坂本政道氏の著書、「2012年 人類大転換」という本を読んだ。
この著者の特徴は、極めて淡々と記述していることである。「いかにも科学者らしい、乾いた文章」と評される所以だ。「アセンション」という用語を敢えて使わず、「アース・チェンジ」等と呼んでいる。
どうやら、2012年には「生命エネルギー」が、この地球に大量に降り注ぐらしい。生命エネルギーの主成分は、モンロー研究所でおなじみの「純粋な無条件の愛」(Pure Unconditional Love)だ。
問題は、「そのとき、地球はどうなるか」だろう。
某宗教団体の人に聞いたところでは、「悪い人は消されて、いい人だけが永遠に生きていきます」という回答であった。それを聞いて、正直、真っ先に消されそうな知人の顔が、いくつも脳裏をよぎったものだ・・・。
ところが、坂本氏の回答はそんなものではなかった。それは、驚くべきものであった。
なんと、「人類は、フォーカス27の世界から、フォーカス35に移行する」(!)というのだ。
もっとも、「フォーカス27って何?」という向きもあるだろう。それは、読めばおいおい分かってくる・・・。