アキバ系ギャンブラーの賭け

ギャンブルで儲けてアニメに貢ぐという崇高(?)な目的のため、ありとあらゆるギャンブルに手を出すギャンブラーの日記

(パチンコ)期待値の計算

2011-08-22 12:01:46 | パチンコ
 平和の「打-WIN」対応機種として、戦国乙女2に続いて登場した「ぱちんこRio」。アニメのRioのスポンサーに、なんで平和が加わっているのかと思っていたら、こういうことでした。キャストも、リオ役の井上麻里奈をはじめ、アニメ版と全く同じです。

 しかし、それ以上に注目なのはスペックです。過去に紹介した、相川七瀬や及川奈央のパチンコと同じく、7回ワンセットとなっています。初当たりについては小当たり地獄に苦しめられるものの、時短に突入すれば残りセットは全て出玉ありとなることに加え、最後の100回時短で通常確率を引くことができれば、あと7回の追加大当たりが来るというものです。相川や及川と比べると、確率が甘めで出玉ありの大当たりの割合も多く、その分出玉は少なめ(1回で850個程度)となっています。

 ラウンドランプがないことに加えて、セグランプが16個もあるためにパターンも多そうで、私が知る限りでは、セグパターンを完全網羅できません。そのため、小当たりか潜伏確変かの見分けが非常に困難なんですが、ある店に「小当たりはカウントせず、潜伏確変はカウントする」というナンバーランプを設置していることが分かり、その店に行ってきました。

 ある日の実践では、朝一で3回残りの台があったので打ったものの、出玉ありを引くも時短26回転スルー。次が潜伏で、その次も保留で当たったので、残った玉を打ちこんで終了。その後、別の店で打ってから、しばらくして戻ってみると、まだ5回残っている台を発見。しかし、これも2回出玉を獲得しただけで残り1回に。残り1回はさすがに不利なので、残った1回分程度の玉を持って、1000回ハマっている台に移動。打-WINポイントが1回転で3ポイント貯まるのでお得だと思っていたら、これが無くなる前に、出玉なしの13回時短に当選。途中、かなり熱そうなリーチになったのに外れてショックを受けていたのですが、残り4回のところで引いた出玉あり大当たり(多分時短26回)で、とても当たりそうにないBJ勝負で勝つと、合計4回分の大当たりに加えて、時短引き戻しにも成功し合計11連チャン。結局、ハイエナではなく正攻法で打って勝ってしまったという実践結果でした。





 さて、ここからが本題です。
 ハイエナは本当に有利なんでしょうか。この辺について、まだ雑誌には検証記事が載っていないので、計算してみました。なお、計算結果は自分なりに確認したつもりですが、間違っている可能性も否定できません。また、私の思いこみにより、スペックを勘違いしている可能性もあります。ご了承ください。

 計算する上での条件は次のとおりです。
 ・1回の大当たり出玉は850個
 ・確変、通常に関わらず、時短終了後4回転は電チューメモリーが消化されると仮定(電チューのタイミングが合えばもう1回転させられる)
 ・ヘソメモリーで当たった時、ヘソメモリーは3個点灯していると仮定(時短に突入しても、3回転はヘソメモリーが消化される)
 ・時短中にヘソメモリーで当たり、更にヘソメモリーが残っていれば、それが当たって取れるはずの大当たりが減る可能性もあるが、可能性は非常に低いので無視。
 ・時短中の玉増え、玉減りはゼロとする。
 

 まず、潜伏確変中で、「出玉なし、時短なし(選択率57%)」の次に引きやすい「出玉あり、時短13回(22.5%)」について計算します。

 850個の出玉を獲得した後、「当たれば残りを全て出玉ありで取れる」状態になるためには、時短13回+メモリー4回の17回転以内に、確変中の確率である49.9分の1を引く必要がある。これが達成される確率は、29.1%。
 うち、ヘソメモリーの3回転で当たる確率は、5.9%となるので、この場合は出玉がない可能性がある(32.5%の出玉ありを引けば出玉は取れる)。差し引きして23.2%については、出玉ありで取れる。
 保留以外で当たった場合に、最終的に時短終了までに取れる出玉の期待値は、残りリミッターが6回なら、850×6=5100に加え、引き戻し回数の期待値である0.50回に7を掛けた3.5回分の大当たりを加算。省略した小数点以下も含めて計算すると、結果は8089個となる。
 同様に、保留で当たった場合も計算。7515個となる。
 達成される確率である29.1%の反対側である70.9%については、達成できず850個の出玉が取れるだけである。
 これらを全て合算して、「出玉あり、時短13回」を引いた時の出玉期待値を計算すると、2924個となる。

 こんな感じで、以下時短が26回、39回、次まで、或いは出玉なしで時短ありの各種パターンについて、全て期待値を計算し、合算してみると、「リミッター6回の時、49.9分の1に当たった場合の出玉期待値(出玉なし、時短なしも含む)」は、1375.6個となりました。
 これを元に等価ボーダーを計算すると、何と9.07回となります。

 ということで、リミッター6回の台については、積極的にハイエナするしかないということは分かりました。では、残り何回まで有利なのかということが気になります。私の直感では、残り2回まででも、引き戻し率が高い分、損はなかろうと考えていましたが、その計算結果は・・・。
 出玉期待値852.4個となり、ボーダーは14.6回となります。
 残り6回と比べれば妙味は薄れますが、それでも普通の台を打つよりはずっとマシな状況です。残り3~5回については、2回よりいいことは言うまでもなく、残り1回になるまでは、打ち続けても問題ありません。

 では、残り1回の台はどうなんでしょう?
 残り1回の台については、時短ありを引いたとしても通常確率です。当たれば7回分の出玉が追加されるとはいえ、39回時短を引いたとしても、引き戻し確率は非常に低いです。
 ということで、悲惨な結果が出るのではないかと恐怖しながら、出玉期待値を計算していました。なお「時短次回まで」となっている部分については、確変が終了しても適用されるとは到底思えないので、「時短100回まで」に置き換えて計算してみました。まあ、選択率は出玉ありなし合わせて1%なので、影響はほとんどないと思います。

 その結果は・・・。
 626.2個。ボーダーは19.9回でした。

 思ったよりは大したこと無いなというのが正直な感想です。
 とはいえ、通常のボーダーより低いことは間違いないので、無理に打つ必要はないということです。

 ということで、計算結果ではハイエナがおいしいということになりました。2回以上の台を、残り1回まで打てばいいということです。
 しかし、これはあくまで「小当たりをカウントしない」という店があるから成り立つわけで、小当たりまでカウントしてしまうカウンターの場合は、立ち回りが難しくなってしまいます。
 また、ボーダーラインはあくまで等価交換の場合ですから、低換金率店で現金投資する場合は、もっと厳しいことになります。残り6回の台をハイエナできても、出玉なしが続けば現金投資がかさむので注意が必要です。

 最後に、おそらくプレミアというものが確認できました。アニメを見ていれば分かりますが、リオのお母さんのリサです。声は井上喜久子ですが、井上麻里奈のお母さんではありません(笑)


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