「夢をあきらめないで~」
入学・卒業シーズンになると、この歌がどこかから聞こえてくる。けれども年齢とともに人生の選択肢もせばまり、夢を追いかけるよりも現実の足場を固める守りの姿勢に入るのは、ひとつの賢い方法とも言える。夢はかなえることよりももち続けることの方が大事、というのが我流。
宮城敬雄さんという50代のビジネスマンがいる。現在の肩書きは、会社経営者(高輪プリンツ ヒェンガルテンを経営しているらしい)。けれども宮城さんは、もうひとつのお仕事をもっている。それは、音楽ファンだったら一度は振ってみたいさオケ、なってみたいじゃん指揮者(Conductor)、なのである。が、驚くのは、なんとデビューしたのが50代に入ってからということだ。
宮城さんは、音楽一家に育ち、幼少の頃からクラシック音楽に親しんできた。「いつか指揮者になり、音楽に自分の思いを表現してみたい」という夢を、ずっとずっと温めてきた。サラリーマンになるも、父親の会社が危機状態になり、起死回生の新規事業をたちあげ、必死に夜中まで働いた。この時の体験が、なにかのはずみを与えたのだろうか、50歳になり知人の指揮者に弟子入り。翌年には、N響の団員らプロの協力を得て、自分のオケを結成して紀尾井ホールで指揮者デビュー。
その後は、ヨーロッパを代表するオケとも共演。「スロバキア・フィルハーモニー管弦楽団」の団員に「あなたの音楽はウエルカムだ。共感できる」とも言われた。
宮城さんは、ブラームスが滞在していたオーストリアの保養地ペルチャッハに毎年滞在する。ここでブラームスの作曲の思い、空気を感じてきた。だからブラームスに関しては、思い入れが強そうだ。そして自信もあるのだろう。
そんな宮城さんが、クロアチアのサグレブ・フィルを来月指揮する。長期の戦禍から復興途上にあるクロアチアのオケと宮城さん。この両者が奏でるブラームス2番には、双方にとっても感慨深い曲になりそうだ。
■プロフィール
入学・卒業シーズンになると、この歌がどこかから聞こえてくる。けれども年齢とともに人生の選択肢もせばまり、夢を追いかけるよりも現実の足場を固める守りの姿勢に入るのは、ひとつの賢い方法とも言える。夢はかなえることよりももち続けることの方が大事、というのが我流。
宮城敬雄さんという50代のビジネスマンがいる。現在の肩書きは、会社経営者(高輪プリンツ ヒェンガルテンを経営しているらしい)。けれども宮城さんは、もうひとつのお仕事をもっている。それは、音楽ファンだったら一度は振ってみたいさオケ、なってみたいじゃん指揮者(Conductor)、なのである。が、驚くのは、なんとデビューしたのが50代に入ってからということだ。
宮城さんは、音楽一家に育ち、幼少の頃からクラシック音楽に親しんできた。「いつか指揮者になり、音楽に自分の思いを表現してみたい」という夢を、ずっとずっと温めてきた。サラリーマンになるも、父親の会社が危機状態になり、起死回生の新規事業をたちあげ、必死に夜中まで働いた。この時の体験が、なにかのはずみを与えたのだろうか、50歳になり知人の指揮者に弟子入り。翌年には、N響の団員らプロの協力を得て、自分のオケを結成して紀尾井ホールで指揮者デビュー。
その後は、ヨーロッパを代表するオケとも共演。「スロバキア・フィルハーモニー管弦楽団」の団員に「あなたの音楽はウエルカムだ。共感できる」とも言われた。
宮城さんは、ブラームスが滞在していたオーストリアの保養地ペルチャッハに毎年滞在する。ここでブラームスの作曲の思い、空気を感じてきた。だからブラームスに関しては、思い入れが強そうだ。そして自信もあるのだろう。
そんな宮城さんが、クロアチアのサグレブ・フィルを来月指揮する。長期の戦禍から復興途上にあるクロアチアのオケと宮城さん。この両者が奏でるブラームス2番には、双方にとっても感慨深い曲になりそうだ。
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