2010年9月16日(木) マチネ ル・テアトル銀座 16列 18番
本来なら祝うべき今日なんですが、今後も忘れられない日になりそうです。
逢う人逢う人、「憂鬱」「心配」「なんで今日」が顔に書いてありそうな程でした。
かくいう私も電車に乗って劇場に向かい、客電が落ちるまでは不安で不安で仕方なかったです。
今日の公演は、そんな杞憂など吹き飛ばす程の良い出来でした。
今回の席は、わりと後ろの方で全体を見渡して、改めて照明やら演出のキレイさに関心したり。
パトロクロスがアキレウスの鎧や武具を借りて出陣する際、アキレウスしか持てない“ケイローンの槍”を渡されたけど、結局重くて持てなかった。「あと少しでお前になれると思ったのに…」っていうのが凄く心に染みました。
あとはやはりプリアモス王とのシーンも見応えがあった。
とにもかくにも、私はこの「イリアス」という作品が好きなのだと。
「演劇」が好きなんだと実感。
そして板の上の「内野聖陽」が好きなんだと。
カーテンコールは暖かい拍手だった。当然今日はファンが多かったとは思うが、キャストの皆さんが包んで下さっているのを感じた。
スタオベしたら泣けてきた。
たのむ、この先こんな気持ちになりたくはないのだ。
「役者・内野聖陽」をこれからも全力で追いかけて行きたいのです。