瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

歌え!!アニソン!!~夢戦士ウイングマン~

2009年02月10日 21時45分16秒 | アニソン
――ひょっとしてデス・ノートの御先祖様!??




チャチャッチャチャッチャチャッチャチャッ♪――チャン♪

チャチャッチャチャッチャチャッチャチャッ♪――チャン♪

チャチャッチャチャッチャチャッチャチャッ♪――チャン♪

チャッチャッチャッチャッチャチャッチャ~チャ♪

ツツツッツッツツ♪ツツツッツッツツ♪ ツツツッツッツツ♪ツツツッツッツツ♪
――……シュゥーーーン!!――キュイン!!!

決まりきらぁない♪ ポーズでも♪
――キィーーーン!!――ブゥーーーン…!!!

異次元だったらぁ♪ それでオッケイーー♪
――チャキィーーン!!!――ゴォーーー…!!

無理は承知の♪ 相談も♪
――ギュイーーーン!!!――ガシャンッ!!――ピキリンッ!!

やれば出っ来るねと♪ 笑うあいつぅ♪
――シュバーーン!!――ズキューーーン!!!!

カモン♪ カモン♪ カモーン♪ 異次元ストーォリィー♪

恐れない~でぇ♪ 人はみん~なぁ♪

異次元の天使ぃ~~~♪

――チャチャッチャ~チャッ♪

カモン♪ カモン♪ カモーン♪ 誰かが呼んでるぅ~~♪

熱い振~動♪ その胸で今♪

キャッ…チしぃ~・たぁ~・らぁ~~~~~♪
――パピューーーン!!

何かが変・わるぅ~♪ 君の目のぉ前~♪
――ギュオッ!!!――ズゥーーー…ン!!!!

あ~~~~……不思議なストーォリィーーーー♪
――キュオン!!――シューーーーー……オン!!!!

ツツツッツッツツ♪ツツツッツッツツ♪

――ズンッ♪ギュルルルルルルルルルルルルルルル♪

ジャジャ~ジャッジャッ♪ジャンッ♪ジャンッ♪



1984年2/7~1985年2/26迄テレビ朝日系で放映、制作は東映動画(現、東映アニメーション)。
OPタイトルは『異次元ストーリー』、作詞は竜真知子氏、作曲は林哲司氏、編曲は奥慶一氏、歌ってるのはポプラ。
OP映像については毎度ようつべで。(→http://www.youtube.com/watch?v=T85IqlZYbYQ)

原作は桂正和氏が週刊少年ジャンプで1983年5・6合併号~1985年36号迄連載していた漫画。
特撮ヒーロー番組が大好きな氏が、デビュー前から温めてた設定を盛込んで形にした、言わば氏の集大成的作品。
その拘りはタイトルロゴを自分でデザインしたり、約100万かけてウイングマンのコスチュームを自作・着用するまでに及ぶ。
そのコスプレ写真を単行本に載せたり、コスプレして某アニメ雑誌に登場したり、非常に正しいマニアの姿をそこに見た。(笑)
『ウイングマン』は氏にとって夢そのものなんだろうなと思う。
ちなみに原作のタイトルはまんま『ウイングマン』。


――変身ヒーローに憧れる広野健太は、中学生になっても学校でヒーローごっこに興じては、先生から「早く現実的な大人になれ」と説教を喰らう毎日。
しかし或る日学校からの帰宅途中、頭上に突如現れた異次元ホールから、謎の美少女とノートが落ちて来るのを目撃する。
謎の美少女は肌も露なビギニ姿で気を失っていた。
正義のヒーローに憧れる者としてはこのまま捨て置けず、怪しむも自宅に連れ帰る健太。
少女の目が覚めるのを待つ間、彼は一緒に落ちて来たノートに、つい自作のヒーロー「ウイングマン」を落書きしてしまう。
だがそのノートは書き記した内容を実体化させる「ドリムノート」だったのだ。
偶然にも本物の超人ヒーローになる能力を身に付けた健太は、ドリムノートを持って現れた美少女「アオイ」と共に、三次元人(主人公の世界です)の奴隷化とドリムノートを狙う異次元世界ポドリムスの独裁者リメルの差し向けた怪人達を相手に戦う事を決意する。
ヒーローに憧れるだけの少年を卒業し、真のヒーローとなって…!――


正面図しか描いてないのに、背面まで実体化したのは何故と、多数ネタながらツッコみたい所。(笑)
それはさて置き「ドリムノート」の発想は当時斬新に感じられたものです。
以前から無かった訳じゃない…けど卓越した作画の力有ってこそ、無い物を実体化させる夢が真に迫るという。
もし絵が下手な作者が描いてたら、ちっとも格好良くないどころか、結局「絵」でしかないんだよね~で終っちゃいますよ。
巧い絵や彫刻は時に「深夜独りでに動き出した」なんて伝説を作り出す。
それ位活き活きした魅力を持ってると言う訳ですな。

桂正和氏の絵の巧さは漫画好きなら誰もが知る所。
ヒーローものが好きな氏だけど、少女を描かせたら右に出る者無しとまで言われた。
「初恋は桂正和氏の描くヒロインだった」って声もチラホラ聞えた程で。
氏の作画力に目を付けた当時の担当鳥嶋氏は、ウイングマンに美少女を入れるよう説得し、結果ヒーロー+ラブコメというジャンルが出来上がったという。
これって今の漫画にも続いてる流れですな。
桂氏自身はラブコメはそんなに…だったらしい。
事実ウイングマン終了後はラブコメから離れた作品に挑んでるし。
けれどヒットせず、苦悩してた折に再び鳥嶋氏からラブコメを描くよう説得を受け、『電影少女』を描いたらば大ブレイク。
以来吹っ切れたのかラブコメ要素を迷わず作中に入れられる様になったらしい。

氏の描く少女はリアルな中に二次元の儚さ危うさが篭められてる。
その二.五次元?の魅力が主に思春期の少年達の心を惹き付けずにおれないのだろう。
女だったけどアオイさんが好きだったよ。(笑)
年上の姉御肌で勇敢でセクシー、お色気シーンにはドキドキしたなぁ。(本来の容姿は違うらしいが)
電撃型したスティックで変身するのが格好良くてまた惚れる。
最終回の展開見るに原作者の拘りを最も強く感じられたキャラだった。
これは個人的見解だが、途中で髪型を変える女キャラは、作者からの愛情が結構深かったりするような。
勿論そーいうお洒落キャラだって設定からコロコロ変えられるのも居るけど…髪型を印象的に変えられたり、それで特に決まったお相手キャラが居ない場合は、作者お気に入りのコという疑いが濃くなる。(笑)
当時は「桃子がお気に入り」って噂で、実際ピンクが好きだったんだろうけど、後年描いたヒロイン像見るにつけ、アオイさんへの強い拘りを感じずにいられない…別に自分が好きだったから言う訳じゃないよ。(笑)

いいかげんアニメの話をしましょう。(汗)
原作は面白かったけど、アニメの出来は微妙だった。
作画も微妙なら演出も脚本も微妙微妙。
東映の闇歴史なのか、再放送すら殆どされず。
なまじっか原作の絵が巧いもんだから、その差は歴然としていて、存在すら黙殺するファンは多かった。
…ちょっと可哀想。(汗)
最終回なんかアオイさんとの別れのシーンなのに、古臭い演出が過ぎてちっとも感動出来なかったもんなぁ。
まぁ最終回の微妙さは原作も……だが。(汗)

ファンだからって言いたい放題ですね。(御免なさい)

原作がハイティーン向けなのに対して、アニメはお子様向けに感じられた。
ファミリー向けに変更するのは、当時のアニメではよく見られる事だったけど。
近所の生意気なガキがレギュラーになるっつうのが、当時の東映カラーを醸していて微笑ましい。(後年原作にも出て来たけど)
その割には原作以上にお色気路線ゴーゴーだったのがよく解らん。
担任の松岡先生が主役を凌ぐ活躍を観せてくれたのには笑ったが。
島本須美さんの演技力も有って圧倒されましたよ。
そうそう、アニメでは美紅ちゃんは、主人公と幼馴染関係にされていた。
恐らくメイン脚本家の趣味からに違いない。
アオイさんの声が甘く色っぽくって好きだったなぁ。
「ケン坊~v」って台詞が未だに耳に残ってたり…演じてたのは川浪葉子氏だそうな。
文句色々書きつつも、このOPは凄く好きで、テープに録音して持ってるんだ。(恥笑)

もしリメイクするならいっそ特撮番組にしてみたらどうかと思う。
少なくとも原作者は色めき立つ気がするぞ。(笑)
CG使ってのデルタエンドが観たい、次元が変る時の天地逆転演出なんかも観たいな~。
こういう作品のキモはリアリティなのだと思う。
だから余程の作画力でもって表現するか、実写化するかしないと、途端に嘘っぽくなる。
そう考えると(失礼ながら)アニメ『ウイングマン』がコケたのに納得行く気がするのだ。



参考)…ウィキペディア、東映公式サイト、それとこちらのファンサイト。(→http://www015.upp.so-net.ne.jp/wingman/index.html)
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歌え!!アニソン!!~牧場の少女カトリ~

2009年02月08日 17時12分59秒 | アニソン
――全国のお兄ちゃんもカトリのトリコ。




ジャンッジャラララララララルゥ~~~ウ~~~~~~♪
                ――ズンッ♪ズーン♪ズンッ♪

ヒュ~~ウ~~~ウ~~~~♪――ヒュルルルッルゥ~~♪
――ズンッ♪ズーン♪ズンッ♪

ルゥ~~~ウ~~~~~~♪
――ズンッ♪ズーン♪ズンッ♪

ヒュ~~ウ~~~ウ~~~~♪――ヒュルルッ♪ルゥ~~♪
――ズンッ♪ズーン♪ズンッ♪

ヒュルルルルッヒュ♪ヒュルルルルッ♪

ヒュルルルルッルゥ~~ルゥ~~~~♪

ヒュルルルルッヒュ♪ヒュルルルルッ♪

ヒュルルルルッル♪ルゥ~~ルゥ~~~~♪

悲し・い~♪ 朝っや♪ 眠れっない夜ぅ~~♪

静か・にぃ~♪ 目をっ閉じっ♪ 思ぉって居~ますぅ♪

何処かにぃ~私…♪ 待つ人が居るぅ♪
(チュッ♪チュー♪ チュッ♪チュー♪ チュッ♪チュー♪ チュッ♪チュー♪)

このそぉらぁ~の下で♪ 息をし・て・居るぅ♪
(チュッ♪チュー♪ チュッ♪チュー♪ チュッ♪チュー♪ ア~~ア~~~♪)

ラーーーヴイズユー♪誰もみぃーーーんなぁ…♪

初め独りぼぉっちぃ~~~♪
(……アーーーーーーーーーーーー♪)

ラーーーヴイズミー♪そ・し・て・何ーーー時かぁ…♪

愛~~するぅ~~人にぃ……♪
(アーー♪アーーー…♪アーーーー…♪)

包まれて星の中ぁ…♪ 寄添い合い…♪

幸せ紡いで行くのぉ~~♪

――チャンッ♪チャーーン♪チャンッ♪




1984年1/8~12/23迄フジ系で放映、日本アニメーションが製作した名作アニメシリーズの10作目。
OPタイトルは『Love with You~愛のプレゼント~』、作詞は伊藤薫氏、作曲は三木たかし氏、編曲は鷺巣詩郎氏が手掛けたとの事。
知って聴いてみれば、成る程曲の出だしが確かに鷺巣タッチで、エヴァに似て感じられる。
歌ってるのは小林千絵氏…これまでの名作劇場らしからぬ、普通のポップス調に聴こえるOPでして、その珍しさ故か記憶に残ってます。
個人的には好きな歌だったり、聴いた後フレーズが自然に口をついて出る。
ヤフーだと林檎環境の方は観られないそうなので(笑←失礼)ようつべからOP映像どぞ。
(→http://www.youtube.com/watch?v=zmpED3ojN2M&feature=related)

原作はフィンランド出身の作家アウニ・ヌオリワーラの著作『牧場の少女』。
なんでも作家の祖母の少女時代をモデルにして書いた作品らしい。
とは言え実際は殆どアニメのオリジナルで、後年アニメに嵌って原作読んだ人が、全然似ても似つかない内容に愕然としたなんてエピソードが有る。
そもそもカトリ自体が存在しないとか何とか…いや私は原作読んだ事無いんですけど…てゆーか復刊希望が出てた位現在入手困難らしい。
『名作劇場』と銘打っていながらも、その実オリジナルって作品は案外在るんですよ。
『母をたずねて三千里』なんか原作が『クオーレ』の挿入話でしかなく、頗る短かった為に基本の筋だけ踏襲して後はオリジナルという。
それで名作にしちゃうんだから、手掛けた制作スタッフは偉大だ。(なんせ監督高畑氏だからねえ)

だったら何で最初からオリジナルとして制作しないのか疑問に思います?
オリジナルじゃスポンサーが付き難く、上層部が首を縦に振らんからですよ。
例えば『ナウシカ』は「原作が無いから」という理由で映画化して貰えず、仕方なく監督宮崎氏が雑誌で漫画を連載した(原作を作った)なんて話。
オリジナルアニメを作りたいけど許して貰えず、妥協策としてあんまり有名じゃない原作の名だけ借り、好きに制作した強かなスタッフも存在するんですよ。(笑)
今や名作と言われる『ハイジ』や『フランダースの犬』だって、日本がアニメを発表しなければ此処まで名が売れんかったでしょう。
『フランダースの犬』なんて人気が有るのは日本だけで、舞台にされた国は存在すら知らず、作品に感動し続々と訪れた日本からの観光客を知り、後日主人公ネロ&パトラッシュの銅像を建てたそうな。

んでまぁ、この『カトリ』も所謂そんな作品に当たると思う。
ただモデルにするにしても、ちょっと内容が地味過ぎたかもしれない。


――舞台は1914年南フィンランドの農村、主人公カトリが未だ6歳の頃、母はドイツへと出稼ぎに行く。
当初は3年もすれば帰って来るだろうとの話だったが、折悪くヨーロッパで第一次世界大戦が勃発、母からの連絡すら途絶えてしまった。
預けられていた祖父母の家は貧しく、カトリは家計を助ける為、他の屋敷へ働きに行く決意をする。
幼いながらも身を粉にして働くカトリ、勤勉な彼女は多くの人々から信頼を得て、賢い女性に成長して行くのだった――


ウィキペディアでもヤフー動画でも、粗筋ったらこんなものしか書いてなく。
リアルで観ていた自分に訊かれても、そんな筋しか浮んで来なかったり。(汗)
主人公、母を訪ねるでもなく、淡々と仕事に励むだけですから。
視聴率低下して打ち切り迫った際、後半梃入れとして泥棒騒ぎ起したりしてたけど。
OPからして働いてばっか居るんで、すっかり「西洋版おしん」のイメージが染み付き、「名作アニメ史上最も働き者な主人公」の冠を戴いてるそうな。
ただでさえ働き者な良い子揃いの名作アニメ主人公の中から選ばれただけに、殊更素晴しい栄誉に感じられますな。(笑)
逆に「名作アニメ史上最も遊び人な主人公」はトム・ソーヤーじゃなかろうか?いや、ピーターパンがその上に居るな。

第1話の母親との離別以外は、お涙頂戴シーンすら殆ど無いんですよ。
だから人によっては「退屈」って意見も出てましたね。
なんだけど自分は……結構好きで観続けてた。
自分だけでなく、或るアニメ雑誌で歴代の名作アニメ中で人気投票した際は2位に挙がってて、ちょっとびっくりしたり。
探したらファンサイトも見付かったし、思ったより人気は高いと見た。

自分が好きで観てた理由は面白いと感じたから。
淡々としてても不思議と面白いんですよ。
一貫した演出に監督のポリシーが感じられたから、かなぁ。
挙げれば音楽とか…「フィンランディア」に「カレリア組曲」等、ほぼフィンランド出身の作曲家ジャン・シベリウスの曲のみ使用してたという拘り振り。
淡々としてる分押し付けがましさが無いのにも好感が持てた。
個人的に「マジカルエミ」に似た、生活観を大事に描く演出だなぁと。

何より主人公カトリが魅力的でしたよ。
努力家で賢くて弱音を絶対吐かない、ちょっと頑固なトコが玉に瑕だけど、そこがまた人間的で良いと思える。
外見的には猫口な所が可愛かったなぁと。
ちょっと前に11話迄ヤフーで無料で配信されてて観たけど、やっぱり面白くて続きが気になったという。
諦めてDVD借りて来ようかと考えてますよ。(笑)

思うに今放送されたら同人的な人気が付いてただろうなぁと…。
話の筋とは関係無いですが、カトリを巡って2人の男が恋の火花を散らすんですよ。(笑)
1人は勉強嫌いで怠け者だが人の好い大屋敷のお坊ちゃん、「マルティ」。
もう1人はカトリ同様家畜番をする、彼女より年上で口の悪い少年、「ペッカ」。
2人の少年はカトリが大好きで、どっちも彼女を独占したくて、会う度に喧嘩を繰り返す。
だけどカトリが困った時は一時休戦、力を合せて彼女を護ろうとしたり。

それだけじゃなくカトリは兎に角皆から愛される子で…いや解らなくもないけど…出会った当初は邪険にあしらったりしても、彼女の賢さ頑張り屋な部分に感心して、一目置くようになるというのが作品内のお約束という。(笑)
自分が考えるに「名作アニメ史上最もモテモテな主人公」じゃねえかと、魅了した人数では小公子セディを超えるか好い勝負かだね、多分。(笑)
そんな訳で再放送が始まった際には御覧下さいませ…関東局では東京MXに期待しよう。
ヤフーで現在1話だけなら無料で観られます。(→http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00189/v00448/)
ただ生憎1話はキャラが未だ揃ってなく、そんな面白くはないんですがね。

もう1つファンが騒いでる要因に、カトリの「声」が在る。
演じてる声優及川ひとみ氏は、あのくり○むレ○ン『亜美ちゃん』役で、一世を風靡した方だったり。
演技も達者だったけど、元の声からして素晴しく澄んでおり、耳が自然と惹き付けられた。
亜美ちゃんが有名になったのは、彼女の力も大きいと思われ。
結婚した後は活躍を聞かないけど、記憶に残る声優さんの1人です。

記憶を頼りに書くと、最終回はカトリが母親に再会して大団円、ナレーションが「その後カトリは成長して作家になりました」っつって〆だったような。
その「作家になりました」っつうナレーションがあまりに唐突に感じられた事を覚えてる。
特に必要無かった様な…何の意味有って解説したのだろう、あれは??
纏めると決して名作ではなかった、けど傑作というか怪作だったなと。
如何にも名作アニメ風で在りながら、名作アニメらしからぬ作品でしたよ。
だって教育的テーマも何も説かなかったしねぇ、無理矢理なら「勤勉にしてれば幸せが訪れる」とか説けそうな気もするけど。(笑)
歴代の名作アニメ中で異端だったからこそ、逆に印象に残った気がするのです。




参考)…ウィキペディア、ヤフー動画の作品紹介頁、日本アニメーション公式サイト。
     そしてこちらのファンサイト様。(→http://homepage3.nifty.com/katri/katri/katri-index.htm)
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君はペットバトン(ロビン編)

2009年02月06日 18時17分38秒 | ワンピース
本日2/6はロビンの誕生日。

――お誕生日おめでとう、ロビン!!

ってな事で毎度お馴染み…いや今日初めて此処見た方は馴染めないだろけど(汗)…祝・誕生日シリーズって事で、前回の続きです。
後は任せた!ナレーション・コネリー!!



私の名前は「ナレーション・コネリー」、ショーン・コ○リー似なチョイ悪親父面と若山○蔵似な渋い声で失神者を絶やさない、流離いのナレーション・リポーターだ。
次元を超えてキャラの元まで突撃リポート…さて、今宵のターゲットは――



ナ「そんな訳で鳥取砂丘からレンタルしたラクダに乗って参りました!ハッピーバースデー、ニコ・ロビンさん!!」
ロ「誰、貴方?」
ナ「やっだァ~vあたしよあたしv昨夜赤坂のパブ『悪代官』で御一緒したじゃないvもうっ、忘れちゃったのォ~!?」
ロ「そんな店には行った覚えが無いし、これから行く予定も無いわ」
ナ「…いや…あの…そんな……折角フレンドリーな雰囲気醸そうとギャグふってんだから、理解を示してノって下さいよ(汗)」
ロ「どうして会った事の無い赤の他人の貴方に理解を示してノらなきゃいけないの?」
ナ「だあああっ!!…乾いてる。さながら東京砂漠の様に乾き切ってますよロビンさんの心はっ!!幾らお肌の曲り角を過ぎたからって――」
ロ「シンコフルール!!!」
ナ「ああ!?失言御免なさい御免なさい!!ロビンさんはまだピチピチ!!十分潤ってるぅ~~~!!!」
ロ「貴方一体何が目的で此処に来たの!?政府の関係者なら、此処でさば折らせて貰うわ!」
ナ「…よ……良くぞ訊いて下さいました…!実は…或る人物から貴方にインタビューするよう依頼を受けて…!」
ロ「私にインタビュー?」
ナ「…は、はい!…紹介が遅れましたが、私は流離いのナレーション・リポーター、ナレーション・コネリー!守秘義務から名前は明かせませんが、或る人物が私を経由して、麦藁チームに『君はペットバトン』を回そうと目論み…」
ロ「バトンってクルクル回して遊んだりする、あの『バトン』の事?」
ナ「いえ、そういうイメージから名付けられたんでしょうが、駅伝の要領で親しい友人に回して行く質問状ですな、言うなれば」
ロ「だったらその依頼者も、自分の親しい人間に回せば良いんじゃないの?」
ナ「友達居なかったんじゃないですかぁ~?」
ロ「そう、可哀想ね」
ナ「…って全然可哀想じゃないみたいに聞えますね。(汗)まぁ兎も角依頼を受けた以上仕事ですから、不本意でも質問に答えて頂きたいんですけど。用が終ればこちらも直ぐに消えますんで!」
ロ「いいわ、受けてあげる。生きる為には不本意な仕事も請けなくてはならない、そんな貴方に同情を感じなくもないから」
ナ「少し引っ掛るものを感じなくもないですが有難う御座います!!…では字数を無駄にしない為にも早速!――『1.家に帰ってきたら玄関前に怪我をしたナミがいました。』どうしますかー?」

ロ「ナミちゃんが怪我…!?」
ナ「ああいや御心配無さらず!そういう想定の元で質問してるだけですから!」
ロ「そうなの、良かった…!本当に彼女が怪我をしたのかとドキドキしちゃったわ!」
ナ「重ねて説明が不十分で申し訳有りません。この『君はペットバトン』が指す『君』とは『ナミさん』の事でして、『もしもナミさんが回答者のペットだったら~』を想像して答えるのが、このバトンの主旨なのです」
ロ「ああ、そういう事なの。漸く理解出来たわ。…けど性質が悪いのね。ただでさえ離れて居るのに、心配が募ってしまうじゃないの」
ナ「いやまったく性質が悪い質問してしまって済みません。私が考えた訳じゃないですけど済みません。…しかし冷静沈着なロビンさんでも、こういった質問には血相を変えてしまうんですねぇ、ちょっと意外に思いましたよ」
ロ「当たり前でしょ、大事な仲間だもの。特にナミちゃんは心配で仕方ないわ」
ナ「特に……ですか?」
ロ「ええ、だって彼女は唯一のノーマルだし」
ナ「いやまぁ…確かに他は人外ばっかですけど…ウソップさんもノーマルな方に入りませんか?彼は心配じゃないと?」
ロ「ああ、そうだったわね。ウソップも心配だわ」
ナ「…って全然心配そうじゃなく聞えるんですけど。(汗)」
ロ「本当に心配してるわ。全員大事な仲間だもの。でもナミちゃんはその中でも普通の可愛い女の子でしょ?だから特に心配してるの」
ナ「普通の可愛い女の子……あの、これは私個人からの質問なんですけど、ロビンさんはナミさんの事を『ナミ』と呼んだり『ナミちゃん』と呼んだり、一定してないのは何故なんでしょう?」
ロ「普段彼女が聞いてる所では『ナミ』と呼んでるわ」
ナ「反対に『ナミちゃん』と呼ぶのはどんな時で?」
ロ「彼女が聞いてない時よ」
ナ「ナミさんが聞いてない所で、こっそり呼んでるんですか?」
ロ「そういう事になるかしら?…だって彼女の前で『ナミちゃん』なんて呼んだら、『年下扱いして』って、へそを曲げてしまいかねないわ」
ナ「ああ成る程。しかし何もこっそり呼ばなくてもいいんではと…」
ロ「だって可愛いんですもの」
ナ「…可愛いですか?」
ロ「可愛いでしょ?」
ナ「……そうですね、可愛いですね。…………え~と、気を取り直して次の質問に参りましょう!――『2.手当てをして食事を与えてやると眠ってしまいました。何処に寝かせる?』」

ロ「『ナミちゃんに手当てをして、食事を与えてあげたら、眠ってしまった』と考えればいいのね?」
ナ「そうです。そして『眠ってしまった彼女を何処に寝かせるか』を伺ってる訳で」
ロ「私の傍に寝かせるわ」
ナ「ロビンさんの、傍にですか?」
ロ「私の、傍よ」
ナ「例えばそこが面積1000万km2以上サハラ砂漠並の広大な土地であっても?」
ロ「ええ、私の傍に寝かせる積りよ。だって彼女は怪我をしていると言うんでしょ?付きっ切りで看病する為にも、傍に置いておかなければ」
ナ「あ、ああ!そうですよね!嫌だな僕、少し勘違いしてしまいましたよ!…では次の質問です――『3.朝起きると、しばらくおいてください、と言ってきました。』どうしますかー?」

ロ「まぁ、随分しおらしい言い草ね。やっぱり怪我をすると気落ちするのかしら?ふふっvいいわ、お望み通り何時までも置いたげるv」
ナ「…あの、ちょっと済みません」
ロ「なぁに?」
ナ「さっきからそこはかとなく回答が怪しいんですけど。(汗)心なしかお顔も女王様っぽくなってく様な…」
ロ「あら、だって怪しい想像をして楽しむ為のバトンでしょ?」
ナ「ああ!成る程そうか!質問内容を考え、役柄になり切りご回答下さってたと!いや~ロビンさんも中々の役者だ♪そういう事ならこちらもどんどん参りますよ!――『4.話し合いの結果ペットとして飼うことになりました。好きな名前をつけて良いとの事、なんてつけますか?そしてあなたをなんと呼ばせますか?』」

ロ「ナミちゃんをペットにするですって?」
ナ「ああいや勿論これはブラックなジョークで、本当にペットにしようと企んで下さいって訳じゃなく…」
ロ「ふふふっv解ってるわvそうねェ、月並だけど『仔猫ちゃんv』って呼ぼうかしら。そうなると私は必然的に彼女の『御主人様』って事になるわね」
ナ「澱み無くスラスラ言ってのけますね…」
ロ「そう?もっと凝った名前を考えた方が良い?」
ナ「いえ、それ位で充分です。この記事、全年齢向けなんで。(汗)気にせず次参ります!――『5.お風呂に入る様に言いつけると、怪我をしているから頭洗って、と言ってきます。洗ってあげる?』」

ロ「質問から推察するに、ナミちゃんは自分で頭を洗えない位、手に怪我を負ってる状況なのね?」
ナ「まぁ、そういう状況になりますかね…」
ロ「つまり手が不自由って事……」
ナ「いやそのそこまで暗黒思考に向わないで。(汗)…重ねて済みません、この記事全年齢向けなんで次参ります!――『6.ナミが寝たいそうです。なんと言ってくるでしょうか?一緒に寝ますか?』」

ロ「『寝たい』とせがんでも、そう簡単に寝かせる訳にはいかないわ。御主人様と一緒のベッドに眠りたいなら、地べたに這い蹲って――」
ナ「ロビンさん!!全年齢向け!!全年齢向けですからっ!!てかノリノリ過ぎますよ!!本当に演技なんですか!?(大汗)」
ロ「勿論よ。どうしたの?そんなナイアガラの滝みたく汗を掻いて…私、何かおかしな事言った?」
ナ「すすす済みませんっ…年甲斐も無く焦ってしまいました。(汗)そ、それではラストクエスチョンです!!――『7.他にペット(ナミ)にどんな事をしたいですか?』」

ロ「手に大怪我を負ってるなら、先ず治療してあげないとね。その際傷の痛みに暴れないよう、しっかり抑えておく必要が有るわ。不自由な思いに泣くかもしれないけど、甘やかす訳にはいかない。もうナミちゃんは私のペットなんだから。そうだわ、仔猫らしく耳と尻尾を付けなくちゃ。それから服も脱がせなくちゃね。ペットに服を着せる人も居るけど、私、ああいうのどうかと思うわ。立場を弁えず増長させるだけよ。それから――」
ナ「わああああっ!!!全年齢向けっ!!全年齢向けっ!!全年齢向けぇ~~~~っ!!!……ごごご回答有難う御座いました!!(汗)そそれでは私、次に指名された方の所へ向わなきゃいけないので!!」
ロ「そぉ?それなら…最初に約束した通り消えて貰うわ!」
ナ「えええっ!?ちょっ、ちょっと待って!!確かに質問終えたら消えるとは言いましたけど、それはただの表現ってヤツで…!!」
ロ「御免なさい、貴方に恨みは無いけれど、私の本意を知られた以上、逃がす訳にはいかないっ!――シエンフルール!!!」
ナ「えええええ!??本意って…演技だったんじゃ…!?い~~やァ~~~!!!海軍さん助けて!!悪魔がっ!!悪魔が僕を消そうとしてるのゥ~~~…!!!!」



…こうして百本の腕に追われながら、辛くも脱出に成功した私…あな恐ろしや、ニコ・ロビンさん。
暗殺稼業を止めたとは言え、瞳の奥に眠る獣は健在だった。
そんな獣性を秘めた瞳にロックオンされたナミさんが、一緒に生活を共にして無事で居られるのか、外野ながら心配で仕方ない…。
だが私はしがないナレーション・リポーター、キャラの生活に立入らないのが定め。
心の底に沈殿した不安は見ない振りして博多中州屋台でラーメン引っ掛け、私は「8.次の御方(ターゲット)へ」と続く夜のネオン街をひた走ったのだった…。



【3/2、サンジ編へ続く】



全国のロビンちゃんファン、済みませぬ。
謝る位なら書くなよと言われそうだが済みませぬ。(汗)
1度湧いてしまったイメージは取り払うのに苦労するんですよ。(笑)
こっそり1日遅れな事は隠して、誕生日おめでとう!!

写真は前回のスフレロールショコラと一緒に買った、ハウステンボスのチョコレートハウス特製「チョコレートタルト」。
生チョコ風味のベースで甘過ぎず大人好みの味でしたv



↑外箱はこんなザッハトルテ風。



去年冬12月のハウステンボスレポを目次に纏めました。(↓)
今回みたく目次頁は日付がどんどん遡ります事を御了承下さい。(汗)

そういや光の街、好評により3/9迄延長するらしい。(→http://www.huistenbosch.co.jp/event/hikari2008/)
一部終ってしまうイルミネーションも有るけど…2/28~3/9は春と冬のイベント一緒に楽しめるって事で。
でも毎年ハウステンボスはイルミネーションを延長してたりする、実は。(笑)
季節イベントの変り目は値段の安い割にお得な部分も有るのです。


【私信】

四条さん、バトン受け取りました♪
回答は暫しお待ちを~!
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08年12月、ハウステンボスに光降る その13

2009年02月04日 21時04分25秒 | ハウステンボス冬の旅行記
上は「ちゅーりーちゃんバッジ」とクレープに刺さってたクリスマスピン。(↑)
「ちゅーりーちゃんバッジ」は抽選会の参加賞として貰った物です。
クリスマスとチューリップ…冬から春へのバトンタッチ、実際にはこれからが寒さ本番なんですがね~。
まぁ気分だけでも春めいてみやした。(笑)
そんな所で予定してた日は過ぎましたが、ラスト1回前回の続きで、今回買った土産を紹介する「おまけ編」で御座います。



去年秋に帰国した時は買い物マニアな母と一緒だったんで、買わずに済んだと言うより買う必要無く終ってしまったけど、今回は独りで行ったんで色々買って参りました。
その中でも自分的お薦め菓子を紹介しましょう。



↑これは全日空ホテルのベーカリーで買った「カスベリー」。
最近ホテルが売り出し中のオリジナル菓子で、苺味のカステラです。



↑食べ易いようにカットされてるから、職場の土産にも適してます。
自分も会社用と自宅用に買った。
開封した途端、苺の甘酸っぱい香りが立ち込めるv
ピンク色のカステラってのも面白いですな。
香り付けしてるだけでなく、本当に苺が練り込んであるらしい。
食べると苺の粒々を感じる、写真に写った黒い点々がそれです。
かなり好評を得たんで、今度行った際、また買おうと考えてる。



↑これはマルシェ・ド・パラディ内の店DEJIMAで買った「ポルボロン(キャラメル味)」。
スペイン・アンダルシア地方に古くから伝わる菓子で、食べる時に「ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン」と名前を3回唱えると幸福を招くんだそうな。



↑箱を開けた中にはキャンディーの様に個別包装された物が数個。



↑包みを解くと…クッキー?
口に含んだ途端、粉々になって溶けて行く。
落雁に似てるけど更にソフト、口解け良い感じと言うか。
紅茶と一緒に口に含むと、まろやか~に舌に馴染む。
逆に何も飲まないで口にすると粉っぽくって戴けない。
お茶請けにピッタリ、珍しいし、癖になる味です。
他にチョコなんかも有ったから、次回は味を変えて買ってみようと思った。



↑これは毎度お馴染タンテ・アニーで買った「フェーセ・カースタート」。
箱に印刷された横向きの女性は、店のシンボルキャラ「アニーおばさん(タンテ・アニー)」。
店で売られる菓子の多くは、オランダをイメージして、チーズを材料に使用している。
特に開店当時から販売している「カースケイク」は、ゴーダチーズを使っていて、如何にもチーズケーキらしい風味。



↑しかしこの「フェーセ・カースタート」の場合、生クリームをふんだんに使ってる分舌触り滑らか、チーズが苦手な人でも食べ易いと思われ。



↑クセの無い味を好む方には、かなりお薦めで御座いますよ。
自分も久し振りに食べたけど、やっぱ美味しいな~と思ったです。



↑同じくマルシェ・ド・パラディ内のチーズケーキ専門店、ラフレシールで買った「ラジュードゥランジュ(ストロベリー風味)」。



↑大粒で甘いのが特徴の福岡産苺あまおうを使用して作った、期間限定販売のチーズケーキだそうな。



↑焼チーズスポンジと苺&チーズクリームを合せたレアチーズがナイスマッチング。
上の部分は例えるなら苺味のパルフェアイスクリーム、舌の上で蕩ける様な美味しさです。
半分解凍して戴くのが最も美味しい食べ方。
表面がボロボロして少し食べ難いのが難点かも。
それと期間限定つってたから、もう販売してなかったら御免なさい。(汗)

今回紹介した内、「フェーセ・カースタート」は通販サイトでも取り寄せ可能。
興味を持たれた方は是非御覧下さい。


これにて冬旅行記終了~、最後までお読み頂き有難う御座いました!
2/8~3/13迄は途中で終ってるアニソン記事を書く予定。
暫くハウステンボス記事から離れる事を御了承下さい。



【完】
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君はペットバトン(ビビ編)

2009年02月02日 20時16分10秒 | ワンピース
本日2/2はビビの誕生日。

――お誕生日おめでとう、ビビ!!

そんな訳で毎度アレな誕生日企画ではありますが、ビビちゃんを祝うプレゼントの積りで前回の続きです。
今回も頼んだぞ!ナレーション・コネリー!!



私の名前は「ナレーション・コネリー」、ショーン・コ○リー似なダンディールックスと若山○蔵似な渋い声で話題独占、業界で本年度バレンタインチョコ獲得数№1との予想を打ち立てられた流離いのナレーション・リポーターだ。
次元を超えてキャラの御宅に突撃リポート…さて、今宵のターゲットは――


ナ「そんな訳で雪深い帯広グリュック王国跡地から、トナカイの牽くそりに乗って参りました!ハッピーバースデー、ネフェルタリ・ビビさん!!」
ビ「キャアアアァ!!!と、突然誰ですか貴方!?一体どうやって、何の用有ってこのアルバーナ宮殿に侵入したのですか!!?」
カ「クエェェー!!!グワッ!!!グワッ!!グワァァァ!!!」
ナ「うわぁ!!?何だこの激太りなダチョウは!!?――ああっ止めて!!!嘴で胸毛を引っ張っちゃ駄目!!!そこはあたしのチャームポイントなのぉ~~!!!」
ビ「失礼な人ねっ!!カルーはアラバスタの血統正しい超カルガモなのよ!!!カルー!!構わないからその人の胸毛全部引っこ抜いちゃいなさい!!!」
カ「グワワッ!!!グワッ!!グワッ!!ガァ~~~!!!」
ナ「あああ済みません済みません!!生れて来て済みませんっ!!!許してなんて言えないよね!!…でも…お願い、許してっっ!!!」
ビ「イガラムー!!ペル!!チャカ!!お父様ァー!!!皆早く来てェー!!!曲者よォーー!!!!」
ナ「ちょっ…待っで…!怪じい者でばないでず…!!…じづばナミざんのごどで…ゾロざん、ヂョッバーざんど、メッゼージを回っ…!!」
ビ「え…ナミさん?ミスター・ブシドー?トニー君?――カルー、一旦引いて!!その人の話を少しだけ聞かせて!!!」


            ――番組の途中ですが、暫くお待ち下さい――


ビ「カルーには別の間に控えて貰ったわ。…失礼な真似して御免なさい。貴方の顔があんまり濃くて怪しいものだから、私、てっきり曲者かと…」
ナ「いえいえ、どうぞ御気にされずに!私も子供の頃、好きなコについ意地悪してしまったものです。気持ちは良く解りますよ!」
ビ「そんな気持ちは欠片も持ってませんが、まぁいいです。それよりルフィさん達に何が起ったんですか!?彼らについて何か御存知なら、私に教えて下さい!!」
ナ「…彼らが突如消失した件は御存知で?」
ビ「ええ…新聞を読んで知りました。『ルフィ海賊団消滅』とか『離散』とか…勿論信じては居ないし、皆に限って死ぬだなんて有り得っこ無いとは思うけど……私…」
ナ「『気が気じゃない』んですね?――大丈夫ですよ!大きな声で公表は出来ませんが、バラバラになったとはいえ、彼らは全員無事です!」
ビ「バラバラ!?何故そんな破目になったんですか!?」
ナ「政府が関ってる件なので、詳しく事情は話せません。ただ全員こうなる前に互いを引き合うアイテムを持たされてます。必ずまた麦藁チームは復活するでしょう。御安心下さい!」
ビ「そうよね…皆の絆は恋する2人を結ぶ赤い糸より強いんですもの。有難う御座います!事情を聞いて大分安心しましたわ!」
ナ「そうですか、良かった!――それじゃあ此処からは私の用件をお話致しましょう。実は私は或る者から依頼され、バラバラになった麦藁メンバーを訪ね…」
ビ「あの、もう少し訊いても良いですか?『バラバラになった麦藁メンバーを訪ね』って…貴方は皆の行方を御存知なのですか?」
ナ「ええ、そうです。実は私次元を自由に行き来するアイテムを持ってるんですよ。これ、『オカルトハンマー』って言うんですけどね、数年前特殊ルートから貰い受けた代物なんです」
ビ「………はぁ。(汗)」
ナ「例えばこうやってカキーン!!と壁にハンマーをぶち当てるでしょ?したらば、あら不思議!別次元への穴がポッカリと――」
ビ「王宮に妙な穴を開けないで下さい!!!!」
ナ「だ~いじょうぶですって!3分もすれば穴は元通りに塞がりますから♪」
ビ「…良く解らないけど、何となく解りました。つまり貴方は此処とは違う世界から、穴を通ってこちらの世界にやって来たという訳ですね?」
ナ「ザッツライト!その通~り!」
ビ「突然トナカイ牽きのソリに乗って部屋の中に現れたから、普通じゃない人とは思ったけど…」
ナ「そういやトナカイ8頭、未だそのまま部屋の中に放置しちゃってましたね。皆すっかりこの国の暑さにやられて、ぐったりしちゃってまぁ」
ビ「他人事みたいに言ってないで!!!可哀想じゃないですか!!そもそも熱砂に囲まれた王国に北国のトナカイ連れて来るなんて非常識でしょ!!」
ナ「ややっ済みません、前回クリスマスだったもんで、気分そのままで来ちゃいましたよ。キャンドルマスも迎えた事だし、元の北国に帰してやりましょう。…さ、森へお帰り。此処は貴方達の住む国じゃないんだよ…」
ビ「………貴方が自分で牽き連れて来たんでしょうが(汗)」

ナ「さて片付いた所で…え~と、何の話をしてましたっけ?」
ビ「…貴方が皆の行方を知ってる理由を尋ねたんです!」
ナ「ああそうそう!実は私が来た世界では皆さんの活躍が1本の物語に纏められてましてね。それを読んで全員の行方を掴んだ依頼者から、情報を仕入れたという訳ですよ。」
ビ「わ、私達が物語に!??そんな馬鹿な!!」
ナ「まぁ言っても信じられないとは思います。しかし宇宙が今尚拡散してるのと同じ速度で収縮をしてるなんて誰が理解出来るでしょう?未だ我々の知り得た知識のピースは不十分で、世界の真理と言う名のパズルを解き明かす事は出来ないのです」
ビ「御免なさい、貴方の言ってる事は正直全く解らないわ。…けどいいです。ただ行方を知って廻ってるなら、全員を引き合わせる為の手助けも出来るのではと…」
ナ「はははっ!私は一介のリポーターですよ!口出しはしても、彼らの冒険に直接関る様な野暮な真似は致しません!」
ビ「……もう結構、解りました!それで!?私に何の用件有って来られたんですか!?」
ナ「あれ?どうしたんですか?急にツンケンな態度になって。私何か気に障る様な事言いましたっけ?…まぁ時間も無いですし、用件をお話致しましょう。実は或る依頼者から『君はペットバトン』なる物を預かって来まして、その内の幾つかの質問に答えて頂きたいのです」
ビ「私が…答えるんですか?どんな質問でしょう?」
ナ「例えばこんな――『1.家に帰ってきたら玄関前に怪我をしたナミがいました。』どうしますかー?」

ビ「ナミさんが怪我!!?それは本当ですか!!?いい今何処でどうしてっ…!!?」
ナ「慌てないで落ち着いて!そういう想定の元でどうするかを尋ねてるだけですから!」
ビ「不吉な想定立てないで下さい!!!ただでさえ皆がバラバラって聞いてナーバスになってるっていうのに~~~!!!」
ナ「落ち着いて!!取り乱さないで!!殿中で御座るぞ、姫!!…まったくチョッパーさんと同じく冗談通じないんだから…次の質問行きましょう!!」

ナ「『2.手当てをして食事を与えてやると眠ってしまいました。何処に寝かせる?』」
ビ「手当てが必要って、必要って…!!もうっ…もうっ…そんなのばっか!!(泣)」
ナ「だからリアルにそういう状態じゃないですから!!(1人を除いて)皆ピンシャンしてますから!!考えるの嫌ならそこだけ抜いて答えて下さい!!!」
ビ「…そこだけ抜いて、ですか?」
ナ「そう!『食事を終えたら何処で寝かせるか~?』の部分!」
ビ「勿論VIPルーム、いえ、私と同じ部屋で寝て貰います♪一緒に旅してた頃みたいに、1つベッドの上枕を並べて、夜中お喋りして過すわ♪」
ナ「うんうん、女の子らしい、微笑ましい回答ですね~♪それじゃ次の質問行ってみましょう♪――『3.朝起きると、しばらくおいてください、と言ってきました。』どうしますかー?」

ビ「暫くおくだなんて、そりゃ私としては嬉しいけど…でもそんな我侭は許されないわ!だってナミさんはルフィさん達にとって、欠く事の出来ない存在だもの。もしナミさんが刹那でも離れたら船は沈んでしまう。なのに私独りで独占するだなんて…」
ナ「いや『永遠において』と想定してる訳じゃないでしょう。何かの事情有って『暫くおいて』と言って来た場合を尋ねてるんですから」
ビ「何かの事情有って、少しの間遊びに来られると言うなら、その時は国を挙げて歓待しますわ♪でもやっぱりナミさんは、来る時は皆と一緒だと思うんです」
ナ「…やっぱり皆と離れて、寂しいですか?」
ビ「ええ…そうね、寂しいわ。けど心は何時も皆と一緒だと思ってる!」
ナ「その左腕の×印、まだ残してるんですね」
ビ「お風呂に入ると消えちゃうから、その度に書き直してるの。いっそ刺青にしようかなって呟いたら、ふふふっ、流石にイガラムが血相変えて止めに来たわv」
ナ「姫という身分は、色々と大変ですな」
ビ「そうね、でも嫌だとは思わない。私の夢は『この国を護る事』、それは姫でなくちゃ叶えられないものだから」
ナ「この国の民は本当に幸せだ…次の質問参りましょう!――『4.話し合いの結果ペットとして飼うことになりました。好きな名前をつけて良いとの事、なんてつけますか?そしてあなたをなんと呼ばせますか?』」

ビ「失礼ですよ!!!ナミさんはペットなんかじゃありません!!!!」
ナ「だからこれはただの想定ですってば!!…嫌なら抜いて、他の箇所答えて下さいって!!」
ビ「他の箇所って、名前について、のトコですか?」
ナ「そう!そこ!!彼女を何て呼びたいですか?そして何て呼んで貰いたい?」
ビ「ナミさんは『ナミさん』に決まってます!…あ、でも私、1人っ子だったから…偶に『お姉さん』って呼びたいかなvナミさんって私の理想のお姉さん像ピッタリなんですもの、綺麗で優しくて凛々しくて賢くて…v」
ナ「そこで『お姉さん』から、ビビさんは何て呼ばれたい?」
ビ「わ、私は………『ビビちゃん』、なんて……キャーv」
ナ「うんうん、乙女ドリーム入ってて可愛いですね~vじゃ次の質問参りましょう!――『5.お風呂に入る様に言いつけると、怪我をしているから頭洗って、と言ってきます。洗ってあげる?』」

ビ「………怪我……ナミさんが怪我…!」
ナ「あいや済みません失言でした!!(汗)え~と『お風呂に入ったナミさんが頭洗って~と言って来たらどうしますか~?』なんて…!」
ビ「ナミさんのお申し出とあれば喜んで♪…懐かしいわ~♪宮殿の大浴場で洗いっこした日の事…♪」
ナ「『幸せパンチ』という衝撃的なシーンも飛出しましたね~」
ビ「ナミさんったら無邪気な顔して大胆なんだからもうv…けどそんな所もス・テ・キv――って何で貴方がそんな事知ってるんですかー!!?」
ナ「あああいやその無論見た訳じゃなく風の噂でゴホンゴホンッ!!…気を取り直して次の質問行ってみましょう。――『6.ナミが寝たいそうです。なんと言ってくるでしょうか?一緒に寝ますか?』」

ビ「そうですねェ…ストレートに『そろそろ寝るわ!』なんて言うんじゃないかしら?」
ナ「それで?一緒に寝る?」
ビ「ええ、勿論♪けどナミさん、ばらしちゃうとすんごい寝惚け癖有るんですよ!寝言も頻繁に呟くし…」
ナ「例えばどんな?」
ビ「ルフィさんとかミスター・ブシドーとかウソップさんサンジさん、それから御家族の方らしき名前とか…」
ナ「ふんふん、名前を呟くんですか…誰の名前を1番多く呟かれてました?」
ビ「あ、駄目です!そんなの言えません!」
ナ「良いじゃないですか!リポーターとしてはそこん所を追求したいな~!きっと全国に居るファンも真相を訊きたがってますよ~?」
ビ「絶対言いません!!乙女のプライバシーは何人たりとも不可侵です!無理に暴こうとするならカルー呼びますよ!!」
ナ「わわ解りました諦めて退きますからっっ!!…えっとじゃあ、最後の質問!――『7.他にペット(ナミ)にどんな事をしたいですか?』」

ビ「しつこい人ですねぇ…………ナミさんはペットじゃないって言ったでしょおぉぉぉ?
ナ「済みません済みませんっっ!!失言謝りますから怒りをお静め下さいビビ様ぁぁ!!!」
ビ「まったくもう、女の子をペットにしようだなんて、発想が不健全極まりないですよ!リポーターだからって何訊いても許されるなんて思わないで下さい!」
ナ「はいっ!はいっ!水でも被って反省します!!猛省します!!懺悔のクロスチョップ受けて川に飛び込んで来ます!!…って事で私、これからロビンさんの所へリポートに参りますので…!!」
ビ「……ロビン?」
ナ「あああ重ねてトラウマ抉じ開けて済みません!!怖いからオドロ線背負って怒らないでぇ~!!」
ビ「ちょちょっと…誤解しないで下さい!私、もう彼女の事は全然気にしてませんから!」
ナ「…気にしてないって…本当に?ちょっとも…?」
ビ「ええ!ちょっとも!」
ナ「ひょっとしたら大事な国を失くしたかもしれない、計画の首謀者だったってぇのに…?」
ビ「仲間になったって聞いて、動揺しなかったと言えば嘘になる…けどあの船長が決めたなら、皆が仲間と認めたなら、彼女も同じ魂を持ってるって事だわ。だから同じく魂を持つ仲間として、私もそれを信じようって決めたの!」
ナ「……ビビさん…あんた……お優しい!!優し過ぎるよ貴女ぁぁ!!」
ビ「や、やだ!男の人が泣いたりしないで下さい!――そうだわ!彼女の元を訪ねるのなら、仲直りのプレゼントでも持ってって貰おうかしら!『お互い過去は水に流しましょう』ってメッセージも伝えて頂ければ嬉しいんだけど」
ナ「任せて下さい!!このナレーション・コネリー、ビビさんの女神の様な慈悲深さに、すっかり感服してしまいました!必ずやその崇高な御言葉&贈り物を、ロビンさんにお届け致す事を誓いましょう!!」


…こうしてアルバーナ宮殿を後にした私は、次元の壁を超えて鳥取砂丘からレンタルしたラクダに乗り、「8.次の御方(ターゲット)へ」の方角を照らす星を頼りに歩き出した。
砂塵に巻かれて汚したりしないよう、彼女から託されたプレゼントの箱を、マントの下で丁重に抱える。
それ程大きい物ではないが結構重たい…果たして何が入ってるのだろう?
疑問に思ったその時、中から奇妙な音が聞えた。
赤いリボンの巻いてある包み紙に耳を当てる。

…カチコチカチコチ…!――聞える、確かに。

一定のリズムを刻むその音から判断するに、どうやら包みの中身は時計らしかった。
うんそうか、時計か、重さから推理するに、金属製の置き時計だろう。
姫様からのプレゼントだからな、ひょっとしたら純金製かもしれない。
今度訪ねる日はロビンさんの誕生日だ、きっと喜んでくれる事だろう。

…カチコチカチコチ…!

…カチコチカチコチカチコチカチコチ…!

…カチコチカチコチカチコチカチコチカチコチカチコチ…!

何故だろう…?胸がざわめいて仕方ない。
時計だ、これは時計だ、時計でなくちゃ何だと言うんだ!?
時計以外にカチコチ言う物が他に有るとでも言うのか!?
いや有る、月並みだが頭の中浮んでしまう。
だが想像したくない、疑ってはいけない。
あの優しい姫様がそんなそんな!…「もう全然気にしてない」って言ったじゃないか!

…カチコチカチコチカチコチカチコチカチコチカチコチ…!

…カチコチカチコチカチコチカチコチカチコチカチコチ…!

…カチコチカチコチカチコチカチコチカチコチカチコチ…!




優しさを信じなかった訳じゃない…ただちょっと、月の隠れた夜だったから…。
こんな暗い晩は、人の心に鬼が棲む。
どうかお目溢し下さい女神様、私は心の弱い人間です。
優しさを信じなかった訳じゃない…ただちょっと、闇が心に忍び込んだから…。


…カチコチカチコチカチコチカチコチカチコチカチコチ…!

…カチコチカチコチカチコチカチコチカチコチカチコチ…!

…カチコチカチコチカチコチカチコチカチコチカチコチ…!


遠ざかる私を追い駆ける様に、音は何時までも闇の中響いていた。
それはどんなに離れても、両手ですっかり塞いでも、何故か間近で耳を衝いてる様思えた。



【2/6、ロビン編へ続く】


…後味ブラックで申し訳無い。
いやそれはあんたの考え過ぎだよ。
きっと置き時計だよ、メトロノームだよ、或いはお茶目な悪戯だったんだよ。
なのに台無しにするなんて…悪いやっちゃな~。(笑)
取敢えず読んだ方、本気で怒らないでね。(汗)

ちなみに「オカルトハンマー」はアニメ『ポールのミラクル大作戦』からのネタ…古くてゴメン。(汗)



写真は去年クリスマス用にハウステンボスで注文したケーキ。(って何個クリスマスに注文したんだか…)
スフレロールショコラって言って、小麦粉を使わずに作ったチョコロールケーキだそうな。
生クリームが多い割りにしつこくなく、あっさりした甘さで美味しいv
ビビちゃんに捧ぐケーキって事で。



↑これが外箱、チョコレートハウスの季節限定品。



↑1人分にカット、小麦粉使ってないのに、ちゃんとスポンジ部分は有るのです。






【突発的TVアニメワンピ感想】

こちら昨日「第387話 因縁の再会!囚われの魚人を救い出せ」が放送されました。
ぶっちゃけ面白かった!原作をナイスフォローしてたと思う。
ケイミー達を救いたくとも、己の力足りずにどうする事も出来ず、泣いて暴れるハチ。
それを見てかつての自分を重ね合せ、助ける事を決断するナミ。
それだけのシーンを挿入しただけでも随分救われたと思う。
ゾロの原作を超える迫力顔には、あまりの恐怖に爆笑しちゃったよ。(笑)
今回の演出担当、中尾幸彦氏ですか。
絵コンテは何方が担当したのだろう?同じ方だろうか?
テンポの良い演出に感じられた。
作画も悪くなかったし、久々グッジョブな回でした!
制作を担当された方々に有難うと言いたい。
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08年12月、ハウステンボスに光降る その12

2009年02月01日 15時40分51秒 | ハウステンボス冬の旅行記
迷惑は承知の上で、昨日上げられなかった分、本日2度目の更新。(汗)
今回で最終回と言いたい所ですが…済みません、後1回続きます。(汗)
結局2/2のキャンドルマス迄終らんかったな~と脱力しつつ、前回の続きです。



ティークリッパーを出て港に向う途中、パラディでのセグウェイ講習を見掛けた。
時間的に最終の回?快晴だったのも理由でしょうが、殆どのセグウェイが貸し出し中。
大人気御礼が過ぎて、講習を受けてるカップルの内、彼女だけ遠慮して借りなかったのか、彼が乗ってるトコを傍で寂しく観てたという。
いや寂しくはなかったかもだけど(笑)…一緒に乗れたら良かったのにね。

旅行中見てた感じでは、セグウェイ人気が鰻上りに思えたです。
やっぱ目立つよね、観てると楽しそうだもんね、実際楽しいですよ、うん。
なので土日祝に行かれる予定で絶対乗りたい方は、天気予報で当日の天気を確認した上、ネット予約をしといた方が無難だと思いますよ。
今冬は光の街を巡るナイトツアーなんてのも行ってたです。
詳しくは公式サイトの方で。(→http://www.huistenbosch.co.jp/transport/detail/5120.html)



↑陽気宜しい中、オレンジ広場迄お散歩。



↑帆船デ・リーフデ号が繋留されたステージ。
青空にポツンと浮んだ仄白い点は月です。
上弦を過ぎて満月に向う途中の、少し太目の半月でした。



↑オレンジ広場から眺めたホテル・アムステルダム。
今冬もお世話になりました。
次回は…久し振りにホテル・ヨーロッパに泊ろうかな。



↑広場に建つ飲食スタンド「ビッケンビッケン」。
名物は1つで充分満足出来るビッグなハンバーガー。
特にゴーダチーズを使ったハンバーガーがお薦め。
それと季節に合せて出す期間限定味のソフトクリームが評判。
ビッグサイズで頼むと、その場で焼いたワッフルコーンに盛ってくれる。

オレンジ広場に立つギャザリングツリーも朱色に染まり、そろそろ日暮れが近い事を教えてくれる。(↑)



↑秋の日は釣瓶落とし…いや冬だけど。(汗)
16時を過ぎて空は急速に暗くなって行った。
冬なんで観光丸が繋留されて居らず、余計侘しい光景に感じられる。
今年はそんな景色を多く眺める事になるんだなぁ。



↑山向うに落ちる夕陽を、フォレストガーデンに行って眺めました。



↑いや落ちる迄見守ってたら、帰りの船に乗り遅れちゃうんで、程々に観て来ただけだけど。(汗)
湖に映る黄金色の夕陽が、旅の終りを告げてくれる。
名残は尽きねど、もう帰らねば…。

17時に出る高速船に乗って出港。



↑今回夕陽は港を離れる一瞬に見えただけで、残念ながらその後は雲に隠れてしまいました。



↑けれど夕陽に染まる雲が素晴しく美しく、目を奪われてしまった。
藤色の紙に朱の絵の具を付けた筆で、大胆に刷いて描いた様な。
カメラを構えた自分に引き摺られたか、隣のお母さんもカメラを構えて撮影し出しましてな。
天の神様の前にはどんな芸術家も負けてしまうなぁと思ったです。



↑空の朱は刻一刻と深まり、終いには黒くくすんでしまった。
長崎空港に着く頃には日がすっかり落ちて、中天に昇った月が穏やかに暗い海を照らしていた。


…とこんな風に綺麗に〆られたら良かったんですけどね。
帰りの飛行機に乗ってからが、またドラマの始まりだったという。(笑)

離陸して機内サービス始めた途端、ガクン!!と物凄い衝撃が襲い、その後約1時間揺れっ放し。
消えないシートベルトサイン、引切り無く軋む機体。
右に左に上に下に、さながら遊園地のアミューズメントの如く、スリル満点の乗り心地でしたよ。
いやアミューズメントなら計算された動きだと安心出来るけど、この場合計算されてないから、高度数千m上空に居るから。

ミシミシ…ガタガタガタ!!ミシミシ…ガタガタガタ!!

――ストーーーン!!!

ミシミシ…ガタガタガタ!!ミシミシ…ガタガタガタ!!

――ガクーーーン!!!

擬音で表現するとこんな感じ、誰も彼も口を噤み、顔を蒼白に変えてましたよ。
自分の顔色もきっとそんなだったろう、手に汗握って肘掛に掴まってたし。
着陸態勢に入る前の5分間だけトイレタイムを設けた以外は、絶対に誰も立たないよう機長のアナウンスが流れました。
無事に羽田に着いた時は心からホッとしたですよ。

家に帰ってニュースを知って、再び戦慄が走ったです。
本当に、無事に帰れて良かったと思う…。

私、乱気流に巻き込まれるの、これで2度目なんだよね。
何時か3度目の正直に見舞われなければいいなと、内心不安を感じてなくもなかったり。(笑)



これにて【完】…と言いたい所だけど、後もう1回【続】。(汗)
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08年12月、ハウステンボスに光降る その11

2009年02月01日 13時43分05秒 | ハウステンボス冬の旅行記
やっぱ10回越えちゃったか…。(汗)
「何処があっさりやねん?」と自ツッコミしつつ、前回の続きです。
んでも終わりは近いよ、多分。(汗)



アムステルダムに別れを告げた後、ビネンスタッドを軽く散歩しました。



↑見ての通り最終日は気持ち良い位の晴天。



↑朝方まで空を覆ってた雲は、殆ど取り払われていました。
今頃風に乗って関東方面へ移動してるんだろうな~と思うと、帰る身としてはちょい不安。
分厚い雲を吹き飛ばす程の強風が、関東方面向って吹いてる訳ですから。



↑アレキサンダー広場に凛と立つ、場内一のっぽなクリスマスツリー。
「ゴールデンベリーツリー」と言う名前の通り、夜には燦然と黄金色に輝きます。
さながら「マッチ売りの少女」が、今際に夢見たクリスマスツリーの様に…って悲しいイメージ付けるなよ。(汗)
ちなみにあの話、ツリーが出て来る為にクリスマスのイメージ強いけど、実際には大晦日の話です。
いやまぁ向うでは大晦日もクリスマス期間に入るんだけど。

あ、記事上の写真は、このツリーの下から撮った物で御座います。(↑)
奥に見えるのはクリスマス市の屋台、開店まで後数時間…暫くお待ち下さい、お客様。

買う物は買って、荷物に纏めて送ってしまった。
後は2日目観られなかった景色を観るだけ…という訳でビネンスタッドからバスに乗り、スパーケンブルグへと向ったのです。



↑到着後バスを降りて、大村湾を眺めに。
澄み切った冬の空の青が、海の色をも青く染める。
空~と海とぉ~の間にはぁ~♪…なんて歌いたくなる眺め。
雲が浮んでないと、境界線が判然としなくて、海が空まで続いてる様に見える。
いや空が海まで続いてる様にも見えるか。
青と蒼とのマリアージュ、なんちゃって。



↑溶け合う空と海の色に見蕩れつつ、海岸沿いの道を歩いてパレスに向いました。



↑2日目は曇天だった為、今一紅葉狩りを楽しめませんでしたからね~。
最終日リベンジに参った訳ですよ。



↑どうですか、この朱と黄の見事さは。



↑「織る錦」に譬えられるのも解ります。



↑芝生の緑が在るから、更に引き立つんでしょうな。
昼は紅葉の雨が降り、夜は光の雨が降る。
この時季にしか味わえない感動で御座います。



↑紅葉の美しさを堪能した後、ホテル・デンハーグで最後のお茶を飲みました。



↑気品漂わせる中、仄かな色気を感じさせる、デンハーグの門構え。



↑ロビーに飾られたツリーも、場内ホテル中最もアダルトタッチです。



↑窓辺のテーブルに広がるウィンターワンダーランドは、毎年クリスマスシーズンになると飾られてる。
可愛らしさから何時も楽しみにしてたり。



↑こちらはティークリッパーに飾られた素朴なクリスマスツリー。
後ろの豪奢なソファは喫煙席、眺めの良さは禁煙席に譲るも、座り心地の良さでは勝ってます。
その為煙草呑みじゃなくても、喫煙者が居ない時は店員に頼んで、寛がせて貰ったりする人も居るらしい。



↑ホテル館内右側に在る紅茶専門ラウンジ、「ティークリッパー」。
旅の終りにお茶する場所は、大抵アンカーズラウンジか、この店を選んでます。
マリンターミナルに近いのと、ゆったり寛げる事が理由。
フィナーレを飾るなら、優雅に参りたいじゃないですか。



↑ホテル・デンハーグは大村湾に面したホテル。
館内に在るレストラン・バー・ラウンジは、全て海側に窓を向けているのが特徴。
ほぼ硝子張りの店内に居ると、水族館に居る様な気分になる。(ならない?)
或いは画廊の中に居て、海を描いた絵に取り巻かれてる様な。
訪れた日が晴れていたならば、此処のラウンジは特にお薦めです。

注文したのはこの年の秋冬限定、栗のデザートセット。



↑セットに選んだ紅茶はシナモンミルクティーだったっけか。
角砂糖を1つ、ミルクはたっぷり注いで、シナモンスティックで掻き混ぜる。
シナモンの甘くスパイシーな香りが湯気に乗って漂います。
ティーポットでサービスされた紅茶は3杯半も有りました。



↑そしてこれがパティシェ特製栗のデザートプレート、「コフレ・ド・マロン」。
まるでパレットに盛った絵の具の様に華やか。(あんまり上手い表現じゃないなぁ)
尚、この盛り付けはクリスマスバージョンで、秋に提供された時は違いました。
その時は箒星チョコが載ってなかったんですよ。

栗を使った4種のデザートが1皿に載っております。
赤いピンが刺さった菓子は、栗ペーストを揚げて作ったコロッケ。
上等な生クリームの上に、マロンクリームを絞って作ったモンブラン。
丁寧に煮詰めて作ったマロンコンポート。
そして栗のアイスクリーム。

注文を受けてから作ったり盛ったりする為、結構待たされるんですが、どれも美味しいんで文句は出て来ない。
特にアイスとマロンコンポートが素晴しく美味しかった。
丁寧に煮詰めるとこんなにも深みの有る甘さが出るんだなぁと。
逆にモンブランが想像してた以上に甘くてビックリした。
生クリームを載せる台が砂糖の塊の様な物で出来ててね…失礼ながら要らないと、個人的には感じてしまいました。(御免なさい)
マロンクリームと生クリームは甘さ控え目で、とても美味しかったんですけどね。

15時を過ぎてロビーにチェックイン客が溢れ返る。
海外から団体のお客様が到着したらしい。
暫く観察してて…16時を回った頃、店を後にしたのでした。


今回紹介したデザートは季節限定の為、(毎度済みませんが)現在は提供されてないでしょう。
09年2/28迄はチョコレートフォンデュを提供してるそうな。(→http://www.huistenbosch.co.jp/hotel/topics/choco.html)
ティークリッパーのメニュー等については、まったりさんのブログが詳しいですよ。



【続】
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