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アキバ系ギャンブラーの賭け

ギャンブルで儲けてアニメに貢ぐという崇高(?)な目的のため、ありとあらゆるギャンブルに手を出すギャンブラーの日記

(アキバ系)絶対衝激の感想

2009-08-29 19:30:45 | アキバ系
 パチスロが稼働中のアニメ「絶対衝激」。最初からマルチメディア展開することを前提に作られた作品で、パチスロ化についても、この作品が世に出る時には既に決まっていたようです。
 まだパチスロは打ったことがないのですが、先日CSでOVA版が放送されたので見てみました。

 これより先は、「絶対衝激」のファンの方は読まないでください。間違いなく、気分が悪くなります。また、ネタバレがある場合もありますのでご注意ください。

 まず、アクションシーンについて。
 この作品は女の子たちのバトルが最大の見所です。主人公の女子高生、伊勢島綾が、いろいろな職業の女性と戦います。なぜか、主人公も含め、基本的に全員制服で戦います。
 このバトルシーンの動きが、とにかく「雑」です。オープニングで綾を中心とする3人が土手(?)の上の走っているシーンが、何だか滑っているみたいに見える点で不安を持っていましたが、アクションアニメなのにアクションが酷いというのはどういうことでしょう。
 加えて、女の子たちは攻撃を受けると服が破けます。これは一種のお約束なので、現実離れしていても構いません。しかし、現実離れしていても視聴者を納得させなければいけないと思います。そういう意味で、この作品は不合格です。うまく言えないですが、服の中にスイッチが付いていて、そのスイッチを押すと服が破けるような感じに破けるのです。嘘でも、「バトルの結果攻撃がヒットしてその拍子に(或いは衝撃で)服が破けた」と錯覚させるような演出をして欲しかったと思います。
 同じようにバトル中服が破ける作品を見比べても、一騎当千やセキレイ、クイーンズブレイド等の方が、服の破け方にまだ納得できたように思います。
 また、制服で戦わなければならない理由も不明確です。こういうのは、こじつけでも何か理由が欲しいところです。どうしても、「萌えを押しつけた」と思ってしまいます。

 二つ目は、「おふざけ」が過ぎている点です。
 2話では教師と戦うのですが、その教師の戦い方があまりに痛々しいです。私としては、この点の衝撃が一番大きくて、この時点でこの作品への評価が劇的に下がりました。

 三つ目は声優です。
 バトルモノである以上、女の子であろうと腹の底から声を張り上げる必要があります。声優は、テレビドラマの役者と比較すると、まだそういう演技が得意だとは思いますが、それでも優劣の差があります。その点で、今回の作品のうち何人かは、正直合格点とは言えない演技の人がいました。
 或いは、声のかわいらしさを優先したとしても、それならその声を張り上げるような演技をさせない演出が必要だと思います。

 そして最後はストーリー。
 いろんな意味で予想外の結末でした。あれは、バッドエンドなんでしょうか?別バージョンのエンディングでもあるのでしょうか?とにかく、あまりに綾がかわいそうなエンディングでした。
 その綾にしても、他人を踏みにじって勝ち上がる覚悟が出来ていなかったのでしょうか。
 どちらにしても、スッキリした気分には決してならないエンディングでした。あのようなストーリーにしたければ、むしろPCの凌辱系アダルトゲームにした方がしっくりとくるのではないかとすら思います。
 エロに加えて残酷な描写もかなりあるのですが、やっぱり存在意義が分からず、嫌な気分しか残りません。

 感想のまとめ。
 とにかく、無料(CSの視聴料はいりますが、他の作品を多く見ているので問題なし)で良かったです。あれに金を払わされた日にはたまったものではありません。

 ということで、パチスロを打つ気力が完全に萎えました。
 パチスロ雑誌を見ると、いろいろと色気を振りまく綾のカットが見られるのですが、OVA版の綾と比べるとあまりにギャップが大きく、その点についても嫌気がします。

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