までも悲観的になり本人へダメージを与え続ける響子さんの天然な残酷さが素敵。(笑)

コーヒーの空缶に落ちる煙草の灰や、鍋の蓋を開けた瞬間ほわ~っと拡散する湯気等、物の描写がリアルで感心してしまう。
生活描写については、この時代のアニメが、最高峰なんじゃなかろうか?
夜食の鍋焼きうどんにサンドウィッチ、とっても美味しそうです。(サンドウィッチにはパセリまで添えてあるよ)

(個人的評価)脚本△ 演出○ 作画○ …今回の予告ナレは四谷さん、そして響子さんだった…珍しい組み合せだな。


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あにめぞん感想、ざっくばらん44

2012年10月08日 10時19分21秒 | 漫画&アニメ
先週末に頂いたコメントとメールへの返信を全て出し終わりました。
もしもまだ届いてないよと言う方は、お手数ですが御一報ください。
本当に長らく放ったらかしでいて済みませんでした。(汗)
謝罪を終えたところで前回の続きです。


▲第44回「賢太郎君もマッ青!?四谷の恐るべき正体」 脚本:伊藤和典 コンテ・演出:吉永尚之 作画監督:河南正昭

…今回は原作には無いアニメオリジナル回、脚本家の伊藤氏イチオシキャラの四谷さんが主役です。
四谷さんが主役の回はこれで2度目、ホンット好きだったんだな~と。(笑)

或る日テストを隠してた事を母ちゃんに叱られた賢太郎は、一刻館の時計塔裏部屋に隠れる。(母ちゃん曰く、「テストの点数が悪かった事より、隠そうとする性根に腹が立った」らしい。)
時代がかった裏部屋には持ち主不明の荷物が埃を被って積まれてる、その中から彼は1冊の古いアルバムを発見した。
どうやら一刻館が建てられた頃からの物らしい、白黒の古びた写真を目で追ってく内、賢太郎は恐るべき事実に気が付いてしまう。

同じ頃、五代の部屋では、郁子ちゃんが勉強を教わりに来ていた。
何時もなら響子さんの亡くなった旦那の実家である千草家を訪ねるところを、五代の折れた骨が完治するまでは彼女に来て貰う事にしたらしい。

…前エピソードの骨折を活かしてるのは良いっすね、連続してる時間を感じられる。

勉強を終えた帰り道、郁子ちゃんは坂の途中で、泣きべそ顔の賢太郎と出くわす。
(多分)スーパーの売店アイスを奢って事情を訊けば、四谷さんの恐ろしい秘密を知ってしまったと言う。
取り出した古いアルバムには、一刻館の上棟式記念写真に写る四谷さんの姿が――
なんと東京オリンピックの写真にまで写ってる、四谷さんっていったい幾つ?本当に人間??
話を聞いた一刻館の大人達に、三鷹さんまでが起ち上がり、四谷さんの正体を探る目的の、尾行大作戦が決行されるのだった。

…三鷹さんがどうして中心に立ってまで、四谷さんの秘密を暴こうとするのか、そこが説明不足なのが残念。
計画前に賢太郎や郁子ちゃんと三鷹さんを絡ませる展開が欲しかった。
中期あにめぞんの三鷹さんは、仕切り屋でリーダーシップ取りたがりなんですね、うる星の面堂に近いキャラだと思う。
案外世話焼きお節介なのは確か(皮肉言いつつ五代に飯作ってやる描写が漫画に在り)なんで、原作から物凄く外れてるキャラ解釈ではないかもしれんけど。
野次馬一の瀬さんは勿論計画に加わるだろう、優柔不断な響子さんと五代も巻き込まれるのは当然、朱美さんだけは協力せずしかし邪魔もしない、どのキャラの行動にも納得はいく。
四谷さんと同じく他人にプライベートを明かさない朱美さんなら有り得そう。
しかし骨折して松葉杖突いてる五代に尾行させるとは鬼畜の所業。(響子さんまで…)(笑)
こういう皆でワイワイ集まり馬鹿やる話を、中期スタッフは1番作りたかったのだろう。
計画に加担はしてないが、マスターも茶々丸での作戦会議中、しっかり聞き耳を立てている。(笑)
なるべく全員活躍させようって姿勢には好感抱きます。
結局、尾行は最初から四谷さんにバレバレで、秘密を暴けず終るのは視聴者側の読み通り。
作品の華である響子さんの見せ場は、子守女に変装して尾行するところ。
眼鏡にお団子頭で背中に赤ちゃん人形をおぶってる姿が変態的に似合ってる。(笑)
恥ずかしがって頬を染めてるのが可愛いったら。(笑)
流れるBGMは「梅酒婆ぁ」ってタイトルなんだけど、シーンにぴったり合っていた。(赤ちゃんの鳴き声みたいで)

「先生と呼ばれる人全てが教師のわけが無く、或る団体に出入りする人全てがそこの職員であるわけが無い。秦の始皇帝は万里の長城を築いたが大工さんではなく、ゴム紐を持ち歩く人も、実は区役所の戸籍係かもしれないのです。」

最後の四谷さんの台詞は、伊藤氏ならではの皮肉に溢れてて、思わず頷いてしまうものだった。(笑)
まったく仰る通りの真理で御座います。
三鷹さんが四谷さんの秘密を暴こうとするまでの経過が無理無く描かれてたなら、傑作を表す★印を付けていたとこ。
その1点だけが惜しまれる個人的佳作。

ちなみに原作では二階堂が四谷さんの秘密を暴こうと尾行する話が在る。(やはり五代がそれに巻き込まれる。)
エンターテイメント性は、アニメの回の方が上に思う、あくまで主観だが。

けど覗きが趣味な事を判っているだけで、職業・年齢・本名まで謎に包まれた不審人物に、よくも部屋を貸してるもんだ。(笑)
首都暗殺を虎視眈々と狙ってる危険人物だったらどうするよ?(映画パトネタ)

(個人的評価)脚本△ 演出○ 作画△ …今回の予告ナレは朱美さん&一の瀬さん…前にも組んだね、この2人。役を演じる声優さんが、同じ日にアフレコ組んでるんだろうか?


コメント (2)
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