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独禁法違反容疑者(社)は、三井住友銀行

2005-08-08 23:14:35 | Nonsense
公取委、三井住友銀に報告命令…地位利用で商品販売? (読売新聞) - goo ニュース

こういうのを旧住友銀行の地元では、”あこぎな商売”というのではないだろうか。

デリバティブなどの金融商品を購入するのは、勇気がいるものだ。不況にあえぐ中小企業の経営者が、どこまでこの購入した商品の内容を理解していたか疑問である。変動金利で融資(借金)した場合、金利上昇局面を迎えた場合、利息の支払が増額になる。そうした事態にそなえて高い手数料を支払ってこの商品を買っておけば、金利の上限は一定水準に押さえられるから「保険」のような役割を果たす。しかしこのまま超低金利が続くと、購入するメリットは殆どない。
契約期間、購入した商品の金額、上限の金利と利息がわからないが、商品開発した銀行は、金利がどっちに転んでも絶対損しない、つまりもうかるように計算しているはずである。

現にこの商品を購入した会社では、追加融資を受けるたびに購入し、最終的には最終融資残高の2倍も購入した。しかし「融資不適格」と融資を断られたたために商品の解約をしようとしたが約1億円に上る契約期間相当分の金利を払えと言われ、断念した。今後毎年約1000万円の金利を払うために倒産寸前に陥っている。
今の日本経済は景気の踊り場ではある。もし今後この踊り場から脱却できたら、金利は上昇局面を迎える。しかし、支払う高額な手数料を含めた金利を考えると、本気で5~10年の金利上昇に備えて「保険」がわりにこのような商品を購入しようと思うだろうか。
「優越的地位」を利用した商売、営業マンにはそんな悪意はなかったのだろうが、セクハラ行為と同じで受けて側の感情と受けとめ方次第である。
それにしても、さすがに大手銀行だ。こんな商品開発をする頭脳は、実に”優秀”だ。まるで知識の乏しいお年よりの方に、家が傷まないようにと高い手数料で過剰な補強(保険)をするリフォーム会社みたいだ。