（競輪）ありえないこと

　この日は高松の全日本選抜競輪の決勝戦。

　本来は祝日の１１日に決勝戦が行われる予定でしたが、初日（８日）が大雪の影響で中止となり、スライドして１２日が決勝戦でした。平日でしたが、高松競輪場は何度も行ったことがあるし、せっかくの久々のＧⅠということもあり、購入しました。レースは生で見られなかったので、公式ストリーム映像で確認しました。

　人気しているのは、昨年もこのレースを勝った平原と、その後ろを回る神山のライン。しかし、主導権を取りそうな近畿ラインがあまりに人気がありません。競輪グランプリも、主導権ラインから買って当たったこともあり、こちらから入ることに。逃げる脇本はとても粘れそうにないので、その後ろを回る松岡、村上を１，２着表裏で買いました。３着は予想できなかったので総流し。斎藤はなぜか人気がなかったので少なめの５００円にし、あとは１０００円ずつ流しました。合計１万３千円です。私としては、いつもよりちょっと多めです。

　レースは、予想通り脇本が主導権を取るも、インで粘った新田にあっさり番手を奪われました。３番手になった松岡は自力で捲りに行くもあっけなく失速。この時点で、私の車券は終わった・・・と、完全に思っていました。

　人気の平原のラインが勢いよく捲ってきて、番手を奪った新田がこれに合わせて発進したのですが、この時新田と接触した平原が落車。神山や浅井もこれに巻き込まれました。新田は先頭に立つも、松岡の後ろにいた村上の勢いが良く、一気に伸びて１着。新田は２着に入線し、この後ろは見ていませんでした。

　結果を確認すると、２着のところに新田の名前はなく、やっぱり失格になったのでした。これだけ確認して終わろうとしたのですが・・・。

　よく見ると、２着は４番になっています。４番は、１着の村上と一緒に私の軸にした松岡です。
　何かの間違いじゃないかと思ったのですが、改めてレース映像を見ると、下がったせいで落車トラブルに巻き込まれず、インを突いて追い上げ３着入線し、新田の失格で２着に上がったのでした。しかも、３着は近畿ライン絡みでは全く人気のなかった斎藤です。

　これでも信じられず、投票照会をして初めて当たりを確信できたのでした。



　それにしても、まさかこんなことが起こるとはという気持ちです。
　捲り不発なんて展開になったら、そこから巻き返して２着なんてことになるケースは、普通あり得ません。落車に絡んだ新田が失格になる可能性があることは理解していましたが、それでも不発で失速した選手が上がってくるなんて、完全に想定の外の話です。
　ついでに、失格や降着によりハズレが当たりに変わるのも、競馬でも経験した記憶がありません。しかも、回収率２０００％越えの超大当たりです。嬉しい気持ちよりも、戸惑いの気持ちの方が遥かに大きいです。昨年の競輪グランプリの時の興奮、喜びとは比べようもありません。以前も書きましたが、選手はわざとやったのではないにしろ、なるべくこういうトラブルは少なくなるようにお願いしたいものです。

　とはいえ、これで２０１４年の競輪の成績がプラスになることが、２月にして早々と確定したのでした（笑）。