miniな舞台

観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

今後の観劇予定

直近はナシです… コロナめ!

そんな日もあるのねぇ

2016年12月12日 23時48分31秒 | その他いろいろ
日曜日、浅草駅のすぐそばにあるスターバックスに行って、期間限定で大好きすぎるジンジャーブレッドラテと、今人気が出すぎてなかなか買えないプリン2種類を購入。

そしたら長~いレシート渡されて、「アンケートに答えて1杯無料」なんていうのを貰った。
初めて見たし初めて貰ったので、何のこっちゃ良く解らずにサイフの中に折りたたんで入れた。

今日調べたら、当選確率1500分の1?だとか、200分の1だとか?の、滅多に出ない『当選レシート』だったらしい!
おおおおおっ!

昨日は「ナイスガイ」のサイン入りプログラムも当選するわ、スタバの当選レシートも当るわ、
どうしたんだい急に?

とちょっと怖くなる(^_^;)

No.530 「ナイスガイinニューヨーク」

2016年12月12日 23時28分01秒 | 過去の観劇記録
2016年12月11日(日) シアタークリエ 18列 シモテブロック

アラン・ベーカー=井上芳雄、バディ・ベーカー=間宮祥太朗、コニー・デイトン=吉岡里帆、ペギー・エヴァンス=愛原実花、ミセス・ベーカー=石野真子、ミスター・ベーカー=高橋克実。
原作=ニール・サイモン「カム・ブロー・ユア・ホーン」、上演台本・演出=福田雄一。

舞台はニューヨーク、ある兄弟がいた。
ハンサムでプレイボーイ、女性の訪問が絶えない兄の部屋にある日やってきたのは、生真面目な弟。父親の支配から逃げて家出をしてきたのだ。
内気な弟に女性と付き合う楽しさを教えようと一大計画を立てた兄は、彼を立派な紳士に仕立てあげる。
自分の部屋に弟を住まわせ、女性たちを次々と送り込むが、ある日、1本の電話の手違いにより2人の母親がやってきてしまう!
突然の来訪、しかも泣きじゃくる母をようやく家に帰したところで、今度は頑固一徹の父親まで登場。
混乱した状況に慌てふためく兄弟をよそに、事態は予想もつかない方向に転がっていき――。
(あらすじは公式HPより)

おけぴ+ぴあの合同貸切公演。
なんとまぁ!チケット譲ってもらった八女姐さんの運をオイラが使ってしまったのだ!

芳雄くんのサイン入りプログラムが当ったーーー!

相変らず素晴らしい客席の皆様方。
そしてウケも良い!芳雄アランがペギーの首に『かぷっ』と噛み付いて「バンパイヤだぞ~」なんだけど、ダンス・オブ・ヴァンパイアの曲歌ってみたり、あとはライオン・キングとかね!
芳雄くんの自虐ネタ(笑)さらに間宮バディにつっこまれて凹む芳雄、とかw
メチャクチャいい声で歌い踊る芳雄、とか
「肉屋のミュージカル」(通称・ブヒブヒ)を素晴らしいミュージカルとして披露してくれる芳雄、とか!
もーね、芳雄の良い所もブラックな面も色々な所が溢れて面白かったですよ(すみません呼び捨ててますw)
まぁ、こういう若干ウチワネタとも言うような作りは、かなり好き嫌いがあると思います。
乗り切れない時は苦痛にしかならないね(^_^;)

間宮くんは初見ですけど、十分歌って踊れる人でした!(「これ以上こういう人が増えると困るんだよね」byヨチオ)
1幕のひ弱な弟くんから2幕後半は急にチャラ男になって、放蕩三昧していた兄よりタチが悪いというww
悲劇のヒロインな母・石野真子さんってば!シモテにあるバスルームのドアに入ったらマヂコケしたらしく(オイラの席からは見えなかったが)カテコでいぢられていました♪
あと出ただけで全て持っていく父・高橋克実氏ですよ!急に決まったんでしょうねぇ、トランプさん風のヅラと衣装。
ノリツッコミも含めてオイシイ…おいしすぎる。

アランの最愛の人であるコニー役は朝ドラで一躍有名になった吉岡里帆ちゃん。初舞台でコレ(笑)はかなりハードル高いよ(^_^;)
セリフも歌もまだまだだけど初々しい感じは役得でもあるし!(ブヒブヒのオリジナルだもんね)
それとヅカ娘役トップも経験している愛原実花ちゃんが、よくある美人だけどオバカなキャラを好演。グラスなみなみの炭酸飲料一気呑み→げっぷをこらえながら(少し出てた)byドS芳雄の仕業です
スパンコールがまぶしすぎる衣装での素敵なダンスシーンなど吹っ切ったキャラでした!

まぁ最後は良くある系のドタバタ後に訪れるハッピーエンドなんですが。

芳雄くんの歌も聴けたし(英語歌詞なのはワザとですか?)バンド3人とは言え結構レベル高し。
「トライベッカ」をナマで観ているような気にもなったが(おい)
笑えたし面白かったので良しとしよう(上から目線w)

貸切公演の為終演後に挨拶有り。「おけぴ」の説明を始める座長…
『ぴあで取っておけぴで売る、流れが出来てますね~』とか
『おけぴは定価なんですよね!高騰するサイトもあるけど定価以下でギューンと下がっちゃうのもあるんで…』→そこでチケット買えばいいんだな、とすかさずカッツミーの的確(?)なボディーブロー!
吉岡ちゃんは再び「ブヒブヒ」のリクエスト有り。しかもアドリブで「ぴあもおけぴも~」って、がんばったで賞!
それを受けて客席も座長にリクエストするも、「ほら、僕が歌うとギャラが発生するんでぇ」とブラック井上芳雄が顔を覗かせるのでした(爆)

豚肉を食べる時は良く焼こう!

No.529 「ヘンリー四世」

2016年12月12日 22時50分33秒 | 過去の観劇記録
2016年12月10日(土) 新国立劇場 中劇場
●第一部 -混沌- 1階 17列 センターブロック ややシモテ寄り
舞台はロンドン。王ヘンリー四世は、前王リチャード二世から王位を簒奪した罪悪感に苛まれていた。一方、長男ハル王子は大酒飲みの、無頼の騎士フォールスタッフと放蕩三昧。そのころノーサンバランド伯の息子パーシーが謀反を起こす。シュルーズベリーに出陣したハル王子とパーシーの一騎打ち。勝敗の行方は……。

●第二部 -戴冠- 1階 14列 センターブロック ややカミテ寄り
フォールスタッフはシュルーズベリーの戦いで手柄を立て、過去の罪状を許されるが、ノーサンバランド伯の討伐軍に加わることになる。昔馴染のシャロー判事の暮らすグロスターシアに徴兵に訪れた彼に、ハル王子がヘンリー五世として即位したとの報が。意気揚々と新王の前に姿を現すフォールスタッフを待ち受けていた運命とは?

皇太子ヘンリー(ハル)=浦井健治、1-ヘンリー・パーシー(ホットスパー)/2-ピストル=岡本健一、大司教リチャード・スクループ=勝部演之、ノーサン・バランド伯=立川三貴、1-番頭/2-地方判事サイレンス=綾田俊樹、1-ギャッズヒル/2-地方判事シャロー=ラサール石井、ヘンリー四世=中嶋しゅう、ジョン・フォールスタッフ=佐藤B作。水野龍司、木下浩之、有薗芳記、今井朋彦、青木和宣、田代隆秀、那須佐代子、小長谷勝彦、下総源太朗、鍛治直人、川辺邦弘、佐川和正、亀田佳明、松角洋平、松岡依都美、藤側宏大、岡﨑加奈、清水優譲。
作=ウィリアム・シェイクスピア、翻訳=小田島雄志、演出=鵜山仁。
(役名の前の数字は1:一部、2:二部)


通し観劇。第一部、第二部共に約3時間程度。
新国立の座席は固いので心配していたが、エアウィーブと共同開発したという貸しクッション(1日500円)がとても効果的だった。
ちょっと座高が高くなるのが難点だけど(^_^;)

「ヘンリー四世」は、以前さい芸で蜷川幸雄演出版(ハル王子=松坂桃李、フォールスタッフ=吉田鋼太郎)を観劇したが、その時はたしか4時間で一部・二部を一気に上演したタイプだった。


ロビーに置いてあった模型。木組みで出来た森のような、不安定(そう)な足場のセットだった。この上をキャストが登り降りするのだ。
シモテ端には赤い砂が沢山の砂場。舞台上には小さな板場があり、たまに移動したりして、二部のラスト(ハルがヘンリー五世として即位する)には五角形になったので「ほほー」と感心してしまったw

またいつもはカーテンで閉ざされている、最カミテと最シモテを解放しているので、扇形が広い!
座る席によって随分と印象が変わるだろう。私は一部と二部で、センターブロック内を8席ほどズレただけだが、かなり見え方が違った。
新国立にしては客席使いが多かった。しかしまぁマイクの調子は何とかならないものか。良く聞こえる時と、そうでもない時と。謎すぎるw

正式な世継ぎではなかったヘンリー四世(中嶋しゅう)が、リチャード二世から力づく(というか若干セコイ)方法で王位を奪い即位するのだが、常にその「背徳感」が王にはある。息子(ハル)は悪い仲間と盗みや遊びをしまくってばかりだし、即位する時に力を貸してくれたノーサンバランド伯とその弟ウスター伯らはヘンリー四世に反乱して戦を起こそうとしている…と、王にとっては不安の種だらけ。
王、というか父としてのヘンリー四世と王子ハルとの関係性が強めに出ていた気がする。
王が被る王冠はこれまた木で出来た、小学生が作った工作のような王冠なのだ。権力の象徴たる玉座も転がされてテーブルになったり投げられたり吊されたり悲惨である(笑)

そんな父の心配をよそに酒好き・女好きのフォールスタッフやいかがわしい連中と遊びまくっている王子ハル。スタッズの沢山ついたライダーズ・ジャケットにモサモサ頭、ヘッドフォンからはQeenの曲が流れてました。
酸いも甘いも何事も経験しなきゃ解らない。何が正しいのか何が悪しき事なのか? 王になるときにはキレイさっぱり悪事からは足を洗い、立派な権力者として上に立つんだね~。

浦井ハル王子、チャラい王子だけど父は好きで当然尊敬してるんだね。弟達も好きなんだね~。
前半の放蕩っぷりと、即位してからの威厳さの差が大きければ大きいほど、より際立つわ。
もーね、ヘンリー四世の中嶋しゅうさんがイイ!あと、若い王子の周りを固める文学座を始めとするオヂさま方が、皆様好演!でございます。
肉アンコ巻きのフォールスタッフB作さん。ノド大丈夫かな?ちょっと枯れてた気もしますが。調子いいんだわ、このフォールスタッフってのが!(笑)
だけど突然哲学的なセリフ(独白)を言うからね、あなどれないw

別名「ホットスパー」(熱い拍車)と付く位、瞬間沸騰男。こちらもヘンリー岡本健一さんであります!(ていうか同じ名前の人が多すぎなんだよ!)
いやいや、熱いわ。逆上型タイプなのね。もちつけ。
二部はフォールスタッフの腰巾着みたいなピストル、という役。こっちもキテますなw パンクだわ~「We Will Rock You」だわ!

全体的に動きが多く、戦闘シーン(特にハルとホットスパーの一騎打ちなど。あ、ヘンリー四世自らも殺陣シーンが!しゅうさんの立ち回り初めて観たかも!?)もあるので第一部の方が面白く感じる。
第二部は、1幕の半分くらいを占めているような気がする酒場のシーンとか、判事シャローの家の前のシーンが長く感じてしまう。
所々現代モノを組み合わせているのは好き嫌いが別れそうだけど、私は大丈夫でした。

ラスト、セットの最上段に登るヘンリー五世。下から見上げる父の視線だけで、何かホッコリした。