山本勘助(内野聖陽)と平蔵(佐藤隆太)は武田信虎(仲代達矢)率いる八千の武田軍が向かう海ノ口城にいた。城主・平賀源心(菅田俊)から策を求められた勘助は城の守りを固める策を次々に打ち出す。信虎は海ノ口城の敵を小勢と侮り、力攻めを仕掛けるが勘助の策が当たり中々攻め落とすことができない。一方、初陣の武田晴信(市川亀治郎)は板垣信方(千葉真一)と共に後方に置かれたまま戦に参加することは許されなかった。
前線で怒り狂う信虎の作戦はことごとく勘助に見抜かれ、予想をはるかに超えた長期の攻防戦となった。そして武田軍の兵糧がつきかける頃、ついに雪が降り出した。雪が降るまで時を稼ぐ、これこそが勘助の軍略だった。憔悴しきった信虎はついに撤退を決める。そんな中、晴信は信虎に罵られながらも撤退する軍の最後尾を務めることを志願する。
海ノ口城では武田軍の撤退を見て喜び、援軍も次々と引き上げていった。しかし勘助だけは晴信が軍の最後尾にいるという情報を聞き不穏な空気を感じていた。城兵たちは勝利の酒宴に酔いしれていた。その時、撤退と見せかけた晴信の軍勢がわずか三百の手勢で突如攻め込んできた。勘助と晴信の海ノ口城、最後の攻防が始まる。
あらすじ及び写真はNHK大河ドラマHPより。
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期待を裏切らない、素晴らしい出来でしたね。
そして内野さんの表情百変化!?
海ノ口城に、火矢を防ぐ泥を塗る策を認められた時の表情。見張り台でその効果が発揮された時の表情。今までは机上の空論というか、勘助の頭の中での「策」が、今まさに実現したわけです。堂々として、既に軍師としての威厳さえ感じました。
土中に壷を埋めて、水を張り、地下の敵を探った場面でも、波紋が広がった時に、なんか勘助の中の声?が「キターーー!」と聞こえるようでした(笑)
美瑠姫に向けた優しい表情も良いですね~♪ 後半で、見張り台での2人のやり取りで、姫に戯れ言を言った後、晴信の奇襲にハッと表情が一変。うーん。唸りました。
信虎が悔しがるシーンもなかなか良いですよ。そして晴信の鮮やかな奇襲攻撃。
世界の千葉真一の殺陣シーン、荒い息づかいがリアル!
なにごとも油断大敵、まさしく「兵は詭道なり」。
そして来週は、運命の女性「由布姫」登場でーす。
●視聴率●
19.4%