☆ 待ちに待った雨なのに
夜中に激しい雨音がする。なぜかスッカリ目が冴えて眠れない。
(明日はきっと雨だから新しい傘をさせると思ったのに、こんなに降ると
もしかしたらもうお天気になるかもしれない)と考える。
久しぶりに買った新らしい傘は、このところお天気続きでズーット出番
がなかった。(早く雨が降ればなら良いな)と真剣に考えるわたしはホント
まるで子供のようだ。昨日大阪のビジネスホテルで、何年ぶりかで受講者に
行うエゴグラムのテストをやってみたら、何とFCは満点だった。
(我がまま、天真爛漫、無邪気、陽気、創造的)我ながら少々厭きれる。
それは年齢とともに一般的には少なくなる資質なのに-------
これもわたしの個性、だからいつまでも幼く周りに心配かけるのかもしれない。
10月23日 2:30AM
☆ 名古屋と大阪の講演を無事終わって
それにしても各地で地域性があることを感じるが、大阪の女性達は凄く
エネルギシュだった。自分ではかなりいい線で講演できたと感じるが
相手があることだし、わたしに対する評価はどう出るかまったく分からない。
帰りはP社の美人編集者と会うこと約束していたので、会場まで迎えに
来てくれた。そして大阪で最も新しい「ヒルトン、プラザ・ウエスト」に案内
してくれた。ガラス張りのビルで、地下の入り口には床一面に白ワインがひき
つめてあり、そこに植物がバランスよく配置されている。
とても斬新で、そして美しかった。その数は夥しく、「これって毎日一本
ずづ飲んだとしても、年齢によるけれど一生飲んでも飲みきれないね」と
話しながらわたし達はしばらく見とれた。
ワインを飲みながらおしゃべりした時間は、あっいう間に過ぎ、新大阪
まで送ってくれたが、やはり若くて頭のいい人との会話は、本当に楽しかった。
そしてわたし達は再会を約束して別れた。
新大阪発8:56分のぞみ50号はとてもゴージャスな車両で、飛行機の
ファーストクラスのようで、とても気分が良くリラックスでき、ほろ酔いの
わたしは陶然とした気分だった。同じ車両に有名な政治家と、ときどきテレビ
で見かける芸能人が乗っていたが、こんな遅い時間はきっとそんな人達が多い
のかもしれない。
でも東京に着いてからがいけなかった。中央線は各駅停車で、アルコール
が入っている上、いつも10時に寝るわたしは必死に眠気をこらえた。
そして小田急線はもっとひどかった。土曜日のせいか、ラッシュの時間より
混んでいるのではと思えるほどだった。12時過ぎにこんな大混雑なんて、でも
さすがにわたしのような高齢者はいなかった。
我が家に着いたのは12時30過ぎ、お風呂に入りながらいろいろな人達と
出会ったこの二日間のことを考えた。「自分自身を知って、まるで目からうろこ
が落ちたよう」とストレートに嬉しそうだった人がいた反面、千葉と大阪で一人
ずつまるで「魂ここにあらず」といった感じで、虚ろな目をしていた人もいた。
話し手としては反応がつぶさに分かる講演は、とても遣り甲斐があるが、そん
な人のことも、実はわたしはいつまでも気になる存在だ。
でも世の中さまざまだと思う。わたしの話を真剣に聴いている大勢の中で、
まるで異次元の存在のような人は、どんな価値観をしているのだろう。
もしかしたら、すべての物事を斜に捉えて、生きている氷のような心の持ち主
かもしれない。でもそれならどうして参加したのだろう?
そのことをしばらく考えていたら、ベッドに入っても目が冴えてしまったが
でも同じ毎日なら、わたしは燃えるような熱い心生きていたいと思いつつ
いつの間にか眠ったらしい。
能里子
夜中に激しい雨音がする。なぜかスッカリ目が冴えて眠れない。
(明日はきっと雨だから新しい傘をさせると思ったのに、こんなに降ると
もしかしたらもうお天気になるかもしれない)と考える。
久しぶりに買った新らしい傘は、このところお天気続きでズーット出番
がなかった。(早く雨が降ればなら良いな)と真剣に考えるわたしはホント
まるで子供のようだ。昨日大阪のビジネスホテルで、何年ぶりかで受講者に
行うエゴグラムのテストをやってみたら、何とFCは満点だった。
(我がまま、天真爛漫、無邪気、陽気、創造的)我ながら少々厭きれる。
それは年齢とともに一般的には少なくなる資質なのに-------
これもわたしの個性、だからいつまでも幼く周りに心配かけるのかもしれない。
10月23日 2:30AM
☆ 名古屋と大阪の講演を無事終わって
それにしても各地で地域性があることを感じるが、大阪の女性達は凄く
エネルギシュだった。自分ではかなりいい線で講演できたと感じるが
相手があることだし、わたしに対する評価はどう出るかまったく分からない。
帰りはP社の美人編集者と会うこと約束していたので、会場まで迎えに
来てくれた。そして大阪で最も新しい「ヒルトン、プラザ・ウエスト」に案内
してくれた。ガラス張りのビルで、地下の入り口には床一面に白ワインがひき
つめてあり、そこに植物がバランスよく配置されている。
とても斬新で、そして美しかった。その数は夥しく、「これって毎日一本
ずづ飲んだとしても、年齢によるけれど一生飲んでも飲みきれないね」と
話しながらわたし達はしばらく見とれた。
ワインを飲みながらおしゃべりした時間は、あっいう間に過ぎ、新大阪
まで送ってくれたが、やはり若くて頭のいい人との会話は、本当に楽しかった。
そしてわたし達は再会を約束して別れた。
新大阪発8:56分のぞみ50号はとてもゴージャスな車両で、飛行機の
ファーストクラスのようで、とても気分が良くリラックスでき、ほろ酔いの
わたしは陶然とした気分だった。同じ車両に有名な政治家と、ときどきテレビ
で見かける芸能人が乗っていたが、こんな遅い時間はきっとそんな人達が多い
のかもしれない。
でも東京に着いてからがいけなかった。中央線は各駅停車で、アルコール
が入っている上、いつも10時に寝るわたしは必死に眠気をこらえた。
そして小田急線はもっとひどかった。土曜日のせいか、ラッシュの時間より
混んでいるのではと思えるほどだった。12時過ぎにこんな大混雑なんて、でも
さすがにわたしのような高齢者はいなかった。
我が家に着いたのは12時30過ぎ、お風呂に入りながらいろいろな人達と
出会ったこの二日間のことを考えた。「自分自身を知って、まるで目からうろこ
が落ちたよう」とストレートに嬉しそうだった人がいた反面、千葉と大阪で一人
ずつまるで「魂ここにあらず」といった感じで、虚ろな目をしていた人もいた。
話し手としては反応がつぶさに分かる講演は、とても遣り甲斐があるが、そん
な人のことも、実はわたしはいつまでも気になる存在だ。
でも世の中さまざまだと思う。わたしの話を真剣に聴いている大勢の中で、
まるで異次元の存在のような人は、どんな価値観をしているのだろう。
もしかしたら、すべての物事を斜に捉えて、生きている氷のような心の持ち主
かもしれない。でもそれならどうして参加したのだろう?
そのことをしばらく考えていたら、ベッドに入っても目が冴えてしまったが
でも同じ毎日なら、わたしは燃えるような熱い心生きていたいと思いつつ
いつの間にか眠ったらしい。
能里子