「地位協定」の「本名」は、「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第6条に基づく施設及び区域並びに合衆国軍隊の地位に関する協定」。米軍が日本に基地をもつことにともなって発生した条約です。
内容は不平等、不合理な協定になっています。 「全土基地方式」「国内法の不適用、裁判権免除」「経済的恩典・特権」「裁判権・身柄引き渡し」「環境保護規定の不存在」。
本書によると、米軍による公務上・公務外別の事故発生件数は、1971年に2071件、72年に3888件あったようですが、2000年でも1734件です。米兵犯罪は減少していません。
被害者はこの不平等条約の下で苦しみながら、「被害者の会」を作って闘っています(96年4月結成)。
95年には「沖縄に関する特別行動委員会(SACO)」が立ち上げられ、協定の問題点の検討に入っています。改善努力はなされていますが、いまだ限界が多いというのが現状です。
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