瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

歌え!!アニソン!!~夢戦士ウイングマン~

2009年02月10日 21時45分16秒 | アニソン
――ひょっとしてデス・ノートの御先祖様!??




チャチャッチャチャッチャチャッチャチャッ♪――チャン♪

チャチャッチャチャッチャチャッチャチャッ♪――チャン♪

チャチャッチャチャッチャチャッチャチャッ♪――チャン♪

チャッチャッチャッチャッチャチャッチャ~チャ♪

ツツツッツッツツ♪ツツツッツッツツ♪ ツツツッツッツツ♪ツツツッツッツツ♪
――……シュゥーーーン!!――キュイン!!!

決まりきらぁない♪ ポーズでも♪
――キィーーーン!!――ブゥーーーン…!!!

異次元だったらぁ♪ それでオッケイーー♪
――チャキィーーン!!!――ゴォーーー…!!

無理は承知の♪ 相談も♪
――ギュイーーーン!!!――ガシャンッ!!――ピキリンッ!!

やれば出っ来るねと♪ 笑うあいつぅ♪
――シュバーーン!!――ズキューーーン!!!!

カモン♪ カモン♪ カモーン♪ 異次元ストーォリィー♪

恐れない~でぇ♪ 人はみん~なぁ♪

異次元の天使ぃ~~~♪

――チャチャッチャ~チャッ♪

カモン♪ カモン♪ カモーン♪ 誰かが呼んでるぅ~~♪

熱い振~動♪ その胸で今♪

キャッ…チしぃ~・たぁ~・らぁ~~~~~♪
――パピューーーン!!

何かが変・わるぅ~♪ 君の目のぉ前~♪
――ギュオッ!!!――ズゥーーー…ン!!!!

あ~~~~……不思議なストーォリィーーーー♪
――キュオン!!――シューーーーー……オン!!!!

ツツツッツッツツ♪ツツツッツッツツ♪

――ズンッ♪ギュルルルルルルルルルルルルルルル♪

ジャジャ~ジャッジャッ♪ジャンッ♪ジャンッ♪



1984年2/7~1985年2/26迄テレビ朝日系で放映、制作は東映動画(現、東映アニメーション)。
OPタイトルは『異次元ストーリー』、作詞は竜真知子氏、作曲は林哲司氏、編曲は奥慶一氏、歌ってるのはポプラ。
OP映像については毎度ようつべで。(→http://www.youtube.com/watch?v=T85IqlZYbYQ)

原作は桂正和氏が週刊少年ジャンプで1983年5・6合併号~1985年36号迄連載していた漫画。
特撮ヒーロー番組が大好きな氏が、デビュー前から温めてた設定を盛込んで形にした、言わば氏の集大成的作品。
その拘りはタイトルロゴを自分でデザインしたり、約100万かけてウイングマンのコスチュームを自作・着用するまでに及ぶ。
そのコスプレ写真を単行本に載せたり、コスプレして某アニメ雑誌に登場したり、非常に正しいマニアの姿をそこに見た。(笑)
『ウイングマン』は氏にとって夢そのものなんだろうなと思う。
ちなみに原作のタイトルはまんま『ウイングマン』。


――変身ヒーローに憧れる広野健太は、中学生になっても学校でヒーローごっこに興じては、先生から「早く現実的な大人になれ」と説教を喰らう毎日。
しかし或る日学校からの帰宅途中、頭上に突如現れた異次元ホールから、謎の美少女とノートが落ちて来るのを目撃する。
謎の美少女は肌も露なビギニ姿で気を失っていた。
正義のヒーローに憧れる者としてはこのまま捨て置けず、怪しむも自宅に連れ帰る健太。
少女の目が覚めるのを待つ間、彼は一緒に落ちて来たノートに、つい自作のヒーロー「ウイングマン」を落書きしてしまう。
だがそのノートは書き記した内容を実体化させる「ドリムノート」だったのだ。
偶然にも本物の超人ヒーローになる能力を身に付けた健太は、ドリムノートを持って現れた美少女「アオイ」と共に、三次元人(主人公の世界です)の奴隷化とドリムノートを狙う異次元世界ポドリムスの独裁者リメルの差し向けた怪人達を相手に戦う事を決意する。
ヒーローに憧れるだけの少年を卒業し、真のヒーローとなって…!――


正面図しか描いてないのに、背面まで実体化したのは何故と、多数ネタながらツッコみたい所。(笑)
それはさて置き「ドリムノート」の発想は当時斬新に感じられたものです。
以前から無かった訳じゃない…けど卓越した作画の力有ってこそ、無い物を実体化させる夢が真に迫るという。
もし絵が下手な作者が描いてたら、ちっとも格好良くないどころか、結局「絵」でしかないんだよね~で終っちゃいますよ。
巧い絵や彫刻は時に「深夜独りでに動き出した」なんて伝説を作り出す。
それ位活き活きした魅力を持ってると言う訳ですな。

桂正和氏の絵の巧さは漫画好きなら誰もが知る所。
ヒーローものが好きな氏だけど、少女を描かせたら右に出る者無しとまで言われた。
「初恋は桂正和氏の描くヒロインだった」って声もチラホラ聞えた程で。
氏の作画力に目を付けた当時の担当鳥嶋氏は、ウイングマンに美少女を入れるよう説得し、結果ヒーロー+ラブコメというジャンルが出来上がったという。
これって今の漫画にも続いてる流れですな。
桂氏自身はラブコメはそんなに…だったらしい。
事実ウイングマン終了後はラブコメから離れた作品に挑んでるし。
けれどヒットせず、苦悩してた折に再び鳥嶋氏からラブコメを描くよう説得を受け、『電影少女』を描いたらば大ブレイク。
以来吹っ切れたのかラブコメ要素を迷わず作中に入れられる様になったらしい。

氏の描く少女はリアルな中に二次元の儚さ危うさが篭められてる。
その二.五次元?の魅力が主に思春期の少年達の心を惹き付けずにおれないのだろう。
女だったけどアオイさんが好きだったよ。(笑)
年上の姉御肌で勇敢でセクシー、お色気シーンにはドキドキしたなぁ。(本来の容姿は違うらしいが)
電撃型したスティックで変身するのが格好良くてまた惚れる。
最終回の展開見るに原作者の拘りを最も強く感じられたキャラだった。
これは個人的見解だが、途中で髪型を変える女キャラは、作者からの愛情が結構深かったりするような。
勿論そーいうお洒落キャラだって設定からコロコロ変えられるのも居るけど…髪型を印象的に変えられたり、それで特に決まったお相手キャラが居ない場合は、作者お気に入りのコという疑いが濃くなる。(笑)
当時は「桃子がお気に入り」って噂で、実際ピンクが好きだったんだろうけど、後年描いたヒロイン像見るにつけ、アオイさんへの強い拘りを感じずにいられない…別に自分が好きだったから言う訳じゃないよ。(笑)

いいかげんアニメの話をしましょう。(汗)
原作は面白かったけど、アニメの出来は微妙だった。
作画も微妙なら演出も脚本も微妙微妙。
東映の闇歴史なのか、再放送すら殆どされず。
なまじっか原作の絵が巧いもんだから、その差は歴然としていて、存在すら黙殺するファンは多かった。
…ちょっと可哀想。(汗)
最終回なんかアオイさんとの別れのシーンなのに、古臭い演出が過ぎてちっとも感動出来なかったもんなぁ。
まぁ最終回の微妙さは原作も……だが。(汗)

ファンだからって言いたい放題ですね。(御免なさい)

原作がハイティーン向けなのに対して、アニメはお子様向けに感じられた。
ファミリー向けに変更するのは、当時のアニメではよく見られる事だったけど。
近所の生意気なガキがレギュラーになるっつうのが、当時の東映カラーを醸していて微笑ましい。(後年原作にも出て来たけど)
その割には原作以上にお色気路線ゴーゴーだったのがよく解らん。
担任の松岡先生が主役を凌ぐ活躍を観せてくれたのには笑ったが。
島本須美さんの演技力も有って圧倒されましたよ。
そうそう、アニメでは美紅ちゃんは、主人公と幼馴染関係にされていた。
恐らくメイン脚本家の趣味からに違いない。
アオイさんの声が甘く色っぽくって好きだったなぁ。
「ケン坊~v」って台詞が未だに耳に残ってたり…演じてたのは川浪葉子氏だそうな。
文句色々書きつつも、このOPは凄く好きで、テープに録音して持ってるんだ。(恥笑)

もしリメイクするならいっそ特撮番組にしてみたらどうかと思う。
少なくとも原作者は色めき立つ気がするぞ。(笑)
CG使ってのデルタエンドが観たい、次元が変る時の天地逆転演出なんかも観たいな~。
こういう作品のキモはリアリティなのだと思う。
だから余程の作画力でもって表現するか、実写化するかしないと、途端に嘘っぽくなる。
そう考えると(失礼ながら)アニメ『ウイングマン』がコケたのに納得行く気がするのだ。



参考)…ウィキペディア、東映公式サイト、それとこちらのファンサイト。(→http://www015.upp.so-net.ne.jp/wingman/index.html)

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2 コメント

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アニメと原作 (urouro)
2009-02-10 21:57:16
私もがっかりした一人です(笑)

アニメはギャグの要素が強調されていた気がして。。。
たしか原作では美紅が仲間になる話がありその後は一緒に戦うはずだったのですが、アニメではそのときの記憶を消してしまい無かったことに。。。

そしてまた何のつながりの無い話に続くと(-_-;)

特撮版みたいですねぇ。。。。
東映で作ってくれないかな。

ハリウッドは嫌
DBの例もありますし(^o^;)
(その点ヤッターマンは期待大)

>少なくとも原作者は色めき立つ気がするぞ。(笑)
同意(笑)

返信する
原作の絵が巧い分、 (びょり)
2009-02-11 20:46:41
どうしても比較されてしまったのは可哀想だったなと。
アニメの方はラブコメ&お色気路線で作品を捉えていたのかもしれない。
そういう要素も確かに有ったけど…も少しヒーローアクションっぽい演出が欲しかったですね。

特撮版は観たいな~。
更に言うと特撮+アニメで観たい。(ボーンフリー?)
ドリムノートに描き込む絵を原作者に描いて貰い、それがパラパラ~と動き出し実体化するみたいな演出で。
もしも特撮番組化が決まったら、桂先生エキストラ参加する程、ノリノリになる気がしますよ。(笑)

コメント有難う御座いました~♪
あ、それとジュエルライティングショー、拝見しました!
綺麗だった~♪
記事にウロウロさんのブログへのリンク貼らせて頂きましたですv
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